はてなキーワード: 携帯とは
ウェブエンジニアとしてずっと働いてきた。職場は東京だったがいわゆるブラック企業。年収は400万弱で、ボーナス、その他福利厚生、残業代など全く出ないという感じだった。
もう今年で43歳になり、ずっとこのまま定年まで何とかしがみつくしかないのか、、朝の会社掃除の時間に床の雑巾掛けをしながら毎日そんなことを考えていた。
はてなを見れば、退職エントリーだの、この技術を使って改善しましただの、アメリカではこうやってるだの、何とも眩しく輝かしい記事ばかりが目につき、自分とはかけ離れた世界の出来事のように思えた、というか実際そうだろう。
会社は規模が小さな事業会社でECサイトを複数運営している。私はそれらの更新やメンテ、システム移行などを担当するだけではなく、小さな会社のくせに多角経営をしており、建築施工や電気工事の現場お手伝い、ゴキブリ退治、海外からの仕入れ、交渉、通関、検品、接客、梱包、社内ネットワーク、PC、社長の携帯設定、社長夫人の家のテレビの設定などなど、全くウェブの仕事ができない日々が2週間続いたりすることもざらだった。
こんな状態では、持っている技術はどんどん遅れをとるばかりで、転職などというものには全く縁がなく過ごしてきた。
そんなある日、会社社長からのモラハラに耐え切れず、転職する決意をした。履歴書を何社か送ってそのうち3社からの面接を受けることになった。
そのうち1社からはその日のうちにお祈りメールをもらい、それ以外は全く音沙汰がなかった。
あー、やっぱり自分に転職は無理でこのまま一生この会社にしがみついていくしかない、と思った。
内定通知メールだった。その会社は知る人ぞ知る上場企業で、「もしここに入れたら親をやっと安心させられるな」と思っていたが内心、面接で会社ビルに入れただけでも満足であり自分とは縁がないくらいに思っていた。
そんな会社から内定をもらえ心の底から嬉しさが込み上げてきた。そして何よりも無価値だと思えていた自分の人生が急に明るくなったように思えた。
辞める旨を伝えると、社長からは、かなり留まるように説得を受けた。ある時は夜の9時まで。当然残業代などは出ない。
今、新しい会社に勤め始め最初の1週間を終えようとしている。毎日とても充実しているし、上司に罵倒されたり、モラハラを受けることもなくなった。
だけど、私の心の中に、以前のようにぼろ雑巾のようにこき使われ、正当な評価を受けずにそれでもひたむきに毎日働いてきた日々がとげの様にささったままだ。
あの頃と今の自分、一体何が違うのかというと、何も違わない。私がこの会社で働けるようになったのも運によるところが大きかったように思う。たまたま欠員があっただけだと。
ただ、人の評価ほど当てにならないものはないなとつくづく思う。
私は以前の会社社長から毎日のように呼び出され、無限とも思える広がりを持つ私の業務内容に何か欠陥があった時、そこを徹底的に追及されたものだった。私には能力がない、この会社で働かせてもらっているだけでも感謝なのだと思っていた。そう思わないと自分を保てなかった。
だけどそれは違っていた。今の会社からは私の技術、そして語学力を高く評価してもらえたのであった。
つくづくこの世の中は不思議なことがあるなと思った。
会社携帯がiPhoneだ。自分の携帯はAndroidを利用している。
気になったのが、iPhoneとAndoridの操作が逆なのだ。
Androidのホーム画面で上から下にフリックするとWifiその他お知らせなど、設定画面が出る。
iPhoneのホーム画面を上から下にフリックすると、ログイン前(?)指紋認証に戻ってしまう。
Androidのホーム画面で下から上にフリックすると、Androidの場合は特に何も起きない。
iPhoneのホーム画面を下から上にフリックするとWifiその他お知らせなど、設定画面が出る。
Androidの場合、開いているブラウザやアプリを終了するのは「右フリック」「左フリック」どちらでもいける。
iPhoneの場合、開いているブラウザやアプリを終了するのは「上フリック」ブラウザの場合は「左フリック」のみ。
うーん。未だにiPhone慣れないのはこういうところかもしれない。
凍結されたわ
身に覚えがはない
しいていえば、誰か複数の人間からブロックされたとか、一部のツイートが駄目だったとかくらいしか思い浮かばないけれど、こうなってはもはやツイートの削除もできない
敢えていえば「殺す」という言葉は使っていたけれど、それは童貞を殺す服とか糸屋の娘は眼で殺すみたいなやつだわ…それでも駄目なら認識が甘かったです
ていうかこっちのツイート内容がまずいなら削除させて!!でないと完全に凍結されて見えなくなるまでこのままじゃん!内容が駄目ならそれはおかしいだろ
サポートに異議申し立てをした返信の文面からして永久凍結ってやつなのかもしれない
IPで紐づけされてて新しいアカウントを作ってもすぐ凍結されるらしいし、もう残る対処は携帯の買い替え&自宅の引っ越しくらいしかない感じ…?
Twitter好きだったのになあ
Twitterが廃れてるのだとしたらInstagramに負けてるとかそういう理由じゃなくて、こうやってカジュアルに凍結を繰り返してるせいなじゃないの
なんで、当該サービスが好きで、まだまだ利用したい人を排除するんだよ…
自分が呟けないのも辛いが、それ以上に鍵をかけてるフォロイーのツイートがもう見られないのが辛い
とてもしんどい
社会人は38年間ある。
60歳までに2000万円貯めるには、1年で52.6万円(切り上げ53万とする)
住居は都内で考えよう。
もちろん、都内で家賃6万円だとワンルームマンションしか借りられない。
電気ガス水道は節約しまくれば3つ合せて月1万円平均で頑張れる。オール電化はガスの基本料金が浮くのでアリだが、プロパンガス物件は絶対選ぶな。
食費は3万円あれば一人なら充分だろう。
交通費は5000円で頑張れ。歩け。
生活すると必ず雑費が発生する。
その他日用品、これも3000円あればいい。
貯金額を含めると既に15万2千円になる。
だがこのお金では、病院に行けず、洋服を新調できず、スキルアップのための本や講座も受けられず、趣味もできない。パソコンや携帯も買い替えられない。引っ越しもできない。
では追加していこう。
付き合い費用。1万円
洋服代、月3000円
趣味 月1万円
計19万円。
およそ340万円必要だ。
なお数字上は余裕がありそうに見えるが、いざこれで暮らしてみると結構カツカツ。
やってみて感じたのは、
2000万円必要、そのためには最低でも手取り25万は欲しい。
給料が増えないと無理だけど、給料が増えた時はインフレした時で
原因は後ろに立っている自分が持っている携帯が頭に当たったことで、40代の中年男性から攻撃された。
満員電車で腕は動かせない中、その男性は事あるごとに頭を後ろに下げた時に頭に当たったのが気に食わなかったらしい。
キレ方は瞬間湯沸かし器のようで、とにかく応対が面倒くさいものであった。
少なくとも自分はこのような面倒ごとに巻き込まれる事自体が面倒くさい。とりあえず謝ったことで湯沸かし器は停止した。その中年は自分との勝負に勝ったのでさぞかし愉快だろう。
瞬間湯沸かし器と聞くと、自分が小学生の時、キレやすい若者とかキレる10代とかそんなワイドショーをよく見かけた。当時自分が10代に満たないということは、約20年経っている。中年間際か、下手すると40代の中年。キレやすい若者はそのまま肉付きして武装して大きくなっただけなのかと思うと、少し悲しい。大体上司がこの年代なので、従う気持ちが失せてくる。
今の中年はよく、昔は我慢したとか、こんな武勇伝があるとか、語ってくる。語るのは勝手だが、僕からするとこのようなことは親切心の押し売りほかならない。買わされてる身になってほしいと思う。
しかしながら、こうやってすぐ気持ちを増田に殴り描きしている自分をみると、ガス湯沸かし器のようにゆっくりと温まっていると思った。さっきの中年とあまり変わらないじゃないか。強いて言えば、少し燃費の良い怒り方してると思いたい。
自己破産すると5年はクレジットカード作れないんだけど、ラ●フ社のデポジット型クレジットカードだと作れる。
からくりは単純で、事前に限度額(10万円とか)を払っておくのでカード会社側のリスクがないため。もちろんお金は解約時に返ってくる。
これの何が嬉しいかというと、ETCカードも作れるし公共料金や携帯代、ガソリンをカード払いできるようになるんだよね。レンタカーも借りることができる。Apple Payもかな。
デビット持ってたけどこれらはできないんよ。
肌に指紋がついたところで、物証として提供できないんですけど?
たしかに冤罪は非常に厄介な問題だし、それでスケープゴート的に捕まる人もいますよ?
だけどそれを隠れ蓑にして、捕まってない人たちが大勢いるんですよ。
速度違反で検挙されてない人くらいいますよ。警察だってまあ頑張ってはいるけれど取りこぼしがいるわけで。
あ、それと。
実際撲滅されないじゃん?
残るのは捕まってない痴漢と、抵抗すらできないか弱い女子たちなんだから
むしろ横行するよ、間違いない
それに仮に全員捕まったところで、その頃には新しい代替法が生まれてるよ
今まで万人が携帯できる痴漢対策グッズとか開発、売られたことってある?
それで喧嘩になったりはないんだけど、いつ携帯に電話してもLINEしても一切気づかない夫に割とイライラしてる。
勿論仕事してたり運転してたり何かしらの事情があって出られないなら全然仕方ないと思うんだけど、
買い物中に追加で買ってきて欲しいものお願いしようとしても家でダラダラしてるはずのときに電話しても一切気づかない。
理由なんだけど、外ではスマホを服のポケットじゃなくてカバンの割と奥の方のポケットにいつも入れてるっぽくて、
家では寝室に常にスマホ置いてて本人はリビングにいることが多いからとかそんな程度の理由。
「緊急時とか急ぎの連絡とかあったらどうするつもりなの?」って言ったら「緊急なんてそうそうないから大丈夫」みたいな反応された。
うちもそんな感じ
書類上はRCマンションなのに、夜はTVだかYoutubeだかの声がいつまでも聞こえ、朝は隣の携帯バイブアラームの振動音で目覚める
この物件の壁だって、叩くと木造のようにドンドン言うわけではなく「ボスッ…」と衝撃が吸収される感じがするから、これなら大丈夫だと思って契約したはずなんよ
……んだけど、オンラインに繋いだらテトリスできることが判明して最近はそればっかしてる。
スマブラのために買ったコントローラーも、テトリスに使ったら滑るから専ら携帯モード?横にジョイコンぶっさした形のやつで、ベッドで寝転んでカチャカチャやるようになった
充電がめんどくさい。
スタンドから充電器引っこ抜いてさして、またスタンドに戻してがめんどくさすぎてスタンド片付けた。いよいよテレビゲームではなくなってしまった。
たまにスマブラやりたくなるが、片付けたスタンド出すのがめんどくさくて結局テトリス。
めんどくさがりの性格なんとかしないといけない。
・スペック
・参加したパーティー
平日。オミカレ経由で申し込み。細かいところはうろ覚えなので適当。
参加者の質については主催の責任ではないと思うし、参加者の量(≠男女比)については平日なので、とりあえずそれ以外についてのみ。
・OTOCON、15時~
昔参加した覚えがあったものの駅遠のほうだったのか現地で迷う。
受付完了メールに道順案内が付いていたので安心したけれど、情報が古いのか、そもそもわたしの読みとり方が悪いのか参考にならず。
JR大阪中央改札口(2階から改札を出ました)を出て右へ進み中央南口(改札を出て左手が中央南口)より外に出る(屋外というか百貨店?への連絡通路)と、目の前に横断歩道(下りエスカレーターしかない)がございます。
その横断歩道を渡っていただくと、地下へ降りる階段があります。
(恐らくこの案内は1階の話なのか?と思いエスカレーターで地下まで降りた)
階段を下りていただくとソフトバンク(携帯ショップ)が見え(改装の関係か見当たらない)、その横に黒色で「大阪第一生命ビル」の表記があります。(ない)
こんな感じ。純粋に方向音痴であるという可能性は捨てきれない。エスカレーターを降りて気持ち右よりに真っ直ぐ進み(百貨店ぞい)、1~2分で右手に『第一生命ビル』行きの階段を発見しました。
会場自体は清潔。昔参加したのと違う会場なので思ってたのと違う(狭い)という感想はありつつもとくに不満はなく。
1:1トーク→第一印象カードにて中間発表→2週目→マッチング、というよくある流れ。
半個室。正方形のテーブルの角を挟んで座るので話しやすい(が、メモしにくい。バインダー貸出なので配慮はされてる)。
個人的にはなぜ移動する男の方が奥側の席なのだろう…という感想。
椅子の下の荷物カゴがへたれた麻素材だったので荷物がしまいにくい。
・シャンクレール、15時~、19時~
直前に会場変更という名の元から予定していた合同開催、という以前の記憶通り。
合同開催前提で申し込んでいるので、25~35歳に参加してるつもりが40歳前後の男性、でもまあ気にしない。無駄な5分だけど。
15時~は5分差同会場の募集だったので、キリの良いほうに応募して変更なし。19時~は価格帯がバラついていたので~30歳だかの安いほうへの応募→「応募したやつは20代前半の男ばっかやから30代男の多いほうに変更せんか」の連絡(~30歳に応募した女が30代男求めてると思ってんのか?という気持ちはあるけれど自分の年齢が年齢だしスルー)で第二ビルへ変更(想定内)。
しかし移動してみたら酷かった。
~30歳のドリンク無しフリータイム無し個室パーティーに応募して、30代男に釣られて変更して、なぜ22~33歳(参加した男女からの印象)のnot個室フリータイム有り軽食有りアルコール有りなのか。
※年齢層の合うパーティーのほうをお勧めします、のみで、パーティーの主旨が違うことについて何の説明もなし。受付時も「本日はありがとうございます、○円になります」のみで変更についてのコメントなし
第三ビル(個室会場)はまあ当たり。第二ビル(オープン会場)はハズレ。
そんな印象。
ちなみに、第三ビル22階(だっけ)にはシャンクレールのスペースはひとつしか有りません。名前を変えて同フロア別会場感出してるけど物理的にひとつしかねえよ。
第三ビルは女性はいいけど、男性は移動面倒くさそうな印象あります。(全部で30?ぐらいスペース有るのに飛び飛びで参加者10人=移動距離が長い)
満員になったらパーテーション有りの半個室ではなく、窓際のカウンター?になる?みたい(男性がちらっと言ってたけどわたしは未経験)
第二ビルは、まあ、参加の流れがクソofクソだったのでアレですけど、エレベーター降りてもそれらしい案内や看板無し。ぱっと見ただのオフィスビル。フロアマップを隅から隅まで見てやっと見つけたレベル。
・コシネクト、19時~
わざわざ「マッチング有り」とか書いてるから特別なことをするのかと思いきや、マッチング=最後のカップル発表でしかなかった。
個室ダイニングしずか(1F)が会場だったのだけれど、ふつうの飲食店としても詰め込みすぎのスペース(半個室風のテーブル2箇所の他は、片側壁とは言えテーブルの間がかろうじて横になったら通れるレベル)で声が聞き取りにくい。狭いテーブルで対面なのでメモしづらい(バインダー等なし)。
トーク終了の合図、あったの?あれ。司会が表に出てくると誰ともなく会話が終わり、その静寂を持ってしてトーク終了、のような進行。なんだったんだアレは。マイク持ってる意味有ったの?
ウーロン茶サービスですが、セルフな上に会場が狭すぎるのでほとんどの参加者が手を着けていませんでした。
行くなら半個室風を狙って早めに行くべき。半個室風取れなかったらハズレでしかない。
参加者については語らないと言いつつも言いたい。20~29歳なのに大卒新卒ばっか。恋活かよ。婚活じゃねーのかよ。22の男に「30ぐらいには結婚しときたいッスねー」とか言われても笑いしかでねーわ。
・エクシオ、15時~
前日夜に着電、検索かけたらエクシオ。リコールするも出ず、翌日(当日)にもなんの連絡もなく。受付でその旨伝えると「管轄外なんでわかんねっすわ」。しかし「オミカレ経由なら電話番号教えて」と言われる。おまえ掛けてきてたろ。
説明時にしつこく「女はとくに気に入った男じゃなくても媚び売れよ(要約)」と言っていて(わざわざ女性の参加者は~と言っていたし書いていた)、そこで微妙な気持ち。
パーティー自体はつつがなく。平日15時だから男4:女3でも、まあ、いい。(ノーマッチングで他の女性とエレベ内で少し愚痴った)
思い違いかと思いつつも、受付ではっきりオミカレ経由って言われてるんですよ。
参加して2日後・3日後に「このパーティーどう?」のエクシオからのメール。
3日目受信後に迷惑メール申告で拒否したら4日目は空いて5日目に別アドレスから同様のメール(こっちも拒否した)
腹が立つのが、わたしの名前を書いているのだけど間違ってる。メール内に解除方法が記載されていない(オススメパーティーに参加するならコチラ!だとか、アプリあります☆だとかは有る)の二点。
名前の間違いについては慣れてる(智子でサトコ、のようなマイナー読みの名前だけど、「ミョウジトモコ様へご招待」みたいな件名で来る)けれど、わざわざカタカナ表記する意味あんのか?そもそも件名に入れる必要あんの????という苛立ちしかない。
オミカレから参加のために個人情報が渡されて、それを流用しやがってるんだろうけどもう参加しない。メール来ても片っ端から迷惑メール申告する。
\まとめ/
OTOCON→ふつう。面子によっては面倒だったり有り難かったりするから2週目についてはプラス気味の印象。中間印象からの2週目なので連絡先も交換しやすい。
シャンクレール→合同開催前提でとりあえず出会いの数をこなすと考えるとまあ有り。
エクシオ→もう行かねえ。
ここひと月ほど希死念慮がひどい
原因はわかっているが表面的なもので自分の感情を掘り下げることができないでいる
昨晩なかなか寝付けずやっと寝付いたと思ったら2時間ほどで目が覚めた
職場に向かう支度をするにはまだはやい時間で携帯を充電しながら首吊りの方法として有名なハングマンズノットの結び方を調べた
手元の充電ケーブルで試してみたら意外と簡単だったので手近な紐状のものをつかって首を吊ってみることにした
ゆっくりと体重をかけながら首を吊っていったが使用した紐が悪かったのかドアノブへのくくりかたが悪かったのか意識はなかなか落ちなかった
しばらく待っていたが気がそがれてなにごともなかったかのように出社している
9年ほど前、地方都市の小さな町工場を経営していた父が亡くなり、家族と古株社員に説得され、地元に戻って27歳で後を継いだ。元々継ぐ気はなく、大学以降ずっと都内で過ごしていたので、地元に馴染めず苦労した。仲が良かった友達もほとんど地元を離れていたし、社員や親戚とは話が合わず、友達を作ろうとスポーツサークルに入ってみたら元ヤン達が幅を利かせていてすぐ辞めた。
おれは孤独だった。
そこに青年会議所の誘いが来た。何をやっている団体なのか全く知らなかったが、地元の祭りや花火大会を盛り上げたり、まちづくりのボランティア活動やビジネスセミナーなどを通じて経営者として勉強して、地元の中小企業の経営者同士のネットワークを構築するのだという。活動内容にはピンと来なかったが「経営者には経営者同士しか分からない悩みと孤独がある。それを共有できる仲間ができる」という言葉が突き刺さった。入会金1万円と、1年分12万円の年会費を振り込み入会した。
1年目。子供達のサッカー大会の運営に携わった。市民と一緒にゴミ拾いをした。花火大会のポスターやチラシを検討する部会に入り、自分の意見が採用されると誇らしい気分になった。居酒屋やバーに行く仲間ができ、バーベキューをしたり、地元でようやくリア充的な日々が送れて嬉しかった。
2年目。市長や国会議員や100人以上のOBが集まる新春懇談会を運営するスタッフになった。
3年目。4年目。だんだん色んな役職を任された。後輩ができ、教える立場になった。
5年目。国内で国際会議が開催されることとなり、その運営に携わる委員になった。大変だったが、充実の日々だと自分に言い聞かせた。
6年目。ブロックの役員をやった。ブロック内の新入会員に、青年会議所のビジョン・ミッション・バリューを叩き込む役割だった。トップであるブロック会長の教えは厳しく、ブロック内の理事長達が集まる会議に提出した議案は「背景・目的と手法が乖離している」と叩かれてボロクソに言われたが、意地を張って徹夜で修正し、通した。理事長達に「成長したな」と言われて涙を流した。
7年目。地方の青年会議所を束ねる上位組織、日本青年会議所のスタッフになった。トップに立つ会頭の言葉は絶対で、役員と一緒のエレベーターに乗ることは許されず、奴隷のような扱いをされながらホテルに缶詰になって上からの指示を徹夜でこなした。
8年目を迎える直前の年末、母が倒れた。会社はいつのまにか赤字に転落していた。売り上げが落ち、接待交際費と交通宿泊費が激増していた。来年の理事長に相談した。その人を支える女房役となる専務理事を引き受けていたからだ。役目を引き受けるのは無理だ、JCは休んで仕事に専念しないと会社が危ないと話した。次年度理事長は言った。逆境が人を強くする、それはその人に与えられた試練だ、人は乗り越えられない試練を与えられることはない、だから仕事もJCも死に物狂いで頑張れ。そう言われた。
こいつは何を言ってるんだ。
バカなのか?
おれが今までどれほどJCのために頑張ってきたと思っている。
少しくらい休むことも許されないのか? こんな状況なのに?
そしてすうっと冷静になり目が覚めた。
それでおれは、退会届けを出した。引き止めは強烈だった。携帯が鳴り続け、会社に何度も色んな人が来た。時に優しく諭され、時に怒鳴られ、時に泣かれた。父の友達だったというOBまでやってきた。地元の集まりに顔を出しにくくなるぞと脅されもした。どんどん青年会議所が怖くなり、嫌いになり、おれは意思を貫き退会した。
青年会議所には、入会前のおれのような人間が陥りやすい罠が待っている。孤独を埋めてくれる仲間と、彼らと一緒にわざわざ作られた苦労を乗り越える経験から得られる高揚感だ。ほどほどで満足できるうちはまだ良いが、のめり込むとだんだん、周りが見えなくなる。入会前に母が「JCはやめておきなさい」と言ったのを聞いておけば良かった。
統一教会よりマシか?