2024-08-23

惨めだった頃

大学生の頃はとても惨めだった。

から仕送りとして家賃光熱費以外には毎月5万円しか貰えなかった。


5万円を30日で割ったら、約1600円。

一回学校帰りにラーメン屋に寄っただけで無くなってしま金額

皆と同じ様に飲みにも行けず、美容院にも行けず、服もロクに買えないと、何度も金額アップを交渉したが「贅沢が!」と言われた。


同級生は、毎日のようにオシャレな服に包まれ美容院に通い、 親から「遅くなったらタクシー帰宅しなさい」とすら言われていた様な人間ばかり。

彼女ら彼らにとって、地方出身お金もない私は「ゲテモノ」だったのでだろう。

しかも一部の女子学生は「色々な会社のおじさんに会って奢って貰っている」と豪語していたので、

男性とは「お金がある存在」との認識だったのだろう。そうでは無い自分はさぞやゴミみたいな存在だったに違いない。


もっとも、後日に彼女マッチングアプリの 「Tinder」で見つけたときには、さすがに乾いた笑いが出た。

今では「徴用裁判」で話題の某鉄鋼メーカにお勤めの彼女は、さぞや周囲の同僚や上司たかっているのだろう……

惨めな人生だ。

でも当時の貧乏清貧だった自分は、もっと惨めだった。

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