はてなキーワード: 夫婦別姓とは
改姓の圧力って何?
別姓で結婚した女性に対して、「改姓しろ・改姓しろ」と言って圧力をかけてくるおかしな人が将来必ず出てくるから、夫婦別姓制度は認めませんってこと?
そんなおかしな人は夫婦別姓制度が無かったとしてもなんらかの圧力をかけてくることが想定されるから、夫婦別姓制度を認めない理由にはならないぞ。
表向きは男女普通選挙が行われ、雇用機会均等法が成立しても、日本には女性議員はほとんどいないし、一般職は女性向けという暗黙の了解が存在していて、看護師、保育士、介護士、幼稚園教諭、小学校教諭での男女差の偏りからすると、そりゃ夫婦別姓が法的に認められたところで女性に対して改姓の圧力がかかるのは当然予見される分けで、実際にそういう圧力が存在するならそりゃ文句は言うでしょ
7年経ったし諸々所見を書いておきます。
昔から珍しい名字が好きでした。SMAPではもちろん草彅くんが一番(名字が)好きだし、プレステ発表時には「すげえ!この人、名字が久夛良木(クタラギ)だってよ!」と興奮したものです。
そんな僕も結婚することになり、妻の姓を選ぶか、妻に自分の姓を選ばせるか、決めることになりました。
名字マニアとしては甲乙つけがたいです。自分の名字にも愛着はありましたが、ここでは個人的に大きなメリットとなる点から、妻の名字を選ぶことにしました。
多分多くの人は「は?」ってなるんでしょうけど、僕は手続きが好きなんですよ。名字変えたら免許証とか、銀行口座とか、光熱費の支払いとか、全部名義を変えないといけませんよね? そう、あれ。窓口に行ったり、用紙を郵便で取り寄せたり色々方法はあるんですけど、そういう事務作業がめんどくさいどころか三度の飯くらい好きなんですよね。
妻の姓は漢字が難しいのでシステムで受け付けられなかったりします。その度に「この漢字であってます? ここだけ手書きになりますけどよろしいですか?」みたいなやりとりが発生して(しょうがねえなあ)って感じでOKするんですよ。わかりませんか? わかりませんよね。
幸い職場は色々自由なところだったので、平日朝から警察署→区役所→様々な銀行の順に回って思う存分手続きができました。あの「〇〇変更届」とか書きまくるやつです。このときはまだ新しい名字のハンコがありませんでしたので、ハンコを作った時には再びこのループを(警察署以外)繰り返して手続きができました。いやーほんと満足です。
ちなみに夫が姓を変えるというのは全体の3%くらいらしいですね。多くはないけどそれほど珍しいものではありません。男性が姓を変えるからといって手続きが煩雑になったり時間がかかったりすることは特にありませんでした(少し残念)。
多分なった……かな? よく勘違いしてる人がいるんですが、名字を変えても養子縁組をしなければ妻の「家族」に入ったことにはなりません。そのままだと遺産相続の権利もないので要注意です。でも妻は長女なので家を継ぐことになるでしょう。その際に名字が変わっていないのは色々と良さそうです。
会社での通常のやりとりはナバタメ(旧姓)のままなんですが、税務関係などの書類ではツルオカ(新姓)を使わないといけません。その度に「ナバタメは旧姓なんです(ドヤァ)」って言って係りの人が怪訝な顔をするのが楽しいですね。
まずは両親を説得しないといけません。僕の場合父は10年も前に亡くなっていたので、母と親戚連中がなんやかんや言ってくることが想像できました。
意外だったのは父方(ナバタメ)の親戚は友好的だったことです。
これだけ。まあナバタメ家は叔父があとを継ぐことになったからかな? 今思ったけど僕の父は長男だったのになぜ家を継がなかったんだろうな? ちょっと釈然としませんでしたがまあよし!(このナバタメ家とは今も関係が良好です)
で、さらに意外だったのは母と母方の親戚(全員女性)が大反対だったことです。
「ナバタメの名字をツルオカに変えると向こうの家の人間になったみたいで嫌だ」
上にも書きましたがそんなことはありません。たとえ養子縁組したとしても(普通は)ナバタメ家とツルオカ家両方に属することになるだけで、ナバタメとの縁が切れることはありません。
と、理屈を言っても通じないんですよね。そもそも、いやあなた達全員嫁いで名字変わってるじゃん。自分たちは結婚した時に先祖伝来の名字を捨てたくせに、僕が同じことすると怒るわけ? というか、「ナバタメ」なのは母だけだよね? 母の親戚達がなんで口出してくるんだ。わけがわからないよ。
あとはもう、強行突破しました。この辺から(他に様々な事情もあり)母方の親戚とは疎遠になってしまいましたがこれもまあよし!
書いて思ったけど特殊すぎてあんまり他人の参考になりそうにないなあ。こんな感じなんで夫婦別姓制度についての論議とかあんまり興味持てないんですよね。別にどっちでもいいじゃん、みたいな。
フェミニズムに賛成するとかしないとかってさ、本来政治なんかと同じで意見や主張単位で賛同したりすべきだよね。
私はフェミニズムの男女同権や雇用機会の均等化、差別解消や夫婦別姓(選択制)なんかは兼ね賛成。
だけど、表現に対する過剰な規制や、性の消費などに対する姿勢にはまったく賛成できない。
政治も、経済政策は反対だけど外交政策は支持するなんて人もいるわけで、自民党だから全部賛成なんていうのはおかしい。
ただ、現実には自民だからすべて正しい!民主だからすべて正しい!なんて人もたくさん。
フェミニズム界隈もそういう人がいて、そういう人らがヘイトを貯めてるからフェミニスト全体の主張がうまく通らない。
だから、フェミニストはここの部分は正しいと思うけど、同じフェミニストでもこういう部分は賛成できないって主張する人が増えないと、
自民信奉者、民主信奉者のように見なされて議論をする対象として世間が受け取られないままな気がする。
変な宗教の信者が会うたびにスピリチュアルなことをいうけど、それについて反論するとなにされるか分からないから愛想笑いでやりすごすかのように、
表面的には丁寧に接するけどどこか腫れもの扱い。主張はしぶしぶ飲むけど、反論するとうるさいから黙っておこう。
元記事はこれです https://note.com/yoshiaono/n/n4cd37820faf0
・そもそもマイナンバーカードの目的がよくわからない。身分証明のためなら運転免許証や健康保険証でよくね?そもそも何が問題なの?
身分証明だけなら運転免許証で良いが(健康保険証は顔写真が無い)、誰でも取得出来る顔写真付き身分証明書は必要(追記)
マイナンバーカードのICチップによる身分証明と正しいマイナンバーの検証が同時に確認できるのが肝
・カードに書かれたマイナンバーが漏れるとまずいらしい。漏れるとまずいのに印刷するの?みんなで便利に使うための番号じゃないの?
ここは政府の雑な説明がほぼ悪いのだが、青野社長レベルで「漏れるとまずいらしい」という認識なのか…
「みんなで便利に使うための番号じゃないの?」その議論もあったがマイナンバー法で目的外利用が厳しく制限された。アメリカでのSocial Security Numberの濫用を危険視したのだろう。
それ運転免許証落としても同じですよね?
・だから、付属のビニールのカードケースを使って個人情報を目隠しする。仕様としておかしすぎない?誰かツッコんでくれなかったの?
これはご指摘の通りで「マイナンバーの流出」に対して行政側も過敏に反応しているしバランスが取れてない、何とかしてくれデジタル庁!
・費用がかかり過ぎ。もう一兆円くらい使ってない?
費用がかかってるとは思うが一兆円は盛り過ぎてない? https://jp.ub-speeda.com/ex/analysis/archive/38/ では立ち上げで2700億円
住基ネット一兆円も盛り過ぎてない? また住基ネットの失敗って何?全国の市区町村で分かれていた個人情報フォーマットをまとめたのが失敗なの?それをサイボウズの社長が言います?
大量投入も盛ってない?日本のIT化の未来は暗いって言いたいだけでは?
・マイナンバーシステムの管理項目が、住民記録システム(住民票)や戸籍システムとかぶっている。いい機会だから統合して効率化しようって話にならなかったの?それとも無駄が好きなの?
選択的夫婦別姓で国を訴えている青野社長が住民票は総務省、戸籍は法務省管轄であるのを知らないはずが無い。それぞれ目的が違うものを統合して効率化する大変さを知らない訳ではないですよね。
・4種類のパスワードを組み合わせて利用。それ、忘れる人が続出するよ。というか覚えられる人が珍しいと思う。
「利用者証明用パスワード」「券面事項入力補助用パスワード」「個人番号カード用パスワード」は4桁数字で3つ同じも可能、「署名用パスワード」は数字とアルファベットの組み合わせで6文字から16文字までと実質2種類に出来るし窓口でもそう勧めている。
・生体認証を使えない。やっぱり4種類のパスワードを覚えるしかないのかー。仕方ないからメモに書いてマイナンバーカードと一緒に持ち運ぶか...あれ?
一生変更不可能な生体情報を結びつけることには検討が必要(銀行は生体認証の有無を選べるし、乗り換えることも出来る)。また先ほども書いたがパスワードは実質2種類でしかも複雑な署名用パスワードを覚えておかなければいけないシチュが分からない。電子署名にしか使わないからだ。つまり覚えるのは4桁の暗証番号1つで良い。(これはこれで問題がとも言われるが、カード実物と組み合わせなので仕方ない点も)
・利便性が低い。マイナンバーカードを使って給付金を申し込むと、もらえるのが遅くなるという逆利便性。ここまでくると、日本の生産性を下げるのが目的としか思えない。
これは自治体による。マイナンバーカードを使った申請で紙ベースより早く給付される自治体もあった。https://twitter.com/kumagai_chiba/status/1262640109762908168 給付金自体が想定外のオペレーションだったのは大きい。
・普及してない。そりゃそうなるよね。一回、落ち着いて反省した方がいいと思うよ。
・にもかかわらず、自民党はさらに大量の税金をぶっこんで普及に躍起になっている。これ、やめられなくなった負け戦に似てない?後で責任取るつもりないよね。
私はマイナンバーカードは必要だと思っている派だが、マイナポイント事業は正直分からない。一回落ち着いた方が良いのは同意するが日本で止められなくなった負け戦は沢山あるので不安…
・マイナンバーカードを持っている人は、引っ越しして転出・転入手続きをするときに暗証番号が必要になる。つまり、持っていない方が無難ということですね。
「遅滞なく返納」とはなっていますがそもそも国外に転出した時点でマイナンバーカードは失効します。
デジタルな世界とアナログな人間社会を紐つける物理媒体なので物理的な制限があるのは仕方ないのでは、嫌なのは同意する。例えば電子ペーパーにした場合、破損して真っ白になったらなど考えることは多い。
(追記)それでは困るというので捻り出されたのが利用者証明用電子証明書を利用したマイキーID
・マイナンバーカードに運転免許や健康保険証を集約しようとしている。返納や再発行が必要で目的外利用禁止のカードに集約するだと?生活できなくなるぞ!
運転免許証や健康保険証だって返納や再発行が必要なのは同じ。今の法律では出来ないので法改正が必要。
マイナンバーカードの有効期限は印字されています。手書きなのは電子証明書の有効期限。マイナンバーカードと電子証明書の有効期限はまず期間が違うし、同時に発行されるとも限らない。身分証明時に確認するのは印字された有効期限。
・自治体に業務の負荷をかけ過ぎ。発行・再発行だけでも大きな負荷。でもって、月数百万枚しか発行できないそうよ。自治体職員を殺す気?
総じて青野社長のマイナンバーカードへの不満には納得できるものもあるが、日本を代表するIT企業の社長としては理解が雑すぎる。
選択的夫婦別姓の裁判を戦っている割には関連法律の理解もイマイチだ。(弁護士の仕事だろと言われるかもしれないが、青野社長には選択的夫婦別姓についての発信者でもあるので正しく知って欲しいと思っている)
またマイナンバーカードと言う物理媒体への不満が主で、ICチップを利用した電子署名に全く触れていないのも不思議だ。
企業のペーパレス、DXを進めるサイボウズとしては電子署名は絶対必要になるものだ。
それに必要な認証局と電子証明書とICチップ搭載の一式を税金で作ったマイナンバーカードは民業圧迫では無いのか?と思わなくも無いが一番お手頃に導入出来るのは確かだ。
その点がサイボウズと競合分野であるので触れないのかなと思った。
電子署名の話でマイナンバーカードは目的外利用禁止だろ!と突っ込まれるかもしれないと思ったので書いておく。
大変紛らわしいことに利用目的が厳しく制限されているのはマイナンバーである。身分証明時に免許証をコピーされることがあると思うが、マイナンバーカードで断られるのは
マイナンバーカードにマイナンバーが記載されているからであってそれをコピーした時点で目的外利用になってしまうからだ。(あの変なスリーブが出来た理由の一つ)
つまりマイナンバーカードでマイナンバーが関わらない部分、つまりICチップの電子証明書を利用することは自由に出来る。
今回のマイナンバーカードを利用した給付金のオンライン申請でも、マイナンバーの認められた利用目的に給付金申請なんて入って無いのでマイナンバー自体は一切使われていないし使えない。
自治体に届く情報は申請者が記入した世帯の氏名や振込先口座情報をマイナンバーカードの電子署名用証明書で署名したデータであり、マイナンバーは含まれていない。
オンライン申請で時間がかかる場合があったのは申請者が記入した振込先口座情報などが間違えていることが多々ありその確認作業に手間取ったからだ。
今回の想定外の事務処理で突合処理を楽にするため一部の自治体では奇策を取った。
マイナンバーカードには電子署名用と利用者証明用、2種類の電子証明書が含まれておりそれぞれ固有のシリアル番号を持つ。
利用者証明用のシリアル番号はコンビニコピー機での住民票発行で使われており自治体にも身近な存在(という自治体がありますというレベルですが)だ
そこで電子署名用と利用者証明用のシリアル番号の対応表を取り寄せ、給付金の申請情報に含まれる電子署名用証明書シリアル番号→利用者証明用のシリアル番号→住民票というルートで突合したのだ。
あれ?そのシリアル番号で個人を判別出来ちゃってない?と思う方が居るだろうが電子証明書のシリアル番号はマイナンバーでは無いのでこんな利用をしても良いのだ。
(電子証明書の有効期限は5年で再発行時シリアル番号も切り替わるがマイナンバーは原則一生変わらないという違いはあります)
追記2
コメントやブコメを思っていた以上に頂いた、ありがとうございます。
「結構同意してるじゃん」との指摘にそうだなと思ったのでタイトルを「サイボウズ青野社長のマイナンバーカードdisに反論する」から
「サイボウズ青野社長のマイナンバーカードdis批判に一部反論指摘する」に修正した。
マイナンバーカードはICチップに搭載された電子証明書により利用者証明と電子署名が出来る、で良いだろうか。
偽造に対抗する券面事項をICチップから読み出す機能は運転免許証にもあるからなぁ。
「それ運転免許証落としても同じですよね?」
これはそういう意味だったのか、完全に私が読み違えていた。ご指摘ありがとう。
同レベルのセキュリティなら枚数が増えた分だけ落とすリスクが増えるのはその通り、で政府は運転免許証のマイナンバーカードとの一体化を検討しているのでこれが進めば枚数は減る。
「名前や住所や顔写真など個人情報がプリントされている」のを防ぐには電子ペーパー等のデバイスと生体認証等の組み合わせが考えられるが
住所記入欄のところでも指摘したが、壊れたときに何も表示出来ないというデメリットが大きすぎる。
スマホにアプリとして入れる?それでは日本政府がコントロール出来なくなってしまう…
これは後出しだがマイナンバーカードの有効期限を5年にして電子証明書と期限を揃えるべきだった。
現在のマイナンバーカードの有効期限は10年だが、日本で一番使われているであろう運転免許証も有効期限が最長5年なので許されるだろう。
10年という期間は住民基本台帳カードに引っ張られたのではないか。
電子証明書の有効期限を10年に延ばすというのは電子証明書の危惧危殆化の観点から許されないだろう。
https://www.cao.go.jp/bangouseido/mailmagazine/backnumber/2020/20200221_01.html
また現在のマイナンバーカードでは申請時に電子証明書無しで後から追加が可能になっており、これが給付金申請のときにトラブルにもなったのだが、
これもまた住民基本台帳カードに悪い意味で引っ張られてしまったのではないか。(住民基本台帳カードサービス開始時は電子証明書を入れるサービスが無く、約半年遅れのスタートになっている)
https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/01/23/1851.html
制度設計的にここまでマイナンバーカードを急速に普及させる気が無かった感がある。
それが給付金申請や政府のデジタル化といったもので急速に注目が集まり負荷も高まってしまった。
想定時より状況が大きく変わった以上先に法整備しろというのは無理がある。
早急な法改正をすべきであるしそれについては他の項目でも指摘している。
ブコメであったが「青野社長に厳しすぎないか?」という意見だが
サイボウズ社長ならマイナンバーカードの電子署名などにも言及してくれると思ったのでそこは残念だったと感じたのでこの文章を書いた。
また「マイナンバーシステムの管理項目が、住民記録システム(住民票)や戸籍システムとかぶっている。いい機会だから統合して効率化しようって話にならなかったの?それとも無駄が好きなの?」
「青野氏らは戸籍法に着目。同法の規定では日本人が外国人と結婚した場合、同姓か別姓かを選べることになっているのに、日本人同士の結婚で選べないのは不平等だと訴えた。」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56062670W0A220C2CR8000/
戸籍法に焦点を合わせて戦っている方が「いい機会だから統合して効率化しよう」というのはいくらなんでも乱暴すぎるだろう。
追記3
最近のスマホ(NFC対応のiPhone8以降、Android機種等)では読み取り可能で、給付金のオンライン申請でも既に使用されています!
今までのPCとカードリーダーとの組み合わせから手間が大幅に削減されました。
お手持ちのマイナンバーカードがの真正性を検証してみたい方は「IDリーダー」というアプリで確認出来るので気になる方は試してみてはいかがでしょう。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.osstech.jeidreader
https://apps.apple.com/jp/app/id%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC/id1480652022
夫の方の姓を変えることも検討したけど、結局親族に説明したりするのも面倒だし、会社では旧姓使用だし、手続き上のものだと思って耐えようと思って姓を変えた。
最初の4年、子供ができる前は、新姓で呼んでくるのは役所と病院と銀行だけだったので、そんなに問題は無かった。
文字通り新姓は手続き上だけのラベルで、実生活では95%旧姓で通していた。アイデンティティとしても、あくまで私の名前は旧姓で、新姓は夫の名前であった。
病院でも保育園でも日常生活でも、新姓で呼ばれることが増えた。
また、子供に「ママの名前」を説明するときに、「君と私は名字が違うのだ」と説明するわけもいかなかった。(だって、実際法的には違わないし)
会社では旧姓で、地域社会・家族・公的な場での名前は新姓となり、登場頻度が五分五分くらいになった。私は、新姓家族の一員の当然に新姓な人として周囲に扱われる。
こうなってくるとどうなるかというと、「両方ともしっくりこない」と感じるようになった。
どちらも、なんだか本当の私の名前では無いような気がする。どちらも居心地が悪い。
あー、この夫婦同姓強制システムの一番キモは、こうして名を奪われることなんだろうな、と思う。
千と千尋で、支配されるものが名を奪われていたけど、そういう感じがするんだ。
そして私はもはやこれから、本当の名前を思い出すことも無く、なんだかアイデンティティがゆらっとした感じで生きていかないといけない。
なあにが「職場での旧姓使用が広まっているので実害は無い」だよなぁ、と思う。
そして、名前は、害があるとか無いとかではなく、記号では無くてアイデンティティの一部だ。
こうして10年も経てば少しずつ名を奪われて、最後は自己認識の中で、ちゃんとした名前すらないものにされてしまう。
改めて、結婚による数十年使っていた本名の剥奪を法が強制するシステムは、著しい権利侵害であり、絶対にこれを許してはいけない。
今の安保法制が憲法でできる限界、これ以上は憲法改正しないとできない、というのが安倍
集団的自衛権は国際法で認められた権利で、憲法で制限などされていない、というのが石破
1項2項はそのまま残し、3項以降に自衛隊に関する記述を追加する、というのが安倍
2項は削除した上で国防軍に関する記述をするべき、というのが石破
過去の戦争は侵略戦争だった、中国韓国には謝罪が必要、というのが石破
石破は靖国に参拝しないことを明言
移民政策に否定的、外国人材は出稼ぎの労働力として受け入れるのが安倍
移民政策に肯定的、永住を認め、日本人として受け入れるべき、というのが石破
複合姓がかっこいいので複合姓にしようという話になり、手続きを調べていたが、国際結婚で姓を変更するには同姓にする特段の理由が必要で、その理由書を家裁にサブミットしなくてはならない。そこでふと思ったんだが、夫婦同姓でなければいけない理由って、ほぼない。
子供がいて親子関係をわかりやすくしたいので、はまあわかる。しかし増田夫妻には子供はいないし予定もない。
仕事はそれぞれキャリアを積んでいるので、複合姓でもいいが別に変更前の姓でもいい。というかその方が楽だ。
基本的に日本の民法は婚姻してから子供をもうけることを前提にしているので、婚姻時に子供がいないのは普通だと思う。だとしたら、子供ができてから姓を揃えるんで良くないか?
結婚したら姓を揃えよというなら、子供ができてから婚姻するのが法律と実際の妥協点か?
しみじみ考えて思いついた理由が、名前が一緒だと信用のある方の配偶者の名前で金が借りやすいとかくらいしかなかった。そしたらそれぞれ信用があって子供のいない夫婦が姓を揃える理由ってマジでないと思う。
むしろ婚姻時は夫婦別姓が基本で、どうしても同姓にしたい理由がある(すでに子供がいる、片方に資力がなく相手の名義で借金したい)カップルが特別に申請するって方が筋な気がする。子供が生まれたら出生届と一緒に姓を揃えればよい。
*書き忘れたがそういうわけで、かっこいいから以外に姓の変更を家裁に申し立てる理由がなくて困った。氏の変更の許可はわりと厳しいらしく(犯罪とかに悪用する奴いそうだしな)、日本人同士だと問答無用で同姓になるのに運用が真逆で不思議だ。
某所で伏せ字なしで単なるお気持ちを呟いたら絡まれた上に意味を理解されなかった。結婚に伴う改姓で起こる社会と個人が負うコストを減らした方がいいと思いはするけど、話聞かないし選択的という言葉で殴りかかってくるし。便利に選択的という言葉使うけど、それだと公平に重荷があったのが一部に一方的に過分な重荷を与える形になる。改姓のコストが嫌というのなら、通称・旧姓使用、マイナンバーやパートナーシップ制度強化に伴う事実婚の制度補強とかそういう方面で攻めればいいのに、よりにもよって最悪戸籍制度の解体方面だし。短絡的に今生きてる自分中心で、将来の社会のことを考慮してない。あの人たちの言うところの選択的夫婦別姓になることで結婚しない私にも不利益が生まれるだろうし。というか例外的にキャリアに関わる研究者など国に申請し非常に厳密な審査のもとで許可される形にするとかすれば研究者も増えるだろうし、こっちとしても社会に変化がなくて受け入れやすい。他にもマイナンバーなどで公的書類の変更コストを抑えるだとか、旧姓利用が可能な口座を増やすとか。そういうのなら戸籍システムにあんまり影響なくなって、社会に起こる混乱の規模が減るだろうに。共同親権もだけど、理念はともかく活動する人達がまじで苦手なのが多すぎて怖い。
リベラルは選択肢として夫婦別姓を支持しているだろうに尊厳死の選択はどうして否定出来るのだろうか
人間は頭が悪いから正常に判断出来ないから、みたいなのもあるけどそれもリベラル的な判断ではない
元々リベラルは人間の可能性を(割と無邪気に)信じていたと思うのだけど、なぜか最近は保守化しているのか人間に否定的で可能性を信じずに行動を制限するのが好きになっているような、保守を通り越してまるで暗黒啓蒙にまで届きそうな勢い
現在でも胃ろうや人工呼吸器などの延命治療の拒否は可能で、QOLを重視した家族を否定するような感じがあって、ここ数日の尊厳死を頭から否定するような言説が気に入らないというのもあるけど、リベラルに違和感はないのだろうか?
ALS患者も高齢者も生きていたいなら生きていられる世の中であるべきだと思う。だから俺の選択の権利も尊重してくれ。
同性婚にも賛成してるが、お前に同性と結婚しろとは言ってない。
選択的夫婦別姓にも賛成してるが、お前に配偶者と別姓にしろとは言ってない。
#KuTooにも賛成してるが、お前にヒールを脱げとは言ってない。
浴場での入れ墨差別には反対するが、お前にタトゥーを入れろとは言ってない。
エロ描写への規制には反対するが、お前にエロ雑誌を読めとは言ってない。
民営ギャンブルの合法化は支持するが、お前に賭場に通えとは言ってない。
多様な選択肢が保障されていてしかるべきだと思ってるだけだ。だから別に、お前に死ねとは言ってない。
なのになんで安楽死に反対するんだ? そんなに他人が苦しんで死ぬのが見たいのか? そんなに他人がみじめに死んでいくのを楽しみにしているのか?
クソどもが。
私は安楽死を支持する。その早急な法制化を望む。それへの抵抗勢力は徹底的に粉砕されるべきだ。
そう考えるに至った経緯を、以下に書く。
何年か前、某所で尊厳死・安楽死に関する議論をしたことがある。私が安楽死について肯定的なことを書いたところ、反対派から反論されたのだ。私の書き方もあまり良くなかったので、議論を挑まれたこと自体は構わない。だがその議論で、私は安楽死に対する信念を強化することになった。
議論の中で、私は自分の家系について触れた。私の家系はがん患者が多く、しかも体中を蝕まれて苦しみながら死んでいった者が何人もいる。私もそうなることはほぼ確実で、だから私は苦痛に満ちた死よりも慈悲の一撃による安らかな死を望む、それを邪魔する安楽死反対派のことは支持できない、という趣旨のことを書いた。すると議論相手は、次のように書き込んだ。
「それでも、自殺することは禁じられていません」
唖然とした。私はさっきまで、体中がボロボロになってひどい苦痛に苛まれていた親族の話をしていたのだが。「自殺できるでしょ」って、苦しまない自殺を自力で遂行できるのは健康な人間だけだという程度の想像力も彼にはないのだろうか? そりゃ自分一人で自殺する分には法によるお咎めなどないことは私だって知っている。私はただ死にたいのではなく安らかに死にたいのだ。
さらに彼は、私の自由主義的な主張にも反駁を加えてきた。私は、同性婚や選択的夫婦別姓と同じく選択の権利を求めているだけなのに、同性婚や別姓の問題では同じ側にいたはずの人たちからなぜここまで否定されるのかが理解できない、と書いたのだが、彼は言った。同性婚や別姓を主張する運動は同性婚や別姓を選んだ人たちが幸福に生きるための運動をしてきたが、安楽死推進派は病に苦しむ人びとが幸せに生きられるための運動をしてこなかった、だからそれらは同列には論じられない、というのだ。
他人の幸福のための運動をしなければ、私には安らかに死ぬ権利すらないと言いたいのだろうか?
この時点で確信した。安楽死に反対する連中には人の心がない。彼らは私が苦しんで死ぬことを望んでいる。
もちろん彼にそんな意図はないのだろう。でも、彼は私の安らかな死を、よくわからない運動の都合とか、見ず知らずの他人の選択とか、そういったものの下に置いたのだから、結果としてはそういうことになる。私にとって見ず知らずの誰かが望まぬ死を強制されないかわりに、私は苦しんで死ねというわけだ。
優生学は間違っている。高齢者やALS患者や知的障害者が「社会のお荷物」だからというとんでもない理由で意に反した死を強制されるなんてことがあってはいけない。だから、安楽死を認めるが、その際には厳格な手続きを導入すべきだ、強制を排せる仕組みを構築しなければ、という議論なら私は賛成していた(というか、そういう施策を私は支持していた)。私は彼らに死んでほしいわけじゃなく、自分が安らかに死にたいだけだから。選択の自由を認めてほしいだけだから。
でも彼らは、意に反した死を強制されるかもしれない人たちを守るために、私が安らかに死ぬ権利は認めないのだという。
見ず知らずのやつらが自分の意志を貫けないという恐れのせいで、なんで私が苦しんで死ななきゃならないんだ?
それ、私には関係ないよね?
苦しまずに死にたいというのは、そんなに強く否定されるほど、他人の都合で却下されなければいけないほど身勝手な望みなのか?
安楽死に反対する人たちの書いたものを色々読んだ。彼らの書いたものの中には、苦痛のない死を迎える権利についてはほとんど書かれていなかった。彼らにとってそれはどうでもいいことらしい。
私の苦痛があなたたちにとってどうでもいいなら、あなたたちに死が強制されることも私にとってどうでもいいことになってしまうのだが。
あの議論を経て、私の考え方は変わった。安楽死反対派は本質的に、私が苦しみに満ちた死ではなく安らいだ死を迎えることはたいしたことではないと思っているということが理解できたからだ。だったら、ALS患者や高齢者が死ねという圧力に抗しきれず安楽死の書類にサインしてしまうことだって、私にとってはどうでもいい。見ず知らずの他人が意志薄弱すぎて死ねと言われて死んでしまうことは私には何も関係ない。私はただ、ひたすらに安楽死を支持すればいい。自分の権利を強く主張すればいい。
私は、私の苦痛を切り捨てる冷血漢どもよりは、私に苦痛のない死を保証してくれる人たちを支持する。結果として死を強制される人が出てきたところで知ったこっちゃない。だって安楽死反対派は、私に苦痛を強制しようとしてきたのだから。そんなやつらが死を強制されることを、なんで私が心配しなきゃならないんだ? あの冷血漢どもが私の苦痛を心配しないなら、私にもあいつらの死を心配する義理なんてない。
だから私は、たとえそれが新自由主義者であろうが、安楽死を推進する側を支持することを決めている。私が苦しんで死ぬことを望んでいる側にはつかない、そんなやつらには徹底的に立ち向かって自分の選択の権利を守ると、反対派との議論の中で決意したのだ。
安楽死は早急に実現されるべきだ。反対派に屈してはならない。彼らは人の心がない冷血漢で、他人の苦しみを座視する連中なのだから。
ところで、医者には応召義務があるのだから、安楽死を認めることは医者に殺人を強要することになりかねない、という主張もあり、これはもっともだと思う。だから、安楽死に際しては応召義務を解除しうる法整備をすればいいと思う。それはブラックリスト方式で、デフォルトは安楽死を認めるものとし、安楽死を拒否する医者は役所に届け出た上でそのことを周知する看板かなにかを設置しておき、そういう看板が予め設置されている病院では安楽死を断れる、としておけばよいのではないか。これなら死ぬ権利と殺したくない権利を両立できるかと思う。死にたい患者はその病院を避けて別の病院にかかればいいのだ。
私、27歳、兄が1人。
彼、32歳、妹さんが1人。
婚姻届を来月提出するにあたり、名字を私の方に揃えたんだけど、その経緯を記録としてここに残しておく。
結婚の話が具体的に出た時、私は彼に
「で、名字はどっちにする?」
と聞いた。
双方がしっかり話し合った上で彼の名字にするのはやぶさかでは無いけど、当たり前のように私が名字を変えると思われるのは嫌だったから。
彼は最初は少し驚いたようだったけど、女性が名字を変えるのは当たり前ではないこと、改姓した際の諸手続きの面倒臭さ(これはサイボウズ社長の記事を参照にした)、私も27年今の名字で生きてきて多少なりアイデンティティがあること、日本で夫婦別姓は認められていないことなどをきちんと話せた。
私たちはお互い珍しい名字ではなく、また彼のお父様は実家と折り合いが悪いため名字を継承してほしいとの希望は無かった。
私の両親は2人のことだから好きにしなさい、と。
だからこそ、どっちにするか悩んで、悩んで、悩んだ結果、じゃんけんで決めることにした。
いやあやっぱりこういう時はじゃんけんで決めるのがいいよね!
というわけで、じゃんけんの結果私が勝ち、彼は私の名字になることになりました。証拠としてムービーも撮ってある。
彼は今後周りにどうして妻の名字に改姓したのか聞かれる機会がままあると思うけど、その際にじゃんけんで決めた!と説明するのが少し楽しみらしい。
日本では結婚した夫婦のうち95%は女性が改姓して残りの5%は男性が改姓するらしい。
でもその5%のうち、女性側にする必要があった(名字が珍しい、女性が一人っ子、親の希望など)夫婦を除いて本当に私たちのような名字なんてどっちでもいい!て人たちはどれくらいいるのだろうか。