はてなキーワード: ガード下とは
http://anond.hatelabo.jp/20141204050016
有楽町駅から少し離れたガード下に気になるホームレスの中年男性がいる。
初めて見かけた時は、チラシの裏に鉛筆でビッシリと何かを書き込んでいるところだった。
何か文章を綴っているようにも見えたし、黒々とした字面から何か難読漢字の書き取り練習をしているようにも見えた。
ある日は熱心に読書をしていた。それも新聞や雑誌などではなく何かの専門書のような装丁の分厚いものである。
先日はかたわらに参考書のような3色刷りのページを広げ、鉛筆片手に何かを熱心にまとめているようだった。
その集中力はまるで試験前の学生のようにも資格の勉強をしている人のようにも見えた。
「何の勉強をしているのですか」と声をかけてみたいと思いつつ、
ここ半年くらいでどこから来たのか新たなホームレスが複数人いる。
すぐ側の大ガード下の車道側には10年以上前から生きてるのか死んでるのかわからない、
その周囲は「外を歩いているのになぜか公衆便所の臭いに包まれる」こともあまりなく、
居るのかどうかもわからないレベルなので、声を掛けてきたり、大声をあげたりもしない。
要は気にならないのだが、
喫煙所付近の最低4人と大ガード下のパチンコ屋側の1人は、他の人の動線を曲げてしまうのだ。
公衆便所臭と声掛け?で。
だから是非生活スペースを移動して欲しいのだが、こういうのは警察に言えばいいのか、区役所に言えばいいのか。
昨今は明日は我が身なのに、弱者を排除するのか。とか差別主義者の見本などと言われがちだが、
それでも困っているので知りたいのだ。
以前こんな話もあったけど……
今回はそれとは別、Flare0n という作者のChrome拡張機能について。以下の拡張機能を使ってる人は注意。
――他にもあるかも。
色々なサイトやブログなどが商品を紹介する際にAmazonアソシエイト(アフィリエイト)を利用している。
自分は気になった書籍などを紹介してくれた記事からは、お礼代わりにそのリンクからAmazonへ飛んでいる。
そういったAmazonのページURLには「○○-22」というアソシエイトID文字列が付加されており、もちろん各サイトによりこのIDが違ってくる。
しかし、上記作者の拡張機能を入れて(有効にした状態で)Chromeブラウザを使用していると、そういったAmazonリンクURL内のアソシエイトIDがすべて「webkit-chrome-22」に書き換えられてしまう。
つまりAmazonリンクを貼った側ではなく、いつの間にかこの拡張機能の作者(と思われるアカウント)側にアフィリエイト収益が入るように、勝手に変更されてしまう。
調べてみると、他にも気づいている人がいる模様。また、Firefoxの拡張機能でも同じIDに書き換えられるものがあるらしい。
Mozilla Firefox 拡張機能スレッド Part78
485 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 10:49:50.10
「Google Translator Tooltip Expanded」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n192625
486 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 10:54:58.29
Google Translator Tooltip Expanded (マウスオーバー翻訳) for Greasemonkey
http://userscripts.org/scripts/show/173851
487 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 11:08:25.00
それアドオン版(>>485)のほうは>>486を勝手にいじって、
amazonのリンクをアフィリンクに書き換えるアレなやつだよ
うまく書き換えができてないことが多いのかamazonのリンクがおかしくなって気づいたわ
492 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 12:15:18.62
xpiの中身とuser scriptとでは、コードほとんど同じで、どっちもamazon link書き換え
してるとこあるけど、アフィではなさそうだ
493 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 12:40:31.48
いや書き換えてるよ
userscript版はコードを1行にして分かりにくくしてるけどアドオン版は自動コンパイルだから綺麗に見える
....
if (b.href.match("zon.co.jp")) {
if (b.href.match("-22")) {
this.href = this.href.replace(/&tag=.*-22/, "&tag=firefox_latest-22").
こんな感じ
494 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 12:49:32.33
firefox_latest-22とwebkit-chrome-22ってアフィなのか
だったらすまん、xpiもuser scriptも両方書き換えてるね
495 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 12:50:30.92
497 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 13:03:04.23
確か国別の識別子みたいなもんで日本のだろ
498 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 13:05:44.43
http://userscripts.org/scripts/show/150664
↑これにアフィ加えたのが>>486>>485
500 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 14:20:26.20
うげげ。ホントだ、すまん。zon.co.jpで隠してたのか('A`)
firefox_latest-22ってバージョン情報かと軽くスルーしてしまった
尼に通報するは
503 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2013/09/11(水) 15:16:14.91
2ch嫌儲 まとめ@ ウィキ - amazon用通報テンプレ
http://www6.atwiki.jp/kenmo/pages/83.html
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/contact/
・要ログイン(捨てID可)、件名は「アソシエイト・プログラムへのご意見・ご要望」にしておく
・アソシエイトID アフィリンクURLから○○-22で終わるものを探す
>>498の本家をパクり(アマゾン規約、知的財産権の侵害)>>485-486で「webkit-chrome-22」「firefox_latest-22」という2つのアフィリエイトIDを付加して書き換え、御社への正常なアクセスを阻害している、と通報しといた
Mozilla Firefox 拡張機能スレッド Part80
939 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/06(月) 06:44:53.52
950 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 13:04:41.47
>>939
去年一昨年くらいに急増した、というかメジャー表面化した事例なんだが
長年多くの人間から愛用されてきたアドオンが乗っ取られることが結構あるんだよ
アドオン開発者の開発が滞ったり、あるいはほぼ開発しつくしてVerアップメンテくらいしかなくなってるものとか
そんな放置されかけてたところをFirefox本体のアップデートで使用不可能になったものとか
まあそんなディスコンしかけてたものが突然復活したりフォークして開発再開されたなと思ったら
中身にいろんな追跡関係のコード仕込まれたりマルウェア化されたりね
開発者アカウントを確認すると嘘くさいコピペプロフィールだったり
もともとの開発者からどういう経緯でアカウント譲渡されたのかわからんが全く別人化してたり
たいていはAMOが審査とかで弾いてくれると思ってガード下がってるとは思うけれど
951 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 13:26:36.07
2013年度総括おすすめにFasterfox LiteやAutoCopyすすめてる人とかまだいるし
いくら現状ではスパイウェア部分取り除かれたとはいえ、また信用して使いたいと思うのかな
953 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 13:59:01.98
WIPS.com とか ppclick(EmmaSawyersも同一人物?)あたりは話題になったよな
マルウェア注入とか、まじ勘弁してくれ
956 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 16:32:34.73
Scriptにもあるぞ
http://www.logsoku.com/r/software/1374211502/481-
むかし下手に紹介してみたらそれはアフィ入りできっちり通報しといたんだが(尼だけ)、
んー軽く見たら楽天アフィの書き換え+複数尼アフィIDの書き換えへとパワーアップしてやがるな
961 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 19:38:07.09
>>956
お同士よ
俺も通報したら尼消えてDropbox紹介リンクとヤフー楽天になっててワロタw
965 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 21:47:13.25
>>956>>961
尻尾掴んだかな。webkit-chrome-22でぐぐってこれ見つけた
http://b.hatena.ne.jp/YawChang/20131020
http://archive.is/MvRyY (糞アフィ作者だから魚拓)
YouTube ダウンロード・自動画質設定 - YouTubeをワンクリックでダウンロードできます。
Text Link Plus - リンク化されていないURLをリンク化する (h抜きやドメインのみにも対応)
ニコニコ動画 盛り上がりチェッカー - 再生画面の下にコメント密度を表示
Wikipedia ポップアップ検索 - 画面右上にWikipedia検索パネルを追加
パスワードを表示【マウスオーバー】 - マウスオーバーでパスワードの******の内容を表示
2ch Reader Plus【軽量】 - シンプルな2chブラウザ機能と、DAT落ちスレの自動復活機能を追加します。
このリンクを経由して購入すると、作者に協力できます。などとのたまいながら勝手に仕込むww
https://chrome.google.com/webstore/detail/ejdgfnjgcnlijkefghkklkdfdongggid/reviews (全ての言語を選択すると)
全てのウェブページのamazonへのリンクに'webkit-chrome-22'という作者のものと思われるアフィリエイトコードがついていたのでびっくりしました。勝手に書換えてるんですね。
966 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 21:59:28.00
>>965
http://blog.livedoor.jp/kamekameboy/archives/12795981.html
パクリ元のAuto HD For YouTubeをスパイウェア扱いにして自分のを宣伝してる
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_note.php?writer=pasenave&flg=1
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_note.php?writer=ankhd4455
967 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 22:22:58.00
YouTube ダウンロードと、2ch Reader Plus【軽量】という同一作者のアプリからwebkit-chrome-22に書き換えられるという苦情があるから間違いないだろう
2ch Reader Plus【軽量】についてにはここでも。
https://twitter.com/piwahup/status/413269595034624000
フムフム。ID書き換えはアマゾンアソシエイトプログラム参加条件の25番めに違反すんだなw
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/promo/participationrequirements?ie=UTF8
25. 乙は、本プログラムに参加するいずれのサイトのトラフィックを(ユーザのコンピュータにインストールされたソフトウェア経由を含めて)妨害またはリダイレクトしようとしたり、他のサイトから紹介料を流用しようとしないものとします。
ちなみに「このリンクを経由して購入すると、作者に協力できます」からaguseかまして尼へ飛んでみたらmaftrackingー66465-22(-は検索避け)が付与されたからこれが本アフィ垢かな?
さらにちなみに、Google Translator Tooltipの文字コードをデコードしてみたら
headerー_logo-22
footerー_logo-22
cartー_logo-22
全部ーは検索避け。これらのアフィIDもまだ暴かれてなかったからぐぐられたら簡単に見つかっちまうw どうやら2ちゃん見てるようだし。
968 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 22:34:30.05
>>966
うおww ひでえw
Google Translator Tooltipパクリ版のソース見て、特定サイトへのリンクで発生する問題の回避(笑)~//endまでを
コピってここに貼り付けるとある程度デコードされるから参考にして通報してみて。
パッと見ソース見えないとこに大量に隠されてるww
http://www.ahref.org/app/mozicode/index_2.html
最初の段落が楽天のアフィID書き換えで、次の段落が尼ID書き換え
969 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2014/01/07(火) 22:37:29.66
>>965-967
GJ乙。
しかしこれは酷いな。久しぶりに虫唾が走ったわ。
971 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/07(火) 23:59:48.30
>>969
ここみたい
Amazon アソシエイトお問い合わせフォーム
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/contact/send.html
972 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] : 2014/01/08(水) 00:19:31.54
>>966
2013/08/2720:20:21 DOMNodeInsertedを、MutationObserverで書き換えようと...
2013/08/2408:59:42 Javascriptで、URLを置き換えたあとでそれにrel="norefe...
2013/08/2121:13:54 Greasemonkeyスクリプトの書き方についての質問です。ht...
2013/08/0321:32:42 リンククリック時に処理を中断させ、そのURLを書き換え...
2013/07/1810:44:21 以下のスクリプトが部分的にしか動作しません。何が問題...
2013/07/1417:41:59 Javascriptの書き方についてhttp://www.programming-mag...
2013/07/1202:14:03 【500枚】GreasemonkeyのスクリプトにおけるURL置き換え...
公開してるの全部パクリだな
どうにかならないかな、こういうの。
http://anond.hatelabo.jp/20140201015142 とかの対処 via https://twitter.com/polygon_planet/status/429753156231114752
まだ表面化してないから良いけどさ、
そのうちリフォーム詐欺と同じく社会問題になるだろうから愚痴らせてくれよ
「空き家」って、要は「住宅として価値の無い土地」と同義だから。
自治体が頭抱えてる「空き家」は、所有者が何するつもりもなく放置されてる家な。
賃貸に出すとかじゃなくて、そもそも放置してる。完全なあばら屋。
不動産屋がなんかしようとする「空き家」ってのは、所有者は貸す意志だけはあるけど、
馬鹿だから値段下げてないヤツな。建て替えるカネがないとかも同じ。
これって、完全に別物だから。
一緒にするとややこしいから、「放棄家」と「空き家」って呼ぶな。
まず簡単な方からな。
一人暮らしのジジイがボヤだして、老人ホームに突っ込まれたとするな。
まあ、日本は豊かで医療技術も恐ろしく高度だから、ハッキリ言ってなかなか死なねえ。
すると、その爺が額に汗して働いてやっとこ建てたマイホームってやつは、空き家になる。
老人ホームに突っ込まれるくらいだ。
子供が居ても没交渉だったり、まあフツーは子供にも子供(孫な)がいて、そっちも別にマイホーム建ててる。
するとだ、
「ワシの家だ!」とかジジイが血圧上げなくても、フツーは維持する。そもそも相続してねえし。
んで、ある日ジジイが天寿を全うする。喜寿も超えてりゃ大往生だ。
するってえとだ、30で建てて50でちょいと手直しして、そっから20年近くたったボロ屋が残るわけだ。
繰り返しになるが、相続する子供ってのはこの時点ですでに「自分の家」ってのを持ってるのがフツーだ。
するとどうなるか。
駅近だったり都心だったりするとだ、そもそも爺が死ぬ前から不動産屋だのデベロッパーだのが日参してる。
面倒だろう俺らが全部やるから金に変えちまえよ使い勝手いいぜ金、と言うわけ。
まあ嘘じゃない。
当たるとはかぎらねえし、素人が下手に手を出してやけどするよりゃエエがな。
これはまあ、言って見れば土地の新陳代謝ってやつで、ジジイと一緒に輪廻転生するというわけだな。
こりゃ問題ない。というか、実にハッピーなケースだ。
で、だ。
アンハッピーだとどうなるかっていうと、これがどうにもならない。
ボロ屋はある。潰すにゃカネがかかる。さらに固定資産税は6倍に跳ね上がる。
「は?お義父さんのボロ屋、解体にお金かけた上に、今2万の固定資産税が12万になるの!?更地にするって馬鹿じゃないの!!」
まったくもってごもっとも。
馬鹿しか更地にしねえんだわ。ご近所の目?そもそも住んでねえし。
んでまー、こういう場合でも子供が世間体を気にしたり、真っ当に相続してりゃまだやりようもある。
近所が不安がるし解体費用は出すから潰してくんね?と役所から人が来りゃ善処はするわな。
複雑な相続関係とか、そもそも何処住んでるか判らねえとか、3人が均等に相続してたりとか。
こういうのにぶち当たるとだ、もうしちめんどくせえから生活笑百科で仁鶴師匠にまあるく収めてもらえ
(つうか、価値の無い土地の寄付を役所が受け付けてねえのが問題だと思うんだがな)
こりゃまあ、実は放棄家とも絡みがあるんだが、結局値付けするのが素人なんだわ。
住宅市場って、海千山千の不動産屋が跋扈する魑魅魍魎の世界だと思ってるだろ?
マンションだの地上げだの、新幹線が通るので原野を買いませんかなんてのはその通りだ。原野には手を出すな。
でもなー、サラリーマン大家に代表するように「大家」ってのは、「素人」なんだわ。
不動産売買でも、こすっからいプロのやるところってのは、流通もすりゃ売れもする。
でもな、「おやじの土地を相続した」なんてボンボンは不動産の素人だが、値付けはこいつがする。
不動産屋もほっとく。
なんでかって?広告載せんのにちっとばかりお駄賃もらえるからだ。
バカがバカな値付けでバカったけえ家賃をだぼらに載せてるとだ、手数料がいただけるわけです。
売買も同じ、な。
そりゃあ固定資産税もかかるわ昔住んでた思い入れはあるわって三丁目の夕日ばりの思い出の家が、
むしろウワモノ分マイナスになるから300万円ですって言われてハイそうですかと手放せるクレバーガイばっかりじゃねえ。
まあ、まだ売れる土地ならやりようもある。
ちっとばかり素人値付けに付き合って、ぼちぼち焦れてきたアタリで買い手に「こりゃ交渉すりゃ下がりますって」って言いつつ
段階的に値段を下げさせる。結局、フツーの値付けに落ち着いてまあまあ値引きさせつつ円満に取引を完了する。
賃貸も同じだあな。
そこそこ近所と同じ家賃になって埋まるってのがフツーのケースだ。
建てちまった農家のジジイだってわかってんだ。自分の地方が衰退してるなんてのは。
電気もある、ガスもある、車もそこそこ走ってる。仕事は1人に1つねえ。
こりゃまあ宿命だ。
じゃあなにが判り難いかって言うとだ。
塩漬けだ。
バブルは土地が高かった。あの頃の値段を覚えてると、まー手放さねえな。
すると値段は下がらんな。
しかも、前述のとおり不動産屋は別に成約しなくても困らなねえ。
どうせ人気のあるトコはちゃんと動きがあって手数料が発生するし。
よく、地価が下がれば家賃も下がるから家買っても借りてもおんなじだって話あるだろ。
あれはまあだいたいあってるけど、時差がある。
家賃ってのは、なかなか上がったり下がったりしねえんだわ。
液状化で販売価格がずどーんて下がっても、家賃はあんま下がんねえ。
販売価格相場ってのは、成約価格に左右される。基本的に過去の値段は関係ねえ。今が重要。
でもな、おんなじ間取り同じアパートで値段が極端に変わったりは、まあしねえ。
既にその家賃で借りてる奴が居るってのは結構強力な意味を持つ。
売買においては、それは絶対だ。
でもな、その話を素人はききゃしねえ。
3年前に2000万でマンションが売れたって聞きゃ、同じ値段で売りたいと思うのが人情だ。
でもな、お前のマンションより駅近に2500万の新築マンション建っただろ?だれが買うんだその中古。
かくて新しもの好きのハッピーアツアツ新婚家庭は新築を求め、微妙な中古は売れ残り、空き家が問題と相成りました。
結婚指輪を質屋で買って新婚旅行は熱海に行った家庭だけが石を投げよ。
否定はしねえよ。中古のランドセルを買う親は賢いんだろうが、子供の心にシコリは残る。
そのシコリは単なる幻想だが、幻想ってのは集団の圧力が形作る。
そして、新築住宅ってのは一定以上の需要がある。便利な土地にゃ限りがあるが、古い建物は取り壊せる。
ま、土地は減らねえな。
判りやすく言い直そうか。
昭和の半ば、日本住宅公団って皮を被った国が、地方出の労働者のために家を大量に作った。
団地妻ってのは、憧れの象徴だったんだよ。団地を買ってマイカー持ってるお父ちゃんってのは、誇りだった。
つまり、今は見る影もないあの大量の公団住宅は、その当時はまさに素晴らしい「土地」だった。
そこは(通勤は大変だが)人が住みたがる素晴らしい「土地」だった。
んじゃ、今はどうだ?
50人しか住めないマンションに100人が応募すりゃ、価格は高騰してアタリマエだ。
でも、50人も住めるマンションに30人しか応募しなけりゃ、人気のない部屋には価格は付かない。
でも、マンションの不人気部屋20のオーナーは、そんなことは判らない。
というかだ、判っても認めない、認めても言わない、言っても聞かない。
そんなところに現れる「いま空き家をリノベーションして若者向けの物件にすれ(以下略)」って業者だ。
おお、ウチの物件はそこが足りんかったのか!
いまはいいよ。
不便を楽しむみたいなモノ好き多いから。
すきま風のある和風な佇まいってのは、人気がある。蚊帳つっちゃったりな。
ただなー、これ、お大尽遊びなんだよな。
そんな世の中儲かってるデザイナーだのウェブクリエイターだのではあふれてねえよ?
どーしよーもねー土地にある空き家は、どう作り替えたってどうしよーもねー土地に立つ物件になるよ?
使い道のある「土地」に建つ「ボロ家」は、業者が狩り尽くすから存在しねえ。
使い道のない「土地」に建つ「ボロ家」は、使い道がねえ。
それは「空き家」をどう活用するかじゃねえ。「土地」をどうするかって話だ。
んでもって、人が減るってことは、「便利な土地」の基準が上がるってことだ。
コミュニケーション力と学力のどちらを重視するか、みたいな話題のツリーを見ていて、わたしの身に起こった、コミュニケーション力が勝利した例を思い出したので、紹介させて下さい。単にわたしにコミュニケーション力が無かっただけ、っていう話なんだけど。
わたしは国公立大に在籍している。専攻は数物系だ。いまはほぼすべての時間を研究に当てて、毎日せっせと勉強している。コミュニケーションのほうはやや苦手で、消極的な性格で友達は少ない。
その集まりにはわたし以外にもう一人同じ年代のいとこがいて、ちょうどわたしの隣の席だった。
いとこはわたしより4つか5つ年上で、大学を卒業して会社で働いている。大学は中堅私大かそれより少し下だったと思う。学業に励んでいたようには……見えない。しかし積極性やコミュニケーション力は抜群で、多趣味で友達が多く、会社の人や近所のお年寄りにも可愛がられているらしい。
親戚が集まって食事をすると雑談タイムが始まる。わたしはこれが苦手だ。何を話していいかわからない。
まず驚く。目の前にいるおばさん二人が両方ともいとこの方を向いて、わたしを置き去りにしていとこと話し始めた。なんでだろう?見た目の問題なのだろうか。いや、でもいとこは髪の毛ボサボサだった。
いとこの会社の話になった。会社の人とこんなおもしろい店に行った、これこれこういう仕事をした、仕事は大変で夜遅く帰ってくる、まあ、そんな話だ。ひとしきり話が終わった後、とうとうわたしに出番が回ってきた。
「〇〇はどういうことを勉強してるの?」
わたしはできるだけわかりやすく説明しようとした。自分が感じた面白さ、驚き、発見のひとつまみを全く知識がない人でも理解できるように解説しようとした。しかし悲しいかな、「数学で、」と話し始めたら興味無さそうな顔で「ああそうなの。」と言われて終わってしまった。悲しかった。そしてとどめの一言。
愕然とした。まだ10分も喋ってない。それなのに、わたしはいつのまにか負けてたのだ。いとこの「明るさ」が勝っていたのだ。コミュニケーションの勝利だ。「明るさ」という文字列が勝利の雄叫びを上げてわたしの周りをダンスしているような気分がした。わたしが原因でわたし以外の家族にまで陰気な家族という印象を与えてしまったかと思うと、悔しかった。
毎日コツコツ本や論文を読んで考えて、友達や先生と議論して得られる学問の面白さ、驚きは耳に入れてすらもらえない。いとこがしていたガード下の串焼き屋の話は身を乗り出して聞いてたのに……。コミュニケーション力があれば話を聞いてもらえたのかな?
そのあといとこに
と言われて完全にノックアウト。わかってる。わかってるよ……。わたしだってわかってるよ……。だっておばさんたち、わたしにあまり興味なかったもんね。
基本的にいとこのほう向いて喋ってるし、わたしが食べ物のの話をした時も反応が鈍かったし。わたしが話している時だけ、その場の会話がつるつる滑ってるような居心地の悪さを感じてた。ネジをサイズの合わないドライバーで回そうとしている時のようなもどかしさだった。
あー情けない。
会社経営者で自由民主党参議院議員候補の渡邉美樹の発言、「365日24時間死ぬまで働け」が報道されている。ヒラのサラリーマンが中央線ガード下の居酒屋で安酒を飲みながら同僚に「365日24時間死ぬまで働け」と愚痴っている程度なら、なにも問題はない。問題は、その言葉を発した人物が、企業内において人事権を持ち強制できる代表取締役であり、労働政策のルールを提案し作る国会議員の予定候補者という法的身分を持つ公人だという事実だ。
パワハラだと批判されたくないなら、渡邉美樹にできる選択肢がひとつある。代表取締役を辞任し、参議院議員予定候補者を辞退することだ。その上でならいくらでも発言すればいい。一般市民の立場に限り、言論の自由が憲法で保障されている。
ワタミ社内文書で「24時間死ぬまで働け」 パワハラにならないのか?
「365日24時間死ぬまで働け」——。ワタミグループの全社員に配布されている「理念集」に、渡辺美樹会長のそんな言葉が書かれていたと週刊文春が報じ、物議を醸している。
6月6日発売の同誌によると、この「理念集」はワタミの全社員が従うべき規範とされる。渡辺会長は自らの著書で「この理念集を否定したときは、君たちにこの会社を去ってもらう」とまで書いているという。また、入社内定者に配る『質疑応答』という冊子にも、「『勤務時間そのもの』に捉われることなく仕事をします」「『休日』とは『与えられるもの』ではありません」などの記述があるとしている。
渡辺会長は文春の記事に対し、ツイッターで「本日の一部週刊誌記事は、明確に事実と異なる点があり弁護士を通じて対応いたします」と説明したが、具体的にどこが異なるのかについては言及していない。
週刊文春の記事の真偽や言葉の文脈は明らかではない。しかし本当に「365日24時間死ぬまで働け」という言葉が投げかけられたとすれば、従業員には相当なインパクトがあっただろう。このような労働基準法に触れるとも思われる「理念」を、企業がその従業員に伝えることは、法律的に問題ないのか。いわゆる「パワハラ」にあたらないのだろうか。労働問題にくわしい野澤裕昭弁護士に聞いた。
●このような文書は「きわめて異常」
「使用者が、労働基準法を無視する内容の宣言を、公然とするのはきわめて異常です。ただ、こうした発言・文書だけでは労基法に違反するとは言えません。違反となるのは、実際に違法な長時間労働を命令・強制したなどの、個別具体的な事実がある場合だからです」
では、こういった発言はモラルの話で、法的には「問題ない」と言えるのだろうか。
「いえ、こういった発言がのった文書を従業員に配れば、パワーハラスメント(パワハラ)となり得ますので、問題です」
その理由は?
「まずパワハラの定義ですが、厚労省『職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議』の2012年3月の提言は、職場のパワハラについて、『同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為』としています。
また、典型的なパワハラの例としては、『脅迫』や『ひどい暴言』『業務上明らかに不要な事や遂行不可能なことの強制(過大な要求)』などがあがっています。『死ぬまで働け』というのはこれらにあたる可能性が高いと言えます」
「使用者は『安全配慮義務』の一環で、パワハラを防止する義務があります(労働契約法5条)。労働契約法に刑事罰はありませんが、もしこれに反した場合、民法の不法行為責任や使用者責任、債務不履行などを問われ、多額の賠償を請求される可能性があります。
経営トップは自分に安全配慮義務があることを自覚し、このような発言・文書はそれだけでパワハラになり得ることを肝に銘じてほしいものです」
野澤弁護士はまた「『(できなければ)会社を去ってもらう』と経営者に言われれば、労働者は死ぬまで働かないとクビになると恐怖を感じて精神的苦痛を受け、職場環境も悪化するだろうことは容易に想像できます」と指摘、このような発言が職場全体に与える影響についても、心配していた。
かつて日本では「24時間、戦えますか?」と問いかける栄養ドリンクのCMが人気になったこともある。しかし時代は変わった。過労による「うつ」になる労働者も少なくないなか、経営者が従業員に発する言葉にも、十分な配慮が求められているということなのだろう。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/14/power_harassment_n_3444873.html
労働契約法
第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議審議会資料|厚生労働省
平成24年3月15日
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000255no.html
資料1 職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言(PDF)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000255no-att/2r9852000002560k.pdf
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。
【職場のパワーハラスメントの行為類型(典型的なものであり、すべてを網羅するものではないことに留意する必要がある)】
①暴行・傷害(身体的な攻撃)
④業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
⑤業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
⑥私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)
①については、業務の遂行に関係するものであっても、「業務の適正な範囲」に含まれるとすることはできない。
②と③については、業務の遂行に必要な行為であるとは通常想定できないことから、原則として「業務の適正な範囲」を超えるものと考えられる。
④から⑥までについては、業務上の適正な指導との線引きが必ずしも容易でない場合があると考えられる。こうした行為について何が「業務の適正な範囲を超える」かについては、業種や企業文化の影響を受け、また、具体的な判断については、行為が行われた状況や行為が継続的であるかどうかによっても左右される部分もあると考えられるため、各企業・職場で認識をそろえ、その範囲を明確にする取組を行うことが望ましい。
http://anond.hatelabo.jp/20121203154432
の「自宅近くで飲めないオヤジ」の元増田だが、皆さんにいろいろ議論いただき、多謝。
で思ったのだが、恐らくこのネタ、女性側に投げかけたら、「発言小町」辺りで
大炎上していただろう。
※誰か試しに「発言小町」でこのネタ投入する勇気ある方いますか?
一方、妻の立場は半分わかりつつ、
オヤジ同士がクダを巻く、新橋ガード下のようなSNS、というのが、
ネット界には少ないような気がする。
2ちゃんねるは、どっちかと言えば「非モテ・童貞専用板」の様相を呈しているし・・
自分で自分を殺す勇気すら無かったから結果的に死なずに済んだけど、もう少し勇気があって暴力に対する躊躇が無かったら、たぶん死んでた。
今思っているのは、結局自分の中に秘められている暴力性をどうやって解放するかの方法の違いだけであって、自殺もDVも大量殺人も本質的には同じなんじゃないかと。
だから私は理性により私を殺さないし、誰も殺さない。でも誰かが自分を殺すのならしょうがないよね。だってそれ自分悪くないから。
「いつか寝てる間に誰かが忍び込んできて銃を突きつけてバンと一発で殺してくれないかなぁ」というのも、現実逃避だけれど現実的な希望だったし、今でもそれが自分を支えていたりする。
まあでも最高に煮詰まった時には100均で皿を大量に買って、川辺のガード下で一心不乱に投げつけて、自分の暴力性を一生懸命ごまかそうとしていたりしていた。
- 元々は材木商である「佐久間屋」に由来して「佐久間町」と言う地名であった。材木商は大火のたびに莫大な利益を上げており、火除けの町秋葉原らしい縁起である。現在でも秋葉原駅東側に「神田佐久間町」、「神田佐久間河岸」という地名が残っている。
- 後にこの地に勧請される「鎮火社」を人々が秋葉社と呼んだことから秋葉原(あきばはら、あきばっぱら)と呼ばれるようになる(上記参照)。
- 1888年 - 秋葉社が松が谷に移転。
- 1890年 - 日本鉄道の鉄道線(現在の東北本線)が上野から秋葉原まで延長。当初は旅客の扱いは無く、秋葉原貨物取扱所として駅の南を東西に流れる神田川から駅東側に割り堀を引いて水上貨物輸送への窓口となっていた。駅名をつけたとき「あきはばら」と誤植されるが訂正されずに今に至る。
- 明治中期から大正時代にかけ、秋葉原周辺は鉄道・都電など交通の便が良く、そのため、特に卸売業が発達し、秋葉原駅近辺に青果市場も開かれた。
- 1925年 - 秋葉原駅~東京駅間の開業により東北本線が東京駅まで開通。
- 1932年 - 御茶ノ水駅~両国駅間が開業し、秋葉原は乗換駅になった。
- 1935年 - 神田青果市場が設置される。
- 1936年 - 鉄道博物館(のちの交通博物館)が東京駅から中央本線万世橋駅(のちに廃止)の駅構内に移転する。
- 戦前から戦後にかけて - 地下鉄(銀座線)・都電・国電と付近で多くの鉄道・軌道路線が立体交差をしていたことから、鉄道・交通に関する子供向け絵本に、未来都市の象徴として秋葉原が描かれることがあった。
- 1945年の第二次世界大戦後 - 神田地区の闇市で当初電機学校(現在の東京電機大学)の学生のために販売していた真空管やラジオ部品など電子部品の店舗が総武本線ガード下に集まって、今日の電気街の基になった。
- 1960年代 - 高度成長と連動する形で、テレビや洗濯機、冷蔵庫など家電製品の販売店が多くなり、大阪日本橋のでんでんタウンと並んで日本有数の電気街の地位を築く。
- 1980年代 - ファミコンの普及に伴って、各種コンピューターゲームソフトを扱う店が増え始め、ゲーム関連の専門店も登場する。
- 1989年 - 神田青果市場が大田区(大田市場)へ移転。跡地は駅前広場・駐車場を経て現在の秋葉原UDXビル・秋葉原クロスフィールドとなる。
- 1990年代 - 家電製品の郊外型量販チェーンストアの台頭で、家電売り上げが減少。その種の電化製品販売を縮小してパソコン及び関連商品を扱う店が増える。
- 1994年頃 - パソコンパーツ(いわゆる「自作PC」の部品)を扱う店舗が増え始める。
- 1990年代後半 - コンピューターゲームの中で、美少女やアニメを扱ったものに人気が特化していき、秋葉系・オタクといわれる存在が注目されはじめる。
- 1997年7月 - 秋葉原駅前広場を会場にコンピュータ関連展示会「インターネットショーin秋葉原」が開催される。以後2001年まで毎年開催され、1999年からは「AKIBAX」の愛称がつけられるなど、秋葉原の夏の一大イベントとなる。
- 2000年頃 - メーカー製コンピュータの販売が縮小し、代わってアニメ・同人誌系などの店舗、いわゆる「オタクショップ」が増える。
- 2002年頃 - 秋葉原駅電気街口周辺にアダルト関連グッズ(AV・おとなのおもちゃなど)を販売する、いわゆるアダルトショップが進出。
- 2002年6月 - 安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例(通称千代田区環境保護条例)が制定。秋葉原のほぼ全域が路上禁煙地区に指定された。
- 2005年8月24日 - つくばエクスプレス秋葉原駅が開業。同時に、同駅東側に車寄せや駅前広場も整備された。
- 2005年9月16日 - 秋葉原駅構内の、旧貨物駅跡地にヨドバシカメラマルチメディアAkiba・タワーレコード秋葉原店が開店。
- 2006年3月9日 - 神田市場の跡地に秋葉原UDXビルが開業。秋葉原クロスフィールドがグランドオープン。
- 2006年5月14日 - 交通博物館が閉館。博物館は2007年、さいたま市に鉄道博物館と改称して移転予定。跡地の今後は未定。
- 2006年6月2日 - 仮称TX秋葉原駅開発ビルが着工。阪急電鉄がつくばエクスプレスから同社の駅周辺の用地を借り受けて建設・運営するターミナルビルである。2008年4月に開業予定。阪急系列のホテルremmがテナントとして入店予定。
- 2006年10月16日 - 都内で初めての区営有料トイレがJR秋葉原駅にオープンした。
- 2006年12月22日 - 2002年以降休止していたAKIBAXが「AKIBAX2006」として復活開催。
- 2006年12月31日 - JR駅ビルにあったアキハバラデパートが閉店。
はじめに
秋葉原は現在もっとも注目される街の一つである。IT・ハイテク技術の聖地として、あるいは現在国が推進するソフトウェア・コンテンツの見本市として、またはサブカルチャー文化が生まれる一観光地として、政府である『官』やソフトウェア&ハードウェアを生産する『企業』、そして秋葉原を目指す『個人』の視線がそこに集中し、ひとつのムーブメントを作り出している。
この記事は、秋葉原の歴史については軽く触れる程度にとどめ、主に90年代後半??今後の秋葉原について参照し、今後秋葉原がどういった発展を遂げるかについて将来像を探るものとする。
電気屋街としての秋葉原の歴史は、終戦直後に作られた露天市までさかのぼれる。戦前の秋葉原にも山際電気(現在のヤマギワ電気の前身)なども存在はしたが、当時電気屋の主流であった「電気材料卸商」(電化した工場設備に必要な部品を販売する商店)の中心的な場所ではなかった。戦後、焼け野原になった秋葉原で近隣の電機工業専門学校(現東京電機大学)の学生がラジオを組み立て販売するというアルバイトをしたところ、これが大繁盛。その結果、他の露天商も品物を真空管などラジオ部品の販売に転向、その上電気に詳しい露天商の参入もあり、120軒あった露店のうち約50軒が電器商という、まさに電気屋街の前身ともいえる様相を見せた。
この初期の秋葉原の発展について、近くに工学専門の学校があったという地理的要因のほかに、交通の便のよさというのが上げられるだろう。終戦直後にできた闇市で活況を見せたのは、上野や新橋、渋谷など国鉄の乗降客の多い駅の周辺にできたものだった。秋葉原の国鉄や都電が通るアクセスのよさは、そういった「人の流れの結節点」となって、秋葉原に人を留める要因になったと思われる。
その後、GHQにより道路の拡張工事を行うため、露天撤廃令が施行され、露天商は国鉄秋葉原駅ガード下で営業をはじめることになる。これを秋葉原電気屋街の原型とし、以後日本の高度経済成長とともに、電気屋街は拡大していくことになる。この成長を支えたのは家電だった。人々は豊かな生活を追い求めるため、「三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)」に代表される電化製品を求め、家電が安い秋葉原に足を運んだ。しかしその人の流れは昭和50年代後半で終わることになる。家庭に普及した自動車で郊外型の家電チェーン店に向かうといったライフスタイルが定着し、それまで主要客層だった家族層が秋葉原に足を向けなくなる。また、昭和60年代のAVブームと高級家電のブームの反動による家電不況などもあり、秋葉原は新規顧客層の開拓と、それに伴う主力商品のシフトを図ることになる――「情報家電」。昭和にはマイコンとよばれ、現在パソコンと呼ばれるマルチメディア機材である。平成6年、電気街の売上においてPC関連商品が家電商品を上回って、名実ともに秋葉原は電脳街となるのである。
秋葉原の主力製品となった情報家電は、アニメやゲームを愛好するオタクたちと親和性が高い。アニメを見るためのTV、エアチェックする為のレコーダー、ゲームだけでなく、ファンとの交流を図るコミュニケーション・ツールとしてのPC――しかしそれだけが、秋葉原を「オタクの聖地」としたのではないと、建築学者である森川嘉一郎は言う。
秋葉原に点在する「まんだらけ」や「海洋堂」、「ゲーマーズ」などの同人誌、アニメグッズ、ガレージキット(フィギュア)専門店はそれまで秋葉原になかったものであり、それらは秋葉原に移転するまで吉祥寺、渋谷、新宿などに点在して存在していた。しかしそんな専門店が97年以降秋葉原に集中するようになった原因を、森川は『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』において、(株)海洋堂の宮脇修一専務のインタビューをヒントにこう記している――アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のヒットと、それに付随したサブカルチャー・ブームにより未曾有のバブルに沸いたサブカルチャー・ショップが、その勢いに乗り秋葉原への出店を促したのだと。確かにこの時期、東京ビッグサイトで行われたコミックマーケットの入場者数が25万人(95夏 90年からこの人数が横ばい)から35万人(96夏)、40万人(97夏)へと急激に膨張するなど(ちなみにこの後入場者数は横ばいになる)、この時期サブカルチャー文化への大幅な人口流入があったという見方もできるだろう。しかし、アニメやマンガ界隈において、エヴァ以降現在に至るまで、エヴァと比肩し得るヒット作は生まれていないのが現状である。しかしサブカルチャー産業は萎むことなく、拡大し続けているのが現実である。エヴァ現象によってサブカルチャー文化に入ってきた人びとは何を飽きずに摂取し、そこにとどまり続けているのか。まずこのことを明らかにしてから、秋葉原の現状について考えてみたい。
批評家東浩紀によれば90年代以降、アニメの物語よりもそこに登場するキャラクターや設定などの断片を愛好するオタクが増えたと、著書『動物化するポストモダン』で述べている。東浩紀によれば「オタクたちは、物語やメッセージなどほとんど関係なしに、作品の背後にある情報だけを淡々と消費している」と指摘し、そのことを「キャラ萌え」している(この言葉はやや古くなった感があるが、そのことについては触れないでおく)と表現した。1960年生まれのライターである竹熊健太郎氏も、「オタクとは何か? What is OTAKU? | Web草思」において、まず自身の立場を「(アニメ作品などにおいて)トータルで作品は見るべきだという思いがどうしても強い。」と表明し、「もちろん心の深いところでは、キャラ萌えのような感情はあるんですけどね」としながらも、かれらについて「でもそれを外部に表明するのは、自分はバカですと言ってるのと同じで、とてもできないわけですよ。」と違和感を語っている。しかし、その中で竹熊はこうも語っている。曰く、キャラ萌えという衝動は「アニメブームの頃、中高生のミーハー女子が「シャア素敵??」って黄色い声をあげていたのと同じ」であると。
東はオタクの嗜好が変わった原因を大きな物語の凋落に求め、結果大きな物語に付随する「小さな物語(アニメにおけるキャラクターやロボットなどの一要素)」を単独で摂取するようなオタクが現れた、と前述した著書で述べている。このことについて東はインターネットの世界を例に挙げてうまく説明しており、少々長くなるがここに引用したい。「すべてのウェブページを規定するような隠れた大きな物語は存在しない。(中略)インターネットにはむしろ、一方には符号化された情報の集積があり、他方にはユーザーの読み込みに応じて作られた個々のウェブページがある、という別種の二層構造がある。この二層構造が近代のツリー・モデルと大きく異なるのは、そこで、表層に現れた見せかけ(個々のユーザーが目にするページ)を決定する審級が、深層にではなく表層に、つまり、隠れた情報そのものではなく読み込むユーザーの側にあるという点である。」「ポストモダンのデータベース型世界では、表層は深層だけでは決定されず、その読み込み次第でいくらでも異なった表情を現す。」
この件について森川も同じくインターネットを紐解き、インターネットにおける「地縁・血縁に因らない趣味や関心の共通性に基づいたコミュニティ=コミュニティ・オブ・インタレスト」が、秋葉原の構造の変化を促した、と記している。つまり、「パソコンを好む人は、アニメの絵柄のようなキャラクターを好み、そうしたキャラクターが登場するアニメやゲーム、ガレージキットも愛好する傾向がある」というオタク趣味の構造が、現在の秋葉原を形成したのだと。しかし私は、この変化を趣味の変化や世代の変化ととらえるのではなく、技術の進化が趣味の構造の変化をもたらしたのだ、と主張したい。
オタクについて、まずかれらについて、サブカルチャー文化を愛好するものたちだと捉えよう。サブカルチャー文化はメインカルチャーにたいするカウンターである為、自ずとその文化を愛好するものはマイノリティとなる。そしてマイノリティである為、常に外部から奇異の視線に晒され(宮崎勤事件を参照されたい)、それに対抗するためオタクたちは様々な我流の理論武装を施し、それによって更にオタクはオタクとして、孤立、タコツボ化を極めた(こういった空気は、ガイナックスの元社長である岡田斗司夫が記した『オタク学入門』(太田出版)を参照されたい)。そしてオタクはまた、サブカルチャーの知識を深めるための仲間を必要とし、オタク仲間に出会える場所を強固に求めた。漫画家の篠房六郎氏は、かれ自身にとっての同志が集う場所であった武蔵野美術大学漫画研究会について、「かつてはクラスの隅っこにいた痛々しい孤独な連中が、自分と同じものの見方を持っている人がいると知って、救われる場所がここだった。」と表現している。
しかし技術の発展が、限られていた場所を無数に生み出すことになる――具体的に言うと、ネットに生まれた「コミュニティ・オブ・インタレスト」である。
秋葉原が「趣都」となった97年以降、PCやインターネット整備網、そして文化は急激に発展し、一般家庭に普及していった。オタクと情報家電の親和性は「2 オタク層の流入??趣都の誕生」の冒頭で述べた通りであり、また、Windows95以前もニフティサーブやパソ通などで、一部のオタクはBBSを通じて他のオタクとのコミュニケーションを図っていた。その後インターネット人口が拡大するにつれ、オタクたちはかつて無い数の「同志」と出会うことになる。現実世界では「距離」によって出会えなかった人々と、モニター越しに交流することができ、どんなにニッチな趣味でも「仲間」を見つけることができるようになったのだ。
「仲間」と「コミュニティ・オブ・インタレスト」を形成できるというのは、前述したような「我流の理論武装」をする必要がなくなったことを現す。なぜなら形成したコミュニティを安定維持するため、構成員の視線は外部より内部に向かうからだ。よって仲間同士、理解しやすく、されやすくするため、お互いにとって理解しやすいものを求めるようになり、その為表層と呼ばれているデータベースを、お互いのコミュニケーションにおいて重要視して使用するようになった。「巫女」や「ツンデレ」など、キャラクターの要素をあたかも服装の組み合わせによる着こなしように消費し、コミュニケーションのための文法とするオタク。作品から好みの要素切り離して楽しむことができるからこそ、エヴァンゲリオン以降ヒット作に恵まれなくとも、オタクたちはサブカルチャー文化を愛好し続けることができたのだ。
秋葉原の今を見つめるブログとして、アキバblog(http://www.akibablog.net/)というサイトがある。このサイトは毎日秋葉原の店先をチェックして、物品の販売価格のほかに、店員が作る個性的なPOPを“ネタ”として紹介することをメインコンテンツにしている。このサイトを眺めていて目に付くのは、店が掲げるPOPに書きこまれた“ネタ”はマスメディアが流布したイメージよりも、インターネットから生まれたジャーゴンである場合が圧倒的に多いということだ。普通の店なら「○○という番組で紹介された??」という文句を掲げるはずのものが、ここではネットのジャーゴンを絡めて、連帯感を出して売られている。また、匿名掲示板群である2ちゃんねるから生まれたキャラクターグッズを売るショップもあり(因みに同じ2ちゃんねるで話題になったのまネコFlashとそのキャラクターがAVEX資本で商品化されたときには非難が集まり、秋葉原発のグッズショップにはなんら実害を及ぼさなかったこの対比は興味深い)、現在の秋葉原はオタク文化というマスではなく、ネットというマスに向けて情報を発信していると言えよう。話題になったドラマ「電車男」も、触れ込みは「オタク発」ではなく「ネット発」とうたわれていたのも思い出させるし、そもそも秋葉原名物となったメイドも、(始まりこそあるアニメのコスプレ喫茶として生まれたものの)オタクたちが共有イメージとして持っていた「メイド」を現実化したものであり、特定のアニメ作品というマスメディアから生まれたものではないことも記しておこう。
高度成長時代、メーカーにとって秋葉原とは、特例的な値引きを許し、かつ消費者の反応をフィードバックさせるための実験場であり、社員の技術者が新製品とともに、専門知識を備えた販売員として小売店へと配備された場所だった。今秋葉原では同じように、ネットから生まれた文化を貪欲に取り込みそれを街の貌とする実験場になっている。インターネットの発展により、個の集合体があたかもマスコミュニケーションのように総体として機能し始めた現在。「趣味の構造が場所を変えた」都市に加え、「既存のマスメディアだけでなく、個々が生んだネットメディアと交流をとる」最先端の都市として、現在の秋葉原は評価されるべきだろう。
参考文献
「週間大衆:昭和54年8月9日号」焼跡のバラック問屋街を『世界のアキハバラ』に高めたガンコ一徹
http://www.shimura-musen.co.jp/home_2/kiji_02.htm
http://www.akiba.or.jp/history/index.html
オタクとは何か? What is OTAKU? | Web草思
http://web.soshisha.com/archives/otaku/index.php
http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/20061029#p1
http://sotokanda.net/his_cafe.html
註:ちなみにメイド喫茶が爆発的に増えたのは、私の記憶によればドラマ「電車男」以降のはずである。
コミックマーケット30’s ファイル 発行:(有)コミケット 発行人:米沢嘉博
カーニヴァル化する社会 講談社 著者:鈴木謙介
動物化するポストモダン 講談社 著者:東浩紀