はてなキーワード: 著作物とは
世の中には、人との距離感がおかしい人がいる。「馴れ馴れしい性格」と言えばそれで終了だが、状況によっては被害者にとって脅威となる。
ママ友関係や同人誌界隈など幅広く奴らは存在するが、今回の話はアート界隈だ。いわゆるギャラリーストーカーである。私はアートイベントで被害に遭ったため、ギャラリーとは少し違うのだが。
大きな被害にまでは至らず無事解決したので、今回は被害の内容とギャラリーストーカーのような「距離無しおじさん」の心理について考察したいと思う。(ちなみに女性の距離無しもいるが、今回の該当者は男性のため、“おじさん”の表記でいく)
まず、知り合ったきっかけと被害内容をここで簡単に説明しておく。
知り合った経緯は、関西でバンドをやっている知人Aから「僕のお客さんで君のことを気にいってる人がいて、アートイベントに行きたいと言っていた」と連絡がきたところから。他人を使って回りくどく伝えずに、直接SNSなどでコメントすれば良いのにとは思ったが、そのときはまぁそんな人もいるだろう、と私も特に気にしていなかった。
そしてアートイベント当日、奴は現れたのだ。まずその人が60代の男性だったことが衝撃的だった。おじさんどころか若干おじいさんである。被害内容(というほどでもないかもしれないが)は下記の通り。
・ブース内で2時間以上の長話。作品には一切触れず、自分語りばかり。基本的な会話のキャッチボールができない。
・ブースに他の人が来たら譲る素振りは見せるものの、私がその人の対応をしている間、ずっとブース前で終わるのを待っている。(普通は、他の人が来たら話を切り上げて他のブースを見に行く)
・知人Aを含めての食事に誘われる。(まぁ複数人での食事ならいずれは・・・と当初は私も思っていた。)
・SNSでは私のことを一切フォローせずに私の投稿を見ているらしい。
念の為言っておくが、この日が完全に初対面である。SNSなどでの事前のやり取りも全く無い。ただ、この時点では少し違和感はありつつも、言葉は丁寧だし下品なことは言わないし、私のSNSだけでなくブログやYouTubeまでチェックしてくれているとのことで、熱心なファンに出会えたなぁとのんきに思っていた。
その後、facebookで友達申請が来たので承認したが、メッセージも挨拶と御礼だけであっさり終わる。特にしつこいとは思わなかった。
そして、2回目に会ったのは前回から半年後に開催された同じアートイベント。相手は仕事の都合で閉場1時間半前に現れた。被害内容は下記の通り。
・今回は作品について少し触れてきたが、ズレている。私の作品をスマホで撮っていく人を見て「この作品の何が良いのかわからない」「キャプションの文字が見にくい」など。
・「原画だけでなく画集も売ったら?」「原画は売れると寂しいから複写作ったら?」などと余計なアドバイス。
・そして今回も何も買わない。
・「住んでいる場所は、〇〇市の何区?」と絞り込んだ質問をしてくる。
・頼んでもいないのに搬出作業を手伝ってくる。
・また食事の誘いをしてきて、「Aさんにも連絡しておきますね」と返すと、「いや、Aはいなくて良い」と言い出す。「(私)さんの友達を誘ってよ」「無理なら二人で」と言ってくる。
2回目の時点で距離を詰めまくってきているのがわかるだろうか。食事の件はあまりに突然すぎて、私はYESもNOも言わずスルーするのが精一杯だった。
このイベント前日辺りから、おっさんからの長文メッセージ連投が始まる。下記の画像を見てほしい。(後ほど要約するので、文章は無理して読まなくても良い。)
https://tadaup.jp/loda/0626191420822787.jpg
https://tadaup.jp/loda/0626191936127788.jpg
・「次に東京に来たときは、ドライブに付き合ってくれ」と誘ってくる
・イベント出展費用について書いた私のブログを読んで、「じつは気になってる作品があるんです」「僕が作品を買ったら最終的に(私)さんのところに作品が戻るよう手配します」と匂わせ。でも最終的には「あと半年ほど熟考します」「このことは誰にも言わないで!」
・「作品を買う前に気になっていたことを実行します」←後ほど判明するが、ネットで販売している3000円程度のグッズを買う遠回しな匂わせ。でも結局買わない。
・「僕は何でも先に自分で値をつけます」という上から目線な発言
・「(私)さんの作品にインスパイアされる夢を見た気がします」といった迷言
創作や物販経験の長い方ならわかると思うが、買うことを匂わせる人はほぼ買わないという法則がある。本当に買う気がある人は何も言わずに買い、せいぜい購入報告をする程度。今回もその法則は裏切らなかった。
こういった距離無しおじさんは、お気に入りの女性に構ってほしいだけなのだ。そして悪気なく失礼な発言をし、嫌われていく。
この匂わせをされた時点で、「気持ち悪い」という感情で私の心は埋め尽くされた。
https://tadaup.jp/loda/0626192140712152.jpg
遠回しだと思う方もいるかもしれないが、私の精一杯の抵抗である。「買う側が値を付けるなど言語道断」「あなたがやっていることはハラスメント」「作家目当てで作品を買うものではない」ということを伝えたつもりだ。
しかし、上記画像でわかる通り彼には全く伝わっていなかった。「各種ハラスメントとは無縁と思ってくださいね」と自信満々のお返事。そして、「手元に置いて、たまに作家さんに対するお想いも込みでながめるもよし、購入はするが引き取らずに展覧会で会うことを楽しむもよし」と、作品を買う前から妄想をするおじさん。キツイ。せめて買ってから言え。
ここから私はリアクションすらせず、メッセージを完全に無視。彼からも追いメッセージはなく静かに過ごしていた。
すると、4日後にまた頼んでもいないお仕事報告(写真付き)が届いた。「メッセージハラスメントですかね、これは」と本人も何か感じ取っている様子。
もうはっきり言った方が早いと思った私は、下記画像のように返信した。
https://tadaup.jp/loda/0626192340139863.jpg
もう読むのも疲れてくるが、彼は言い訳までも自分語りなのだ。ここまで来るともうすごい。60代の所業とは思えない。
そしてまたもや失礼な発言。
>スーパーのレジ打ちの女性や、バスを運転する女性、理学療法士や調理をする方々といわゆるアーティストと呼ばれる方々を等しく見ている
もうね・・・ズレすぎてる。スーパーの店員やバスの運転手であっても、初手から二人きりの食事に誘うのは失礼である。信頼関係が築けていないうちに誘うのは、ただのナンパだ。そして、対象が女性であることを強調している点も気持ち悪い。
さらに、
>自分にとっての価値というものを考え、金銭に置き換えてみるという行為はカット野菜からマンションに至るまで生きている以上止めない
彼は野菜と著作物を同列に見ているようだ。オークションなら例外だが、著作物は基本的に制作側の言い値で買うのがルール。本やCDだって小売り店が勝手に安売りはできない。そんなことも知らないのだろうか?たとえ自分で値を付けるにしても、わざわざそれを作家に言うな。
「勉強になりました」と言っている様子は一見謙虚に見えるが、彼の年齢からみても恐らくこれが初めてではないだろうし、反省もしていないように思う。
前項のメッセージを最後に、今のところ彼からのアクションはない。これで無事解決と見て良いだろう。今回は、私が早めに牽制できたのと、相手が逆ギレするタイプではなかったのが幸いだった。私はおじさんに「何が不満なのか」ということを懇切丁寧に説明したが、返信を見る限り何も伝わっていないようなので、説教をしたところで無駄だということを皆さんには知っておいてほしい。
距離無しおじさんは人付き合いの段階を踏むことができず、自分が気に入った女性を一方的に友達と判断する。「僕が相手を好きなのだから、相手も僕のことが好きだろう」と考えている。
そして、相手の話を聞かず、自分の思いだけをひたすら話すことが相手を不快にさせることを知らない。まるで5歳くらいの子どものようだ。子どもなら誰しもが自分の話をするのに夢中になるが、それは年齢とともに落ち着いてくる。60代にもなってこれでは只々悲惨である。
そして、距離無しおじさんはとにかく孤独だ。孤独が故、一人の作家に強烈に執着する。
そして食事も可能な限り二人きりを望む。なぜなら、複数人だと自分中心の話ができなくなるからだ。距離無しおじさんは、人の話など聞く気は一切ないのだ。
また、距離無しおじさんは作家に執着している自分を周囲に隠したがる。今回の事件の彼も、何かと他言しないように念を押してきた。私の投稿を熱心に見るわりに、フォローやコメントはしてこなかった。なぜ隠したがるのかは正直最後までわからなかった。この点は検証が必要そうである。
また、私の経験則にはなるが、この“自他境界が曖昧”な距離無しおじさんは、顔が整っていたり服装に気を使っている人が多い。漫画によくあるデブで脂ぎった不潔なおじさんではなく、昔はモテたのだろうと感じさせる人ばかりだった。(※あくまでも私の経験談です。)
つまり、自分が若い頃は許されていた距離無し行動が、年を取るにつれて通用しなくなってきた結果なのだと思う。(あとターゲット女性の年齢層が若いままで止まっている点も問題。)
「食事に誘うだけでストーカー?」「嫌なら断れば良い」と距離無しおじさんは言う。だが、考えてみてほしい。最初から作品に興味がないことがバレバレで、話していても楽しくない、上から目線のアドバイスをしてくる鬱陶しい人が二人きりの食事に誘ってきたら「あ、この人は私に構ってもらいたいだけだ」と確信するのみ。それが作家にとっては極めて不快なのだ。
どれだけ自分の作品の知名度が低くても、距離無しおじさんはろくな客ではないので、さっさと見切りをつけるべきだ。直接会って話すとなかなか断れないと思うので、メッセージではっきりと断るのが良いと思う。今回の記事が断り方の参考になれば嬉しい。
2015年にギャラリーストーカーがツイッターで話題になったとき、たくさんの人が共感や対策など思い思いにツイートしていたが、その中には「純粋にアートを楽しんでいる人の足が遠のいてしまうのでは?」と懸念を投げかけている人もいた。なので、私もここでギャラリーストーカーかどうかの判断基準を書いておきたいと思う。
まず先に言っておくが、掲題のような不安を持っている人はギャラリーストーカーではないと思う。なぜなら、ギャラリーストーカーは自覚がないからだ。無意識に行動し、相手に嫌われて表面上は謝りつつも、結局自分の考えを曲げず行動を直さない。そして同じことを繰り返す。
また、今回の事件は食事やドライブに誘うところが不快だという点を強調したが、私の考えとしては食事に誘うのは別に構わない。だが、それはお互いが十分な信頼関係を築けていることが前提だ。特に、自分と話していて楽しいと相手に思ってもらうことが重要だ。具体的には、
といった感じだ。ある程度信頼してくれていれば、相手もそれなりに中身のある話をしてくれる。まぁ普通の人なら感覚でわかると思うが・・・距離無しおじさんはそこが気付けないんだろうなぁ。
そもそも、相手は仕事をしているのであって、色恋を求めているわけではない。ギャラリーだけでなくコンビニやバス車内であっても、店員対客の関係から二人でご飯に行くには、かなり難しいということを念頭に置いてほしい。(ほとんどの人が理解してるだろうけど。)
こんなリアルなメッセージのやり取りを公開するのは勇気がいりましたが、言葉で表現しがたい雰囲気を少しでも読者に伝えるため、メッセージのスクショをあげさせていただきました。
ギャラリーストーカーは、なかなか公表できないのが現実です。下手したら作家自身のイメージ低下にも繋がりますからね。ネットでもギャラリーストーカーのエピソードを書いた記事はすごく少ないです。
しかし、皆さんに「距離無しおじさんの心理」を少しでも知っていただきたいという気持ちと、自分の経験談を話すことで少しでも対策の参考になればと思い、はてな匿名ダイアリーで書かせていただきました。
見苦しい箇所もあったと思いますが、最後までお読みくださりありがとうございます。
そういうの含めて権利者の裁量で著作物をどう扱いたいかを決められるってことよ。
著作物を売りたいなら締付けを弱めればいいし、別の意図があるなら小学生だろうが何だろうが取り締まればいい。
それを現状そうなってもいない意味不明な過程を持ち出して「ってことになる」とか何の話してるんだ?
論点のすり替えなら下手すぎるし、真面目に言ってるなら論ずる価値もないアホにしか見えん。
お前が言ってることは「俺が望むことを実現するためなら他者を害しても構わない」ってことだよ。
ほんま頭悪いな
この場合の独自性が認められたってのは二次創作物にも著作権があるって意味
「海賊版とは分けて考えてくれ」って事だよ?
B<権利者はお前じゃないだろ
裁<いや、Aの権利物です
ただのこれだけの流れだぞw
トレパクして政治ネタとかヘイトネタに使われるとかならともかくあの界隈の感覚理解できねぇわ
なお裁判で勝ったのは一部共通点はあるが絵柄含めて別物であると独自性が認められる(ひとめ見て原作と別物とわかる)という点な
漫画の「キャラクター」は,一般的には,漫画の具体的表現から昇華した登場人物の人格ともいうべき抽象的概念であって,具体的表現そのものではなく,それ自体が思想又は感情を創作的に表現したものとはいえないから,著作物に当たらない
(最高裁判所 平成4年(オ)第1443号,同9年7月17日第一小法廷判決)
仮に原著作物のシーンが特定されたとしても、本件各漫 画につき著作権侵害が問題となり得るのは、主人公等の容姿や 服装など基本的設定に関わる部分(複製権侵害)に限られるもの であり、本件各漫画の内容に照らしてみれば、主人公等の容姿 や服装など基本的設定に関わる部分以外の部分については、 本件各漫画に二次的著作権が成立し得るものというべきである。
(知的財産高等裁判所東京地方裁判所 令和2年(ネ)第10018号,令和2年10月6日知的財産高等裁判所第3部判決)
あからさまに共通点が多いから権利元から訴えられたらフツーにアウトだよ
下記で検索されるとよろしいのではなかろうかと
>任天堂が該当の同人誌を直接見つけたというわけでなく、一般人から内容がひどい同人誌があると情報提供があってから警察に届けを出した。
他の増田は知らんが、コミケで配布してるのをお咎め無しにするのは別にいいよ
公開してるし企業がそれをのばらしにしてるんだったら、企業の判断だから何も言わん
例えば、Youtubeライブで「お題にそって著作物に関する絵を書きます。活動費のためにメンバーシップもスパちゃもらいます。」ってやっていれば、私は特に何も言わない。
それを見て、第三者が悪質だなと思えば権利者に報告するなりするだろう
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu.html
ゲームの中でも音楽やデザイン、シナリオやセリフのテキストのパクリはそのまま著作権侵害になりやすいが
システムとかは「思想」「感情」と見なされにくいので、特許など別の方法で保護する
https://toyokeizai.net/articles/-/221979
面白いゲームを作るには、魅力的なキャラクターや音楽、画期的なゲームシステム、快適な操作性など、さまざまな要素が必要となる。それらのうち、キャラクターや音楽などの「表現」に対して与えられる権利が著作権で、ゲームシステムや操作機能といった遊びのアイデアに関するコンピュータ処理に対して与えられる権利が特許権だ。
例えば一次創作のファンアートをインターネット上で公開した人(二次創作者、一次の公衆送信権違反者)も
著作権法違反は犯罪だから悪い事とか言ってる奴らに簡単に教えてやる
①有償、無償に関わらず著作物をインターネット上に投稿した時点で違反行為(公衆送信権)
②文句言えるのは権利者だけ、権利者が問題視してこそ初めて明確に「悪い事」と言える(親告罪)
つまり世の中に著作権あるイラスト(漫画とかゲームとか)を描いて公開するだけでも①に抵触するし
「著作権法違反は犯罪だから」の落とし穴はこれ、「本人が怒ってはじめて犯罪になる」のであって、
「著作権法違反だからやったらだめ」も一緒、じゃあ何で世の中にこれだけ色々な作品のファンアートが存在するのかと言う事。
著作権法第35条より、「学校その他の教育機関において教育を担任する者及び授業を受ける者」は、「その授業の過程における利用に供することを目的とする場合」に、「公表された著作物を複製し、若しくは公衆送信」できる(限度はある。さらに公衆送信の場合は補償金が必要)。
まったく「モグリ」対策をせず、どうぞいくらでもモグってくださいみたいな授業を行って、モグリがいることを知りつつ著作物の複製や公衆送信をしてしまうと、おそらく「授業を担任する者」は著作権法違反になる。
これを避けるには、「授業を担任する者」は「モグリ」対策(少なくともそのふり)をする必要がある。
教育機関としてはそういう不祥事を避けるために全教員に対策の徹底を指示するところもあるかもしれない。
現代的な大学なら、大っぴらにモグリOKみたいな授業には指導が入るだろう。そうじゃなければリスク管理の甘い大学と言わざるを得ない。
官報のうち破産者情報のみ抜き出して掲載してた行為が個人情報保護法違反なので止めるべしという判決が出てたけど、
官報毎号を個人が勝手にテキストデータ化してネットに掲載したらどうなるんだろ。
(著作物ではないので著作権法違反にならないのは確定してる。)
官報てほんらいは国民に広く知らしめるべき内容で、むしろ国民すべてが読んで知っておかなければならないとされている内容。
例えば、民事裁判で訴えられた人の所在が不明の場合、訴状を送れないので代わりに官報と裁判所前の掲示板(全裁判所でなく一か所だけ)に「○○さん、あなた裁判起こされてるよ」て公告が乗って、そのまま出廷・反論せず完全敗訴となって、あとから本人が「官報なんて読むわけないだろ。俺は訴状を受け取ってないし、訴えられてたことすら知らないんだから、欠席裁判の判決は無効だ」と主張しても、官報はすべての国民が目を通し知っておくべき内容とされてるので、無効の主張は通らない。
新しい法律ができた時も官報に掲載される。新法で禁止される行為を誰かがやって摘発されたとき「新しい法律ができてこれが禁止されてるなんて知らなかった」と言い訳しても、やっぱり官報の内容は国民が知っておくべきなので、警察にも裁判所にも言い訳は通らない。
法の不知はこれを許さず。なぜなら官報に乗せたのだから国民全員が知ってないとおかしい、と。
もちろん現に官報を毎号読んで内容すべて把握してる人なんて日本全国におそらく一人もいない。
国家が行った大事な決定は官報で公示するって制度が、大昔にできて拡充されてないのでそうなってるだけで、それをインターネットに掲載してアクセスを向上させることは、むしろ国民の知る権利・自己防衛権から好ましいことなんだよね。
破産者情報だって同様で、お互い権利と義務を完全に有する成人同士が「お金借ります、いつまでに返します」「ならお金貸します」と自由意志に基づいて同意した賃借契約を、
借りた側の事情で国家権力が一方的に反故にして貸した側の権利(返してもらう権利、将来手にするはずだった財産)を無にするのだから、広く知らしめるべき内容なんだよね。
で、今回の判決は破産者情報のみ抜き出してたこと、削除するのに手間賃以上の手数料を取ってたことから、明らかに破産者という弱者に対して悪意があるだろうってことで事情を組んだ判決だと思うけど、
官報全体を機械的にテキスト化して掲載した場合、これは国民の国家権力に対する自己防衛権の一助だ、と主張したら、そこに破産者情報が含まれてたとしても同じ判決にはならないような気がするんだよな。
他人が作ったものを、無断で自分の作ったサービスで使ったら著作権か何かを侵害するらしい。
Googleなどの検索サービスは他人の著作物をおそらく無許可で利用してサービスを作っているけれど、権利問題はどうなっているんだろう。
うーん講義って職務著作なのかどうなのか…(教員が講義のためにノートを作ったならそれが著作物であり、講義はその口述ということか)
一般的に大学教員の書いた論文や教科書は、あくまで職務の派生にすぎないし個人名義での発表なので、職務著作にはならないとされるけども。
講義もやっぱり「〇〇大学」という大学名でなく、「〇〇教授」という個人名義で発表されるものだから、著作権は先生本人のものになるんじゃないか。講義をすることそのもの自体は指揮命令によるものであっても。
>他人が口述した内容を速記や録音をしておいて、それを文章に起こす場合、口述内容をそのまま文章化しただけならば、その文章の著作権は口述を行った者自身が持つと考えられます。文章化を行った者の行為は、機械的な作業であって、著作物の「創作」には当たらないからです。しかし、他人の口述内容に基づきながらも、文章の構成や表現などに取材者が自分なりの創意工夫を加えながら、取材対象者とともに文章を練り上げていった場合には、両者が創作的な寄与を行ったと考えられますから、共同著作物として両者が著作権を共有することになります。( ttps://www.koubo.co.jp/chosakuken/200811.html より)
「創作的な寄与」がなければ著作権がない以上学生だけで出版は無理だし、「創作的な寄与」があったとしても、共有著作権は共有者全員の合意によらなければ行使することができない(著作権法65条2項)から、やっぱり学生だけでの出版は無理ということになるね。口述者の死後は、相続人がその持分を相続(民法896条)することになるから、相続人との話し合いが必要になる。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220227/k10013503111000.html
個人攻撃じゃなくて単純に、この下記のコメントが気になっただけなので、ID晒すの勘弁してほしいです。
ChieOsanai
著作物の上演は、対価を取らず、メンバーを限定せず、公然と上演するなら合法です。作者の許可も要りません(著作権法 38 条)。万引きとか言ってる人の方が無知。
って言ってたのでマジかよ~脊髄反射で犯罪認定したわ〜って焦って調べたんだけど、自分が調べた限りだとやっぱり違法っぽい。
上映や演奏はたしかに合法だけど(でなきゃ学校での読み聞かせや上映が違法になる)、自分が調べた限りだと『複製や公衆送信などは非営利でも認められていません。』とのこと。
なにか見落としてて、過去に読み聞かせをYoutubeに配信することが合法であるとか、そういった判例とかをご存知でしたら教えてもらえると助かります。
って!って!ここまで書いて、ねんのために条文も目を通しておくことにした。
そしたら、なんと!次のとおりです。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=345AC0000000048
2 放送される著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、有線放送し、又は専ら当該放送に係る放送対象地域において受信されることを目的として自動公衆送信(送信可能化のうち、公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入力することによるものを含む。)を行うことができる。
3 放送され、又は有線放送される著作物(放送される著作物が自動公衆送信される場合の当該著作物を含む。)は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、受信装置を用いて公に伝達することができる。通常の家庭用受信装置を用いてする場合も、同様とする。
って書いてて、確かにこの文を読むと、非営利目的で口述する人が利益を受け取っていない場合は、動画を作成して放送・配信してもOKに思える。