「教養」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 教養とは

2022-04-15

世界「なんで日本ってバカでも政治家になれるの?」

やる気アピールさえすれば馬鹿でもなれる。

親父が政治家なら、小泉進次郎でもなれる。

日本語すら覚えることを失敗したけど、安倍晋三でもなれる。

二浪してF欄の夜間いってただけだけど、ガースーでもなれる。

国民国民教養いから、まともなリーダーなんて選べないし、いないんじゃ選びようもない。

これ、日本凋落し続ける一番の要因だと思うんだけど?

2022-04-14

anond:20220414215015

まあ地方初級だから大卒区分には参考にならんけど

★【最重要事項】何よりも過去問を解きまくる。

社会科学自然科学は極める。(出題傾向が似通ってるから対策がしやすい。数学英語美術文学は出題傾向幅広いの上に出題数が少ないコスパクソ悪問題なので得意じゃなければ捨てて前述の2つに極振りするのが安牌)

・知能問題も極める。初学習者には才能扱いされたり苦手を感じる人には大きな挫折ポイントだが、解法覚えれば解けるサービス問題が多いのでこれも極める。時々クソ難しいものが混じってるので、本試験飛ばし後回しにする。俺みたいな偏差値38の高校に出てるガイジは教養問題得点を稼ぐのがハードル高いので、知能問題は確実に8割以上核確保できるようにやり込んだ。

集団面接がない自治体を選ぶ。俺みたいなバカ集団討論になると話についていけなくなる馬鹿なので、バカを隠し通すために集団討論のある所はすべて受験候補から外した。

なんの参考にもならんと思うが。幸運を祈る。

anond:20220411083358

タツキは田舎育ちで教養がない(と本人も言っている)

でも身近に触れることのできる映画というコンテンツから精一杯学ぼうとしたんだろうね

2022-04-13

オス大好きの三十路女としては、こんな男はマジでイヤ

1 すね毛やわき毛を剃る美容男子

2 二十代三十代なのに精力欠乏気味で、毎日オナニーも出来ない男 

3 アソコがやたら白い男

4 抱かれた時に男臭がしない男

5 すぐに勃たない男、すぐに萎える男

6 教養がない男、本を読まない男

7 腕が細い男

8 ヘソと陰毛が繋がっていない男

9 乳首が小さい男

10 宴会で裸芸も出来ない男、人前で上半身裸になれな男

11 あぐらをかく姿がさまにならない男

12 酒の飲めない男

13 細かいことを気にする男

14 ブリーフをはく男 

15 喧嘩が弱い男

2022-04-11

タツキの漫画って洋画に詳しい人向けなんだなー

ワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド→知らない

ぼくのエリ→知らない

でもみんな見てるんだ、びっくり

普段話題にする映画といえばZ級サメ映画や実写デビルマンや邦キチが好むようなクソ実写、

ツイッターでタフ構文を使いながらタコピーを語り

スパイファミリーアニメをガン無視しているような人たちが

元ネタ、○○(グロホラー主題じゃないオサレ映画)じゃん!タツキってほんと天才だな~!とか言ってるの

なんか勝手に、ああそうなんだ……君らそういうのも教養として押さえてるのね……って凹んでしまった

自分はそういうしっとりした映画見ないか

元ネタが分からいか

タツキの漫画がじーんと心に沁みることはこれからもないんだなと思った

ルックバックの時は京アニが下敷きにされてるっていう「文脈」が読んでる最中理解できたから少しはそういう感覚があったけど

タツキが「長門は俺」というHN活動していたことは知らなかったし

一行目に挙げたようにあの映画は知らないし

何よりオタクのくせに絵を描かないし

ツイッター絵師様が得た感動を自分は得られなかった

俺は分かってるぞ面ができる側になれなかった

タツキの漫画創作物をたくさんインプットしてるクリエイターのためのオサレポプテピピックみたいなものなんだな

タツキの絵は好きだけどタツキの読者にはなれない、向いてないことが分かった

さよならタツ

2022-04-10

anond:20220410005426

教養というか、日本映画ってフランス映画とかの芸術映画のノリだよね

小さい映画館とかでやってる外国無名映画みたいな。

ヨーロッパカタカナの賞がほしいいんだろうな〜。

というキョロ充的なダサさはある。

 

以前韓国映画の半地下ってやつが大きな賞取ったけど、本当はああなりたいんだよな。

日本アニメ

面白いけど、日本映画ってつまらないよね」と言っている限りは大人じゃないと思ってる

日本映画も十分に面白いけど、あれを心から面白いと思うには教養いるからね

2022-04-07

マッチングアプリ乞食女に出会った

マッチングアプリ(Tinder)で久しぶりに乞食女に出会った。

都心から離れた所で働いてる介護職で、24歳らしい。会う前からおかしい感じはしていた。

・「お金がない」発言

発言距離感おかしい(言葉遣いに品が無い、強調表現にとにかくキモイという言葉を使う)

いつもはお金ない発言をする人はスクリーニングをかけていたが、流石に24歳なので金を持ってこないということはないだろうと思っていた。


会ってこれは酷いなと思った。10分遅れていたが、謝る素振りすらなく、連絡をしてなかったせいだと言ってくる。

話す内容も、教養知識からかけ離れたものばかり。過去に会ったつまらない男性悪口を喋りまくりイケメンに会った事を自慢。

話に出てくるつまらない陰キャと君、同レベルだよ、と心の中で思いつつ、多分男じゃなくてこいつがつまらないんだろうなということはわかった。

人間関係は鏡だ。相手がつまらないと感じる時、だいたいつまらない存在自分だ。


基本的コミュニケーションもできていない。言葉ボールを投げたらジャグラーを始める。友達は居ないと言っていた。

栄養不足と食の偏り、生活習慣の乱れでで実年齢より10歳ほど老けこんだ土気色の顔と、ボロボロの肌を眺めながら、

イケメン慶応生に家に呼ばれ、捏造した英語論文を見せつけられた話」をぼーっと聞いていた。

6年前からマッチングアプリをやってるらしいが、6年前でセルフイメージが止まっているんだろうなと思う。18歳でこれならわかるが、24歳でこれは地獄だ。


HIKAKINの話と、ジャニオタらしく菊池風磨の話をずっとしていた。

そりゃ男に雑に扱われるだろうなと思った。笑顔だけはよかったので、一生笑っててほしいとおもった。


会計時、そいつお金を持ってきていなかった。丁寧に空の財布を見せてくる。「給料日前だからお金ないって言ったじゃん」と。


二件目に行く話をしていたが、萎えて外に出てから「帰ろうか」と言い無言で歩いていたら、途中で消えた。

LINEはもちろんブロックされ、マッチングアプリも解除されていた。給料日きたら金渡せよ、な。

ありがとうぐらい言えよ。


50人以上と会ってきたが、こういう乞食女は2人目。

写真詐欺で、話す内容に知的さがない。会った人数が異常に多く、乞食なので酒では無く飯を食べようとする。

単価の高い肉を食べるために偏食ぶりをアピールしていたのもそっくりだった。しか24歳でこれは初めて見た。


まぁ俺もヤリモクだから、この女をクズだの強くは罵るつもりはない。

損失分は1,500円、ぼったくりバーよりかはマシだと思いながらも、何がこの女をこのような貧しい存在にしたのか考える。

そしてぼんやりと、「人間関係は鏡」という言葉が思い浮かぶ

俺もマッチングアプリをやり過ぎたかもしれない。

2022-04-05

anond:20220405201944

横だけど帝国主義時代から

侵略する側になるかされる側になるかという時代だったわな

まさか過去植民地支配帝国主義を今の価値観批判する無教養ではないでしょ?

anond:20220405144520

金持ちだろうが貧乏だろうが、政治家を志すなら高い教養があってしかるべきだろ。

完璧世界は初めから諦めた前提で取捨選択でどこを優先すべきかの話をしている。

anond:20220404151606

これ、音読してもメイクがいけない理由になってないよな

生活必需品ではないってことを言いたいんだろうが、それを血糖値が上がらないって表現するところに教養のなさと馬鹿さがにじみ出ている

例えば生理用品はOKなのって言われたら、これも血糖値が上がらないという理由却下するわけかな

2022-04-04

anond:20220404095532

海外映画も本も読んだことないんやろな。

引用なんて教養ある大人普通の振る舞いやで。

ピンチョンとかジョイスなんて注がないとわからいくらいいろんなところから引用しよるが、

昔のスタートレックでもシェイクスピア引用ばっかりや(海外オタクはそういうスタートレックから引用したりする)

特に自称ヲタクありがちな『がいこくじんちゅごい 』『がいこくじんとなかよくちょう』

しかに異国のカルチャーアクセスする人は教養ソーシャルランクが高い人が多い傾向はある

しかしそれは即ち文化以前の一般的常識を有してたり・文化以前の一般的コミュニケーション能力を持つということを意味するものではない

彼・彼女らはそれぞれが所属する国で明確に社会的スキルが怪しいとか言われちゃっている

偉大なエンジニアで名だたる企業CTOやらやってた某氏もweeb(日本ゲーム萌えエロ好き)かつ人種差別的な言動をとってたのは

なんとなく知られてる話だよね

 

海外から頻繁にオファーが来るような絵師でなくても、自分作品投稿に反応がついてたり、

彼・彼女らがTwitterTumblr・各種掲示板ほか彼・彼女いそうなとこで何を話してるのかを見れば

むやみやたらに『ちゅごい 』『なかよくちょう』とはならないはず

というか、いっさい英語を読まなくても、

日本でどういう人がアニメゲームマンガ二次創作エロオタクだったりするかくらいは

アニメゲームマンガ二次創作エロに縁のある人ならば誰だってわかることでしょうよって思う

本当に本気で思考を止めている

 

まぁそれはそれとして、やはり異国のカルチャーアクセスする人は教養ソーシャルランクが高い人が多い傾向にはあるので

マネタイズしたり見聞を広げるならブロックはしない方が良いとは思います

 

anond:20220403182517

2022-04-03

anond:20220402225231

稚拙でない面白い具体的な話をしたいのはお前であって俺ではない

言っては見たもの自分にその教養能力もないから、じゃあその具体例は何かと問われても答えることなんて出来ない

教養能力もないやつから具体例が出てこないことなんて知ってる

違うと言うなら示すしかないけど、無理なのはお前が一番よく分かってるだろ

自分馬鹿だって晒し続けるのがそんなに楽しいなら、何ヵ月でも付き合ってやるよ

馬鹿を眺めて馬鹿にすることほど楽しいことはない

2022-04-02

損得抜きで付き合える友人を作りたかったのだけど

実際にそういう友人が何人かできてもすぐに飽きてしまった。

困った時に助けてくれそうだなとか教養あって自分教養身に付きそうだなとか損得ありで付き合った方が飽きずに長続きする。

学生時代友達みたいな関係はもう作れないんだと思うとちょっと寂しいけど自分には今の方が合っているようだし、それほど悪い気分ではない。

おしまい

anond:20220402032958

これについている一連のブクマとか、最近エクセルショートカット覚えて時短!みたいなのに大量の無言ブクマがつくのとか見てると

はてなユーザーメイン層は無料読み物をあさる無教養貧民なのか?!って愕然とする。

以前は多少癖があったり極端なこと言ってる人がいてもそれなりの知性はある層が議論しているんだと思っていたけど。

2022-04-01

ロシア国民も正しいことをしようとしてるって分からないやつ

いっぱいいて興味深い

シンプル教養がないんだな

誰も間違ったことをしようとか悪をなそうなんて思ってるやついないんだよ

ロシアロシアで正しいことを

西側西側で正しいことを

この相対性理解しないで、プーチンを支持してる8割りの国民批判してるやつれシンプル教養がない

anond:20220331101255

天才設定のキャラがアホムーブするギャグからアホでも書けたけど、

天才設定のキャラ天才ムーブさせるには作者自身天才か、少なくとも知識教養取材力必要なんだよなあ

anond:20220331235956

大学入学したとたん、同期との基礎的な教養の差にぶん殴られる。

2022-03-31

修了しました

どうしてこんなことになったんだろう。ここ数年で何度も思ったことだ。

これは奇妙な巡り合わせで出会った私にそっくりの友人が大学卒業時に書いた文章の書き出しである。この鏡合わせの彼が書いた文章を何度も自分事のように反芻してきた私は今年大学院を出る。修了という立場に際して、私も少し自分語りをしてみようと思う。他人自分語りなど興味の無いという方もたくさんいるだろうから、そういう方はこの時点で引き返してほしい。思うままに書き殴っているので読みづらいし長いと思うが、それに我慢できる人だけ読んでもらえればと思う。

・生い立ち

私はごく普通環境で育ったと思っている。地方在住で金持ちでも貧乏でもない家で、両親は優しくて、友達もいた。小中学生のころの自分一言でいうと優等生気質だった。学校勉強はそこまで苦にしなかったし、危ないこともしなかった。先生の言うことには従っていたし、学級委員を務めたりするタイプ人間だった。強いて言えば両親が少し頑固だったくらいだ。

小学校では初めに陸上クラブに入った。運動は苦手かつ嫌いだったし、何よりブラスバンドのようなクラブがありそちらに入りたかった。父が無理にでも私を陸上クラブに入れたのは運動の楽しさを知ってほしかったのだと思っている。運動神経のいい父にしてみれば運動は娯楽だったのかもしれないが、運動神経が壊滅的な私にとっては純粋身体能力を問われる陸上は苦しかった。そのため5年生からブラスバンドやらせてくれと懇願した。タダで許してくれるはずもないので中学では運動部に入ると交換条件を付けた。5年生から始めたトランペットは本当に楽しくて練習した。6年生の途中からは1stトランペットを担うこともできた。

中学では周りの部員吹奏楽部に行くのを横目に約束通り運動部に入った。誤解のないように言っておくと別に部活動自体は楽しかった。ただ音楽から聞こえてくる音を聞くたびに自分もこの中にいたらどうだったろうと思うことは度々あった。中学では同学年内でいじめもあって、被害者ではなかったものの学年中を巻き込みつつも教師黙殺しているそれに優等生気取りの私は心を痛めたものだった。その頃の私はもっぱら公正世界仮説(当時この言葉は知らなかったが)の敬虔信者であり、親や先生にほめられている優等生自分はいつか報われるし、逆にいじめなんぞ加担している人間はその人間からどこかで破綻すると思っていた。

 高校は少し離れた進学校に入った。近隣の学校に行く人が多かったが、いじめの件もあり彼らと距離を置きたい気持ちも大きかった。流石にレベルの高い授業でもあったが、モラル教養を持った人が多く非常に楽しい生活を送った。高校部活軽音部と兼任しようかなと考えていたが、他方の顧問専任希望するような言い方をしたので諦めた。別に悪い人ではないと思うが、他人に機嫌を取らせるタイプ人間だった。高校では成績をぐんぐん落とした。周囲のレベルの高さもそうだが、私には2点の欠陥が見え始めていた。1つは努力中学生まであまり勉学に苦労しなかった私は勉強に労力をかける癖がなかったし。加えて苦手な運動は一向にできなかったし、好きな人アプローチしても付き合えなかったし、理論武装して親に頼み込んだことも結局許されなかったり、努力してできた経験と言えば自転車の補助輪を外すときくらいのものであったように思う。努力の数と成功体験の数なんて鶏と卵かもしれないが、努力をした経験もおそらく人よりは少なく、努力が実った経験もっと少ない人間だったように思う。もう1つは先天的能力限界である。これまでの自分は「丁寧に教えてもらえば理解ができる」という能力を有していたと思っている。中学生までの自分が苦労しなかったのもこれが原因だと思っている。しか高校3年生になると少しそれに陰りが見えているのを人知れず自覚していた。周囲の人間には見えていないようで、親や先生は褒めてくれるし、同級生から勉強ができるという認識をされていた。

 3年生になると嫌でも受験を考えなければならなくなる。私はどこに行って何をするのだろう。勉強は好きではない。高校では文芸部の本に部外から投稿してすごく評判が良かったし、文化祭の劇の脚本演出担当して最優秀賞を取れた。そのあたりの活動は楽しかったしクリエイティブなことがしたいかな、あと音楽。それとなく親に専門学校の打診してみたけど、4年制大学に行けといわれた。「いい大学に行けばいい企業に行けるからね」と言われてきていたし、親心としてはそんなもんだよねと理解した。自分としてもレールを外れることに恐怖はあったし、レールに従うことで周りと同じように大学に行って、就職して、結婚して子供を作って、今の家族のような生活が送れるならそれでいいと思っていたのでじゃあ普通大学に行くねとなった。

 問題になるのは何がやりたいかである。私がやりたいことって何だったんだろう。結局見つからなかった。そこで親がアドバイスをくれた。

「まだやりたいことが見つかっていないなら、ここに行けばいいんじゃない?」

親が指し示した大学は、入学時に専攻を決めなくてよいという特殊制度もつ大学だった。みなさん名前ぐらいはご存じの都内大学である。幸か不幸か、私にはそこを目指せるだけの能力はあった。

長くなったが、これが地獄の幕開けである

大学という場所

1浪しなんとか2年目で合格して大学1年目。はじめに学んだ格言がある。

大学では勉強サークル恋愛バイトのうち2つしかできない」

勉強は好きではないので、サークルバイトをやるんだろう、恋愛もあるのかななどと入学後の私は胸を躍らせていた。憧れのバンドサークルにも入った。周りは経験者なので食らいつこうと頑張った。大学から帰って仮眠を取り深夜の安いパック料金で明け方までスタジオ個人練、シャワーを浴びて大学へ。その生活をしていたら資金ショートした。親にバイト禁止されていたため練習交流のためのお金が足りず、実力もつかず人脈もできずにフェードアウトした。

 大学の授業はひどく不親切であった。大学レベルも相まって何をやっているのか理解できなかった。高校の時に疑問を持っていた内容が解決されるかと期待していたが、それらは大体1,2回目の講義解決してしまものか、もしくは深くがっつり専攻しないと理解できないようなもののどちらかで、学ぶモチベーションにはつながらなかった。教える側も教科書も「説明してはいる」「書いてはある」という感じで、高校までのようにわかやすくとはいかなかったから、「丁寧に教えてもらえば理解できる」タイプの私では太刀打ちできなかった。つまらないし時間無駄に思えて次第に講義休みがちになった。

 それでも、とりあえず大学を出れば何とかなると思っていた。ここで耐えている自分はきっと報われると思っていた。好きなもの大学で見つかればいいし、そうでなかったら高校までの勉強ができるから教師になればいい。これが1年目の私であった。

崩壊

 初めてショックを受けたのは成人式のことだった。新成人代表として何人かの陽キャ集団が壇上にあがった。式の前後に彼らと会ったがある人はバツが悪そうに私から目をそらし、ある人は肩を組んで話しかけてきた。どちらもいい気はしなかった。彼らはいじめの関係者である。なんで彼らの方が人生謳歌しているんだろうか。その時にふと思った。「結局彼らは世渡りがうまかったんだ」と。くだらない正義なんて捨ててその場で空気を読んで得なほうに回るっていうのが正解で、黙殺していた奴らもそうだったんだ、なんて自分は愚かだったのかと。そう考えてみると社会に明確な悪役はいなくて、したがって明確な正義存在しない。正義道徳立脚した自尊心のなんと脆いことかと思い知らされた。

 そして、もう一つ。親や教師というのもまた所詮人間だとこの年になって気づいた。この中の何人かが数年のうちに教師になって、親になる。はっきり言って話の通じない人だっているが、そんな人も年さえ取ればいつかは親や教師になりうる。だから黙殺した教師も、話の出来ない親もおかしくはない。じゃあ私が優等生してきた、私が正しさの根拠としてきたものは何だったんだろう。優等生であることを数字で示してくれるものは成績くらいしかない。世渡りが下手で運動などの技能も持たず、それでも私が公正世界仮説を信じてこれたのは、案外「勉強ができること」に依存していたのかもしれない。勉強しかできないやつだけど勉強ができるから何とかなる、そんな風に自分無能さを騙して生きていたのかもしれない。

 さらに拠り所の勉学さえ崩れ落ちた。留年が確定したのだ。受験でも足を引っ張った物理がとことん苦手で何も理解できなかった。2年目は学費負担を減らすべくバイトをさせてもらった。サークル活動事実上全部やめ、バイト勉強の日々が始まった。バイト先は学生が割と多かったため、みんなと仲良くなれた半面、繁忙期が重なった。私は試験前はむしろシフトが増加し、結果的に致命的な必修単位だけ落としてしまった。2留である。親に電話して事情説明した。単位くらい取れとストレートに怒られるかと思った。代わってあげる優しさを評価しつつもやりすぎだと注意されるかもとも思った。

あんた人にいいように使われてるだけでしょうが

人にやさしく優等生してきた自分生き方への批判自分が仲良くしている人たちへの非難ダブルパンチで頭に血が上った。怒りで何も言葉が出ずに何秒か無言の後電話を切って、壁を殴った。

数日すると気分が落ち込んできた。親はそれを「単位を落としたから」と解釈したようであるが、全く違う。私は他の人が当たり前のようにサークルバイト恋愛を掛け持ちして進級している中で、バイトしながら進級できなかった。私は当たり前のことすら満足にできない無能であると、薄々感じていた自分無能が隠せなくなってしまったのである

 3年目は再びバイト禁止した。クラスでの試験対策仕事もやり、その科目の勉強をしなければいけない状況を作った。サークルとしては冒頭の彼の紹介で新しいサークルに入った。サークルでできた友人とは本当に仲が良く、勉強を助けてもらったり、サークル関係なしに遊んだ大学での生活の基盤になった。助けてもらえる人も増え、自分学習するようになり、この年の上半期では単位の取得ができた。しかし、私が感じていたことは決してポジティブなことではなかった。私がこの年の経験でわかったことは「お前はやればできるが、環境サポートがあって自分勉強してもちゃんとできるのは2単位」ということである。私は2年で70単位以上取得する想定のカリキュラムを、半年で2単位しか取れない脳みそでやっている。無能すぎてもはや卒業が無理なのではないかと思った。

公正世界仮説評価軸としてきた大人たちへの信頼、自身の実力への評価の3つが音を立てて崩れて、この時私は確かに一度死んでしまった。このことに気づく前の自分に戻れなくなってしまった。中学いじめがらみで「死にたいけど死ぬ勇気もない」って言ったときに「死ぬのなんて勇気って言わねえ」って怒鳴りつけてくれた友人がいた。

・専攻決定

4年目にして2年生。この年は諸々の事情クラスから孤立した。喧嘩別れのようなものである。私としても仲良くする気はなかったので1人でどこまでできるかやってみようと思った。結果は惨敗だった。単位取得こそぎりぎりできたものの私はこの大学では人に寄生しないとやっていけないと気づかされた。

そして、4年前に選択先延ばしにしたツケの返済期限が来ていた。専攻の決定である。結局4年間でやりたいことは見つからなかった。勉強面白くないし、勉強以外の何かを思い切って始める余裕もなかった。教員になろうかとも思ったが、それもかなわないと思った。教職卒業単位には含まれないため、追加でいくつも講義を取る必要がある。通常のカリキュラムすらまともにできない私にそれは無理だろう。ちなみに私と同じく成績の芳しくなかった冒頭の彼は教職を志して単位を取得しに行ったが、弊学では満足に教職まで取り切れなかった。教職を目指した世界線の私もきっとこんなものだろうと思ってしまった。

理系科目はわからなかったので、唯一興味がわいた心理学を専攻しようと思った。しかし、成績が足りなくて進むことが絶望的だった。ここで初めて間違いに気が付いた。この大学システムは何をやりたいか不明瞭な人間を救済するシステムではなく、やりたいことや才能が複数ある人間選択肢を与えるシステムなのだと。私などがこの大学には来てはいけなかったんだと激しく後悔した。

このシステムでは通常、成績が足りなければ次の年に再挑戦することができる。しかし、私は4年目であったがために在学年限が迫っており、この年で専攻を決定しなければならなかった。そのため、当時人気の低かった化学を選んだ。化学は苦手で高校化学すらわからないが「とりあえず大学を出れば何とかなる」のであれば、と苦渋の選択をした。

実験異変

5年目、3年生。1限からの授業と週3回の実験があり、9時-18時のような生活になる。実験には予習とレポートがあるため、実際の拘束時間はこれより長い。何とか4月を乗り切ったところで、レポートを1つ残してしまった。GWに入ってレポートをやらなければと思って毎日机に向かおうとした。いや、向かったこともあった。だが、ペンを持っても何も書けない。そのまま時間が過ぎてごはん時になり席を外してご飯を食べる。そんな日が続いてGWの最終日、床にへたり込んで泣いた。書かなきゃいけないと思いつつも1文字も書けなかった。

 3年生の必修は実験だけだったので、他の単位犠牲にしてでも取ろうと考えた。1時間だけ講義を休んで...その1時間を何も書けずに終えた。これを繰り返してほぼ全ての講義を欠席した。次第にいろいろおかしくなっていった。頭痛もちでもないのに頭が痛みだした。文字が読めなくなり、教科書はおろかネットニュースくらいの簡単文章でも字が滑るようになった。1日にできることがゴミ出しと洗濯くらいになり、起きて寝る以外に食事、入浴、ソシャゲの周回くらいしかしてない生活になった。

 溜まりに溜まったレポート夏休み前に呼び出しを食らったことで、無理やり夏休みを使って消化した。歯を食いしばりながら全部消化したことは覚えているが、歯を食いしばればできたことがなぜここまでできなかったのかこの時は疑問だった。

 4年生になり、大学院へ進学することになったが、大学院の手続き入試勉強、足りなかった単位試験勉強などでタスクが溜まった瞬間、この症状は再発した。友人の勧めを受けて学生相談所に通うことになった。

能力環境

学生相談所のカウンセラーはいい人だった。いろいろお話をして気持ちは和らいだ。専門的なこととしてはWAISの検査を受けた。結果は処理速度だけが異様にへこんでいる格好になった。別に数値は低くないので大丈夫と言われたが、「問題の有無は環境によって決まりませんか?能力の高い人が集まる環境ではそれなりの能力要求されますよね?」という質問には満足のいく回答は得られなかった。

 親にも何度か愚痴を言ったことがある。そのたびに「あなた世間一般には優秀だから大丈夫」と返されるのである。何が大丈夫なんだろうか。”今の環境”が辛いと言っているのに”世間一般”という別の集団を持ち出して何の救いになるんだろうか。これ自体も言ってみたことがあるが「なんでそんなこと言うの」と言わんばかりの困惑した顔をするだけだったのでやめた。別に親以外でも同様のことを言う人はいる。世間一般評価邪魔をして、まともに助けを求めることすらままならない。内部の人間から見て無能で、外部の人間から見て有能な私は、共感を得られる対象がとても限られていて苦しかった。大学ブランドという呪いにかけられて苦しかった。

 やりたいことをやれていればよかったのだろうか。サークル作曲体験させてもらう機会があった。でも続かなかった。結局忙しいとかいろいろ言ってインプットから逃げている自分がいる。クリエイターにはなれなかっただろうなと思った。好きなことも頑張れない自分に「自分が勉学を頑張れなかったのは勉強が嫌いだからじゃない、努力が嫌いなんだ」という事実を突きつけられてまた悲しくなった。あれほどに信じてきた公正世界仮説は「お前が苦しいのはお前が間違ってきたからだ」と自分に牙をむき始めていた。

・進学と私

大学院へ進学することにした私だが、実は私は望んでいなかった。学部時代夜遅くまで研究に勤しむ先輩たちを見ていて「私にこれは無理だ」と実感していたかである研究への熱意はおろか、化学への意欲も知識もないのである。ただでさえ病む人が多く出る大学院という環境にこんな人間が行くのは自殺行為に他ならない。そのため、私は就職を強く希望した。しかし、親にそれを伝えると「今のお前に就職はできない」と言われた。就活を終えた今だから言えるが、これは正しかったように思う。議論は「就職はできないから進学しろ」「院でやっていけないか就職させろ」の平行線で、就職も進学もろくにできない無能をぼこぼこにリンチするだけで生産性はなく、結局「とりあえず進学はするがいつでも辞めてよい」という落としどころになった。

 私は院試に落ちるのが最適解だと思った。学力もないので真面目に受けても受からないだろう。院試を受けたけど落ちましたというのが親にも研究室にも一番角が立たない。しかし、筆記試験が思ったより点数が低かったのか通ってしまった。面接をすっぽかすことも考えたが、会場に研究室の先生方がいるかもしれないことを考えると気が引けた。面接では辞退の意思を伝えるつもりだった。面接官と私だけの秘密である。私は院試を受けて落ちたのだと周りに言えばよい。

 Permalink | 記事への反応(0) | 23:43

anond:20220331091256

カリスマ性なんてパラメーターは実際存在しないんで。

頭の回転の速さとか、教養の有無とか、人当たりの良さとか、身心の健康とか、顔面とか、金払いとか、ジョーク面白さとか

そういうのいちいち指摘するのめんどいから、合わせた全部をカリスマ性と呼んでるでしょ。 

 

で、それらカリスマ性の構成要素のうち、どれくらいが先天性ですか? という。

全要素が先天性じゃないのは確かだよなぁ

2022-03-30

anond:20220330230736

単純にお前に教養がなくて英語理解できないからだろ

https://www.youtube.com/watch?v=gYZLKqGhSZs

これとかめっちゃ皮肉きいてておもろい

ボストンマラソンテロを笑いに変えられる才能よ

anond:20220330222911

まあでもハゲをただ「ハゲwww」ってバカにするだけじゃウケないんだよ

GIジョーを引き合いに出すとかちょっと教養センスを見せつけながらいじるからウケるんだよ

今回の件、アメリカンジョーク勉強にはなったよ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん