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2014-12-19

STAP論文不正はどのように暴かれて行ったか

2月5日〜14日の間に色々な疑念が噴出していますキーとなったのはPubPeerと2chスレのようです。

1月28日
小保方氏と笹井氏によるSTAP細胞研究発表の記者会見が行われる。 http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20140702_1/140702_1_1_jp.pdf
1月29日
STAP論文を発表。2chニュース速報+スレが立つ。大方好意的コメントhttp://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1390999697/

1月29日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A1%2F29%2F2014%2Ccd_max%3A1%2F29%2F2014&tbm=

2月5日
海外論文査読サイトPubPeerで画像不正が指摘される。 https://pubpeer.com/publications/8B755710BADFE6FB0A848A44B70F7D#fb6119 共著者の大和氏が脳出血で倒れる。
2月9日
2chの「捏造不正論文 総合スレネオ 12」の592がPubPeerについてレスをする。この時はまだ決定的な不正とは見なされていない。 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/life/1390498705/592-615
2月12日
2chの「STAP細胞の懐疑点」で画像不正が指摘される。 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/life/1391930940/69-92
2月13日
論文疑義があるとの職員からの連絡を受け、指摘理研が「研究論文疑義に関する調査委員会」を設置。2chニュース速報スレが立つ。 http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1392271386/ いくつかのまとめブログが立ち上がる。 http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/blog-post_2064.html http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/5165039ad32d79f78cc947717358e015

2月13日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A2%2F13%2F2014%2Ccd_max%3A2%2F13%2F2014&tbm=

2月14日
クマムシ博士ブログ論文画像データの不自然さを指摘。Livedoorニューストップになる。 http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2014/02/14/090121 (元データ削除済み) 小保方氏は政府阿部首相意向で招待されていた総合科学技術会議を欠席。
3月10日
論文の共同著者である若山氏が論文撤回を呼びかけ。
3月13日
研究論文疑義に関する調査委員会」がデータの取扱が不適切な部分はあるが不正には当たらないとする中間報告を発表。
3月28日
早稲田大学が小保方氏の「博士論文についての調査委員会」を立ち上げ。
3月31日
研究論文疑義に関する調査委員会」が論文不正認定
4月1日
理研論文不正認定を発表。論文の取下げの勧告を含めた措置を明言。論文で報告されていないプロトコルを含めた「STAP現象検証」を開始。
4月4日
理研が「研究不正再発防止改革推進本部」を設置。
4月7日
小保方氏が入院
4月8日
小保方氏が弁護士を通じて論文撤回の不服申し立てを行う。
4月9日
小保方氏が記者会見を行う。「STAP細胞はあります」「200回以上作成成功していますhttp://www.huffingtonpost.jp/2014/04/09/stap-exists-obokata-said_n_5115861.html

4月9日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A4%2F9%2F2014%2Ccd_max%3A4%2F9%2F2014&tbm=

4月13日
Yahooニュース投票で行われた小保方氏の記者会見に大しての投票で「納得できなかった」が50%を超える。http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/11241/result
4月16日
笹井氏が記者会見を行い「STAP"現象"」「生データノートを見る機会なかった」等の発言を行う。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000004-wordleaf-sctch&p=2
4月21日
大和氏がtwitterデータを削除
5月7日
研究論文疑義に関する調査委員会」が小保方氏の申し立てによる再調査依頼を実施しない方針を決める。
5月27日
小保方氏が郵送で完成版の博士論文を「博士論文についての調査委員会」へ提出。
5月28日
小保方氏らがレター論文撤回同意
6月3日
小保方氏らがアーティクル論文撤回同意
6月16日
研究室から発見された「ES」と書かれたラベルを張った容器に含まれ細胞遺伝子の特徴がSTAP細胞のものと一致。また若山氏が記者会見で「小保方さんだけは研究室にいなかったために、実験ノートを見る習慣がなかった。」「割烹着は見たことがない。」等の発現を行う。 http://news.livedoor.com/article/detail/8944520/

6月16日Google 検索結果

- STAP細胞証拠なし 共著者の若山教授日本経済新聞

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A6%2F16%2F2014%2Ccd_max%3A6%2F16%2F2014&tbm=

6月26日
小保方氏がメール博士論文デジタルデータを「博士論文についての調査委員会」へ提出。
7月1日
「STAP現象検証計画」への小保方氏が参画。期限は同年11月まで。
7月2日
ネイチャー誌に発表した2本の論文撤回される。
7月17日
早稲田大学の「博士論文についての調査委員会」は「博士学位を授与されるべき人物に値しない」と断定したが、学位の取り消しには該当しないとの結論を出す
7月23日
NHKの過剰な取材により小保方氏が負傷。
8月4日
理研不正論文共著者の処分について言及
8月5日
論文の共同著者である笹井氏が自殺

8月5日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A8%2F5%2F2014%2Ccd_max%3A8%2F5%2F2014&tbm=

8月11日
責任著者のバカンティ氏が所属する病院麻酔科長を退任し、1年の長期休職に入る。
9月1日
理研が「STAP現象検証」の中間発表として、出現が認められないとの発表を行う。
9月3日
理研研究論文疑義に関して外部有識者のみにより構成される調査委員会による本調査を開始。
10月7日
早稲田大学により小保方晴子博士号取消が決定。ただし1年程度の猶予期間あり。
11月31日
小保方氏によるの「STAP現象検証」が終了。
12月15日
小保方氏が12/21付けの退職願理研に提出、受理される。
12月18日
小保方氏による「STAP現象検証」失敗との報道
12月19日
理研記者会見を行い「STAP現象検証」において行った48回の実験全ての失敗が発表され、3月まで行われる予定だった小保方氏以外の検証実験も打ち切られる事となった http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141219-00000517-san-soci

12月19日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A8%2F19%2F2014%2Ccd_max%3A12%2F19%2F2014&tbm=


最後感想。私は今回の事件シェーン事件ES細胞論文不正事件といくつかの点で共通点があると感じました。


なお、理研による公式の発表はこちらにまとめられています

http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140327_1/

小保方さん退職に際し

これあれだな、小保方さんの意思尊重しなどと殊勝なことを言ってはいるが

結局「これ以上今回の件で理研在籍中の科学者から自殺者が出ないようにしたい」

ってことだよな……

2014-12-18

STAP細胞をめぐる一連の混乱により、日本科学技術に対する信頼は大きく揺らいだ。

STAP細胞をめぐる一連の混乱により、小保方チームの科学技術に対する信頼は大きく揺らいだ。→○

STAP細胞をめぐる一連の混乱により、理研科学技術に対する信頼は大きく揺らいだ。→○

STAP細胞をめぐる一連の混乱により、日本科学技術に対する信頼は大きく揺らいだ。→は?

http://anond.hatelabo.jp/20141217144912

研究不正審査には時間がかかるんだよ。

結果が出るまで1年くらい、長いときは2年かかる。

研究不正 調査報告 site:ac.jp」 でググっていろいろ見てみるといいよ。告発からプレスリリース日には大体1年ほどの間があるはずだ。

STAPに関して理研対応が遅いと言っている人は研究不正を追った事がない人ではないかと思う。

フェイクを入れるが以下は僕のいた大学のケース。

とある研究室ポスドクから内部告発があった。

X教授不正強要 → ポスドク拒否 → パワハラ → 告発 

という流れ。

まずメールサーバーを押さえ、数年分のメールから不正証拠となりそうな物を探す。

(ちなみに研究不正審査員は3人)

同時に関連分野の論文を読み漁り勉強。ここまでで半年

次にポスドクを一人ずつ面接。2人はすぐに認めたが1人はやってないと言いはる。

最後にX教授面接

「やってない」「データは?」「なくなった」「もう一度やり直して提出しろ。こちらでも解析する。」

このやりとりでさら半年

結局告発から一年後にプレスリリースが出た。X教授懲戒免職。ところがこれで終わらなかった。

X教授不正審査にあたった人たちを訴えたのだ。訴えられたのは大学ではない。審査員だ。

しかもあるTV番組が「○○の陰謀天才教授解雇した」として報道。「X教授を守る市民の会」的なものができて大変なことになった。

この審査員の1人は僕の指導教官だったのだけど、結局2年間研究室に来なかった。

2年間研究から離れるというのは相当きつい。当時「**さん(←僕の指導教官)すでに研究者として死んだんじゃないの?」なんて言われて悔しかった。

研究不正審査員って完全にボランティアなんだよね。

研究者研究でのみ評価される。審査中は研究が出来ない。不正審査なんて全く評価されない。リスクけが重くのしかかる。

僕の元指導教官は「もう2度とやらない」と言っている。

2014-12-17

なぜSTAP細胞問題は悪い方向に向かったのか

私は生命系ではないが一研究者の卵として学問に携わっており、一連のSTAP細胞問題がなぜ起きてしてまったのかずっと疑問に思っていたが、ようやく私の中で結論が出た。

アカデミックは金儲けには向かないため、ごく一部の例外を除き、真剣学問への貢献を考えている人間ばかりが寄り集まった社会だ。そのため、STAP細胞のような社会問題になる事件は起きにくい。たしかに、シェーン事件など今回と類似した事件過去にもあるが、STAP問題と比べ幕引きはずっと早く、結果的にもシェーン氏個人の罪だと結論付けられた。一方、STAP問題では幕引きも遅く、論文以外にも多くの問題が噴出している。例えば、検証実験理研対応、笹井氏の自殺バカンティ氏など指導教官問題早稲田博論特定法人化など、挙げればキリがない。陰謀論結論付ける意見も多い。しかし、今回の一件で総じて得をした人間などいないのが実情だろう。また、当時の下村文部科学大臣がSTAP問題について言及したため政府の関与を疑う声もある。たしか理研産総研特定法人化が先送りされるなど実害はあっただろうが、だからといって政府関係者責任を取らされるわけではないので、政府はSTAP問題に干渉する必要性がない。

では、何がSTAP問題を悪い方向に向かわせたのか。この疑問は、[1]の記事きっかけに氷解した。補完したい部分はあるが、その前に重要な部分を引用しよう。

「現段階で小保方さんの処分を決定すれば懲戒解雇は避けられない。そうすると処分を不服として訴訟を起こされたり、理研内部の問題を外部に漏らされる可能性がある。(中略)その点、3月まで雇用を引き延ばせば、懲戒解雇ではなく来期の契約更新しない形で穏便に小保方さんを切れる」

しかにこのような説が正しければ、理研STAP細胞に関する問題3月まで先延ばししている理由は説明できる。理研時間を稼ぐ中でメディアへの露出が多かった笹井氏は社会的に追い込まれ、結果として自殺してしまったのも納得がいく。理研STAP細胞特許を取り消さなかったのも、小保方氏側が裁判の種にするのを理研が嫌ったのだろう。

さて、裁判になれば忙しい研究者時間さらに取られることになるため、避けたいのは分かる。しかし、現在問題裁判になっても小保方氏を懲戒解雇すべきだと考えるのは私だけではないだろう。もっと大きい問題は、理研内部の問題を外部に漏らされる可能性にある。というのも、これには研究者特有事情が絡んでいるのだ。研究者は、管理職になると研究室雇用予算獲得などをしなければならない。これはある意味中小企業社長のようなものだ。そしてその過程の中で、小保方氏に限らず多くの研究者は、権力と金にまみれた泥臭い世界を渡らなければならない。予算基本的に使い道や期間がかなり制限されており、うまく考えて使う必要がある。そのような制度上の問題から、素晴らしい研究においても、グレーゾーン違反した行為をせざるを得ないことはままあるのだ。例えば、購入したものを前の年度で購入したことにする、などである。一方で、管理職になると問題指導してくれるような「先生はいなくなる。研究者個人の独立性が高いと評判のCDBではなおさらだうから、小保方氏の予算管理問題があっても指導できる立場の人がいなかっただろう。(外部に公開する論文問題すら精査できなかったのに、予算問題など他の研究者が精査できたはずがない)このような状況では、あの小保方氏だから予算管理問題を抱えていてもなんらおかしくはない。

また、CDB特有制度によって小保方氏は若さにもかかわらず小規模な研究室を持っていた。理研の会見でも指摘されているように、アカデミックにおいて小保方氏は完全に責任を追うような年齢ではない。小保方氏が予算の流れを暴露すれば、理研自体にも問題点が指摘され、さら裁判となれば理研側も責任を取らされることも考えられる。このようなことから理研は穏便にすませるという方向の解決を図ったのだろう。研究者からすれば、とにかく手間を取られずに問題をすませたいという考えしかないのだ。時間を稼ごうとした結果、結果的に笹井氏は自殺し、CDBは崩壊するという最悪の結末になってしまったが、現在理研が未だに検証実験を続けているのは、記事のように小保方氏との雇用契約シナリオで進んでいるとしか考えられないのだ。

笹井氏はCDBについて「若手が実力を発揮できる研究所を作りたかった」と語っている。実際、日本研究機関年功序列が基本だから、どれだけ実力があっても研究室を手にいれるまでにはとても時間がかかるという問題がある。CDBでは、小保方氏のような比較若い研究者自分研究室を持てていたように、この目的は達成されていたと言えるだろう。しかし、日本では年功序列が当たり前であるため、上司(の立場人間)が小保方氏の責任をとる必要が出てしまった。結果的にこれが笹井氏を自殺まで追い込んでしまったのだ。また、日本においては予算について制度上の制約が多いにもかかわらず、資金運用方法研究者裁量に任されている。

日本アカデミックは、欧米から輸入してきた制度日本式制度が交わった社会である研究では特に、体力と発想力のある若手が実力通りに評価されなければ立ち行かなくなるが、年功序列予算管理の壁は厚く、今回の問題大惨事になってしまった。この問題論文切り貼りだけでなく、日本アカデミックに横たわる深い問題が表面化したに過ぎないのだ。

[1] http://www.news-postseven.com/archives/20141216_292561.html

2014-11-25

http://anond.hatelabo.jp/20141125010933

オボは理系非モテうまいこと転がしたんだろう

オタが好みそうな見た目してるしその気になれば余裕だよマジで

それでもまあ理研のチームリーダーまで行けたのは演技性人格障害のパワーによるところもあるだろうけど

2014-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20140929141852

まぁマジレスすると、リモートワークだのITの力で遠隔地でもクリエイティビティが云々、という流れはここ数年で収束してしまったんじゃないかと思う。

最近は「やっぱ優秀な奴らを一ヶ所に集めて膝つき合わせないとダメじゃね?」って雰囲気になってるよね。

単体で十分なコミュニケーションが成り立つくらい強力な組織なら別だけど…。それも電機の研究所とか、理研とか産総研とか、微妙さが出てきてしまってる部分はあると思う。

替えが効かないレベルの超天才はいいかもしれないけど、それ以外の凡才~多少の天才くらいだったらコミュニケーションコスト小さくできる方がどうしても有利。

pixivポチポチ投稿して満足ってくらいの結果求めないレベルだったら何でもいいんだろうけどね。

2014-09-05

http://anond.hatelabo.jp/20140905102912

高学歴になればなるほど、他人に言われたことを素直に聞くという傾向はあるけど

それが逆に塾偏重偏差値偏重になったわけで、昨今の小保方理研事件の引き金になってる。

 

何がいいかはわからん

世界初のIPS人体投与をめざす理研高橋政代の基礎研究論文すら

世界初のIPS人体投与をめざしてる理研高橋政代の基礎研究論文すら発表されていなかったことが判明!

「200匹以上成功したもん!証拠論文もないけど信じて」

高橋政代 @masayomasayo

動物による安全性確認を2年近く200匹以上で確認しました。

https://twitter.com/masayomasayo/status/309811061379452929

源氏 @genjitomurasaki

この200匹以上というのは、どんな動物を使い、またどのような方法安全性確認をしたのか

、詳しく分かる資料PDF等で、ネットで閲覧出来ますか?

https://twitter.com/genjitomurasaki/status/507147670842925056

高橋政代 @masayomasayo

@genjitomurasaki 昨日お知らせした論文はあの時点までの結果で、

その後のマウスラットの結果や中型動物

結果はまだ論文になっていません。今後まとめます

https://twitter.com/masayomasayo/status/507332509806256128

昨日教えていただいた資料では、免疫不全マウスでの実験については記載されていましたが、その後のラット

カニクイザルでの結果はまだ論文になっていないという事ですか?お答えいただきありがとうございます。m(_ _)m @masayomasayo

https://twitter.com/genjitomurasaki/status/507508779907174400

Masayo Takahashi ‏@masayomasayo

@genjitomurasaki そうです。

https://twitter.com/masayomasayo/status/507520126434824192

高橋政代の基礎研究の共同研究者の一人はSTAP論文笹井芳樹さんです。

2014-09-03

バカ朝日バカ理研

朝日新聞社慰安婦報道撤回して謝罪しなくて自社に批判的な広告記事の掲載を拒否してとかで散々なことになっているようなのだが、この件の内容については妙なこと書くと右からも左からも袋叩きにされるので止めておくとして、少なくとも明らかなのは撤回宣言後の朝日新聞社対応がどうやら最悪で、社そのものにとってことごとく評判を落としており、権威が地に落ちてしまっていてよろしくないということだと思う。これまでもマスコミ権威は、インターネットが普及して以来落ち続けているとは思うが、曲がりなりにも日本クオリティペーパーの一つとして、今回の件は致命的な問題のように思われる。よほど朝日新聞思想こそ真理と凝り固まっていない限りは、知的人間を自認するものならば、今回の対応が重大な問題だと認識するだろう。全体として、意思決定機関の取っている行動が悪すぎる。朝日はまるで、自分自分を殴りつけるようなことをしているようだ。ただ、そうだとして正しい対応はなんなのだろう。ひたすら平謝りすべきか。様々な批判や批難をすべて掲載した上で、なお開き直ればよかったのだろうか。僕だったら後者かなと思うが、実際それをやったらうまくいくものだろうか。まあよくわからない。

同じ構図は理化学研究所がそうであるように思う。理化学研究所が当初は小保方擁護のために動き出したのは確かだろうが、少なくとも3月の時点で、ほぼ不正捏造であろうということで事態収集に動いていたように見えたし、あのころ理研見解によれば少なくとも今より数カ月前には懲戒処分が終わっているはずだった。だけど結局事態はまったく収集せずに、なにかを隠蔽しようとしている理研、笹井さんを自殺に追い込んだ理研というふうにことごとく評判を落とし、権威が地に落ちてしまっていてよろしくない。野依さんの立場に別の人間がいて、その人間がうまく事態収集できたのならば、それは現在の野依さんを批判する理由になるのだろう。ではどうすればよかったかというと、最初記者会見の時怒りのあまりムスッとしていた野依さんが、その科学者としての直観のままに、科学の名のもとに「笹井さんも含め」厳しい処断をまずしておけば、と僕だったら思うが、実際それをやったらうまくいくものだろうか。わからない。

というわけで、危機的状況に置かれた時、僕にはどのやり方が正しいのか分からないが、世の中のどこかには分かる人がいるんだろう。昔から言われていることだけど、やはり日本的組織にはもっともっとリーダーマネージャーとしての手腕のある人が必要なんだろうなぁ。カルロス・ゴーンみたいなの。

うわさに聞くところによれば、ハーバードビジネススクールとかはいろいろなケーススタディを繰り返すのだとか。前述のように、手段はいろいろ思い浮かぶけれどもどれならうまくいくかはわからない、という状況に対し、ケーススタディは非常に有効な指標となりそうだ。少しかっこつけて言えば、歴史に学ぶということなんだろう。その中に、上記のように、組織に危機的な状況をもたらすような事件が起こったような対処の仕方、というようなのがあるのかも。

少なくとも私が知るかぎり、大学研究所にそんなトレーニングを受けた人はいない。官僚だと、MBA留学してる人がいるはずなので、そういう人材がいるのかも。ただまぁ、あまりいいたくないけど、文科・厚労の官僚レベルと、財務・経産・外務の官僚レベルには明らかに差がある。やはり私の昔の友人とかで優秀な人間はほぼすべて後者いるからなぁ。とすると、大学研究所指導したり、そこに天下りしてきたりする文科・厚労の官僚がそういうふうな優秀な素養を持ってるってことはあまり期待できないのかもなぁ。朝日新聞はどうなのかな?東大法で固まってそうなイメージあるけど・・・

まあ、MBAなんていうことはまったくわからずに書いているので、実際にMBA取った人がいたとしたら教えて下さいな。大いに自説をぶっていただき、いかにMBAが素晴らしいか(もしくは私が言うほど大したもんではないか)を教えて欲しい。もし前者だとするなら、次の日本組織の危機的状況にあたってはMBA取得者が対応していただけるように、出世に邁進していただきたいものである。今回の朝日理研の件を例にあげて、自分ならいかにうまくやれるかをプレゼンしていただきたい。研究機関でもよろしくおねがいしますよ。

2014-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20140901174715

それ良く言われるけど・・・俺達の幸せって金だけじゃないのよね。

職人からさ。良い物を作ってお客様に喜んでいただいて笑顔が見たい。

それじゃダメなのかね?

 

ちょっと熱くなっちゃったけどさ。そういうパクリ系の人たちってカネのことばっかりしか見ないで、

理研みたいなありえない問題を引き起こすから怒っている。

また、技術進化既得権益の妨害とみなして邪魔するから敵対するだけで

 

金はまぁ、ある程度は努力すれば 貧乏人でも稼げるようにはなるんだよ。この国は。

2014-08-27

いちおう 言っておくと 理研が悪い みたいな事を言ったけど。

理研が悪いとは思ってない。 日本中がそうなんだ。

理研たまたま運悪く見つかっただけにすぎない。

 

交通取り締まりの、ネズミ捕りじゃないけど、他の人間だっていくらでもやってるじゃないか!全員そうだ。

というのは、そのとおりだと思う。

から理研処分するべきなのかどうなのかすらわからない。

 

日本中がそうだから理研に石を投げることは出来ない。そうおもう。

僕も含めて、みんなおんなじ。

http://anond.hatelabo.jp/20140827140439

コネも実力もないクズがようほざきよるわ

どうして、こうやって、 息を吸って吐くように他人馬鹿にできる。そういう人間を生むんだ?

すべてコネ責任だろ。やるべきことをやってこなかった責任だろ。

 

理研不正当たり前になっていた。コネに対して厳しく接しなかった責任だろ。

コネと縁は違う。 コネというのは理不尽に人と人とのつながりを使うことだ。

仕事をする上で人と、人とのつながりが出来るのは当たり前だ。 だが、それは中間搾取をしてもいいという事じゃない。

 

 

人と人とのつながりを大切にする事を、コネとは呼ばない。

http://anond.hatelabo.jp/20140827140034

コネを持ってる人間が、実力を持っている人間を干したり。差別したりするから憎まれるんだろ。

何の被害も受けてなければ、ここまで憎まないよ。

 

コネその物は否定しない。実力がない人間一生懸命頑張ることも否定しない。 

 

からといって、コネを使って不正を働いたり、癒着を働いたり、差別をしたりしていいわけじゃない。

 

下請け丸投げして当たり前じゃない。

下請け丸投げしたりして 理研のように 事故を起こしたり してなければ コネを恨んだりしない。

http://anond.hatelabo.jp/20140827134518

そうだな。一番大事能力コネになってるからJALSONYも傾いたな。

一番大事能力コネというのは現代社会では正解だが、そういうふうに社会を作ると国が滅ぶのは おごれる平家は久しからず。歴史で習ってるな。にもかかわらず、やったな。

 

から だから コネコネコネコネコネコネコネコネ 実力のある人間クズというふうに社会がなった。

下請け丸投げになった。

佐村河内になった、小保方になった。理研も倒れる。

 

だけどね。 実力のある人間クズ という社会を作ったことは忘れるなよ。

2014-08-26

理研問題に端を発する 論文不正問題学位学問問題)(大学まで遡る)

東電原発の(人災部分のみ)の事故問題

日韓関係問題

 

こういうものに対する、責任って、どうやって取るのがいいんだろうか?(当然 最後まで生きて何がしかのことをしてくれという前提で、刑務所にも行かなくていいと思う)

 

どれもこれも、短期間や金銭では本質的にはどうにもならないものばかりが表面化してきている。

当然、役員が辞職したりしても問題は何も解決しない。(それはそれで必要かどうかはそれぞれで決めるとしても、問題を解決しないと)

2014-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20140811165226

ギャンブルに例えるのはあれだが、まあ、研究なんてある意味どれもギャンブルみたいなものなので正しいとも思うけども。

① 怪しいデータ無視して論文を完成させる → すれば莫大な予算と名声、仮に不正データが露呈してもコリゲンダム程度かな?

② 怪しいデータを突っ返して小保方を問い詰め、関係を終了 → 自分を含め幹部採用責任を問われる

に関しては、まず、ほとんどの人が勘違いと言うか正しく理解してないと思うんだけど、

今回のSTAPに関して、笹井さん主導で実験を行ったものでは無いし、理研でこの時点では確実に小保方氏がSTAPに関しては一番の研究者だったわけだ(それが虚構であるのは別として)

笹井さんにしてみれば小保方氏の論理を聞いた上で小保方氏のデータを見る、と言うことしか出来ないわけで、

少なくとも論文執筆の時点では100%確信を持ってたと思うが。

STAPの実験に関しても、1からずっと理研でやっていたならともかく、

もう論文投稿したことも在るような事の確認研究程度しかやってないみたいだし(それも実際やってたかどうかすら疑問なところだけど)。

師弟関係」みたいな表現されるけど、単に一人の研究者同士の付き合いでしか無いと思うんだが。

ただ、小保方氏があまり論文執筆無能だったから笹井さんが論文を各部分を手伝った、というだけで。



から、この時点で笹井さんにとって見れば別にギャンブルでも何でも無いと思うが。

ユニットリーダーまでに昇格させたのは多少ギャンブル要素があるかもしれないが、「女」を無駄にある程度のポストに就かせるのは日本全体的に行われてる愚行だし、

得にこの時は同時に他の女もユニットリーダーになってるので広報的にも二人同時の女ユニットリーダー誕生ある意味必須で丁度良いタイミングだった、程度だろう。




第二の賭け:論文疑惑露呈から記者会見

① 全て虚構でしたと言って謝罪する → 論文共著者および理研CDBの権威は失墜、Natureおよび姉妹から出禁研究費獲得もかなり厳しい。

しかし駒沢&下村など過去の例を考えれば、少なくとも小保方以外は科学者として退場というレベルの厳しい責任追及はない。

② 些細な取り違えであり現象自体リアルフェノメノン → ウソをつき通せればフェードアウトできる。無理ならみんな終わり。

まず、1の場合でもCDBの権威失墜、にはならない。そんなこと言ったら東大京大も今頃潰れてる。

Natureから出禁もない。

研究費については小保方氏はもう追放だが、笹井さん自身が今後一切の獲得が無理か、といえばそんなレベルではない。

2,3年の懲戒的な処分はあるかもしれんが。

2の様な感覚はありえない。それ程バカ人間があそこまでは行けない。

従って別に彼自信が2に賭けたわけではない。実際、3月の時点で辞表を提出してるわけで、

責任は感じてるし論文自体ダメな事は十分理解してる。

それが「リアルフェノメノン」であっても何も意味がないことくらいは研究者なら誰でも分かる話。

あんたみたいな人が理解できてないだけ。

少なくとも私はあの会見で自信が揺らぎ、「あれ、やっぱりSTAP現象自体リアルフェノメノンなのかな。いやいやそんなわけあるかい

でも論理的には筋が通っているし・・・。」ぐらいまで揺さぶられた。

こんなことをいうが、実際研究者達は誰もそんなことを感じてない。

論文は明らかに不正があったのは明らかになった結果、今は自分ではどうしようもない、と言った印象。

早く上が処分してあげれば良いのに、というかそれしかないのに、といった。

上にも書いたが本人は辞表を出していたし、周りの人も、彼の今後を考えたら辞めさせて他で再出発するしか無い、と言った声が多かったにも関わらず

理研処分を保留してたため、やめることすら出来なかった状況。

その状況下で理研主導の記者会見では何もいいようがなかっただけ。

笹井は賭けに負けた。

STAP騒動を笹井の視点で、ギャンブルリスク管理の側面から考えてみると、リスクミニマイゼーションではなく期待値の大きい方を選択して破れた、ように見える。

敗因は小保方が稀代の嘘つきであったこと、また稀代の無能研究者(実験音痴パソコン音痴)であったことである


最初の賭け:小保方との共同研究から論文受理まで


小保方とそのケツ持ち(おそらく西川が中心)に、「酸浴あるいはその他の刺激による、遺伝子導入によらない、細胞初期化と多能性獲得」の可能性を聞いて、燃える

この時点ではおそらく純粋科学探究心と幹細胞研究トップランナーとしての野心の両方が刺激された。


笹井が論文の構成を考え、小保方にそれに合うデータ出させる、という共同作業が開始された。

笹井は極めて優秀なので、中にはかなり怪しいデータがあると気づいていたが、「酸浴による初期化」というメインストーリーが本当であれば、

一流誌に論文さえ載せれば、莫大な予算でこの領域を牽引して独走状態に持っていけると考えた。


① 怪しいデータ無視して論文を完成させる → すれば莫大な予算と名声、仮に不正データが露呈してもコリゲンダム程度かな?

② 怪しいデータを突っ返して小保方を問い詰め、関係を終了 → 自分を含め幹部採用責任を問われる


ここで①を選び、論文発表直後から疑惑さらされる。第一の賭けに負けたのである



第二の賭け:論文疑惑露呈から記者会見


小保方に確認し、肝のデータである奇形腫の免疫染色が流用であることを知る。

この時点で小保方が全て捏造であることを笹井に白状したかどうかは定かでないが、笹井であれば「全てが捏造であり虚構」だと気付いたはずである。ここで第二の賭けである


① 全て虚構でしたと言って謝罪する → 論文共著者および理研CDBの権威は失墜、Natureおよび姉妹から出禁研究費獲得もかなり厳しい。

しかし駒沢&下村など過去の例を考えれば、少なくとも小保方以外は科学者として退場というレベルの厳しい責任追及はない。

② 些細な取り違えであり現象自体リアルフェノメノン → ウソをつき通せればフェードアウトできる。無理ならみんな終わり。


この時点ではSTAP細胞ES細胞であったというゲノム解析結果などは出ておらず、直接証拠が露呈することはないと踏んで、②に賭けた。


会見で笹井は実によくやった。

客観的データからはかなり不利な状況であったものの、天才的な頭脳ディベート力を遺憾なく発揮し、記者質問の論点をずらして、自分の主張を堂々と述べた。

ほぼ全ての専門家(広くは医学生学者、狭くは幹細胞研究者)が、「完全に虚構だろう」と思っていた状況から

少なくとも私はあの会見で自信が揺らぎ、「あれ、やっぱりSTAP現象自体リアルフェノメノンなのかな。いやいやそんなわけあるかい

でも論理的には筋が通っているし・・・。」ぐらいまで揺さぶられた。

その辺は近藤滋さんのtwitterを参照。http://whatisascientist.blogspot.com.au/2014/04/blog-post_18.html


その後、8番トリソミーやアクロシンGFPなどとんでもない解析結果が続々と出て、科学的には完全に虚構であったことに疑いの余地がなくなる。


そしてにっちもさっちもいかなくなり、自殺した。

2014-08-09

NHK自民党が介入してからおかしくなった、そして笹井さんの死だ

全部自民党が悪い。

これほど簡単な事はないだろう。

経済名目と実質が乖離したのは誰のせいか?

自民党アベノミクスと言って大企業優遇して中小零細と労働者を切り捨てた結果だ。

笹井さんは何故死ななくてはいけなかったのか。

NHKSTAP細胞を碌に調べもせずに理研蜜月にあった事を良い事に大いに宣伝したNHKの怠慢であるし、

それに介入して総理大臣までこの研究に言及して毎日称賛した事が問題

この問題が実は悪かったと判明してから掌を返すように批判しまくったのは恥を掻かされたからだという事だ。

自民党は何をやるにしても悪い。

少なくとも民主党政権下では特定科学者自殺に追い込むような事はしなかった。

自民党政権は人を人と思わない、日本人謙虚であるべきだという風潮を片っ端から壊して行き、

また、東京電力などは率先して守っていったし、ブラック企業を礼賛して労働者蔑ろにしてきた事は明らかであり、

今回の笹井さんの自殺もそうした背景を見ると、当然起こり得た事である

自民党は既に理化学研究所蜜月関係にあったから、NHKを使って笹井さんを徹底的に追い込んだ事は

調査委員会での会話や小保方さんとのメールのやりとりま報道した事からも明らかだ。

故に自民党が全ての元凶であり、国の宝であった科学者を殺した事を謝罪する等責任を果たすべきである

2014-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20140808232904

それは理研やオボ様は、1000人が1つの理由で怒ってるけど、朝日には1人が1000の理由をつけて怒ってるだけだから

つーか、端から見たら日本人日本人に怒ってるだけで、同じじゃん。

なんで理研や小保方笹井を叩いて朝日を叩かないの?

純粋な疑問なんだけど。

2014-08-06

STAP細胞なんて存在しない」という前提で考えた場合、小保方氏はどうやり過ごすつもりだったか考えてみる

1.「酢酸の反応で誕生する、より簡易な万能細胞!」という触れ込みで研究成果をアピール(←故笹井氏が多分やりたかったこと)

2.当然、実用化に向けての各種試験が始まる

3.ES細胞を混入させただけの被験体や試験結果をときどき提示する事で、「STAP細胞の生成は不安定」という実験結果を出す

4.「実際の現場で使用に耐えうるだけの実用化は無理である」という結論に漕ぎ着ける

5.STAP細胞研究が終了とされる

6.成果のでっち上げ成功、一安心

1までは実際うまくいっていた。

でも、2に行くまでに捏造不正が発覚して頓挫した。

3あたりまでバレずに進められていれば、もしSTAP細胞の製造過程に関して実験現場でボロが出たとしても、小保方氏が内部の人間にの事実告白し「予算も出てこれだけ実用化に向けた試験もしているのに、いまさら嘘でしたなんて言い訳が通るわけない」と、実験に協力する理研やら周囲の人間やらを脅迫する事で、ひっそりと研究実用試験を続け、数年後くらいに無難な「実用化は無理」という研究結果に軟着陸させる事ができたのかもしれない。

無論失望はされるし評価も下がるだろうが、理研単一研究のみに取り組む小さな研究所じゃないし、稼いだ時間を使ってその間に別の研究を進め成果を挙げてゆく事はできなくもない。少なくとも血税濫用の詐欺師呼ばわりされるよりはずっといい。

俺が理研中の人だったらどうするかな。

小保方氏に稼げるだけ時間を稼がせた挙句、その間に別口の研究で短期的な成果をいくつも挙げさせて、理研ブランドイメージ回復を図るかも。

もしも、理研の株が売っていたとしたら、そろそろ買いどきかな。

で、小保方の時間稼ぎが限界に達しそうな頃にまた売る。

http://anond.hatelabo.jp/20140805232925

9と、後は1と6が少し。

論文を書いた時期から言って、

論文に書く内容については理研に来る前にかなりの部分固まってたし、

実際には理研では殆ど実験してないんじゃないか、と。

何れにしろ自身はSTAPの専門家はいえないので、

一歩引いた所からみていて

論文執筆の手伝いをしただけ、と言うのはある意味正しい表現なのかと。

ただ、論文を書くわけで、内容についてはきっちり聞いてるし、

理解してるし、疑問点は解決してただろう。

それらに関して、彼女はかなり用意周到に準備してたのかと。

それを理研に入ってから全て準備するのは無理な感もあるので、

向こうに言ってる間からの積み重ねで。

論理さえ通ってしまえば、いくら一流の研究者でも画像不正を見抜くのは不可能に近い。

勿論、彼のもとで何度も実験を繰り返し報告をしている、と言う作業があれば

その数だけ不正を持って行くことは不可能なので途中でバレるだろうが、

彼には最終結果で整ったものだけを見せてる様な状態だったのだろう。

彼女自身は既にユニットリーダーなので教授職みたいなもんで、

はっきり言って他の人が論文を提出する前に審査する、なんて言う事は無いしそれは当たり前。

間内Goサインが出れば理研がその後審査する、なんて事は有り得ない。

どの実験、どの大学、どの機関でも同じこと。

その辺りで理研体制をどうこう言ってるのは余りに馬鹿すぎる。


から彼女完璧に辻褄が合うように調整した最終結果を持ってきて

それを理解した上で、他の先生方も確認してる、ということでGoサイン出して

論文を手伝った、というところ。

この工程になんら不思議な要素も落ち度も有り得ない。

2014-08-05

彼女はたいへんなものを奪っていきました

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早稲田の(あるいは日本の?)博士号価値

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