はてなキーワード: 理研とは
2月5日〜14日の間に色々な疑念が噴出しています。キーとなったのはPubPeerと2chのスレのようです。
- STAP細胞 - NAVER まとめ
- [PDF]CDBに保全されているSTAP関連細胞株に関する検証について
- STAP細胞の存在示す証拠がない - ハフィントンポスト
- STAP細胞、提供マウスと一致せず 共著の教授が解析:朝日 ...
最後に感想。私は今回の事件はシェーン事件、ES細胞論文不正事件といくつかの点で共通点があると感じました。
STAP細胞をめぐる一連の混乱により、小保方チームの科学技術に対する信頼は大きく揺らいだ。→○
結果が出るまで1年くらい、長いときは2年かかる。
「研究不正 調査報告 site:ac.jp」 でググっていろいろ見てみるといいよ。告発日からプレスリリース日には大体1年ほどの間があるはずだ。
STAPに関して理研の対応が遅いと言っている人は研究不正を追った事がない人ではないかと思う。
X教授が不正を強要 → ポスドク拒否 → パワハラ → 告発
という流れ。
まずメールサーバーを押さえ、数年分のメールから不正の証拠となりそうな物を探す。
次にポスドクを一人ずつ面接。2人はすぐに認めたが1人はやってないと言いはる。
「やってない」「データは?」「なくなった」「もう一度やり直して提出しろ。こちらでも解析する。」
結局告発から一年後にプレスリリースが出た。X教授は懲戒免職。ところがこれで終わらなかった。
X教授が不正審査にあたった人たちを訴えたのだ。訴えられたのは大学ではない。審査員だ。
しかもあるTV番組が「○○の陰謀で天才教授を解雇した」として報道。「X教授を守る市民の会」的なものができて大変なことになった。
この審査員の1人は僕の指導教官だったのだけど、結局2年間研究室に来なかった。
2年間研究から離れるというのは相当きつい。当時「**さん(←僕の指導教官)すでに研究者として死んだんじゃないの?」なんて言われて悔しかった。
研究者は研究でのみ評価される。審査中は研究が出来ない。不正審査なんて全く評価されない。リスクだけが重くのしかかる。
僕の元指導教官は「もう2度とやらない」と言っている。
私は生命系ではないが一研究者の卵として学問に携わっており、一連のSTAP細胞の問題がなぜ起きてしてまったのかずっと疑問に思っていたが、ようやく私の中で結論が出た。
アカデミックは金儲けには向かないため、ごく一部の例外を除き、真剣に学問への貢献を考えている人間ばかりが寄り集まった社会だ。そのため、STAP細胞のような社会問題になる事件は起きにくい。たしかに、シェーン事件など今回と類似した事件は過去にもあるが、STAP問題と比べ幕引きはずっと早く、結果的にもシェーン氏個人の罪だと結論付けられた。一方、STAP問題では幕引きも遅く、論文以外にも多くの問題が噴出している。例えば、検証実験や理研の対応、笹井氏の自殺、バカンティ氏など指導教官の問題、早稲田の博論、特定法人化など、挙げればキリがない。陰謀論に結論付ける意見も多い。しかし、今回の一件で総じて得をした人間などいないのが実情だろう。また、当時の下村文部科学大臣がSTAP問題について言及したため政府の関与を疑う声もある。たしかに理研と産総研の特定法人化が先送りされるなど実害はあっただろうが、だからといって政府関係者が責任を取らされるわけではないので、政府はSTAP問題に干渉する必要性がない。
では、何がSTAP問題を悪い方向に向かわせたのか。この疑問は、[1]の記事をきっかけに氷解した。補完したい部分はあるが、その前に重要な部分を引用しよう。
「現段階で小保方さんの処分を決定すれば懲戒解雇は避けられない。そうすると処分を不服として訴訟を起こされたり、理研内部の問題を外部に漏らされる可能性がある。(中略)その点、3月まで雇用を引き延ばせば、懲戒解雇ではなく来期の契約を更新しない形で穏便に小保方さんを切れる」
たしかにこのような説が正しければ、理研がSTAP細胞に関する問題を3月まで先延ばししている理由は説明できる。理研が時間を稼ぐ中でメディアへの露出が多かった笹井氏は社会的に追い込まれ、結果として自殺してしまったのも納得がいく。理研がSTAP細胞の特許を取り消さなかったのも、小保方氏側が裁判の種にするのを理研が嫌ったのだろう。
さて、裁判になれば忙しい研究者の時間をさらに取られることになるため、避けたいのは分かる。しかし、現在の問題は裁判になっても小保方氏を懲戒解雇すべきだと考えるのは私だけではないだろう。もっと大きい問題は、理研内部の問題を外部に漏らされる可能性にある。というのも、これには研究者特有の事情が絡んでいるのだ。研究者は、管理職になると研究室の雇用や予算獲得などをしなければならない。これはある意味で中小企業の社長のようなものだ。そしてその過程の中で、小保方氏に限らず多くの研究者は、権力と金にまみれた泥臭い世界を渡らなければならない。予算は基本的に使い道や期間がかなり制限されており、うまく考えて使う必要がある。そのような制度上の問題から、素晴らしい研究においても、グレーゾーンや違反した行為をせざるを得ないことはままあるのだ。例えば、購入したものを前の年度で購入したことにする、などである。一方で、管理職になると問題を指導してくれるような「先生」はいなくなる。研究者個人の独立性が高いと評判のCDBではなおさらだろうから、小保方氏の予算管理に問題があっても指導できる立場の人がいなかっただろう。(外部に公開する論文の問題すら精査できなかったのに、予算の問題など他の研究者が精査できたはずがない)このような状況では、あの小保方氏だから予算管理に問題を抱えていてもなんらおかしくはない。
また、CDB特有の制度によって小保方氏は若さにもかかわらず小規模な研究室を持っていた。理研の会見でも指摘されているように、アカデミックにおいて小保方氏は完全に責任を追うような年齢ではない。小保方氏が予算の流れを暴露すれば、理研自体にも問題点が指摘され、さらに裁判となれば理研側も責任を取らされることも考えられる。このようなことから、理研は穏便にすませるという方向の解決を図ったのだろう。研究者からすれば、とにかく手間を取られずに問題をすませたいという考えしかないのだ。時間を稼ごうとした結果、結果的に笹井氏は自殺し、CDBは崩壊するという最悪の結末になってしまったが、現在の理研が未だに検証実験を続けているのは、記事のように小保方氏との雇用契約がシナリオで進んでいるとしか考えられないのだ。
笹井氏はCDBについて「若手が実力を発揮できる研究所を作りたかった」と語っている。実際、日本の研究機関は年功序列が基本だから、どれだけ実力があっても研究室を手にいれるまでにはとても時間がかかるという問題がある。CDBでは、小保方氏のような比較的若い研究者が自分の研究室を持てていたように、この目的は達成されていたと言えるだろう。しかし、日本では年功序列が当たり前であるため、上司(の立場の人間)が小保方氏の責任をとる必要が出てしまった。結果的にこれが笹井氏を自殺まで追い込んでしまったのだ。また、日本においては予算について制度上の制約が多いにもかかわらず、資金の運用方法は研究者の裁量に任されている。
日本のアカデミックは、欧米から輸入してきた制度と日本式の制度が交わった社会である。研究では特に、体力と発想力のある若手が実力通りに評価されなければ立ち行かなくなるが、年功序列や予算管理の壁は厚く、今回の問題は大惨事になってしまった。この問題は論文の切り貼りだけでなく、日本のアカデミックに横たわる深い問題が表面化したに過ぎないのだ。
[1] http://www.news-postseven.com/archives/20141216_292561.html
まぁマジレスすると、リモートワークだのITの力で遠隔地でもクリエイティビティが云々、という流れはここ数年で収束してしまったんじゃないかと思う。
最近は「やっぱ優秀な奴らを一ヶ所に集めて膝つき合わせないとダメじゃね?」って雰囲気になってるよね。
単体で十分なコミュニケーションが成り立つくらい強力な組織なら別だけど…。それも電機の研究所とか、理研とか産総研とか、微妙さが出てきてしまってる部分はあると思う。
替えが効かないレベルの超天才はいいかもしれないけど、それ以外の凡才~多少の天才くらいだったらコミュニケーションコスト小さくできる方がどうしても有利。
高学歴になればなるほど、他人に言われたことを素直に聞くという傾向はあるけど
それが逆に塾偏重/偏差値偏重になったわけで、昨今の小保方理研事件の引き金になってる。
何がいいかはわからん。
世界初のIPS人体投与をめざしてる理研の高橋政代の基礎研究は論文すら発表されていなかったことが判明!
高橋政代 @masayomasayo
源氏 @genjitomurasaki
この200匹以上というのは、どんな動物を使い、またどのような方法で安全性の確認をしたのか
https://twitter.com/genjitomurasaki/status/507147670842925056
高橋政代 @masayomasayo
@genjitomurasaki 昨日お知らせした論文はあの時点までの結果で、
昨日教えていただいた資料では、免疫不全マウスでの実験については記載されていましたが、その後のラットや
カニクイザルでの結果はまだ論文になっていないという事ですか?お答えいただきありがとうございます。m(_ _)m @masayomasayo
https://twitter.com/genjitomurasaki/status/507508779907174400
Masayo Takahashi @masayomasayo
@genjitomurasaki そうです。
朝日新聞社が慰安婦報道で撤回して謝罪しなくて自社に批判的な広告や記事の掲載を拒否してとかで散々なことになっているようなのだが、この件の内容については妙なこと書くと右からも左からも袋叩きにされるので止めておくとして、少なくとも明らかなのは、撤回宣言後の朝日新聞社の対応がどうやら最悪で、社そのものにとってことごとく評判を落としており、権威が地に落ちてしまっていてよろしくないということだと思う。これまでもマスコミの権威は、インターネットが普及して以来落ち続けているとは思うが、曲がりなりにも日本のクオリティペーパーの一つとして、今回の件は致命的な問題のように思われる。よほど朝日新聞的思想こそ真理と凝り固まっていない限りは、知的な人間を自認するものならば、今回の対応が重大な問題だと認識するだろう。全体として、意思決定機関の取っている行動が悪すぎる。朝日はまるで、自分で自分を殴りつけるようなことをしているようだ。ただ、そうだとして正しい対応はなんなのだろう。ひたすら平謝りすべきか。様々な批判や批難をすべて掲載した上で、なお開き直ればよかったのだろうか。僕だったら後者かなと思うが、実際それをやったらうまくいくものだろうか。まあよくわからない。
同じ構図は理化学研究所がそうであるように思う。理化学研究所が当初は小保方擁護のために動き出したのは確かだろうが、少なくとも3月の時点で、ほぼ不正と捏造であろうということで事態の収集に動いていたように見えたし、あのころの理研の見解によれば少なくとも今より数カ月前には懲戒処分が終わっているはずだった。だけど結局事態はまったく収集せずに、なにかを隠蔽しようとしている理研、笹井さんを自殺に追い込んだ理研というふうにことごとく評判を落とし、権威が地に落ちてしまっていてよろしくない。野依さんの立場に別の人間がいて、その人間がうまく事態を収集できたのならば、それは現在の野依さんを批判する理由になるのだろう。ではどうすればよかったかというと、最初の記者会見の時怒りのあまりムスッとしていた野依さんが、その科学者としての直観のままに、科学の名のもとに「笹井さんも含め」厳しい処断をまずしておけば、と僕だったら思うが、実際それをやったらうまくいくものだろうか。わからない。
というわけで、危機的状況に置かれた時、僕にはどのやり方が正しいのか分からないが、世の中のどこかには分かる人がいるんだろう。昔から言われていることだけど、やはり日本的組織にはもっともっとリーダー、マネージャーとしての手腕のある人が必要なんだろうなぁ。カルロス・ゴーンみたいなの。
うわさに聞くところによれば、ハーバードビジネススクールとかはいろいろなケーススタディを繰り返すのだとか。前述のように、手段はいろいろ思い浮かぶけれどもどれならうまくいくかはわからない、という状況に対し、ケーススタディは非常に有効な指標となりそうだ。少しかっこつけて言えば、歴史に学ぶということなんだろう。その中に、上記のように、組織に危機的な状況をもたらすような事件が起こったような対処の仕方、というようなのがあるのかも。
少なくとも私が知るかぎり、大学・研究所にそんなトレーニングを受けた人はいない。官僚だと、MBA留学してる人がいるはずなので、そういう人材がいるのかも。ただまぁ、あまりいいたくないけど、文科・厚労の官僚のレベルと、財務・経産・外務の官僚のレベルには明らかに差がある。やはり私の昔の友人とかで優秀な人間はほぼすべて後者にいるからなぁ。とすると、大学・研究所を指導したり、そこに天下りしてきたりする文科・厚労の官僚がそういうふうな優秀な素養を持ってるってことはあまり期待できないのかもなぁ。朝日新聞はどうなのかな?東大法で固まってそうなイメージあるけど・・・
まあ、MBAなんていうことはまったくわからずに書いているので、実際にMBA取った人がいたとしたら教えて下さいな。大いに自説をぶっていただき、いかにMBAが素晴らしいか(もしくは私が言うほど大したもんではないか)を教えて欲しい。もし前者だとするなら、次の日本の組織の危機的状況にあたってはMBA取得者が対応していただけるように、出世に邁進していただきたいものである。今回の朝日や理研の件を例にあげて、自分ならいかにうまくやれるかをプレゼンしていただきたい。研究機関でもよろしくおねがいしますよ。
いちおう 言っておくと 理研が悪い みたいな事を言ったけど。
交通取り締まりの、ネズミ捕りじゃないけど、他の人間だっていくらでもやってるじゃないか!全員そうだ。
というのは、そのとおりだと思う。
日本中がそうだから、理研に石を投げることは出来ない。そうおもう。
僕も含めて、みんなおんなじ。
どうして、こうやって、 息を吸って吐くように他人を馬鹿にできる。そういう人間を生むんだ?
すべてコネの責任だろ。やるべきことをやってこなかった責任だろ。
理研が不正当たり前になっていた。コネに対して厳しく接しなかった責任だろ。
コネと縁は違う。 コネというのは理不尽に人と人とのつながりを使うことだ。
仕事をする上で人と、人とのつながりが出来るのは当たり前だ。 だが、それは中間搾取をしてもいいという事じゃない。
人と人とのつながりを大切にする事を、コネとは呼ばない。
ギャンブルに例えるのはあれだが、まあ、研究なんてある意味どれもギャンブルみたいなものなので正しいとも思うけども。
① 怪しいデータを無視して論文を完成させる → すれば莫大な予算と名声、仮に不正データが露呈してもコリゲンダム程度かな?
に関しては、まず、ほとんどの人が勘違いと言うか正しく理解してないと思うんだけど、
今回のSTAPに関して、笹井さん主導で実験を行ったものでは無いし、理研でこの時点では確実に小保方氏がSTAPに関しては一番の研究者だったわけだ(それが虚構であるのは別として)
笹井さんにしてみれば小保方氏の論理を聞いた上で小保方氏のデータを見る、と言うことしか出来ないわけで、
少なくとも論文執筆の時点では100%の確信を持ってたと思うが。
STAPの実験に関しても、1からずっと理研でやっていたならともかく、
もう論文を投稿したことも在るような事の確認研究程度しかやってないみたいだし(それも実際やってたかどうかすら疑問なところだけど)。
「師弟関係」みたいな表現されるけど、単に一人の研究者同士の付き合いでしか無いと思うんだが。
ただ、小保方氏があまりに論文執筆に無能だったから笹井さんが論文を各部分を手伝った、というだけで。
だから、この時点で笹井さんにとって見れば別にギャンブルでも何でも無いと思うが。
ユニットリーダーまでに昇格させたのは多少ギャンブル要素があるかもしれないが、「女」を無駄にある程度のポストに就かせるのは日本全体的に行われてる愚行だし、
得にこの時は同時に他の女もユニットリーダーになってるので広報的にも二人同時の女ユニットリーダー誕生はある意味必須で丁度良いタイミングだった、程度だろう。
① 全て虚構でしたと言って謝罪する → 論文共著者および理研CDBの権威は失墜、Natureおよび姉妹紙からは出禁、研究費獲得もかなり厳しい。
しかし駒沢&下村など過去の例を考えれば、少なくとも小保方以外は科学者として退場というレベルの厳しい責任追及はない。
② 些細な取り違えであり現象自体はリアルフェノメノン → ウソをつき通せればフェードアウトできる。無理ならみんな終わり。
まず、1の場合でもCDBの権威失墜、にはならない。そんなこと言ったら東大も京大も今頃潰れてる。
研究費については小保方氏はもう追放だが、笹井さん自身が今後一切の獲得が無理か、といえばそんなレベルではない。
2の様な感覚はありえない。それ程バカな人間があそこまでは行けない。
従って別に彼自信が2に賭けたわけではない。実際、3月の時点で辞表を提出してるわけで、
それが「リアルフェノメノン」であっても何も意味がないことくらいは研究者なら誰でも分かる話。
あんたみたいな人が理解できてないだけ。
少なくとも私はあの会見で自信が揺らぎ、「あれ、やっぱりSTAP現象自体はリアルフェノメノンなのかな。いやいやそんなわけあるかい。
こんなことをいうが、実際研究者達は誰もそんなことを感じてない。
論文は明らかに不正があったのは明らかになった結果、今は自分ではどうしようもない、と言った印象。
早く上が処分してあげれば良いのに、というかそれしかないのに、といった。
上にも書いたが本人は辞表を出していたし、周りの人も、彼の今後を考えたら辞めさせて他で再出発するしか無い、と言った声が多かったにも関わらず
STAP騒動を笹井の視点で、ギャンブルとリスク管理の側面から考えてみると、リスクミニマイゼーションではなく期待値の大きい方を選択して破れた、ように見える。
敗因は小保方が稀代の嘘つきであったこと、また稀代の無能研究者(実験音痴・パソコン音痴)であったことである。
小保方とそのケツ持ち(おそらく西川が中心)に、「酸浴あるいはその他の刺激による、遺伝子導入によらない、細胞の初期化と多能性獲得」の可能性を聞いて、燃える。
この時点ではおそらく純粋な科学的探究心と幹細胞研究トップランナーとしての野心の両方が刺激された。
笹井が論文の構成を考え、小保方にそれに合うデータ出させる、という共同作業が開始された。
笹井は極めて優秀なので、中にはかなり怪しいデータがあると気づいていたが、「酸浴による初期化」というメインストーリーが本当であれば、
一流誌に論文さえ載せれば、莫大な予算でこの領域を牽引して独走状態に持っていけると考えた。
① 怪しいデータを無視して論文を完成させる → すれば莫大な予算と名声、仮に不正データが露呈してもコリゲンダム程度かな?
② 怪しいデータを突っ返して小保方を問い詰め、関係を終了 → 自分を含め幹部が採用の責任を問われる
ここで①を選び、論文発表直後から疑惑にさらされる。第一の賭けに負けたのである。
小保方に確認し、肝のデータである奇形腫の免疫染色が流用であることを知る。
この時点で小保方が全て捏造であることを笹井に白状したかどうかは定かでないが、笹井であれば「全てが捏造であり虚構」だと気付いたはずである。ここで第二の賭けである。
① 全て虚構でしたと言って謝罪する → 論文共著者および理研CDBの権威は失墜、Natureおよび姉妹紙からは出禁、研究費獲得もかなり厳しい。
しかし駒沢&下村など過去の例を考えれば、少なくとも小保方以外は科学者として退場というレベルの厳しい責任追及はない。
② 些細な取り違えであり現象自体はリアルフェノメノン → ウソをつき通せればフェードアウトできる。無理ならみんな終わり。
この時点ではSTAP細胞がES細胞であったというゲノム解析結果などは出ておらず、直接証拠が露呈することはないと踏んで、②に賭けた。
会見で笹井は実によくやった。
客観的データからはかなり不利な状況であったものの、天才的な頭脳でディベート力を遺憾なく発揮し、記者の質問の論点をずらして、自分の主張を堂々と述べた。
ほぼ全ての専門家(広くは医学生物学者、狭くは幹細胞研究者)が、「完全に虚構だろう」と思っていた状況から、
少なくとも私はあの会見で自信が揺らぎ、「あれ、やっぱりSTAP現象自体はリアルフェノメノンなのかな。いやいやそんなわけあるかい。
でも論理的には筋が通っているし・・・。」ぐらいまで揺さぶられた。
その辺は近藤滋さんのtwitterを参照。http://whatisascientist.blogspot.com.au/2014/04/blog-post_18.html
その後、8番トリソミーやアクロシンGFPなどとんでもない解析結果が続々と出て、科学的には完全に虚構であったことに疑いの余地がなくなる。
全部自民党が悪い。
これほど簡単な事はないだろう。
自民党がアベノミクスと言って大企業を優遇して中小零細と労働者を切り捨てた結果だ。
笹井さんは何故死ななくてはいけなかったのか。
NHKでSTAP細胞を碌に調べもせずに理研と蜜月にあった事を良い事に大いに宣伝したNHKの怠慢であるし、
それに介入して総理大臣までこの研究に言及して毎日称賛した事が問題で
この問題が実は悪かったと判明してからは掌を返すように批判しまくったのは恥を掻かされたからだという事だ。
自民党は何をやるにしても悪い。
少なくとも民主党政権下では特定の科学者を自殺に追い込むような事はしなかった。
自民党政権は人を人と思わない、日本人は謙虚であるべきだという風潮を片っ端から壊して行き、
また、東京電力などは率先して守っていったし、ブラック企業を礼賛して労働者を蔑ろにしてきた事は明らかであり、
今回の笹井さんの自殺もそうした背景を見ると、当然起こり得た事である。
自民党は既に理化学研究所と蜜月関係にあったから、NHKを使って笹井さんを徹底的に追い込んだ事は
1.「酢酸の反応で誕生する、より簡易な万能細胞!」という触れ込みで研究成果をアピール(←故笹井氏が多分やりたかったこと)
↓
↓
3.ES細胞を混入させただけの被験体や試験結果をときどき提示する事で、「STAP細胞の生成は不安定」という実験結果を出す
↓
4.「実際の現場で使用に耐えうるだけの実用化は無理である」という結論に漕ぎ着ける
↓
↓
1までは実際うまくいっていた。
3あたりまでバレずに進められていれば、もしSTAP細胞の製造過程に関して実験の現場でボロが出たとしても、小保方氏が内部の人間にのみ事実を告白し「予算も出てこれだけ実用化に向けた試験もしているのに、いまさら嘘でしたなんて言い訳が通るわけない」と、実験に協力する理研やら周囲の人間やらを脅迫する事で、ひっそりと研究や実用化試験を続け、数年後くらいに無難な「実用化は無理」という研究結果に軟着陸させる事ができたのかもしれない。
無論失望はされるし評価も下がるだろうが、理研も単一の研究のみに取り組む小さな研究所じゃないし、稼いだ時間を使ってその間に別の研究を進め成果を挙げてゆく事はできなくもない。少なくとも血税濫用の詐欺師呼ばわりされるよりはずっといい。
小保方氏に稼げるだけ時間を稼がせた挙句、その間に別口の研究で短期的な成果をいくつも挙げさせて、理研のブランドイメージ回復を図るかも。
もしも、理研の株が売っていたとしたら、そろそろ買いどきかな。
9と、後は1と6が少し。
論文に書く内容については理研に来る前にかなりの部分固まってたし、
一歩引いた所からみていて
論文執筆の手伝いをしただけ、と言うのはある意味正しい表現なのかと。
ただ、論文を書くわけで、内容についてはきっちり聞いてるし、
理解してるし、疑問点は解決してただろう。
それらに関して、彼女はかなり用意周到に準備してたのかと。
向こうに言ってる間からの積み重ねで。
論理さえ通ってしまえば、いくら一流の研究者でも画像の不正を見抜くのは不可能に近い。
勿論、彼のもとで何度も実験を繰り返し報告をしている、と言う作業があれば
その数だけ不正を持って行くことは不可能なので途中でバレるだろうが、
彼には最終結果で整ったものだけを見せてる様な状態だったのだろう。
はっきり言って他の人が論文を提出する前に審査する、なんて言う事は無いしそれは当たり前。
仲間内でGoサインが出れば理研がその後審査する、なんて事は有り得ない。
その辺りで理研の体制をどうこう言ってるのは余りに馬鹿すぎる。
だから、彼女が完璧に辻褄が合うように調整した最終結果を持ってきて
それを理解した上で、他の先生方も確認してる、ということでGoサイン出して
論文を手伝った、というところ。