結果が出るまで1年くらい、長いときは2年かかる。
「研究不正 調査報告 site:ac.jp」 でググっていろいろ見てみるといいよ。告発日からプレスリリース日には大体1年ほどの間があるはずだ。
STAPに関して理研の対応が遅いと言っている人は研究不正を追った事がない人ではないかと思う。
X教授が不正を強要 → ポスドク拒否 → パワハラ → 告発
という流れ。
まずメールサーバーを押さえ、数年分のメールから不正の証拠となりそうな物を探す。
次にポスドクを一人ずつ面接。2人はすぐに認めたが1人はやってないと言いはる。
「やってない」「データは?」「なくなった」「もう一度やり直して提出しろ。こちらでも解析する。」
結局告発から一年後にプレスリリースが出た。X教授は懲戒免職。ところがこれで終わらなかった。
X教授が不正審査にあたった人たちを訴えたのだ。訴えられたのは大学ではない。審査員だ。
しかもあるTV番組が「○○の陰謀で天才教授を解雇した」として報道。「X教授を守る市民の会」的なものができて大変なことになった。
この審査員の1人は僕の指導教官だったのだけど、結局2年間研究室に来なかった。
2年間研究から離れるというのは相当きつい。当時「**さん(←僕の指導教官)すでに研究者として死んだんじゃないの?」なんて言われて悔しかった。
研究者は研究でのみ評価される。審査中は研究が出来ない。不正審査なんて全く評価されない。リスクだけが重くのしかかる。
僕の元指導教官は「もう2度とやらない」と言っている。
私は生命系ではないが一研究者の卵として学問に携わっており、一連のSTAP細胞の問題がなぜ起きてしてまったのかずっと疑問に思っていたが、ようやく私の中で結論が出た。 アカデミ...
研究不正の審査には時間がかかるんだよ。 結果が出るまで1年くらい、長いときは2年かかる。 「研究不正 調査報告 site:ac.jp」 でググっていろいろ見てみるといいよ。告発日からプレ...