はてなキーワード: 悪夢とは
氷河期世代は2005年の郵政選挙で小泉自民に投票した人が多い筈なんだよね。選挙権はあったし、あの結果を見れば必然的に導かれる結論だ。
バブル崩壊後の就職難を経験して行き詰まりを感じている中、小泉が自民党そして既得権益層をぶっ壊してくれれば、事態を打開できて自分にも明るい未来が来ると期待していた。
だが実際にやって来たのは新自由主義の専横による格差社会だった。
その後の政権交代でも状況が改善しなかった。「悪夢の民主党政権」を自分の身で体験したと思いこんでいる人もいるけど、あれはリーマンショックと東日本大震災による錯誤だよね。テロと天災だった。「民主党」と書いた紙を見せられながら電気ショックを与えられたようなものだよ。擬似相関であり、因果関係はない。
そういった体験を経て、過去の自分の投票行動を否定できないために自民支持をしてしまっている人が多いと思う。
小泉自民に投票したけど、あれは失敗だった。2010年代の低迷も、自分が民主党に投票したことで責任を負う必要はない。それを認めて今からやり直そう。これからの人生で今が一番若い時だ。やり直せる。手のひらを返すことは恥じゃない。ダブスタを忌避する論調は強いけど、何も臆する必要はない。人間だもの。論理的で客観的で一貫した生き方なんて、行き着く先は殉死しかないよ。ダブスタ上等だ。もっと柔軟に投票行動をしよう。
日本共産党が政権与党に単独で成る以外にメリットは感じないんじゃないかな。下手に連立すると社民党みたいに消え失せる悪夢を知っているだろうし、政敵の公明党のように自民党に忖度して、大作先生が死ぬまで骨抜きになるぐらいだったら、自民党へ嫌がらせに徹する方が得なんじゃねーの?、って思ってそう。
買っちゃったら誰かがまた買ってくれるまでババを持ち続けなければいけない
不動産屋も"戸建て"なら『引き取って』なら引き受けると思う
Googleで "相続放棄 マンション" や "所有権放棄 マンション" や "マンション終末期" で検索するといいと思うよ
有名なのは某リゾートマンションだけどこういうマンションの事例もでてくる
[幻冬舎]年40万円が飛んでいく…相続放棄できない古マンションの悪夢
https://gentosha-go.com/articles/-/23073
Mさんが相続したのは、広島県内にある築37年の分譲マンション。子供の頃、Mさんが暮らした家です。
ところが、いざ売りに出そうと地元の不動産業者に相談すると驚愕の事実が判明します。Mさんと同様に、売却を希望している同じマンションの物件が他に3軒あり、中には、180万円という破格で出しているものがあるにもかかわらずどれも全く売れる気配がないというのです。
売却は諦め、安く賃貸に出すことも考えましたが、古い物件ゆえに給湯器等の設備の老朽化もひどく、そのためにはリフォームが必要です。それには当然お金が必要で、その費用だけでも200万円以上はかかるそうです。
『昭和元禄落語心中』の作者によるBL作品『いとしの猫っ毛』シリーズの紹介本。シーモアで0円なり。
北海道出身の男二人とまたたび荘の癖のある住民達のヒューマンドラマ的な何からしい。群ようこの『れんげ荘』みたいな? いやそんなにシリアスさはないっぽいかな。
商業BL読むんなら履修すべき漫画的にいわれる猫っ毛シリーズ初体験だった。単行本買ってまで読むかというと、微妙。私のほしいものリスト優先順位は、かなり下だなぁ。
エトランゼシリーズも商業BL読むなら是非読むべしみたいなこといって、ゴリゴリにおすすめされるやつなんだが、絵柄がなんかBLを描くよりは圧倒的に百合向きじゃね? という画風なので、私はあんまり。BLだと思わずに読めば面白いと思った。
物語のシリアスさが少女漫画のテイストのそれなので、面白いけど今読みたいのはこれじゃない感。あ、そんなこと言ったらBL漫画の大半がノットフォーミーだけど! BLは少女漫画の1ジャンル……。
かわいい絵柄でガッツリとエロあった。ノーマルなプレイしかしてないから「エロ少」評価されるんじゃないかなと思うけど、当たり前のごとくにまぐわっていらっしゃる。私は目のやり場に困った。絵柄が可愛すぎて。
そもそも私の求める萌っていうのはBLにはないよね……と思い、原点回帰するかのように馳星周小説に手を伸ばす。昔読んだっきりで内容をほぼ忘れていたけれど、すごくブロマンスだった気がしたので再読したくなった。
記憶に残っていた以上に、主人公の彰洋が上司 美千隆の犬だった。ワンコだった。すげえしっぽ振ってた。かわいそかわいい。
これこれ、このパシリ以上バディ未満ブロマンスにはかなり遠い……な感じが好きなのだ。って、ブロマンスじゃないんかい。
美千隆が彰洋にお揃いの指輪をプレゼントする場面は完全に忘却していたのでびびった。こんなに美味しい場面をきれいさっぱり記憶から消去していた自分の脳ミソに驚愕した。覚えてろって。しかも指輪、薬指にはめるやつなんだ……すごーい! と思ったらけっこういい感じのスピード感で指輪は二人ぶんまとめてトイレに流すことになるので笑った。はやいはやい!
以前読んだ時は美千隆の魅力が心に残ったのだが、再読してみれば美千隆のかっこよさはふんわりとして嘘っぽくて、それより波潟のパッパとかヤクザの松岡とか関西の地上げ屋ヨシくんとか株屋の市丸さんとかの方がずっといい男な感じがした。
あとで続編の『復活祭』読もう。
『復活祭』を読む合間の息抜きに読んでいた。『左近の桜』シリーズの第3弾。5回くらい読んでいるのに、読み終わってしばらくすると昨夜見た悪夢を昼間に思い出そうとする困難さのように、内容を思い出せなくなる1冊。いい加減あらすじをちゃんと記憶したい……。
シリーズ第1弾と第2弾が12話くらいで一年分の物語が詰まっていたのに対して、本作は4話のみでしかも2年ぶんだけ。1話と2話の間に一年が経過している。
相変わらずの地獄廻りっぷりだが、桜蔵が幽霊に性的な意味で喰われるシーンは少ないし控え目。
これは桜蔵と父の柾の物語なんだなぁ、と思った。いや前からそうなんだけど、柾が関係する人物絡みの話ばかりだなと。
あの雑誌のTarzan。単にprime0円ベストセラーだからなのか、最近私がBL雑誌の試し読みばかりDLしていたのが関係しているのか、やたらKindleトップページに居座り続けたので興味本位で読んでみた。テーマは「性学」だし。マッチョメンのための雑誌のセックス特集やいかに……。
案外普通というか、男性器と女性器の解剖学だったりオルガズムの仕組みなど、真面目な記事だった。男女ともに満足のゆくセックスライフを送るための知識、妊活はいつから? 子どもの性教育は? とか本当に内容が真摯で紳士でタフ。ただ、セクハラとは何か?というコラムで、女から男へのセクハラ発言はどれか三つの選択肢から選べ(正解は1つ)という設問の、選択肢が三つとも「あなたいい体してるね、」で始まるのはどうかとおもう。そんなこと、ビジネスシーンで言ったらやばくない? Tarzan読者には褒め言葉なのかもしれないけど。
それはともかく、読み応えがすごいので、まだ4分の1くらいしか読み終わってない。女が読んで腹が立たない男性向けセックス特集っていいな。
昨日の夜ワクチン接種してきて、今熱が39度あるけどなんか余裕なんだよな。
まあ痛み止め飲んでるからってのもあるんだろうけど。
それにしたって普通は39もあったらぐったりしてポプテピピックみたいな悪夢を見ながら15時間ぐらい寝る羽目になると思うんだよ。
でも全然余裕。
ゲーム2時間ぐらいぶっ通しで遊ぶとちょっと頭痛くなって3D酔いもするからまあ体調悪いほうかなとは思う。
でもその状態でしゃーねーから部屋の掃除でもすっかとか、じゃあ本でも読むかって10分ぐらい別のことしてるとあっさり収まるんだな。
でも実際そうなんだからそうなんだわ。
身構えていると死神は来ないって言うけど普通に来てはいて、その上で俺は死神と普通に殴り合って勝ってるんだよ。
まあ俺じゃなくてバファリンが勝ってるんだろうけど。
やっぱ風邪の辛さって半分ぐらいはこれから更に悪化することへの不安なんだろうな。
残業やパワハラがキツイときも「これ以上増えたら死ぬ……」ってのが一番メンタルに来るし、仕事辞めて貧乏なときも今の貧乏そのものより「これ次の1年間無職のままで税金払ったらマジで詰むわ貯金ねーぞ」ってのがキツかった。
「辛さの本質は抜け出せないことにあるんだよ。金持ちが貧乏ゴッコしても貧乏の辛さなんてぜってー分からねえのさ」ってどの経済学者が言われた名言だっけ?
乙女ゲーム大手のオトメイトがメディア化の一環としてでも悪役令嬢ものを出すなんて本当悪夢だ。よりにもよってヒロインを重視するので有名なオトメイトが。アイディアファクトリー名義だったらまだ収まりがついた。乙女ゲームで有名なオトメイト名義で出すのが、本当悲しい。
オトメイト名義で出すことで、乙女ゲーム企業は悪役令嬢を肯定した、シナリオとして破滅する悪役令嬢(ヒロインが破滅させる)と言えてしまう。腐媚びシナリオよりも圧倒的に悲しい。
悪役令嬢が流行って、乙女ゲームは売れたのか?悪役令嬢が乙女ゲームにいるという風潮も、ざまぁの対象となる風潮も嫌いだ。オトメイトのアムネシアに悪役の女性キャラがいたとプレイして知っている。でも彼女は悪のままだとフェードアウトするだけで和解エンドもあるし、悪になったのもそのルートのキャラに理由があって彼女は悪くないと思っている。
悪役令嬢ブームは、女性文化は馬鹿にしていいというミソジニー的目線も含んでいると偏見がある。そうでなければエロゲギャルゲの主人公からヒロインを奪うジャンルがなぜ一般化しないのか。エロゲギャルゲ男性向けラブコメの主人公からヒロインを奪うもの、主人公によって滅ぼされるとされるキャラの話が乙女ゲームほど出ているだろうか。
ドキ文をプレイして、アンチギャルゲかつギャルゲへの愛で溢れていると思ったが、アンチ乙女ゲームをするのなら乙女ゲームへの愛がなくてはいけないのではないだろうか。乙女ゲームシナリオに踏み躙られる悪役令嬢を書くのなら、乙女ゲームへの愛がなければただ乙女ゲームやプレイヤーを馬鹿にしているだけだ。
乙女ゲーマーのコンシューマ移行遅いなどゲーマーにも問題があるのは認める。ただ企業として腐媚び、リメイク商法など問題があるところに自らイメージダウンするような行為はやめてほしかった。
乙女ゲームをヒロインがいるから楽しんでいたから、次買うのはできればオトメイト以外にしようと足が遠のいてしまう。
ここで死んだら乙女ゲームがこれ以上貶められるところを見なくて済むのだろうか。どうして乙女ゲームは悪役令嬢やモブをいじめる悪の存在となってしまったんだろう。愛もなくネタとして消費されるのは悲しい。死にたい
2回目は38.6℃出た、普通の38.6℃ではない
手足の血管が痛くなったり、心臓や腎臓の当たりが痛くなったり細かい痛みが不規則にポツポツ出る
ちょっとダルいなレベルではない、エナジードリンク飲んで頑張るぞとか言えないぐらい死んでる
しんどすぎるので寝てても意識が途切れない眠れない、ずーっとしんどい時間が続く、終わりのない悪夢見てたと思う
本題に入る
あれだけ苦しかった高熱がたった1日で消えた、悪い魔法にかけられてたみたいで逆にビビる
ワクチンなしで実際に新型コロナウイルスに感染するとこれよりももっと苦しくて1週間2週間苦しむのか…と考えると生き残れる気がしない
目を覚ますと先ほどまでの悪夢が思い出される。テイクアウトした寿司と少量の酒に酔ってソファで寝たせいではないだろうが、少なくともエアコンで乾燥した口の中は気持ちが悪かった。
トイレで用を足してから洗面台のうがい薬を口に含んだ。そのあとコップ一杯の水を飲み、ソファではなく自分のベッドへと移動した。横に妻がスヤスヤと寝ている。
もう結婚して13年も経つ。子どもは2人も授かり、いずれも小学生にまでなった。小学生になると妻との関係も疎遠になるものだ。手も繋がないし、もちろんキスもしない。これが世の中で普通でないのだろうけども、我が家ではそんな感じだ。
妻に特段不満もないし、よくやってくれていると思う。私の理解者とは到底呼べないが、家事、育児、私の両親や祖母の面倒を見てくれていて、最近では経営する小さな会社の経理までしてくれている。そういう意味ではとってもありがたい。
しかし、私は女性として彼女を望むことはない。人よりも性欲がないのかもしれない。外で別の女性を積極的に望むことも最近ではほとんど皆無だ。なので、彼女を女性と見ない事の言い訳にしているだろう。
そろそろ、午前2時だ。明日のためにも寝ようと思うが、前日の朝はゴルフのため早かった事から、眠気はさしてなかった。
改めて隣の妻の顔を見る。普段では全く気にならないのに、今日はとても愛おしく見えてくる。そう、さっきの夢のせいだ。とんでもなく心拍数も上がっている。右手で左胸に手を当てるがあまり感じることはなく、左手の動脈を探ると明らかに緊張による早い脈を感じる。予想通りだ。
これからここに書くことはフィクションであり、少し支離滅裂かもしれない。しかし、今晩、私が見た夢そのものでその点においては事実そのものだ。
私はどっちも嫌いでミュートブロックTL厳選を駆使して徹底的に上記2作の情報避けてた無双のオタク
トレンドに戦国無双が上がってて、新情報が出たかと覗いてみたら無双と刀剣のコラボゲーが出るって情報と大量の大喜利に被弾した
こんなん避けよう無いだろ
BASARAは今さら語る必要ないし、刀剣も随所から色んな要素をパクってるるのは有名な話だと思う
パクりゲーなのに両方ファンが大きなツラのどや顔しながらコラボだクロスオーバーだので他の作品にマウント取った二次するオタクが集まってる傾向があるから、そんなところが苦手でできる限り関わらないようにしてきた
が、今回のコラボだ
決まったものは仕方ないのでしばらくは黙って別ジャンルに移動し、熱が収まるのをすれば良い
ただこれだけはどうしても突っ込みたい
無双ファンで、バサラにキッパリとNOを突きつけてるオタクが刀剣コラボを喜んでる様に違和感しかない
あれだけ執拗に無双をパクり続けたバサラを嫌うのはわかる、私も嫌いだし名前も見たくない
あちらも他所の作品の美味しい部分をつまんだツギハギパクりゲーという意味ではバサラと同じ穴の狢にしか見えないし、なんで今回のコラボを歓迎できるか全くさっぱり理解できない
無双からパクってないからか?(刀剣の情報は数年間完全にシャットダウンしてるから最新のキャラについては全く知らないけど)
だとしら自分達の好きなゲームがパクられるのは嫌だけど、興味のない作品がパクられるのは全く問題ないし気にも止めないのか
無双もバサラも両方好きって人はもう宗派と倫理観が完全に合わないので先制ブロックしてお互い合うことが無いようにすれば良いんだけど、片方のパクりはよくてもう片方のパクり大好き許す!はなんかおかしくない?
主張の筋が通ってなくないか?
考えれば考えるほど疑問はつきないし
ずっとバサラからのパクりに悩まされた無双がまさかパクりゲーの刀剣とコラボするなんて悪夢にも程がある
いっそパクりゲー同士仲良くバサラと刀剣でコラボしてりゃ良かったのに
これまでコラボ無双と本家無双のキャラコラボは無かったし、Orochiも基本コエテクガストと自社キャラのみで完結してるけど
ここからずーっと無双新作出る度に刀剣の話題がチラつくと思えばすごく陰鬱な気分になる、今後どうやって無双の話題から刀剣を切り離せば良いんだろうな
最近、いろんな話題を見てふと思い出したこと。気持ちのまま書いてるので誤字脱字があると思うけど、多めに見てほしい。
みなさんはバトルエンピツというのをご存じだろうが。
93年にスクウェア・エニックスから発売されたドラゴンクエストのモンスターやキャラクターを使った、えんぴつの形をしたホビーである。略してバトエンとして楽しまれた。
六角形の鉛筆の側面にキャラクターとその行動が書いてあり、転がして出た目を使って戦うというシンプルなゲームである。
バトルエンピルが優れている部分はいろいろあると思うのだが、当時小学生だった私たちにとって一番優れた部分は”えんぴつ”であったことだ。
ホビーでありながら文房具であるバトルエンピツは、基本的に玩具やゲームの持ち込みが禁止されている学校に、”文房具”であるから持っていけるという最大の利点があったのだ。
当時の私たちは休み時間になると筆箱からバトルエンピツを取り出し、互いにバトルした。
学校に来ているのに流行りのホビーで遊べる、ということかも(もちろん、シンプルながら乱数による奥の深いゲーム性も)あって、私の学校でバトルエンピツは大きく流行った。
なにがなんでも学校で遊ばせないようにと動き出した。
ここで、『学校内でのバトルエンピツの使用は禁止』と言えればよかったのだが、私の小学校は少し回りくどい方法を取った。
『鉛筆を転がすと中の芯が折れてしまい、使い物にならなくなるので止めましょう』
これでもかというほどオブラートに包んだ表現で注意喚起したのである。
鉛筆を大事にしましょうという善意に訴えた方法であったのだが、当然のことながら我々、子供たちはバトルエンピツを鉛筆として使おうなんで微塵も思っていないので、ガン無視である。
子供の善意を信じたいという小学校側の想いは大変すばらしかったのだが、実際の子供はそんなに可愛げのある性格ではなかった。
まったくもって収まらないバトルエンピツブームに頭を抱えた小学校側は新しいルールを規定する。
上記したように、元々バトルエンピツを文房具として使う気のなかった私たちは、削ることもなくそのまま持ち込んでいたのである。
そこに目を付けた小学校は間接的に削っていない鉛筆の持ち込みを禁止することで規制しようとしたのだ。
実際、バトルエンピツは鉛筆の側面を使って遊びなので削ってしまうとマス目が見えなくなり、機能しなくなってしまうという弱点もあった。
これは実際にバトルエンピツを検索して実物を見てもらうとわかるのだが、バトルエンピツはマス目と先端に余裕が設けてあり、3分の1くらいまでは削っても問題がないのである。
なので特に頓着しない私たちは、普通にバトルエンピツを削って学校に持ち込み遊んだ。
ただ、効果が全くなかった、というと正しくはなく、一部のコレクター精神を持ってる者たちは削ることを嫌がり、持ってこなくなる子もいた。お気に入りの鉛筆に傷をつけるのを嫌がった子もいた。
しかし、そんな子供は稀有なほうで、ほとんどの子は削って持ってきて遊び続けた。
さて、これまでバトルエンピツを規制したい小学校と遊びたい子供たちの攻防であったが、ここにもう一つの勢力が加わることになる。
冒頭で説明した通り、バトルエンピツはドラゴンクエストのキャラクターを使っており、バトル要素もあって遊ぶのは圧倒的に男子が多かった(私の学校での話なので、他の場所ではどうだったかはわからない。
また、子供の頃は男児よりも女児の方が精神的な成長が早い傾向があり、そういった男女差もあって女子側はどちらかというとバトルエンピツには冷ややかな対応だった。
そのため、女子生徒たちはバトルエンピツを規制したい学校側に味方することになる。
それで何が起こったのか?
先程も行ったように削っていない鉛筆の持ち込みが禁止されたことで、女子は男子の鉛筆をみて削ってないものがあればそれがバトルエンピツが否かに関わらずに教師に報告し始めたのだ。
いま思うとめちゃくちゃ馬鹿馬鹿しいやり取りなのだが、規制を強めたい学校側の意向にも合致し、教師も褒めるために自治活動は一気に拡大することとなる。
それが男子と女子の対立にもつながり、教師(学校)側の後ろ盾もある女子のほうがやや強き、といった感じになっていく。
閑話休題。
さて、間接的に規制を強めたものの、まだ抜け道があるためにバトルエンピツブームを抑えきれない小学校側は、ついに最後のカードを切った。
規制の方向性が明後日に向いている気がするのだが、小学校側は大真面目である。
表向きは鉛筆を転がす音が勉学を邪魔するから、というものであったが、どう見てもバトルエンピツのブームを止めたい気持ちがスケスケだ。
流石に転がして遊ぶホビーであるバトルエンピツにとっては致命的な規制であり、このルールの前には私たちも抜け穴を見つけられず、学校で遊ぶことは出来なくなってしまう。
とはいえ、小学生の流行の流行り廃りにも波があり、すでにバトルエンピツのブームは過ぎ去りつつあり、私たちも特に反発することなくそれを受け入れた。
バトルエンピツ自体はこの後もなんやかんやで20年ほど商品を出し続けたようだが、私たちのブームは1年も続かずに終わったのである。
……しかし、ここで話は終わらない。
先程にも上げた自治厨と化した女子と一部の男子の暴走が始まる。
バトルエンピツのブームを止めたい小学校側にとっても都合がよかったので、放置された彼ら彼女らはブームが終わった後も積極的に活動していた。
当たり前の話なのだが、故意じゃなくても鉛筆は転がるものである。
たまたま置いた鉛筆が転がっただけで、彼女たちは鬼の首を取ったかのように「〇〇君が鉛筆を転がしました!」と教師に言うのだ。
バトルエンピツを規制したいがために最初は好意的に捉えていた教師たちも、次第にそれを鬱陶しがるようになる。
何せ、授業の間に何回もそうやって通報しては授業を止めてしまうために、思うように授業が進まなくなったからだ。
しかし、当事者の自治厨と化した生徒たちは”自分たちが正しい”と思い込んでいるために暴走は止まらない。
ヘタに意図を隠したのも悪手だった。
「鉛筆が転がる音なんて誰も気にしない」という意見に彼女たちは「私は気になる!」と反論して収集が付かなくなったのだ。
学校が決めたことなので、教師たちの積極的な介入もできないまま、鉛筆が転がっただけで授業が停止するという悪夢のような状況はしばらく続くことになる。
最終的にいつ収まったのかはわからないのだが、自治厨と化した生徒たちも教師が疎ましく思っているのを徐々に感じ始め、ゆっくりと沈静化していった。
そして私たちがかったバトルエンピツはブーム終焉とともに普通の鉛筆として使われることになる。
というか、いまだに実家で使われてることがある。結局、転がしたところで中の芯が折れることはなかったようだ。
さて、この事例をもって私があーだこーだ言う気はなくて、ただ思い出したので何となく書いただけです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。