「優生」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 優生とは

2022-01-28

anond:20220128005957

私は、元々々々々々増田、元々々々々増田、元々々々増田、元々々増田、元々増田元増田、どれでもありません。

  

誰一人としてソースを読んでないようなのが気になる。 

  

増田C(口が悪い)の*2で「オランダでは背の高い人たちが背の低い人たちより多くの子供を残した結果として全体の平均身長が150年で20cm高くなった」ことが科学的な調査で示されている。オランダ人はまだ絶滅していないし、他の集団と比べて突出した健康被害があるという話も聞かない。

  

から増田D(”私は集団遺伝学系の論文も書いたことがある程度の人間”)の

という意見個人の感想)は書く前から間違っているし、そのことは明示されている。

集団遺伝学者(をほのめかす)”増田Dが反対意見を言う前に明示してある参照文献を読んでないのがおかしいし、集団遺伝学者がこの話を知らないということがすでにちょっとヘンだ。

  

増田Dがやったのは

これだけ。

  

ようするに

科学的な議論になっていない、というか増田Dが正しいと考えうる客観的根拠がどこにもない増田B(”ゲノム科学者”)の言ったことを「肩書」だけ変えて繰り返しただけだ。今回は間違いを指摘される可能性のある「自分説明すること」さえ放棄している。 

  

元増田(このコメントの一個上)を含む多くの人が言っている「増田C(口が悪い)は『自分優生学に賛成か反対か表明』してない」というのは科学議論には関係ない、というか表明しちゃいけないこと。読む者にバイアスを与えるし「倫理的に賛成できる方が科学的に正しい」と判断する者が出てくる。「(裏付けのない)権威肩書自称」もこれ。中身を読むより先に「この人が言っていることは正しい」ことになっちゃう。肩書裏付け(自著論文引用第三者肩書通りの人物存在確認できること)があれば信頼性を高めるが「自称だけ」では読む者にバイアスを与えるだけだ。増田Dは「私は集団遺伝学系の論文も書いたことがある程度の人間」と言っているだけなのに元増田(このコメントの一個上)も「実力派」という評価をしている。(「書いた」と言っているのにその論文を参照(サイテーション)していない・「査読誌に掲載された」とは言ってない・「集団遺伝”系”論文も書いたことが”ある程度”」と、明言を避け印象の話しかしていないにも拘らずだ。その論文の内容さえ分からない)

  

増田Dは科学議論必要なこと(実例データ調査結果の明示)はほぼ何もしてないし、やっても意味のないこと(客観的根拠なしの「私は思います」)やらない方がいいこと(裏付けのない権威自称はいくつかやっている。科学議論にはならないが「はてなでやらなければいけないこと」は要領よくカバーしてるので結局、「はてな内での評価」が目的だったということだろう。

anond:20220126232441

レアだけどダウン症の人が子供もうけるのってあるにはあるじゃない?

もし医療進歩して、ダウン症の人の生殖能力改善したとして、

アイスランド以外の国では、親から遺伝由来のダウン症の人がいるのに、

アイスランド100%堕胎継続中ってなったら、

これって「優生論の生物学遺伝学的手法が"有効"」ってことになるの?

2022-01-26

anond:20220125193305

ごめん!!!やっぱ元元増田そんなに間違ってなかったかも。元増田とも元々増田とも違う増田です。元元増田を勢いでブコメDISってしまった。ほんとすまん!!!

以下はわたし見解です。(私は集団遺伝学系の論文も書いたことがある程度の人間ですが、書いたのは昔の話なので、もし間違ってること書いてたらごめんなさい)

(1) 潜性遺伝子について

元増田のこの部分:

遺伝病の断種は、遺伝病の根絶について特に有効ではないと考えられています。まず、潜性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、両方の染色体に、多くは遺伝機能欠失型の遺伝変異があると起こります。親は、片方しか持っていなければ健康なのですね。すると、両方の遺伝変異を持つ遺伝患者を断種させたところで、片方だけを持つ親が世の中にたくさんいるわけです。どれくらいの数いるか?実はね・・・地球上の全人類で、これを持ってない人はいないと考えられています。今、個人の全ゲノム塩基配列決定とか普通にできてますからね。観察的にそうです。さてそれでも、両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくでしょうか?実はね・・・そうならないと考えられますハーディワインベルク法則って言うんですけどね。

元増田ではこうDISられていたけど:

まり両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくんだよ。ハーディワインベルクによれば。

この部分は、元増田ブクマでurashimasanさんが指摘されているとおり:

いやいやいや、この増田も誤解している。HWから導かれるように、個体数が多くなると淘汰圧が最大でも劣勢変異はほぼ無くならないし、人類の現状はそれ。現実的世代数に渉って劣勢ホモを除去し続けてもほぼ無意味

という側面もあり、少しは減ってはいくんだけど、断種政策が"有効(*)"と言えるほど減るかというと全くそうではないだろう、という意味では元元増田の方が正しいかもと思いました。(いきなりハーディワインベルク則が衒学チックに出てくるから面食らいましたが、urashimasanさんのコメントで私は納得しました【追記4 ここの書きぶりは少し雑だったかもしれません。ハーディワインベルグのものというかホモ接合頻度が自乗のため小さいことが重要で、除去するには長期の世代時間必要ということが重要かなと思いました】/でもこの説明でここでハーディワインベルグをこういう形で出す人は少ないとは思う)[(*)ここではひとまず、(仮に倫理面をほぼほぼスルーした上で)人類に対して達成可能淘汰圧範囲内で、社会実質的な影響を与えるほどの効果が得られる="有効"と定義します]

(2) 顕性遺伝子について

この件については、「率」のオーダーの議論としては、元増田が言うことの方が私としては納得感がありました。(とはいえ私の意見としては、多かれ少なかれみんなある程度はマイルド有害顕性遺伝子もってたりするだろうので、もしそういうマイルド有害顕性遺伝子(を持つ少し調子悪いだけの人々)を全部"断種"していこうみたいになるのは全く"有効"ではない(キリがない)ようにも思うし、一方で、強い有害性を持つ顕性遺伝子はそもそも集団内で拡がりにくい(からわざわざ断種によって拡大を防ぐ意味が乏しい)ので、その意味では顕性有害遺伝子への断種政策もやっぱり全く"有効"でないのでは、とも思う次第です)

(3) 平均への回帰について

これはどちらかというと(少なくとも「平均への回帰」という概念自体については)元増田の方が誤解していて、元元増田の方が正しいように思いましたが、元元増田の「正規分布」を持ち出す説明にも確かにちょっとピンと来ないところがありました。

私としては、cartman0さんの元増田ブコメでの以下の指摘が一番適切と感じました:

この増田も平均への回帰勘違いしてない?遺伝関係なくランダム要素で親の身長が高い低いケースが根本で、次の子はそのランダム要素がならされて全体集団の平均へ回帰する。そのケースを考えると優生学効果はない

追記1:補足すると、現象としての「平均への回帰」の原因としては、(1)ランダム要因(形質のランダムな上振れ/下振れ)に起因するものと、(2)極端な同類交配等が生じていない限り、極端な形質を持つ個体の配偶相手は(極端な個体よりも確率的に)平均的であることによるものであると私は理解している。どちらも、極端な形質が進化しにくい/させにくいことの理由となる。尚、もしかしたら「平均への回帰概念理解はいくつかの幅があり、異なる概念理解の仕方がありうるかもしれません。】

追記2:優生学同類交配前提でしょ、というのはその通り。ただし、ある個体もつ"極端に良い形質"が希釈化(平均化)されないような、「"良さの方向"がバッチリ合う配偶相手」を選ぶのは現実には簡単ではない、という話でもあります。名馬✕名馬が必ずしも名馬を生むわけではない、みたいな話の説明の一つとして捉えていただければと】

追記3:もちろん外部との交配が自由に行われていない隔離集団に対して強い淘汰圧継続的にかけつづければ平均値自体も変化します。「平均値への回帰」はなかなか思ったとおりに育種できない要因としてはこういうものがありますよ、という話です】

(4) 多遺伝子型について

ここは元元増田が出した事例とレトリック議論ちょっと胡乱なところがあって、元増田ツッコミたくなる気持ち理解できるところです。まあでも多遺伝子型の形質に淘汰かけたときどうなるかはよう分からん、という元元増田のメインの主張はまあそうかなと思いました。

その一方で元増田

優生思想ダメなのは科学的に間違ってるから」でも「有効じゃないから」でもないんだよ。優生論の生物学遺伝学的手法有効なのは動植物繁殖で既に実証されてるから元増田優生学とは何かをそもそも理解していないのは確かだが、おまえの言ってることもほぼすべて間違ってる。

の部分については、「優生論の生物学遺伝学的手法有効なのは動植物繁殖で既に実証されてる」と言っても、動植物育種レベル苛烈淘汰圧を多くの世代にわたってかけても理想どおりの形質を得るのは簡単でないのに、数世代にわたっての「育種レベル淘汰圧」なんてかけられるわけのない人類に対して「優生論の生物学遺伝学的手法が"有効"か」と言われたら、私は全く有効でないと思います。【追記5 後から思ったので追加しておきますが、単純な話として、そもそも人類世代時間が長すぎて育種対象として向いてないというのも"有効性"を考える上ではかなり大きいかなと思いました。たとえば象(繁殖最盛期35-50齢)を育種しようと思っても人間寿命では短すぎて実際問題として難しいのと同じ話で】

ともかく、言いたいのは、元元増田を勢いでブコメDISってしまったのは本当にすいませんでした、ということです。反省します!(あとブコメ内にキラリと光る本物の識者の皆様に感謝です)

.

anond:20220125193305

いや、あらゆる生物学徒は社会的地位根拠として断種を求める優生「学」を学問的に根拠あるものとして扱うことには絶対反対だよね。

そこ書いとかないと科学マウンティングしかない。

あと他のツリー-でたぶん元増田らしきやつが「突然変異…?なにそれ?」みたいなこといってる(正確には言葉が出てきた途端逆ギレして逃げてる)んだよなぁ

おまえの書いてること、たぶん元増田レベルの人には全くわからんとおもうから、この場で正しいのはゲノム学徒さんだろな、でもそれでもギリだけど

2022-01-25

anond:20220122010439

もうなんか間違ったこしか書いてなくて増田が何でこんなもの書こうと思ったのかちょっと意味が分からないんだけど

一応気になったところだけ訂正・説明を入れておく。(ほぼ全文にわたっているが…)

途中で「なんでこんな中間テストの採点みたいなことやってんの…」みたいな気分になったけど

万が一これを読んで本気にしている人がいるといけないので義務感で最後まで書きました。

まりの衝撃に最初からテンション高いですけどね。もう疲れたからこのまま上げます

なんなんやいったい...

      

遺伝病の断種は、遺伝病の根絶について特に有効ではないと考えられています。まず、潜性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、両方の染色体に、多くは遺伝機能欠失型の遺伝変異があると起こります。親は、片方しか持っていなければ健康なのですね。すると、両方の遺伝変異を持つ遺伝患者を断種させたところで、片方だけを持つ親が世の中にたくさんいるわけです。どれくらいの数いるか?実はね・・・地球上の全人類で、これを持ってない人はいないと考えられています。今、個人の全ゲノム塩基配列決定とか普通にできてますからね。観察的にそうです。さてそれでも、両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくでしょうか?実はね・・・そうならないと考えられますハーディワインベルク法則って言うんですけどね。

  

まず、

ハーディワインベルク法則って言うんですけどね。」じゃねーよ。

選択があるのに対立遺伝子(A、a)や表現型(AAAaaaの組み合わせ)の頻度が変化しなければハーディワインベルク法則じゃないだろ。 

潜性のホモ接合aa(つまり発病してる人)を継続的人口から取り除いていけば人口中の対立遺伝子Aに対する対立遺伝子aの頻度は低くなるにきまってるだろ。

対立遺伝子aの頻度が低くなるんだからAAAaの組み合わせに対するaaの組み合わせの頻度(発病する人の割合)は低くなっていくにきまってる。

まり両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくんだよ。ハーディワインベルクによれば。

学部レベル以下の知識がないぞ自称ゲノム科学者。というか論理的思考が出来てないだろう。どうやって大学はいったんだ?

頑張れ。もっと頑張れ。

      

さてそれでは、顕性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、染色体の片方にでも遺伝変異があれば発症するもので、つまり遺伝病を発症している人を断種させれば理論的に根絶できます、が、実はね・・・ヒトゲノムには突然変異が起こるのです。もちろんこれが進化原動力なわけですが、これにより、顕性遺伝病も発生します。つまり、両親が健康で、遺伝変異を片方持つわけではない場合でも、子に突然変異が発生して顕性遺伝病は起きるのです。デノボ突然変異って言います

  

「実はね・・・」じゃねーよ。今どき突然変異が起こることを知らねー人間存在するのか? 進次郎か。プラスチックの原料か。

そもそも突然変異の発生率がとても低くて、ひとつ遺伝子につき平均で一世代で一万分の一から百万分の一(*1)。しかアミノ酸のコドンには冗長性があるからベースペアが一ヶ所変異してもアミノ酸は変わらないことの方が多いし、アミノ酸ひとつ変っても即タンパク質の働きに影響が出るわけではないか機能不全が新たに発生する率は実際にはひとつふたつ低いオーダー(十万分の一から一億分の一)。

から新しい変異による発病はほぼ無視できるんだけど、実際の変異率がいくつにしろ発生率より速いレートで変異を取り除いていけば全人口中の有病者の割合が下がっていくのは当たり前のことだし、変異を取り除かない場合の有病者割合の増加率は継続して取り除いた場合に比べれば絶対高くなる。当たり前の話だ。

そもそも(十万分の一から一億分の一の確率で)「子に突然変異が発生して顕性遺伝病は起きる」ことと「顕性遺伝疾患を持つ親の子供は100% 50%-100%の確率で(素で間違えた。恥ずかしい)おなじ遺伝性疾患を持つ」ことは別の話だ。子に突然変異が発生して顕性遺伝病が起きたら当然「その子が」生殖することを許さず新たな有病者の発生とそれによる社会負担の増加を防止しようというのが優生思想だし、それは可能なんだよ。

優生学は「特定個人病気を持つかどうか」の話じゃあない。優生学集団遺伝の話(集団中の有病者の割合・それがどう変化するか)なんだよ。この違いが分かってない生科学者なんて存在するのか?

  

まり断種政策遺伝病の抑制有効ではないと考えられます

  

有効だよ。上に書いた通り。「抑制」は「根絶」じゃないしそもそも根絶は目指してないから。

問題は「個人遺伝病が起こるか起こらないか」じゃないんだよ。問題は「全人口の中の有病者の割合をどう抑えるか」だよ。

しろどういう理屈有効じゃねえんだよ。

  

さて、ここまで読んでくれば読者は気づいたでしょうが運動能力、見た目の美醜、学歴、といったものは、これは単一遺伝子型ではありません。もし、学歴を問わない父親と、東大卒母親からまれた子の1/2が東大卒になると言うなら、これは単一遺伝子型の顕性遺伝と言うことになりますが、そんなわけはありません、経験的に。誰も行かないこともあるし、佐藤ママみたいに4人全部行くこともあるでしょう。単一遺伝子型なら、こういうばらつきは起きません。ばらつきが起きるが、一定遺伝性はあるように見える形質、これは多遺伝子型です。

  

ちょっと待て。

単一遺伝子型なら、こういうばらつきは起きません。」じゃねーよ。

たとえ「東大卒業する」が顕性単一遺伝子だとしても子供がその顕性遺伝子をもつかどうかは確率問題で、必ず「生まれた子の1/2が東大卒になる」わけじゃねーだろ。ひとりひとりの子供が「東大卒業する顕性単一遺伝子」を持つ確率が1/2なら「子供4人中誰も東大卒業しない」も「4人全員が東大卒業する」も6.25%の確率で(ばらつきが)起こるだろ。

染色体ひとつ遺伝子じゃないけどXとYはクロスオーバーしないから単体として遺伝するだろ? 男が生まれ確率子供がYを持つ確率)は常に1/2だな? それでも全ての家庭で常に「生まれた子の1/2は男」になるか?経験的に。誰も男じゃないこともあるし、佐藤ママ(誰やそれ)みたいに4人全部男のこともあるでしょう? 遺伝というのは確率から顕性だろうと単一だろうとばらつきは起こるんだよ。

ゲノム科学者かどうか以前に、おまえ大丈夫か?

  

この多遺伝子型の形質には、単一ではないとするならどれくらいの数の遺伝変異が関与するでしょうか。これはここ10年くらいで確定してきた最新のところではあるのですが、どうも最低数千あるようです。それぞれの形質に、それぞれ数千です。こんなにたくさん因子があるとどうなるかというと、中心極限定理により正規分布します。多遺伝子型の形質は、正規分布するのです。すると何が起こるでしょう?

   

平均への回帰です。

  

「平均への回帰です。」じゃねーよ(笑)溜めをつくって関係ねーことを言うな。渾身のボケか。(ちょっとウケた)

無数の試行の平均が母集団平均値回帰するのは母集団が(またはサンプルが)「正規分布から」じゃねーよ。大きい値も小さい値もランダム抽出するからだよ。

親と子の身長に相関があり、長身の親(正規分布の一方の端)だけ取り出したら(つまりランダムではない。これが優生理論)、その子供の平均身長は「長身の親の平均値」に近づくにきまってるだろ。「長身も低身長も含めた母集団平均値」に回帰するわけがない。

おまえ本当に大丈夫か? なんかわざと間違ったこと言おうとしてる? ツッコミ待ちか?(たぶんそうなんだろうなぁ...)

    

いみじくも優生学創始者ゴールトンが明らかにしたのが、親の身長とその子身長比較すると、極端に身長の高い親の子は、どちらかというと平均側、普通っぽい身長の方にシフトする、と言う現象です。それで回帰というわけですね。平均に戻る、ってことです。

  

ゴルトンの観察が平均に回帰した(ように見えた)のは実験の条件が一定じゃなくて子供サイズが親のサイズよりも環境から受ける影響の方が大きかった(つまり親のサイズという変数に対して無作為抽出になっていた)からだろ。だいたいゴルトン自身が気付いて生物学根拠のない統計上のアーチファクトだって言ったものを掘り出して差し上げるな。晒し上げか。

  

どういうことでしょうか。メジャーリーグMVP大谷翔平の子は、みんなメジャーリーグとかよりもずっと普通っぽい才能になるだろう、ってことです。ええ、皆さん、知ってますよね。長嶋茂雄の子もそうだった。野村克也の子もそうだった。あれが理論通りなんです。教育環境がいいから、それでも普通よりはいい方に行くわけですけど、親と同じような超絶スーパーエリートにはならなくて、それは統計学的に予想通りでして、確率統計の基礎の基礎、正規分布性質により説明できます。大体さ、大谷翔平の親はどうなのよ。メジャーリーガーだったわけじゃないわけですね。

  

大谷翔平長嶋茂雄野村克也が周りより一歩も二歩も抜きんでてたのは遺伝形質(身体特性)に加えて本人が努力たかに決まってんだろ。努力の結果が遺伝するわけがない。遺伝疾患や体格と一緒にするな。わざとか。どっかの詭弁テンプレートにこういう例があるのか。

  

まあ、それでも、意味があるじゃないかっていうかもですね。平均への回帰って言っても極端だったのが極端でなくなる、ってわけで、身長が高い親の子平均値は、身長が低い親の子平均値よりは高いです。平均だけの話で、大幅にオーバーラップしますが。それでも平均を徐々に上げていけばいいじゃないかと。

  

から初めから優生学対象特定個人能力大谷翔平の子供は野球が上手いかどうか)じゃなくて集団全体の性質だって言ってるだろう。もともと「全体の平均を上げること」「全体の中で望ましい(くない)もの割合やす(減らす)こと」が目的だ。「背が高いことが社会にとって良いことだ」となったら(どういう理由でそうなるのか知らんが。軍事強化?)長身の者に優先的に生殖の機会を与えて国民平均身長大きくするのが優生学目的手法だろう。しろそれ以外になんだと思ってるんだ? 

いずれにしろ身長が高い親の子身長身長が低い親の子身長も平均に回帰する」というのは単純に間違い。もしそうなら長身の者だけに生殖させても平均値が高くなるわけがないし(どういう理屈で「平均への回帰」と「平均を徐々に上げていく」が両立できるんだよ?)長身のものが優先的に子供を残せば集団の平均身長が高くなるのはすでに事実としてわかってる。(*2)

  

ところが、多遺伝子型には数千もの遺伝変異関係するというのはどういうことかというと、単一遺伝子型のように、どれか一つの遺伝変異はどれか一つの遺伝病に対応する・・・ということになりません。重複しちゃうんです。ある遺伝変異は、ある形質にも、別の形質にも、関係する。多面的関連と言います。例えば身長を高くする遺伝変異は、同時にがんになりやすくする多面的関連を持つことが多いことがわかっています。するとどうなるか。身長を高くするように、集団結婚相手操作していくと、がんが多くなって寿命が短くなるでしょう。では学歴はどうか?学歴を高くする遺伝変異は・・うつ病になりやすくすることがわかっています

  

ここの部分は必ずしもすべて間違っているとは言えないが、身長の高さとガンの発生にについてはそれぞれが関連する遺伝子座の間に統計的な相関が見つかったというだけで身長を高くする遺伝子がガンの原因になるというわけではないし、長身集団が低身長集団に比べ短命であるという証拠もどこにもない。後者学歴)に至っては関連が指摘されているのは「うつ病」と「低学歴」だし(*3)、それが共通遺伝子の多面作用によるものだという考えは否定されている(*4)のである

ていうか今気付いたけどこいつ遺伝変異ってずーっと 「mutation(突然変異)」の意味で使ってない? 遺伝変異は variation だから「数千もの遺伝変異」とか「どれか一つの遺伝変異」とかないんだけど...

おまえマジで大丈夫か?(三度目)

これ、マジでまちがい探しかなんかか? なんで書いてあることがことごとく間違ってるんだ? 罠?

  

どうでしょうか。基本的優生学というのは、国家文脈で語られます学歴の高い国民をより多数生み出し、国家生産性を上げたい、というわけです。しかどうでしょうか。うつ病が増えると、生産性どうでしょうか。私はうつ病の人は生産性が悪いと言いたいわけではありません。しかし、優生学論者のロジックは成立しますか?(明示的に成立するとは言えないのではないですか?)と言いたいのです。

  

遺伝子型の遺伝構造はまだわかっていないことも多く、「優生学操作」をしてどうなるかすらわかっていないんですよ。形質に遺伝的因子があるなら、優生学操作をすれば人類は必ず優秀になる・・・というのが元増田議論の開始点だと思いますが、そこ、すでに間違ってるんです。

  

からなんで話を「まだわかっていないこと」だけに限定するんだよ。じゃあわかってることには優生学手法を使ってもいいのかよ。国や医療システムにかかる負担を軽減するために「遺伝患者子供つくっちゃいけません」っていいのか? 問題はそこじゃないんだよ。

  

優生思想ダメなのは科学的に間違ってるから」でも「有効じゃないから」でもないんだよ。優生論の生物学遺伝学的手法有効なのは動植物繁殖で既に実証されてるから元増田優生学とは何かをそもそも理解していないのは確かだが、おまえの言ってることもほぼすべて間違ってる。

  

結論としてすでに社会的に受け入れられてない優生思想否定したいんだったら、ウソを書いてまで「科学的」根拠でっちあげる必要がないだろう。

なにが目的だ?

まさかゲノム科学者自称がこれらの間違いを本当に信じているはずがあるまい。

特にうつの「高学歴」と「低学歴」入れ替えてるところなんてワザとじゃなきゃどうやって間違えるんだよ...

やっぱ間違い探し? なんかのテストなの?

  

*1 https://www.sciencedirect.com/topics/biochemistry-genetics-and-molecular-biology/mutation-rate

*2 https://www.science.org/content/article/did-natural-selection-make-dutch-tallest-people-planet

*3 https://www.nature.com/articles/s41598-021-83801-0

*4 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25917368/

anond:20220122010439

馬主種馬を使って次世代スターを育てるのも優生という意味において意味のないことなの?

増田意見だと今まで行われてきた品種改良遺伝子改良作物も成果がないなんて話になるけど。

すでにツリーにあった。

2022-01-24

anond:20220124005907

せやね、というか優生「学」は全く科学じゃないエセ科学とか虐殺した独裁者のひねりだしたいいわけみたいなもんなので

賢い現代人はうかつに信じたらあかんよって話しとるんよね

2022-01-23

anond:20220123114830

で、自然選択による淘汰圧は認めるのに、なぜ優生施策による淘汰圧はないことにするの?

2022-01-22

anond:20220122161303

介護者は誰かが介護しないと生きていけないだろう

それとも切り捨てろと?優生主義者かよ

2022-01-20

anond:20220120142843

CiNii優生学検索してみたらざっと思想(生について)

医療ジェンダー堕胎身体へのリスクマイノリティ社会学

教育性善説視座)

福祉障害のある子ども出産の忌嫌)

あたりで優生学を取り上げた論文が書かれている。

うちAmazonで買える文献を

思想分野

横山尊「日本優生社会になるまで: 科学啓蒙メディア生殖政治勁草書房より

医学

千代 豪昭 「私の生命倫理ノート-医療現場における倫理分析原理と演習-(生命倫理学を学ぶための副読本)」メディカルドゥ

他にも法学分野でも探せば文献が出てきそう

2022-01-12

anond:20220112010542

途中で書いちゃったのでもう一度。

生物血縁関係のある親族間で障害遺伝子があると、近親婚で生まれた子は障害遺伝やすくなり、劣等な子孫の生まれ確率が通常より高まり、生まれた子が生きづらくなり、リベラルではなくなり、下手をすれば優生主義社会の到来を助長する。

から、子の福祉を重視するリベラリズムとしては阻止する方向に進まざるを得ない。

anond:20220112005245

血の繋がった男女間では、元々他人同士だった男女のケースとは異なり、二人の間に不思議権力関係が働く。

そしてそれは、しばしば暴力的権力関係を伴う。

兄と妹。

父と娘。

叔父と姪。

あるいは、姉と弟、母と息子、叔母と甥の間柄ですら、男系親族性的暴走し、圧力をかけながら手に負えなくなる。

これでは対等な成人間の男女関係とは到底言えない。

あと親族間で障害遺伝子があると遺伝やすくなって劣等な子孫の生まれ確率が通常より高まり、生まれた子が生きづらくなり、リベラルではなくなり、下手をすれば優生主義社会の到来を助長する。

これが成人間同性婚を異性婚に連ねて称揚しつつ、異類婚・少年婚並びに近親婚、多数婚を忌避する人権主義自由派の論理なのだが、同意していただけるか。

2022-01-04

anond:20220104020947

良い子はマジで遺伝子

ブリーダーしてる俺が言うんだから間違いない

優生的選別なしに性善説不可能

犬猫可愛いと言うが当たり前だ

見た目も性格可愛い個体を選りすぐったサラブレッドなんだから

選別の入らない野生動物なんて目も当てられないよ

2021-12-28

ひろゆき

うーん

https://news.yahoo.co.jp/articles/5de82663454a455916a42062eceb0b0db615241f

ひろゆき氏は「男性京大では無く、別の国立大卒で、既婚者だったことが良くないらしいです。精子提供なら既婚者かどうかは関係ないし、子育てをせずに児童福祉施設に入れちゃってるし、子供ブランド品のように選別する考えは如何かな、、と。あと、遺伝情報国籍は無いです」と私見を述べた。

遺伝情報国籍はない、というと一見それらしく聞こえるが、遺伝情報はある程度明確な集団に分かれます

例えば本土4島の日本人北方中国人は分かれるし、

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2561928/figure/fig2/

北方中国人南方中国人も分かれます

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2790583/figure/fig1/

韓国人も分かれる(これは北朝鮮ゲノムデータがないからかもしれない)し、

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7385432/figure/F2/

沖縄人も分かれます

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2561928/figure/fig3/

そしてこれらは、たまたま、ある程度国籍とも大体一致します(ただし一対一ではありませんし、ゲノム研究が国ごとに行われ、一般周辺部よりも中心にありがちな首都周辺でのサンプリングが多いかもしれないためサンプリングによる分離が見られている面もあるかもしれません)。

が、もちろんそれらは優劣を意味しません。集団に分かれるというだけです。

まり遺伝情報によって国籍らしきものが分かれるが、しかしそれは優劣を意味せず、それを理由精子を選別すると言うことをしてはいけないと言うのが本質だと思います

原告側は遺伝差別をすることができなかったと主張しているのであって、そんな権利を認めるべきではないと考えます

結果としてはひろゆきの言っていることとそう大きくは違いませんが、そもそもそんなものはない、と言う誤ったことを言うよりも、遺伝情報集団として分かれはするものの、それは優劣を意味するものではなく、それをもとに精子を選別するような優生主義的行動を取るべきではない、と主張するべきです。

リベラルありがちな内輪揉めになってるかもしれん)

2021-12-25

anond:20211225130714

病気障害理由での主婦になれない女性が増えていくのか

本当だとしたら凄まじい優生主義社会の到来だね

2021-12-20

近親婚を否定できる理屈ってある?

気持ち悪い

理屈じゃないし完全に差別なのでアウト

遺伝病をもった子が生まれやす

おっ、優生主義者か?

遺伝的に子供病気になりやす人間子供を作るな、というのはどう考えても差別だよな

・望む人が少ない、得をする人がいない

完全にマイノリティ弾圧者の言論

きょうだい間の性的虐待助長する

それ悪いのは性的虐待であって、近親婚じゃないですよね?

DV助長するから婚姻制度をなくせ、というのとどう違うのか?

家族間に恋愛可能性を持ち込むのは気持ち悪い

それ同性婚を許したら同性間に恋愛可能性が生まれ気持ち悪い、っていうのと同じで、あなた自意識過剰ですよね?

・昔からタブー

から何なんだよ……

  

これマジで近親婚アリになる未来ありえると思う

というか、ありえない理由がない

俺はきょうだいゼロなので関係ないが……

anond:20211219151137

これ読んで優生主義NGっていうのは簡単だしいつものブクマ仕草だけど、一番困るのは生まれ当事者からなあ

2021-11-21

ここ最近の子供を見て気づいた。ブサイクとブスは結婚できない。

ここ最近の子供、10~18歳ぐらいの子供を見て気づいた。

全然ブサイク、ブスな子供自分たち時代よりも減っているということだ。

圧倒的に減っている印象がある。

まり、これは、社会的に、「ブサイクと、ブスの遺伝子が淘汰されている」ということだ。

の子どもたちも、あるていど格好いいしかわいい。

どうしてこんな事になってしまったのだろうか?

ある程度美男美女でないと子孫を残せないという社会的な淘汰が圧倒的に進んでしまったのだと思う。

これは進化論的な結果だろうか?

種の多様性という観点からすると、かなりヤバいと思っているし、何より「ナチ優生政策をいつの間にか社会が受け入れてしまった」

という敗北の証でもあると思ってる。

昔はそもそも、そういうブサイク、ブスであっても、お見合いおばさんがそれなりに相手の満足できるように相手を探して引き合わせて結婚まで話を持っていったのだが、そういう救済策もない。

そもそも社会全体が、「結婚して家庭を持ち子孫を残す」という人間としての当然の営為にたいして、あまりにも高いハードルを掛けすぎている。

これは外見だけではない。給料も、時間も、親としての義務についてもである

年収600万以上ある普通男性

という婚活女性言葉があるが、アレは常識がないと思いつつ、しかし、「東京結婚してあるていどの文化資本キープできるボーダーライン生活を送るとなると、それぐらいはほしいよな」ということも理解できるのだ。

少なくとも、偏差値が60以上の人間でないと真っ当な親としては認められない社会であると思う。

つのまにか、自然社会優生政策を取ってしまった。

ブサイクブスと貧乏人は結婚するな」になってしまった。

自由恋愛も大いに結構だが、同時に、ブサイクとブスに貧乏人が子孫を残せないという社会になってしまたことには非常に危険性を感じている。

これは、リベラル的な価値観も、結局のところつきつめれば優生政策になってしまったのだと思ってる。

こういうことを言うと、「女をあてがえってことか」と言われるが、そうではない。

ルッキズムから弾かれた男女や貧乏人がが、家族を持って子孫を残すという機会が、社会的に異様にハードルが高くなっていたという話をしているのである

2021-10-03

一重の男芸能人存在が許せない

「護られなかった者たちへ」って映画、評判良いみたいだけど主演が佐藤健なせいで見る気しない……

個人的に、一重の男芸能人存在が許せないんだよね

羽生結弦とかも、持て囃されているのが許せない

一重まぶたは女だとそれだけで人権を認められず、蛇蝎の如く嫌われて整形を余儀なくされるのに

なんで男だと人権を認めれてしかイケメン扱いされるの?って違和感が募る

一重の男が何故かイケメン扱いされてちやほやされ、結婚してその遺伝子を残すのが許せない

それで生まれるのが息子だけだったならいいが、娘が生まれて一重になったら地獄じゃねーか

まぶたは二重の方が優生遺伝(今は顕性っていうんだっけ?)らしいけれど、それでも親がその遺伝子を持っていたら子供に発現する可能性はあるし

子供への遺伝を考えたら「男も女も一重でもいい」か「男も女も二重じゃなきゃ駄目」かのどっちかになるべきなのに

なんで男は一重でもいいけど女は駄目なんだよ

2021-09-17

anond:20210917201753

人間と猫のルッキズムはなんでこんなに結論が変わるだろな。

猫は太り過ぎると可哀想可哀想言われるし、マンチカンみたいな種類に至っては生み出すこと自体虐待、生まれて来なければ良い家系だったと言われる始末。

だのに人間は太らされ過ぎたスーパーサイズモデルに同情すると、その同情の方が差別として叱られるよね。

ボディポジティブとか言って。

生存に不利な形質を親から遺伝させられた人についても、その生を全肯定すべきで同情した方が優生主義者扱いさる。

2021-08-17

anond:20210817170653

オリをやったのにパラだけ中止したら障碍者差別主義国家優生主義国家烙印を押されるのよ…。

後世まで悪名が残ってしまう。

ナチスDaiGo思想と同じ扱いを受けたくないのなら、日本最後までやりきる義務がある。

2021-08-16

anond:20210816192449

優生主義者差別しているのではない

他人の命を故意危険に陥れるのは

刑法上の犯罪だということ(未必の故意

医者だろうが皇族だろうが同じことだ

2021-08-14

Daigoさんの優生思想選民思想は許さないのに,自由恋愛という優生思想は許されるの?

Daigoさんが本人の誤算によって炎上して,謝罪するに至った話はまだまだ鎮火しない勢いの炎上だと思う.

多くの人にとってDaigoさんの発言は許せなかったと思うし,許されざる発言だったと思う.

さて,この発言において許されなかったのは,「生活保護の人が生きてても得しなくない?」,「ホームレスはいないほうがよくない?邪魔だしさ」といった優生思想選民思想的な発言が原因だ.このような思想人権概念から外れた発言である社会には様々な事情生活保護をとることになった人や,ホームレスとして生きている人がいる.その人達が生きる権利は決して蔑ろにされるべきでないし,その人達が生きることを社会支援することは当然のことだと思う.それを軽視する発言人権尊重する社会では許されざる発言であったといえるだろう.

以上の話は人権の中でも生存権にかかわる話である人権生存権以外に自由権参政権,そして性と生殖権利がある.

性と生殖権利とはセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスライツ(SRHR)と呼ばれ,性や生殖にかかわる自己決定や自認の自由を認める基本的人権のことである(参考{https://www.ippf.org/sites/default/files/ippf_sexual_rights_declaration_japanese.pdf}).この権利によって我々は自由自己の性を決定でき,結婚性交をする相手を選べるのである.このような人権思想のもとで,政略結婚見合い結婚が衰退し,自由恋愛が発達してきたと考えることは至極自然なことであろう.つまり,我々の人権尊重するために自由恋愛は発達し,我々は自由恋愛の中で人権尊重されていると考えているわけである

しかし,本当にそうだろうか?我々全員がこの権利享受できているのだろうか?

実態はそうではなく,自由恋愛の下ではすべての人が権利享受できるわけではなく,選ばれた優生の者のみこ権利享受できていることが実態である.わかりやすい例では,年収が低い男性結婚ができないだとか,容姿が劣る人は結婚ができないなどである(参考{https://toyokeizai.net/articles/-/293571}).自己の決定で結婚しないと決めているならそれは個人自由だが,結婚したいと思いつつも結婚できない状態は,性と生殖権利に反している.特に結婚できない理由年収が低いという理由なら,人権の種類が違うだけで,仕事のないホームレス生存権が認められていないといった状態と似通ているように思う.なぜこのような状態が許されるのだろうか?

これは単純に,誰と生殖するかが自由であるという権利と,生殖をしたいという権利が衝突しているからに他ならない.子供が欲しい人が無理やり生殖することは,他者自由権利侵害するのである.よって,結果的優生の者が生殖でき,劣っているもの生殖ができないという状態に陥る.ただ果たしてこのような状態社会は看過できるのであろうか?

衣食住がない人を生活保護で支えるように,生殖したくてもできない人を何かしらの手段で支えることが人権尊重する社会では必要ではないか.ましてや結婚ができない所謂非モテ犯罪者予備軍のような扱いや,キモイ劣った存在として排除してよいのだろうか.そのような思想は冒頭のDaigoさんのような思想とは言えないだろうか.

かにホームレスの人の窃盗率は高いかもしれない.確かに海外では非モテ所謂インセル)の犯罪が目立つかもしれない.ただそのような理由社会が拒絶してよいのか?

人権尊重する社会ではそのような人の権利を守るためにセーフティネットを用意する必要があるのではないか

今回のDaigoさんの発言人権尊重を訴えた人はもう一度過去自分発言で,他者人権蔑ろにしていなかったかを考え直してほしいと思う.

そして,自身人権尊重するために,他者人権蔑ろにしてはならないということは努々忘れることのなきようお願いしたい.

2021-08-13

anond:20210813061230

件の人は心理学知識はあるかもしれないが賢くはないな。言論自由っちゃ自由だけど、明らかに共感性の低い、言い換えれば友人にしたくない人間が言いそうな優生論を垂れて、それで友人知人離れて恋人もできなくて残りの人生40年か50年か知らんけど他人憎悪するしか癒しのない孤独生活を送るリスクを考えたら普通の賢い人はよう言わん。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん