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はてなキーワード: 思い出補正とは

2024-04-21

anond:20240421074650

年取って目をつけるところが変わって評価できるようになる作品もあれば

小さい頃の思い出補正でいいと思ってた作品が今見ると粗ばかり目について

なんでこんなもんに夢中だったの・・・ってなるから

手を付けてたにしてもスルーしてたにしても過去基準に手を付けるのは意外に危険行為なんだよなぁ

2024-04-15

東京ディズニーリゾートは、過去イチ遊びやすくなってる

東京ディズニーランド東京ディズニーシーを夢見る皆さんこんにちは

インフルエンザ自主隔離中なので東京ディズニーリゾートが、いま過去イチで遊びやすくなっている現状を解説します。参考にしてね。

Dオタ(ディズニーを愛するオタク)向けの前説

何言ってんだ今〇〇とか最悪じゃん(〇〇には好きなものをお入れください)というそこのあなた

以下の文章あなた向けではないので大丈夫です。地蔵徹夜、グッズについて(ほとんど)語っていないのでその時間で次のインパ計画を練ってください。

特に、フード&ワインフェスティバルとパルパル第二段のクワキー・ダックシティ方向性が明確になったので)

今読んだ中で知らない単語だな?と思ったあなた向けの解説です。

お酒が好きならディズニーシーにしましょう

最初に身も蓋もないことを書きますが、カップルで夜はちょっとお酒も飲みたいよね、みたいな感じなら東京ディズニーシー(以下シーと略)にしましょう。

シーは、どの場所に行っても観光地を巡っているみたいな気分になれる超豪華な景観セット詰め合わせだと思ってください。入って、ぐるっと回って食事をして出てくるだけで満足できるタイプ場所です。

彼氏彼女ダッフィーがすごく好き!という場合はそれなりに予約限定のショーの予約を取ったりする必要はありますが、そこまでの熱量が無いのであれば出たとこ勝負でなんとかなります

概ね、夜の花火やショーについても、どこからみてもそれなりに楽しめるような工夫がされています

個人的お薦めは、どこかのタイミングで好きなキャラクターグリーティングして、写真を撮ってプリントして持って帰ることです。

ミッキーミニードナルドダッフィーシェリーメイは、列に並べば少しふれあって、一緒に写真が撮れます。よほどタイミングが悪くない限り、50分も待つことは無いので、記念にお薦めです。

家族で夢の東京ディズニーランドという場合は一度立ち止まって

家族東京ディズニーランド(以下ランドと略)、良いですよね。

自分の子時代に連れて行ってもらった記憶と比べても今は格段に楽で回りやすいです。ランドでも前述の通り並べばミッキーさんと写真が撮れるというのも相当に手厚い。

でも、いったん立ち止まってください。家族は本当にディズニーキャラクターが好きですか?ミッキーミニードナルドデイジーについては並べば写真が撮れるので大丈夫

ジェットコースターが好きとか、乗り物が好き、という感じであれば少し考え直した方が良いかもしれないです。ランドあくまでもディズニーキャラクター主体アトラクションがメインです。

特に、美しい思い出補正がかかっている乗り物アトラクション)ほど、昔と変わっていないのでツライことが多いです。空飛ぶダンボとか。

遊びやすさ≒情報の得やすさと次に何するかの変更しやす

Tokyo Disney Resort Appという東京ディズニーリゾート公式アプリ(以下アプリと略)が、遊びやすさに直結しています

そして、4つの仕組みが、遊びやすさに繋がっています

  1. 抽選形式のショー
  2. ディズニープレミアアクセスDPA
  3. 40周年記念プライオリティパス
  4. ディズニーモバイルオーダー
抽選形式のショー

いまはランドもシーも、いくつかのショーは抽選式になっています

自分の見たい時間帯のショーに申し込む(エントリー受付する)と、指定席が用意されるか外れるかどっちか事前にわかます

当たればラッキーで観ましょう。外れてもまあ、そんなもんです。次の楽しみが増えたと思って諦めましょう。

念のため申し添えますが、自由席に並ぼうとは考えないでください。どうしてもというなら止めませんが、2時間弱並んでショーを観るよりも他で楽しむ方が良いと思います

ディズニープレミアアクセスDPA

追加で1500円~2500円のお金を払うことで、ショーの指定席アトラクションの優先レーンに並ぶ権利を買うことが出来る仕組みです。

カップルなら、追加で4000円払えば美女と野獣魔法のものがたり”を180分も並ぶことなく15分程度で楽しめます

3人家族なら、追加で7500円払えば東京ディズニーランドエレクトリカルパレードドリームライツ指定席でしっかり楽しめます

カップルなら+1万円程度、家族なら+2万円程度の予算を見込んでおけば、アトラクションやショーを、ものすごく楽に楽しめると思っておいてください。

お金を出すだけあって、アトラクションなら、この時間が良いなーと自分時間を選ぶことが出来ます

ただし席数が限定されている先着順なので、遅くとも午前中には買ってしまいましょう。

ショー1つ+アトラクション1~2つで使うと、余裕をもって楽しめます

40周年記念プライオリティパス

こちらは、お金を出すことなく、先着順で早い時間からどんどん発行される優先チケットです。

時間指定できない、一つ取ると、2時間後(or プライオリティパス利用開始時刻)に、次のチケットが取れる、という制限があります

ランドやシーのパーク開園時間前後に並びだしてから入って、一つも取れない、ということはほとんどないので、最低一つは乗れるかな、という感じです。

コツは、2枚目以降も取れたらラッキーくらいで考えておくことです。

ディズニーモバイルオーダー

少しトリッキーですが、アプリからレストラン時間枠を指定して、事前注文する仕組みです。

まずレストラン選択し(選べないときは残席無し)、次に時間枠を指定し(残席がある時刻のみで、例えば13:00~13:30)、最後メニュー選択します。

トリッキーなのはレストラン時間枠が予約枠として設定されていて、ココさえ取れてしまえば、あとからメニューは変更ができる点です。

例えば、ピザセットを頼んでいたとして、あとからココのお店のスーベニアコースターメニューに+料金でお土産がつくところは結構ある)が欲しい!となったときに、変更が出来ます

夜の時間帯にオーダーしたけれども、子供が寝てしまってもうホテルに帰ろうかな、コースターだけ欲しいと言ってたかドリンクだけに変更しておこうかな、などが気軽に出来て便利です。(行かなければ自動キャンセル

でも、X(旧Twitter)だと色々言われているけど……

ほとんどDオタが言っているだけなので、一般の方は気にすることは無いです。

ポイントは「コレは是非ココで動画撮影したい!」や「この限定グッズは絶対に手に入れたい!」という気持ちを持たないことです。

例えばパレードについて

いまはクワキーセレブレーションドナルド・ザ・レジェンド!というドナルドダックが主役のパレードをやっています

これは前述のDPAを使うと、プラザガーデン前またはキャッスル・フォアコートという場所指定席を手に入れられます

でも、パレードルートを事前に調べておき、パレード開始15分程度前から待てば、たいていどの場所でも立ち見でキャラクターを観ることができます場所によっては座り見もできる)

いまはキャラクターはだいたいはパレードでやってくる乗り物フロート)の高いところにいるので、キャラクターを観るだけであれば前に人がいてもあまり関係ありません。

シッカリ座って観たいな、という家族でも、30分程度前に3~4列目あたりに座っておけば問題なく鑑賞できます

(一部のDオタが、動画撮影するとき他人の振ってる手やグッズが映らず、カチューシャなどが映りこまない完璧動画写真を撮りたい、という過度な期待で呟いている、程度に思っておいてください)

例えばグッズについて

一部のグッズが、ほぼ限定グッズ状態になっているのは事実です。

おそらく一般の人が事前情報なしでのんびりと開園時間ぐらいに入園した場合、手に入らないグッズがあるのは間違いありません。

ただし、それは一部の限定グッズに限られます。どうしてもコレが欲しい!というのはイバラの道になりますが、ドナルドのグッズが欲しい、程度であればたいてい何とかなります

(後述しますが、それすらアプリ経由の購入だと受注生産のような形での救済措置結構取られ始めました。が、あんまり一般の人には関係ないです)

お土産は、事前に買うもの、その日に買うもの、後日郵送してもらうもので分けて考えよう

アプリ経由でグッズはネット注文できます

そのため、例えばディズニー帽子洋服などを、行く前に事前ゲットできますカチューシャ帽子なんかを事前に揃えておけると気分が盛り上がりますね。

ぬいぐるみポップコーンバケットなど、当日に買って身につけたくなるものもあります。それは当日にお店でゲットしましょう。

その時に、お菓子ポストカードなど、後日他人へのお土産として買うようなものは、当日23:45までにアプリ経由で発注すると、3~5日程度後で届きます

特にかさばるお菓子を大量に買いたい人は、アプリ経由が大変便利なので活用してください。もうチョコレートクランチの缶を大量に抱えて新幹線に乗り込む必要はありません。

まとめ(まとめと持ち物)

いまはアプリありきです。

アプリでは、事前に平日や土日の待ち時間をみることが出来たり、ショッピングでグッズにお気に入りマークをつけて準備しておけます

少なくとも一週間以上前にはアプリを入れておき、朝、昼、夕、夜の各時間帯でのアトラクションの込み具合を横目で見ておきましょう。

意外に並ぶもの、並ばないものレストランの混雑具合などを観ることが出来て、けっこう楽しいです。

お金可能な限り出して遊ぶ方が良いです。もちろんレストランメニューの事前調査プライオリティパスを駆使して安くかつ並ばずに楽しむこともできますが、わりと難易度が高いです。

持ち物は、友人などには以下をおすすめしています

事前情報は、以下あたりを抑えておきましょう。

ハッキリ言って、うん十年前の親御さんの苦労に比べると天地の差がある遊びやすさです。

特に何があるわけでもない待機列、どこが混んでいるかもわからないアトラクション、なかなか入れないレストラン、必ず会えるとは限らないキャラクター気合で持って帰る大量のお土産

それらからすると、とても遊びやすリゾートになっていますお金はかかるようになったがそこは貯金だ。

おまけ

運悪く雨の予報の場合、雨合羽としっかりした傘で向かいましょう。こらアカンと思ったら園内で大きい傘売ってるので買おう。

可能な限り新しいイベント初日から一週間程度は避けましょう。特にオタクが集中してるのでレストランとグッズ売り場が混むぞ。

親孝行とか、記念の日の何年かに一回のイベントとかで行くつもりなら、貯金してバケーションパッケージというディズニー謹製ホテルパッケージツアーが良いぞ。高いだけはある。

あと、できればディズニー映画は観てから行った方がより楽しめるので、観てない人はこれを機に観てから行くと良いと思うよ。

ランドなら、美女と野獣リロ・アンド・スティッチベイマックスリメンバー・ミーモンスターズ・インクトイ・ストーリー。シーなら、アナと雪の女王1&2、モアナと伝説の海塔の上のラプンツェルリメンバー・ミーリトル・マーメイドアラジン

ここから補足

結構ブクマされて読まれてるみたいでありがとう。ちょっと気になったコメントとか反応だけ回答入れておこう。

いまはオタクのみで、家族連れお断り

NO.特に小さい子供のいるご家庭はかなり遊びやすいです。

ベビーカー置き場やトイレレストルーム)のおむつ替えや子供椅子も充実していますし、子供と一緒に乗れるアトラクションが多いです。

以下の点にだけ注意してください。

携帯電話はどう?フリーWifiはある?

フリーWifiはありません。入園直後は、本文中にも書いたDPAの購入合戦が発生して、どのブランドも繋がりにくくなります

お薦めは、繋がらないときは諦めて園内を写真を撮りながら進むこと。概ね15分程度で合戦が終わるので、そのあとはどのブランドほぼほぼ問題ないです。

大体どれくらいの予算上海行った方が安いんじゃ?

概ね、チケットが一人8000円、お金でショーを観たりやアトラクションに乗って4500~6000円、食事を朝昼晩で7000円(スーベニア付き)、身につけるグッズやお土産で3000円~10,000円程度です。

ざっくり一人当たり3万円くらいで見ておくのが無難です。カップルなら6万円、3人家族なら9万円くらい。

そういうツアー組むので商売できそう。

そういうツアーが、バケーションパッケージという名前公式から出ています

ただし、お財布にかなりの覚悟必要です。

例えばディズニーリゾート雰囲気たっぷりホテルに泊まりアトラクションは並ばずに乗れ、キャラクターとのふれあい写真撮影も悠々、ショーも楽しめて食事も並ばないプラン選択したとします。

しかも、ディズニーバケーションパッケージだけのお土産や特典付き。

ただし、これで28万円くらいです。2万8千円ではないです。28万円です。

綿密に事前準備しないと楽しめないの?

他のテーマパーク動物園水族館などに比べて事前準備しておいた方が楽しめるのは間違いありません。

これは規模がケタ違いに大きいからです。

都民想像やすいところで行くと、上野施設群とざっくり同じくらいのサイズ感を想像してください。動物園美術館ではありません。エリアです。

不忍池上野東照宮、上野恩賜公園、アメ横商店街西郷隆盛像、上野の森美術館上野動物園東京文化会館国立西洋美術館国立科学博物館東京都美術館東京国立博物館

これらの敷地を合わせた面積よりも、ランドとシーの方がまだ大きいです。上野の街を遊びつくそうと思って、無計画で行くと破綻するのと同じ程度で考えてもらえると良いかと思います

はてなーにわかやすく言い換えると、地方から出てきて初見JR秋葉原駅から東京ドームとか上野鶯谷ぐらいの範囲内を、下準備無し/ググらずに楽しむつもりか?という感じで考えてもらえると。

そして、めんどくさくなって調べなくても楽しめるのは、圧倒的にランドよりもシーです。特にこだわりが無いのであれば、日帰りのシーから行ってみることをお薦めします。

2024-03-29

音ゲー名曲ってどんなんだろうと思って聞いてみたけど微妙だった

たぶんゲームクリア思い出補正込みランキングなんだろう

2024-03-27

anond:20240326134447

ニーアオートマタ音楽は良かった

っていうかMONACAメンバーはけっこう良作作ってると思うし、バークリーとか芸大作曲科とか出てるメンバーもいる

昔の曲が良かったのは思い出補正でしょ 今まっさら子供が遊んで「いい曲」って感動するとは思えない

2024-03-26

anond:20240326204257

いや、それはない

動員されてる才能のレベル音楽にかけてる予算も桁が何個も違う

商業作品における音楽の良しあしというのはどれだけ楽曲制作に力が入ってるか、人や金の集まり方で決まる

いかいかではなくジャンル的な傾向として好みか好みじゃないか、あるいは思い出補正みたいな主観的精神的な話ならまだ分かる

anond:20240326134447

単にお前が最近ゲーム音楽聞いてねえだけだろ!

皆で決めるゲーム音楽ベストから最近の強いの引っ張ってきてぶつけたろ!

そう思って調べてみたが、メジャー作品順に並んでるとしか思えないランキングを見て愕然としたOTL

もうここ数年はカービィ ポケモン ポケモン スプラ 常連 カービィ ポケモン リメイク ソシャゲ みたいな状態やん

なんだこの止まった世界は。

単発で突然現れる怪物は大体どれもレトロチューン風だしよお(ドーナツドドとかな)

んでまあ強いやつらってのは大体爆裂マネー有名人を囲い込んで音源リッチとかな。

しかにコレは終わっとるわー。

もうゲーム音楽に「隠れた名作」ってのは存在しないんじゃないかなー。

ゲー音スレの発掘も『英単語ターゲットDS』の『Counter Strike』が最初最後だった気がするし。

なんかもうゲーム業界定番芸を引っ提げて売れ線共がセルフリメイク無限に繰り返してるだけなんだな。

もう終わりだわゲーム音楽業界


つうかそもそもさぁ!(急速反転)

ゲーム音楽思い出補正以外の要素いるぅぅぅぅ!!!???????(アクセル全開

俺がここ数年で一番評価してる曲で証明してやる。

『The Town Inside Me』だ!!!

知らねえだろ?

ギルティブリジットテーマソングだよ!!!!!

うひょ~~~~~~~必要なのは理屈じゃね~~~~~~~~1000回聴き込んで魂に焼き付いた残像の熱さだけだぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(吶喊)

2024-03-25

anond:20240324232743

仲の良いヘテロ女性ゲイ男性が主役のシットコム放送してて好きで見ていたけどタイトルが思い出せない

思い出そうとすると「ダーマ&グレッグしか浮かんでこないけどこれは違うんだよな……好きだったけど

あの枠思い出補正もあるかもしれないけど良かった

2024-03-16

anond:20240316203456

思い出補正」って単語気持ち悪いのでやめてもらっていいすか?

anond:20240316202345

FF思い出補正に浸ってる男 PCゲーやったことが無い男

俺 ガチ危機感を持った方がいいと思う

ガチで 危機感を持った方がいい

それこそが お前が どう足掻いても時代についていけない理由だと思う

時代についていけないって これまでにコンソールから外に出た無かったら 厳しいって

明らかな事実だと思う

俺には俺はPCゲー向いて無いかソシャゲクソだから

洋ゲーとかつまんないか

俺は和ゲームが好きだから

やばいって

anond:20240316202345

FF7だって当時のFFブランド力があって売れただけで、システムストーリボリュームもしょぼいのにね

クラシックゲーとしては頑張ってるかも知れないけど、所詮はそれだけのどこにでもある凡作だよ

おじさんの思い出補正って怖いわぁ笑

2024-03-08

anond:20240308184151

最近エルフの復刻エロゲとか出てるけど手を出せない

当時ほどやってる時間が取れないのもあるけど、アリスソフト無料配布コンテンツがあるのを知って、懐かしく思ってプレイしたらびっくりするくらい楽しめなくなっていたんだ

当時は寝る間も惜しんでプレイしてたし凄い面白かった記憶しかなかったから面食らった

当時はワクワクとエロ目当てでおちんちんガッチガチにしながらプレイしてたのに…

やっぱり思い出補正って大きいのだなぁ、と悲しくなった

2024-03-06

もう同じジャンルに同じ熱量を注ぐことはないのかなって話

どうもオタクです。

こんにちはさようなら

こんな文章読むだけ無駄なので、本当に暇で暇で仕方ない方だけお付き合いください。

とあるジャンルにハマってから軽く10年程が経った。

そのジャンルきっかけに出会った友達はいまだに交流がありコラボカフェへはよく一緒に行っている。

しかし、コラボしているジャンル自身しか知らないジャンルだったり、逆に相手しか知らないジャンルだったり。

まぁ、オタクをやっていればタイトルは知っているなんてジャンルも多いけれど。

いつそんなジャンルにハマったの⁉というものである

ひとまず、今までのように同じ目的コラボカフェへ訪れることはめっきり減ってしまった。

コラボカフェには特典がつきもの

そしてそれらはランダムであることが大半だ。

出会った頃はお互いに同じカフェで各々に熱意を持っていた。推しが引きたかった。お互いの推しが引けたら交換なんてのもできた。自引きはもちろんうれしいし相手が自引きできたとき自分のことのようにうれしかった。

これが今は違う形になってしまった。

情熱を注ぐジャンルが違うので仕方がないことなのだけれど。協力をしたりしてもらったりなのだ

しかしながら居心地の悪さを感じた。

自身が協力する側はどんとこいよ。

でも来てもらう、協力してもらうとき

このほうが数をつめるので推しを手に入れられる確率は高いのだけれど。

一人で行ったほうが気楽だなと思ってしまったのだった。

楽しいはずのそれに居心地の悪さを感じてしまったのだ。

私、これはもう二度としないって思った。

同じジャンルに狂っていられるときが一番楽しかったよ。

思い出補正がかかっていたのだとしても。

しかった。

いつかまたどこかで。という期待の気持ちもあるけれど。

ビッグウェーブが来ていたあれでもダメだったから、今後同じジャンルに同じ熱量を注ぐことはないのかな。と諦めの気持ちのほうが大きい。

同じジャンルに狂う~でいうと新たに友達つくればいいのかなと思うもそういう気持ちにもなれず。

自分自分に対して諦めてるから楽しくないのかもしれないね

あぁ、残念。

2024-02-23

昭和平成は良かった?

昭和生まれのおじさんだけど今の時代楽しいじゃん派です

 

音楽聴くためにテープCD馬鹿みたいに所持する必要もなく、

本で書棚がパンパン邪魔くさくなる事もなく、

調べものひとつするにも書籍か知ってる人から聞かないとダメって事もなく、

エロをゲットするために深夜コソコソ自販機エロ本を買う必要もなく、

昔みたいに繁華街に輩が溢れてて目があったという理不尽まりない理由で絡まれる事もなく、

残業代?なんでそんなの払わないとダメなの?みたいな労働条件で働かされる事もなく、

パワハラセクハラまみれの上司から家に帰りたくないという理由だけで深夜までつきあわされる事もなく、

たまに旅行行ったら旅館の飯がゲロマズって事もない

そう考えたら、いい時代じゃない?

 

つらい思い出も単に時間過ぎたから楽しかった様に感じるだけで今現在、同じ事起きたらクソだなと感じるのは間違いないもの

過ぎ去った日々を懐かしむのはいいけど「良かった」はさすがに思い出補正強過ぎだと感じるのですよ

今が楽しくないのは単に環境変化についていけてないだけじゃないのかと

だって嫌なこと沢山あったはずだけど今はいい思い出なんでしょう?

だったら今の楽しくない状況だっていずれは思い出になるし、環境変化に適応出来たら楽しめるんじゃないかなと思うのですよ

2024-02-19

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

2024-02-17

ケミカルメロン味」みたいなやつ欲しい

最近おかしジュースの香料も進化してるみたいでより自然な味に近づいてていいことだと思うけど

一昔前のダ・化合物って感じの香りも実はあれはあれで楽しめるモンなんだよね(思い出補正もふんだんに含む)

ま、現状だとメロンについては喫茶店メロンソーダ頼めば普通に経験できるレベルではあるけど。

逆にもも味とかは結構本格派が強くなってる気がする。

今後はやっぱ本格派な香料がどんどん開発されていってケミカルな味のほうが珍しい状態になっていくかもしれないよね。

ケミカルピーチとかケミカルメロンみたいな味が敢えて発売されるみたいな現象も起きるかもしれない

2024-02-16

子供の頃にこっそり読んだエロ漫画を探している※追記あり

物心いたこから性的なことへの興味が半端なかった。


まれながらにそういうものだったっていうのも大前提として

実家が一部を店として間貸ししており置いてあった漫画やおじさん向けの雑誌などが読み放題だったこ

・年の離れた従兄弟も一緒に暮らしていたため彼らの持っていた漫画なども読み放題だったこ

この二点がまた興味への拍車をかけたっていうのはあると思う


隠していても親はなんとなく気付いていたと思うし、特に母親は私のそういうところを良く思っていなかったようだった(女の子がはしたないみたいな)

それでも頭でっかち自分や耳年増な自分格好良い~くらいにしか思ってなかったと思うし好奇心には勝てなかった


前置きが長すぎた

本題は1999年2001年ころ父親が隠していたエッッッな漫画雑誌に載っていた作品が忘れられない、というだけです

ピ〇ッツか快〇天かMa〇eのいずれかだったと思うんだけど、データベースとか調べたりしてもなんせ昔の話だし記憶も朧気すぎて全然見つから


・恐らくラブホテル的なところで働いてるピュア女の子がなんか居眠りしちゃって、目が覚めたら自分の真上で思い切り真っ最中だった→幼馴染だかなんだか好きな男の子がいるけど結局流されてそのまま3Pみたいな作品記憶ではちょっと少女漫画っぽいようなタッチだった気がする

バスの中でセックスに関する本みたいなの朗読してる男→バスの中の女〇高生だかなんだかに注意?されてそのままバスの中で本に書いてあること実践する、みたいな話、こっちはいかにも男向けって感じのタッチだった気がする


この二作が小さいながらにめっちゃ気に入ってしまったので両親が家をあけてる間にこっそり両親の寝室に入って何度も読んでた

月刊誌とかそんな感じだったけど数ヶ月同じとこに隠されてて何十回と読んでた

でもある日いきなりなくなったから捨てたのかもしれないし私がこっそり読んでたのがバレたのかもしれない

大人になって自分お金で誰にも止められず色々買ったりなんだり出来るようになったけど、この二作がどうしても忘れられなくてずっと探してるんだよな~

思い出補正かかってるだろうし読み返したら当時ほどの興奮とかはないかもしれないけどでも読み返したくて仕方がない

情報求めてます宜しくお願いしま



それはそれとしておすすめエロ商業漫画も教えて



人力検索使ってみました。

FANZA検索もしてみた。睡眠姦とはちょっとうから検索ワードが難しいな~と思いつつ頑張って探してるとこ

あと今はちゃんと成人してます

2023-12-16

モスバーガーって食べたことない

おいしいのかな

なんか昔に比べたらおいしくなくなった

とかしか書いてるのみたことがないような気がする

でもそれって思い出補正がかかってて最近ハンバーガーときちんと向き合ってないだけかもしれない

2023-12-02

幼い頃、年に一度母の実家へ遊びに行っていた。歩いて行ける距離に駅はあるものの本数は日に10本くらいの田舎だった。

祖父が建てた家に泊まり祖父が作った米や野菜を食べ、祖母ちまきの作り方を教わった。家の前は畑で夏に行った時は野菜を採り、冬は雪で大きなかまくらを作った。山から引いた水は冷たくて美味しかった。

夏は家の前で焼肉をした。肉はもつだった。夏だけど鍋もあった。鯨のコロが入っていた。ギリギリ歩いて行ける距離温泉プールがあり、たまに遊びに行っていた。一度だけ祖父が打った蕎麦を食べた。残念ながらあまり美味しくなかった。

20年以上前から夏でも今より暑くなかったが、流石にある夏の朝起きたらストーブが焚かれていたのは驚いた。

覚えてないことも多々あるけどとても楽しい日々だった。もう祖父はいない。あの家もなくなったそうだ。ふとした瞬間に思い出す幼い頃の楽しかった記憶。もしかしたら思い出補正が多分に掛かっているかもしれないが。

2023-10-27

anond:20231027184055

だよねー

そういうのがオタク入口の一つでもあるし、なんなら思い出補正で一生抜ける作品が全年齢ってことあるある

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