「判例」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 判例とは

2017-03-09

[] H22刑法コメント

甲の罪責

◇実行行為性はばっちり。

◇実行の着手時期で「危険認識した時点」で実行の着手を認めるとしているんだけど、これだと例えば

自分の子どもがおぼれているのを母親が見つけた

という事例のときに、発見した時点でもう実行の着手が認められてしまって早すぎるような気がする。作為義務違反時に着手でいいんじゃないかな。実際、当てはめを見ると①アレルギー反応を認識した後、②殺人故意に基づいて放置行為をした時点で着手を認めてるから、この見解親和的なように見える(違ったらすまん)。

故意について余談。判例認識認容説と言われている(最判33.9.9)んだけど、取調べの可視化議論が進むにつれて、あんまり厳しく取り調べができなくなる結果、実務は「蓋然性認識説」に移行しつつあるらしい。なのでこの年みたいに認識認容説で書かせることは今後減っていくのではないか、とのこと(前田)。

乙の罪責

故意行為が介在する場合危険現実化はかなり認めづらくなるらしく、乙については因果関係を慎重に検討しないといけないらしい(前田)。

◇ただ本件の介在事情不作為なので、そんなに気張らなくても良いような気がするんだけど・・・

◇これ書いてる途中で、書いている内容が甲乙と被りまくるので、何で丙さん登場させたんだろう?と思ったんだけど、出題趣旨とかを見るとどうも過失の共同正犯を聞きたかったらしい(?)

◇ただ別に丙の行為にも因果関係は認められるので、過失の共同正犯検討不要とのこと(前田)。上位答案もほぼ触れていなかった。ここはちょっと出題ミスっぽい。

2017-03-07

[] H27会社コメント

全体

よくできててそんなに言うことないです。ほぼいちゃもんだと思ってくだされ。

設問1

関西進出

◇俺も落としちゃったんだけど、365条1項も引けるといい。

◇「ため」の当てはめが計算説っぽいので、一応「計算」ってワードを出しておくといいと思う。

◇「事業の部類に属する取引」の当てはめで、両者の扱う商品がともにチョコレートであることに触れておくといいと思う。

◇「利益」については①営業利益をいうのか、②顧問料をいうのか、という点が問題になる、けどここまで到達してる答案は皆無だった。なのでこれでいいと思う。

引き抜き

◇良いと思う。強いて言えば、善管注意義務違反ではなく忠実義務違反を論じてる答案が多かった。けどまぁどうでもいいです。

設問2

◇競業避止義務免除する特約が締結されたという事実があるので、競業避止義務を負うことが事業譲渡要件になるかも論じたほうがベター

◇828条1項6号を引いてるんだけど、これは株式会社から合資会社になったりするケースじゃねぇかな。ちょっと自信ないので教科書見てみて。違ったらすまん。

設問3

◇すまんこれはちょっと判例読んでもよく分からなかった。何条のどの文言をどう適用してんのかが分からん。分かったらまた書き足します。

2017-03-06

http://anond.hatelabo.jp/20170306084146

あれは最高裁がとんでもなく腰抜けな判例出したせいで議論大分後退しちゃったなぁ。

判決文読んだら法学部生の作文並みにひどかったし。調査官ちゃんと仕事してる?

2017-03-05

ブクマが多い×コメントが少ない=良エントリ法則

ブクマが多いからと言っていいエントリとは限らない。読む価値のあるエントリには無言ブクマが並ぶ気がする。と書いてる増田をどこかで見かけた気がする。(ソースが見つからなくてごめん)

先月の増田検証してみたい。

2017年2月増田エントリ

コメント タイトル コメント数/ブクマ リンク
12.4% 読書に限らず、何か行動を起こしたいときには抵抗の順番に環境コントロ.. 172/1382 anond:20170214093727
13.8% Adobe/Adobe 代替のためのソフト+α (2017/2/06更新) 74/537 anond:20160319160526
17.3% Google翻訳オープンソースプロジェクトに使うのはダメなのか? 53/307 anond:20170225195916
19.2% 釣りむちゃくちゃな理由JASRACを勝たせた判例ベスト10(前半) 41/213 リンク切れ
19.3% ADHD管理職をやっている者なんだが 201/1042 anond:20170227161628
21.7% 息子に吃音症の兆候が 出ている 122/563 anond:20170218153941
23.1% 90%女性デートに誘い出す方法リークする 166/718 anond:20170214110304
23.4% セフレ無修正動画に出てた 121/518 anond:20170201191934
23.4% 自分の思う通りにいかなかったからでしょうね。 思う通りってのはつまり、.. 158/674 anond:20170218020456
24.0% 中学受験体験 255/1062 anond:20170206102543
24.0% 無能と思われたら職場を変えたらいい 582/2423 anond:20170204103326
24.9% 釣りむちゃくちゃな理由JASRACを勝たせた判例ベスト10(後半) 86/346 リンク切れ
25.1% 左遷先で狂い咲いてる人がいる 116/462 anond:20170203221134
25.9% 統合失調症の母をついに入院させた話 238/920 anond:20170203210126
26.5% Ubuntu機械翻訳おじさんの騒動を見ていて胸が苦しくなった 40/151 anond:20170225141347
27.0% 1人で初ラブホテルに行った 140/518 anond:20170214145614
28.1% 教育困難校勤務の国語教員から 239/852 anond:20170208200842
29.0% 学術論文文法 111/383 anond:20170203162721
29.7% 教師との恋愛という罪の告白 149/501 anond:20170211003031
29.9% 日本人投手メジャーリーグ登板数を集計したら感覚結構ずれていた 35/117 anond:20170214000243
31.0% 珍名さん 44/142 anond:20170215025002
31.6% 清水富美加のレプロ能年玲奈のレプロ話題になってるけど 66/209 anond:20170212011429
32.7% 日本社会の本格的な分断はこれから来る 184/562 anond:20170216121824
32.7% 弁当作りにハマってしまった 56/171 anond:20170225114511
32.9% x けものフレンズを観ているとIQが下がる o けものフレンズを観ていると我々.. 107/325 anond:20170211212558

悪くない感じ。



2017年2月増田ソエントリ(失敬)

コメント タイトル コメント数/ブクマ
73.9% トンカツ牛肉版があれば流行ると思う 209/283
73.2% 聖戦士になりたい 52/71
72.9% 子供の人権尊重している一方、老人の人権は平気で蹂躙されてしかるべきと考えているはてなーたち 151/207
71.8% 人が溺れています、誰を助けますか? 222/309
70.8% もうやめてほしいラノベ漫画表現 109/154
70.0% 四大有名 ○○○号 126/180
68.9% 悪い宗教と良い宗教があるのか 252/366
66.0% ヘレン!これが水なのよ!今触ってるのが水なのよ! 31/47
65.5% 一人称を「私」呼びする男性が嫌い 545/832
64.7% 降りてみたい行先表示駅 66/102
64.6% Amazon大好き楽天大嫌いな、はてな民 259/401
64.2% (ぉ とか(マテ の解説一覧がほしい 122/190
63.8% んふんふーん 44/69
63.6% 諸星といえば 119/187
63.6% 正しいでしょ。例えば、二桁の整数の和を返すプログラムなら簡単完璧に.. 157/247
63.5% 世の中の人ってそんなにテレビ見てないのかな? わたし結構見てるかもし.. 172/271
63.2% 三大うんこっぽい食べ物 74/117
63.0% 美人から奢ってくれるって言うけど違うだろ 324/514
62.5% かつて、菩薩と言われたキャラって何がある?(けものフレンズ 70/112
62.2% 女だけど女は子供産んだら会社辞めて欲しい 324/521
62.0% お前ら「まとめサイトくそ 235/379
62.0% みんな、どうしてテレビゲームに飽きちゃったんですか? 285/460
61.8% シュークリームを買ってくる上司殺意 188/304
61.2% 一週間カレー食わせたら嫁が切れた 350/572
60.7% いい加減男性から性的搾取が酷い 241/397

必ずしもダメと限らないけど読んで損した気分になる釣り記事が含まれてる気がする。

2017-03-01

[] H23刑法コメント

甲の罪責

Tb

行為の一体性を論じる実益を書いておくといいと思う。

◇実行行為性のところのメモ書きに「長すぎる」「ムダ」って書いてあるんだけど、出題趣旨に①甲車の高さ、②速度、③走行距離、④走行態様、⑤路面状況、⑥結果を丁寧に拾えと書いてあるので、これぐらい書いていいと思う。上位答案もここは丁寧に拾っていた。

◇俺、故意認定忘れちゃったよ。

Rw

平成20年判例時間的場所的接着性も考慮してるのでこれも規範に挙げるといいと思う。俺は時間なくてあてはめしなかったけど。

侵害の均衡要件については、他に①ナイフの刃体が10cm、②頭部や顔面に向けている、、③「やくざ者なめんな」「降りてこい」等の脅迫言辞、を挙げると良いらしい。

◇急迫性の認定は丁寧でいいと思う。俺は時間なくて適当否定してしまった。

乙の罪責

蹴った行為

◇俺防衛意思忘れた。

◇甲がケガしてるので傷害罪共同正犯でいいと思う。

ナイフで切りかかった行為

行為の一連一体性⇒過剰防衛について、最決平20.6.25と最決平21.2.24が似たような事案なのに結論が分かれた。んでどうも結論を分けたのが反撃の可能性の有無らしい。なので本件だと「甲が全速力で走って逃げだした」という事情重要らしい。

意思連続性はばっちり。

丙の罪責

蹴った行為

◇ここも傷害罪共同正犯でいいと思う。

ナイフで切りかかった行為

◇たぶん時間切れだと思うが、①反撃時の共謀が追撃行為因果性を有するかと規範定立して、②共謀の内容が「防衛しよう」というものであることを認定、③なのにやったことは犯罪行為なので因果性なし、④新たな共謀の有無を認定の順で。

2017-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20170228180041

実際参加すると分かるけど、裁判官の華麗な誘導ほとんど結論過去判例の傾向と一致しちゃうからそんなに不安にならなくてもええで。

2017-02-27

[] H25刑法コメント

乙の罪責

殺人

運転まで実行行為に入れるのは俺も書き終わってから気付いた。いいと思う。

◇一応現場結構(20km)離れてることを指摘すると良いと思う。その上で、でも車で1時間だし、いいよね、みたいな。

必要不可欠性についてはAが大声出してるから口塞がないと通報されちゃうよね~とか。

遂行容易性については、Aさえ黙らしてしまえばもうあとは火つけるだけだよね~とか。

放火

前田曰く、ここはとにかく平成15年判例念頭事実ガンガン拾っていけとのこと。

◇落としちゃいけない決定的な事実ガソリン10リットルも撒いているということらしい。ガソリンは揮発性の高い爆発物だから、それを10リットルも撒けばクソ危険だろ、とのこと。

◇乙についても「『他の車に火が燃え移ることもないだろう』と考え」た、という事実があるので、公共危険認識について書いた方がよさそう。

甲の罪責

指示

◇ここはまじめに考えるとすごーく大変になってしまうので、学説全乗りで行くしかない。つまり、①間接正犯否定した上で、②間接正犯と教唆犯の錯誤を書いてさっと逃げるのが得策(松山地判24.2.9)。

前田曰く、判例は、①教唆を狭く、②間接正犯を広く認める傾向にある(cf.故意ある幇助的道具)ので、甲乙が暴力団上下関係にあることを考えると、これぐらいなら間接正犯認めちゃうんじゃない?とのこと。ただこの構成だと道具である乙を正犯にするのかどうかという超難しい問題が出てきちゃうので、やっぱ学説に乗るしかないよねぇ、みたいな。

2017-02-25

Google翻訳オープンソースプロジェクトに使うのはダメなのか?

免責: これは法律専門家によるアドバイスではありません。この情報にしたがって行動した結果に対して責任を負うことはできません。

最近プログラマの間で

Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話」

http://blog.goo.ne.jp/ikunya/e/37e5a52e10ab26fcbd4f7ff867e9eace

が、話題になってますね。

Ubuntu翻訳プロジェクトで発生したトラブルの話です。

この話では、「もちろん、利用規約的に問題なければWeb翻訳の結果をOSS翻訳に突っ込んでも*ライセンス的には*問題ありません。」という追記がされてます

ですが、プログラマの間で単にWeb翻訳OSSに使ってはいけないんだという認識が広まってるように見えます個人的には、この認識が広まってしまうのはいやだなと感じたのでこの文を書いています

どういう話かというと、自分個人で開発しているオープンソースソフトウェア(OSS)のドキュメントの日英訳をするにあたってGoogle翻訳を利用するか検討して権利まわりの情報をしらべた結果、これは白に近いグレーだろうという判断したので下訳に使ったという話です。(日英両方についてのドキュメント自体も、オープンソースライセンスで公開しています)



注意書き

念のため言っておきますが、これは元記事問題になっている人を擁護するようなものではありません。翻訳コミュニティの人たちが自分たちのものにグレーなものを入れたくないと思うのは当然でしょうし、権利問題以外にも翻訳クオリティやその他の問題行動の話もあります

コミュニティ思想にそぐわない人が、そのコミュニティの中で作業していくのは難しいでしょう。



Google翻訳利用規約について

もとの記事のとおり、Excite翻訳利用規約には私的利用を超えた利用についての禁止が明記されています。こういった明確に禁止されているものについての話はここではしません。

ここでは、Google翻訳に焦点を当てた話をします。Google翻訳利用規約はどうか?というと、Google利用規約については翻訳結果の利用についての記載がありません。

https://www.google.com/intl/ja/policies/terms/

記載がないということは、使用してよいのか?使用してはいけないのか?いったいどちらなのでしょうか?



GPLコンパイラの例

機械翻訳権利問題と似た構造の話に、GPLGNU一般公衆ライセンス)で許諾されたコンパイラによってコンパイルした結果の利用があります

GPLの本文には、GPLプログラムの出力結果自体GPLのものを含む場合にのみその出力結果にGPL適用されることについての記述がありますが、GPLのものを含まない出力結果についてどういう許諾がされているか記載はありません。

これについては、コンパイラによるコンパイル結果に対して、コンパイラ著作者はなんら権利を持たないと考えるのが一般的です。

GNU自体もそういう見解を持っています

https://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html#GPLOutput

著作権法は人々があなたプログラムとかれらのデータを使って作った出力結果の利用に関して、あなたに何の発言権も与えていません。

コンパイラ機械翻訳ツールとの違いが、対象が人工の言語であるか、自然言語かので違いしかないと考えるならば、Google翻訳の結果をOSSに利用することも問題ないということになります



ウィキメディア財団見解

ウィキメディア財団法務チームは、Google翻訳した文書ウィキペディア内での利用についての見解を公開しています

https://meta.wikimedia.org/wiki/Wikilegal/Copyright_for_Google_Translations

これはアメリカ法律に基づく話ですが、CC-BY-SA 3.0やそれに類似するライセンスコンテンツGoogle翻訳翻訳してウィキペディア使用してもGoogle著作権侵害する可能性はとても低い(very unlikely)と結論づけています

要点をまとめると以下の通りです。

ウィキメディア財団見解には含まれていませんがアメリカ法律でいえば、さらにもう一つ「フェアユース」にあたるのではという話があります。これはGoogle自体がよく知っている話かもしれません。



Oracle vs GoogleJava API訴訟

これはAndroidAPIJavaAPIが流用されていることについて、OracleGoogle訴訟したものです。

これについて、Java APIについての著作権が認められたものの、Androidでの使用は「フェアユース」に該当するとGoogleは主張し、カリフォルニア州サンフランシスコ地裁では著作権使用料支払いの対象にはならないという判決が下っています

(この裁判自体はまだ続いているようです)

フェアユース」というのは、アメリカ著作権法上の概念で、以下の4要素を判断指針として考えて公正な利用と認められれば、著作権侵害とはしないと考えるものです。

Google翻訳結果のOSSでの利用をこれに当てはめると

ということになり、4つの要素どれをとっても、フェアユースであると認めることに対して有利に働きます。これは、AndroidJava APIの流用と比べても、さらにフェアな利用であるように見えます

さて、ここまではアメリカ法律での話でした。

(ちなみにGoogle利用規約には、「カリフォルニア州抵触法を除き、本規約または本サービスに起因するまたは関連するいかなる紛争に関しても、アメリカ合衆国カリフォルニア州法律適用されます。」と書かれています)



文化庁見解

今度は日本法律に基づく話です。

著作権情報センターサイトに、 コンピュータ創作物についての文化庁報告書記載されています

http://www.cric.or.jp/db/report/h5_11_2/h5_11_2_main.html

この報告書は、機械翻訳ユーザー機械翻訳システム使用するために行う原文の編集や出力の編集創作的寄与となりうることを認めている一方で、機械翻訳開発者翻訳物の著作者になるということについては否定的です。

なお、原文解析等のプログラム作成者及び汎用的な辞書データベース作成者は、一般的翻訳物の作成の精度、正確度等を高めることに寄与することとなるが、特定翻訳物の作成自体にかかわっているわけではないので、その著作者とはなり得ないと考えられる。

これは平成5年とかなり昔に書かれた報告書であり、それから機械翻訳技術は大幅に進歩しましたが、創造個性表現を目指して作られているもので無い機械翻訳であれば、やはり翻訳の結果の利用について問題がないようにみえます

これにしたがえば、単純に文章をそのまま機械翻訳に投げ入れた出力結果は、原文の著作者著作物機械翻訳に投げ入れる前や後に十分な編集をしていれば、加えてその編集した人間二次著作物になるということになりそうです。



白に近いグレー

これまで、どうしてGoogle翻訳の結果をOSSに使うことが白に近いと言っているか説明してきました。

では、どうしてグレーなのかというと、新しい種類の権利問題なので判例がないからです。実際に訴えられたら負けました、ということもまったくありえない話ではないでしょう。



グレーなものを作ることの良し悪し

だいたい、ここまでが話したいことの半分です。ここからはグレーなものの良し悪しの話をします。

著作権などの権利問題についてグレーなことをやっているOSSというのはそれほど珍しいわけではありません。

有名なところでいうと、Monoが思いつきますAndroidDalvikJavaAPIを真似したものであるのと同じように、MonoMicrosoft.NETフレームワークを真似しています。つまりMonoについても訴訟リスクはあっただろうということです。

しかし、OracleGoogle対立したのとは対照的な道をMonoはたどります

2016年Monoプロジェクト運営していたXamarin社は、そのMicrosoft自身によって買収されました。権利的にグレーだったMonoMicrosoft公認プロジェクトになったというわけです。

権利的にグレーだからといって、プロジェクトとして失敗に終わるわけではありません。



Ubuntu日本語化プロジェクトでの良し悪し

すこし元の記事に話をもどします。冒頭にも書いた通り、Ubuntu日本語化プロジェクトに対してWeb翻訳の結果を突っ込むという行為は、批判されるべきだと思っています

まずは質の問題です。現在Google翻訳などは、UI翻訳に向いていません。UIほとんどは、意味合い文脈依存する単語や短文です。UI翻訳は、実際にその機能を動かしながら、動作にあった訳語を割り当てていくべきです。

Google翻訳などを使って一括で、訳語を割り当てても良いUI翻訳はできません。

UIにとっての良い訳については、元記事のいくやさんがとても良い話を書いています: https://github.com/ikunya/howtotranslatelibo/blob/master/howtotranslatelibo.md#ふさわしい翻訳の考え方 )

次に、白に近かろうがリスクのあるものを入れることになるということです。Ubuntu日本語化ローカライズであれば、すでに多くのユーザー使用しているでしょうし、そういうものについてリスクのあるものを後から入れることになります

そういったことを独断で黙ってやるというのは、歓迎されたものではありません。少なくとも、コミュニティに対して事前に方針を聞いたりすべきだったでしょう。

まりクオリティが低い上にリスクのあることを黙ってやったわけで、もちろん批判されるべきでしょう。



自分場合

はいえ、OSSには個々の事情があります。次は自分場合の話をしてみます

まずは質の話です。

自分プロジェクト場合Google翻訳を使ったのはドキュメントです。日本語で書いたドキュメントをあたらしいGoogle翻訳に入れてみたところ、そこそこのクオリティ翻訳が出力されており、自分ゼロから翻訳するよりも、原文を翻訳やす修正したり結果に対して修正を加えていったほうが質と速さの両面でよいと判断したので、Google翻訳使用しました。

次にリスクの話です。

OSS企業権利問題訴訟されるということはめったにありません。OSS公益性の高いものなので、むやみに訴えれば社会からの反感を買いますし、ほとんどの場合は訴えても大した金になりません。

訴えられるとすれば、そのOSSが十分に儲かっている場合です。もしOSS大金が儲かったらGoogleから訴えられてしまう!どうしよう!と考えるのは、宝くじに当たったら強盗におそわれてしまう!どうしよう!と考えるのに似ています

まず宝くじは当たらないですし、宝くじが当たったらそのお金対策を行えば良いだけの話です。

実際Linuxでは、特許周りの対策としてOpen Invention Network(OIN)を設立していますLinuxなどソフトウェアに対して特許を主張しないことに同意した企業から特許を買収して、そういった企業に対してロイヤルティー・フリーで許諾を行っている会社です。

これによって、Linux関連のソフトウェアに対して訴訟をしてきた、いわゆる「パテント・トロール」に対して訴訟をやり返すなどの対抗手段を得ているわけです。

別の視点でのリスク

それにOSSにまた別の角度のリスクがあります

権利問題訴訟されたことによって失敗に終わったOSSというのはほとんどありません。多くのOSSは、作者が飽きたり、面倒な作業うんざりしたり、誰にも使われなかったり、競合に勝てなかったりしたことで、フェードアウトしていきます

そういったこともまた、OSSリスクなわけです。

結局のところ、自分場合Google翻訳をつかったところで、Googleにも、自分にも、ユーザーにも、世間にも不利益はなく、むしろドキュメントの質は上がって、Google翻訳改善するためのデータを得られます

わずかなリスクを避けるために、時間を割いた上、質を落とすというのはくだらないですし、そんなことに時間を使うくらいならコードを書いていたいものです。



Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェアで使うべきか、そうではないか

結局、Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェアで使うべきか、そうではないか?というのは個別の話でしかなく、ひとまとめにWeb翻訳の結果をオープンソースソフトウェア翻訳にいれてはいけないとか、使うべきとかそう簡単には言えません。

質が悪いしリスクがあるのであれば単純に禁止で済む話ですが、機械翻訳が向上して、質が良いがリスクのある例が増えると話はさらにややこしくなります

OSS翻訳者コミュニティ機械翻訳の利用についてそのプロジェクトで使って良いか方針を定めてやっていくしかなく、後からコミュニティに入っていくような人が機械翻訳を使いたい場合コミュニティ方針確認した上でやっていくしかないんだろうなあと思うところです。

2017-02-21

JASRAC音楽教室の件

まあ、なんだ。色々もにょる部分があるので書く。信じる信じないは別としてある程度経歴を書いておくと、一応ヤマハ音楽教室出身音大も出てるけど音楽教室で教えているわけでもないし、いわゆるクリエイター権利者でもないので直接的な利害関係者ではない。完全に中立だとは思わないけどね。

これはどうよ?と思うのは、JASRAC大橋理事論理。まあ、大橋氏の言わんとしていることがインタビュアーに歪められているという可能性はなきにしもあらずだが。

問題の部分は、これ。

しかし、ヤマハの主張にはおかしな点もありますヤマハ音楽教室世界41カ国で展開していますが、数年前にJASRACが行った調査では、韓国香港台湾タイ著作権管理団体から、「ヤマハ音楽教室著作権管理をしている」と回答を受けています。つまり海外では演奏権を認めて使用料を支払っているのです。それなのに、日本では払わないという主張はおかしい。

http://toyokeizai.net/articles/-/159017?page=2

どこがおかしいと思う?音楽教室楽曲使用することに対して、著作権料を払うかどうかの根拠は「日本著作権法」にあるし、あるべきなんだよ。その点で音楽教室JASRAC見解が一致しないからこじれてるし、法曹界見解一枚岩ではない(ように見える)。ここまではOK

で、外国には外国著作権法があり、必ずしも日本と同じ運用がなされているとは限らない。だから音楽教室での楽曲使用に対して、外国では既に払っていることはあり得るし、別段おかしなことでもないんだよね。

まあ、上記の国々での著作権法が、音楽教室での楽曲使用に関しては日本のものとほぼ同じで、明確に規定されておらず、また明確な判例もないのに、「演奏権」を根拠として自主的に支払っている、という可能性もなくはない。なくはないが、大橋氏の論理をそのまま受け入れるのは余程のお人好しだと思うよ。

この文だけど、

韓国香港台湾タイ著作権管理団体から、『ヤマハ音楽教室著作権管理をしている』と回答を受けています。つまり海外では演奏権を認めて使用料を支払っているのです。」

前段と後段が繋がってないんだよね。

韓国香港台湾タイ著作権管理団体から、『ヤマハ音楽教室著作権管理をしている』と回答を受けています。」

これはまあ客観的事実の指摘でいいとしよう。しかし、続く

「つまり海外では演奏権を認めて使用料を支払っているのです。」

これはJASRAC側が解釈するところの「ヤマハ音楽教室著作権管理」でしかない。明確に「音楽教室での楽曲の利用に関する著作権管理」とでも言えばいいのに、なんで言わないんだろうね?

まあ、明確に言わない理由存在している可能性もあるけどね。ただし、「おかしい」と批判する側が(どのような理由があるにせよ)おかしい主張を繰り広げるのは筋が通っていないと思うな。

個人的には、学校外での教育、つまり音楽教室での音楽の利用に対して、著作権料を払うことは必ずしもおかしいことではないと思う。ただ日本において、現状で一番問題なのは、「法的根拠あいまい」ってことなんだよね。裁判所で白黒はっきりさせるというのも一つの選択肢だけど、広く世論に訴えて法改正を働きかけるというのが最善だと思うんだけどね。

2017-02-14

大川隆法の経歴笑っちゃうよね

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B7%9D%E9%9A%86%E6%B3%95

来歴

生い立ち

1956年6月徳島県麻植郡川島町(現在吉野川市)に、畜産コンサルタントであった[4]父・善川三朗[2](本名中川忠義)と母・君子次男として生まれる[4]。出生名は「隆」。吉野川市立川中学校徳島県立城南高等学校卒業。幼少期の頃は、GLA高橋信次生長の家に感銘を受けて日本共産党活動家から転向した父[9][10]に「聖書」や「無門関」について教えられる[4]。10歳の頃、将来の夢は学者外交官だったという[4]。一浪の後1976年東京大学文科一類入学し[4]政治コースに進む[2]。ハンナ・アーレント研究論文作成した時には、教授からマチューアー(成熟している)」という評価をもらったという[4]。その後、司法試験国家公務員上級試験受験したがいずれも不合格となり、また学者の道に進むこともなかった[4]。大川は、司法試験について論文問題学者的な視点過去判例批判する答案を提出したために合格できなかったとし、大学に残らなかったのは自分師事すべき教官がいなかったと悟ったためと自らを振り返っている[4]。1981年法学部卒業し、総合商社トーメン(現豊田通商)に入社[4]。翌年1982年8月ニューヨーク本社研修生として派遣され、その間にベルリッツ語学学校ニューヨーク校を卒業[4]、ニューヨーク市立大学大学院センターで国際金融論を学んだ[8]。

大学卒業して商社マンとして勤める一方、この時期に宗教家としての「霊的覚醒」が始まったとされる[8]

東大法学部出て,ビジネスマンやって,法的に問題ない金儲け思いついただけじゃねーか

せめて,キリストブッダアッラーばりの逸話作れや

2017-02-10

[] H25民法コメント

設問1

◇①の検討顕名代理権に触れているので、請求原因に④顕名、⑤代理権も追加しちゃってよいと思う。

事実がたくさんあるので、もっとじゃんじゃん事実を適示して行ってよいと思うんだけど、意外と上位答案もあっさりだった。

設問2

◇上位答案もあんまり書けてなかったんだけど、ここは通説(我妻説)で書いていくと事実が拾いやすい。

(1) まず事案を、①FがHを履行代行者として使うことが禁止されている場合、②許諾されている場合、③どちらでもない場合、のどれに当たるかを認定する。

(2) 本件では②に当たる((ⅰ)そもそもコーヒーショップを開くと言っている時点で内装工事をするのは織り込み済みのはず、(ⅱ)実際に説明を受けて許諾をしている)ので、その場合はFの選任・監督過失があるかを認定する。

(3) Fは(ⅰ)元医療機器事業をしていて今はコーヒーショップ経営者から内装工事については素人、(ⅱ)亀裂も専門家のEが調査してはじめて分かるものだった、というのだから監督は期待できず、監督過失はない、とか。

(4) (2)を争うとかが出来たら超上位答案だけど、さすがに1位の人しかできていなかった。

設問3

◇やべぇ俺ここ問題読み違えた。すいません。

◇ここ書き方が趣旨実感にはっきり書いてないので上位答案からの推測になってしまうんですが、判例規範に当てはめている答案が上位に来ていた。

 つまり、Dの丙建物に対する抵当権設定登記平成23年9月14日で、必要費償還請求権を取得したのが平成24年9月9日であると。自働債権の取得が登記より後なので、相殺抵当権者に対抗できませんよ、と一応認定していた。

◇射程外とする議論は卓抜だと思った。ばっちりだと思う。

2017-02-09

Re:JASRAC調査員が身分を隠して入店しても違法ではない」(大阪

http://anond.hatelabo.jp/20170207184036

身分を隠して入店して調査をしても違法じゃないよ、とお墨付きを与えた判例

仮に、の前の部分を隠して引用すればそう読んでもおかしくないけどな。

なお,控訴人の主張は,

  • 控訴協会の依頼を受けた調査員と知っていれば承諾しなかったのであり,
  • このような真意に反する承諾は承諾に当たらない

という趣旨にも解し得る。

しかし,上記認定のとおり,

にもかかわらず,

から(現に囲む会では被控訴協会管理著作物18曲が演奏された(前記(1)カ)。),

控訴協会

ことは明らかであって,これを不都合と考える控訴人が調査員の入場を拒否する自由を有することと同様,当然には違法はいえないところ,上記のとおり,控訴人とゼロクリエイトは,

  • 席を予約した客だけが入場できる完全予約制
  • 及び料金一人2000円の点を満たすものには入場を許諾する趣旨

であり,上記以外に,特別の入場資格資格制限を定めたりしていなかったのであって,被控訴協会側は,これを前提に本件調査に至り,Fは,前記態様で本件店舗入店して調査したのであるから

と来ての

「仮に,控訴人が調査員と知っていれば承諾しなかったとすれば,錯誤があったものとして意思表示の効力に影響があるが,事実行為としての入店調査違法をもたらすものではない。」

なので、これは乱暴に言うと

「そりゃーお前らにも客を選ぶ自由はあるけど、お前ら実際には客選んでなかったじゃん」

と読むのが普通だし、流石に曲解だわ。

ちなみにこの裁判もあれな、さっきのデサフィナード対象な。

2017-02-08

[] H26民法コメント

設問1

◇570条の「損害」要件検討がないのは惜しい。その他のあてはめはばっちりっす。

◇上位答案も落としてるのでこれでいいんだけど、570条で行く場合、570条の効果として受働債権である賃料債権が減額(25万円⇒20万円)されるのかという論点に触れる必要があるみたい。この点につき判例消極的とか(最判昭29.1.22〔俺はこれ読んでない〕)。

瑕疵担保で減額いけるかはもしかしたら改正法案件かもしらんね。

設問2(全体)

◇設問2の出題趣旨は、①胎児権利能力につき停止条件説・解除条件説のどちらに立つか、②本件の損害賠償債権相続によって可分に帰属するか合有として帰属するか、という2つの問題についての自分立場を明らかにした上で、小問(1)(2)(3)について論理整合的に論じられるか、という点だったらしい。ただもちろんみんな出来てないし、解説を読んでも理解できないので、以下は上位答案との比較での感想です。

設問2(1)

◇882条、889 条1項2号も指摘してもいいかもしれん。

設問2(2)

◇本件で和解無効にする方法は2つあって、1つが停止条件説に立ってBの代理無効にする方法、もう1つがBの錯誤無効を主張する方法、だった。

◇錯誤無効を主張する場合、錯誤の内容は「胎児相続分が有効であると信じて本件和解をしたのに、胎児相続分が無効であったこと」になる。

◇んでこれは動機の錯誤なので、①表示と②契約内容化を認定していく。問題文の中に「Bと本件胎児がAの相続人であ・・・ることを前提として」「和解案『Dは、・・・本件胎児に対し、和解金として各4000万円の支払義務があることを認め』」とあるのでこの辺りの事情を拾っておけば良いか

設問2(3)

◇もうここはりーむー。こんぐらい書けてれば十分だと思う。

設問3

◇主要事実か間接事実かも書くと良いです。

◇②④については言いたいことは分かるんだけどKが不法占拠者で「第三者」(177条)に当たらないってことを書けるとよかった。

2017-01-28

キングコング西野氏の件からフリーミアム時代商法について考える

 キングコング西野氏の絵本が一部の界隈で物議を醸しています

 「曰く、価格を引き下げたら創作者は食べていけない。」

 「曰く、クラウドファウンディング悪用である。」

 この件につきましてちょっと思うところを書いておきたいと思います



 本件と違和感といたしまして、そもそも西野氏の絵本を書いた人はきちんと報酬を受け取っているという事実があるのです。

 そもそもクラウドファウンディングはなんのためにあるかを考えてみましょう。それは初期の持ち出しを先にいただくことで、創作者の財政破たんを防ぐ目的があるのですね。

 つまり創作者はまずは関係者に支払わないといけないんです。

 たとえば同人誌を作った時に印刷代は自分で出しますよね。印刷代って決して安くないですよね。

 当たり前だと思うかもしれませんが、それが負担だと思う人のためにクラウドファウンディングがあるのです。

 この場合印刷屋さんが作家としてください。お金を支払って、同人誌という商品を納品した段階で絵の所有権西野氏に移っている筈でですよね、

 それを幾らで頒布するかは作家さんにゆだねられるはずですよね。印刷屋が自分価値が下がるから幾らで頒布しろよとはいいませんよね。

 ましてや外野がそれをとやかく言うことはできないわけですね。



 この案件は二つのレイヤーにわかれているのだけど、批判している人は混同甚だしいので僭越ながらマーケティング立場から意見を述べると。

 ひとつ営業活動報酬問題、もう一つはフリーミアム時代商売の在り方の二点となる。

 前者は主に批判をしている人たちが話題にしている内容。フリーミアムにしたら自分たちお金が降りてこないから許せないというものなのですが

 この件については別分野で事例が存在しまして。


 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/column/20150123/689831/

 「図面作成営業活動」と設計料の請求を認めず 日軽アーキテクチャ

 

 図面作成デザインワークとして考えた場合、それが締結されなかったらお金が発生するのかという裁判なのですが。

 この件、裁判結果は営業活動における図面作成費用請求できないとある。これは当然の結果で、これがまかり通るとデザイン押し付けて金をせびる商法ができてしまう。

 それで納得いかない場合は次の弁護士事務所


 https://a-dreamlaw.com/business/building/blog/protect-unpaid-reward.html 

 建築設計報酬の不払いを防ぐ3つの方法 弁護士法人淡路島ドリーム


 にある 「1 建築設計契約である以上、契約書は必用です」を適用するしかない。

 ここで知ってほしいのはこの問題デザイン業界固有の問題ではないということ。ほかの業界でこのような判例がでていることを理解してほしいことです。



 もう一つのレイヤータイトルにもありますフリーミアム問題としてなのですが

 人は消費行動に出る際の判断基準として「安心」が大きな要素になるってことをもうちょっと理解してほしいということなんです。

 絵本は決して安くないです。1000円オーバーは当たり前で、これを子供がおいそれと買えるとは思えない。

 大人さらにそう。お昼二食分ではって思うわけですよ。

 そうなると内容がわからないものにおいそれとお金は出せないのです。

 

  内容がわかっているか安心して買えるって仮説につきましては

 https://togetter.com/li/1055708

 「Webで全編公開されてる漫画」を買う人は意外と多いが「中身が分からいから買って確かめる」という人は凄く少ないという話


 に仮説がありましてちょっと興味があったのですが

 内容が伴っていれば実はこれも商売になりうるのではと西野氏の動きを見てそう思ったのです。

 これができる人はある程度財力がある人に限られるし、やったことでこうした批判が集まるから創作者側も強度が必要だったわけですが

 西野氏がこれを行ったことで、ある程度仮説に結論が付きそうです。

 つまるところ、電子と紙書籍は別腹であり、電子無料で読まれることにより、この本にお金を出してもよいという安心感につながったのではと考えています

 この件についてはもう少しサンプリング数を増やしたいところですが、ほぼ間違っていないのではと考えています



 私どもといたしましては批判を行っている方につきましてはこの営業活動問題フリーミアム問題混同しないようにしつつも、自分の身を守る方法をもうちょっと考えていただきたい。

 無理筋批判よりももう少し物事を考えていただきたい。

 そもそも絵だけで商売を行うのではなく、絵を自分付加価値として別業種で利用するとかも考えてほしいという切なる思いでございます

 長々とご清覧いただきありがとうございました。

2017-01-10

[] H27行政コメント

設問1

◇さすがにここに難癖付けるのは困難。よくできていると思う。

◇強いて言うなら「重大な損害」の解釈は、①取消訴訟では救済できない、②執行停止でも救済できない、ってのが判例

設問2

ちょっとかいんだけど、「行政規則であり、~~であり、いわゆる裁量基準である」というのは少し拙速かも。①本件基準行政規則で、②根拠規定裁量を認めている、ということが認定できて初めて裁量基準と認められると思われる。この形を守るのであれば「後述するように本件では裁量が認められるので」とかかね?

参考:「法第33条の4が『公共の福祉に反すると認めるとき』という抽象的な要件規定していること,採石業及び跡地防災措置実態に鑑みて跡地防災保証必要性が認められ得るが,その必要性の有無や程度は地域の実情によって異なり得ることなどに着目して,”跡地防災保証考慮に入れて認可の許否を決する裁量”が都道府県知事に認められないか検討することが求められる。次に,本件要綱の法的性質及び効果について,上記の裁量を前提とした裁量基準行政手続法上の審査基準)に当たると解することが可能であ〔る〕」(H26実感)

個別事情配慮義務違反を省略してる?

設問3

辰巳学者解説によると、警察目的だ!と認定した上で「なので”原則特別犠牲に当たらない」と示してほしいとのこと。その上で、しかしこれこれこういう事情があるので例外的に認められる、という流れにしてほしいのだと。

同旨?「消防法12条の基準適合性維持義務趣旨から、取扱所の所有者等に移転義務を課すことが警察規制(消極目的規制、内在的制約)に当たり、損失補償は容易には認められないことを順序立てて論じていない答案が相当数見られた。」(H27実感)

◇「保証」は「補償」の誤字?(違ったらすまん)

◇「本件命令は、平成26年都市計画決定指定替えにより葬祭場が設置された」というところは、もともと第一種中高層住居専用地域で葬祭場の設置何か予測できなかったよ!ということにつなげられればもっと良かった。

移転費用バカ高くなるって事情に触れている答案が多かった。

2017-01-08

誰でも閲覧できるはずの刑事確定記録を閲覧させない壊れた日本検察

https://www.youtube.com/watch?v=j_UV_GcL_yU&feature=youtu.be

刑事確定記録は、法律により、裁判が公開されているものについては誰にでも見せなければならないとされています刑事裁判が適正に行われているか判決自体から知る必要があるからです。地方裁判所判決例、最高裁も、判決でその趣旨確認しています。なのに日本検察は、勝手に「正当な理由がなければ閲覧できない」と解釈して一般人刑事確定記録を見せないように必死です。日本検察は壊れているというほかありません。


昭和60(行ウ)71事件記録閲覧申請拒否処分に対する取消等請求事件 昭和61年2月26日東京地方裁判所

刑事訴訟法三条は、憲法二条裁判の公開)の規定を受けて、確定した刑事裁判訴訟記録(以下「刑事確定記録」という )の公開について規定しているが、同条一項本文が「何人も、被告事件終結後、訴訟記録を閲覧することができる」と規定した趣旨にかんがみると、右規定刑事裁判の公正を担保するために裁判の公開の原則を拡充して、国民一般が当然に刑事裁判の公正に利害関係を有し、かつ、刑事確定記録を閲覧する利益を有するとの立場に立つて、右利益保護するために、国民に対して個別的、具体的権利として刑事確定記録の閲覧を請求する権利付与しているものと解するほかはないものというべきである。」


最高裁判例である平成24年(し)第25号 検察官がした刑事確定訴訟記録の閲覧申出不許可処分に対する準抗告棄却決定に対する特別抗告事件 平成24年6月28日 第三小法廷決定

しかしながら,本件で申立人が閲覧請求をしている刑事確定訴訟記録である第1審判決書は,国家刑罰権の行使に関して裁判所判断を示した重要な記録として,裁判の公正担保目的との関係においても一般の閲覧に供する必要性が高いとされている記録であるから,その全部の閲覧を申立人に許可した場合には,Cらとの間の民事裁判において,その内容が明らかにされるおそれがあり,法4条2項4号及び5号の閲覧制限事由に当たる可能性がないではないが,そのような場合であっても,判決書の一般の閲覧に供する必要性の高さに鑑みると,その全部の閲覧を不許可とすべきではない。本件では,申立人が「プライバシー部分を除く」範囲での本件判決書の閲覧請求をしていたのであるから,保管検察官において,申立人に対して釈明を求めてその限定趣旨確認した上,閲覧の範囲検討していたとすれば,法4条2項4号及び5号の閲覧制限事由には当たらない方法を講じつつ,閲覧を許可することができたはずであり,保管検察官において,そのような検討をし,できる限り閲覧を許可することが,法の趣旨に適うものと解される。」

2017-01-06

http://anond.hatelabo.jp/20170106174753

東京地裁判例で認めるって書いてあるのは

刑事確定記録の閲覧を請求する権利

だろ

閲覧する権利じゃねーよ

よく読め

そんで制限事由法律規定されてるだろ

制限事由に当たるかどうかは個別判断だろ

以下ループだなこりゃ

http://anond.hatelabo.jp/20170106173421

法律はこうなってるし」

じゃねーよ。

お前が引用してる判例の「本件」と同一の記録を請求してるなら、そりゃ判決文のとおり「全部の閲覧を不許可とすべきではない」だよ。

違う件なら、別途の判断になるだろ。

2017-01-05

司法はほぼ淫夢裁判官が主流となり有能な官僚裁判官が見当たらなくなった

民事刑事ではほとんど絶滅した感がある。ところが知財高裁判例とか見ると、

官僚裁判官形式ばった判決を書いているんだよな。日本司法は狂っている。

2017-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20170104215003

横だけど、「まあないね」の意味分かって無さそう

判例が1つでもあるならまだしも。。。

2017-01-02

キュレーションサイト責任所在

DeNAの件やらNAVER利用規約の件でキュレーションサイトがやたらに盛り上がってるけど実際権利侵害がなされた場合責任はどこにあるのだろうか

少なくともNAVER権利侵害がなされた場合投稿者情報を開示してどうこうしようってスタンスから恐らく責任所在投稿者側にあると定めているのだろう

利用規約にも責任所在は明記してないし運営側としては責任はなるべく負いたくないのかな?

これから判例に注目した方が良いかもしれないな、と思った。

日本を動かしてるのは東京高学歴

知財高裁判例でも見てこい。東京高学歴もの凄さが分かるから

http://kanz.jp/hanrei/search/ip/


[知財] [民事] 平成28(ネ)10079 110ViewsMoreinfo

損害賠償請求控訴事件(不正競争民事訴訟)






平成28年12月21日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10010 99ViewsMoreinfo

特許権侵害差止請求控訴事件(特許権民事訴訟/非磁性材粒子分散型強磁性スパタリンターゲット)






平成28年12月21日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] 平成27(行ケ)10261 68Views

審決取消請求事件(特許権行政訴訟/非磁性材粒子分散型強磁性スパタリンターゲット) 平成28年12月21日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10054 95ViewsMoreinfo

著作権侵害差止請求控訴事件(著作権民事訴訟)






平成28年12月21日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ワ)11697 141ViewsMoreinfo

著作権侵害賠償請求事件(民事訴訟)






平成28年12月15日

東京地方裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10060 123ViewsMoreinfo

損害賠償請求控訴事件(特許権民事訴訟)






平成28年12月14日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] 平成28(行ケ)10074 97Views

審決取消請求事件(特許権行政訴訟/畦塗り機) 平成28年12月14日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10068 68ViewsMoreinfo

損害賠償請求控訴事件(不正競争民事訴訟)






平成28年12月12日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10067 105Views

楽曲演奏禁止請求控訴事件(著作権民事訴訟) 平成28年12月8日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] 平成28(行ケ)10143 86Views

商標登録取消決定取消請求事件(商標権行政訴訟/縁の会) 平成28年12月8日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10031 131ViewsMoreinfo

特許権侵害差止請求控訴事件(特許権民事訴訟/オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)






平成28年12月8日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] 平成27(行ケ)10255 95Views

審決取消請求事件(特許権行政訴訟/ケーシングの打設方法) 平成28年12月7日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] 平成28(行ケ)10011 88Views

審決取消請求事件(特許権行政訴訟/掘削土飛散防止装置) 平成28年12月7日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成27(ワ)7051 133Views

不正競争行為差止請求事件(不正競争民事訴訟) 平成28年12月7日

東京地方裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成27(ワ)29158 90ViewsMoreinfo

特許権侵害差止請求事件(特許権民事訴訟/オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)






平成28年12月7日

東京地方裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] 平成27(行ケ)10150 80Views

審決取消請求事件(特許権行政訴訟/炭酸飲料) 平成28年12月6日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成27(ワ)29001 98ViewsMoreinfo

特許権侵害差止請求事件(特許権民事訴訟/オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)






平成28年12月6日

東京地方裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成27(ワ)28699等 74ViewsMoreinfo

特許権侵害差止請求事件(特許権民事訴訟/オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)






平成28年12月2日

東京地方裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成27(ワ)12415 90ViewsMoreinfo

特許権侵害差止請求事件(特許権民事訴訟/オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤)






平成28年12月2日

東京地方裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

[知財] [民事] 平成28(ネ)10066 136ViewsMoreinfo

契約金返還請求控訴事件(不正競争民事訴訟)






平成28年11月30日

知的財産高等裁判所 詳細/PDF

HTML/TEXT

2016-12-22

[] H25行政コメント(アンサー)

H25行政

・全体として25年は、設問1では判例の答案への表現させ方、設問2では適法違法結論の書き方を練習するいい素材、らしいです。

設問1

・基本行政法では、内部行為性は処分要件の「直接」の部分としていたので、「国民」ではないかも。加藤は、直接性・具体性の問題といってました。

・3一般的行為(2)なんだけど、「本件認定土地区画整理事業における施工規程に対応する」とかかれても、その理由や、対応するとはどういう風に対応するのか、が書かれてないと意味が伝わらないと思う。ここは、土地区画整理事業都道府県が行う場合には施行規程を定める(法52条1項)とされて、その施行規程は条例で定める(53条)とされているのに対し、組合が行う場合には定款で定める、という対比を示して、そうすると定款を変更する本件認可と条例制定行為と同様の性質有するんじゃないの?っていうところまで書いた方がいいと思う。

ただ、加藤がいってたんだけど、こういう個別解釈は多少論理が飛んでもしょうがない。コンパクト重要部分さえ示せれば採点官はわかってくれるはず。といってたから、多少論理が飛んでも条文のポイントを書けるようにすることが大事らしいです。ただむずかしそう・・・

反論をしていないのがちょっともったいないな、と思います

設問2

・3個目の違法事由については、趣旨から文言解釈しててよみやすかったです。このように書いたってことは裁量がないと判断したってことだよね、本件は多分それであってて、俺は間違えてました。やっぱ、趣旨規範とあてはめてると読みやすいです。

・2個目の違法事由なんだけど、問題が2つあって、ぶ(?)課金(以下、課金)の額が法40条1項に反するのか、課金が反するとしても本件認可が違法になるのか、の2つです。

課金は本件要綱で決まってて、それと本件定款変更、本件定款変更の認可は別物でしょ?っていうのが誘導にある反論です。これについては、本件定款変更を総会決議するときに、本件要綱も決議してあるから、この2つは一体的なものと考えてよくて、本件定款変更認可がなされた場合には直ちに課金徴収が行われるようになっている仕組みであり、本件要綱の違法(法40条違反)が本件認可といえる、ということを書く必要があると思います

適法違法結論を書く問題で、加藤が言ってたのは、今回は違法事由が4つあって、それぞれに適法違法結論かいてたら絶対時間が無くなる、なので、適法違法論では、争点形成のみにして、私見の部分で全部書く、という方がいい、といってました。だから、もしこういう問題が出たら、適法違法論は争点形成にとどめる、というのもありかもしんないです。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん