「展覧会」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 展覧会とは

2023-11-24

あーあーー、試験が終わって暇になったら映画見たり旅行行ったりしたかったのに

結局就職先が見付からなかったから何もやる気が起きないよ

2ヶ月前にチケットを買ってた展覧会すらもはやどうでもよくなってきている

美味しいものを食べたいのに、お金が減るから食べちゃいけないんだと思う

とにかく無駄な出費を抑えて、昼間は布団に入ってやり過ごすしかないんだろうな

早く死にたい

2023-11-20

31歳で月給8万前後リアリティ

今年の夏は生まれから31年目を迎えた。前に「失業」してから4年経とうとしている。その失業した仕事契約社員を2年、それ以前はアルバイトで4年近く働いてて一番長かった。どちらも複数理由で辞めたけど、片方は天災も絡んで色々厳しかった。


失業元年は失業手当を受けとれた。東京家賃が安い穴場に住んでいるが、感染症蔓延したり、オリンピックが強行されたりして、公共交通手段積極的に使うのは憚られる時期だったし、元々フットワークが重い方なのでその時期の生活には馴染んだ。

初めはいやな仕事から解放された喜びが大きかったし、まずは通勤から解放を噛み締めた。続いて自炊家事ライフライン見直し選挙に行く、体調に合った健康的な食生活=結果金がかからなくなったりとか、預金とか、やらないと損するポイ活に渋々着手とか。生活を色々変えてゆき、その余裕ができたことに恩恵を感じ(早く辿りつきたかった悔しさ混じりではあるが)喜びはあった。


その後、去年は貯金旅行に行ったが、一度前日や旅先で眠れなくなって不調になり、戻ってから11連勤の倉庫作業で金を稼いだ。それは電車で数駅、混雑と逆方面だったから、やればできてしま早起きをやった。夏に冷房のない過酷環境だったが、ウォーターサーバーや塩飴から配慮を感じられたこともあり、熱中症や指の痛みに耐え、残業も全部出た。最終日の帰りには酒を10杯くらい飲み路上に座る、という金銭面にも身体面にも代償を出してしまい、しばらくは自責の念が止まらなかったけど、今は喉元すぎて、場所の思い出になった。


久々に働いた勢いで、一度は試したかったチャリ通勤の範囲アルバイト半年やった。展覧会監視業務。近所で落ち着いた環境で試しに働くことを重視して始めたが、何もせずに座ってる時間が多すぎたのと制服がないのにそれっぽい格好を求められるのが面倒で、ずっと続けることは考えられなかった。3ヶ月の休止期間に入ったこともあり辞めてしまった。


今年の春は催事に挑戦した。呼び込みが必要食品販売大学生の頃に事前講習で泣きを見て(大きい声を出すのが苦手)避けていたのだが、表情がマスクに隔てられていること、書類提出だけで済むことに背中を押された(そういう派遣は昔より増えたように感じる)。割りが良かったから二ヶ月半関わったけど、雇い主は高圧的で人生最悪の労働が発生したり、待機が長すぎたり。催事性質上先が見えないこともあり途絶えてしまった。


いまは月に10万も稼いでいない。業務委託の時間固定報酬で、国民健康保険に加入してて、将来貰えるかわからない年金は止めっぱなし。


現在仕事の合間を埋めれるもので、且つひとつでも長所のある求人があれば応募しているけど、中々面接に漕ぎ着けない。履歴書形式破りが悪いのかとか(大幅に手を加えてしまっていたが、過去に受かるものはあったので気にかけてこなかった)、8年前の証明写真の口元の歪み(静止して撮られるのが大の苦手だ)を素人レタッチしたりとか、こんなことで査定されたくない気持ちと、かといってこんなことで弾かれたらひとたまりもない気持ちが、長すぎる毎週末(土〜月)の間にそそのかしてくるから最近は応募のたびにアップデートしてみてもいるが通らず。大学卒業後のいわゆる就職活動が嫌でやらずにきているか経験が乏しいけど、求人応募は「お祈り」の経緯が示されないから、一方通行で学びもなくてしんどいなと思う。


自分は今、図書館をありがたく思っている。電車通勤はいつもすれ違っていたのに、今年まで利用することはなく、その豊かさを知らなかった。本を知って読みたくなったときには、その時に脈々と流れていたムードが発端だったりするけど、買わなかったり忘れたりする。図書館では値段とかどこで手に入るかとか気にせず、どんなジャンルの本から手をつけてもいいなんて最高の状況。高い住民税を払ってきた理由の一部をここには見出せる。


Podcastバイトの休憩の食事時間を埋めるのに聴いたこから、触れる時間が増えた。集中行動が気まぐれなので、興味があるのに未着手のコンテンツはありあまっている。ちなみに自分ストリートビュー高校生の頃から好きで、それを含めたら手をつけていないコンテンツがありあまっているといえる。自分がたのしませてもらってる創造物の作者に還元できたらしてみたいと思うけど、それを中心に据えれば何してでも働くとはなれないし、働いていたときにどれだけ還元してたかと思うと失業する先を見越して、今より懐が狭かったようにさえ思うからあきれる。


お金があると、やりたいことは色々発生してくるし、それに付随して近視眼的にお金を使う。そして旅の休暇は短い。お金がないと、情報とか近所のもので満足してしまうようやりくり上手になるのかも。近所を観光するようになる。時間は余りがちで、金を要する欲望はどんどんしぼんでいる。いつか遠くの街や、別の住処に引っ越したいとか、いつかチャリ以外の乗り物運転できたらいいねとか。確固たる「自分ひとりの部屋」は体験したいがそれさえ忘れがち。憧れも順位も大変ボンヤリしている。夢だとか何かを絶対やりたいって意欲的な感情はなく、希死念慮が老後の不安なんかは覆い隠している。実際に金をつくってやってみるしかないんだろうな。


多分そう。この生活を続けるのも、これ以上何もしないわけにはいかないんだろうなと立ち返る。また眠れなくなると辛いしたまに人に会うとき眠いと困るから、今ある服が入らなくなると面倒だから、週4日はまじないみたいにきんにくんの筋トレ(3年目)して体力を消費する。隙あらば「死にたい」と口にせずには生きられないし、これ以上健康体になってどうするのか、とも考える。一方で、自分は寄りかかってる人々に対して無責任すぎるのか、とも考えてみる。一人と折半生活している、インフラ(という名のケア)の十分な都市に住んでいるという事実以外で、個人との繋がりは希薄で、日々老いていくなか孤立無縁を分散したり予防できてないから。さあ働くのかどうか。

2023-11-17

保育園金持ち道楽で利用するな

完全に個人の僻み交じりの愚痴です。嫌な気分になったらそっ閉じしてください。

からの知り合いが、2年ほど前に出産した。

の子実家が大変裕福だが、結婚してからは親元を離れたところで暮らしている。

数年前からアート方面創作活動をしている、とだけ言っておく。

子供出産してから1年ほどは産休・育休で活動休止していたのだが、その間ずっと、Twitter(現X)に愚痴を呟いていた。

曰く、『自分母親に向いてない』『早く活動復帰したい』『制作の腕が衰えてないか不安』、エトセトラエトセトラ

この時点で既にイライラしていた。

曲がりなりにも子育て経験した立場から勝手想像かもしれないが、子供蔑ろで、自分のことしか考えていないように感じた。

そんなに自身活動に集中したいなら、産まなければよかったのに。

邪魔者のように扱われている子供が、可哀想でならなかった。

の子や親や夫、オンの友人たちもTwitterフォローしているという。その人たちは、こうした呟きをどのように思っていたのだろう。

出産して1年後、その子供は『就労により保育の必要あり』とのことで認可保育園に預けられた。

この場合就労とは、個人事業主としての自営業。すなわち創作活動のことである

の子は、アート方面では正直ほとんど評価されておらず、儲けもないに等しい。

が、それ以外の分野でもいくつか活動をしていて、そちらの方でそれなりの収益をあげていた。

許可下りたのはそれが理由だろう。

まだ1歳を過ぎたばかりの子供を預けたその子は、浮いた時間を、ほとんど売れないアート作品制作に使っている。他の営利活動は一切していない。

それはまだ理解できる。

が、保育園に預けている時間を利用して頻繁にカフェに行ったり、ジムに通ったり、イベント展覧会に出かけたりしているのを見て、心底ひいてしまった。

保育園は、【保育を必要とする】親子のための場所だ。

企業で働いているママさんは、保育園会社休みなく往復し、自分時間を削る生活をしている。

保育園に預けるのだって、本当はそばにいたくても、家庭や仕事事情で仕方なく預けているママさんだって多いだろうに。

働かなくても生きていけるような裕福な人間が、趣味の延長線上のような活動や遊びのために保育園を利用し、国の財政を圧迫して、自分の子供を平然と『邪魔者』扱いしている。

昨今のニュース保育園不祥事が多々取り上げられているが、根本原因は現場人手不足だ。

いつだってどこだって保育士は足りていない。

が、ほとんどの保育士さんは、そんな状況で、自身の体力を削って、高いとはいえない賃金で、精いっぱいの笑顔と元気で子育て家庭を支えてくれている。本当に感謝しかない。

が、その子は変わらずTwitter愚痴を漏らしている。

病気をもらってきてばかり』『看病疲れた』『早く制作に戻りたい』『熱が出たとまた呼び出し』『いい加減丈夫になって欲しい』『家にずっと子供がいるの辛い』。

保育園を安上がりなシッターだとでも思っているんだろうか。

実家が裕福なのだから文句があるならいくらでも金を積んで、専属シッターでも雇えばいいだろうが。

最近自身作品PVを稼ぐために、モチーフだとかとって付けた理由子供画像を添付している。ここまで来ると一周回って悲しくなる。

成長して、母親自分愛情を向けていないと知った時、どう思うのだろうか。

こうしている今も一生懸命に成長しているだろうその子の子供が、本当に可哀想でならない。

2023-11-15

スキーム回避行動

金融大手ウクライナ支援を表明した日、

元首相が銃撃され死亡した

 

団体はそのあい某国国立植物園の巡業展覧会を催していた

某国は某教会活動を禁じておらず、

金融大手信者のごとく予算を割く

民間企業には開示義務がないから、

自由主義経済経済団体なるものは、

某国政治団体予算を割いている

 

歴史には謀略と隠蔽が付きもの

隠蔽と言って不適切ならば因果関係否定

そして共産系の国は、民間企業への威嚇を妨げようと、大手国営化しようとする

某国は、逆に民営化押し付けようとする

 

もし事件企業活動因果関係が明らかである場合

傀儡政府企業事件調査を丸投げするから

因果関係否定される

なぜなら企業事実上メディア報道規制することができ、

適当な原因をでっち上げることもできるからである

 

例えばホロコーストは実際にはユダヤ人上級国民計画していた、

としてもナチスがやったという

ホロコーストが発生すれば、原爆を開発したユダヤ人への敵意を避けられるから

2023-11-13

田舎美術館

この場合、県立美術館の話だが。大体は県庁所在地か大きめの街にある。

政令都市とか人口100万超える都市だと美術館も豪華。東京でやってるような著名な画家展覧会も大体はそのまま来る。

しかしそれ以外の田舎だとどうなるか。大体は来ない。

稀に美術館がめちゃくちゃ頑張ってくれたのか、来ることもある。しかし、来ても著名画家作品はほんの僅かしか来ない。残りは「その画家から影響を受けた日本画家たちの作品」だ。というかそっちのほうが作品数は多かったりする。

別にそんなもんネットテレビで見りゃいいだろ、という人なら田舎住みオッケーだ。美術館のある街まで車飛ばして数時間電車なら往復五千円〜かかる町でも生きていける。

「えー文化って言えば美術館しか思いつかないの〜!貧しい〜www」って逆張りマンはてなには多いだろうけど、指標の一つではあるだろう。美術館が小さいか無い町だとその他のものもほぼないのだよ。

Vチューバーネット配信映画があれば平気なら良い。

東京や都会では何もしなくても勝手に向こうから来ていた諸々は無くなってみないとわからないだろう。

「あれもこれも田舎でも探せばあるでしょ」

と思う都会人は贅沢なのだ。探さなくてもすぐそこにあり、しか選択肢があることが当たり前過ぎて何もわかっていない。

2023-10-10

みんな万博なんて時代遅れだし何でもネットで観れるし田舎にまで輸入雑貨セレクトショップあるし何の意味が?

っておもってるやん?

でもな、自民党の二階みたいなジジイどもはインターネットも見た事ないし、輸入雑貨も知らんし展覧会音楽祭も知らんのや。

信じられんやろ?

でもあのジジイもの頭の中は万博が最高のエンタメだった頃からなにも変わっとらんのや。

そんな連中に支配されてる国なんや

2023-08-26

anond:20230825093819

痴漢抵抗しなさそうな人を狙うってのは自分経験や周囲の女性と共有した情報の中である

受験生を狙うなんてまさにそれ

強姦は見ず知らずの人からよりも身近な人から被害の方が多く、服装関係ない

レイプされた時に着ていた服の展覧会とかもある

盗撮トイレとか更衣室だと服装どうこうでは防げるものではない

階段電車盗撮だとスカート危険度上がると思う

ちなみに性被害を身近な男性告白するとしたら信頼してる相手だけだな

被害を訴えた有名人を見たら分かると思うが、まず間違いなく二次加害を受ける

時間場所服装自衛不足があれば襲われても仕方ないと本気で思ってる人もいるし

女性に性被害告白する場合共感情報が返ってくる場合がままあり話題に出ることはある

2023-08-05

大阪文化

じゃあ大阪文化ってなんだ?って生まれも育ちも今も大阪人の俺が考えてみる。

大阪文化というと俺は美術館博物館の多さだと思う。

まず最近出来た中之島美術館

いまのところ所蔵しているものを展示していく感じで美術館の特色というのはあまりよくわからない。ただ、大阪という街にちなんだ展覧会がちょくちょくあるという印象。

有名どころだとみんな大好きミュシャ大阪堺市に専門美術館があるくらいなのでその関係展覧会やってた。

その近所にある国立国際美術館

こっちの特色は前衛芸術展覧会が多い。ダンボールが落ちてる と思ったら展示品だったみたいな尖った企画をする。

前衛って意味わからんと思ってたけど生で見ると迫力があって意味わからんけど面白いという感想になると思う。

中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館

来年春まで休館中。

名前の通り壺とか皿とかの展示会が多いけどそれ以外にも竹細工とかモノに特化した展覧会が多い。

昔の壺とかシックものを見せたと思ったらたまに竹細工で2階まで吹き抜けをぶち抜いて覆うような糞でかい展示があったり、前衛的な展覧会をやっていたりするので飽きない。

国立民族学博物館

吹田市にある万博跡地に作られたでかい博物館

世界中民族日常品や信仰されて得る神様の像とか祭りの道具までいろいろなものを常設してる。これだけでも見る価値あり。

特別展示会も呪い儀式に使うための道具だけを集めたとか刺激的な催しをやってくれたりする。

かにフェルメール展とかメトロポリタン美術館展とか王道企画をする大阪市立美術館

コアなファンの多い大阪市立自然史博物館

大阪歴史博物館中之島香雪美術館あべのハルカス美術館…と色々ある。

大阪文化 というとパットかぶのは大阪城、吉本新喜劇串カツだったりするけど文化と言うか観光資源なきがする。

大阪民は大阪城は小学校の頃に一度行ったきりだし串カツも飲むのが好きは人は行く とかだし。

俺も含めてまわりに吉本劇場に行ったことのある人っていない。普通は行くものなんだろうか?よくわからん

2023-08-02

東京が持っている文化勝手に付け足し

https://anond.hatelabo.jp/20230731103637

 

1.西武東急文化

電鉄会社は始発駅にデパートを持っているが、この二社はちょっと特別文化ブランド化している。

両社ともデパートの一部に美術館を持ち、古典よりも現代美術などを扱う傾向が強かった。

また西武レコード店WAVEや巨大書店LIBROなども併設して文化/流行の発信者立場であった。更にこれら文化/流行事業ブランドとなってルイヴィトンなどのハイブランドの出店の寄せ水ともなっていた。

現在ヨドバシ西武出店で豊島区クレーム出しているのはこういう背景があるから

 

2.本屋

巨大書店が何棟かあるが、神保町三省堂池袋LIBRO池袋ジュンク堂六本木青山ブックセンター新宿紀伊国屋などは毛色が違って、売れ線の本を並べるのではなくて「推し」を優先して陳列するという特徴があった。「話題の本」が話題になる前にそこにあるという感じだ。売っているのは本じゃなくて文化文脈という感じか。ヘイト本陳列などで紛糾しているのはこの辺の事を知っていないと理解が出来なかったかと思われる。池袋ジュンク堂以外は退潮傾向。

 

3.レコード屋

渋谷その他のタワーレコード西武系列WAVE各店、CISCO新宿/下北沢ディスクユニオン秋葉原石丸CD館など特徴的なレコード店があり、これらでは売れ線のJPOPなどは余り売っていない。これも流行アンテナショップ的な感じでマイナーシーンでこれから流行もの、ここでしか買えないものを揃えていた。

CDの退潮によりこれらも退潮傾向(石丸大火災)だが、CDにかわりビニール盤(レコード)が復活してきたのでタワレコなどは盛り返しつつある。

 

4.外国人文化

広尾六本木欧米系、新大久保韓国人西川口池袋中国人、など外国人が集中して居住する地域があり、彼ら向けの商店など外国の風が吹いてるかの如くの雰囲気がある。またその地域では国内で見かけない外国製品が売られているなどエキゾチック文化的な対立などの問題も起きるが都会や資本主義というのは異物に包容力があるのでなんとかやっている。外国人との対立問題刑事事件などが根拠にされる場合があるが根本原因ではない。文化間の接触域では「文化を浴びる」感が日常で起こり、それが浸食されるという不安を産んでいることを忘れている。

 

5.米軍文化

東京とその近郊は戦前は軍都でもありそれらが全部占領されたのでその基地居住付近米軍文化に染まった。

占領解除と基地返還でこれらは忘れられつつあるが、近郊には所沢横須賀などアメリカテイストが残り、それを維持しようとする住民がおり、ニューイングランド様式の家+アメ車などの組み合わせを見る事がある。東京郊外だが埼玉入間市には米軍住宅をそのまま残したジョンソンタウンという街がある。

 

6.裏原宿

原宿は西から原宿駅\竹下通り明治通り-渋谷暗渠地域青山(線の傾きは高低差)となっているが、この渋谷暗渠に沿って民家改造した古着屋、インポートショップが乱立した。両方とも若い経営者米国西欧に行って古着市場日本に入っていない若手ブランド服を買い付けて一般民家を簡易な改造した店舗で売るというモデル。全国展開しているBEAMSなども裏原出身。今では地方都市ショッピングモール観光地周辺でも見られる業態だが、わざと「簡易な内装」を作るのは裏原の文脈があるから若者のスモールビジネスからセレクトショップアンテナショップ業態に移行しつつある。なお、渋谷暗渠に密集したのは、暗渠沿いには高いビルが建てられず地下が低かったから。

 

7.お祭り

地方より東京の方が中間共同体が残っている事が多く、お祭りが維持できているケースが多い。

 

8.ストリートミュージシャンパフォーマー

道路上での演奏禁止なのだ路上演奏者は多く居て、警察が来るとダッシュで逃げるというのを繰り返している。特に外国人民族衣装を着て民族音楽演奏するものなどは人気がある。

 

9.コスプレ

単にオタクが好きなアニメの服着てるだけに留まらないレベルの人が結構いる。そういう人は総じて相当な美人/美男であり服の装飾や裁縫レベルも高くて高級感もある。文化文脈摂取貪欲外国に出かけて実際の文化を見て吸収しようとするし写真レベルも高く、サブカルなのにハイカルチャーの趣きがある。SNS過去ログを手繰ると、昔から美人だったのではなくて文化の吸収や意識の向上に従って外見が変化している。だとするとそれを生ぜしめたコスプレという行為文化現象として上等と結論づけるしかない。

 

10.クラブ

クラブ遊びもちゃんとやろうとすると音楽知識海外文化現象理解などが必要になる。カッコだけの真似だとダサイ、浅いという評価になる。

 

11.環八

環状八号線の世田谷地区には外車ディーラーが並ぶ。外車は単に高級品というだけではなく、その国の文化というものを纏っているもので、特に米国イタリアフランスがその傾向が強い。故に環八外車ディーラーが並ぶ風景は車好きには外国風が吹いているように見えるものである

 

12.画廊/ギャラリー

ビル内装はがして壁も天井も配管も白いペンキ塗っただけ」みたいな小さいギャラリーが多くあり、マイナー作家マニアック展覧会が催されている。その辺の敷居の低い部分があるのを利用してお上りさんオタクつかまえてサブカル絵やラッセンの絵を高額ローン組ませて売りつける商法をしていた連中は万死に値するな。

 

13.商店

地方ではすっかり衰退してしまった商店街が東京では幾つか健在で、若者文化を取り込んで混在する下北沢とか吉祥寺とか買い物以外でも面白いところがある。増田のおススメは赤羽で、昭和マーケット形式商店、カゴに小銭入れてゴムで吊るしている八百屋とかも健在で、新しい飲食店も沢山あって混在している。更に飲食店にやたらとテラスがあるのが特徴で日本じゃないみたいな感じになっている。小奇麗なカフェから昭和立ち飲み焼き鳥屋はしごとか出来る。

 

14.モグリ

人気講師がいる大学には偽学生モグリが発生する。在籍していないのに勝手講義を聴きに来るやつだ。大学によってはそれを止めるつもりもない。更に学外者が立ち入るのが当然のように大学内で展覧会を開催したりする。

 

15.TV

テレビ局は働く人が多いので企業城下町的なもの形成していたりする。いけ好かないギョーカイ風でもあるがTV地位低下とオフィス街と一体になった再開発などによりオフィス街と混じる形になって衰退傾向(例:TBS赤坂TV朝日谷町六本木

 

16.建築

近代建築も多く残り、有名建築家の作品も多い。中に入って素材の質感、施工の程度などを触って確認できる。隈研吾のなんか食傷気味でもういらねぇとか思ったりする。但しザハ・ハディッドのは無い…。

 

17.ホコ天

今までも歩行者天国は色々なサブカルチャーを生み出してきた。だが加熱しすぎて警察禁止されたり通り魔が起きたりと都度潰されるという道を辿ってきた。今ではフェアなどで自治体大道芸支援するような動きがある。

 

18.大学

身も蓋も無いが地方大学東京大学では学生生活の質が違うというのはある。東京大事なのは同質性の低さで、地方から出てきた者、エスカレータ組、留学生帰国子女が混在している。特に帰国子女は「似た外見を持った異人」であって同質的学校空間で育った学生異化作用を齎す。概ね彼らはその異文化経験によって判断基準を「みんながそう言うから」に置かず、成熟して大人びていている。帰国子女とも留学生とも邂逅しない大学というのは大学と呼べるのか。

 

19.ホームレス自殺

ホームレス日常的に遭遇し、自殺現場居合わせるなどの経験鉄道など)により、落伍への強烈な強迫観念が刷り込まれる。当然これはいいことではない。だが影響を強く受ける文化現象として外せないと思われる。

2023-07-31

東京に住んでるだけの人って、どうやって文化享受してるんだろう。

西日本のよくある地方都市に生まれて。

大学だけ関西マンモス私大に通っていた。(院は京都)

関西は、文化的趣味(美術音楽、古伝を基礎にした先端の感性に触れる)機会があって、けっこう楽しかった。

大阪京都神戸。どこも自分の住んでいた古い町よりも深くて大きくて驚いた。驚くことで調べて地元の深さ広さ高さ長さも知った。「大阪」や「東京」という一語にくくれない。どんな都市文化だってそうだ。自分の街も関西についても0.4%だって知らなかったなってイキり散らした間抜け自分ダメージ

最先端のものを追いかけて、日本上陸サムシングに群がる有象無象クルクルパームーブって虚しいなと思った。彼/彼女らは、たいてい東京に3店舗くらい来て3年待たず撤退する不良債権みたいな事業ばかりを追いかけてる。殺虫灯に走っていく夏の夜の虫みたい。

もちろん、東京しかないものもあるだろう。人口が多いから成立する商売だ。たしかに5%くらいは東京のものかもしれない。でも5%なら、その他の市町村にも固有性はあるんじゃないだろうか。語彙「文化」は、まさに、そういった普遍性固有性を汲み上げるための教養であり、それを支え、そこに参与していく主体性と不可分ではないだろうか。

から東京に住んでいることだけで、自分たちを文化の中心にいると勘違いしてる人を見ると哀れだなと、としみじみ思った。

それで、社会人になってからだ。

出張に行くことも増えてきた。

そうすると、福岡だったり、仙台だったり、札幌だったり、熊本だったりと、それなりに栄えた地方都市の豊かさに心打たれるようになった。

ここには、東京でやった展覧会巡回展も来てくれない。海外アーティストライブだってやらない。でも国会図書館にはアクセスできる。

こういう場所暮らしている人々もまた、それぞれに趣味を楽しみ文化をつくっている。自分のいる場所が中心じゃない。

大人になると誰でも、この程度は判る話だ。

辛くならないんだろうか。東京に住んでるだけ、海外文化消費者第一人者自称することで、文化つくってる気になるなんて。

まあ、地方だって展覧会には行列ができる。でも東京で数時間ならんで観るくらいなら、その時間で、もっと文化的で豊かなことできそうだけど。

寂れた東京痴呆民の戯言だけどね。

なんか、悲しくなってきた。

追記

地方文化なんて単なる消費じゃないか!みたいな意見が大きな釣り針で垂らされていて、すこし驚いている。

聞いてみたいんだけど。

いい?

海外から東京地方の人たちのところまで降りてきた"文化"が、最初から"文化"として存在していたと思ってるの?」

まだ評価が定まっていない、新しいモノ・若いモノの中から未来コンテクストとなるような本物を自分の目で見つける。

自分と同世代の人たちのあふれる才能にビビりながらも影響を受けていく。

もしくは深く長く高く広い伝統文化と、そこから湧出する人類普遍文化的性質との邂逅。

そのスリリングさ。

文化って、そうやって生まれものでしょ?

そんな文化の創出を支えていくのが人間醍醐味だし、現場にいないと、感じとれない大切なモノってあるでしょ?

文化」は東京に住んでるだけでつくれるモノじゃ、ないんです。

海外で生まれ文化を、周回遅れで東京享受する。

そんな受け身体験は、消費であって文化ではない。

または、京都奈良のような古都について。

評価の定まったもの、枯れた文化の上であぐらをかける人々にも出会えない程度の人脈と教養しかなかった君のどこが文化的なの?

まあ東京4世代から住んでいて、かつての東京の深みのようなものを、ある程度まで理解してるなら別だけど、住んでるだけなら、もはや首都神話観光業界が生み出したファンタジーだってかると思うけど。

東京サロン文化だなんて言うけど、どこでももサロン文化あるからね。明治維新の頃に、日本近代化したの知ってるかな。

最後に、ちょっと他の人の記事に反応するようだけど。

東京の雑踏に住んでいたら新しいもの出会う。

素敵だけど、それは個人的体験であって、文化とは別の価値

文化とは、人の集まるところにしか成立しないもの。そして人類の多くが集まって暮らしてる。

あと、蛇足だけどガルシアマルケス翻訳をみたの?原文を読んだの?

2023-07-29

東京って何もないよマジで

何もないって言ったら語弊があるけど、歴史的建造物施設関西圏に比べて本当に少ない

近代建築はそれなりに残ってるけどそれ以前の時代の遺構って言ったらいきなり弥生とか古墳に飛ぶから

おまけに再開発でそういうモダニズム建築も地下の埋蔵遺跡も全部破壊されるし

歴史文化へったくれもない、今が持つ輝きを凄まじい勢いで消費する街

この新陳代謝の速さが良くも悪くも東京の特徴なんだろうけど

 

 

京都奈良大阪はふらっと遊びに行ける距離寺院仏閣があるのがいい、羨ましい

建立が奈良飛鳥時代まで遡る寺があんなに集中する場所なんて日本のどの場所を探してもない

大規模な木造建築が街中に残ってたり、歩けば重文国宝級文化財にぶちあたるのが京都奈良

東京だって色々展覧会やってるけど貴重な仏像みたいなもんは秘仏だの御本尊だので基本所有してる寺から出ねえんだわ、だから現地行くしかない

日本古美術文化財に触れるという意味では東京ある意味砂漠地帯

もちろん日本美術東洋美術に特化した美術館は少なくないけど、そこにあるものって既に美術品として収容されてしまって、ものが作られた当初の目的文脈からは切り離されてる

美術館の展示が悪い訳じゃない、だけどやっぱり作品本来持っている魅力みたいなものはいくらか損なわれていると思うんだよなぁ

展示ケースを覗きこむより日本家屋の中自然光の下で見る障壁画や屏風絵の方がずっと綺麗だよ

そしてそんな場所都内にない

 

 

西洋美術とか現代アート作家展覧会を見るぶんには東京はいいかもね

でもそれはそれでパリNYと比べた時の文化的な乏しさに目が行くんだよな

ルーブルやMETには勝てねえもん

やたら印象派展覧会ばっかやってるのだって日本にまとまった数ある西洋美術がそれぐらいしかいからだし

 

東京って面白い街だけどつまらん街だよ、少なくとも美術館の有無を文化享受基準にするならマジで物足りねえ

2023-07-28

anond:20230727214057

元増田が「展覧会」「ライブ」「図書館」と例示しているように、

東京の「文化」って「東京以外の場所で生まれ文化東京に持ってきて鑑賞する」というものしかないんだよね。

まり東京には文化がない。だから他所から持ってこないといけない。

いろんな土地文化を一ヶ所で鑑賞できるという点は確かに便利だけど、

そこに絵画を買い漁って文化人を気取る大富豪のような文化空虚さを感じてしまうな…。

anond:20230727214057

釣りとわかってても東京最先端って思える感覚がすごく面白く感じた

もしかして東京に住んでなくて“東京”ってイメージだけなんかな?

最近は知らんけどだいたい最先端技術文化ローンチって札幌とか福岡とかじゃない?

そんでそれが人口の多い東京にやってくるってだけじゃん

ライブ美術展は増田の言うこともわからんではないが、日本にくる美術展ってなんかぱっとしないのしかこなくない?

ほんとにいいものって美術館側が貸し出さないよねえ、まあ仕方ないけど

現代アメリカヨーロッパがいいよやっぱ、持ってるものの質の桁が半端じゃないか

増田みたいに文化享受必須な人は東京なんかにいちゃだめだよ

古いものは別として、本当にすごい近現代美術館にはないよね

コレクターの家にあるんだよ

彼らの家に行ってみせてもらうしかないんだよ

すごいのあるからねまじでびっくりしちゃうよね、東京にきてる展覧会の騒ぎじゃない、腰抜かすよまじで

増田や私みたいなのが気軽に金払っただけでみれる機会なんてないんだよ、悲しいね、ほんと、それは同意するよ

2023-07-27

東京に住んでない人って、どうやって文化享受してるんだろう。

都心3区に生まれて。

大学だけ京都の某大学に通っていた。(院はやはり東京)

関西でも、文化的趣味(美術音楽最先端海外文化など)って、けっこうキツかった。

大阪京都神戸を合わせて、東京の4割くらいのイメージ

最先端のものはほぼないし、日本上陸サムシングも、たいていは東京に3店舗くらい出来てから関西に来る。

もちろん、趣味の95%はカバーできるんだと思うけど、上澄みの5%は東京しかない。

言ってみれば、京都首都だった頃の一級品は京都しかないのと同じだ。

から東京に戻ってきたときは、ああこんなに恵まれてるんだな、としみじみ思った。

安くて美味しいご飯は多いんだけどね、関西は。

それで、社会人になってからだ。

地方出張に行くことも増えてきた。

そうすると、福岡だったり、仙台だったり、札幌だったり、熊本だったりと、それなりに栄えた地方都市に行くわけだ。

ここには、東京でやった展覧会巡回展も来てくれない。海外アーティストライブだってやらない。国会図書館だってない。

そういう場所暮らしている人って、どうやって趣味を楽しんでいるんだろうか。

大人になると誰しも、尖った趣味の一つや二つはあるだろうに。

辛くならないんだろうか。

まあ、東京だって印象派展が大行列

寂れた世界地方都市だけどね。

なんか、悲しくなってきた。


追記

東京文化なんて単なる流行りモノじゃないか!みたいな意見が多くて、すこし驚いている。

聞いてみたいんだけど。

いい?

地方の人たちのところまで降りてきた"文化"が、最初から"文化"として存在していたと思ってるの?」

まだ評価が定まっていない、新しいモノ・若いモノの中から未来コンテクストとなるような本物を自分の目で見つける。

自分と同世代の人たちのあふれる才能にビビりながらも影響を受けていく。

もしくは海外から異文化との邂逅。

そのスリリングさ。

文化って、そうやって生まれものでしょ?

そんな文化の創出を支えていくのが都市生活醍醐味だし、現場にいないと、感じとれない大切なモノってあるでしょ?

美術美術館だけで見るモノじゃ、ないんです。(巡回展の例えは皆にわかやすく書いただけだよ)

東京"で"生まれ文化を、周回遅れで地方享受する。

そんな受け身体験こそ、消費であって文化ではない。

もしくは、京都奈良のような古都

評価の定まったもの、枯れた文化の上であぐらをかくことの、どこか文化的なの?

まあ京都に4年住んでみて、かつての京都の深みのようなものが、ある程度までは現存していても、あとはもはや観光業界が生み出したファンタジーだって分かったよ。

京都サロン文化だなんて言うけど、東京サロン文化からね。明治維新の頃に、華族は皆東京に移り住んだの知ってるかな。

最後に、ちょっと他の人の記事に反応するようだけど。

田舎の畦道を歩いたら蛙に出会う。

素敵だけど、それは個人的体験であって、文化とは別の価値

文化とは、人の集まるところにしか成立しないもの

あと、蛇足だけどガルシアマルケス短編集読むと過大評価だってわかるよ。

2023-07-22

君生き感想宮崎監督、『名作』をありがとう!~

自分宮崎駿監督に対する身勝手な期待とか甘えを供養するために書く。今作品は期待半分、不安半分という気持ちだった。宣伝なしということだったし、宮崎駿監督作品を事前情報一切なしで視聴できる機会というのはおそらく最初最後であろうと思ったので、早バレ等も避けるために数日SNS断ちして初日に見に行った。ただ映画館に向かう足取りの中で最後感じていたのは恐怖感だった。子供のころにもののけ姫を見たときの衝撃を再び与えられて、おっさんになった今再度、人生観を揺るがされるかもしれないと―。

さて、いざ蓋を開けてみると、途中まではリアル物なのかファンタジーのどっちなの?というドキドキや不安感。方向性が確定したとき期待感MAXとなったが、それ以上膨らむことはなくしぼんでいった―。

総論

美術アニメーションの美しさは申し分ないが、ストーリー感情移入できない半端な作りと言ったところで、結局、いつもの宮崎監督後期作品という他ない。今、振り返ってみると監督キャリアハイとしての作品千と千尋の神隠しあたりになるのだろうが、その千と千尋も後半から、この半端さの片鱗がある。例えば終盤、千尋は豚の中に両親がいないことを見抜くが劇中にその説明はない。しかしながら説明不足ではあっても、千尋とハクとの心のふれあいみたいなものが十二分に描かれているから、感情的に押しきれている。手を離すシーンとか思い出しただけで泣けるわ。

しかしながら、君生きはストーリーっぽいもの感情の揺らぎみたいな表現はあるものの、説得力というか、それ自体根拠がはっきりと提示されないから、大抵の観客は感情移入できずに戸惑いを覚えると思う。例えば劇中で主人公自傷行為や継母の拒絶が描かれるが、その感情の根っこが分からないので観客は困る。自傷もっと構ってもらいたかったのかな?とか拒絶はやっぱり連れ子がうざかったのかな?とか想像はできるけど見てる側はそれを確定させる要素がないから、多分こうだろうとか理由を補完して見ていくしかない。つまり作品に気を遣う状態になるわけで、それは相当きつい。忖度要求されるが、圧倒的な感情の「分からせ」がない(※)。監督が一人で突っ走ってる。観客は置いてけぼり。かつて宮崎監督は、見終わったあとに2階から出てくる感覚になるような映画がいいとか言っていたような気がするが(ソース探したが見つからず)、君生きは観客が一生懸命2階への階段必死に探すものの見つけられないまま塔の中で迷子になり、最後パヤオけが悠然と2階から出てくるという感じだろうか(画・浜岡賢次想像してもらいたい)。

あとはヒロイン?3人は多すぎる。実母に継母に婆さんでしょ?詰め込み過ぎて破綻する典型。正直、継母は全部削除して、序盤で実母エピソード増やして、実母を探しに塔に行く形にして、最後、実母ときれいに別れてで多少は形になったろうにね。もっとシナリオ段階で練ればいいのに…もったいない

もう一つ、主人公が大叔父と話した後に、急にインコに囚われてるシーンになるが謎過ぎる。壁につながれた手が映ってからの下にパンしたときに、実母でも継母でもなくお前かーいってなったのが一番面白かったかもわからない。宮崎監督過去インディジョーンズの潜水艦移動を批判していたが( https://ei-gataro.hatenablog.jp/entry/20131030/p1 )、それと似たり寄ったりだろう。いくら異世界?だからといってワープしすぎである

※ 宮崎監督とも対談したことのある養老孟司は「バカの壁」において強制了解という語をつかった(p.41)。例えば数学においては前提と論理を共有しているのであれば同じ結論に達せざるを得ない。ある定理証明を正しく説明されたのであれば、その正しさを了解せざるを得ない。そういった強制力を強制了解と呼んだ。そうした強制力は感情においても成立する。例えば電車子供が騒いでるのをぼけっと放置している父親がいたとして、普通はそれを理解できないが、もし父親が「実は母親病院で亡くなって帰る所で、これからどうしていこうかと悩んでいたところなんです」と説明されれば、事情理解できるだろう。事情が分かれば感情了解できる。それは物語を受容する過程でも同じことが言えると思う。

なお、この流れで養老他人気持ち理解できることを重視すると同時に、「個性」信奉を批判する。そんなに個性大事かと。存分に「個性」を発揮している人は病院にいるという。白い壁に毎日、大便で名前を書く患者がいるらしい。芸術的にみればすごいかもわからないが、現実的には大変迷惑でたまらないだろうとのこと。奇しくも本作においては継母の美しい顔が鳥糞まみれになる描写があるのでそういう個性的なスカトロジー芸術理解を示す人はいるかもしれない。

自分映画

こうした一見てんでバラバラに見えるような物語の断片も、もしかしたら宮崎監督だけには分かるのかもしれない。スピルバーグだか有名監督が誰にも分らない映画つくるのはホームムービー撮ってるのと同じだ的なことを言っていた気がするが、もしかしたら本当に宮崎監督ホームムービーを撮ってしまったのかもしれない。自分けがわかる映画作品を作れるとしたら、映画監督としては最高の贅沢だろう。自分用の映画私小説と言われたらなるほどという気もする。今回、宣伝がなかったという点でも符号する。これはもはや天才にだけ許された所業なのかもしれない(現実に実行可能という意味で)。

ナウシカだったと思うが、興行的に大失敗とはならなかったこから次の作品を作るチケットを手に入れたみたいな監督インタビューがあった気がする。ジブリブランド確立するまではコケたら次はない状態であったろうから興行面は大変重視されたことだろう。つまり天才大衆に合わせてくれていたわけであるしかブランド確立された今となっては、大衆を気にすることなく好きな作品を作れるというわけであるジブリ体制を維持できなかった点には目をつむるとして)。だから今もしかしたら「天才が本当にやりたかたこと」を我々は目にしているのかもしれない。

過去パヤオ感性としてはもっとアニメーション表現に全振りしたかったのだろうが、それじゃあ興行的に成立しないから、ストーリーもしっかりさせていたというのが過去の名作への向き合い方だったのだろうか。我々、一般大衆天才現実的妥協のお陰で、(大衆的には)名作となる過去珠玉を見せてもらえていたということなのだろうか。凡人が天才ちょっと付き合ってもらったという感じ。天才ちょっと退屈していたのかもしれない。大衆は今の退屈を嘆くのではなく、昔、天才に付き合ってもらっていたということを感謝すべきなのかもしれない。

この作品のそういった諸々の分からなさに対してなんとか理解しようとする感想や、なんとか説明しようとする解説記事などが上がっているのを見かけるが、なんとも物悲しい。めっちゃ面白作品を骨までしゃぶりつくしたい!という渇望からまれてくる文章はいい。例えばもののけ姫においては「『もののけ姫』を描く、語る 」というムック本があったのだが、それには一ファンから文筆家まで様々な人々の作品に対するとてつもない熱量で溢れている。でも味のしない作品をなんとかして食えるようにしたいという動機から解説を書いたり、それに群がることの虚しさよ。宮崎監督から面白いはずなんてことはない。権威主義的だし、もうそれは諦めて次に行こうよ。これを知っていれば、本当は面白いんだよって本気で思っている人もいるかも知れない。でもそういう解説必要とすればするほど、その面白さが作品内で素直に伝わってないことの裏返しである野球大谷いくらいからって彼の(打者としての)ファールや三振をありがたがったりしないでしょ?今回の打席は残念だったねでいいじゃんね。(もちろん宮崎監督場合、次があるかは分らんが)

「問い」として捉える

さて、作品表題に立ち返ってみると、これは疑問形である作品としては名作とはとても言い難い。しかし聴衆に対する問いであると捉えたらどうであろうか。物語がてんで成立していないのに問いかけを見出すことができるのか?うーん正直、自分には無理。味がしないんだから問われたとも感じない。

しかし確かに思ったことがある。それは、大叔父のようなお爺さんに期待するんじゃなくて、自分が見たい作品があるのなら、他にそれを提供してくれる別の人を見つけるか、もしくは自分で作るべきだということ。初めから品質保証なんてものはなかった。自分勝手に期待して、勝手失望しているだけのことである

すでに名作はあるのに、なぜおかわりを望むのか

最後に話がそれるが、しかしながらなぜ我々大衆は次々と名作を望むのであろうか。新作を批判すると「じゃあ、過去の名作繰り返し見とけや!」って言われるかもしれない。そう言われるとちょっと答えに窮する。何度も見ればストーリーも覚え、感動も薄れてくる。やっぱり初見の衝撃に叶うものはないということだろうか。それを再び味わいたくて次の名作を追い求めているのかもしれない。キリがないし、わがままだなって思われるかもしれないが、正直人としての性としか言いようがなくないか?そこを内省しだしたら仙人になるしかない気がする。

あとは現実がつらいからね。時には金払ってちょっといい気分になりたい!ぐらい許してほしい。こっちは作者の高尚な構想にがんばってついていく苦行やマラソンじゃなくて、自動で楽しませてくれるジェットコースターに乗りたいの!

で、初見という点で最近思っていることは「私の体験」を大事にすることが重要なんじゃないかと思っている。ゲームでもなんでもあまりレビューを見ずに体験するように心がけている。あらかじめレビューを見て他の人が面白い!星4以上!と言っている作品なら、安定して面白いかもしれないが、半分ネタバレのようなものではないか

若い人にはタイパを優先しすぎて自己の視聴体験プレイ体験を損なっていないかと問いたい。面白さの保険料として自身体験・感動を売っていないか?と。おじさんおばさんは子供のころに自分図書館で本を表紙で選んで借りた体験とか、ネットもない時代ゲーム屋で「クソゲーかも知れんがままよ!」と覚悟してゲーム買った記憶とかを思い出してほしい。そういう多少、損するかもと思ってもクソ作品を引く勇気をもって、一対一で作品と向き合う、ぶつかってみるということを時々でもした方がいい気がする。だから、今回、作品に対しては残念だったが後悔はない。純度100%の自分感想を持てた。展覧会的な感じでいろんなアニメーションを見せてもらったという感触では数千円も損したという気もしない。今後もどんどん色んな作品に触れていきたいと思っている。例えばポノックの次作品ちょっと子供向けだろうけど、子供と一緒に見に行こうかなと思ってる。

各論

ゲド戦記を思い出した

視聴しながら、ぼんやり宮崎監督ゲド戦記作るとしたらこんな感じだろうなと思った。影との戦いでゲドは船で移動するし、ところどころの魔法感や大叔父大賢者になったゲドのイメージだなと感じた。大叔父のイケオジ度は過去最高かも分らんので一見価値はあると思う。

東映アニメ長靴をはいた猫』を思い出した

インコ大王を追いかける時に螺旋階段を落とされるシーンがあったが、長靴をはいた猫での魔王主人公たちとの大立ち回りを彷彿させた。この作品監督宮崎ではないが、そのクライマックス部分は大塚康生との二人で原画担当した箇所であり、とにかく面白い( https://www.ghibli.jp/shuppan/old/pickup/nagagutsu/ )。1969年作品なので絵のきれいさはどうしても現代作品には見劣りするがアニメーション面白さは今でも通用する。未見の人はぜひ見て欲しい。君生きよりよっぽど面白いと思う。で、君生きでは大王ラスボスっぽくでてくるが大した戦いもなく終わってしまうのであっけない。長靴をはいた猫でのアクションを思い出しただけに、「あ、これだけなのか・・・」という虚しさが半端なかった。念入りに階段落とさせたり、序盤で主人公の着替え丁寧に描写するぐらいならもっと面白カット増やした方が良かったろうにって思っちゃう

音楽

使いまわし多いし、特に盛り上がる曲もなし。3日で作りましたと言われても信じるレベル久石譲も「これぐらいの作品ならこれでいいや」って感じだったと思う。絶対名曲ストック持ってるだろうと思うが、映像側がそれを引き出せなかったというのは至極残念に思う。米津曲も悪くはないけど、作為ちょっと鼻についたかな。いつも何度でもみたいな作品とのマッチ感は正直ない。と言っても作品の味がしないのでどうしようもない気もする。そういう意味では米津もかわいそう。

2023-07-08

すずめの戸締まり感想

すずめの戸締まり31回観た増田です。中身のないヤツが数を誇る!

大丸梅田のすずめの戸締まり展に行ってきたやで~。の感想

先週くらいにふとすずめ展思い出して、調べたらまだやってたので、ローソンチケット予約。日時指定なので、有給取得で平日に行くことも考えてたけど普通に休日で買えた。

で当日、指定時間5分前にフロアに着いたけど、ポケモンセンターの客で混雑してるし、フロアマップにも特設会場は載ってないので焦る。

歩き回っているとポケセンの裏あたりですずめのパネルが見え、何とか間に合った。

会場は一ヶ所除いて撮影禁止とのこと。

ドアの暖簾入ったとこで(暖簾の手前だった気もする。記憶曖昧)ダイジンとかの設定画が貼ってあったが、パンフガイドブックで観た気もする。

暖簾?で区切られた部屋で予告編上映。上映期間中はすずめしか観てないか予告編観るのは初めて。しかし、人が多くて何となくしんどい。すずめファンが多いのは喜ばしいんだけども。

溜まってた人が次の部屋に移るも、出入口付近で人が動かず、部屋に取り残される。

あとで分かったが、入り口すぐの画コンテを見るために渋滞が起きていたらしい。

しばらくして人が動き、次の会場に移る。

富野展の画コンテは面白かったので、すずめでも見れて嬉しい…はずだったけど、あれ?なんかあんまり

遊園地のところだけ見ればいいかと思ったが、観覧車シーンのコンテはなくて残念。

シン仮面ライダーを観すぎたせいか、何か覚めてる?

第2会場に行くと戻れないらしい。

フロアを移る際、順路を間違えてそのまま退場しそうになる。

関係ないが、昔水族館淡水魚コーナーだけ見てそのまま出口に行ってしまい、海の近くなのに淡水魚専門なんて珍しいなぁと思いながらそのまま帰宅したことがある。後日、そこには海水魚イルカいたことを知った。

第二会場は東京以降の原画映像…なだけど、こっちもあんまり興味が…倦怠期

グッズは、映画館で買い逃したステッカーポスターが買えると思ったが、カフェ展覧会のグッズがメインだった。

すずめの時に明らかに在庫の君の名や天気グッズ再販してたか映画館で買えるだろうけど。

書籍類も揃ってるが、目録はなく…まあ転載されたら客減るだろうし仕方ないかコミカライズ単行本はあったら買ってたけど、権利関係だろうか。サントラもなかった気がする。

キャラクターグッズ系は個人的にはあんまり…なので、ポスターカードと缶ケースのラムネを買った。

展示自体は良かったし、客も多く、全体的に若めだけど老若男女いて、オッサン一人でも浮いてる感はあんまりなかった。

個人的感想言うとネガキャンみたいになっちゃうけど、演技や映像込みでのすずめの戸締まりが好きだったんやなと再確認

ブルーレイは一番高いヤツ買う予定。TSUTAYAで予約しようとしたらTカードいるみたいで諦めた。

CCCとTカードは許してないけど、地元書籍や新作CDDVD買えるのそこくらいだから頑張って欲しいんだよね…TSUTAYA個人駆逐したせいでもあるけど

2023-06-15

展覧会】はじめてのBL

入口での年表でもうヘブン状態になった

年表にのってる作品が一つ一つが ぬほど刺さる

・開催者中の人タイBL沼にはまってない?

所々圧を感じた

BLドラマCDのご先祖様のBLドラマカセットテープを生で見れて感動した

JUNEが今のBL文化の始祖とか角川が0年代BLブイブイやってたのは認識していたがどういう流れでそうなったのか知れてほぇ〜ってなった

雑誌JUNEでやってた中島梓さんの投稿小説添削コーナが人気だったから本出そうってなったけどJUNE出版社雑誌書籍化しない会社だったか中島梓さんが他社に作家さんを紹介して他社で本を出すってなってその中でも特に意欲的だったのが角川+一社あって

角川はスニーカー文庫から出してたけど後にルビー文庫としてレーベルができたと

たくみシリーズJUNEまれやったんか!

ルビー文庫からかと思ってた

寒冷前線コンダクター、読み返したくなった

しか指揮者コンダクターバチバチだと周りの演奏者気まずい 昔のやおいは今のコンプラ価値観で見たらアッってなるところがあるんじゃ しかし好き

関係者様のJUNEから学園ものへの移り変わりへのインタビュー面白かった 耽美芸術でそこから芸術減らしてエンタメ比重多くしたのがBLみたいなやつも

コミケジャンル変遷グラフ動画ジャンル諸行無常の風情を感じた 同人女の萌と感情を燃料に回り続けるエンジンや しかし令和にスラダン流行ジャンルになったりこれだからやめられねえぜ

・展示も面白いし他の観客の人たちの話が面白かった

やおいレディ達の話す「同人から商業移行した作家あるある」とか

50代位のマダムのが話してた「昔は漫画大好きで読んでたけど思春期になると段々表立って好きなものについて意思表示するのが恥ずかしくなった 当時クラスに表立ってオタクやってる子達はいて少しあれだったけど今みると彼女たちは好きなものを楽しくやってて素敵なことだったんだろうな」という話とか60か70代のマダムの「小学校の頃にパタリロ読んでた」とか

各々が「私の人生BL」について語るのを聞ける場、いい…

展覧会しゃないけど本棚プロジェクションマッピングオサレでよかった 本燃やす演出で「え、ええんか!?」ってなったけど「ま、まあ大切なのは物質自体の本ではなく本を読んだ人が受け取ったメッセージから…!」と切り消えて楽しませて頂いた

建物でっけえ!

2023-06-14

https://twitter.com/otakulawyer/status/1667093715599659009

ヤマベンはこう言ってるけど、このアライ=ヒロユキという人は「表現不自由展」の中止を求めた人でもあるので、そういう意味では一貫しているのかもしれない。

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/24198

「出品作家右翼との戦いを前提に出品同意したのでなく、美術展覧会への参加が前提。美術作家作品は、特定市民運動のための、兵士でもなければ弾でもない」「無益不毛展覧会継続闘争は、厳しい状況に置かれている美術界に大きな傷跡を残す。作家たちを萎縮させない社会的責任というものがある」と中止の理由を主張。

2023-05-06

濃厚接触者になった。9連休になった。

いきさつ

4月30日、同居する親が体調を崩した。

なんでも、親の勤務先に、家族が新型コロナウィルスになった人物(要するに濃厚接触者)がいたらしく、その人と会話したらしい。

その人物もかなり体調が悪そうだったらしいが、その後親も同様に体調を崩した。

家にあった抗原検査キットを使うと、すぐに新型コロナウィルス陽性であることが判明した。すぐに自宅別室への隔離措置をとることとなった。

親は案内が来るごとに必ずワクチンを接種する(この時点で4回)など、かなり感染症対策に気を使っていたからか、幸い重症化もせず数日後には回復した。

そのときの私

私の勤務先でも、私とデスクで隣り合う両者が風邪気味だった。また、ここ最近忙しい状況だった。

からか、4/28夕方から少しのどが痛く、日曜日微熱があり倦怠感を感じた。

トローチを連続してなめ続け、市販風邪薬を服用するとすぐに回復した。

だが、そのときの体調がどうだろうが、その定義に該当する以上、私は濃厚接触者になってしまたことには変わりない。

抗原検査キットに残りがあったので、親の勧めを受け私も検査した。しかし陰性の判定だった。季節の変わり目ということもあり、私も風邪気味だったのかもしれない。

私もワクチンは案内が来るたびに毎回接種していたからか、ここまでの3年間ずっとノーマスクandノー自粛だったものの新型コロナウィルス感染することはなかった。

勤務先に電話した

5月1日普通に出勤できそうな体調ではあったが、自己判断で出勤すると勤務先に迷惑だろうから、念のため勤務先に電話した。

すると、うれしいことに5/1,2は出勤しないよう指示が出た。

これを理由とした休暇制度があるらしく、次の出勤日(5/8)に休暇届を出せば、欠勤にはならず給与昇給、年次休暇の日数などには一切影響しないという。

こうして私は、意外なところで9連休を手にしたのであった。

どんなときポジティブシンキングでいこうと思い、親に感謝するとともに、早い回復を祈ることにした。

もしこれで親になにかあったら私一人で家族を養わないといけなくなる。家族安心していられるのは親が健康いるからだ。

働かなくてよくなった2日間

5/1はデレステしたりYouTubeを見たりで過ごした。

夜更かししてデレマスU149のアニメを見た。勤務日の朝は早く睡眠時間を確保するため、2時間ほど寝てから放送時間直前に起きてみるのが普通だが、今回だけはそのまま起きていた。

小春ちゃん(ちなみに彼女アニメ放送半年上前から担当で、すでに180万人以上のファンを獲得しています)、仁奈ちゃんありすちゃんだけでなくみんな可愛すぎる。

の子たちのせいで貴重な精子を何億個無駄にしたかからない。

できるなら毎晩交代でこの子たちと一緒に風呂に入って一緒のベッドで寝たい。髪の匂いを嗅ぎたい。

抱き枕タオルフルグラフィックTシャツが出たらもちろん買うだろう。


5/2になると、私以外の家族全員が抗原検査で陽性となった。

労働はめんどくさいが、家にこもっているのもつまらない。

引き続き抗原検査は陰性のままで変わらないので、電車に乗ってカラオケに行った。

この前CDを買った、Vast world, Brand New!など20曲程度を歌唱

ついでに、アニメイト池袋デレマス展覧会に行った。

グッズを買いあさったところ、イラスト入り紙袋もくれた(有料化義務付けられたレジ袋にはあたらないらしい)。せっかくなのでそれを肩にかけて帰宅

祝日に入ったが…

5/2-3の両日で抗原検査が陰性だったため、こちらは自宅待機の解除ができるようになった。ただ全身ダルい

両親ともに、家の中を動き回れる程度には体調も回復した(感染者のため自宅療養の解除はできないが)。

個人的にはもう少し静かにしてほしいものだが。


私は行きたいところもあまりなく、ベッドに横たわるだけで何日も過ぎていった。

ゴールデンウィークも残りわずかだが、こうなるのなら海外旅行を予約しておけばよかった。

シンガポールサマーランドみたいなところがあるらしいが、行ってみたかったなぁ。

2023-04-18

109シネマズ木場の素晴らしさについて語りたい

anond:20230417153701

映画好き、というか映画館が大好きで映画をよく観る。平均するとだいたい年に70~80回くらいは映画館に足を運んでいるので、まあまあ映画をよく観ている方だと思う。

東京に住んでいるのでシネコン、単館、名画座含めて都内ほとんどの映画館に足を運んだことがあるけれど、私が一番大好きな、自分にとって宝物のような映画館は109木場だ。思い入れのせいもあるかもしれないけど、この評価20年間変わっていない。


109木場名前のとおり東急系列シネコンで、109シネマズの中でも港北に次いで2番目に古い2000年オープンだ。

郊外によくあるようなイトーヨーカドーの3階の片隅にある何の変哲もないスーパー併設型のシネコンであり、特別洒落でもないし、日曜日には家族連れで来た子供たちが騒いでいるし、特別設備が優れているわけでもなくロビーだって狭いし、トイレだってロビーの1か所にしかない。

それなのに、いつだって映画体験満足度がとても高い。そんな不思議映画館だ。


トラバした記事ブコメを見ると、たぶん同じことを考えていてひっそり109木場を愛している人がちらほら居そうなので、こういうことを書くと「お前黙っとけよ!」とツッコまれそうな気がしないでもないんだけど、はじめに”なぜここが素晴らしいのか”の身も蓋も無い一番の理由を書くと、「いつもやたら空いているから」だったりする。

イチ押しの理由が「映画好きが観たい映画を観たいときガラガラから」という、映画館にとってはネガティブ理由を素晴らしいと言われるのはちょっと困りものだと思うし、それが理由で人気が出て混むのも正直嫌だったりもするんだけど、お客さんが入らなすぎて潰れてしまいでもしたらもっと嫌だから、ほどほどのところで素晴らしい映画館であり続けてほしいという複雑に我儘な気持ちがある。

少し前にアド街木場特集が組まれときにギャザリアが上位になって、それを見た女優さんか誰か(失念しましたすみません)がチラッと「ここの映画館がとても好きでよく来るんですよ、その理由は、いや、うん」みたいな歯にものの詰まったような言い方をしていて、あなた絶対今同じこと考えていて喉元まで言葉が出掛かってたでしょ?と思って笑ってしまったのだけれど、でもとにかくここの映画館はシネコンの安定した品質と快適な空間バランスが程よくて居心地が良いのだ。

最近109シネマズが歌舞伎町タワーにプレミアムシート専門の映画館を作って話題になっているけれど、ターゲットが違うと言われようが貧乏くさいと言われようが私なら歌舞伎町に行くくらいなら木場まで地下鉄に乗ってこの何の変哲もないイトーヨーカドーの隅の映画館に行く。ここで映画を観るときは予約すればほぼ確実にプレミアムシートが取れるし、追加料金も無いしね(なんならガチで貸し切り上映だったり……んがんぐ)。


で、ここまで書いて「なんだ中途半端なところにあるからガラガラだっていう話かよ」ということになってしまいそうなんだけど、それだけじゃないんだよということを書きたいというのが本題だったりします。

私自身は今は東京区部の西側に住んでいるので、木場都内を横断して反対側に位置している。実際のところ一番よく通う映画館は新宿三丁目界隈だし、一番設備がいいシネコン池袋のグラシネだと思うし、お祭り騒ぎを楽しみたいとき立川にも行くし、渋谷馬場中央線沿いの単館や名画座にも大好きな映画館がいくつもあるけれど、それに負けない魅力が109木場にはあるのです。

まず映画館の在り方として、設備の程よさ、ちょうどよさが心地よい。スーパー一角にあるから当然気分がムーディーに盛り上がってまいりました!という感じではないけれど、建物入り口からの導線が短くてコンパクトにまとまっていて気分が散漫になることが無いし、テナント群との距離も取られているので騒がしくもない。最近シネコンスクリーン前の廊下まで明るくモダン内装にするところが多いけど、ここは良い意味で一昔前の郊外エンタメ施設っぽい暗い廊下映画への集中を促してくれるので好きです。

もう古いほうのシネコンになるけれど、肝心の映画設備スクリーンも席も行き届いていて快適です。かなり初期からIMAXを備えた数少ない映画館だったので「立派なIMAXがある劇場」という先入観があったせいもあるかもしれないけど、音響も悪くない(というか結構良い)と思う。そんなIMAXも古いだけあってずっと希少ですらあった「ただのデジタル」だったんだけど、つい最近IMAXレーザーリニューアルされて現代スペックになった。サンキュー東急

109中の人によくわかっている人がいるのか単に微妙山手線圏内と商圏がかぶらない場所にあるからなのかはわからないけど、なぜか一部で話題になっているような映画ファンのツボに入る映画を引っ張ってきて掛けていることが多いのも109木場の特徴。新宿ピカデリーでやっているようなインド映画の大作とか、ミニシアター系の話題作なんかも109木場だけ上映していることがよくあって、そういうときはここで観るとプレミアムシート(無料)で快適に観られるので圧倒的に満足度が高い。何かそういう配給の仕切りがあるのかな?

んで例えば過去で言えばバーバリIMAXとかバジュランギおじさんと小さな迷子とか、最近ならRRRみたいな歌って踊れる映画をやると、ファミリー層向けのシネコンとは思えないような音量を鳴らしてきたりして、ああシネコン音響って本気出す爆音映画祭みたいなスピーカー無くてもこんな音量が出るものなんだって感動したりする。当然、確信的にやってますよね?(知らないだけかもしれないけど、同じ109でも他のところではそういう感想を持ったことが無い気がする)


あとは、これは映画館の力ではないけれど、やっぱり木場という街のロケーションが良いですよね。

ほぼ都心と言っても間違いではない場所なのに、シーンとした郊外のようでもあるあの不思議感覚。平日の夜レイトショー映画を観て帰ろうとすると、休日のお昼なら子供たちの声が聞こえてきて騒がしいんだろうなあなんてことを想像しつつ、人もまばらで誰もいない(ガラガラから……)ショッピングセンターシャッターが閉まったフロアの脇をすり抜けて地下鉄の駅へ向かうあの感覚がとても良いです。オフィス街でもあるのであの辺で働いている人にとっては何言ってんだこいつという感じかもしれないが、そもそも郊外型のショッピング施設なのに都心オフィス街の中にあるという独特な雰囲気がある場所って結構珍しくて、そこが似たような立ち位置にある近隣のシネコン豊洲とか亀有とか市川とか)とはちょっと異質な雰囲気の元になっている気がする。駐車場に泊めたクルマで帰ろう、というのではなくて、ああ良い映画だったなあ、って思いながら木場駅に潜るあの瞬間がとても好きだ。

もちろん、トラバ記事にあるように木場の街自体とても魅力が高い。MOTで気に入った展覧会を観てから木場公園を抜けて映画を観て帰るとそれだけで充実した休日になった気がするし、数ある人気店のラーメン食べたり、木場らしくタンギョー食べたり、美味しいカレー屋も多いし、清澄あたりでコーヒーめぐりをしてから向かっても良いし、なんならギャザリアのレストラン街やフードコートぽっぽ時間を潰す休日も良い。


そんな木場の街と109木場が私は好きだ。物件も少ないし家賃も高いけど、そのうちいつか木場に住みたい。

2023-04-14

もう時効犯罪歴

100均の床に落ちてたビー玉が綺麗だったので拾って持って帰った。後日同じ店に行ったら、棚の上の方(目線よりちょっと上)に同じビー玉が売られているのを見つけた。返さなきゃ!と思ったものの、返さなかった。


家族と行った展覧会で、地面に敷き詰められている白くて丸い石が可愛かったので拾って持って帰った。後日、学校行事で同じ場所に行くと、その石が売り物でもあることを知った。


学校の帰り道に100円玉が落ちているのを見つけた。交番に届けず、そのお金いちごポッキーを買って友達シェアして食べながら帰った。

2023-04-09

朝焼け夕焼け

SOMPO美術館ブルターニュ光と風という展覧会に、鯖漁と題された絵が出ていた。中央に漁をする5人乗り程度の小舟。遥かに見える水平線は朱に染まり太陽が見える。それを解説では夕日だと断定していたのだけど、なぜそう言えるのか? むしろ漁は未明から行って昼には終えるもんなんじゃないのと思わないでもない。

こういうふうに、絵を見てると朝焼け夕焼けか迷うことがある。方角とか題材とかで特定できることもあるけど、分からないことも多い。なにかい判別法はないだろうか。

ちなみに、この展覧会カンペール美術館所蔵のブルターニュ地方を題材とした19世紀から20世紀を中心とした絵画の展示で、思いのほか見ごたえがあった。おすすめはセリュジエの数点。フライヤーなどで使われてる難破した2人の印象的な絵は、意外に半裸の方も男だという。父と息子の最後キスなんだと。同階にあった聖母子は顔はめパネルみたいな感じてなかなかおもしろいので、一見価値あり。

2023-04-03

anond:20230402214103

Bing Search 曰く、

漫画海原雄山は、陶芸家美食家でもある人物で、主人公山岡士郎父親です。彼がどんな歯磨き粉を使っているかは、作中では明らかにされていませんが、彼の性格趣味からすると、自然派オーガニックものを好むかもしれませんね。

実在海原雄山は、日本陶芸家で、北大路魯山人弟子です。彼は現代陶芸界を代表する作家の一人で、国内外で多くの展覧会を開催しています。彼がどんな歯磨き粉を使っているかは、私にはわかりませんが、彼の作品に見られる繊細さや美意識からすると、歯も大切にしているでしょうね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん