はてなキーワード: Mastodonとは
やあ、
https://anond.hatelabo.jp/20220226180821 の元増田だよ。
安酒飲んだ勢いで適当に書いた「はてブプレミアム」案への各種感想ありがとう。
更に上位の「はてなブックマークプラチナム」案も思いついたからざっくり列挙するよ。
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・弁護士特約プラチナム(訴訟案件年2回+発信者情報開示請求プロテクション年3回まで付与。専用カラースター購入のち充当で回数復活)
・はてな匿名ダイアリープラチナム(プレミアムの特典全部+専用サーバーで楽しく匿名日記)
・はてブTor(プラチナムな達人向けの試験機能。情報セキュリティに興味はある? はてなidと強固に結びついたセキュアかつサクサクのTor鯖を使いこなそう!)
・はてブ丼(プラチナムなあなただけのMastodonインスタンスで他のユーザーと差を付けよう! ※一部の単文トゥートは自動的に公開状態でブクマされ、一部の長文トゥートは匿名ダイアリーに自動的に投稿されます)
・はてブ電話(※物理SIMのみ数量限定先着順。ブックマークサービスなのに電話番号が貰える!? そう、プラチナムならね)
・eはてブ電話(↑のeSIM限定版。ブックマークサービスなのに以下略)
・はてブ自警団(はてブヘビーユーザー待望の自警機能。利用規約違反かつ人倫にもとるブコメを投票で非表示にしよう! 自警ランキングもサービス開始と同時に公開。自警上位10アカウントにはなにかいい事あるかも?)
2020年1月1日、インターネット日本語圏でこの記事が話題となった。
SNSが変わろうとしている:Twitterの分散化方針をアナタは知っているか
https://note.com/wakageeks/n/n6d77c252e38f
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/wakageeks/n/n6d77c252e38f
この記事で触れられているのはTwitterの創始者であるジャックが今後のTwitterをどのようにしていくかという技術的な予測と、なぜそのような意思決定が行われ、そしてどのような未来が訪れるかの予測だ。
これは端的に言えば、集団が1つのルールを運用するのではなく集団各々でルールを決定できるようにし、それらによって価値観の異なる集団の対立を抑制し、全体として多様性あるコミュニティにしようという試みだ。
この記事の中で例に挙げられているMastodonネットワークコミュニティはユーザー個々によるブロックする権利を認めながらも、第三者によってその意思決定が強制されるべきではないとし、Masotodon創始者であるオイゲンの過ちさえも糾弾するという現在のTwitterユーザーよりも高度な自由観を獲得しているようだ。
高度な自由観を獲得しているMastodonネットワークコミュニティは言うだろう、政治家であれ公人であれ何であれブロックする自由は権利として当然あり、各々個人の意思決定を妨害や揶揄、強制する行為は自由に反すると。
少なくとも河野太郎のブロックへ非難を寄せたり揶揄するのであれば、河野太郎と同様にブロック機能を活用する全Twitterユーザへ同様の非難や揶揄を寄せなければダブルスタンダードであることは明白なはず。
これらの非難や揶揄が言論統制と何が違うのか、河野太郎へ不支持を寄せるのはまだしも個人の意思決定へ介入するという行為がどれだけおぞましい行為なのか本当に真っ当に心から理解しているのであろうか。
自由を擁護し、差別主義者の烙印を捺されたくはないのであれば個人の意思決定によるブロックは認められなければならないはずだ。
アナタの河野太郎を不支持したい、自民党の横暴を防ぎたいという気持ちは非常に大切なものである。
大切なものであるからこそ河野太郎の個人の意思決定は認めるべきなのだ。
いや暇だからね、何かやろうかなってパッと思い付いたのがコレだっただけ
ちなみに定番ばかりだぞ?んじゃ行ってみよう
Chromeがあればコッチも
Webブラウザは色々使ったけど結局この2つに落ち着いた
これもプリインストール
次世代SMSであるRCSに対応している
個人的にRCS登場以後のメッセージングはこれの比率が増えている
Web版も存在していて便利
ちなみにRakuten LinkもRCSへ準拠しているので相互にRCSを送受信できる
どうやら国内ではGoogle Messages間同士のみという情報を頂いたので修正
もともとGoogle Talkユーザーだったので流れで
前身のHangoutsは今年の終了が決まっているので早めに移行したほうが良いよ
仕事で使うので
ゲーム系はやっぱりこれだよね
仕方なく
電話番号不要で利用可能、強固な暗号化が施されているP2Pによるチャットが行える
このあたりのツールに親和性が高いギークたちとコミュニケーション取るのに使ってる
分散型チャットプロトコルMatrixへ対応したチャットツール
これも同上の理由でギークたちとのコミュニケーション用
利用頻度は非常に落ちているもののはてブでTwitterリンクが流れてくるため
同上
分散型SNSのMastodonのクライアント
Twitterから完全に移行しちまった
わかる人にはわかるだろうけど非常に居心地が良い
OpenStreetMapを活用した地図アプリ
OSM系地図アプリの中では機能が多すぎるくらい非常に多機能
OsmAnd+は有料版、無料版はプラスなしのOsmAndで有料版との違いが先行アップデートくらいなもので機能的な差はほぼ無いので大半の人はプラスなしOsnAndで十分
モダンなOpenStreetMapエディタ
非常に使い勝手がよくゲーミフィケーション的に進捗を管理してOpenStreetMapへ貢献できる
オープンなGoogleストリートビューを作ろうという試みのサービスアプリ
OsmAnd上でもプレビューできる
Google謹製のファイラー
使用頻度の低いファイルを抽出し削除する機能などがある
写真動画趣味なので保存しまくってたら無料期間終了で抜け出せなくなった
個人的にはこの機能で無料はありえんわなと納得しているので課金して容量増やしてる
撮影に必要な機能をこれでもかと載せたカメラアプリ
ただし多眼カメラが切り替えられないのが最大の欠点
設定項目が多すぎるので写真撮影法のハウツー本とか一度でも読んだことがないと使いこなすのは厳しいだろう
便利すぎ
古典的な2画面ファイラ
整理整頓時に前述のFilesで一括削除したくない時に使える
FTPやWebDAVへアクセスできたりもする
BitTorrentの技術を応用したP2P方式のクラウドストレージ
巨大ファイルのやり取りはGoogle Driveよりも速いし転送上限も無い(大手クラウドストレージはダウンロードを繰り返すと転送上限に達してダウンロード停止されたりすることがある)
いい加減辞めたくて乗り換え先を色々試すが戻ってきてしまうノートアプリ
Androidでは定番のターミナルアプリ
デスクトップLinuxユーザーでもあるのでTermuxには助けられてばかり居る
X Window Systemのクライアント
リモートデスクトップに使える
CUIな同名タスクマネージャーのAndroid GUI版
GUIで操作しきれないとき直接コマンドを送信できる機能もある
ちなみにTermuxにもパッケージが提供されてる
AndroidでもSKKが使えてしまうIMEアプリ
ただし野良アプリ
だらだら思い出しながら書いてるけど眠たくなったのでこの辺で
(ここより追記)
2人対戦のミニゲームが多数収録されているアプリ
1人プレイでも対CPU戦が可能
スマホよりはタブレット向きでAndroid Appが動作するChrome OSにも対応
安いので課金して広告非表示にして損はない
絵本はらぺこあおむしのアプリ
絵本のような世界観の中であおむしを育成できる
算数未満の「数かぞえ」アプリのなかでは完成度が高い
文字が読めない幼児に向き、日本語で課題を読み上げてくれるし、しっかりと数字も読み上げてくれる
前述の2つと合わせて5才児と遊んでいる
ミニゲームが多数収録されていて暇つぶしとして馬鹿に出来ない
インスタントアプリ対応ゲームで様々なタイトルをお試しするのもアリ
もともとはLinux界隈で定番の横スクロールアクションゲーム
膨大に存在する追加ステージをダウンロード可能
むしろ「本家」が出してる例の横スクロールアクションジャンプよりも遊べてしまう
ただし一部のフォントが中華フォント
こちらもLinux界隈で定番の横スクロールアクションゲーム
メトロイドのような世界観グラフィックスと独特の操作性が特徴
認めざる得ない、これは面白い
対戦型タワーディフェンスゲーム
バランス調整が頻繁にあり極力運要素を排除しプレイングで勝敗を喫したいという運営の方針が読み取れる
マッチングはレーティング方式で、更に様々なルールでの対戦があるため強いデッキが固定しないのも美点
Android民が参加できる前に燃え尽きそうなClubhouseと一緒にするなよ!
Mastodonは何年も保ってるぞ!
ていうかMastodonと同一の通信プロトコル使ってる新しいSNSとか登場してるからな!?
Mastodonは同一の通信プロトコルを採用している他のSNSと相互通信できるのが強み(mixiとFacebookとTwitterが相互にコメントしあったりフォローしあったり出来るような感じ)
言ってみりゃMastodonはE-MailみたいなもんであってHotmailが廃れても別E-MailサービスのGmailがあって相互通信できるでしょ?
Hotmailが廃れてもE-MailネットワークはあらゆるE-Mailサービスが消滅しない限り運用され続ける
Mastodonが廃れても、その通信プロトコルであるActivityPubネットワークは運用され続ける
ハードロック、ヘヴィメタルが好きな高校生諸君、ネットの海に出るとスラッシュメタル四天王とか、プログレがどうとか、アニソンはメタルだとか、よくわからない言葉を目にすると思う。
そんなときは歴史を知ろう。故きを温ねて新しきを知る。以下の100枚を聞けばだいたいわかるようになるぞ。
これで物知り顔で蘊蓄垂れるおじさんにドヤ顔をやり返してやろう。
(おおむねアーティスト名アルファベット、五十音順。国内海外順不同。原則1アーティスト1枚)
1. Whatever People Say I Am, That's What I'm Not / Arctic Monkeys
2.Relationship Of Command / At The Drive-In
3.Slaughter Of The Soul / At The Gates
4.METAL RESISTANCE / Baby Metal
5.K. AND HIS BIKE / the band apart
6.LOST CRUSADERS / BEAT CRUSADERS
7.Black Sabbath / Black Sabbath
8.Hate Cres Deathroll / Children of Bodom
10.Whisper Supremacy / Cryptopsy
11.The Sound of Perseverance / Death
12.Deepest Purple / Deep Purple
13.Once Upon The Cross / Deicide
14.Like An Everflowing Stream / Dismember
15.Sonic Firestorm / Dragonforce
16.Images & Words / Dream Theater
18.Left Hand Path / Entombed
19.Satori / FLOWER TRAVELLIN' BAND
20.Strictly Commercial / Frank Zappa
21.Appetite For Destruction / Guns N' Roses
22.One Kill Wonder / The Haunted
24.BAKEMONO / HER NAME IN BLOOD
25.Screaming Symphony / Impellitteri
26.The Number of The Beast / Iron Maiden
27.Painkiller / Judas Priest
29.In the Court of the Crimson King / King Crimson
31.Led Zeppelin Remasters / Led Zeppelin
32.Retribution / Malevolent Creation
33.Antichrist Superstar / Marilyn Manson
34.De-Loused in the Comatorium / The Mars Volta
37.obZen / Meshuggah
38.Master of Puppets / Metallica
39.Ride the Lightning / Metallica
41.Ace of Spades / Motorhead
42.Lovelsee / My Bloody Valentine
43.Black Seeds of Vengence / Nile
44.In There Darkened Shrines / Nile
45.Amongst The Catacombs Of Nephren-Ka / Nile
46.The Downward Spiral / Nine Inch Nails
47.Never Mind / Nivana
48.Slowly We Rot / Obituary
50.Best of Ozz / Ozzy Osbourne
51.Far Beyond The Great Southern Cowboys' Vulgar Hits! / Panteta
52.Consuming Impulse / pestilence
53.Dark Side Of The Moon / Pink Floyd
54.Sailing the seas of the Cheese / Primus
55.Antipop / Primus
56.Operation: Mindcrime / Queensryche
58.Rage Against The Machine / Rage Against The Machine
60.Blood Sugar Sex Magic / Red Hot Chili Peppers
61.NUOU / ROVO
65.IOWA / Slipknot
66.VOL.3 :(THE SUBLIMINAL VERSES) / Slipknot
67.Silense / Sonata Arctica
68.Good morning / SPECIAL OTHERS
69.Effigy of the Forgotten / Suffocation
70.FUNKASY / SUPER BUTTER DOG
71.The Divine Wings Of Tragedy / Symphony X
72.Toxicity / System of a down
73.World Downfall / Terrorizer
75.De Profundis / Vader
76.Elephant / The White Stripes
78.OUT / YOUR SONG IS GOOD
85.Revolutionary / 9mm Parabellum Bullet
ごめん、100枚なかったわ
https://anond.hatelabo.jp/20200831191205 の続き。
今回、Googleから理不尽な要求を受けたアプリのうちの一つであるFedilabが呟いていることがあったのでこれを翻訳・解説していきたいと思う。
Other app developers maintain that this blocking doesn’t fit Mastodon’s mission. The Android-based Fedilab app’s free version initially blocked Gab because of Play Store content policy fears. But the ban has since been lifted. “I will simply not block instances with the app,” wrote Fedilab’s developer. “I clearly think that’s not my role … If you want a strong block, it’s in the hands of social network developers or your admins.”
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How the biggest decentralized social network is dealing with its Nazi problem
翻訳:
このブロックはMastodonの使命に反すると主張しているアプリ開発者もいる。 Androidで動くFedilabアプリの無料版は、Google Play Storeのコンテンツポリシーに抵触する懸念から、最初はGabをブロックしていた。 しかし、ブロックはその後解除された。「私はただアプリでインスタンス(サーバー)をブロックしないだけです」とFedilabの開発者は書く。 「それは私の役割ではないことは明らかです…。もしあなたが強力なブロックを必要とする場合は、その選択はソーシャルネットワークの開発者またはあなたのサーバー管理者に委ねられます。」
この記事はGabがMastodonをフォークしてFediveseに参入してきたときの記事である。Fedilabの開発者は当初GabをクライアントであるFedilab自体でブロックするようにしたが、その後改めてブロックを解除した。Mastodonが掲げる自由の理念を尊重したのである。Mastodonの創始者のEugenは当時、自分のFedivese上のアカウントで強い口調でMastodonサーバーの運営者とクライアント開発者に対してGabをブロックするように呼びかけたが、この行為自体がMastodonの理念に反しているように自分は感じた。Eugenはドイツ出身であり、Gabを全く許容しない社会で育ったのだろうど推測されるし、Mastodon創始者としてGabを許容しない姿勢を打ち出すことに意味があったのだろうと思われる。
If Google does not want to listen to my explanations, I will not change the app for them.
The way they are acting is unfair and don't give any trust concerning next publications.
I prefer to spend my time to help people to switch on #FDroid for getting the app.
#Fedilab
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Imagine a day, where asking a dev to restrict their app to some people is a normal behavior. Today, maybe 99,9% don't care due to the target. But what's next?
Do you like to choose freely an app with your needs or choose your needs due to apps?
翻訳:
Googleが私の説明を聞き入れない場合は、アプリを彼らのために変更しません。彼らのやっている行動は不公平であり、続くリリースに関していかなる信頼も与えません。私は、人々がGoogle Play StoreからF-Droidに切り替えてアプリを入手するように助力することに時間を費やしたいです。
アプリ開発者にアプリを一部のユーザーに制限するよう要求するのが通常の行動である1日を想像してみてください。 今日において、おそらく99.9%がターゲットのことを気にしないでしょう。 しかし、将来的にはどうでしょうか?あなたのニーズに合わせて自由にアプリを選択しますか、それともアプリによって自分のニーズを変えますか?
日本時間9月2日現在、Googleから要求を受けているアプリは対応せず7日間経過するとGoogle Play Storeから削除されるが、まだ7日間経過していないため現時点ではGoogle Play Storeから削除されていない。MastoPaneの作者は異議申し立てをしたが否認されたため自分からアプリをGoogle Play Storeから削除した、と呟いている。これからの展開はどうなるのかは分からないが、大きな流れとしてはGoogleの要求を受け入れることなく自分たちの理念を貫くだろう。というかそもそも理不尽な要求で、Googleの行動は根本的に間違いであるから対応する必要性がないのだが。Google Play Store上ではGoogleの言うことが絶対だから仕方ないね。
https://anond.hatelabo.jp/20200829191330 の続き。
Mastodon, Fediverseに対する日本国内の認識はあまり高くない。そもそも一般人にとって注目度の高いトピックではないというのは理解しているし、だからこそメディアも取り上げないというのも理解している。これは仕方がないことだ。だからこそ、こうやって自分自身で筆を取ることをしている。
散見される意見は間違っていたり認識に齟齬があったりする。今回はそれについて説明したいと思う。
日本でMastodonが注目されるキッカケを作った mstdn.jp は2020年6月にサービス提供を終了するアナウンスを出したが、その後引き継ぎ手を募集した。Sujitechという企業が名乗りをあげて7月から運営をしている。SujitechとITジャーナリストの三上洋、ITmediaの松尾公也による mstdn.jp / mastdon.cloud のこれからの運営についてなどのインタビューの場が設けられた。ライブ放送され、そのアーカイブはここにある。
https://twitcasting.tv/mikamiyoh/movie/621664098
ITmediaからこのインタビューの記事が出ると思っていたが出ることはなかった。
Mastodonサーバーがサーバー運営者の決断により停止することはあるものの、Mastodonのプロジェクトの開発はされているし、Mastodonサーバーはたくさんある。Mastodonは単一の営利的なサービスではない。よってそもそも「Mastodonが終わる」という表現自体が間違いである。
mstdn.jp を始めとした大規模サーバーにはAlt-TwitterとしてTwitterの無法者が多く移住してきたことは事実であるが、他のサーバーのユーザーはそうとは限らない。サーバーにはサーバー運営者の取り決めたルールがある。自分に適したサーバーを選ぶべきである。もしくは自分でサーバーをたてればよい。
Ryou Ezoe(江添 亮) (@EzoeRyou@twitter.com) :
Googleがfediverseアプリを軒並みストアから検閲しているというニュースで思い出すことがある。もはや平均的な日本人にはインターネットは存在しない。スマフォアプリが全てになっている。
あるWebサービスがあると聞いて使ってみようと思い立った人間はどうするか? Webブラウザーは使わない。スマフォのアプリストアでWebサービス名を検索し、出てきたものを何の疑いもなくインストールする。そのアプリが公式であることはろくに確かめない。
結果的に、共通のプロトコルを使いゆるーくfederationで繋がりましょうというfediverseなのにもかかわらず、自社のインスタンスにログインするためだけのスマフォアプリクライアントをストアに登録しておく必要がある。中身は単なるWebブラウザーだというのに。
Apple/Googleによって提供されるスマフォのアプリストアが単一障害点になってしまっている。ストアになければ存在しないも同然だ。どうしてこんな世の中になった。
彼の主張したい点というのは理解できる。アプリはユーザーが便利に利用するための手段であるが、それが目的化してしまいストアに存在することに意味を見出しゴミのようなアプリばかりになるという懸念である。これはユーザーの意識も高めなければいけない事案である。
リプライや引用を参照すれば分かるが、彼はfederationやfediverseという語を使ってさも識者のような素振りをしているが、3つ目の投稿の内容というのは全くもって門外漢な内容である。
FediverseはActivity Pubなどのプロトコルによって形成される大きな集合体みたいなものである。各サーバーはゆるく繋がり合うがその全体的な繋がりを指す。Fediverseは構造上非中央集権でありFediverseの運営母体や総意というものは存在しない。
自社インスタンスの具体的な内容が分からないが、もし既存のソフトウェアを利用したサーバー(インスタンス)であるなら、自社向けのWebViewアプリを作る必要はない。既存のクライアントを使えばいい。「自社向け」としてアプリストアに出したいのであればほとんどのクライアントはオープンソースであるのでフォークしてカスタマイズすればいい。そもそも優秀なWebUIが存在しているのでWebViewのゴミアプリというのは発生しないはずだ。自社インスタンスがプロプラなソフトウェアであるなら、そもそも現実的ではない。プロプラならば自社インスタンス内の投稿やコンテンツを囲い込みたいが、Fediverseに参加するのであればプロプラであるインセンティブは得られないので現実的ではない。他のサーバーとの通信を遮断して自社インスタンス内のみに限定するという手法も取れるがそれはFediverseに参加しているとは言えない。
勝手な妄言は結構だが、的はずれな内容を指摘したものを受け入れずその妄言が無知な受け手によってさらに誤認識が広まることを阻止しないのはあまりにも愚かである。
今回の問題はGoogleが理不尽な要求を突きつけ圧力をかけてきたことが大きな問題である。それ単体でもGoogleの行動は批判されるに値するが、Fediverse的な思想というのも大事な視点なのだ。Fediverseは非中央集権であり、中央集権に相対するものである。各人の自由を尊重し各人が自由を勝ち取るのだ。だからFediverseのクライアントは根本的に自由でなければならないし、クライアントが特定の思想を排除するようなことはあってはならない、と私は考える。差別を扇動する要素を排除したいのは理解できるが、それはクライアント開発者の決めることではなくユーザー個人が決めることだ。そして、中央集権Googleの要求に屈してはいけないのだ。
昨今はAppleのApp StoreやGoogleのGoogle Play Store上での問題が注目を集めている。大きな組織によって自分たちの首根っこが抑えつけられ自由を侵害されるというのは今に始まったことではないが、ここに関する反発は日々強まってきていると感じる。大きな組織がさらなる大きな力を持ち、中央集権を強めるなかで我々が模索し目指さなければならないのは脱中央集権、非中央集権である。自分たちの在り方は自分たちで決めるし自分たちの個人情報は自分たちに権利があるのだ。
Mastodonという非中央集権なSNSがある。プロジェクトはオープンソースで誰もがMastodonのサーバーをホストすることができる。このサーバーたちは相互に繋がることができるので違うサーバーであってもメッセージを送り合うことができる。
今回問題になったのは、Google Play上で公開されているいくつかのMastodon向けクライアントだ。これらのアプリはGoogleの主張によれば「ヘイトスピーチ」に関する内容を含んでいるため改善しろ、というものであった。クライアントはただサーバーにアクセスするだけである。ユーザーがアクセスしているサーバーにはGoogleが指摘するようなヘイトスピーチを扇動するようなサーバーがあるかもしれないが、それを理由にGoogleが該当サーバーをホストしている訳ではないアプリ開発者に対して改善をするよう脅迫するのは理不尽である。彼らのGoogle Chromeでもこれらのサーバーにアクセスすることは可能であり、ただクライアントがWebページを表示しているのとなんら変わりない。Googleの主張からすれば、彼らのGoogle Chromeも同様に取り締まられるべきだ、と言えてしまう。
今回の問題は既に一度議論されたことがある。Gabという極右コミュニティがMastodonを使ってMastodonを始めとしたネットワークに参入してきた。これを機にMastodon創始者のオイゲン氏はGabをサーバー管理者やクライアント開発者に排除するよう呼びかけた。サーバー管理者やクライアント開発者はGabをブロックしたりしなかったりした。サーバー同士で繋がることができると言っても例えば日本語と英語とで言語圏の違ったりと接点が無い場合はわざわざブロックする必要はないだろうということだ。またはサーバー管理者がわざわざブロックしなくともユーザーが各自に対応する自由な判断に任せるということもある。クライアントはただサーバーにアクセスするだけであるからハードコーディングによってそれらを排除するのはナンセンスであるし、この行動はユーザーの自由を制限することであるからやるべきではないという意見もあった。一方でGabにアクセスすることができることを理由にApp StoreやGoogle Play Storeからアプリを削除されてしまうのではないかという意見もあった。ただこの懸念はただのクライアントに対して合理性を持たないだろうと思われていたがその懸念が愚かなことに現実となってしまった。
さて幸いなことに今回の問題はGoogle Play上で起こったものである。Google Play Storeを使わなくてもAndroid端末にインストールすることができる。F-DroidやAPKの配布などインストールする手段は残されている。これがApp Storeでの問題ならば開発者とユーザーに残された生き残る手段はないだろう。
2017年頃にMastodonが注目された頃に比べて大きなメディアがMastodonを取り上げることはめっきりなくなった。国内で言えばITmediaがよく特色のある記事を書いていたが今では全く更新されることはなくなってしまった。mstdn.jp の管理者が変わったことの詳細な記事がITmediaから出ると期待しているが既に変更されてから2ヶ月が経とうとしている。仕方がないよね。Fediverseの思想がいくら素晴らしくても金にならないんだもの。金にならない話は注目されない。記事にする価値はない。世の中は金の話が本質的に価値を持つのか?
Mastodonに対するメディアの関心というは昔に比べて低くなったものの今回の問題はHacker Newsにて大きな注目を集めているのでメディアに取り上げてもらって大きな世論を形成していって欲しい。ITmediaはGabとMastodonについての記事を書いてくれなかったので期待することさえ無駄だろうが。
Subway Tooter blog - Playストアからの削除警告について - Subway Tooter blog
http://subwaytooter.hatenadiary.jp/entry/2020/08/29/113948
Google is apparently taking down all/most Fediverse apps from the Play Store | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=24304275
How the biggest decentralized social network is dealing with its Nazi problem - The Verge