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はてなキーワード: 解雇規制とは

2022-04-17

anond:20220408153149

情シスなんていう金を稼いでこない奴が、横並びでほぼ同じ月給をもらってるのがムカつくってはっきり言ったらどうだ

新卒一括採用年功序列終身雇用から当然なんだけど

解雇規制撤廃には反対するくせに、目障りな奴は目の前から消えてほしい、って言ってることが女と変わらんな

2022-04-16

解雇規制をなくせば給与が上がるとか配偶者控除なくせば景気は良くなるとか

本気で言ってるんだろうか・・・

非正規雇用が「新しい働き方」なんて本気で信じてた人かもしれないが…

2022-04-12

社内に暇人を作ってはいけないな

暇人最初自分暇人だってわかってるんだけど、

だんだん暇つぶしが上達していくと、いつのまにか自分は忙しい人だって思考になっていく。

自分がやっていることが暇つぶしだなんてことは絶対に認めない。

やってることになんの生産性も無いんだけど、自分毎日忙しく一生懸命働いているという認識になっている。

そこで「あなたのやってること意味無いよね」などと言った日にはもう大爆発ですよ。

から暇人は早くクビ切った方がいい。

解雇規制早く!!

anond:20220412083801

権利は拡大したい、でも既得権は手放さない、って誰でもそうしたい

労働者権利だって給料は上げてほしい、労働市場流動性は高くなってほしい、でも解雇規制終身雇用はそのまま、って思うでしょ

2022-04-02

anond:20220402102351

やっぱ解雇規制の緩和ですよ。必要なのは

給料ひと月分払うからあなた解雇ね。」

無責任に人を切れるなら、10年後の人件費まで考えて慎重にいく必要なくなるもんね。

2022-03-19

anond:20220318194433

1970年代に余裕ぶっこいて社会保障拡充し過ぎた

日本の厳しいと言われる解雇規制は元々成文法として存在していたものではなかったわけだが、同じく1970年代あたりから判例が蓄積されて出来上がってしまった

やっぱり上手く行き過ぎてた頃にその頃の人間人生上がって逃げ切るための保険をかけ過ぎたせいで後々新しいことが何もできない規制だらけ負担だらけの社会が出来上がってしまったんじゃないですかねえ。

2022-03-14

anond:20220314084318

雇用の流動化解雇規制の緩和が必要やで。

 

給料だけ無駄に高くて一番使えない中年男をはよ首できるようにするのが大切。

ここってわりと男の既得権益になってると思うからフェミちゃんもっと言ってほしい。

2022-01-27

[][][]

[共同所有自己申告税+フレキシキュリティー、解雇規制、アメリカ、デンマーク、ドイツ、イタリア、日本

負の所得税 - Wikipedia

ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A0%E3%81%AE%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E

イギリスの億万長者54人の資産合計は18兆9000億円であるのにもかかわらず、

所得税として納めたのは、わずか22億円ほどでしかない。

うち32人は所得税をまったく納めていない。

ttps://www.fben.jp/bookcolumn/2009/12/post_2376.php

英国高齢化社会への対応には富への課税を、シンクタンクが指摘

Tax wealth to pay for ageing UK population, says thinktank

ttps://www.theguardian.com/business/2022/feb/10/tax-wealth-to-pay-for-ageing-uk-population-says-thinktank



解雇規制不利益変更法理

信賞必罰

解雇規制 不利益変更 - Twitter検索

労働契約法

解雇

第十六条 解雇は、客観的合理的理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利濫用したものとして、無効とする。

ttps://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=419AC0000000128

労働契約法解雇規制、65才まで解雇は駄目よダメダメ法理

43年間(22才から65才まで)解雇が出来ないと、正社員は最小限しか雇わない。

それ以外は非正規社員契約社員派遣社員)になる。

解雇規制既存正社員特権を守る制度

解雇規制非正規社員契約社員派遣社員)を増やす制度

不利益変更法理によって給料を下げる事が難しく、解雇規制によって43年間(22才から65才まで)解雇が出来ないと、昇給は最小限になる。

結婚制度よりも雇用制度の方が厳しいのは法律おかしい!

夫婦慰謝料払って離婚できるんだから会社従業員解雇手当を払って別れられるようにしよう!

結婚制度、65才まで離婚禁止

43年間(22才から65才まで)離婚が出来ない結婚制度が有った場合、全体の正式結婚数は増える?

非正規結婚内縁関係)が増えない?

民法

七百十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者不貞行為があったとき

二 配偶者から悪意で遺棄されたとき

三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき

四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき

五 その他婚姻継続し難い重大な事由があるとき

2 裁判所は、前項第一から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情考慮して婚姻継続を相当と認めるときは、離婚請求棄却することができる。

不動産制度、65才まで不動産売却禁止

43年間(22才から65才まで)売却できない不動産制度が有った場合、全体の正式不動産売買数は増える?

非正規不動産売買(賃貸契約)が増えない?



日本企業の給料が低いのは、社員解雇できないから。「雇用」より「人」を守れ。

日本企業は解雇が難しく、なおかつ不利益変更と言って急激な給与の引き下げも難しいため、業績が悪化した時の事を考えて給与の引き上げには慎重にならざるを得ない。」

雇用調整を解雇ではなく低賃金や転勤、長時間労働で行っているのが日本企業ということになる。」

https://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Fblog.tinect.jp%2F%3Fp%3D51515

労働政策の基本は「人は守るが、雇用は守らない」

スウェーデン財務大臣 ペール・ヌーデル

スウェーデンはいかにして経済成長と強い社会保障を実現したか日本そして世界への教訓(第2回)

https://diamond.jp/articles/-/10654

2022-01-16

anond:20220116232217

ベーシックインカム実装されればそういうのを気兼ねなく切っていける世の中になるよなあ

まあそこまで行かなくとももちょっと解雇規制ゆるめて流動的にした方がいいと思うけど

2022-01-11

anond:20220111124302

ここでいう「従業員社員」というのは、パートタイマーじゃなく、プロパーのことやねん

パートにそんなことやらせると、次の日から来なくなっちゃいませんかね

最後の3人で0.1人分働くような形になっている

そういうプロパーを、他のプロパーサービス残業で穴埋めしている点が、根本問題やないの。

労働組合は反対するだろうけれど、本当に必要なのは解雇規制の緩和やな・・・

2022-01-08

零細企業だけど法律的問題ない形で従業員解雇するのめっちゃ大変だったぞ

日本解雇規制が厳しい」というのはウソだった件|弁護士ほり|note

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/horishinb/n/nac4d02824074



無断欠勤安全規則を守らないなど問題行動だらけの従業員解雇するのに社労士さんに相談しながらやったけど

半年くらい指導や注意を重ねたけど改善しなかったので止む無く解雇しましたっていう証拠を積み重ねてようやくだったぞ

フィクションみたいにお前はクビだー!ってのは絶対訴訟されたら負けるじゃん

今時従業員の方もネット知識持ってるから普通に争いになるから

モンスター従業員を雇ったばかりに大変なことになる零細企業おやっさんかいるぞ

極端な例だと半グレみたいなのに会社乗っ取られて殺された社長いたよな

2022-01-03

こいつ多分NTTじゃない

https://qiita.com/ntt_wo_bukkowasu/items/3653bd1a2f987b0989d1#3-%E7%AD%86%E8%80%85%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%AD%B4

いろいろ突っ込みどころが多いので一応突っ込んでおく

主語がでかい

まずNTT事業会社所属していたらそのグループの大きさがよく分かっているはずだと思う。

NTT東西ドコモデータコムとか書くと「まぁ5社ぐらいか」みたいに就活を始めた学生あたりは思うんだろうけれど

その5社の下には山のように子会社があるし、この5社以外の関連会社もある。

こんだけたくさんの会社社員がいるのでいろんな社員がいるし、いろんな上司がいるし、いろんな部署がある。

農業やってる会社もあればBLコンテンツ作ってる会社まで何でも揃ってる。

それを知った上で

NTTの闇を晒す

とか

NTTは〇〇だ」

とか、ちょっと主語が大きすぎて何のことなのかさっぱり分からない

北大無能しかいないのか」

主語がでかすぎるし、まぁそういう頭の持ち主なんだろうと思う

以下の指摘もあくま自分が見てきた範囲内での指摘なので、NTT全体がこうだという気は全く無いし、元記事のような部署があっても全くの不思議ではない

ただ、管理職に関する指揮系統はある程度統一されているのでそれほど違わないだろう、とは思う

パワハラには異様に厳しい

なぜかパワハラ関係には異様に厳しいので管理職はみんなビクビクしている

社員は投書が可能で、それは例えどれほど上役の人であっても情報共有されずに調査が始まる

周囲の社員聴取事実関係を徹底的に調べて非があれば一発アウト

まぁクビにはならないのだが出世レースからは退場となり閑職に就くことになる

本当にパワハラ合っているなら投書すれば良い

そんな上司はすぐに飛ばせる

転職しない社員はどの会社にもいる

そもそも転職するのに必要なのは能力ではないのだが、それは置いておいて

転職しない無能社員が多く見えるのは、市場価値より多めの給与待遇を得ているからに他ならない

どんなに無能でも給与が今の給与が安くて他の会社の方が給与が高ければ一定数は転職する

NTTはこの給与格差が非常に小さく、たとえノーベル賞級の発見をしたとしても給与ボーナスはさほど変わらない

評価連続で付くことも稀であるのと同様に低評価連続で付くこともそうそう無い(若手の間はそもそも評価が付かないクソシステムではある)

この格差の小ささから優秀な人は抜け、そうでない人は残るということが起きているにすぎない

ただこれは転職者が必ずしも優秀であることを指してはいない

解雇規制なんぞない

部下が辞めようが問題を起こそうが上司咎められることはまったく無い

犯罪を起こしても関与していなければ何も影響しない

ただ、退職されると単に部下が減り、代わりは補填されない

ところが3年もすればその上司部署異動になるのでせいぜい2年ほど耐えれば人が少ない状況から抜け出すことができるし

だいたい5年に一度は組織再編するのでどうにか問題は解消される

ちなみに本当に忙しい部署場合は人事に泣き付くとどうにかしてくれる

退職後の社員なんぞ興味が無い

ここが一番嘘くさい

退職後の社員情報収集なんてするわけがない

百歩譲って人事部情報収集することはあるのかもしれないが、人事関係を見ていない上司がそんなことしても意味が無い

ただこれもその上司人間性によってはやる奴がいるかもしれない

こういう人はたまにいる

なぜか退職してからも数年にわたって「NTTはこうだった」「NTTはここがダメだ」とかをネットで発信し続けるストーカーみたいな元社員がたまにいる

はてブでもたまに話題になる心がぶっとい人も数年に渡って文句を言い続けている)

普通に考えたら退職した会社ことなんてどうでもいいと思うんだが何か逆鱗に触れるのか思い出したかのように文句を言い続ける人がいる

多分この人も心の病か何かでいろいろと上手く行って無かったんだろう

それを上司が気にしたりしたことパワハラに捉えられているとか

飲み会の席で「そういやあいつって何してるの?大丈夫かな?」とかを同僚に聞いたのを「探っている!」とかに勘違いしてるんじゃなかろうか

心配しなくても誰も君に興味は無いし新しい会社で頑張ればいいのではないか、と思う

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 5/10

case3.C郎さん 

私がK市を退職する時点で係争中だった。判決はどうなったのだろう。もはやどうでもいい。考える価値もない。

彼は、当時40代後半の職員だった。建築系の部署で働いていた。働きぶりは有能で、能力評価ではどの項目も標準以上だった。

そんな彼が、なぜ問題職員だったかというと――性格だ。後に性格ではなく、脳機能障害一種であることが判明するのだが、とにかく苛烈性格だった。

キレたい時にキレ散らかし、毒を吐きたい時に吐き、暴力を振るいたい時に振るい、不謹慎なことを言いたい時に言い、不埒なことをしたい時に埒をあけていた。かと思えば、機嫌がいい時、常識的発言をする時、的確な助言や指示を行うこともあり、そのおかげか、これまでトラブルを起こしても小さい処分で済んでいたようだ。

ある年の春だった。

建築系の部署には珍しく、大学を出たばかりの女の子Sさんとする)がC郎さんの部署に配属された。ただ一人の女性職員だ。そのほかは男性である

の子の働きぶりは良好だった。10コ上の先輩(Aとする。男性。既婚)に付いて回り、仕事をひたすらに覚えていった。パワポの腕に覚えがあり、デザインセンスが抜群だと査定資料に書いてあった気がする。

精一杯頑張る子だった。愛想もいい。新人にふさわしい活発さで、気立てがよく、イベント研修会の仕事もそつなくこなした。仲間受けも上司受けもいい。花見などの親睦行事にもよく出ていた。

……年末になる頃だった。そんな彼女指導役だった10コ上の先輩であるAが、あろうことかSさんに手を出していたことが判明した。きっかけは人事課への匿名の投書と証拠写真(※こういう文書は大抵、職員からの密告である)で、隣の市にあるホテル街で手を繋いでうろつく2人の姿が写真に映っていた。

こうとなっては対応せざるを得ない。人事課の女性職員の付き添いとともに、Sさん面談室に呼んで話をしたところ――Sさんとの行為に及んだのは、Aと、Aの隣の席のBと、島の奥側に座っているD係長と、Bの向かいに机が位置するC郎さんの4人に及ぶことが判明した。特に、C郎さんは(状況は省略)無理やりにSさんとの事に興じ、埒を明けていた。

さて、どうしたものか。ここまでの不倫案件前例のない事態であるため、賞罰を扱ったことのある職員5、6人の間でも意見割れた(賞罰の扱いが難しい案件については、人事課以外でいい意見を出せそうな職員も話に入れる)。

結論を述べると、4人ともに厳重処分(全員、3ヶ月間の減給10%。D係長はそのうえ1ヶ月の停職。Aは僻地に出向。Sさん事務系の部署に異動。本当は免職処分にもできたが、替えの効かない専門職部署だったので考える必要があった)となったのだが、C郎の態度があまりに酷すぎた。

何を言ったかは伏せるが、反省の色が全くなく、Sさんを無理やり行為に誘ったにもかかわらず、「Sが悪い」「なぜ俺がこんな目に」「合意の上だろう」と宣っていた。

そんな彼が、半年も経たないうちに重大事件を起こした。

Sさんの代わりに来た年配の女性職員がいたのだが――ミスの多さに頭にきたC郎は、彼女の頭を分厚いファイルで殴打したのだ(いわゆるキングファイル)。

周りの職員がすぐにC郎を取り押さえようとした。さらにキレて怒鳴り散らすC郎を、その階にいた市民業者が冷たい目で見ていた……と報告書に書いてあった。

かにも、C郎は過去にもこうした問題行動(突然キレたり、非常識性的発言をしたり、ふてくされたり)を起こしてきたという。

この暴力事件指導面談の時のC郎は、上に述べた報告とはうってかわって物静かだった。やはり、その時々によって気分が変わるようだ。

「今回、C郎さんは傷害という罪を犯しました。過去に、何度も職員企業市民を傷つける発言をしていますね」

必要からやった。非常識でもなんでも、やるときはやらねばならない。嘗められたら負けである。本人を傷つけてでも、罪になることでも、組織のために必要なこともある」※私のメモには方言があったので、標準的言葉に直している。

「嘗められようと負けようと、人として不適切言動をしてはいけません。カチンときても我慢しないと。みんな見てるんですから特に私達は公務員です。公務員24時間法律を守って生きていく必要があります。水清ければ魚棲まず、といったことは組織にも当然あろうとは思いますが、今回のC郎さんはあまりにもひどい」

「わかってはいるが、現実はそういうわけにいかない。杓子定規に捉えるべきではない。後輩への指導として、やるべきことはやらないといけない」

「昔はそれでよかったかもしれないが、今は」

「どれだけ時代が変わっても同じだ。それに、私は実際に結果を出している。私が基本設計を手掛けた公共施設は5つ以上ある。十分K市に貢献している。建築弟子だって何人も育ててきた」

「今は関係ありません」

「なぜなのか? わからない人だ」

平行線だった。埒があかない。他の職員にも聞き取ったところ、やはり若手の頃から感情的不安定なところがあるようだ。

慎重に議論を重ねたところ、C郎に下された処分はA夫と同様の諭旨免職だった。依願退職しなければ懲戒免職処分を行う。だが、依願退職を受け入れれば年度末での退職を認め、退職金も満額出すというものだ。

C郎には、建築技師としてのキャリアがあった。民間でも使える資格を多数保持している。事務吏員場合は、この年で辞めることになれば当然露頭に迷うが、彼の場合再就職可能であると元転職エージェント視点から判断した。

C郎さんを切るべきか切らないべきか、幹部の間で幾度も話し合いの場が持たれた。が、これまでの不良行為があまりにも多すぎた。

C郎は労働組合に加入していなかったので、組合からの反発はほぼなかった。ただ形式的に、「職員に対する威圧行為であり、許容されるものではない」との文書での通知があった。

度々になるが、労働組合がここまで形骸化した組織であると知って失望することがよくあった。彼らはいつもそうだ。「当局は〇〇弾圧意図をもって」「〇〇攻撃には屈しない」「労働者がよりよく働いていけるための権利を」などと、いつも組合広報や定期総会で息巻いているが、実際に行動に出ることはない。

昔は知らないが、私が居た〇年間では、職員側への不利益変更(職員定数や給与の削減)を行っても強硬手段ブロックされたことはないし、彼らが出した申入書の要求事項をすべて拒否したとして、特段何も言ってくることはなかった。

繰り返しになるが、彼らはあくま政治団体なのだ。〇〇党などの上位団体献金を納め、メーデーといった形で政治活動への労働力提供し、そのほか票の取りまとめを行うことで自らの政治的意図を実現するための政治的アクターである

その機能の補完的な一部として、職員同士による互助的、連帯的な機能を有している。そのことをわかっている職員は、労働組合に加入しない意思を貫いていた。全体の2割ほどだったろうか。

さて、C郎は自分弁護士を探してきて、法廷で決着をつける道を選んだ。私が退職する時点で未決着だった。とっくに決着は付いているだろうが興味はない。

最後に、C郎がどうしてあんなに異常な行動を取っていたのか説明する。一言で表すと、『障害』だった。彼の異常行動は『性格』に起因するものではなく、(詳細説明は避けるが)脳の一部に異常があって、脊髄反射的にその人が思ったことを即、言葉や行動に移してしまう。そんな障害があった。だからミスが多い女性職員の頭をキングファイルで殴るといった行動を取ってしまった。

もっと早く言ってくれればよかったのに。

法廷ではなく、せめて面談の時にそれを告白していたら、こちらとしても配慮することができたのだ。私は、能力が低いという理由だけで職員免職処分を決めたことはない。能力があろうとなかろうと、仕事への意欲が皆無だったり、他者を傷つける言動を行ったり、組織にとって不名誉となる行為(主に犯罪)をしたり――そういった、能力よりも、もっと深いところに問題がある者に限って組織から駆逐する。それが私のポリシーだった。

蛇足1)

どれだけいい成果を挙げたとしても、違法行為ハラスメントをしていいわけではない。当人に起因する、組織に対するプラス効果によってマイナス効果相殺することはできないのだ。プラス3とマイナス2が併存することはあれど、相殺して1にはできない。プラスプラスマイナスマイナスとして在り続ける。

われわれはすべて、誰かが眼を開けてくれなければ、目を閉じて世の中を歩き廻っている傾きがある。

思考と行動における言語(1985/2/25) P.336


さて、私が新卒で勤めていた会社は若々しい社風で知られており、よくも悪くも調子に乗った社員がそれなりにいた。すでに時効と思われるので、当時の記憶をそのまま辿ってみる。

具体的な仕事としては、飲食店小売店飛び込み営業をかけて自社求人誌情報を載せてもらうのだが(追記:もうわかった人もいるだろうが、旧リクルートジョブズだ。問題のある行動が多い分社のひとつであり、近年同じく問題を起こしたリクルートキャリアとともに本社合併された)、契約条件の交渉の時に調子のいいことを言って相手を騙したり(上司と話をさせろと言われてもブロックする)、人事関係だと、面接を受けに来た転職希望者を鼻で笑って次の質問に移る(時間がないから早く切り上げたい)。そんな連中が同期に何人も居た。

十数年後、私が営業所長に昇進した時には、そういった連中は駆逐されていた。悪行は長続きしないことを30半ばにして知った。今でも肝に銘じている。だが、彼らは別の意味会社の役に立っていた。若手の営業所員が調子に乗った言動を取った際、その駆逐された連中の末期を語って聞かせることで、組織の癌の発生を抑止する役割を暗に果たしていた。

蛇足2)

C郎さんの裁判の結果は見ていないが、障害を抜きにしてもK市敗訴の線が濃厚だ。明らかに能力不足や人格に異常がある職員でも免職処分にすることは原則できない。民間における解雇規制従業員をクビにするのが「相当難しい」とすると、公務員場合は「不可能に近い」となる。

https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/452874/東スポ

橋本徹氏が大阪市長の頃に、勤務査定が著しく低い職員数名をクビにしたという記事だが、クビにされた職員が抗わなかったからできたことだ。職員側が何らかの事情で弱っていた、あるいは生きる力に欠けていたからできた。裁判に持ち込めば職員側が勝訴していただろう。それくらい公務員免職させることは難しい。

ではなぜ、こちらが負ける公算が高くてもC郎に対する裁判の道を選んだのか? それは、他の問題職員けん制するためだ。「C郎は度重なる指導にも従わず挙句の果てには傷害事件を起こして免職処分になった。あなたも同じことをすればこうなる」というメッセージを全職員に対して発したのだ。

これにより、問題職員の側にいる連中に対して――まともな態度で勤務する姿勢がない人間の末路はこうなる、馬鹿なことをすれば相応の顛末が待っていることを伝えた。

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/060600020/日経ビジネス

次は民間企業の例だ。数年前に㈱カネカという企業で労使の育休トラブルがあった。増田の諸兄なら覚えておられることだろう。

カネカ実例のなかった男性社員による育休取得を行うことで、マイホーム購入やわが子の保育園入園など、子どもを育てる準備を整えたばかりの人がいた。その彼に対し、育休復帰直後に地方出向(※彼は断った後に退職している)を命じたカネカネット上で袋叩きにあった事件だ。

上にあるのは、カネカ事件後に発したIRである。これを読んだハイレベル増田民の方々は、おそらくこう思われたことだろう。「これは現役社員へのメッセージでもある」と。

現役社員に対して、カネカは裏のメッセージを伝えている。「育休を取りたいなら取っていい。彼と同じ運命をたどる可能性はあるが」という、表にできない本音だ。

なお、IRの中味自体も信ぴょう性がないことに注意すべきだ。ここに書かれていることは、カネカの外部から確認できるものではない。カネカ内部の細かい部分の意思決定(男性社員への処遇理由など)は調査を受けてもバレようがないため、IRに嘘を書いている可能性もある。いや、外部から確認できない時点で嘘ではない。『カネカにとっての真実である

https://president.jp/articles/-/25254プレジデント新卒1年目で解雇された地方公務員の主張

地方公務員の例になる。今は有料記事になっていて途中までしか読めないが、要約すると、「四国にある本山町が、社会人適性の低い職員を試用期間で解雇した」というものだ。公務員のクビを切ることは普通不可能であり、この本山町も、「今しかない」と決死の思いで断行したのだろう。

裁判に訴えれば、この男性免職回避できたのではないかと感じる。試用期間においても解雇濫用法理が適用されるからだ。困った時に誰にも相談しなかったり、相談相手を間違えたり、相手の言うことを鵜呑みにすると彼のようになる。身につまされる記事だった。

2021/1/4 これ以下(約500字)を修正

参考先としたブログを書かれた方が、当項の内容が正しくないもの認識されていることがわかったため修正します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

この項の要約(抜粋)は次のとおり。

・〇〇商事とか、〇△重工とか、△△電工とか、誰もが知っている一流企業にあっても、上で述べた本山町のような社会的間引きを行っている。適性のない人間採用してしまった場合組織としての非を認め、当人退職を促す。

・K市の採用試験では、一流企業を辞めて試験を受けに来る人を疑ってかかる慣習があった。それも当然であり、採用後のハズレ率が7割を超えているからだ。たとえ一流企業出身であっても、社会的間引きに遭う人間活躍できるほど公務員業界は甘くない。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220519

2021-12-30

20年前の日本人政治社会認識

20年ぐらい前にテレビ一般的に語られていた、日本人日本の政治社会に対する認識一覧。

(1)物価が高すぎる(ゆえに消費が停滞している)。

(2)賃金が高すぎる(ゆえに企業経済活動を圧迫している)。

(3)労働者解雇規制が強すぎる(同上)。

(4)公務員が多すぎる(ゆえに財政赤字の深刻化を招いている)

(5)公共事業費が多すぎる(同上)。

(6)官僚権力経済規制が強すぎる。


こうした認識に基づいて「改革」をやり続けた結果、これが全部ひっくり返った、あるいは真っ赤な嘘だったことが判明。

(1)20年以上ずっとデフレ

(2)20年以上ずっと賃金水準が停滞し、先進諸国で下位に。

(3)もともと大企業以外の解雇規制無法地帯

(4)もともと公務員先進諸国で最も少なく、人手不足が深刻化。。

(5)災害多発国なのに、平均以下程度の水準にまで低下し、そこに大震災

(6)官僚人事権を掌握されて官邸の顔色を伺うだけの存在に。

2021-12-25

anond:20211225211917

解雇規制を保持しつつ、正社員化を企業に促進させることは無理なの?

はてブの主要な野党支持層はそういうのを求めてるんだけど…

2021-12-18

anond:20211218113457

解雇規制がすべて悪い

適材適所の考えでいくと、先にポスト必要な人数は決まってるんだ

そこからあぶれた人間を切る自由必要

あぶれた人間をどーにかこーにか他の部署で使えるように教育しなきゃいけないとか、企業負担重すぎやろ

2021-11-28

anond:20211128150349

で、派遣法20年で、成果でたのか?

賃金上がったか??

解雇は昔からしてるやん。

バブル崩壊から。てかその前から

解雇規制なんて、今も昔もない。

解雇予告手当を1か月払えば、いつでも解雇できる。

で、その解雇が正しいか正しくなかったか訴訟なんか実際、一般人が何年もしてる暇がない。

バンブーの、首をキレキレ発言自体社会的

問題で、政府界隈に20年居座っている事が

問題だと思う。

社会が悪い方向に行く。

anond:20211128141519

解雇規制反対派」が頑張れば頑張るほど、回り回って竹中さんの有利になってるというパラドックス

彼らって、実はパソナ別動隊じゃないのか?

anond:20211126172239

からないんだけど、解雇規制を緩めてバンバン解雇できるようにしてほしい派の人は、解雇されるのは若者だって知らないんだろうか。

誰得な話?経営者

anond:20211128092451

竹中さんの「解雇規制を緩和すれば、マージン払ってまで派遣を使う必要が無いですよ」は、正しかったな。。

anond:20211126172239

日本解雇規制が厳しく、大手企業では全く仕事をしない人もクビにならないかわりに、雇用保険書類手続きが面倒で給付が遅い。

こういう勘違いで語る馬鹿が多いだろ?

自己都合と会社都合の違いも分からんような奴がさ

会社都合の場合そく支給だよ

給付が遅かったのなら、それは自己都合退職だったんだ

それすらも、一か月前から告知しろだの、有給は使わせろだのあるけどな


https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/ShinHori1/status/1464477287869341704

このブコメでも勘違いしてる奴多いんだが

大企業リストラで辞めるってのは、早期退職から結構金額が用意されてんだぞ

中小だって会社都合での解雇を繰り返してれば労基に睨まれ


無知から自己都合退職しちゃった奴が、「うそだー!!」って言ってるだけよな

ぶっちゃけ弁護士立場でそれを是認するのもどうなんだ?って思う

どの弁護士も、日本権利が強いから、解雇合意するなって言ってるのに

2021-11-27

解雇規制ってなんとかならんのかね

だんだん偉くなってきてわかるけど、人を雇うって本当に怖いのよね

やべー奴を雇うリスクってほんとでかい

そういうやつと闘うと、今の時代法律バトルになるから

時間をかけて証拠集めていくことが大前提になり、戦いのためのコストがクソでかい

お気軽にクビにするのもされるのも嫌だけど、月給3ヶ月分のお金うからもう少し解雇を楽にしてほしいな

2021-11-16

anond:20211116210602

日本解雇規制では無能なだけでクビにしたりできないのであなたはクビになりません

その代わり嫌がらせをされて自主的退職するよう追い込まれます

嫌がらせ無視して居座るもよし、さっさと退職するもよし、です

ただしあなた無能自覚しているのであれば転職しても今より良い待遇になる可能性は小さいので居座るのが生存戦略上正しいです

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