はてなキーワード: 侮蔑とは
女がエロい格好をして練り歩いたらエロい女が愛している男以外、男の腕や足が粉々になって使い物にならなくなる時代になったら今のフェミニストのおばさん達の気持ちがわかるかもね。
こういうときは、男女を入れ替えて例えてみると、推測できることもある。
「ムキムキマッチョな男が練り歩いたら、その男が愛していない女は、侮蔑の視線を向けられ、不利益を被り惨めな思いをする」※理解しやすいように少し表現を変えている
元の文章の「エロい女が愛している男以外の男」の部分で、「男」の分類がどういう意味を持つのかわからなかったのだが、性別を入れ替えると「ムキムキマッチョな男は、自身が興味を持たない女を侮蔑している」的な構図が理解できてきた。
つまり、元の文章では「エロい女は、自身が興味を持たない男を攻撃している」ということだ。
元の文章は「男には、私達の気持ちがわからない」ということを伝えたかったわけだから、実際のフェミニストおばさん達は「エロい女は、自身が興味を持たない女を攻撃している」と感じているわけだ。
「エロい女が私達を攻撃してくるから嫌なの!」という、「女が女を攻撃する構図(男性は関係ない。武器の手段として登場するかも知れないが)」を男性にもわかってほしかったのだ。
そうなの?
多分違っていて、恐らくは「エロい女性が存在するだけで、私達は比較対象として男性から攻撃される」と感じているはずなので、元の文章の「エロい女が愛している男以外の男」の例えが適切ではなかったのでは。
いつも、同じ大学に縁のある人間たちが、隣駅の駅前ロータリーを汚していて、
恥ずかしい思いでいっぱいです。
さらなる学びや、芸術の世界への羽ばたきをたのみにしている人達です。
自分にとって彼らは、勉強はできるが社会に合わせない人、という印象です。
彼らを見ると、
そうした時、自分は、『何も見なかった』ことにしがちです。
という自分の考えが、
「多様性」の物差しで見たら古さや因習のくくりに入る考えなのだろう、
と分かりつつも、
でもそれが正しいよな?と
学びの豊かさが至上という人達の、
学びへの愛情や熱意や、
否定したくはありません。
彼らのそういうところを、
まあそういう奴だよな、と、
隣人として愛しています。
だからこそ、その人たちの前では、
「働くことは結局は悪なんですよ楽しいですけどね」というポーズを取るしかなくなります。
働くことはつらいけど楽しいと思っている自分を密かに殺しているような、
俺をこんな目に遭わせているのはこいつらだ、と相手を憎みたくなるような、
話は変わりますが、以前、その中の一人と、
彼は、不忍池の周りを意味もなく歩いたり、黙り込んだり、話したり、
弛緩ばかりの時間を共有してくれる、数少ない友人です。
自分の入館料を出そうとすると、彼は
と言いました。
それはあなたに奢られた訳では無いだろ
俺は入館料も払えず美しいものを無償で享受するような人間ではない
先輩らしさとは奢りのことなのか?
それをこの人に投げかけるのは俺の情が許さない
今日は楽しかった、この人が障害を持つことでこの先遭遇するだろういくつもの苦しみのひとつに、今日を加えたくない
「あ、じゃあ、それで…」。
美術館は印象的でした。
洗練された気持ちになりつつも、
胸の奥に何かが引っかかり続けていました。
その人と美術館に行くことはもうないでしょう。
働かなくても(公的な補助と親の支援で)生きていけるという人たちが、
でも変わりたいと思えません。
長くなりましたが、
そういう汚さを飲み込んで生きていくのが、
勝ちも負けもせず思います。
みなさんはどう思われますか?
はてなにいる表現の自由戦士一覧表(https://fubar.hatenablog.com/entry/2021/09/05/045823)が興味深かったので、表現の自由に関する各自のスタンスが分かりやすくなるよう質問を考えてみました。
「 1 Y 2 N 3 ? 4 Y …」みたいな形でブコメで回答しても良いですし、増田やブログで理由も含めて回答しても良いです。
自称・他称「表現の自由戦士」にも自称・他称「アンチ表現の自由戦士」にも答えてもらえると嬉しいです。
刑法175条(わいせつ物頒布等の罪)により、いわゆる無修正のアダルトビデオの販売は基本的にできません。このような規制は適切だと思いますか?
(現状の規制は適切だが、その上で、より広く規制すべきである、という考えの場合も、ここでは「適切だと思う」に含まれるものとします。)
名誉毀損行為は犯罪とされています。このような規制は適切だと思いますか?
いわゆるヘイトスピーチ解消法(注1)は「国民は『本邦外出身者に対する不当な差別的言動』(注2)のない社会の実現に寄与するよう努めなければならない。」という基本理念を定めています(なお、禁止規定や罰則はありません。)。このことは適切だと思いますか?
(そのこと自体は適切だが、より範囲を広げるべきである、又は、禁止規定や罰則を加えるべきである、という考えの場合も「適切」に含まれるものとして回答してください。)
ヘイトスピーチ解消法上の『本邦外出身者に対する不当な差別的言動』(注2参照)につき、罰則を定めることは適切だと思いますか?
日本赤十字社は、2019年、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』とコラボをしました。その際、単行本3巻の表紙に「センパイ! まだ献血未経験なんスか? ひょっとして……注射が怖いんスか~?」というセリフ等を加えたポスター(注3)を、献血ルーム内及び献血ルーム前に掲出したところ、一部から批判を受けました。このようなポスター掲出行為を禁止する法律を制定することは適切だと思いますか?
JAなんすんは、ラブライブ!とコラボしたパネル(注4)を設置したところ、一部から批判を受けました。このようなパネル設置行為を禁止する法律を制定することは適切だと思いますか?
あいちトリエンナーレ2019(「表現の不自由展・その後」を含む。)には補助金が交付されていました。この補助金交付は適切だと思いますか?
以下はおまけの質問です。回答はここまでだけでもかまいません。
(法学部以外の学部における教養科目用の教科書や芦部信喜「憲法」などのいわゆる基本書も含みます。)
(「ゾーニング」と言っても色々なケースが考えられるので、どのような「ゾーニング」を想定しているかも記載してください。)
※なお、私は表現の自由戦士一覧表に載ってるものではありません。
※回答が難しいというコメントがあったので質問を少し変更しました(9/6 19:40頃)
これでも難しいという場合、どこが難しいか教えていただけるとありがたいです。
※「相当である」が分かりにくそうだったので「適切である」に変更しました(9/6 20:14)
※憲法の本につき、念のためかっこがきの注記を加えました(9/7 9時頃)
(注1)
本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律
(注2)
同法2条において、「専ら本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者又はその子孫であって適法に居住するものに対する差別的意識を助長し又は誘発する目的で公然とその生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど、本邦の域外にある国又は地域の出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動」と定義されている。
https://www.moj.go.jp/content/001349430.pdf
(注3)
イラストについては以下を参照(リンク先画像はクリアファイルですが、イラストは同様です。)。
https://www.asahi.com/sp/articles/photo/AS20191029003200.html
(注4)
パネルの内容は以下を参照。
hokke-ookamiさんの記事、そりゃまんだらけが悪質な店なのはそうなんだけど……という感じだ。
オタクって、まんだらけを笹寿司みたいな店と思ってないんだ?! - 法華狼の日記
そもそも地上げ目的なの? という点があるわけだけど(1.中野ブロードウェイは個別の区画が分譲されていて全体を管理する人がいないので「その場所しか空いてない」が事実である可能性がある、2.当該店舗の位置が奥まったところにあるので、奥まった場所に置いてゾーニングしようとした結果たまたまファンシーショップの目の前になってしまったという可能性がある)、仮にそういう邪な意図がまんだらけ側にあったとして、ファンシーショップ側(というかファンシーショップを擁護する側)の対応があまりにひどすぎる。
「# まんだらけ禁書房撤退しろ」 に至る理由 - Togetter
禁書房の客層をなんの根拠もなく性犯罪予備軍であるかのように侮蔑し、生理的嫌悪感をむき出しにして排除を主張する人たちが大勢参戦してきたら、そりゃオタクとしてはまんだらけ側に付くわ。
もちろんまんだらけ擁護側にも口コミ荒らしとかやってるどうしようもない連中はいるわけだけど、特定店舗に対して撤退しろというタグを作って「twitterデモ」なんてしてるのは明らかにファンシーショップ擁護側だけだよね。
「せめて暖簾をつけてくれないかとお願いしたのですが……」という話なら「まんだらけ酷いな」ってなるけど、「他にも場所はあるでしょ。こんなのstrong discomfortでuncomfortableだよ。合法なのかもしれないけど本当にこんなことがあっていいの?」って言われたら「何様だよ。出店の自由はあるに決まってんだろ。先に共存の可能性を蹴っ飛ばしたのはお前じゃねーか」ってなるよ。
一度もまんだらけ側はファンシーショップ側に出てけなんて言ってないし、まんだらけ擁護側も基本的にはファンシーショップが出ていくべきとは思ってない人がほとんどだろう(「雰囲気にそぐわないから出てけと言うのならお前が出てけば?」という論は見るけど、それって相手の主張を反転させた皮肉であって本当に出ていくべきと思ってるわけじゃないよね)。なのにファンシーショップ擁護側は平然と「お前たちは出てけ」と主張してる(cf. anond:20210902221354)。もうこの時点で非がどっちにあるか明白でしょ。
もちろんファンシーショップ側の行動は別に間違ってないよ。自由な行動をしている相手を無理やりどかそうとするんじゃなくて自由に耐えられない自分が引き下がるっていうのは理性的な対応ではあるだろう。でもその責任は基本自分で負うべきで(自由さに耐えられないので撤退します、ってことだよね、要するに)、まるで自分が被害者みたいな書きぶりでまんだらけ非難を扇動するのは違うでしょ。
そもそも、過去にSpank! の店主さんはこんなこと言ってるんだよね。
Tavuchi「中野ブロードウェイは、今は男性のお客様寄りの商業施設なんですけど、この4階をもっと女の子が買い物しやすい空間にしたいと思っております! ガンガン女の子来てください! よろしくお願いします!」
別に男が多いところに女向けの店を出すのは商売の自由だし、ここは男のための場所だから女は入ってくるなと言うやつがいるとしたら性差別だけど、男の多い場所だと認識して女向けの店を出店しておいて「向かいのお店はこの場にふさわしくないと思いまーす」って言われたら、「何様?」って話になるじゃん。場違いなのはお前の店の方やんけ! 場違いな店を出店する自由も権利もあるけど、そういう選択をしておきながら他人を場違いだと非難する権利はどこにもないだろ。
まんだらけがまあなんというかお行儀の悪い(婉曲表現)企業であることは別に否定してないし、お行儀の悪さを批判するだけなら賛同したかもしれない。でも、まんだらけと対立する側が、客層や「オタク」を侮蔑し排除を煽動し行政まで動かそうとしているに至っては、一介のオタクとしてはまんだらけ側を援護する以外の選択肢はないです。笹寿司よりもっと悪いものが目の前にあるなら、笹寿司批判の優先順位は下がるというだけ。
「貧困の男性は友人関係も、同じ貧困の女性と比較して半分くらい」これを差し置いてなぜフェミニズムに責任を負わせるんだろう。結局は女性にケア役割を押し付けようとしてる。男性も対男性ケアを分担すべきでは。
まず「誰かと愛し合いたい」と「モテたい」は違うと思うのだけど。誰からも愛されなかった絶望の先が、飢え? 食べ物の話なら飢餓のあとに絶望がくると思うけど性は違う?/非モテが性的指向?(追記しまくり)
「女性が家父長に指図されず好きな人と結婚したいのは支配欲でしょうか?」愛するパートナーが欲しいという欲求と”女を獲得したことで社会への承認欲求を満たしたい”という欲求をすり替えて議論を進めてる
子供が産めないという一点で「なら無理」って散々男性に言われてきた経験から、非モテ男性も女性を選択してるのでは?って思うんだけどなあ、非モテの男性とも複数つきあったけど非モテの人ほど子供欲しがったよ
ここまで考えてるのに何で以前からある男性学を無視し続けるのだろう。なぜ男性学には興味を持たないのだろう。男性学ではだめな理由を今度書いてください
弱者男性が生きづらいのは女性のせいでなく社会のせい。なぜか社会を叩かずに女性を叩く。ここまで執着するのは異様。その社会形成には自身に巣食うマチズモも関わっているから社会批判を避けたいのだろうが。
この人のいう「モテ」とはなんなのか。一般的な女性が考えるモテとは異なっている可能性があるのでは。正社員の席と比較しているが、その「モテ」を女性は本当に必要としているだろうか。
すごい全く理解できない何が言いたいのかもわからない。。非モテ男性は責任転嫁する(容姿や環境のせいにしやすい)、他人と比べやすい、ってことだけは何となくわかった。男性の方が競争心強いからかなぁ。
私、非モテのデブスなんだけど、セクハラには結構な頻度で遭うわけ。それを「求められている」と言われても。あと「モテ」≒「愛されたい!」だと、他者の関与がいる。愛したい、なら、まあ自己完結できるよ。
「擁護ではありません」と念入りに前置きして長文で煙に巻けば誤魔化せると思っているのかもしれないが、フェミサイドの原因を女性/フェミニストに押し付ける非道な言い分でしかない。
誰からも愛されないってそんな特別なこと?なぜそれを受け入れられないの?自分が愛されないことはおかしい!という前提があるんじゃないかと思ってしまう。
筆者の書くとおりに加害がなくなったとしても「モテ」というものから自身が自身を解き放てないとこれらの問題は終わらないと思う。
大変なこともあるだろうけど男性同士でどうにかしてねという感想しかない。女性は女性で自分たちをケアしたり身を守るので精一杯なので。
わかるとこもあるけど、並べ立てた「女性が性的に求められやすい」証拠は、「女性は性だけを目的に人格を無視する侮辱を受けやすい」証拠にもなりうる。非モテが喉の渇いた人なら、泥水を始終かけられてる人もいる
弱者男性が傷ついた妖精みたいな言い方してるけど、彼らが持つ加害性をないことにしてないか?あいつらが女にTwitterではものすごいセクハラパワハラ嫌がらせグロ画像送ってるの皆知らないんだな…
女性の容姿についてさんざん好き勝手をいっておいて、自分が容姿のことをいわれると死ぬほど傷ついてしまう人たちが「非モテ」の多数派と認識している。よってまるで支持できない。
「恋愛」の「権力勾配」を直視できないフェミニズムって存在価値ないよね。というかフェミニズムが最も逃げている部分。提示されると男性性とかホモソを言い訳にして責任から逃避する。
女性の恋愛は妊娠や一度受け入れた後の暴力、別れに逆上され殺される等身体的なリスクが高いことも踏まえて考えてほしい 侮蔑や嘲笑は止めるべきだけど、普通に接すると恋愛と勘違いされてリスク上昇する難しさも
女性が受けている不平等な扱いや蔑視、現実に起こった暴力を、男性の「モテナイ」と同格に語るのはなんで?「モテたら」男女平等で公正だ、という話なの?ジェンダーによらない平等な権利の話をしてるんだけど...
女性に相手にされない医者が集団強姦した事件あったけど、セックス以外に楽しいと思える趣味を見つける努力してくださいね。オツムが弱いからセックス以外に楽しいと思える趣味が見つからないのかな?
「相手を人として敬意を払う」というのは他人と親しくなる(相手に理解してもらう)ための本当に最低のラインなんだけど、最後まで読んでも女性に対する敬意が微塵も感じられないよねこの文章。
モテたがるのは別に良いが非モテは差別!女は特権階級!という言説は在特会と同レベル。ストーカー被害者も強者になる弱者男性論はカルトだね。非モテ女性を晒してこき下ろす男性がいる以上、彼女らにも救済はない
「フェミが力を持つ前インセルは静かだった」んな訳ない、普通のマチズモ同様女性を見下して当然の世情では区別つかなかったに過ぎない。事件に抗議するのを弱者男性差別扱いしてる層が多いのに"中立になれ"っても…
https://note.com/mefimefiapple/n/n50c3e50dff11
およびブコメ
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/mefimefiapple/n/n50c3e50dff11
これを読んだとき(特にブコメフェミ側の怨嗟の声)、何を見出すかだよな
特に面白いのが、「侮蔑や、それらに伴う加害をやめね?」って提言に、「くぁwせdrftgyふじこlp」みたいになってる奴らの多くが、反差別だったり、フェミニズムを標榜してる点な
あいつらマジで、「私は差別とジャップオスが嫌いです」を地で行くからな
正義の暴力が許される社会的に正しい弱者って気持ちいいんだろう
俺には実にクソみたいな未練がある。お前らにはあるか?
未練。
それも。ログインもできなくなったソシャゲのトップ画面を、それでも一日一回は習慣のように開いてしまうとか、そういうバカみたいな未練。
そのソシャゲ専用のブラウザをスマホの容量が足りなくなってきても消せなくて、機種変したのにまた入れなおす、みたいな。
それで今日もログインボタンを押しかけてどうしても押せなくてブラウザ閉じてでも気づいたらまた同じ画面の前でためらって、こんなことに時間を使うなんてそれこそバカがすることだって思うのにやめられなくて。
やめられないままもう1年も経ってしまった。
俺は、きみを愛しただけだった。
なのにどうしてきみと一緒にいられなくなったんだろう。
俺の愛したきみはとにかく、残念な、と言われがちな人だった。俺からしてみれば、きみに何も残念なところなどなかった。
きみはただ、自分を隠すのがうまかっただけだ。親しみやすく抜けたところがあるように見せかけて、その心の内側に確固たる信念を秘めていただけ。
けれど、ともかくユーザーの多くに残念、と言われることが多かったのは事実だし、本当に惜しんでくれるユーザーもいたとは思うが、その大半が嘲笑を含んでいたものだったことは俺の被害妄想ではなかったはずだ。
なにせけして長くない歴の中で、団を何度も辞めることになってきた。全て同じ理由でだ。
きみを嘲笑することがまかり通っている場所にいるのが、嫌だった。
それでも、すぐに辞めたわけじゃなかった。3回は耐えた。だいたいいつも4回目くらいで団長に事情を話して自分でも苦言を呈しては周りに笑われたり馬鹿にされたり嫌な目で見られたりして、それからしばらくして、辞める。
そういう辞め方を少なくとも5回とかしたくらい、きみは大多数のユーザーからすると玩具みたいな扱いをしてもいいものだと思われていた。いや、ユーザーだけじゃない。
たまにストーリーに出てきてくれた時、個別ストーリーの時の、選択肢だとか。あるいは番外の漫画だとかでの表現を見るに、きっと運営からも雑に扱っていいくくりにいれられていたんだろう。オタク特有の寒い悪ノリに悪ノリが重なる流れのせいで、それは年々悪化していたように思う。
俺だって別にきみを過剰に褒め称えてほしいとかそういうわけじゃなかった。ただ、そっとしておいてもらえたらよかった。ヨゴレ扱いされてほしくなかった。そういうキャラクターでしょうと言われたって、きみが何でもないことみたいに笑ってみせるのが得意だからって、馬鹿にされたり無碍にされることに慣れてほしくなかった。
俺の大事なきみだったから、せめて俺にだけでも、大事にさせてほしかった。せっかくのきみの個別ストーリーで、きみを貶めるような選択肢を自分が選ばざるを得ないのはつらかった。どんぐりの背比べみたいな選択肢の中からどれが一番きみを傷つけないか苦心して苦悩して選んでも、結局きみを傷つける人たちのひとりになることしかできなかった。
いっそスキップしてしまおうかと思った。でも、どれだけ苦しくてもきみを見ていたかった。
自分のことを少しも話してくれないきみのことを、少しでも知れたらといつも必死だった。笑いかけてくれないか、きみが名前を呼んでくれやしないか。いつだって浅ましく期待してもいた。
そうだ。俺は、いつだってきみに笑っていてほしかった。振り回されることも名前を呼ばれることもからかわれることも、何より幸せだった。そういうささやかな幸せで十分だった。
俺の、愛しいきみ。
きみは誰より強かった。うつくしかった。そして、俺にとっては誰よりも可愛かった。何よりも尊い人だった。世界中の無辜の人々のためにそのちからを揮おうと決めて立ったきみが、ずっと眩しくてたまらなかった。
まばゆいきみは空に輝く太陽のようで。あるいは満天の星そのものだった。
いつだってあんまりきらめいていて真っ直ぐだから、汚して引きずり落としたい人間がいるのも理解はできた。
理解ができたとしても、納得したことは一度だってなかった。嘲笑も侮蔑もきみに相応しいわけがない。
そうやって不満とか悲しさとかが燻る日々が続いていた。
周りでも憤って、あるいは呆れて辞めていく人間が何人かはいたように思う。思う、っていうのは、あの時の俺は後から考えると全然正気じゃなかったので周りのことなんか正直よく覚えていないからだ。
きっかけ自体はイベントの調整についてだった。俺はその調整が示した運営のユーザーに対する姿勢を知ってから、何かの糸が切れたみたいにゲームに対する気力を失った。
毎日馬鹿みたいに真面目にしていた周回も日課もしないで、ずっとずっと考えていた。
俺のこと。
きみのこと。
どうして俺は大多数のユーザーのひとり、になれなかったんだろう。俺が運営から見たときに客として多数派の層にいたら、もしかしたら送ったご意見が受け入れられたりすることがあったんじゃないか。
だっていわゆるメインターゲットに愛された人たちはきみみたいには扱われなかった。たとえ笑われたとしても貶めるようにではなかった。彼らの強さは余すことなく語られて、周りの人々にだってきちんと大事にされていた。ユーザーの大多数にだってヨゴレ扱いされたりしない。貶めてもいいものだなんて思われて踏みにじられることもない。
俺がメインターゲットじゃなかったから、きみは大事にされないのか。
けれど、俺と彼らの愛に何の違いがあるんだろう。
きみを愛していたから、なるべく最速で最終まで開放したつもりだ。
だからか、いつだったかお前のランクと歴で最終まで終わってるのはキモイと笑われたこともあった。別にキモくてもよかった。
満天の星であるきみがもっと、誰よりも輝けるようにってその為ならなんだってしたかった。だから周回だって天井だってなんだってしてきた。新規衣装が出たときは5垢つくって衣装買ったし相性がよさそうなキャラが出たら天井を叩いてだって手に入れた。いつだってきみをなるべくフロントで出せる編成を考えて少しでも使用率を上げようとして、だからもちろん久遠だって一番にあげたけど、そういうことが全部全部無駄なことでしかなかったと突き付けられたような気持ちだった。
どうやったら、きみのために何かを成せたんだろう。きみを大事にできたんだろう。
自意識過剰だって笑われて当たり前、自分だってわかっている。自分ひとりの行動が運営に対して影響を与えるわけがない。
けれど俺は今もどこかで思ってしまう。
愛が報われないことも勿論悲しかったけれど、きみが報われないこともずっとつらかった。
きみに報われてほしかった。たとえきみがそれを望まないとしても。
俺は結局、きみが理念を語るのを愛せても、きみが語る理念は愛せなかったな。
俺はきみが生きていてくれたらよかった。世界の敵になんかなってほしくなかった。きみが築いてきたすべてなんか俺はいらない。思慕も敬愛も親愛も全部全部きみに向けられたままであってほしかった。きみに成り代わりたくなんてなかった。他の誰よりも、きみに報われてほしかった。
そうしてできたら、叶うなら、傍にいて笑っていてくれたら、それでよかったのに。
あの日から俺は気力を少しずつ失って、きみの為に何もできない自分の無力さに嫌気がさして、目標も見失った。
数少ない友人たちも他ゲーに流れていく日々の中、いつの間にかログインすることさえできなくなった。未練だけ、みっともなく残したまま。
今日だって、結局何度も何度もためらって時間を無駄にして、それでログインできないままなんだろう。
ごめん。弱くてごめん。きみの望むような強い人であれなくてごめん。
きみを愛しただけだったんだ。
嘘だ。
俺は、今でもやっぱりきみを愛している。
シエテ。
きみだけを。
今も。
これからも。
ずっと。