はてなキーワード: cccdとは
https://togetter.com/li/2240451
少し前はこんなの
https://togetter.com/li/2229705
こちらの話題。残念だが少なくともデータ上は一切そんな傾向はない。日本企業は漫画ビジネスの電子化に真剣に取り組み、大成功している。
集英社、直近も増収
https://www.shinbunka.co.jp/archives/5822
https://gyokai-search.com/3-hon.htm
利益ではなく売上が単純に増えており、どこかで食いあっているというよりは、業界全体が好景気と言ってよい。
2019年の運営者逮捕の後、わかりやすく売上が増えている。違法アップロードコンテンツは相当な悪影響があったと言える。
https://shuppankagaku.com/statistics/mook/
その穴をアプリ、ウェブでカバーできているのは大きい。自社内広告との相性がよいのも相乗効果を産んでそうだ。
売上が増えているということは、本がもっと売れていることを意味するだろう。これは普通に考えれば新規顧客を掴めている。紙から電子への単純置き換えだけではこの動きは考えにくい。そこで思い当たるのが、ジャンププラス等のチャレンジングな作品群が客の誘引に一役買っている可能性だ。紙媒体ではトップクラスの作品しか掲載できないところをウェブでは比較的敷居を低く展開できていて、そこに今までは来なかった客層が集まっているのではないだろうか。
さて、それをふまえて。
この件は悪名高いCCCDがまずは浮かぶだろう。ただ、不正対策を何らかしないといけないのは、寧ろ漫画村が良い例として示されており、この後メジャーとなる個人リッピング用途への阻害要因となったのでやり方自体はあかんかったとしても、防ぐ行為自体を悪手とは言い切れないだろう。
あと、そもそも漫画出版はコピーへの対策がほぼ取れないので、同じ轍も何も違うアプローチを取らざるを得ないという背景もあるね。
日本の音楽業界もCDという物販以外を検討した経緯はある。例えばレコチョクやLismoといったサービスである。音楽業界は元々が電子機器再生前提なので、寧ろ電子化への対応はかなり早いほうだ。音楽業界は寧ろよい轍(?)。
ただ、このサービスがCDの売上を食ったというデータはない。そして、より一般的にCDがmp3やアップルミュージック含めたダウンロードコンテンツに置き換わった事実は残念ながら存在しない。
https://www.economist.com/graphic-detail/2019/10/18/the-strange-revival-of-vinyl-records
なんと、CDから電子販売の置換え以上に、両方合わせて音楽がコンテンツとして売れなくなってしまっている。そして、その理由を電子への置換えと仮定しようとしても、CDの減少のタイミングがあってない。これは、音楽コンテンツそのもののシュリンクである。従来有名ミュージシャンが歌えばミリオン、みたいな世界だったが、そんな事例が急減したことからもわかるだろう。カラオケ隆盛を越えた、レンタルで十分になった、少子化、他の嗜好コンテンツに客を取られた等言われてるが明確に一元的な理由は探しきれない。
その傾向は元々出てきていたが、止めとなったのはストリーミングサービス。シンプルに音楽を買うという文化が低下していったと言ってよい。
ここから言えるのは売り物がCDかmp3かは関係ないし、日本の業界がうまく電子化商売(notストリーミング)出来たとしても残念ながら太刀打ちは難しかった、時代の大きな流れだろう。
日本はiPodに負けたという言論があったりするが、そういう意味ではオーディオメーカーともかく、音楽業界は特段問題なかった。当時はまだまだダウンロード購入志向には早く(結局はCD市場には程遠い結果でもある)、リッピング元は結局はほとんどCDだったはずだ。それよりは、やはりストリーミングの影響がえげつない。
日本音楽業界は多分ここが一番マズッたところ。今のミュージシャンは音楽コンテンツそのものの売上は期待できないため、YouTube公開したり、spotify登録して利益を上げてたりする。ショバ代をみすみす支払って。ここが日本企業としてはレーベルの垣根を越えてでも、独自サービスを作ってでも入るべき領域だっただろう。
そして、コンテンツ売上が下がった時に音楽業界が取った手段は、ライブイベントによるマネタイズ。それはコロナ禍で大打撃を受け、逆に出版業界には追い風に。可哀想なところも無くはないが、音楽の売り方に向かい合わなかったツケが回ってきたとも言えそうだ。
以上を考えると、出版業界は同じ轍は踏むまいとプラットフォームビジネスを展開し、成功しているとわたしは思うのである。いやよくやってるよ。
あと、出版業界は版元と卸(≒閲覧サイト)とでクロス売り出来てるのも強みかと。コンテンツホルダーがkindleに限らずコミックウォーカー、自社アプリ、その他諸々に併売しているのでPF同士の競争にもなり場代を吸い取られにくくなってるし、逆にお店、つまりは販売する機会が多く作れている。これは音楽レーベルは多分できてないよね。
現状認識として
「画風再現・キャラクター再現LoRAは一定以上(例:RTX3060以上)のスペックの個人のパソコンで作成が可能」
という事実を知っていればコントロールが困難であることは自明だと思うんだけど
それらを違法化したとしてどうやって取り締まるの?アルコールよりも簡単に生成流通が可能なものなのに…
商業利用を違法化するのならまだかろうじて可能かもしれないけど個人の利用のコントロールは事実上不可能でしょ。
つまり今行われている個人による学習ファイルの配布やAIを悪用する個人を取り締まることはできない。
それらを使って商売をする奴は抑止できるけど、今までの議論を見ているとそれでは全然満足しなさそうじゃん。
AI規制派の人の話を見ているとあらゆる状況で学習するかどうかをコントロールしたいという意見ばかりが出てくる。
学習を阻害する技術も発表されてるけどこの手の技術がいたちごっこであることはCCCDの件で痛いほど理解していると思うんだが…
モンスターファーム でCDメディアのことを円盤石と呼称してたな。ps2版だとDVDになったし。CCCDは2003年くらいにただの円盤って用例が。売りスレを遡って見たけど、初出はわからんけど2011年頃には円盤=BD・DVDと呼称しみんな使ってたな。まどマギくらいからオタクの間で一般的な言葉になったってことだと。まどマギが大量にオタクを生み出したことに起因すると思う。
@oricon_anime_
公式Twitterで告知 続報は追って発表
https://oricon.co.jp/news/2249855/
TVアニメジャンル作品として円盤の初週売上が今年度最高を記録したヒットアニメ。
#リコリコ #リコリコ続編 #リコリコ新作 @lycoris_recoil
https://twitter.com/oricon_anime_/status/1624378508343656449
オリコンがツイートの中で「円盤」という単語を使用していた(なおリンク先のニュース本文では使用していない)。この「円盤」という単語はオタク界隈ではあまりに一般的になりすぎているが、テクニカルタームではある。
試しにGoogleニュースを「円盤」で検索してみると、以下の用例が引っかかった。
8LOOM、全国ライブハウスツアー『君の花になる“Let’s 8LOOM”TOUR』の円盤化が決定
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/b5680d3d41862196b964c840e29298e9adc12eb5
マームとジプシーが2作品「Light house」「cocoon」の円盤化のためのクラウドファンディングを実施中!
ttp://enbu.co.jp/kangekiyoho/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%8C2%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%80%8Clight-house%E3%80%8D%E3%80%8Ccocoon%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%86%86%E7%9B%A4%E5%8C%96%E3%81%AE/
突然もたらされたビッグニュースにファンからは、「これでまた…生きる理由ができた…」「これは見て円盤もきたら即購入待った無し」と膨らみすぎる期待にぼうぜんとしたという声や
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/c2844f67c56e107241cc39d974100b213ed6c579
「円盤」の過去の使用例を探るためにツイッターで過去ツイートを検索してみる。
"円盤化" until:2012-12-31 - Twitter検索 / Twitter
2012年時点では当たり前のように使用されていることがわかったので、これを1年ずつ時計の針を戻してみる。
円盤化早すぎ RT @biccamera_com: 『劇場版 機動戦士ガンダム00』がBlu-ray&DVDで登場!予約受付開始!舞台はTVシリーズより2年後の世界。刹那・F・セイエイたちガンダムマイスターはついに最後の戦いへと出撃する! http://bit.ly/90XbRw
ttps://twitter.com/Shintaraoh/status/28380388273
2010年時点においてDVD/BDを「円盤」と呼んでいる人がいたことが確認できる。
ぎゃっ!!じぇじゅゆちょサンリオ円盤化決定ー(万歳三唱)!!!
ttps://twitter.com/snow_cherry/status/2780339297
むくむく。おはようございます。SEGA メガCDが12年前に発売された日とかで、このへんを境にゲームソフトの円盤化が進んでいくわけですね。「メガCDで一番のお気に入りは?」と聞かれると「ナイトストライカー!」と答えますが、実は「タイムギャル」の方が好きだったり...えへへ。
ttps://twitter.com/honeybear360/status/1052340814
「円盤化」で引っかかった最古のツイートは以上の2つだが、これはそれぞれCDとゲーム用ディスクを指している。
今月からけいおん!の円盤が発売されるよ ・゜・(ノД`;)・゜・
ttps://twitter.com/nukozawazawa/status/2416776242
いろいろと検索ワードを工夫していたら以上のツイートも引っかかったが、これがCDなのか映像メディアなのかはわからない。
いずれにせよ、ツイッターを調査した結果、2010年までにDVD/BDを指すテクニカルターム「円盤」の使用が始まったのは間違いないだろう。
ところで2000年代にはCCCDを指して侮蔑的に「円盤」と呼ぶ用例があったらしい。これはCCCDはCDの規格から逸脱しているため、CDと呼べる代物ではなく、ただの円盤状の物体だというニュアンスが込められていたようだ。
CD で定められている規格(通称「Red Book」)から逸脱していることより、CD としては認められていません。「CD」という名称で販売するのは消費者を紛らわせる商標(?)であるとの批判もあります。私は CCCD に対しては「円盤」という言い方が気に入っています。
もしかしたら円盤メディアを「円盤」と呼ぶようになったのはPC界隈発かもしれない。
D300発売記念のCapture NXをダウソするかな。本体付属の円盤には収録されていなくて,トライアル版をダウソ→同梱の紙のプロダクトキーを入力 というかたちなのね。Mac OS X版も用意されているあたり,一般人のことを考えているなぅ…
日本語圏におけるツイッターの普及が上記ツイート以降ということもあって、ツイッターではこれ以上の遡りは難しい。
そもそもDVD/BDあるいはCDメディアは形状としてまずもって「円盤」なのであって、ツイートのなかで「円盤」という単語が出ていても、それが形状を指しているのか、メディアそのものの代替語なのか判別しずらい。
われわれ本職は当然ですがリバースで他人のプログラムでかつ権利もなくプログラムを次の世代には教えたりはしません。
きちんと業務を通して、権利のあるプログラムで教えていきます。
akiraaniの日記: JASRACがMIDI文化をつぶした論について歴史からひも解いてみる
https://srad.jp/~akiraani/journal/568446/
https://togetter.com/li/1009875
https://togetter.com/li/1009921
結局JASRACを支持?ネットに広がる噂の真偽を検証してみた【まとめ】
https://yuk717.com/archives/4120
https://rainbowsound.cafe/2016/06/29/jasrac-shock/
http://www.nax.ne.jp/~rider/cho/cho.html
どう言い繕おうとしても当時JASRACの影響でMIDI界隈が衰退したのは事実として存在するでしょうに。
ガラケー時代にお手紙来た人もいるのは事実だし、その話が広まった結果、二次的に公開を取りやめたり、作成を止めたりしたのは事実としてあるのだけどね。
今やスマホで一般層までネットが広まり、もうCCCDやrootkit騒動すら知っている人も減ったから、この手の話を流言と言う事にしたいのだろうなとは思う。
(こちらはほぼ黒だが)flash時代にもこの手の類似した話はよくあったからね。
しかしこう言うのを見るとこの手の著作権界隈の規制に賛同する人間や擁護する人間って上から下まで腐りきっているなとは思う。
上は上でパブコメで賛成意見を水増ししたり、意見誘導をしているね。
どうせこれもこれ以降のレッテル貼りや歴史修正やなりすましや自作自演で無かった事になるのでしょう。
漫画家も漫画家で当事者同士でやるべきであり、それで代案として裁判の方の改正案を出されたのにそれを蹴って、先にあの様な関係ないユーザーを巻き込むばかりのダウンロード違法化拡大やリーチサイト規制をも含んだ、著作権改正の音頭取りや短いスケジュールでの会議で強行までし始めたしね。
ゴミを受賞させるな
こういうの
「じゃあどういうのがゴミじゃないの?」
この問いかけにほぼ返答がないんだよね
他人を理由なくdisるひとは自分が褒め称えるものや好きなものはいえない
同じこといわれるしそれで話が終わるから
つまり限りなく生産性のない自己満足させるためだけの世界のリソースを無駄に削る悪辣なもの
あ、まえに一度、同じパターンで実例をあげたのをみたことあるなあ
CARNATIONというロックバンドがCCCDのシングルを出す出さないで炎上してたのですね
昔はオフィシャル掲示板とかレコード会社の掲示板とかありましたよね
CARNATIONはダメだ→じゃあなにがいいんだ?→の問いにTHA BLUE HERBとね
ラップのひとね
これにはTHA BLUE HERBのひとやファンもみんなもらい事故だったね
だって、THA BLUE HERBのひとやそのファンは他者のファンサイトの掲示板にのりこんであらすような阿呆だったってことになるし
ただ止めた段階で「ゴミ」と思ってないものを思い浮かべてるわけで
その時点で上記のTHA BLUE HERBファンと同じでそのファンは**をゴミと思う阿呆なんだなと
あなたのなかではできあがるのです
つまりまあかんたんにいうとそういうレスはしないほうがいいっすよと
対戦ゲームなんか下手くそに合わせて手を抜いていると本当に下手になりがち
そして死にます
お互いに嫌な思いせずに
ユーザー(客になりえる人物)を初めから犯罪者(泥棒)扱いしている所だと思うんだけどね。
そりゃ表現の自由や言論の自由や知る権利とか色々な面もあるけど、これが一番の理由だと思うよ。
ぶっちゃければこれインターネットの仕組みを理解したら、誰しもが犯罪者にされかねない代物だってのは当時から指摘されていたからね。
そもそも本来はアップロード者と既存利益側のこいつらの問題に第三者であるユーザーが巻き込まれる事自体おかしい事だしね。
そりゃ誰しも突然犯罪者や泥棒扱いされたら、普通は切れるでしょと。
そもそもこれ自体あの音楽業界や映画業界がごり押しで推し進めて強行した代物だしねえ。
あそこの横暴さは当時のSONYのrootkit騒動やCCCDを見ても判る事だけどさ。
商売している傍ら客を泥棒扱いしていたからそりゃこいつら衰退するのも必然だよ。
>赤松氏「私の単行本も翌日には全世界にばらまかれてる」海賊版サイト対策でヒアリング
>https://www.bengo4.com/c_23/n_9557/
だからこれ漫画家いきなり賛成しだしたら、今度は漫画界隈や出版自体炎上する可能性があるんだけど、その辺理解しているのだろうか?
多分してないだろうなあいつら。
赤松先生の漫画が今も流れているのか、そして需要があるかどうかは知らんし、調べる気もないけど。
ぶっちゃければ、国や政府は理由なんてどうでも良くてネット規制を推し進めたいと言うのが本音なのは日本や世界の流れをみてもわかるしな。
それでネット規制が先にあって、理由が後に来るからとんでもない代物がでるのよ。
しかしこれ見ていると当時のオタクが犯罪者予備軍扱いされたりとか、昨今の年寄りが自動車事故の原因で持ち上げられて、ある意味犯罪者扱いされたりするのとかと根本の問題は似ている様に思ったりもするよ。
ただこれをやらかして場合、大多数に喧嘩を売る事になるからその界隈や団体は大抵碌な結果にならず、衰退や壊滅的被害を蒙ったりするもんなんだけどねえ。
不特定多数の一般人を巻き込むってそう言う事なんだけどどうも理解していない人が多い様だ。
そういうものが出てきて無料が当たり前になってきているのは時代の流れなので絶対に止められないと思う。
今無理矢理試行錯誤して止めたって数年後にはそうなるので無意味。
音楽だってCDを買っていた時代に「パソコンに取り込む」という行為をするひとが出てきた。
そこでエイベックスなど大手のレコード会社はコピーガード(CCCD)という手段をとった。
CDを買ってもPCで音楽を再生することが出来ない技術を取り入れたのだ!
今聞くと、はぁ?ってなる。
意味わからん。お金払ってCDを買ったのにPCに取り込めない。
そうやってエイベックスはPCへのインストールを阻止しようとしたけど、結局時代の流れには逆らえなかった。
時代は変わる。どんどん変わる。
どうせ変わるならさっさと無料化の流れを受け入れて、その上でどうやったら消費者がお金を出すのか考えるべきだと思う。
自分の足でどこかへ出かけて、何かを体験し思い出にすることにはお金を出す価値がある。
それを音楽や漫画ベースでやるとなるとライブやイベントになってくるかな。
もうすでにだいぶそういう時代になってきてるけど。
今月初め、家の近くのTSUTAYAで初めてDVDを借りて、その時に手持ちのTカードを(レンタル機能のあるやつに?)更新してもらった。
その時についでに住所変更の手続きをしたら、「現住所の確認できるものを」と言われた。
保険証を出したら「保険証では駄目だ、自宅に届いた郵便物とか他のものを持ってきてくれ」と言われて、保険証が駄目なのかーと思いながら帰った。
そんなことをすっかり忘れて、今日DVDを借りに行ったら、「現住所の確認ができるものを持ってくるまでレンタルはできない」と言われて、今帰ってきたところ。
完全に忘れてた私が悪いんだけど、思い立って家を出てふらっとTSUTAYAに行ったらこのざまだったので、若干へこんでいる。
まあ確かに、保険証って免許証よりは身分証として弱いし、借りパク対策に確実に住んでると分かる住所じゃなきゃ駄目なんだろうな、と想像する(光熱費の請求書とか、住所証明に結構大事だって聞くもんな)。
もちろんこれは、何日か前に流れてきた「もう二度とTSUTAYAは使わない」みたいなエントリとは一切関係がない。
ついでに普段めったにTSUTAYAに行かない人間の全然関係ない感想なんだけど、CCCDってレンタル商品として置いとく意味どれくらいあるんだろう。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/989697
このネタ、定期的にやってくるね。見るたびにほんとクソだなって思う、こういうこと平気で言うアーティストって。
結局、世の中の事象を表面的にしか捉えられない極めて残念な頭脳の持ち主だってのが露見するからこういうのはできるだけ見たくない。
CCCDやレーベルゲートCD(以下CCCDに統一)は、別に必要が無いのに突然作られたわけじゃない。ビジネスとしてそれが必要だと判断されたから作られた。それが成功か失敗かに関わらず、産業を護るための1つの手法として作られた。
当時、音楽の世界を猛烈な勢いで襲ってきたのは、「印刷技術の陳腐化」と、「それに伴う経済圏の破壊」だ。
音楽が、中世のパトロンに音楽家が養われていた時代から先に進めたのは「印刷」の技術のおかげだ。楽譜を印刷し、アナログレコードを印刷し、そしてCDを印刷することで音楽をお金に変えることに成功した。1つのマスターを大量に印刷し複製すること、その「印刷」が特別な技術であったからこそ、そこに金銭的な価値が生まれ、音楽を金に変えることに成功した。
マネタイズが上手くいった場合の恩恵などいまさら語ることではないと思うが、その金がさらなる設備投資を生み、最高峰の音楽スタジオを作っただけでなく、作品の多様性、文化としての多様性をも生んだ。1作品の売上で1度失敗したらすべてが終わる世界ではなく、大衆に広く伝わる音楽から、極めてマニアックでありながらしかし深く深く誰かの胸に突き刺さるような、採算を考えたら許されるはずのない作品さえも許容できる余裕が生まれた。80年代、90年代の音楽を見ればそれは一目瞭然であり、多様性こそが文化としての豊かさだというのは誰の目にも明らかだ。それもこれも、マネタイズが上手くいっていたから可能になったことだ。
この辺の「ありがたみ」を、元記事の音楽家などはきっと理解していないんだろうと思う。もっとも恵まれた時代に活動し、勝手に思うがままにできていた世代特有の傲慢さ。プラットフォームを築き上げることがどれだけ大変で、それを維持することがどれだけ重要なことか、まったく理解していないんだろう。いい歳こいてるくせに。
それらの恵まれた状況をもっとも大きく変えたのは、「家庭用パソコンにCD-ROMドライブが搭載されるようになった」ことに他ならない。その時点で「印刷」の専売特許が失われ、「印刷」が家庭レベルに落ちた。誰でも印刷ができるようになってしまった。ここでいう印刷とは、CD-Rに焼く行為のみならず、HDDにデータを取り込む、そのデータをコピーする、これらすべてがつまるところ「印刷」だ。誰でも自由に印刷ができるようになった時点で、そこに金銭的な価値を維持できるような専売性は無くなった。
それをいち早く察知したのは、アップルとグーグルだ。彼らはしきりに「おまえの持っているCDをパソコンに取り込め」とけしかけた。とにかく入れろ入れろとしきりに促した。同時に「その取り込んだデータをどうするかはおまえ次第だから知らないけどな」と、極めて狡猾な態度をとり続けた。スティーブジョブズが本当に音楽家を救いたかったのだとしたら、やるべきことは人々にCDをパソコンに入れさせコピーさせることでは無いことは彼も気付いていたはずだ。気付いていながら彼は巧みにポジショントークを繰り返し、自社製品を売り、むしろ自社製品が音楽を救うとまで言ってのけた。そして、それに音楽家たちはまんまと騙された。
音楽をパソコンにさえ入れさせれば、後はユーザーが勝手にコピーするなり、ネットにアップするなり、金も法も関係なく勝手にやり始めることを彼らは知っていて、それを積極的に促した。
なぜ彼らはそれができたかといったら、それは「彼らは音楽に投資をしていなかったから」に他ならない。制作費やスタジオ設備に一銭も出していないからだ。音楽CDプラットフォームを作ると同時に音楽制作も始めたソニーには、ビジネスを通じて音楽文化を育てる気概があった。対してアップルは音楽制作には一切触れようとしない。彼らは単に、はちゃめちゃコピーマシンと、投資はせずに回収だけするプラットフォームを作り上げただけだ。
そうやって彼らが「パソコンにじゃんじゃんCDを入れちゃって~」とやり始めた時、当然、それに抗わなくてはならなかったことを想像もできないようなら、もう一度中学生からやり直した方がいい。
コピーコントロールCDという名前が表すように、コピーをコントロール、つまり「印刷」をコントロールする必要があった。そうしないと、音楽を育むための全ての経済圏が破壊されてしまうからだ。指を咥えて待っているわけにはいかない。対策を講じなければならない。
明らかに不利な立場だった。何もしないと責め立てられ、やろうとすると「考えが古い」と叱責される。アップルやグーグルが上手かったのは、いかにも「先進的で素晴らしいパラダイスを目指している」ようなイメージをアーティストたちへも擦りこむことに成功していたことだ。その先に実際には何もなくても、イメージさせてしまえば勝ちだ。あの頃のみんなに「10年後、音楽はアイドルと大人数ホストサーカス団しか残ってないよ」と教えたらどんな顔をするだろうか。
実際にはCCCDの技術はあまり褒められるようなものではなかったし、それは作った側も認めている。技術とアイデアが足りなかったのだとは思う。しかし同時に、何もしないわけにはいかなかったこともちょっとは理解してやったらどうだ。いい大人なんだから。
当時、全てのレーベルがCCCDを出していたわけではない。人を「犬」呼ばわりするほどCCCDが嫌なのだったら、違うレーベルからリリースすればよかったではないか。契約などのせいでリリースせざるを得なかったのだったら、裁判でもやって争えばよかったではないか。制作費をしこたま出して貰って、ワガママもできるだけ聞いてもらいながら制作をしていた人間が、気分でボロクソに言うのって本当に程度が低いと思う。
CCCDは正式にはコンパクトディスクでは無い。redbookのCD-DA規格に準拠していないからだ。つまり厳密なことを言えば、CCCDに対応していないCDプレーヤーにCCCDをぶち込むのは、CDドライブにフロップーディスクをぶち込むのと大して変わらない。
ここで「だからプレーヤーが壊れたのは自己責任」などとは言いたくないし、その辺りは確かにソニーやエイベックスのやり方や啓蒙の仕方、技術には問題があった。 だが、何かしらの対策をしないといけないのは明白で、それに対して失敗したからといって上から目線でボロクソに言うのはまったく関心しない。
実際、あれからCCCDは多くの非難を浴びた。ほぼ同時期に、アップルはiTunesにまったくもってクソみたいに使いにくいDRMを自ら導入し「ほら、使い辛いでしょ?」とお決まりのポジションで言ってのける演出をし、そして業界全体が「コピー禁止やDRMはやってはいけない」という風潮になり、まんまとIT屋の餌食になった。 すぐ近所でゲームや映画DVDは「私的複製を許可するけど、鍵は外したら怒るよ」というクレバーなやり方を開発し、一定の効果を上げコントロールできているというのに、音楽だけは「複製は許さなくてはならない」という空気に飲み込まれた。そんな馬鹿な話はない。それもこれもアップルとグーグルの熱心な啓蒙のおかげだ。
そしてレーベルやアーティストは制作費が出せなくなった。 自宅で制作したような貧乏臭い音のショボイ作品しか作れず、過去の遺産にしがみつくしかなくなった。若いアーティストたちはどんなに才能があろうと、お金を掛けた制作をさせてもらえずバイトをやめることができなくなった。毎晩、叙々苑弁当を食わせてもらってた上の世代がこぞって「音楽をタダで聞かせればファンが増えてもっとカネになる!」とかいうアホみたいなIT屋の理論を鵜呑みにし業界をその方向へ誘ったがために、明らかに業界は縮小し、文化は萎縮し、これから先の若い才能は音楽などやらなくなってしまった。
おまえが良識のある音楽家たちを「犬」呼ばわりするなら、おまえはあいつらのポジショントーク、セールストークを無邪気に信じこんでお花畑を目指してたITの「犬」だろうが。 mn3
DiGiketの作品に用いられている、『DiGiketID形式の作品』というDRM付き電子書籍。
昨晩初めて購入して、そのクソさに驚いた。
電子書籍に手を出したことは一度もないので、昨今のDRM付き電子書籍が、こんな惨状になっているとは思わなかった。
CypherGuard for PDFをインストールして気付いたのだが、Windowsサービスに常駐しやがる。
の3つ。
お前は音楽CDにおけるCCCDか。ネトゲのnProtectか。
一瞬、2000年代中盤に戻ったのかと思ったよ。
電子書籍にDRMを付けるためにPC環境を汚染するという発想、完全に失敗したプロテクトであるCCCD/nProtectから何も進歩していないというアホらしさ。
常駐プログラムとして機能するので、セキュリティソフトとブッキングし、閲覧の度に「ウイルス自動検知を無効にしていただく必要」とのこと。
利便性低すぎだろ。
CypherGuard for PDFはAdobeReaderと連携して動作するので、閲覧はAdobeReaderに限られる模様。
なので、AdobeReader特有の画像拡縮の汚さに苛まれる。
具体的には、コマや文字が歪む。漫画形式の作品を読むには致命的なんですが…
CypherGuardからAdobeReaderを子プロセスとして呼び出すという流れでDRMを機能させているので、元から重いAdobeReaderが更に重い。
おまけにAdobeReaderの機能をフックして複製防止を実現しているので、何かする度に警告が表示されて邪魔。
「CypherGuard ブルースクリーン」でググると相当頻発している模様。2011年とかじゃない、今年に入ってからのブルスク報告も普通に出てくるぞ。
ゴミにも程がある。
購入した電子書籍だが、当然DRM付きなので専用ソフトをアンインストールしたら読めない。
でもインストールしておいたらブルスク誘発機、そこまで行かなくともWindows環境を常駐サービスで汚染しているんですが、それは。
CypherGuardで検索すると、大量にステマブログが引っ掛かる「コミスケ」とかいうCypherGuard対応のプロテクト解除キャプチャソフト。
8000前後で販売している模様。
このような碌でもない経済圏まで見る羽目になって気分が悪い。
低画質、画像の歪み、低利便性、Windows環境の汚染、AdobeReader特有のページ送りの重さ。
最低限の閲覧性を保ってない。ファイルを開き、ページ送りをするだけでストレスフルな閲覧環境の酷さ。
私はなんでこんな辛い思いをして、作品を読まなければならないんだ…
ただ、好きな作家さんの同人誌を読んで楽しみたかっただけなのに。
辛い