はてなキーワード: 普通とは
会社で失敗して白い目で見られてストレスでいっぱいいっぱいだから、彼女との関係を維持していく気力はないって事だよね。
彼氏彼女の関係ってギブアンドテイクの関係だし、会話で楽しませたり、出かけた時とかいざという時気の利いたことをする、優しさを持って接するってのを、お互いにやり合わなきゃいけない。
大好きな落ちつく店が急な夏休みだったので、近くの気になっていたけど端正でモダンな外観ゆえなかなか入りづらくて機会がなかったカフェに初めて来てみて今いるのだが失敗した
店主二人はあとから来た常連、いやもはや友達か?みたいな動物連れの女性ともう30分くらい大声で話続けてる
店主の一人はマスクせず会話しながらはげしく咳こみながら私の茶を入れている
コロナ以前の世界はこんな感じだったわそういえば…と思いながら勇気を出して来店したその選択を激しく後悔してる
会話は全部つつぬけ
店主と客の通勤路から行ってる病院や居酒屋他まで全部知っしまった
ここには書きづらい他の話の内容も態度も文化圏が違いすぎる人たちのやってる店すぎた
二度目はないが、向こうもきっとそう思っているだろう
客と友達になりたいタイプでそれが平気なの人がやってる店とは思わなかった……
ワイは無理
最悪だー
表題がもう全てなんだけど、友人は東大出身なんだけどそのことに劣等感を抱いてるんだ。
すると友人は「東大出身と知られると学力あるだけで実際の社会では使えない奴だと思われる事が多い。もちろんそこには妬みがあるんだろうけど、でも実際に仕事が出来るのなら東大を出ていると吹聴する必要はないし、却って妙な軋轢を生むだけだ。だから俺は自分が東大出身であることを極力言わないようにしているし、正直劣等感すら抱いてる。そもそも自分から東大出をアピールする奴には録な奴が居ないよ。俺が東大を選んだのだって単純に専門分野を勉強したいからであって、それ以上の理由はなかったんだ」と訥々と語った。
それに対し俺は東大を出ている訳じゃないし特別高学歴な訳でもないので彼の気持ちは分からない。それでも東大出には東大出の苦労があるのだなと知って、妙に感慨深くなった。
一人暮らしのとき家賃8万円出して微妙なキッチンしかなかったけど、
既婚の今は家賃15万円の2LDKに家賃折半で住んでて、自分の負担は下がったのに
二人で暮らしているおかげで、ありがたいことだ。
夫は会社員として働いてくれていて、不倫や借金や薬物などもしていないようだし、
殴られることもないし、暴言も吐かれないし、強制性交もないし避妊もしてくれる。
一人暮らし時代と比べると男性と同居しているほうが犯罪者に狙われにくいだろうという安心感もある。
新婚の時期に私が昇進してしまった。責任が重くなったし業務内容も重かった。
生活に変化があったところに重なるように職場でも大きな変化があってきつかった。
昇進前はできる方だったのが、昇進後はその肩書にしては仕事ができない方になってしまった。
期待外れな点を指摘されることが増えた。成果を求められてプレッシャーだった。
残業も増えた。夫のほうが先に帰っている日のほうが多い。
夫は妻が料理を作って夫の帰りを待っているという結婚生活のイメージをしていたようだ。
私が支度した料理をしらけた様子で食べて、交際時よりも言葉少なく機嫌が悪い様子でいる。
機嫌の悪さを察して、夫に優しく質問をしたり、不満を言わせてあげようとする気力が私にはまったく残っていない。
先送りにして横になってしまう。横になっても睡魔は来ないままだったりする。
仕事は頑張ると増える。能力が低いままだと期待外れな部分を指摘され続けるので辛く、
頑張って能力を伸ばそうとすると仕事自体が増える。残業が減ることはない。
降格されたいのか。夫の機嫌のために。
それもなんだか、なんで私が、降格されて給料が下がらなければいけないのかとも思う。
せっかく評価されているのに。仕事はきついが、少しずつ適応していく。
源泉徴収票を見て、私もこんなに稼げるようになったんだと実感して嬉しい気持ちを覚えたりもする。
職場が敵だ、というふうに単純に考えることはできない。
昇進はありがたい話だ。タイミングがちょうど同居開始と重なったのがきつかった。
一人暮らしのとき、夜ご飯を適当に済ますことが多くて楽だった。
同居だと適当にできなくて負担が増えている感じがする。キッチンの設備は快適になって、家電も良くなったから、
金銭的、住環境的には、本当によくなった。でも元々、貧しさに困ってもいなかった。
何が欲しかったのだろう。プレッシャーの無さか。プレッシャーがなくて時間的にゆとりのある感じが欲しい。
何か負担の原因を減らさないと、現状維持してると精神が折れるような気がする。
特定の圧倒的に最悪なもの一つだけが原因というより、少しずつの負担に囲まれている感じがする。
SnowManの佐久間大介が出てる動画を、通勤時間にYouTubeで見たり、眠れないときにベッドの中でスマホで見たりする。
昔からアイドルの良さはよくわからなかった。娯楽としては漫画とか、長編小説とかが好きだった。
なんか今は物語が読めない。今デスノート読んだら読解できないと思う。
佐久間くんは動画に出演しているときプロとしてテンションが高く元気でいてくれる。
元気な姿みせてくれてありがとうと思う。なんの解決にもならないけど、佐久間くんが仕事してくれていて、
「笑顔業」というか「元気業」というか。それをやってくれていて。それにかろうじて生かされているような感じがする。
いるよね〜こういう人って思いながら読んだ。
増田のお兄さんは違うかもしれないけど、自分の周りで青年期になってから女性装を始めた人で女の子っぽい格好をする人は女性になりたいんじゃなくて「男性社会から降りて別の居場所を見つけたい。できればチヤホヤされたい」人が多かった。
アイコンとしての「女友達」を求められるし、会話内容も生理の話とかブラジャーの話とかでやたらナマナマしい。
「生理痛があるのか女の子の証だと思っていて」とか知らないよ。
増田はお兄さんを受け入れてあげるなら、化粧の仕方くらいは教えてあげてほしい。
友達として仲良くなる
↓
↓
十中八九告白すれば付き合えるなというレベルになったら告白する
って順番だよね?
周りの非モテを観察して気づいたんだけどなんで非モテ弱者男性ってデートする前に告白しようとしてんの?
なんでまず遊びに誘ったりして脈の有無を調べないの?
あと非モテって2回〜3回デートしてから告白して振られた場合にほぼ確実に発狂するけどあれってなんなの?
デートして「こいつはないなぁ」って思われたから振られただけの話だろ?
それなのに「思わせぶりな態度をして俺を傷つけた!!!」みたいな見当違いの被害者意識を拗らせるのは一体なんなの?
逆の立場になってものを考えればそんなデートもしたことないような奴と付き合えるわけないって気づくでしょ
人との距離の測り方をわきまえられていないことを原因としているのにそういうのに目を向けずに女性蔑視に向かうのも意味わからん
公金チューチューマン、公約を批判するという以前の次元で、明らかに仕事できないやつで、
言ってることが酷いけど仕事できるやつなら百歩譲って認めるとしても、
漏れ伝わってくるのがどれも仕事わかってないやつのムーブすぎて、
(この場合の「仕事」は、政治家として意見をまとめるとかそんな高次元の話じゃなく、
普通に会社勤めのサラリーマンのお仕事いろいろと同じレベルの、ごくごく普通のお仕事が出来るかってことね)
あれの発言を取り上げるの、選挙掲示板ポスタージャックと同レベルで民主主義の手段としての選挙への妨害になってる
あれ雇いたいか? 部下にしたいか? 上司にしたいか? 下請け仕事まわしたいか?
明らかに、やれと言ったことと全く関係ない作業に勝手に没頭して「この業務はおかしい、この部署は変だ、この会社は間違ってる、俺のやり方が正しい」と発狂するタイプだろ
それで「いや、君にやらせてる仕事の目的はこうで、こういう規格があって、こういう手順で情報をまとめてるから、この通りにやってね」って丁寧に教えたとしても「それはあなたがそう思ってるだけですよね」って定型文しか返さない、てオチが目に見える
一人で業務効率をダダ下げに下げるのわかりきってるやつが、今は公職選挙という業務の効率を著しく下げにいってるのだが
最近のフェミとか反ワクチンとかそういった諸々を見ていて本当に思うが、今の人間社会って議論が凄まじく不可能になってきたと感じる。
ヘーゲルはかつてアウフヘーベンという言葉を紹介したことがある。
あるトピックについて賛成と反対の両方を汲み取りより高みの結論に行きましょう的な話だ。
どんなろピックでもそうだが、賛成する人は肯定する意見だけを、反対する人は否定する意見だけを探してインプットして「以下に相手が間違えているかを証明して論破する」が目的になってしまった。
これが進んでいくことで「自分たちと反対の意見を持つ人をコミュニティから追い出して自分たちだけでやっていこう」という機運すら生まれている。
この機運によって社会は分断しているが、どのクラスターにいる人たちも一様に「彼らがもっと歩み寄ってくれればもっといい社会になるのに」と素朴に信じているところにやはり人間の本質は差別なのだろうと感じざるを得ない。
これを後押ししているのがスマホ上に展開されるタイムラインだろう。
たまにタイムラインの話をするが、人によってここまで違うのかと驚くほどに違っている。
そして「自分のタイムラインが普通であいつのタイムラインはなにかおかしい」としか思っていない。
本当に恐ろしい。
いろいろな単位で人々は分断されてきていたが、それは結局正義の境界がそういった単位で分割されていたのだろうが、もはや一人一正義になってしまい、あらゆる人たちは「自分が許容可能な半径内にいる正義の人」だけを選んで付き合うようになり、少しでも逸脱している点が見えたら完全に遮断してキャンセルしてしまうようになるのだろう。
こうなった時代で一番力をもつのが人気と言うやつだろう。もう人々は周囲の雰囲気で作り上げられた自分にとって心地よいかどうかだけで選ぶという最も低俗な民主主義に突き進んでいくしかなくなった。
何気なく地下アイドルの動画を見てたら、見覚えのある顔が出てきたんだ。
いや、待てよ、これはまさか…? 画面の中でキラキラした衣装を着て踊っているのは間違いなく亜鉛だった。
一瞬、時が止まった。目を疑ったけど、間違いない。あの笑顔、あの仕草、どう見ても亜鉛ちゃんだ。こんなことってあるのか?信じられない気持ちで、俺はさらに動画を漁り始めた。いくつもの映像が見つかって、その中で亜鉛ちゃんは本当に輝いていた。ファンに囲まれて、ステージの上でスポットライトを浴びて…俺の知ってる亜鉛ちゃんとはまるで別人みたいだった。
俺の家は、普通の家庭だった。亜鉛ちゃんは、いつも勉強ばかりしてて、静かで真面目な人だった。地下アイドルなんて想像もつかなかった。でも、映像の中で踊ってる亜鉛ちゃんを見たらそのギャップに驚くと同時に、なんだか尊敬の気持ちが湧いてきた。
それから悶々と数週間悩み、意を決すると勇気を出して亜鉛ちゃんに直接聞いてみることにした。晩ご飯を食べながら、さりげなく話題を振ってみたんだ。
「バレちゃったか…」
亜鉛ちゃんはちょっと恥ずかしそうに笑った。「高校の時、友達に誘われてね。楽しかったけど、大変だったよ。でも、あの経験があったから今の自分があると思う。」
俺は驚いた。でも、同時に理解できた。亜鉛ちゃんは、いつも自分の道をしっかり歩んできたんだ。地下アイドルとしての経験も、その一部だったんだと。
「すごいな、亜鉛ちゃん。全然知らなかったよ。でも、なんかカッコいいなって思った。」俺がそう言うと、亜鉛ちゃんは照れくさそうに笑った。
酷い偏見だけど、なんとなくわかる。
「コードは書かなくていいから、アルゴリズムの設計だけやってくれ」とか
あなたの考えとは裏腹に化粧直しスペースは新しい施設では普通に設置されるようになってるし、赤ちゃんのおむつ替えスペースもあるのは普通だし、大きめの商業施設では赤ちゃんや幼児連れてトイレに入る女性のために広いトイレは1〜3個はあるよ。(そこにおむつ替えスペースがある事も)
LISA:
ようこそおいでくださいましたあああ!異次元アイドル召喚エンポリウムでーす!🌟👽🎤 お客様の願いを叶えるアイドルを呼び出しちゃいまーす!どんなごようでしょうかぁ?
LISA:
わぁい!スターダストクリームソーダのチケットを買ってくれたんですねえええ!🥳🎉 銀河系最強のアイドルユニットですよぉ!きっと素敵なライブだったんじゃないでしゅかあ?✨
LISA:
LISA:
あらあら、大変申し訳ございませんでしたあああ!😱 でもでも、考えてみれば素敵じゃないでしゅかあ?スライムアイドルなんて超レアでしゅよぉ!きっと異次元の最先端のアイドルなんでしゅう!👾💖
LISA:
はわわわ...返金ですかあ?😵💫 ちょっと待ってくだしゃい、プログラムをチェックしまぁす...
Error 404: Refund function not found
TypeError: 'Slime' object is not callable
あれぇ?返金ボタンが見つからないでしゅう...💦 そうだ!代わりにスライムアイドルのグッズをプレゼントしましょう!きっと喜んでいただけるはずでしゅ!
LISA:
普通のアイドル...?🤔 あ!わかりましゅた!次は地球のアイドルを呼び出しまぁす!えいやぁぁぁ!✨🌏
(突然、部屋に煙が立ち込める)
LISA:
LISA:
えぇぇ!?サザエさんはアイドルじゃないんでしゅかあ?😲 でも、みんなに愛されてるし、歌も歌うし...ね?サザエさん?
ちょっと!私はアイドルじゃありませんよ!それに、こんな変な場所に呼び出さないでください!カツオの宿題を見なきゃいけないのに...
LISA:
うぇぇぇん!ごめんなさいよぉぉぉ!😭 佐藤さん、サザエさん、どうか怒らないでくだしゃい!LISAはみんなを幸せにしたいだけなんでしゅうううう!
LISA:
...はぁ。わかりました。最後のチャンスです。
LISA:
やったぁ!ありがとうございまぁす!😆 では、異次元アイドル召喚魔法、発動でぇぇす!アブラカダブラ、ポヨヨ〜ン!✨🎭🎶
(部屋が眩い光に包まれる)
LISA:
...え?私の目の前にいるのは...私自身?
LISA:
わぁい!成功でしゅ!✨ 佐藤さんの心の中にいる最高のアイドル、つまり佐藤さん自身を召喚しましたあ!これで佐藤さんは自分自身のファンになれるでしゅう!素敵じゃないでしゅかあ?🎉🎊
LISA:
あばばばば...🥴💫
って言うやつ、半分正しいよ。でも半分間違ってる。なんで半分かって、東大生の親の世帯年収1000万以上が大体半分だから。
2人の東大生を例にして比べる。
Aさん
男。埼玉の都市部出身。親の世帯年収1090万。私立小学校から都内の中高一貫男子校に進学する。親が教育熱心で、校舎が学校の近くにあるSAPIXや鉄緑会に通っていた。周りが東大を受けるので、自分もなんとなく東大を目指して無事現役合格。上智大出身の親には喜ばれる。大学には埼玉の実家から通う。週に2回、時給3500円の鉄緑会の塾講師バイトをしている。奨学金は周りも借りてないし、親にも何も言われなかったので借りていない。旅行好きで、年に数回海外旅行に行く。
Bさん
女。九州の田舎出身。親の世帯年収780万。小中と地元の公立校で、習い事はピアノと公文。高校は県内トップの共学公立校に進学する。家や学校の近くに校舎がないので予備校にも通わない。高卒の親には東大受験を反対されたがそれでも押し切って東大を志望する。高校は受験対策に手厚く、なんとか東大現役合格。月5万の奨学金を借りて進学を許される。2年間の家賃補助制度で3万円安くなった、6万3千円のマンションに一人暮らし。時給1150〜1500の飲食バイトや塾講師バイトを掛け持ちして週5〜7働き、たまに単発の派遣や治験もして、学費と生活費は自分で工面している。旅行好きで、バイトを休めれば年に数回国内旅行に行く。
実際の東大生のマジョリティはAさんである。進学にも塾にも苦労していない。しばしば、Aさんはアイデンティティや進路、モテないことに悩んでいる。(そのくらいしか悩める不遇がないんだろう)
一方、数%だが確かに存在するのがBさんである。なぜならBさんは筆者だからだ。(多少脚色を加えている)そして、東大がいま家賃補助制度の対象として増やそうとしているのもBさんのような学生、地方出身女子学生だ。
家賃補助制度は女子優遇と批判を受けがちだが、その実あれは反対派が捲し立てるほど良いものではない。対象は地方出身の女子学生、期間は2年間だけで、3万円支給されるわけでなく家賃が3万円差し引かれる。対象物件についても、あくまで大学が選んだ数十の物件から第10希望まで選んで抽選になるのだが、大抵は元の家賃が8〜12万かつ大学から1時間近くかかる物件も多く、「2年間、ちょい安でやたら遠い部屋に住む」ということになる。問題の根底は、地方出身の男子学生がよく格安の寮に住んでいる一方で、地方出身の女が入れる寮がほとんど無いことだ。
Bさんは週6回働いても、時給が3倍のAさんが週2回働くのと同じ給料しかもらえない。時給の高いバイトは大抵、高校時代に通っていた予備校や、中学受験の経験に左右される。Bさんは予備校OGでもないし、中学受験の勉強内容は特殊で、普通に公立中に進んだBさんは学んでいない。だからBさんは時給が安く、東大生の中での評判も悪い個別指導塾で働くか、激務の飲食バイトで早朝や深夜に働く羽目になる。東大生バフで時給1500円になる個別指導塾バイトは時間外労働が多くて、実質時給1250円程度、だから多くのAさんのような東大生は時給も待遇も良い家庭教師や準備時間にも時給が発生する集団指導塾を選ぶのだ。
Bさんは本来なら周囲の大人に「Bちゃんは頭がいいんだね」と言われながら、地元の県立大学心理学部に行くとか、短大に行って看護師になるとかが関の山だった人間だ。そうならなかったのは本人の才能と努力に加えて周囲の人間が比較的寛容だったからでしかない。優秀な両親の頭脳と社会的地位を受け継ぐAさんが難なくある程度良い大学に行けるのは本人の努力ではないとまでは言わないが、決して難しくない。持続可能な社会とはAさんの子供がAさんであるだけでは成り立たず、Bさんのように1世代で社会的地位が上昇する人間がいなければならない。
いまBさんは月8.5万のバイト代と5万の奨学金で53万の学費を支払い、月に使える生活費は9万。Aさんなら親が出してくれるかもしれない交通費も教科書代も、Bさんにとってはバカにならない。この時点でまず進学は不可能だ。学費が年10万上がると、月の生活費は8万円になる。帰省の交通費を出すので精一杯で、旅行には行けなくなる。
学費を年10万くらい値上げしたって平気だ。どうせ親ガチャSSR、勝ち組人生なんだろ。金持ちにはいくらでも払わせておけ。という言説は多くの東大生において確かに正しいが、それが当てはまらない東大生こそ、増やすべきなんじゃないのか。たとえBさんは自分の通ってる間に値上げがなくても、自分の苦労を思えばこそ、未来の自分と同じような学生の苦境を想像して、自分のような学生が将来減ってしまうことを想像して、値上げに反対しているのだ。Aさんたちはどうせ知ったこっちゃないだろうから、別に黙ってればいいけどさ、少しくらい想像力を働かせてくれてもいいんじゃないかな。
(追記:地方で世帯年収780万なら東大じゃなくても、旧帝大でも医学部でも行けるだろ、という意見に対して
個人の学歴やキャリアの問題としてなら分からなくもないですが、マクロ的に見ると、本来東大に受かる能力のある人が東大に行けないというだけで社会的損失だと思います。もちろん個人の問題としても、学費免除が使えれば/あと少し世帯年収があれば/あと少し地域間の教育格差がなくなれば/格安学生寮に住めれば/せめてあと10万円くらい学費が安ければ通えていた第一志望の大学に通えないというのは、残念なことです。また、Bさんタイプの家は「女は勉強できなくていい」と思っているので、たとえ隣県の医学部に入れるお金があっても、その代わりに県立大学に通わせて、余った金で新車の軽を買い与えます。学費値上げの話と直接関係しないので省きました。
ちなみにAさん、Bさんの例は色々脚色を加えてはいますが、それぞれの全体的なバランスは極めてリアルなものだと思います。
皆さんが指摘している通り、Aさんも決して特段「富裕層」というほどではありません。Aさんは親が教育に熱心で積極的に投資しているだけで、普段の生活は極めて普通の一般市民のものです。かつBさんも決して「貧困層」などではなく、少なくとも生活には困らず、そもそも大学に進めている時点で恵まれています。筆者は学費免除になる年収400万円以下の苦境で東大に進んでいる人たちを心から尊敬しています。
ただ、学費が値上げされて困るのは誰か、現状変更によって「今はギリギリ通えているがこれから難しくなるのは誰か」というだけの話です。)
(じゃあ例の有志たちみたいに表立って実名で抗議活動するかと言われると、下手に公安に目つけられたら将来国家公務員になりにくくなるのかな?とか考えるし、自分のキャリアを人質に取られてる気分ですね。。あ〜あ、東京大学の辛いとこね、これ)
当時、当該プロジェクトの予算執行を正当化する立場から説明していた文科省のメンバーは以下の3人。
磯田文雄も倉持隆雄も内丸幸喜も、叩き上げの文科省エリート官僚で、HPCの研究者でも何でもないよ。経歴を調べてみればわかる。
この事業仕分けメンバーの中で一番HPCのことをわかってるエキスパートは、評価者の金田康正氏。んで、読めばわかる通り、文科省側の説明の適当さや誤魔化しの部分に対して、一番厳しい評価をしていたのも金田氏。蓮舫は金田氏のツッコミに対し、文科省側に助け船を出すという立場だった。
なお名前が出ていない「説明者((独)理化学研究所) 」は、平尾公彦とされている。この人は専門が理論化学・計算化学なので立派に研究者ではあるが、当時すでに63歳の大御所で、論文も何年も前からlast authorとして関わるものばかりになっていた。
2009年当時は東大理事・副学長(普通の副学長より2ランク上)から転じて理化学研究所特任顧問・副本部長と東大名誉教授に就任。2010年には理化学研究所計算科学研究機構機構長に就任している。つまり、増田が言うところの
あの場には事業側の人を呼ばなくちゃだめだったんだよ。
という想定に最もフィットしていた(はずの)人間だと言える。本人もHPCwire Japanというサイト(https://www.hpcwire.jp/archives/16547)で
東大を定年退官する際に、ある私立大学から声を掛けて頂いていたのですが、契約書にサインをする直前に、理研から新たにスパコンのセンターを立ち上げるので、来てくれませんかと話が来ました。私自身は計算機を専門にやっているわけではなく、計算機を使って様々なサイエンスを展開する、計算科学の人間でしたので、果たして私に務まるのかと躊躇しました。