はてなキーワード: 役人とは
下級役人のツイート等々見ていて思ったけど、各論の話をしようとすると全体最適の話に逃げて、全体最適の話をしようとすると各論の話に持ってってはぐらかすのが常だなあ
役人個人が吊し上げられそうになると組織の問題として逃げて、組織の問題を指摘されると役人個人を切り離す仕草もまったく同じだ
畢竟 ひっきょう。「言ってみれば」
須く すべからく。語尾の「べし」とセット。意味は必ず何々しなさい(古代中国の役人がよくつかってた命令文)。
兎も角 漢字の意味は不明。だって明治の文豪がつくった当て字ですもの
いやしくも 血筋や身元の話をわざわざ口にするのが卑しいくらい明白に高貴なお方なのに……の短縮形。だけどこの辺いやしくも字下げ増田様とか自称・他称するやついっぱいいそう。
よしんば 「ほとんどありえないけどもしも」くらいの意味。場合とセット(おばあちゃん頭良い)
可及的 そうそう、できるだけだけどなぜか速やかとセット。急急如律令~
果たせるかな 「自伝を書くときに使う予定」←そんな思い通りの人生よんでもつまんねえのでは。どっちかというと「豈図らんや」な意外性の人生が読みてえな
希くは 語尾に「~んことを」とつけるとかっこいいぞ。希うのは天に対してが多いので「お願いだから自然と~~なってください。」
のべつ幕無し お芝居に全く休憩時間(=幕間)がないってことです。2時間ごえで席に着いてるのめちゃだれてきた、もうあんなにみたかったお芝居が騒音にしかきこえない系拷問。
三三五五 大体居酒屋とかにあつまったり解散するときの様子ですね。学校の登校とか。
徹頭徹尾 昇進しなくてもつかってええし粉骨砕身(力士昇進からけっこうつかわれるようになった)よりわりと気軽ちゃう? ウクライナは徹頭徹尾抗戦するとのことでした~とか。
ゆめゆめ 怠るなとかわするるなとかがセット。 反対語は「夢にも思わない」。
文科省がやっているのは「売上を増やすために運営費を減らして競争を煽ります」でありこれで本当にうまくいくと思っているのかよくわからない。
これって文科主導なんかね?財務省か政治家主導なのと思ってるけど
例の投稿についてはまず謝罪から入るべきとは思うし、この後に及んでまだ役人文学やるんかーい!と思うから(でも説明するのはいいことと思う、アレじゃ読み取れないだろうが…)、マジで世間の感情というものを学んでこいとは言いたい
でもそもそも文科省はもう政策立案や実務機能が無くなってて、財務省の指揮下でお金分配することくらいしか役目ないんじゃねーのと言うのが個人的な感想
科博クラファンに対して自称文科省の下級役人(同姓同名の黒沼一郎さんは文科省の大学研究基盤整備課長)がしたポストが一部研究者界隈で話題になっている(総ツッコミにあっている)が、はてなではあまり話題になってなさそうなので書く。
https://twitter.com/kouro16/status/1689116297316159488
それぞれの主張自体は正しい部分もあると思うのだが、何分今回の科博クラファンが行われた理由はコロナによる来場者の減少や電気代高騰によって『定常業務』の継続に支障をきたしたことである。独立行政法人の定常業務は『公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務・ 事業』なのであるから、定常業務にかかる費用程度は最低限運営交付金で賄われるべきだし電気代の高騰分位の予算を取ってこれない分際で偉そうなこと言ってるんじゃねえこの無能省無能役人がとツッコミにあってしまった。
また「クラファンの成功を理由に運営交付金を減らすことは(外部資金の獲得の動機を阻害するため)しない」というのは恐らく事実なのだが、以下のポストで指摘されているように「独法に外部資金の獲得額を競わせ、その結果に依って交付金の額を増減させる(総額は固定)」という検討がすでにされておりこれは「寄付やクラファンを頑張っても他の独法より多く集められなければ予算を減らす」ということであり、こちらも批判を集めている。
https://twitter.com/StaffSleepy/status/1689158407113302016
またその後の連ポストでは『大学内の予算配分』の問題や、『予算要求の名目と国民理解』の話などが続いているが、これらが更に研究者らの怒りを煽る内容であり収拾がつく様子がない。
https://twitter.com/kouro16/status/1689269998307463168
https://twitter.com/kouro16/status/1689281430277271552
https://twitter.com/kouro16/status/1689290923715211266
様々な予算が縮小される中で独法の予算だけが聖域ではいられないことはわかるし、様々なコストが増大する中なんとか外部資金の獲得で自活して生き延びてくれという理屈もわからなくはない。しかしこれは独法に限らずどのような企業でもそうだと思うのだが、新しいことをして金を稼ぐためにはまず投資が必要である。しかし文科省がやっているのは「売上を増やすために運営費を減らして競争を煽ります」でありこれで本当にうまくいくと思っているのかよくわからない。
また増田は独法(国立大学法人含む)で研究者をしている友人・知人がそこそこ多く、自身も独法で研究者をしていたことがあり現在も微妙に関係者なのだが、一連のポストで最も問題だと思うのは『他人事感』であり、『文科省はクラファンにかこつけて運営費を削ると思われていることへの危機感のなさ』である。文科省の役割を考えれば必要な予算を取ってくることが仕事でありそれが出来ていないのだから、まずいうべきことは「現場にしわ寄せが行って迷惑をかけていると思います」であり次に「独法・大学の経済基盤の強化のために協力していきたい」といったセリフだと思う(現実の研究者は文科省に散々協力させられた上で予算を減らされている)のだが、現実は予算が取ってこれないことを棚に上げて独法内部の配分や大学の予算請求に責任を転嫁するポストをしている。独法と文科省が予算の増大を勝ち取るためには二人三脚で進んでいく必要がある。「文科省が予算を減らすから日本の研究がダメになった」と奴隷根性的な言説をとなえる人がいるなど研究者側にも問題はあり腹が立つ部分もあるとは思うのだが、文科省の意見がこれでは正直仕方がない部分もあるのではないかと思う。単なる一役人の意見ということであればまあそういう人もいるかと言う程度だが、大学研究基盤整備課長がこの認識ということはもはや文科省には期待するだけ無駄なのだろう。
午前3時まで回答考えてツイートしてるのさすが官僚だな〜と思った
予算が取れない、何を言ってもダメとされる組織の中ではかなり頑張られてる方なんだろうな〜と思えてきたので、元ツイの一部が不用意な表現だったとは思うけど、集中砲火浴びたのが気の毒になってきた
これ所詮役人ガーとレッテル貼るだけじゃなくて多分普通にディスカッションした方がいい案件と思う
流石にワシは文科省と財務省との予算折衝の場にはいたことはないんだけど、もしかして交渉の余地ほぼ0で進められてんじゃね?って思った
最近流行りのデカいファンディングとかも内閣府案件が増えてるからその分文科省の予算流れてそうだし、内閣府のデカいファンディングはお金かけた割に……って感じみたいなのよねえ
舌禍-Xになっちゃった文科省の役人、もう何を書いてもイラつかれるモードに入っちゃってるなー
俺も思ったもん、てめー財務省の役人を何人かぶっ殺しても文化と科学技術の発展のために予算増額を毎年勝ち取るのがお前の仕事だぞボケって。
Ichiro Kuronuma
@kouro16
なんか真逆の反応を多数頂いているので補足しておくと、
クラファンで金が集まったから交付金を減らそうなんて雑な議論は霞が関ではしない、と書いているんですからね!
少なくとも国立大学関係者なら、外部資金獲得が増えても交付金積算に連動させない方式を体験されているはずで。そういう関係を正当化する論拠とかをサポートしてもらうと、もっと違う議論になるはずなのですよね。
…とはいえ、担当課に迷惑をかけるわけにいかないので、これ以上違う方向でRTが伸びていくようならツイ消しします。m(__)m
らしいが、ワシが関わってた事業は寄付金集まったから事業の費用、もっと寄付金で賄ってね❤️されたぞゴラァ!!
お役人様がみんな知ってるわけじゃないだろうけどさあ
そういう現状があることを知って欲しいの
原爆を悪の兵器だと考えているのは日本人とドイツ人くらいではないか。それくらい珍しい。
「原爆のおかげで第2次世界大戦を早期終結し被害を最小に防げた」と習うだろう
日米の原爆に対する反応の違いは教育の結果であるということは意識した方が良いと思う
アメリカ・イギリス・ロシア・フランス・中国のみが保持して良い。他の国は禁止するという立場。
ただしちょっと複雑なのは、日本国としては核拡散防止条約に批准しているのである。
国としては核不拡散、国民一人一人の思想としては反核という少し不思議な国なのだ。
一方、現在のアメリカの立場として核兵器の放棄ができないというのはなんとなく感じるところだと思う。
アメリカが国民に反核教育を施すことはこれからもおそらくないだろう。
米ソ冷戦時代には日本の核武装も盛んに議論されていた。世論が一気に反核に傾いたきっかけは第五福竜丸事件である。
1954年、ビキニ環礁でアメリカ軍により行われた水爆実験に巻き込まれ被爆した。
シンゴジラでは役人達の群像劇だったが初代ゴジラは研究者達による群像劇である。
水爆実験で生み出されたゴジラが街を破壊し始める。そこに三人の研究者が登場する。
上の二つは 核武装、原子力発電 のことである。三つ目は当時原子力委員を務めていた湯川秀樹の主張である。原子力発電を輸入する前に基礎研究を進め理解することを訴えたが受け入れられずに辞任した。以降湯川は反核運動を率いた。
初代ゴジラの主人公もまた研究者である。ゴジラを倒す兵器オキシジェンデストロイヤーを開発するが、それを公表すべきか苦悩する。使えばゴジラを倒せる。でも戦争で新たな犠牲者を生むかもしれない。
主人公はオキシジェンデストロイヤーを使いゴジラを倒した後、ゴジラと共に海に沈んだ。自らの命を断ち兵器の秘密を守ったのである。
以上が初代ゴジラのあらすじだ。当時の世相、そして原爆を生み出した核理論屋の苦悩を色濃く映し出している。
日本のアニメ・漫画・ゲーム等のコンテンツには悪の兵器として核兵器が登場することがしばしばある。
例えばメタルギアシリーズ。
メタルギアシリーズでは悪の兵器として核搭載二足歩行ロボが登場する。
初代の時点では特に他意なく、悪役の持つ最悪な兵器といえば核兵器、という日本のアニメでは特にめずらしくもない設定であったと思う。
ところがメタルギア・ソリッドが米国で大ヒットしたことで「アメリカの若者に反核思想を植え付けている」と批判の声が上がった。
小嶋監督がこの反応をどう受け止めたかわからないが、MGS2 以降ごそっと反核をテーマにした作品になった。
アニメやゲームが反核思想を広めるというのは興味深い動きだと思う
取り留めもなくなってしまいましたが
なんだ、原発か…と言われるかもしれないし
こっちは映画っていう「文化」に対する議論してんだよ、遊びの話なんか持ち込むな。と言われるかもしれないが、まあ
詳細省くが、主人公は世界を渡り歩く旅人で、今回訪れた日本っぽい国で、原発事故後の処理で揉めてる場面に遭遇する。
バリア内は放射能だらけで入れない上に、放っておくと爆発して施設のある島ごと吹き飛ぶ可能性が有るのだが、役人たちは兎に角早いとこ施設を再稼働させたがっている。
原子力推進委員会あたりがモデルの組織(作中では鳴神大社と呼ばれてる)の使者が事態の収拾を現地の役人たちに求めるが、現場責任者不在で、現場は何も出来ない
ここにたまたまやってきた旅人が、この使者からの依頼を受けて、たまたま残っていた外国人技術者と炉心の調査と炉の沈静化を行うことになる
というのが大まかな話。
面白い点が
設定自体はファンタジーな世界観しているが、だいぶ露骨に福島原発事故をモチーフにしている。
よく日本向けにも配信してるゲームでこんなストーリー入れようと思ったなと感心する。
でもまあ、これは外国、特に中国なんかにとっては隣国の原発事故なんか、単なるエンターテイメントとして消費できるコンテンツの一つでしかないという点はよく理解できたね。
そもそも街路樹は木が大きくなることを知らなかった昔の役人が植えたものです。
今となれば木は大きく育ち、剪定などの管理費に役所は多額の予算を計上していますが、それでも足りず大体管理不足となり苦情が来ます。
なので、今新しく作る道路には基本的に街路樹を植えないのが暗黙の了解となってます。理由もなく植えている役人がいたら叱りつけてやってください。
中古自動車屋が街路樹に除草剤を撒いた疑惑についてですが、街路樹を管理する側の人間とすれば「うまいことやったね」ってのが本音です。
証拠にどこも植え直していないでしょ? だって街路樹いらないんですもの。
(ここまで事が大きくなれば対応する振りをしますが、植え直しは絶対にしたくないはず。)
いらないなら全部切ればいいじゃんって思いますよね?
でも理由もなく健康な木を切ると他の街路樹も切らないといけなくなるなっちゃうんです。伐採してくれって苦情に「健康な木だから」って役所は断ってるんです。全部切る予算なんてどこにもありません。
でも枯れた街路樹なら話は別なんです。倒れると危ないって大義名分でいらない街路樹を一本減らす事ができるんです。だから役所は喜んで切るんです。
あなたの家の前に、虫が出る、枯れ葉が家に落ちてくる、視界を妨げる邪魔な街路樹はありませんか?
※枯れさせていいとは言ってません。
ネットでは公務員の年収が低いのどうのと言われるが、私自身に関して言えば、特に現状に不満はない。
私は国家一般職(旧Ⅱ種)で23区内の官署に勤めている34歳だが、昨年の年収は700万円ほど。
可もなく不可もなく。
人文系の大学院を修了してすぐの25歳で就職し、28歳で結婚。
同じ年に湾岸エリアのタワーマンション(2LDK)を購入して、今に至る。
ちなみに、特に親から支援を受けているわけではない。頭金は全額貯金を崩したし、ローンは私名義で単独フルローンである。
妻も働いているが、二人ともそれほど激務というわけではない。二人とも、趣味も生活もそれなりに充実している。
マンションを購入したタイミングがよかったというのもあるが、資産は年々増えている。東証プレミアの民間大手に就職した同期と比べても、生活水準でそれほど差があるとは感じない。むしろ、仕事にはかなり恵まれたほうだと感じている。
年収はこれからも年功序列で上がり続けるし、残業すればしただけ残業代はつく。
人事院勧告により、大手企業との差は常に修正されていく。そのうち週休3日制も導入されるらしい。
仕事にはやりがいもある。なにより、国家の基本的な政策に関われるのが大いに楽しい。
民間企業の人を見ていると、たかだか年収数百万円程度の差でマウントを取ってきたりすることもあるが、所詮はどんぐりの背比べであると感じる。日本の企業は基本的に横並び主義であるし、最近は少しずつ変化してきているとはいうものの、民間の転職サイトなどを見ても、同じような学歴の人が行くような同業他社に関しては、みなだいたい1000万円くらいの水準にガラスの天井があり、その前後で多少のバラツキがある程度にすぎない。ぶっちゃけ20代から30代半ばまでのサラリーマンなら、総合商社などを除けばだいたい同じようなレンジに収まるくらいの差しかないのである。
今後数十年働くということを考えると、自分の専門性やスキルを磨ける場所に飛び込んだほうがよいという考え方はあり得るが、その「専門性」や「スキル」について、どれほどの人が本質的に考えたことがあるのだろうか。特定の狭い世界での知識や業界経験やパワポやエクセルやマクロの組み方なんかを専門性というのではさすがにないとは思うが、専門性やスキルを磨けば「楽しい」人生が送れるのだろうか?それは世界を豊かにすることに役立つのだろうか?あるいは、人類の歴史に何か新しい知見をもたらしてくれたり、国や世界に関わる普遍的な仕組みに関わることに繋がるのだろうか?
そう考えていくと、私は今の仕事を続けながら仕事に関わる研究をしつつ、趣味でもそれなりの結果を残しながら、私生活も愉しみ、経済的にも安定した生活を生涯にわたって続けていけることが保証されている今の身分に割と満足している。
公務員でよかった、という考えの人はあまり目立たないので、結果的にSNSでは不満ばかりが渦巻いているように見えることもあるが、実際のところ、大半の公務員は現状の待遇についてそれほど不満は持っていないのではないかと思う。
若手の離職率が上がっているとされているが、これまで離職者がほとんどいなかったことと比較してのことであり、民間と比べればまだまだかなり低い水準である。民間の転職ブームが少しばかり、行政職公務員にも余波を与えているに過ぎない。倍率の低下もそもそもが少子高齢化なのだから、ある程度は仕方のないことであると思う。現に、中途採用者で募集をかけると、文系事務職に関してはすごい倍率になるし、入庁してくる方々もみなさん優秀な方々である。新卒の方々のクオリティーも特段低下しているようには見受けられない。
そういうわけで、私はこれからもこの仕事を続けていきたいし、子供が生まれたら子供にも公務員を勧めることにする。
もちろん、世界に羽ばたくことも選択肢としてあっていいと思うし、民間の世界も広くて深いわけだが、ただ、私は今の仕事が好きだし、今後も国家公務員として、この国のために少しでも貢献していけたら役人冥利に尽きるな、と思うだけのことである。
私の父について触れておこう。
私の父は県立高校の教師をしながら祖父とともに清酒用の米を作り、休日には空気銃で鴨を撃つのどかな人間であった。
中学3年生の私にタバコと酒をすすめ、共に甲子正宗を飲むような人間でもあったわけだが。
母は現在の千葉市緑区出身で中学校音楽教師であり、米農家に嫁ぎながら遂に田んぼに足を踏み入れることを拒否したまま生涯を終えた。
私は何事も起きない小さな町で生まれ育ち、何事も起きないまま酒々井町立酒々井小学校、酒々井町立酒々井中学校、千葉県立佐倉高等学校へ進んだ。
父は私に農家を継がせることを嫌がり、東京大学へ進学して霞ヶ関の役人となることを求めた。私が代ゼミの寮で心変わりを起こし一橋大学商学部に進学すると、少し落胆したようであるが、公認会計士に合格しいずれは叔父の税理士事務所を継ぐように求めた。
私は親に反発するほど自我の強い子供ではなかった。父の言う通り、一橋大学商学部で学び公認会計士となり、監査法人での勤務を経ていずれは叔父の事務所を引き継ぐものだと考えていた。そして、共に酒々井中学校で学び千葉県立成東高等学校から日本女子大学に進み管理栄養士を目指していた当時の彼女と結婚し、酒々井町にて父と同じように家庭を築くものだと。
私が目覚めたのは留学中であった。ゼミナールの指導教員に薦められるまま、ストックホルム商科大学に留学した。そこで財界人の子息達と知り合い、招待されたローベン島離宮のパーティーでストックホルム貴族達と彼らの思惑を知った。思惑について詳しく知ったのはチェコでストックホルム貴族達やリヒテンシュタイン家の人間達と鹿猟に興じている時であったが。
私は日本に帰り、一橋大学商学部を卒業すると叔父の事務所に居候しながらこそこそと勉強し神戸大学医学部医学科に進学した。
今までの私の歩みを見ていれば、私が公認会計士となり父と叔父の願いを果たすのは自明であったろう。しかし、私の瞳の怒りの炎を感じ取ったのか、父は怒るでも小言を言うでもなく、神戸へ送り出してくれたのだ。
私が医局から追放され、とある田舎のサナトリウムに拘束されて以来父とは縁が切れてしまったが、慣れ親しんだ酒々井町の自宅で生涯を終えられたことは知人から聞いた。
むかし東京の地価が高騰して東京湾をぐるっと囲んで埋め立てようという話になった時、経企庁の役人がふすまからエビフライがニュッと出てくる写真を各都道府県の県人会に送りつけて法案を廃案に追い込んだことがあった。当時は平成ライダーが始まる前の特撮氷河期の頃でもあったから、バブル沸き立つ社会の雰囲気に馴染めない若者の受け皿として存在感を発揮していた。ただその流れも95年頃になると今までマイノリティだった側がむしろマジョリティとしてメインストリーム化していって、何がサブカルチャーなのか分からなくなっていった。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/s60/image/s60a010302h.gif
例えば、ある社会では米農家が人口の60%、輸送業者が20%、卸業者が15%、役人が5%であることが理想的な社会だとする。
理想というのは、それ以上農家の数が減ると米が足りず飢えるものが出たり輸送業者が足りないと米を輸送できないなどの問題が発生する。という意味だ。
例えば80%のひとが為政者になりたくて、泥臭いことなんてやりたくねえよ。と思ってるとする。
とはいえその全員が役人になると、社会が崩壊するのは目に見えている。
いやこんなに極端な例である必要はないのだが、何が言いたいかというとなりたい職業になれずに鬱屈としているやつはどうしたって出てくるってことだ。
でも現に、みんながやりたいことやれて、みんなが輝けている職場は存在する。それはなぜか。
優秀なやつが気持ち悪い。