「千と千尋の神隠し」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 千と千尋の神隠しとは

2022-08-18

最近読んだ本。

『おたがいさま れんげ荘物語

 

あらすじ

 広告代理店早期退職したキョウコは、今にも倒れそうなボロアパート「れんげ荘」に住んでいる。生活費は月10万円と決めて倹しく暮らすキョウコの楽しみは、猫のぶっちゃんに逢う事くらいだったが、ぶっちゃんことアンディは飼い主の家から出して貰えなくなってしまう。

 キョウコはあまり変化のない日常を送っているが、れんげ荘の若者達は人生にもまれて忙しそうにしている。コナツさんは事実婚相手男性の連れ子の育児、チユキさんは田舎に住んでいる彼氏の所とれんげ荘を往復しつつ、他人に貸している分譲マンショントラブル解決に追われていた。

 そんな若者達に深入りし過ぎないよう愚痴の聞き役になっていたキョウコのもとに、実家から母の死が報じられ……。

増田感想

 若い人達のすることに上から目線アドバイス批判をしたい欲と内心で静かに闘うキョウコ。その心情が、今にもアウトな方へ傾きそうなギリギリラインに立っている感じで、ちょっとハラハラした。心の裡だって理想現実はかなり違うもんなあ。

 一時流行った丁寧な暮らし系統だが、そういうのは結局豊かさの産物であり、現実日本社会ではもはやリアリティーを喪っているように思う。だが、本作では相変わらずキョウコは節約を頑張れば働かなくても生きていけるという設定のままだ。

 ところが、彼女実家に戻れない最大の理由だった母親他人にとってはいい人だがキョウコにだけは害悪って感じの毒親)が死亡したので、キョウコにはれんげ荘を出て兄夫婦シェアハウスするように同居するという、新しい道が示される。だが、キョウコは全然乗り気ではない。そりゃ長年一人で暮らしてきた人が、いきなり独居の自由気ままさを手離すことはできないよね。

 クマガイさんの生き方や考え方がカッコいいのだが、先のことは知らないなんて、キョウコよりもずっと年長者(敢えて言えば老い先短いともいう)だから言えること。確かに人生を悩まなくてもいい事に悩んで浪費したら勿体無いとは思うけど。

 他人には後ろ指を差されるかもしれないが理想的なキョウコの暮らしは、ずっと手放しで幸せとだけ言えるものではなくて、いつも後悔と不安がついてまわる。

 作中の時間の流れがリアルタイムよりもだいぶ遅いのか、本作は2021年出版されたのにコロナのコの字もない。現実世界はこの数年は酷い事続きだから現在よりも少し昔を生きているらしいキョウコがいっそ羨ましいくらいだ。もし作中の時間2022年に追い付いたとしたら、キョウコの心境はどう変わるのだろう。「先のことは知らない」という言葉の受け止め方は、どう変わるだろうか。私は先のことが知れない事に恐怖しかないけど。

 ラストでぶっちゃんと再会して急に元気になり小躍りするキョウコ。やっぱあれだ……推し世界を救う的な……。何があっても推しが元気でいてくれさえすれば生きれるってことか。

『天官賜福(1)』(墨香銅臭)



 中国Web小説投稿サイト発のライトノベル的なBL小説

 前に今読んでるとこって書いたけど、やっと読み終わった。半月以上かかってしまった。(他に色々読んでたのがいけなかっただけだが)

あらすじ

 舞台古代中国のような世界で、神の住む天界、人の住む下界、そして鬼の住む鬼界がある。

 主人公の謝憐(シェ・リェン)はかつて大国だった仙楽国の王太子。彼は類い希なる才能を持ち、17歳若さ天界に飛昇し神官現代日本で言うところの神)となった。

 だが、彼は自分やらかしによって天界を二度も追放されてしまい、下界でガラクタ集めなどをして糊口をしのぐ暮らしにみをやつすことになった。

 最初の飛昇から約八百年後、謝憐は三度目の飛昇を遂げ神官に返り咲くものの、飛昇した際の衝撃で他の神官達の住居などを壊してしまい、多額の負債を作ってしまった。

 そこで謝憐はまた下界に降りて、人助けをしたり自分を奉る廟を作り信者を増やしたりなどして功徳を積むことで弁済をする事にしたが……。

増田感想

 読み終えるまでに半月もかけてしまった私が言うのもなんだが、かなりページターナー作品

 ただの人間修行をしたり功績をたてたりする事によって神となり、信者を増やして功徳を稼ぐことによってより強い法力を得るという設定が、ゲームっぽくも俗っぽくもあって面白いけど、中国Web小説ではあるあるな設定だったりするのか、それくらい解ってるよね? と言わんばかりにストーリーサクサク進んでいく。でも文章平易なので設定に振り回されて訳がわからなくなるなんてことはない。

 同作者の『魔道祖師』もそうだったが、個々人の心情や集団心理描写が巧み。謝憐の、お人好しなんだけどいつの間にか味方が誰もいなくなるのもやむを得ないような性格……簡潔に言えば空気を読めない独善的でアイタタタな性格とか、権力者ワガママに振り回される下々の人々の様子とか。

 巨陽将軍(ジューヤン将軍日本語にすると巨根将軍)の名付けエピソードなんかかなり風刺が利いていて、えぇ……意外と中国表現の自由あるじゃん……(発禁になりませんように)……と思った。

 ストーリー面白いけどBL作品なので当たり前のようにボーイズがラブする。本作は『魔道祖師』のときみたいに男性同性愛の事を「ホモ」の意の古語で呼んで露骨差別することもない(1巻時点では)。

 メインカプの三郎(サンラン。攻め)と謝憐(受け)は前半くらいでもう出逢い、すぐに打ち解けて仲良く暮らしたり一緒に事件解決しに行ったりする。三郎はなぜか謝憐に対してとても親切で優しく、謝憐は訳もなく親切にされることに戸惑いながらも、根っからお人好しのため受け入れる。

 ところが、謝憐と普通人間達以外の誰もが三郎のヤバすぎる正体を知っていて、でも三郎を怒らせたら事なので、誰も口を挟まない。謝憐と三郎が人目も憚らずに二人の世界に浸っているのを、第三者ドン引きで見てみぬふりを貫く様が滑稽で面白い

 本作ではまだ謝憐や三郎の来歴に語られていない部分が多く、楽しそうに交流しているだけなので萌え萌えでいいけど、きっとそのうち超弩級の不幸展開ややり過ぎて引くエロ展開が来るんだろうな……。

 終盤の鬼市に潜入する話が好き。な、なんか鬼市の風景にデジャ・ビュが……『幽遊白書』と『ハリーポッターシリーズ』と『昭和元禄落語心中』と『千と千尋の神隠し』を足して4で割ったような雰囲気。厨二心に刺さる。

 丁半賭博であからさまに謝憐が贔屓されるシーンの糖度が高くてほっこりした。

 

2022-08-17

貧食の方がエサなのか、飽食の方がエサなのか

https://twitter.com/AgingAnarchist/status/1559672947853258753

「腹が減ったらそこにあるモン食っとけ」というスタイル。もうエサ

 

書いてある内容の真偽は知ったことではないのでおいておくが。

日本人特に食事に娯楽性を見出さず栄養素を摂取するだけの食事のことを「エサ」ということがままあるのだけれど、これが個人的にはあんまりピンとこない。

どちらかと言えば食事に対して娯楽性を見出して執着している方が欲望に塗れているため理性的に見えず動物であるため飽食の方が「エサ」と言う感じがしてしまう。

特に食事本能に直結しているためか、食事に対して拘るのは欲望に対して節制が取れていないように思える。

七つの大罪で暴食に豚のモチーフが当てられているせいでそのイメージが強いのかもしれないが、飽食にはそれこそ千と千尋の神隠しで両親が豚になりながら食べているような下品で粗野で反知性な印象が付きまとっている。

自分食事が好きで美味しいものを食べたいと思うが、だからこそ、食事を楽しむことは不摂生に繋がっていて自分欲望に負けている印象が強く、お腹が空いて美味しく食べているときの方が動物的な気がしてしまい、

「エサ」というならむしろ日本の娯楽性の強い食事の方が適しているのではないか

それは言い過ぎかもしれないが、なんというか、どうにも、食事に対して欲望が少ないものを「エサ」と侮蔑するのが、自分の方がただ欲望に塗れているだけなのになぜそんな見下したことを言えるのだろうかと不思議でならない。

anond:20220817135017

千と千尋の神隠し」のカオナシ みたいな人間が増えてるんだよ。

カオナシで居ることは、とても簡単で心地よく、楽だから

2022-08-12

夢でピンサロに行った

実際に行ったことはないが、今朝夢の中でピンサロに行った。

友人に誘われてピンサロに行った。そこはスーパー銭湯の様な外観で、国道沿いのドラッグストアの前にあり、かなりオープンだった。

入店して友人が選び、自分と友人に女性がついた。

自分についたのはポニーテール眼鏡女性でとてもかわいかった。千と千尋の神隠しに出てくる大浴場の中にすりガラスで仕切られた大きめの浴槽があり、皆そこで楽しんでいた。

自分もそこに入った。もじもじしているとその女性に脱がされ、2人で浴槽へ。

後ろから女性に抱きしめられ、耳を舌でレロレロレロレロとリズミカルに舐められ、右手で息子をしごかれた。

夢とは思えない気持ち良さだったが、なんとそこに服を着た友人と、制服を着たEXITの様な店員2人が乱入してきて、「ちょっとお客さん!本当に困りますよぉ」と店員2人が心底困った様子でこちらに訴えかけたきた。

今取り込み中だからとはいえない雰囲気で、自分は渋々服を着た。女性は出て行った。

どうしたのかと聞くと、「困りますよぉ」としかいわないEXIT店員。何回か聞いてようやく理由を話してくれた。昔のドラッグストア入口に車を駐車されたら困るというのだ。

「いや、自分の車はちゃん駐車場に止めた」と主張しても、店員はあそこに車を止められては困ると一歩も引かなかった。しょうがないので国道沿いのドラッグストア入口に行ってみると、確かに大きな車は止まっていたが、自分の車ではなかった。

自分は怒りに肩を震わせながら店に戻り、再び入口から入り、着物ハンチング帽をかぶったBEGINボーカルの様な店長クレームをいった。

店長は大変申し訳ございませんと丁寧に謝罪をしてくれた。その途中お店に電話が入り、別の店員店長に「店長!主人が亡くなりました!」と伝えて涙する一幕もあった。

自分は今後この様なことが無い様オペレーションをきちんとしてほしいと伝え、「で、どうするの?」という雰囲気を出した。

もう1回あの女性と楽しませてくれるのか?無料で?どうなの?と店長の口から言わせようとしている所で目が覚めた。


朝5時。自分は完全に勃起していた。こんなにも夢の続きを見せてくれと思ったことはない。

2022-06-03

anond:20220603180437

増田って千と千尋の神隠しに出てくる

カオナシみたい

他人言葉を借りてしか流暢に喋れない

・そうでなければ普段は「あ、あう…」しか言えない

2022-05-05

なんだこの生物

ロシア 岸田首相政府関係者など63人の入国禁止措置を発表

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220504/k10013611801000.html

↑この記事の途中に出てくる岸田首相写真

その左側にいる、千と千尋の神隠しに出てくる石像ライオンを混ぜたみたいな謎の生物はなに?

なんかすごいかわいい

詳しい人教えて

2022-02-11

最近読んだBLと非BL

 数年に一度は自分に襲い来る長野まゆみ作品ブームはまっている最中のため、あまり商業BLを読めていない今日この頃。残り少ないお小遣いも、長野先生新刊(非BL)を買うために温存中。

 ちなみに、長野まゆみ先生の書くものの多くには男×男の恋愛要素があるのだが、「非BL作品扱いなのは何故なのかというと、BLレーベル以外から出版されており、商業BL定義にあてはまるようなBLではないからというだけ。商業BLには面倒臭いルールがあるのだ。例えば、基本的ハッピーエンドとか、攻めの浮気厳禁とか、無駄に女を登場させてはいけないとか。

 まずは久しぶりにちゃんと「商業BL」の漫画から

極夜』(文善やよひ)

あらすじ

 世界は人の住まう「現世」と人ならざる者の住まう「常世」に別れている。主人公天野は、常世から来た者たちが利用する人里離れた旅寓(旅館)で働いている。

 ある日、常世の王・ツクヨミが旅寓に骨休めにやって来た。傍若無人ツクヨミ天野は振り回されるが、ツクヨミにかつて自ら命を断った友人の面影を感じ、気になってしまうのだった。

増田感想

 これはある特定の層にピンポイントでぶっ刺さるやつなのだろうと思うが、生憎私自身はこういう系を好きこのんで漁って読む方ではないので、せいぜいハジ先生の『坊主蜘蛛』を読んだくらい。BL外の作品ではたとえば『千と千尋の神隠し』とか『しゃばけ』とか『蟲師』とか『夏目友人帳』とか『モノノ怪』とか『家守綺譚』とかそこら辺が好きな人向けなんじゃないか。あ、私の好きな『左近の桜シリーズ』(長野まゆみ)もこういう系だな、そういえば。

 特定の層にピンポイントでぶっ刺さる系なので、『極夜』のレビューを某BLレビューサイトで見るとけっこう良さげなのだが、泣いたとか感動したは言い過ぎなのではないかと、私は思う。そこまですごくはない。まあまあ良い話だとは思うけど。

 事前調査なし・試し読みなしで買って読んだら、表紙めくって出てきたカラーイラストが『鴆――ジェン――』のフェイ将軍とツァイホンの絵だったので、私は買う本を間違えたのか? と一瞬慌てた。調べたら、この『極夜』というタイトル単行本、文善やよひ先生が『鴆』の大ヒットで人気作家になったために、絶版になっていた過去作品を『極夜』と改題して復活させたものだった。表題作の他に『鴆』の番外編も同人誌から再掲。なるほど、今の文善先生はかなり手練なプロ作家という印象だが、『極夜』は確かに若いなって印象だ。『鴆』はpixivコミックで2話まで無料で読める模様。

 文善先生の大ファンの人で過去作品全部コンプしたい人向け。文善作品ちょっと興味があるくらいなら、回り道せずに『鴆』シリーズか『蟻の帝国』を読むといいのでは。

 エロシーンがしめやかでいいな。私はあまりこれ見よがしな感じのエロシーンは好まないので。それと、ベタスクリーントーンが少ない為にエロシーンの白抜きが煩く見えなくていい。

 しかし、シンプルめな画風でもごっそりと白抜きのかかるのって。以前、某お気に入り作家さんのBL作品シーモア無料になっていたので読んでみたところ、修正レベルシーモアだったのでKindleでは輝く白さに消されるべき所が薄ぼんやり見えていたのだが、薄ぼんやり越しにもそこがかなり生々しい描かれ様なので驚いてしまった。な……BL作家さんって、キャラの顔はめっちゃ漫画でもおちんだけはこんなにリアルに描くもんなのか……なんでここまでおちん描写に執心してるのかわからない……と、電子書籍Kindle使いな私は愕然とした。そんな所どうでもいいと言い切ってしまうのも何か違う気もすると思いつつ、正直どうでもいいよなあ、どうせ消される所なんだし……と思わずはいられない。


『綿柎開(わたのはなしべひらく)』(長野まゆみ



概要

 16ページしかない掌編なので、あらすじは省く。掌編アンソロジー『掌編歳時記 秋冬』に収録された作品サラリーマンのほんのりオフィスラブ。現代現代的な話だから幻想なし。エロもなし。しかし非BLなので安定のインモラル上等ぶり。


増田感想

 普通に現代ものなのでビビった。登場人物ちゃんと今時のサラリーマンだなんてすごい! 漢字字形にやたら拘るところはいもの長野先生だけれども。

 こんな短い文章ボーイズがラブしているのすごい。文章は簡潔だけど、短いなかに情報量が多く、なのに情緒風景描写が死んでいないとは。熟練プロ作家恐るべし。と、これを読んだ時にちょうど小説投稿サイトフジョッシーで開催されていた掌編コンテストに応募すべく四苦八苦していた私は、震え上がり畏れ平伏叩頭したのだった。プロすごい。


ところでBLとも長野先生とも関係ないけど、『掌編歳時記 秋冬』のトップバッターが先週亡くなった西村賢太先生訃報を知ったあとに読むとほろりとしてしまう、切ない掌編だった。


『チマチマ記』(長野まゆみ




あらすじ

 猫のチマキは飼い主のマダム・ロコとはぐれてしまい、まだ赤ちゃん同然の弟・ノリマキを連れての放浪生活ののち、小巻おかあさんの家に流れ着いた。小巻おかあさんの家・宝来家は大所帯。おかあさんの息子でありまかない担当カガミさんの他、おかあさんの亡夫の前妻・マダム日奈子、日奈子の娘の暦さん、暦さんの兄・樹の娘のだんご姫、だんご姫の叔父桜川くん、そしてジャン・ポールが住んでいる。

 そんな複雑な家庭でクセのある人々と共に暮らすチマキは、小巻おかあさんのエッセイコマコマ記』を真似て『チマチマ記』を書くことにした。これはチマキが宝来家にたどり着いてから一年間の記録。

増田感想

 だいぶ極まった感じのロハス生活を描いた作品だが、長野まゆみ先生らしく背景には桜川くん×カガミさんのほんのり(悪魔的な)BLがある。

 長野先生がこんなにふんわりした感じの森ガール死語)が喜びそうな文章を書くなんて意外な気がする。しかも「にゃん語」とか「萌え」とかい単語長野作品に登場するとは、その事自体萌え萌えしい。

 だが、文体はふんわりしているのに、ことあるごとに美味しい食べ物カロリーが高くしか健康に悪いという現実ビシバシ突き付けてくる。なんなの長野先生サドなの? そんなに言わなくてもいいじゃないカロリーことなんて! 普段現実離れした作風なのになんでそこだけリアルシビアなのか謎。極力カロリー塩分を抑えてしかも美味しい料理を作ろうとなった時にまずは極上の食材調達してきてそれを干す、という異様な難易度の高さ。救いなどなかった! しょうがない、貧乏人はポテチ食ってデブしか……。

 昔、向田邦子か誰かの随筆で、戦中にこっそり隠れて読んでいた婦人雑誌に「シュウクレエムのいただき方」という記事が載っていて腹を空かせながら読んだが、結びに「淑女はシュウクレエムなど食べてはいけません」と書かれていてがっかりした、とかいう内容のがあったと思うのだが、きっとその時の向田邦子か誰かの気分が『チマチマ記』のお料理場面を読んだ時の私の気分に近いんじゃないかなと思う。

 難易度高過ぎロハス暮らし描写勝手に心折られてしまったが、桜川くん←カガミさんのBLは良さげに納まったっぽいのでいいや。

2022-01-11

2000年代作品戦後特有の「死臭」がする最後世代であった気がする

現代作品特有なのが、WW2での日本における生々しい「現実」が無くなってしまった事にあると思う。

完全な感覚でエビデンスは無いけれど、ジブリ作品を見ていると特にそう思う。千と千尋の神隠しや、その他もろもろの作品にどこか薄暗く残酷臭いがするのは、

それを作ったり関わったり人間たちが、人間ゴミのように殺される世界を知っていたからだと思うのだ。

2022-01-08

はじめて見たけど千と千尋の神隠し面白い

なんの予備知識もなく一本見終わってスッキリってのが良い。

映画ってそういうもんだよな。

2021-12-31

有名だけど、見てないアニメ

魔法少女まどか☆マギカ

千と千尋の神隠し(以降の宮崎アニメ全部)

伝説巨神イデオン

 

この中で絶対見ないといけないのはイデオンだけだと本能が叫ぶ。

2021-10-03

カリンバという楽器を注文した

久しぶりに京都の街を歩いた。

特に用はなく、四条河原町付近ブラブラと歩くつもりだった。

ふと、楽器店のJEUGIAが目に入る。

そういや、カリンバという楽器が気になっていた。

手で弾くオルゴールのようなかわいい楽器だ。

ちなみにこんな音が出る。

千と千尋の神隠し「あの夏へ」  https://www.youtube.com/watch?v=OyOUaDy9_LU

その前にこのTikTok動画を見てた。カリンバではないが、これもいい。

https://www.tiktok.com/@enbiggen/video/7013546281284996357


お店に中に入る。

しかし、探しても見つからない。

店員さんに聞くと、探しにくいところにひとつだけ在庫があった。

ただ箱に入ってるので、試し弾きができない。

諦めて店を出た。

家に帰ったが、やはり欲しくなった。

から店には行けず、仕方ないのでAmazonで探す。

GECKOというメーカーカリンバを3300円くらいで購入した。

から楽しみだ。

2021-08-15

ジブリ大好きなのに、「千と千尋の神隠し」だけは楽しめない

あの、最初の方に出てくる千尋の親が無理すぎる。

千尋母親が私の母親に似過ぎて見ていられない。

父にべったりで、子供に無関心で、非常識なところが本当に私の母親のもの

特に勝手にお店の物を食べるシーンを見る度に私の母もやりかねない…とすごくヒヤヒヤする。

2021-07-25

細田守宮崎駿を大いにディスる記事翻訳

https://www.france24.com/en/live-news/20210715-hosoda-japanese-anime-has-problem-with-women-and-girls

 細田守スティーブン・スピルバーグ、そして、彼と比較されがちな日本の偉大なアニメーターである宮崎駿の両方に不満を抱いています

 細田(人道的傑作『未来のミライ』が三年前にアカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートを受けた)はハリウッドデジタル至上主義宮崎女性描写うんざりしたものを感じているといいます

 最新作である『竜とそばかすの姫』がプレミア上映されたカンヌ映画祭におけるAFP通信インタビューで、細田スピルバーグの『レディ・プレイヤーワン』をはじめとする多数の映画に視られるネットに関するディストピア的な表現は万人にとって、特に女性にとってあまりよろしくないと発言しました。

 自身も幼い娘の父である細田監督は、彼女たちの世代が恐怖に怯えるのではなく、デジタル運命コントロールできるように力づけていきたいと考えています

彼女たちはインターネットとともに成長してきました。しかし、常々、ネットが悪意に満ちた危険空間であることも教えられてきたのです」

『竜とそばかすの姫』では、内気で無垢少女すずのジェットコースターのような感情体験が、21世紀舞台にした『美女と野獣』をベースに見事に表現されています

デジタルディーヴァ

 彼女自身にとっても、他の人々にとっても驚いたことに、すずは「U」というアプリ仮想世界内で、ベルと呼ばれるポップ・ディーヴァになります。何十億人ものフォロワーを獲得したすずはネット上でいじめハラスメントを受けたりもしますが、「ベル」の歌を通じてアンチ自分自身の悩みを乗り越えていきます

 

若者にとって、人間関係は複雑で、甚大な痛みを伴うものです。私が見せたかったのは、こうした仮想世界が辛く、恐ろしいだけなく、ポジティブものとなる可能性です」

 すずとそのギークの友人は日本一般的アニメ女性とはかけ離れています。ここが名作『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞を獲ったレジェンド宮崎駿との態度を異にするところです。

日本アニメを観るだけで、日本社会において若い女性がいか過小評価され、見下されているか(underestimated and not taken seriously)がわかります

 この監督(その映画宮崎作品よりも現実に根ざしている)は、当時として珍しいことに、シングルマザーによって育てられました。

 2012年に公開された名作『おおかみこどもの雨と雪』は、彼女がたった一人で”小さな群れ”を育てた、その猛烈な自立心を讃えた作品です。

 細田監督は、「日本アニメでは、若い女性が聖なるものとして扱われていますが、それは彼女たちの現実とは無関係です。そのことに私はとても腹を立てています」と、悔しさをにじませます

宮崎駿との関係

 細田監督ジブリ創立者である宮崎駿名前を出さずに、厳しい意見をのべつづけた。

名前は伏せますが、アニメーションの巨匠でいつも若い女性をヒロインにしているひとがいます。率直にいうならば、彼は男としての自分に自信がないからそのようなことをするのだと思います

若い女性を崇拝することははっきり言って不快ですし、わたしはやりたくありません」と彼は主張する。

 彼は、彼のヒロイン美徳イノセンスの模範とすることや、”誰からも好かれなければいけないという抑圧”から解放されなければならないと考えています

 細田監督宮崎駿監督には因縁があります

 53歳ときの彼は宮崎駿の正当な後継者とみられていました。のちのオスカーノミネート作『ハウルの動く城』の監督として外部からジブリ招聘されたのです。

 しかし、細田制作かばジブリを辞め、自らのスタジオを立ち上げました。

 細田は「人間の良いところも悪いところも描く、その緊張感こそが人間本質」というような物語を好んでいました。

 そうした性向が『美女と野獣』を現代アップデートすることに惹かれたのでしょう。

原作における野獣は最も興味深いキャラクターです。彼は醜く、暴力的ですが、同時に繊細で傷つきやす内面を持っています

美女ディズニー版ではベル)は取るに足らない人です。見た目がすべての存在です。私は彼女を複雑で豊かに作り変えたかった」

 そうした二面性は、彼の最初のヒット作『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!から観られるようなデジタル世界の魅力にも現れています

「私は事ある事にインターネットへ立ち返りつづけています最初は『デジモン』で、2009には『サマーウォーズ』、そして、今もまた」

 そして、インターネット諸悪の根源とみなしてはいけないと、これまで以上に確信しています

若い人たちはそこから離れることはできません。彼らはネットともに育ってきたのだから私たちネットを受け入れ、よりより使うことを学ばねばなりません」

2021-07-12

anond:20210712113633

宮崎駿監督とかまさにそれだよな。

千と千尋の神隠し』は、宮崎駿の知り合いの娘さんが主人公モデルだって話だし、

となりのトトロ』でサツキちゃん迷子のメイを思って泣いてるのを見てトトロが絶叫するシーンがあるんだけど、絵コンテトトロは「かわいいー!」と叫んでいるらしい説明書きがあったとかって話もある。

自分フェチに正直な人代表だよな。

2021-06-16

anond:20210616181549

定番だけど九份千と千尋の神隠しの題材になったって言われてる街。異国にきたなって感じられてすげえ良いよ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん