はてなキーワード: ヤオヨロズとは
8月 ヤオヨロズ、条件Xでの打診を受け、「その条件では降りさせてもらう」と伝える。
8月~9月25日以前 ヤオヨロズとKFPAとの交渉が完全に決裂。
9月25日? 予定されていたコラボアニメがすべて手を離れたため、福原Pよりたつき監督に次期の降板が伝えられる。
9月26日 事件の大きさにおののいたKFPAがヤオヨロズと再交渉を決める。
つまり今回の件に関するカドカワに対する謂れなき非難の集中に対する怒りによって書かれた文章ということになる。それはわかる。
非難が集中するに至った原因はたつき監督のツイート中の「カドカワさん方面からのお達し」という一言に集約している。
今騒いで良い事は何もないだろう。
角川本社前でデモを、なんてツイートを見かけると頼むから止めてくれと思う。
現状我々に出来る事はヤオヨロズ側からの声明を待つ事だけなのだ。
だがこれで騒ぐなというのもなかなかに無理な話だ。
プロジェクト名義で出されたアナウンスも具体的な状況がさっぱり伝わらず、火に油を注ぐ結果になってしまった。
とりあえずあの時点で「プロジェクト側に非はない」と取れる説明は、例え本当にそうだとしても要らなかった。
事態を把握している事、収束に向けて努力している事を伝えるだけで良かったのに、
それにも拘らずあの文面になったという事はプロジェクト側も相当キレていたのだろう。
つまり喧嘩を買ったわけだ。こうなるとどっちが何割り悪いみたいな話に持って行くのは虚しい。
12.1話については確かに丸々本編仕様の映像をたつき監督個人のアカウントで動画サイトにアップ(営利活動じゃないからそこまで問題なかろう?)という中々のヤンチャだが、
それは割と早い段階で公にたしなめられている記録があるので、その事をもう一回持ち出して、今後ああいう事は先に話しを通してくれというだけの事にヤオヨロズがキレたというのもあんまり納得のいかない筋書きだ。
最初からセットリストにアンコールまで入れてJASRACに申請しておくお約束を拒否するためにバンドを解散する、というような話で、そこまでロックなアニメ制作会社ってあるのかな。
今私にとれる行動として、文章の表現を修正しました。内容は変えていません。
https://anond.hatelabo.jp/20171002002200
の続き
まず前提として説明しておきたいのが、コンテンツ制作を生業にするこの業界には、
「クリエイターを、『大人の喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されていることです。
これは、クリエイターを制作作業に集中させる環境を整えるのが会社の役目であって、
権利トラブルを始めとする「大人の喧嘩」に巻き込んで余計な負担をかけるべきではない、という考え方からきています。
まともなエンタメ企業ほど、この前提が社員にしっかり浸透しています。
※そういう意味では、KADOKAWAのアニメ事業局・ライツ事業局は、まだまともな方です。
以上を踏まえて、これは私が外部の人間である以上、妄想の域をまったく出ませんが、
何の根拠もない妄想よりは幾分かは良い、というところで、私の思う経緯を書きます。
①KADOKAWA、2期制作にあたり、12.1話のようなことを節々でやらないよう、ヤオヨロズに念押し。
②ヤオヨロズ、「2期制作は請けるが、たつきが一番功労者でエラいんだから、たつきの好きにさせろ」と返答。
③KADOKAWA、たつきへのリスペクトはあるが、幹事会社として、その要求は飲めないことを通達。モメ始める。
④ヤオヨロズ、モメた末、「そんな条件を出してくるならオリる」脅しのカードを切る。
【たつきはここまで、以上のようなやりとりがあったことを一切関知しておらず、制作作業に集中していた】
⑤ヤオヨロズ、たつきに「KADOKAWA意向で制作ハズされちゃったんですよね」と報告。
(10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAはヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。申し訳ありませんでした)
また、何度でも書きますが、ヤオヨロズは「近々公式コメント出すから大人しくしててね」くらい発信すべきです。
たしかに、たつき氏はけもフレを盛り上げた一番の功労者であることは間違いありません。
しかしながら、仮にも「商業アニメの製作」に関わる人間として、
他者の権利を侵害しないよう、正当な手順を踏まなければならなかったのも事実です。
百歩譲って、たつき氏は「ものづくり以外のことは専門外」な職人だったにせよ、
ヤオヨロズの渉外役は、たつきが暴走しないよう適宜コントロールする役割の立ち位置を、
会社としては、とらなければならなかったはずです。
「事実上の権利者」としての立場の強さを使って、自分たちもリスクをとる形で、
KADOKAWAと、製作委員会と交渉をして、もっと他の道を探ることだってできたはずです。
今回のように、ファン巻き込んで、KADOKAWA炎上させるようなやり方ではなく、です。
あなたたちは、たつきのツイートを見て「なんで?」と困惑するに留まるべきだったと思います。
同時に、ヤオヨロズからの情報発信を待つべきでした(未だに何もありませんが。。。)
知識も情報も十分でない内から、KADOKAWAを叩くべきではありません。
本当に想像がつかないほど多くの企業と人間が熱意を持って関わって、チェックされて、
「確認結果OK」のお墨付きを受けて、ようやく世に出てきているんです。
そもそも、「カネ」や「利権」体質だとKADOKAWAを批判するあなたたちは、そこで働く人間に会ったことがあるんでしょうか?
彼らの作品づくりにかける思いを知っていますか?平均年収を知っていますか?
年間にいくつの作品を世に出して、新人作家をデビューさせ、喜ぶファンを生んでいるのか知っていますか?
私が出会ってきたKADOKAWAの人間は、本当にクリエイターのことを尊敬していたし、大事にしていたし、
ファンに作品を楽しんでもらうために、毎晩遅くまで、身を粉にして働いている人たちばかりでしたよ。
そもそも出版業を始めとしたコンテンツビジネスは、利権があって初めて成り立つものです。
「カネ」や「利権」、こうした概念を重視したビジネスを批判するなら、
KADOKAWA以外の作品も含め、マンガもアニメも映画も、見ることを一切やめるべきです。
そうすれば悪の根源たるエンタメ企業は続々潰れるだろうから、理想の世の中に一歩近づくのではないでしょうか?
それから、吉崎先生が原因うんぬんかんぬんのニュース記事はプレスリリースでもなんでもないので、
あれだけKADOKAWAに石を投げておいて「狼狽してバタついてる」って、どうなんでしょうか。
記事にも書きましたけど、確かに、「なんで?」で止まるなら私はあるべき姿だと思いますよ。
そうじゃなくて、こういう基本的な知識を持ってたら、脊髄反射でKADOKAWAを叩くような行動はとらないでしょ?
だから「ちょっと落ち着くべきだな」と思うオタクを増やすために、私はこの記事を書いたんです。
何度も私は書いています。「ヤオヨロズ社からのリリースを待ちたい」って。
けど現状、製作委員会からのコメントしか出てない以上、その事実をもとに妄想するしかないわけです。
でも、その妄想だって、知識のあるなしで結論も、その行動も、随分変わってくるとは思いませんか?
頂いたようなコメントに一番星が集まるところが、まさしく今回の騒動の難しさなのだと思います。
私が書いた記事が長文すぎて、読まれなさすぎ分かりにくすぎたのが原因ならすみません。
権利でビジネスやること自体の否定に繋がるので。商業アニメ映画マンガなどなどの全否定を意味していると思います。
製作委員会(権利者たち)が要求したのは「発信情報の事前確認」です。
また、ヤオヨロズがたつきに「言いにくかった」要素の方が大きいと思えるから、
「クリエイターに逐一情報共有しながら進める」といった解決策の方が現実的になってきますけど、
少なくとも、こうして考えた場合にも、「KADOKAWAを一方的に叩く」という行動にはつながらないと思います。
制作費半分、売上5倍の話が、権利の話にどう関係してくるんでしょうか?
安い値段で請けて納品してやったんだから、好き勝手やらせろ、というのは、
あくまでヤオヨロズからのリリースがあるまでは妄想ですけど、12.1話自体を問題にしているのではなく、
「自分に権利があるモノに関する情報発信を、自分の手綱のとれない誰かに委託するのが怖い」感覚、わかりませんか?
たしかに12.1話は、現状見えている情報からは、成功した企画になったと言っていいでしょうが、
「同じようなことが今後もあるのは嫌」というのをヤオヨロズへの窓口としてのKADOKAWAに強く言った可能性は高いし、
ヤオヨロズは、最初は全然自由だったし、ここまでけもフレを育てたのはたつきだという意識があるからこそ、
同じくヤオヨロズが何か言うべきというのは私も完全同意ですね。
文章力がなく長くなってしまってすみません。ありがとうございます。
ヤオヨロズがクソというか、前提のこういう基本的な知識があれば、
「KADOKAWAは必ずしも悪くない」結論にたどりつくはず、という趣旨です。
ただ、ヤオヨロズを制御するのは製作委員会側じゃなく、ヤオヨロズという会社自体の問題だし、
たつきを制御すべきなのはヤオヨロズという会社だったはずと思いますよ。
鋭い指摘ですね。
ただ、少なくとも現状出てる情報からは「KADOKAWA側のまともな判断力が失われていた」と判断できる記述はないですね。
私の態度は申し訳ありませんでした。
けど、この件に関するKADOKAWA側の態度の、どこが問題だったんでしょうか?
それを具体的に言えないのが、今回の炎上の難しい部分だと思いますよ。
そりゃ反発は予想していたでしょう。だから、たつき続投の方向性で調整方法を探っていたと思います。
まずファンはそこで一歩踏み込みすぎてますよね。「KADOKAWAが一方的に降板させた」って。
ヤオヨロズ側にとってみれば、自分らが権利を持っていないのは当然歯がゆいし、
「功労者であるたつきに好きなようにやらせてあげたい」という気持ち、たつきへの敬意もあるから、
「制作おりますよ??」という脅しは、彼らにとって交渉カードなわけですよ。
けれど、どういう意図であの情報がたつきから発信されたのかを知るすべが現状ないから、
私は再三「ヤオヨロズからのリリースを待ちたい」と書いてるし、
「KADOKAWAが必ずしも一方的に悪い話ではない」と言っています。
でもヤオヨロズからのリリースがあるまでは何とも言えない部分はあるけど、
私の感覚からすれば、たつき氏は本当に降板が寝耳に水だっただろうし、悪くないと思いますよ。
現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように見える、という話です。
電通問題含め、働き方に関する問題は、あまりにも門外漢なので触れません。
原作者の吉崎先生が自由に作っていいと言えば何やってもいいわけじゃないですよ。なぜなら作品を一人で作っている「同人」じゃないから。
「商業アニメ」だから、色んな会社が、分割された権利をたくさん持っているんです。製作委員会も「自由に作って良い」と言えば問題ないと思いますよ。
「事前通知が嫌な声明を鵜呑みにしていいのか」という指摘ですが、仰る通り、ヤオヨロズからのプレスリリースを待った方がいいのは確かです。
けど今出ている公式コメントは製作委員会のものだけですし、少なくとも、「KADOKAWAを一方的に叩く」風潮に一石を投じたい私の立場としては、
情報として十分なわけです。未だに「近々コメント出すから、誰かに迷惑かけないでね」すら言わないヤオヨロズを信頼できないというのもありますけどね。
それから、(2)の方にも書きましたけど、この業界には「クリエイターが一番エラい」とする文化があって、たとえ相手がお金をもらう立場だったとしても、
無理なことはやらせられない、けど権利など大人の事情が絡むときにはその無理を、神経使いながら通さなければいけない、というような考え方が浸透してます。
もちろん、何度も何度も書いてますが、ヤオヨロズからのプレスリリースを待ちたい一方で、業界文化的に考えれば、
ヤオヨロズは、「たつきの自由にやらせようとした」はずです。「たつきさん、思うようにやってください!」くらい言ってそうなのは想像つくわけです。
けど(製作委員会を代表しての)KADOKAWAから、「事前に内容をこちらで確認してからの情報発信にしてください」と言われ、
「最初は全然管理してこなかったくせに、お金になり始めたからって今さら管理しようとしてくるなよ」という反発心はあっただろうし、
何より「たつきが一番エラくて功労者なんだから、たつきの好きなようにさせろよ」と思ったとしても自然だと思います。
そういういざこざが(たつきの知らないところで)続いていて、こじれる所までこじれた結果、たつきの「突然ですが」ってツイートなのではと言ってるわけです。
「切り倒した」のは、本当にKADOKAWAなんでしょうか?
KADOKAWAは、たつき人気で盛り上がってきたコンテンツであることが、本当に分からない程度の会社なんでしょうか?
そもそも製作委員会からのリリースには、「ヤオヨロズから辞退の申し出があった」としか書かれていません。
それに対して、KADOKAWAはどう返したんでしょうか?まだ、情報が不足してはいないでしょうか?
私は現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように思えます。
未だになんの声明も出さない部分まで含めて、ちょっとどうなのかなと思っています。
たつき氏が悪いと言っていません。手綱をしっかりとる責任を果たさなかったヤオヨロズが悪いと言っています。
なぜなら、KADOKAWAとたつきが直接交渉してるとは考えられないからです。その理由は(2)にも書きましたが、
たつき氏には制作作業に集中してもらって、ヤオヨロズの窓口が(製作委員会窓口としての)KADOKAWAと交渉していたはずだからです。
たつき氏からの暴露ツイートが発信されないようコントロールするところまで含めてKADOKAWAの責任だったというのは、
少し無理筋すぎはしないでしょうか。
おおむね同意なんだけど、気になるのは
ニコ動に申し入れて、いったん公開中止させて確認とってから再開させるとか。
その一点が問題ならそこを名指しで指摘してもよかったように思える。(ぼかすのもまあわかるけど)
好きな時期に公開はできなくなるけど、そういう縛りがいやならそもそも仕事できないよね。
10年一度ぐらいのムーブメントにかかわっていたとなれば今後の仕事も有利なわけでかなりひどい条件でなければ拒否しないと思う。
一時の感情で失言してしまうことはあるわけだけど、すぐに消して謝罪する道もあったと思う。
鍵をかけるわけでもなく、消すでもない。(拡散しきった今となっては消せないだろうけど)
まぁ長文すぎたし、表現も悪かったというのはあるだろうけど、
あの記事をちゃんと読んで、それでも考えが変わらなかった人って、
もう理屈じゃないんだろうなと、改めて思いました。
記事の中にも、外についた返信にも30回以上は絶対に書いたのに、
あの記事は、「私の想像こそが正解です」なんてことを言うために書いたんじゃないです。
「基本的な知識があったら、まだKADOKAWA叩きに走るべきではないですよね」というだけのシンプルな主張が、
こうまで伝わらないんですね。
頂いた反応を、本当に悲しく思っています。
結局出資してる側が強いんだよってことじゃねーか。
金出してんのがそんなに偉いんかよ。偉そうに言うならヤオヨロズを上手く使う手腕を見せれば?
12.1話についてインタビューや上映会の発言で少なくともテレ東プロデューサーに話が通ってたのは明らかなのに、何で一切触れないの? 自分の主張に都合が悪いから?
http://kemono-friendsch.com/archives/8979
監督からすれば権利関係の窓口はPであって、そこから先はPと製作委員会の間の話だよね?
その話だって本当に無断だったかは分からない(コピーライトまでは出せないが黙認だった可能性もある)
今私にとれる行動として、文章の表現を修正して再投稿します。内容は変えていません。
冷静さが至らず、申し訳ありませんでした。
https://anond.hatelabo.jp/20170930045332
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長いので2本立てです。(1)は基本知識編、
(2)では業界文化に触れながらの経緯の「想像」を書いてますが、
趣旨は「KADOKAWAを現状出ている情報だけで叩くのはやめよう」です。
(2)→https://anond.hatelabo.jp/20171002015348
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アニメの版権ビジネスに携わっている人間からの解説がないと感じるので書きます。
仮に真実と違っていたとしても、価値のある内容になると思ったからです。
けもフレ製作委員会からのプレスリリースの内容が真実だとすれば
(仮にあれが真実でないとしたら訴訟モノだし、ヤオヨロズも真実だから黙っているのでは)、
同時に、あの製作委員会からのリリースは、外から見えている事実の経緯と矛盾していません。
正しい知識も情報もない内から、KADOKAWAを叩くのはやめましょう。
つい先月まで、アニメ版権を使った、タイアップ販促キャンペーンの企画を担当していました。
今もファミマでけもフレのチャームがもらえるキャンペーンをやっていますが、
まさしく「ああいうの」です。
そのため、今回の問題に言及するにあたって、平均以上の知識があります。
製作委員会というのは、幹事会社と、そのアニメへの出資企業で構成される組織です。
この方式には、出資側から見れば、失敗のリスクを最小限に抑えながら、
会社のカネになる権利をとりに行くことができるメリットがあります。
(幹事会社から見れば、リスクを抑えながら、製作の資本を集められるメリットがあります)
というのも、すべての商業アニメには、作品に付随する権利が発生しています。
映像に関する権利、音楽に関する権利、出版に関する権利、グッズに関する権利など様々なものです。
作る物に応じた権利を持っている会社しか、そのコンテンツの公式制作物は作れません。
(知っての通り、個人の二次創作同人誌は、その辺りグレーゾーンです)
誰かに期間を設けて「貸す」(=許諾する)ことでもお金になります。
ただし元手のお金がなければ、権利以前に、作品を作ることすらできません。
だから、中心になって製作委員会を立ち上げる「幹事会社」は、作品の企画書を作ってばらまきます。
出資する側の会社は、それを読んで「この作品は当たる」と感じたら、ヒットを祈りながら出資をします。
これが、作品が当たれば、ゆくゆくは大きなカネになるというわけです。
具体的に言えば、サーバルとかばんのドラマCDを出すために音楽周りの権利が要るし、
フェネックのフィギュアを出すためには、商品化(グッズ化)周りの権利が必要です。
あるいは、アライさんオンリーのアンソロジーコミックを出したい会社からお金をとるために、
けもフレに関しては、KADOKAWAが委員会窓口であり、幹事会社であるように見えるので、
(10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAはヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。
大変申し訳ありませんでした)
ともかく、以上のようなギャンブラー的な前提があって、商業アニメは生まれています。
余談ですが、出資がなかなか集まらず苦しむ場合がほとんどで、アニメ化自体が立ち消える作品も多いです。
※おそ松さんのように、どの会社も出資に見向きもしなかった作品が、大当たりした事例もあります。
ヤオヨロズは作品の持ち主である製作委員会側から発注を受けて、
言い換えると、
ヤオヨロズは製作委員会には入っていないため(作品に対する出資のリスクをとっていないため)、
一般的に、アニメのような制作物を納品する際には、委員会に対する(二次利用を含めた)著作権の譲渡と、
著作者人格権をの不行使を含めた契約を結ぶことがほとんどであり、
おそらく、現状ヤオヨロズ社に残っている権利はほとんどないと言っていいと思います。
私がここではっきりさせておきたいのは、「けもフレのアニメは、ヤオヨロズの作品ではない」点です。
つまり、製作委員会への確認と、その結果としての許諾がない限り、
好きに内容を作ったり、コンテンツに関する情報を発信することはできません。
なぜならそこには、「発注される→アニメを納品する」関係しか存在しないからです。
この辺りを曖昧にせず、前段も踏まえて、契約上明確にNGであることをしっかり理解すべきだと思います。
製作委員会からの許諾なく、「12.1話」を勝手に作り、発信した点。
さらには、それが「公式」の制作物であるかのような受け止められ方をしてしまった点です。
※もっと細かい部分では、恐らく各社への確認に回していないであろう、
キャラクターの立ち絵とセリフが入った1枚画像投稿行為などもあるが、これはまあ相対的には重要でないと思われます。
コピーライトとは、それが権利者の確認と正式な許諾を受けて公開されたものであることを示すサインです。
けもフレの場合は、「けものフレンズプロジェクトA」、簡略化した短縮表記で「KFPA」のようです。
けもフレTwitter公式アカウントの画像欄などを確認すればひと目で分かる通り、
けもフレアニメにまつわる全ての制作物は製作委員会の確認と監修を受け、
コピーライトが入っていなくてはなりません。
しかしながら、
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30968065
これで12.1話は、「たつき氏が製作委員会に許可をとらず、勝手に作った」制作物なのだと分かります。
ところがファン側には当然知識がないので、こうした制作物を「公式が出した物」だと思って視聴します。
では、たつき氏が12.1話を公開したことで、どんな問題が起こった(と想像できる)のでしょうか?
・このアニメのせいで、進行していた企画が「公式なのに二番煎じ」になってしまい、内容の修正が必要になった
・以降のマーケ戦略、露出のスケジュール組みを検討し直さなくてはならなくなった
・主幹事のKADOKAWAから事前の確認依頼ができなかった件で、製作委員会所属企業への説明&謝罪対応に追われた
(10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAはヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。申し訳ありません)
例えばこうしたトラブルがKADOKAWA側に起こっていた可能性は、容易に想像がつきます。
KADOKAWA側から見た際の、最も大きな事件はこの12.1話の公開だっただろうし、
今後はやめてくださいね、というヤオヨロズへの警告には、れっきとした正当性があります。
たつき氏が自分のお金持ち出しでそれを作っていようと、それをたつき氏が公開する以上は、
ファンからは「公式の物」としての見られ方をするため、やめてほしいわけです。
この業界には、適切なタイミングで、適切な内容の情報(イラスト、動画なども含む)を解禁し、
意図した形での盛り上がりの山を作るために、日夜、検討に検討を重ねている人々がいます。
たつき氏は、ヤオヨロズは、アニメ業界の人間でありながら、本当にそういったことに想像が及ばなかったのでしょうか?
こうした販促タイアップキャンペーンの進行について解説しながら書きます。
この2本の企画に関しては、
日本中央競馬会(クライアント) - 代理店(キャンペーン企画) - KADOKAWA(委員会窓口)
日清食品(クライアント) - 代理店(キャンペーン企画) - KADOKAWA(委員会窓口)
こうした企画に代理店を挟む理由は、当事者同士で進めるとケンカになって基本うまくいかないのと、
単純に調整事項が多すぎて面倒くさいからです。
通常のスケジュールとしては、もちろん規模感にもよりますが、6ヶ月~4ヶ月前くらいに、
委員会の窓口企業に対し、コンテンツの期間使用に関して、代理店から打診をします。
打診というのは、
「お金を払うので、一定期間、競合企業にそのコンテンツを使わせないでもらうことはできますか?」
という相談だと思ってもらえればいいです。
たとえば日清食品は、今回のけもフレとのコラボ映像を作って公開するためにお金を払い、
コンテンツの期間使用契約を、企画をした代理店越しに、委員会窓口であるKADOKAWAと結んでいるでしょうが、
この契約を結ぶことで、東洋水産とか、マルちゃんとかは、けもフレとコラボができないことになります。
(だから、マリオとかポケモンとかの強いコンテンツは毎年、高額での激しい取り合いになります。)
(10/02追記:東洋水産とマルちゃんは同じですね。ごめんなさい。)
打診に対して、委員会窓口から「OKです、提案していいですよ」の返事があれば、
代理店は、そのコンテンツを使った企画をクライアントに提案します。
もちろん不採用になることの方が圧倒的に多いですが、採用になれば、その旨を委員会窓口に連絡し、
今回、日清食品の企画開始は2017年6月だと明記されていますので、
おそらく4月末くらいに日清から代理店にオリエン、代理店からKADOKAWAに打診、5月頭にOKの返事が出、
5月初旬くらいに代理店から日清への企画提案があって、2~3週間くらいで社長OKが出て実施が正式決定、
6月頭から、表記の通り「委員会と連携しながら」企画をかためていった、というような流れだったのでしょう。
スケジュール的には、十分な余裕があるかはさておき、本当のことを言っているだろうな、という感じです。
6月段階では「8月に入っての、ヤオヨロズからの辞退の申し出」は知り得ないし、
どこの制作会社を使うのかは製作委員会が決めることなので、まさしく「関与できる立場にない」です。
そもそも、これまで述べてきたような製作委員会の仕組みを知っていれば、
日清食品に問い合わせをするのが無駄で迷惑な行為でしかないことがわかります。
なのでやめた方が得策です。
(というのを、KADOKAWAもヤオヨロズもたつき氏も最低限、発信すべきだったのではないでしょうか?)
「8月に入ってヤオヨロズは制作を辞退したはずなのに、ヤオヨロズ制作の映像が9月に世に出ている」
指摘に関しては、これもヤオヨロズがイチ制作会社にすぎないことを踏まえて考えれば、
2期制作に関しては辞退の申し出をしつつも、すでに発注を受けてしまった進行中のタイアップ案件に関しては、
【ヤオヨロズ→KADOKAWA】、【KADOKAWA→日清】の、2つもの契約不履行の状況が生まれてしまうので、
お互いケンカしながらも、まぁ納品までは最後まで一緒にやった、というだけの話であるように思えます。
以上の理由から、コラボ案件の実施は、製作委員会の声明と矛盾していません。
(2)に続きます
https://anond.hatelabo.jp/20171002015348
今回私が記事を書いた目的は「アニメにまつわる基本的な知識を持ってほしい」と思ったこと、
またその上で、「ヤオヨロズからのリリースが出るまでは、必ずしもKADOKAWAが悪い話ではないから、脊髄反射で叩くのはやめましょう」
その「リスペクト」が無いというのは、どこへのご指摘なんでしょうか?
製作委員会からのリリースには、「発信内容の事前確認」で済まそうとしたと書いてあります。
「内容」そのものを縛ろうとするのじゃなくて、「事前確認」の方向性で収めようとするなんて珍しいと思います。
何度も書いてるけど、KADOKAWAだって基本的にはクリエイターへのリスペクトは忘れない会社ですよ。
あなた方は、何を根拠にKADOKAWAの体質をバッシングしてるんでしょうか?
これは仰るとおりだと思いますよ。
だから私はこの記事を、製作委員会とは何か、の超基本的な部分から書きました。
幹事会社ではないけど委員会では中心メンバーだったって感じですかね。訂正します。
→長すぎて書けなかったので、(2)の方で返信します。
https://anond.hatelabo.jp/20171002015348
→長すぎて書けなかったので、(2)の方で返信します。
(2)で「※KADOKAWAを叩く人々をバカ呼ばわりしてた表現について修正しました。内容は変えてないです。」と言ってる割には、「まず結論から言うと」のくだりで「今回の話は8割方、ヤオヨロズ社に非がある話だ。」と断定していたものを「今回の話は8割方、ヤオヨロズ社側に非がある話に思える。」に変えてるじゃん。内容変えてないんじゃないの?
久々に読んでいてコメントを書きたくなりました。仰っているとおりではないかと思います。私は業界の関係者ではないので詳しいことはわかりませんが、双方の公式発表がない段階(どちらかの発言に間違いがあった場合の訂正など)でどちらかを悪として取り上げて叩くのはネット社会の悪い点だなと思いました。どちらかと言えば公式発表しないヤオヨロズの方に費があったのでは?と思っていたのですがそういう人は少なかったので…(例の不仲記事は正直興味ないです)
大勢の素人門外漢相手に、アニメーターとアマチュアのハイブリッドな坂本龍馬である我が申し上げるが
【製作委も一次請けヤオヨロズも、権利関係取扱いに関する、体制、手順の示し合わせ、が不徹底だった】だけの話で、アニメ業界でなくてもたまにあるケース。
請にも委にも不備が共通してたから、権利違反コンテンツとなり、たつきツイートになったわけで
三方一両損でしかない。民事的には。コンプラってのは、旧来の空気読めだの不文律ってのは通用しないからな。
手順書がなかったら、関係各位全員出席による手順書の示し合わせ意識統一会議の機会がなかったら、原発事故現場で早々に行き詰まって詰んじゃうだろがw日本全国がww
ナアナアの暗黙のやり方がだめだっていうなら、ニチアサ3枠もガンダムUCも企画立案やってきた我はどうなるw
門外漢のままだがギャラもらったこともないが、いずれも主席企画者だぞ。いづみ、、三郎、肇だぞ、この我は。いい加減で許されざる存在の権化だ。
…というわけで、けもフレ製作体制の皆様は今後、コンプライアンスの明文化と意識統一会議を徹底しようね時間が余ってるもんならやってみやがれと。
https://twitter.com/elm200/status/914309449279352832
https://twitter.com/WorldKuromaku/status/914475104452710401
https://twitter.com/WorldKuromaku/status/914479721395580928
https://twitter.com/WorldKuromaku/status/914478075001413633
https://twitter.com/WorldKuromaku/status/914475483579977728
https://twitter.com/WorldKuromaku/status/914480294626869248
https://twitter.com/WorldKuromaku/status/914478327880089600
◆
たつきだってもうアラフォー視野だしさ、「ぼく二十歳。今年アニメスタジオ起業しちゃったヒャッハー」とは違うわけでな
さすがに発注最上位を名指しするリスクは社会人的にわかってるはずなのだよ。製作委名称でごまかすのが常識だということは。
「丸の内のJVの現場で元請け側にひどいことされた」つう時に、2chちくり板とかにどうしたって「ハザマだよハザマ、あすこのS課長がよー」とか書きたくなるのが人間だろ。
もしかしたらまだ心が17歳で、すぐキレる、思ったことそのまま書く、たつきなのかもしれんが、中の人にしかわからん。
だからビジネス常識的には「たつきのコンプラ違反を口実に、カドカワミカドに密告し【たつき謀反の疑い】で隠岐に島流し、という線が浮上するわけだよ。
カドカワが製作委の主幹かは関係ない。たつきが実際にカドカワに頭にくる仕打ちを受けたかもしれない。
実際、カドカワはあかhりさとrを使い捨てにしていきなり仕事全部横取りしてクビ切った前科がある(ネットでカミングアウト記事になったことがあるhttp://bizmakoto.jp/makoto/articles/1012/30/news001_4.html)。
だがアニメ・ゲームってそういうことあんのよ。漫画は原作者しか作れんから略奪しにくいが。
ふつう、という言い方は語弊があるが
ふつう、12,1話が一回きりだったら、初回だし目こぼしするだろ。だからヤオヨロズもそう思ってただろ。
おかしいんだよ今回。製作委に、たつき切りたがってる一派がいたような容赦の無さ。
たとえば東eの白いクラさんが子供番組大ヒットの業績を請けて副社長になったのに、
それを面白く思わないオトナ番組エリート部課の連中が、地獄少女とか、昼メロドラマみたいに「今に見てろ…」と物陰からずっと睨んでて
次の子供番組がちょっとだけコケたら鬼の首取ったように「ヒャッハーイエーー!白い蔵さん更迭!鋼鉄ジーグーー!」っって部長降格人事クーデター成功させちゃったような、ああいうの。
つづく
「社会全体で見たときの利益最大化を追求すべき」というのは、より正しくは「不幸にも企業単体の利益追求がうまく作用しない場合でも、百歩ゆずって社会全体で見れば利益になっているはず」という感覚なので、あくまで企業単体の利益追求に対して保険をかけた物言いです。言い換えれば、多くの場合は「企業単体が利益を追求するだけで、あとは市場の神様がよろしく祝福してくれる」と思っています。
スピードに着目した場合、ずるいかもしれませんが、意思決定の仕組みがSNS時代に追いついていなかったということになるでしょう。また、たつき監督の発案でマイナスの影響を受ける担当者が、「あ、これは自分の○○にはマイナスだけど、事業全体にはプラスだな」と考えられるセンスと寛容性を持つ必要があるかもしれませんし、そのように事業全体の視点で判断して担当者を(素速く!!)説得するのが事業トップの仕事なのかもしれません。
こと降板が決定した事態に至った上での、その発表の仕方には、ひょっとするとたつき監督による衝動もあった可能性はあります(熟慮や行動を重ねて万策尽きた上での発言だった可能性もあります)。しかし、わたしが問題だと感じているのは、そのような事態に至らせた、もっともっと前の段階の当事者たちの交渉とその結果です。
「たつき監督の自由な活動の期待値が差し引きマイナスだった」または「ヤオヨロズ側が業界の現実に配慮すべきだった」というなら、ヤオヨロズが上手に駿馬の手綱を取るべきだったという結論にもなりますが、前者には「たつきを信じろ」、後者には「業界の現実がクソなのである」と言いたいです。
表面だけ見れば問題だが、今回は契約が特殊そうってのがあって、色々推測はできるが、最終的に何が問題だったのかあたりになるとよくわからんって結論しか出ない。
「ヤオヨロズ声優発掘オーディション」が実質「時期けものフレンズアニメのオーディション」でも「けものフレンズ声優オーディション」と銘打たなければセーフだが、口に出して言ってしまったらまずいのはわかる。
ヤオヨロズが主催しているし、福原Pへのインタビューで身内に声優がほしいみたいのことを言っているから、主導しているのは福原Pで間違いないでしょう。
しかし「けものフレンズ声優オーディション」みたいなタイトルを付けたのが、訳知り顔のオーディションを下請けした企業だった場合、悪いのはその企業でヤオヨロズは悪くない。
福原Pがでてこないのも、KFPAとヤオヨロズが再交渉中だからかもしれない。その場合関係各所が完全にだんまりなのも納得できるからね。そうじゃなくても少しずつだが沈静化してるから、黙っているのが正解となる結論が待っている可能性も十分ある。苛立たしいけどね。
ならヤオヨロズが悪いな。
たつきは下請け会社の社員だからKADOKAWAに給料もらってるわけじゃない。
安月給で働かせているのはヤオヨロズ。
一部にしては多すぎない?
ここまで問題が頻発するってことは、KADOKAWAグループ自体に、クリエイターへの敬意を持つように、という思想がきちんと浸透してないとしか思えないよ
それにその一部、がけもフレ担当者にぶち当たっている可能性だってある
民進党と同じで、今更きれいなKADOKAWAになったとしても過去のイメージが悪すぎて、もう信じられないんだと思う
たつきとヤオヨロズが「ごめんなさい僕たちが悪いです」と発言したとしてもたぶんみんな納得しない。KADOKAWAに言わされてる!ってなる
詳しいお話ありがとうございます。
大部分は私も納得しているのですが一点気になっていた部分があります。
どちらかというと「別の問題」があって、その言い訳に「ばすてき」の問題点を言い訳にしていると私は考えております。
(多くのファンもこの筋で角川に疑問を持っているのではないでしょうか)
「ばすてき」が危うい作品であることは理解していますので、この日記に異論があるわけではありません。
ただし今年の4月に「ばすてき」が公開されましたが
その時点で企画がこじれていたのであれば、動画の削除や作品の公式化といったなんらかの対応が取られているべきではないでしょうか。
また、この「ばすてき」の内容は直後に発売されているドラマCDの内容や、プラモデルの製品名にも「ばすてきセット」といった名前になっており
「ばすてき」はもはや商業展開に十分とりこまれており、どちらかというと一度は解決していた問題なように私は捉えています。
ほんと読解力がないのもいい加減にしてください。
「今後同じようなことをやらないでね」と権利者側が要請することには
正当性があると言ってるんです。
>増田では横槍が基本
すみませんでした…。
アレは「消したら逆に炎上する」し、
「公式物としての受け止められ方をするんだから、今後は事前に確認してくださいね」
>たつき氏のツイートには「カドカワさん方面からのお達し」と書いてあるので、
そもそも私はたつき氏のツイッターを、表現に誤りがないかしっかり確認された上で出てくる
だから、元増田は製作委員会のリリースだけを、今回の件の情報ソースとして書いてます。
まぁそれはいったん置いておくにしても、説明する主体を考えてみてください。
いや、だから降板がヤオヨロズ側の最終兵器なのは誰の目にも明らかなんだから、
そこを5000兆円提示してでも引き止めるのが他の出資者に対するKADOKAWA(というか製作委員会?)の義務だし
それができなくて大炎上・全体がおじゃんになったとしても責任の全てをヤオヨロズに押し付けるのはおかしいよね、って話なんだけど