はてなキーワード: コンサルティングとは
100人の凡才より1人の天才の方が生産性が高いから論、これよく言われるけど疑問なんだよなあ。
同じソフトを100個売るのと1000万個売るのでコストがほとんど変わらない。
サービスだともうちょっと事情が違うにしても、そこが圧倒的に違うような。
1人の天才の方が100人の凡人より生産性が高いのが当たり前の世界、ってのは、尖った機能を持ったソフトウエアライブラリや、単機能モジュールなんかは確かにそうだと思う。けど、一定以上の規模があると1人の天才じゃ物理的に対応ができなくなるよね。
例えば、超優秀なAIを開発したとして、それをサービス化するための作業はひとりじゃ無理。天才的能力は必要ないが、時間がかかる仕事は山のように発生する。
だから、ソフトウエアも労働集約型の性質を持っているんだよ。(もちろん例外はある)
そこで、ひとりの天才はソフトウエアアーキテクトは超高給を得られるのは当然としても、それ以外の凡人も他の産業よりも高給になっているのは何故か?
それは、限界費用がゼロに近いからだよ。それで収益力が高いからだよ。
超優秀な1人の生産性が凡人100人に勝るのは、エンジニアリングの世界ではわりと不変的な事で、ソフトウエアに限らないと思う。
その証拠に、数が出ないサービス、フルスクラッチのサービスの制作に従事する人々(増田が言う「SIerとかいうガラパゴスビジネスは労働集約型産業」のやつ)はお給料が安い訳よ。有象無象の中小企業よりはそりゃ出てるけど、大手製造業に比べると見劣りする。
そういったガラパゴスSIerので今何が起こっているかというと、収益力の高いビジネスの影響を受けた、ソフトウエア技術者の人件費高騰と人材不足。
自社はそんな収益力の高いビジネスをできているわけではないのにね。
で、SIerが一品モノの開発ビジネスから脱却して、オファリングだのルマーダだのユーバンスだのもがき苦しんでるってのが最近の話だよな。
従来はパッケージは最小限のモジュールしかなくて、、受注したら各社ごとにカスタマイズして売るって商売だった。そのカスタマイズこそが人月商売で安定した利益が望めるってんで、SE部隊と関連する下請け会社を食わせてたわけだ。各社導入時に必ず追加するような機能までコードを流用せず別開発したりして、それで商売していた。
一方で、人口減少の時代と需要爆発による人材不足に、更にカスタマイズ大杉問題によるシステムの肥大化、各種コスト上昇に加えて、株主に物言う株主、アクティビストが増えて、高収益を求められる時代に。そこで、
に行こうとしているわけだよ。
うまくいってないけどな!
うまくいってないけどな!!
うまくいってないけどな!!!
あと、パッケージ化のしようがなくてフルスクラッチで作り続けなければいけないシステムってのはどうしても存在するのも各社頭痛の種だよな。収益率低くてリスクが高いわりに儲からないし、優秀な若い人ほどやりたがらない。アクセンチュアとかが絶対手を出さない領域。
切りたいけど切れないやつ。
タイトル: **外れスキル『中小企業診断士』で異世界コンサル生活**
第1章: 異世界への扉
普通のサラリーマン、高橋健太(たかはしけんた)は、ある日突然、異世界に召喚された。目の前には、魔法と剣が支配する世界が広がっていた。健太に与えられたスキルは「中小企業診断士」。このスキルで何ができるのか、彼には見当もつかなかった。
しかし、健太は諦めなかった。彼はこのスキルを使って、異世界での新たな生活を切り開くことに決めた。彼の知識と経験が、この世界でどのように役立つのか、その旅が今、始まる。
健太は、異世界で出会った中小企業の経営者たちと交流を深め、彼らのビジネスを成長させるためのアドバイスを始めた。彼の現代の知識が、古い商習慣に囚われていたこの世界に新しい風を吹き込む。
彼の助言により、多くの企業が繁栄し、健太の評判は異世界中に広がっていった。しかし、成功は妬みを生む。健太は、異世界の権力者たちからの嫉妬と闘いながら、自分の道を切り開いていく。
健太は、魔法を使ってビジネスを革新する方法を発見した。彼は、魔法と経済学を組み合わせ、異世界で唯一無二のコンサルティングサービスを提供するようになる。彼のアイデアは、経済の発展だけでなく、人々の生活をも豊かにした。
やがて、健太は異世界で最も影響力のあるコンサルタントとなり、王や貴族からも重宝される存在に。しかし、彼の成功は、新たな試練をもたらすことになる。
これは、一人の中小企業診断士が異世界で巻き起こす、経済革命の物語である。
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この物語は、異世界ファンタジーとビジネスの知識が融合した、新しいタイプの冒険を描いています。健太の旅を通じて、読者は経済の基本やビジネス戦略について学びながら、異世界の魅力に浸ることができるでしょう。興味深い展開と、実用的な知識が詰まったこの小説は、きっと多くの読者を引きつけることでしょう。
梅宮アンナさんが梅宮辰夫さんの別宅を売却した話を読んでいて書きたくなったので書く。
ワイは田舎で限界集落の看取り人を自覚しながら、もうすぐ消滅自治体になると予言されている山奥で暮らしている。しかし、父の弟、つまり叔父は地元を出て外で暮らしていた。
中堅企業なれど、ニッチで特殊なプラントを作れる唯一の会社で、そこのエンジニアとして働いており、最後は三代目社長(ボンボンでぼんくら)を支えるNo2として技術の面から支えていて、結構な金を稼いでいたようだ。
田舎の農家を継いだお人好しの兄貴……つまりワイの父がトラクターが壊れたと修理していたら、突然新品の35馬力の巨大なトラクターを手配してくるような豪快な人だった。
ところが、役員定年を迎えた翌年、ものが旨くたべられないと病院を受診したら進行した食道癌がみつかり、一応手術をしたもののあれよあれよという間に死んでしまった。小父は独身でもちろん子どもはおらず。内縁の奥さんといっていいぐらい長い間お付き合いをしていた女性がいたらしいのだが、ずいぶんと年が離れていたためか、籍は入れなかったようだ。
そして残ったのが叔父の資産である。その最大の資産は、会社がある地方都市の結構いいところにある広い家であった。
ワイと父は一度も小父の家に行ったことが無かった。いつも小父は呼ぶより帰って来たがったし、当時はまだ祖母がまだ生きていたので。
さらに、小父の最後は、ワイらが住んでいる家の近くのがんセンターに引っ越してきていて、そこのホスピスに転院すると言う話をしている間に亡くなった、ということもある。
そこで小父は「中身は全部捨てて空にしてくれ」「空にしたらあとは好きにしてくれ」と遺言を託していた。
で、行ってみたところ、びっくり。そこは結構な高級住宅が並ぶ一帯だった。庭は狭かったが、駐車場は3台楽々止められる広さがある日本家屋。建物自体はかなり立派。
小父はこれを中古で買ったらしく、築40年ちかくたっていたが、最低限のメンテナンスは行われていて、雨漏りしているとか致命的なことは無さそうではあった。
中は、絵に描いたような男の一人暮らしで、ゴミの山とかはなかったものの、物だらけ。小父の趣味のものがあちこちに詰め込まれている状態だった。
まずはこれを処分。それだけで一年近くかかった。全部捨てろとのことだったが、それもなんか心苦しくて、形見分けに欲しがる人に渡す、古物屋に売る、などをやっていた。
そうしながら、親父の兄弟で話し合いをもったところ、兄弟の家からは結構離れていることもあって、売却する方向で話を進めること担った。
当初、飛び込みでそこらの不動産会社などに相談していたのだが、いずれも「上物には価値がない。値段は土地だけ」と言われた。まぁそんなものなのかなと思う一方で、なんかもったいない気もしていた。
そうして片付けに通っている間に、近所の方ともなんとなく挨拶するようになって、お土産を交換するぐらいに仲良くなってきていた。
そこで、最終的には維持できないので、売るつもりではいるんです、と言う話をしたところ、なんと、その方が別の不動産会社を紹介するので、そこと相談してみないか?とおっしゃってくれた。
そうして、別の不動産会社の方と面会すること担ったのだが、その方は一通り家を見て、図面を見たあと、今までの業者と全然別の事を言い出す。
そのため
の4つとなった。当然最後にいくほどこちらの取り分は大きくなるが、必要な金とリスクが大きくなる。また、不動産業者は利益の関係から、最初のコースにするなら不動産会社が買うと行っていた。
が、小父は現金でもかなりの遺産を残してくれていたので、祖母が相続した分でも相当な金額になっていた。それを定期預金に預けるよりは、と言うことで、4番目のコースで行くことにした。
これが大正解。結論から言うと、リノベの改装が直後に複数の買い手がついた。不動産会社が「最終的にこれぐらいの価格であれば確実に売れると思います」としていた価格よりも500万円ぐらいは高く売れた。
祖母と兄弟、それからワイが入って相談し、売却した不動産のお金は、最後まで小父を支えててくれていた内縁の妻と折半し(売却のためのリノベ費用はこちら持ち)贈与することにした。
他にも金融資産を中心にしっかりと金はあったのだが、女性は受け取れないと受け取ってくださらなかった。
ただ、どうも小父とお付き合いをしていたために婚期を逃したようなところがあることから、家を売却したお金だからと改めてお手紙を書いて、お願いして受け取ってもらった。
また、その時にお世話になった不動産屋さんは、ただ不動産を売却するのではなく、古い家をリノベして高付加価値化して売ったり、貸し出したりすることを得意にしている開発型の不動産屋さんで、そのノウハウを使って地方の空き家問題にも取り組まれているところだった。
身銭を切って結婚相談所に登録するとか、素直になるとかじゃないのかなって思った。
よく言われることは、年齢によって自分の恋愛市場での価値が下がっていることを理解せずに過去のレベルの相手を追究し、カップルにはなれないというやつだな。
マッチングアプリだと陰キャの男性が多いみたいなことを言っているところにそういうにおいをちょっと感じた。
今の自分のレベルにあった人しか自分の周りには現れないはずなので、モラハラ男も陰キャ男も残念ながら増田のレベルを表しているんだと思う。
自分の思う自己像と現実の自己の乖離を教えてもらうには、客観的な立場でアドバイスしてくれる人にお金を払ってコンサルティングをしてもらうのが一番なのかもしれない。
https://anond.hatelabo.jp/20240205173407
この記事が掲載されているWebサイトの運営元は「小学館メディアプロモーション」という会社らしい。事業内容は「小学館グループを始めとして、出版社が運営するメディアの広告営業、BtoB ビジネスコンサルティング、デジタルマーケティングを行います。メディアとコンテンツがクライアントの課題に対しどのような役割を果たせるかを第一に考えています。」とある。小学館は「マンガ・キャラクターのビジネス活⽤」でずいぶん儲けているのだろうけど、なんか漫画家や作品へのリスペクトが全く感じられず、Webサイトを眺めていたら気分悪くなってきた。
この編集長のインタビューでヤバいのは「大人女性の心をつかむ豊富で多彩な漫画が、タイアップにも活躍します。」「多彩な作品群はタイアップやメディアミックス化にもマッチ」「作品のバリエーションが多いと、さまざまな企業とマッチングしやすく、また会社のイメージや要望に合う漫画が選びやすいことから、タイアップの可能性も大きいといえます。」「これからもドラマや映画サイドに興味を持って頂ける作品をつくっていくことも一つの大きな目標です」など、漫画作品を「メディアとコンテンツがクライアントの課題に対しどのような役割を果たせるか」のパーツとしか考えていないところ。
「第一コミック局 編集者一同」名義の声明文でも「そもそも『セクシー田中さん』のドラマ化を発案したのはどこの誰か?」に関する説明はなく、ひたすら「出版社と契約している漫画家さんたちに著作権があることは当然のことなんですよ」と言っているだけで、何の釈明にもなっていない。「『セクシー田中さん』を金儲けビジネスに利用した結果こんなことになって申し訳ありません」ぐらい書いてくれるのかと思ったのに、期待はずれだった。
前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221403
あれからすぐのことだった。うちのグループでやってた仕事がF君のグループに移った関係で、彼に引継ぎをする必要があった。公共施設を借りている土地の借地料を支払う事務なのだが、これがまた面倒だった。
民間だと、借地料はおそらく毎年固定だと思う。当市だと、しち面倒くさい計算をして毎年借地料を算出せねばならなかった。数十年のインフレに応えるための仕組みなのだが、正直ない方がよかった。
算定基礎としての固定資産税評価額を求めるには、資産税課に行く必要があった。ある日の陽が沈む直前、F君を連れて税務部がある棟に入った。すぐそこにある資産税課に入ると、夜当番だろうか、何人かの職員が残っていた。ちなみに夜になる頃に行ったのは、昼に行くと税金システムのパソコンを占拠して迷惑をかけるからだ。
自分が先に資産税課に入ったのだが、そこに女性職員がいた。といっても18才の子だ。今年入ったばかりの。新人職員が数十人並んで、全ての部署を詣でて周る行事が4月にあるのだが、その時にいたはずだ。労働組合のイベントにも居たかな。ファッションが瀟洒な子で、普段の仕事でも薄ピンクでひらひらのスカートを履いてる。
その子(Cちゃんとする)は、夜当番のようだった。自分の席でチョコレートを齧ってたよ。退屈そうにスマホを操作してた。顔つきは暗い感じで、ショートカットだった気がする。隣に同期の女性職員(※この子も夜当番)がいて、「ねえ、これ食べる? めっちゃうまいよ。ヤバいって!!」とチョコを渡して、一緒に仲良く食べていた。そんな様子を、先輩や上司の人が優しく見守っていた。
民間企業の人から見たら、こういうのは「温すぎる」って思われるかもしれんが、俺はこれくらい職場に余裕があった方がいいと思ってる。今勤めてるフリマアプリの会社でも、若い子に限っては緩い雰囲気でやれてる。仕事中にお菓子食いながら談笑してもOKだ(もちろん仕事できてるのが前提)。
この時だった。Cちゃんが、俺の後ろからF君が入ってきたのを見ると、飛び上がるように席を立った。トイレに向かった。いや、どこに行ったのか俺にはわからないよ。トイレの方向だったというだけで。
俺は税金システムのパソコンに座って、F君に土地賃貸人の税金額の調べ方を教えていた。F君は計算分野の飲み込みが早い方で(逆に文章読むのが苦手らしい)、あっという間に要領を掴んで、もう俺はいらないだろうとなった。後は時間に任せるだけだ。
そうこうしてるうち、Cちゃんが帰ってきた。自分の席に座った。その時のCちゃんは、化粧を直してたし、髪もセットしていた。オシャレ素人の自分でもわかった。明らかに違っている。もうチョコレートは齧らないようだった。スマホも見ていない。黙ってちょこんと座っている。
そしたらさ、ある瞬間だった。F君が、Cちゃんをちょっと眺めて、「Cさん」って呼んだんだよ。彼女は椅子から飛び上がって、いや、マジで飛び上がってF君のところに向かってた。「なんですか?」って普段よりも低い声でやりとりしながら、システム操作方法をF君に教えていた。ほかにもあれしますか、これしましょうかって、丁寧にやりとりしていた。俺が知ってるCちゃんは、もっとギャルみたいなキャラクターだった。こんな落ち着きキャラではない。
この時のF君は、30才が近かった。年齢が10才ほど違っても、意外とそういう関係が成立するのかもしれないと思うと感慨深かった。ちなみに俺の結婚相手は同い年だった。若手職員のカップル成立を目的とした労働組合のイベントで知り合った。
《ここから本筋を離れる~》
この年度の末に、Cちゃんは退職した。半年の試用期間の中で「適性なし」と判断されたようで、本採用を告げられなかった。無念……。
こういうのは嫌いだ。そりゃあ、本採用にならない若手がいてもおかしくないんだろうけど。でもさ、若者じゃん。将来どうなるかなんて、わからないじゃん。それなのに今がダメだからって、そんな理由で人を斬るのは、ちょっと時期尚早にすぎるんじゃないのって、当時は感じていた。
試用期間でクビになる職員なんて、これまでに聞いたことがない。これまでは全員採用されてたはずだ。人事が方針転換したんだろうか。けど、俺はこういうのは間違いだと思ってる。確かに、Cちゃんは派手なメイクと衣装で出勤してるし、勤務時間中にお菓子食べてるし、定時後に帰る際にはかん高い声で「○ちゃん、バイバーイ!!」って恥ずかし気もなく叫んだりして、観てるだけで恥ずかしくなったこともある。
でも、若手だからこそ、もっと見守るべきだと思う。誰が将来どんな人間に成長するかなんて、わからないじゃん。まだ19になる齢なんだから。本採用したら後戻りできないのはわかるけど。
Cちゃんと直接関係はないのだが、これ以降に新規採用された職員も、本採用を告げられずに消えていく人が毎年いた。
明らかな適性不足が理由だったら、まだ許せなくもないが……実は、福祉課に配属になった新規採用職員が、入庁して約四か月で妊娠したんだよな。それで産休を取ることになった。すでに別の子どもがいる職員だったから、育休とのコンボ☆だったのかもしれない。
その話を聞いて、福祉課の女性職員は「新人なのに産休なんてありえない」「ね、本当にあり得ないよね。常識ないの?」とか話してたっけ。これは、よく覚えてない。
それで何が問題かというと、その妊娠した福祉課の後輩は――本採用を告げられなかったのだ。うん、わかるよ。人事課の考え方は。半年間で本採用に値するか確認しないといけないんだから、夏前に産休とったら本採用は難しいよな。でも、そういう問題じゃないだろ。
そして、労働組合の本体も、女性部も、あの子を助けられなかった(あえて助けなかった?)。あの子は、確かに入庁してすぐに妊娠したけど、でもまともな職員だった。数ヶ月しか一緒に働いてないけど、市民思いの職員だった。常識はある子だった。
この日記の冒頭で、俺がもう転職してるって話したけど、こういうことが積み重なって公務職場を信頼しなくなっていった。公務員の仕事が単純にキツかったのもあるが。それは認める。俺は、そこまで向いてなかった。そんなこんなで、30才になる頃にリクルートに登録して転職活動を始めた。
《~ここから本筋に戻る》
暗い話はさておき。というわけで、F君はまあまあモテていた。それなりの大学出てるし、それなりの会社にいたしな。見た目はフツーだし、ちょっと話しただけだと人柄もフツーに見える。
俺からすると、なんでモテるのかわからなかった。顔はフツメンだったし、体つきは中肉中背だったし、性格は暗かった。性別は違うけど、池田エライザがムード暗めのドラマ(Followersとか…)に出てる時に、なんかダークな表情になるじゃん。あんな雰囲気だった。
また別の仕事で、とある福祉関係の機材を『ふるさと納税』に出してもらおうということで、まちおこし課までF君を含んだ数名で行ったことがある。その窓口に出てきた、若年の女性職員がいた。俺よりいくつか年下だった。まだ大学出たくらいの年齢なのに、どの市区町村でも花形の仕事であろう、『ふるさと納税』の企画と運営を任されていた。この子も確か、Cちゃんみたいに高校を出てすぐに市役所に入っていた。
この子は事務スタッフとかじゃなくて、本当にいろんな権限(フツーに数千万単位の金が動く)を上の人から委任されてて、「こいつマジですげー!」と思ったエピがいくつもある。
この子も、もう市役所を辞めて民間企業(大手コンサルティング会社)で働いてるけど、こんな子を見ると、優秀な人は民間とか公務員とか関係ないんだなって思える。
それで、この子もだった。とある選挙事務の時だったか。最後の開票事務(※市民会館で票をカウントしてから記者発表をする)があって、夜9時にスタートするんだよ。それまでホールで待機してるんだが、F君が二の腕に「開票従事者」の腕章を付けて立ってるわけだ。
すると、そこにふるさと納税の担当者のあの子が来て、「腕章を巻けない~」って感じでまごまごしてる。F君がそれに気が付いて、「巻いてあげようか?」となってた。わざとらしかった。ちなみに、あの腕章が1人では巻きにくいのは事実だ。安全ピンを片手で扱うようにして、スーツ上着の肩辺りに針を通す必要がある。
F君の前には、ほかに2人ほど、その行為を希望する女性がいて――あの時はヤバかったね。Cちゃんの時ほどじゃないけどヤバかった。複雑な気持ちだった(腐女子の方、どうかお静かに……)。
女子の目線から見てモテる男って、普通は読めないものなのか? 俺には、F君が女性職員からモテる理由が理解できなかった。まあ、それは『男性の目線から見てモテる女性』というのが、女性側から想像できないのと似てるのかもしれない。
いろいろ話してきた。もし、彼がこの日記を読んだらどう思うのだろう。初めは、本当に多くても一万字程度のつもりだったのに、ヤバい文章量になってきてる。でも、いざとなっても俺と彼との仲だから(腐女子の方、どうかお静かに!!)、なんとかなると信じている。たとえ見つかっても許してくれる、という根拠のない甘えからこんな赤裸々なことになってる。
※前提
夏場は毎日、冬場は2日に1回は風呂かシャワーを使い、とくに脇、股、頭、足、耳の後をちゃんと洗っている。
朝起きたら顔を洗っている。(拭き取り洗顔でもよい)
寝具も定期的に洗っている。
ここまでやってなんか清潔感がない…ダサい…と言われている人向け。男女は問わない。
⚫︎清潔感について
自分の全身と顔のアップだ、耐え難いだろうががんばれ。
・姿勢が悪い
猫背とかそういうやつだ。
そういう人間はだいたい肩こりや腰などの状態もひどいと思われるので整形外科に行ってみるのも手だ、ちゃんと理学療法士がいるところがいい。
マジで骨や筋肉をいわしていないか確認した後、身体にあったストレッチ方法や歩き方も相談できる。
整体や鍼灸も人によっては合うらしいのでいろいろ試してみてもいい。
・髪が汚い
なんかボサボサしてる
フケが出る
風呂から出たら髪をタオルで拭いたあとドライヤーで乾かす。朝起きたら梳り寝癖をなおす。ワックスやオイルはその次だ。
髪がそれでもパサパサする場合、美容院で相談するのも手だが高いシャンプーを買わされるかもしれない。個人的にはuka のシリコンヘアブラシを買い、頭皮マッサージをおすすめする。
髪も沼だがまず頭皮からなのは間違いない。即効性は全くないが。
薄毛だと尚更マッサージはした方がいい。薄いのが気になる時は一度お医者さんに行ってみてもいいが「清潔感」には実はあんまり関係ない。
あとは素直に美容師に相談するのがおすすめだ。金を払ってプロの意見を聞きまくれ。笑ったり馬鹿にするようなやつはプロ意識が低いので随時切って次。
美容院に行く頻度を増やすのもオススメだ。案外髪って伸びる。人にもよるが2〜3ヶ月に一度くらいか。月一で行ってたらおしゃれさんだと思う。
ちゃんと毎日洗っているのにフケが出る場合、アトピーや脂漏性湿疹などの可能性もある。かゆみが出てなくても一度皮膚科に相談したほうがいい。QOLが上がる。
あと眉毛がボサボサしてて全体の印象がダウンしている可能性もある。とりあえず眉間で眉が繋がっていたらそこは剃ってしまおう。
形を整えたい時はそういうメニューのある美容院に行って散髪ついでにお願いするのがベター。
眉毛整え屋さんもあり。実は眉毛のトレンドは2〜3年周期で変わっているのでここだけでも抑えると変わって見える。メンズでも実はある。
どちらにせよ普段ラフなのでラフな感じに合わせてくださいとオーダーする方がいい。バッチリメイクやキメキメヘアスタイルにしか合わない眉毛にされると後々だるい。
・肌が汚い
赤みや湿疹、瘡蓋などがある
こちらも皮膚科案件だ。ニキビ跡もまず皮膚科に相談してから美容外科に行きたければいくでいい。納得がいかなければセカンドオピニオンをきめてもいい。
そこまでではないが保湿とか興味あるな〜とかだとドラッグストアで売ってる極潤を塗っとくと割といいと思う。化粧水と乳液を買う。
オイリーなてかった印象は保湿が足りないが故の皮脂の過剰分泌の可能性もある。
産毛や髭は都度剃るのでいいと思うがより課金で殴りたい場合は脱毛という手もある。
本人が気になる濃さだったり、カミソリ負けしやすい人間にはかなりオススメだ。
・歯が汚い
なんか汚い
現代人で正しい歯磨きができているやつなんてまずいない。歯医者で検診を受けろ。歯石をとれ。歯周病の可能性もある。
何はなくともマジの歯磨き、フロス、定期検診だ。
その後に気になるところがあればホワイトニングや矯正を検討してもいい。
コンプレックスじゃなかったらやらなくていいが、コンプレックスだったらやってもいいと思う。口元を気にせず前を向いて、笑顔が増えるだけで印象は変わる。
・服がくちゃくちゃ
なんか服がくちゃくちゃ
これは割と普通の人間もよくやる落とし穴で、アイロンがいるやつをかけずに着るとなる。
めんどいのはわかるがアイロンをかけるか、クリーニングに出すか、ノーアイロンでいける服を選んで買うかの三択である。
ニットやTシャツで襟首がぐにゃ…としてしまったやつは残念だがもう部屋着だ。
取れないシミ、色が褪せている、ほつれがある服もそうだ。捨ててもいい。
休日に自然光で手持ちのシャツの襟を全部見て黄ばんでるやつは捨てるかクリーニングに出せ。クリーニングでも綺麗にならなければ捨てろ。
あと服に気を遣って靴が汚いパターンもある。薄汚れてたり踵が減ってたりしたら替えたりメンテナンスしたほうがいい。
正直皮膚の状態とか本人にもどうにもならない疾患もあるので嫌なんだが現代日本っていってもこんなもんなのでみんなで変えていくしかない。
あとこんなんで医者に行ってもいいかな? ってことも不快だったり困ってたら別に行っていいのだ。日本はラッキーにもそういうシステムだし。
逆にこういう軽い不快を無視しちゃう人は痛みとかもこのぐらいなら…と耐えてあとで大きな病気が見つかるとか身近にもあったので、健康診断と歯科検診は真剣にやってほしい。
下痢や便秘がついてくる時は過敏性腸症候群の可能性がある。薬が合うと好転する。腸が見られるところに行け。内視鏡とかやってるところだ。
ゲップがよく出る上胃もたれするは逆流性食道炎の可能性がある。いずれもよくあることだ。あなたは悪くない。医者に相談だ。
⚫︎ダサいについて
結論 例の「診断」は早道
背筋を伸ばし、毛や肌に気を使い、歯磨きをして、なおダサい場合は残念ながら服が悪い。
服にあんまり興味がない場合や、金をとにかく使いたくない場合は、ジョブズに倣い無地でシンプル、サイズだけあわせたものをとにかく着て、痛んだり汚れたりしたらバンバン交換するのが一番精神的にも楽だと思う。ユニクロでいい。会社の服飾コードがある場合はそれも言って店員に相談しろ。自社のサイトに載っている他の人間の写真でも見てもらえ。サイズもアドバイスを貰え。
金をケチってへたった服を着続けると「清潔感」が減るのは前述のとおりだ。ここは残念だが諦めて欲しい。
そして、「着たい服」がある場合や「なんかいけてる人」と思われたいときは、あなたはさらに己を知らなければならない。
好きなら試行錯誤を繰り返すのもいいが、このクソ長くだるい文章を読んでいる人間は文字だけで正解に辿り着きたい真のタイパを求めし者だと思う。
近年、美容に興味のある者の中で実しやかに囁かれる、パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断というのは要するに「己についての客観的な物差し」のひとつで、なんか絶対視されてることもあるがそんなたいしたものではない。とてもざっくりわかりやすく雑にいうとこんな感じだ。
・パーソナルカラー診断
人間の肌色は色である都合上合わせると赤く見えたり、くすんで見えたりする色がある。絵を描く人間ならわかるだろう。配色の問題だ。
そして顔色がくすみ、黄や青にころんで見えるとなんと人間は不健康そうに見えてしまう、「清潔感」も微量だがダウンだ。それを避けるためのガイド。
大きな傾向をざっくり2種類に分けていてこれがイエベ、ブルベというやつ。
↓
・骨格診断
人間の骨や肉付きは個々によって違う。
合わない形の服を着ると必要以上に太く、短足に見えるたりすることがある。
わかりやすくいうといわゆるおっぱいテント現象がすとんとしたワンピースで起きるとウエストの細い人も太って見えてしまうなどだ。
これはだいたい3種類に分かれている。
↓
・顔タイプ診断
それは輪郭がまるかったら子供っぽいとか、目と鼻の位置が離れていると大人っぽいとかの印象に繋がってくる。キャラデザに興味のある人ならわかると思う。
大人っぽい顔の人が子供っぽいデザインの服を着るとなんとなくアンマッチが起こる。
それをだいたい4つぐらいに分類している。
↓
これがわかっているととりあえず「顔色とスタイルが良く見えて、顔のキャラにもあった服」を着ることができることがわかる。
マネキン買いをしてしっくりこないのもこれのいずれかの設定がずれている可能性が高い。
この3つを総合して判断してもらうことを「イメコン(イメージコンサルティングの意)」などど呼ぶ。
女たちの間で発展してきた物差しだが最近はこれを男用にも使えるようにした「メンズイメコン」なるものもある。
骨格は女の方が個体差が大きいため印象に占める部分が大きいが、男性でも骨張った人や華奢な人もちろんいるし、顔色と雰囲気は人間なら誰しも持つものなので展開は可能である。
そしてこれは服が好きな人間はだいたい試行錯誤の末に理解している。その分己を見つめてきたのだ。
だがなぜこの物差しができたのか。いろいろある。長い研鑽の後に得た悟りを迷える人に広めたいという欲が人間にはある。組み分け帽子をかぶって遊びたいというきもちなどもある。だがとにかく今はこの物差しがある。
そしてこれは己を見つめるのを面倒だったりとにかく嫌だったりしてサボった人間(私もかつてそうであった)が後でちゃっちゃとあてて使うには結構便利なものなのだ。少なくとも似合わないものはある程度わかるようになる。
物差しを手に入れるため、一番確かなのは診断を下してくれるサロンの予約を取りいくことで、3種類一気にみるとだいたい3〜6万円くらいかかるが、今後の人生の物差し代と思えば安いかもしれない、高いかもしれない。とにかく大きな間違いは避けられる。あんまり安いところは適当な可能性があるので避けた方がいい。主観の話なのはそうなので…
診断を受けにいくといいところは本当に着たい服について、「こういうテイストが好きなんだけど、取り入れるとするとどういう扱いがいいですかねえ」という相談ができるところ。
顔タイプ診断では眼鏡も合わせてみてくれるところがある。というか眼鏡屋でそういう診断をサービスでやってるところもある。聞いてみるのもいいと思う。
なんだかしっくりこないところだけピックアップしてこの考えかたに当てはめてみて自分や友達に聞きながら簡易診断をするのも手で、WEBに解説は大量に転がっている。
ただ自分を鏡で見て客観的に判断するのは見慣れたものなのでかなり難しい。
美容が好きな人間に「当方のパーソナルカラーとは何か」と尋ねるとだいたい「汝ブルベ夏なり」「いや我はブルベ冬かと」となど返事があるのでこれを何人かに聞いて回って中間を探るのもありだ。
なんでもそうだがその属性ど真ん中の人間と、ちょうど中間にあたって判断が難しい場合もある。誰か1人の意見を鵜呑みにしないほうがいいのはだいたいなんでもそう。この話もただの一意見でしかない。
だがこの物差しを手がかりにした上で経験をさらに積むと、苦手とされる色柄でもどうしても入れたければ靴下にポイントでとか、むしろそこをメインにして引き立てる。みたいな小技ができるようになってきて、じつはここが一番楽しい本当のオシャレの入り口で、そこに到達できるのが早まるだけでも価値があると思う。
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-726/
ブコメの指摘で気付いたんだんだけど確かにサイレント書き換えしてるね
https://web.archive.org/web/20231006170405/https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-726/
また、いわゆる「NGリスト」なるものが弊社の要望に基づいて作成されたなどとする部分について、会見を委託したコンサルティング会社を選任し、運営について直接やりとりをしていただいていた弊社顧問弁護士にも改めて確認しましたが、顧問弁護士らも上記のような要望や意見を行った事実は一切ないとのことでした。
という部分を
また、いわゆる「NGリスト」なるものについて、弊社が作成を要望した事実はなく、弊社顧問弁護士らもこのような要望を行った事実はありません。
と書き換えて、更にその段落を「回答締め切りのくだり」の手前から後ろへ動かして構成を微調整してる。書き換えに関する注記は無い様子。
ワイは詳しくないんだけど「コンサルティング会社を選任したのは顧問弁護士」とかの情報ってこれが初出だったのかね
ただまぁ、悪意は全く無くて正確な表現にするために修正したのだとしても無言で書き換えたりするのは更に信頼失うから辞めた方がいいよジャニーズさん
ホッテントリに入ってる今話題のジャニーズのプレスリリースをAIに読み込ませて書き直させてみた。
一部論旨が元の文章と変わってしまっているところがあるのでこのままだと使えないが、体裁としてはだいぶそれっぽくなってるように思う。
以下の文章は、プレスリリースとしてふさわしい体裁に整えたものです。
ジャニーズ事務所
この度は、10月2日に開催した弊社の記者会見に関する一部報道について、誤解を招くような資料が流出したことにより、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
弊社は、会見前々日に本件について会見を委託したコンサルティング会社と打ち合わせをいたしました。その際、コンサルティング会社から提示されたメディアのリストに「NG」という文字が記載されていることに気づき、井ノ原代表が「これはどういう意味ですか?全てのメディアに公平に対応するべきですよ」と指摘しました。コンサルティング会社の担当者は「了解しました。修正します」と答えました。
このやりとりは、その場にいた弊社の役員全員が立ち会っております。したがって、弊社は、資料の作成に一切関与しておらず、また、指名する記者や指名しない記者を決めるなどということは一切行っておりません。
弊社は、この件についてコンサルティング会社に厳重に抗議し、謝罪を求めましたが、外資系であるため本国の承認が必要であり、時間がかかると言われております。弊社としては、このような不適切な対応をしたコンサルティング会社とは今後契約しない方針です。
弊社は、メディアの皆様との信頼関係を大切にしております。今回の件は、弊社が雇用したコンサルティング会社の責任であると言えども、それは弊社の責任でもあります。深く反省し、再発防止に努めてまいります。
今後も弊社は、故ジャニー喜多川氏による性的暴行問題に関する弊社の再発防止策や被害者支援策、また新会社設立や社名変更などの取り組みについて、適宜・適切にご報告してまいります。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2023年10月5日付け弊社記者会見に関する一部報道について10 月 2 日に開催した弊社の記者会見に関して、一部報道機関により、
指名する記者と指名をしない記者を決めていた発言する記者の選定方法が不適切である旨等の報道がなされました。弊社として把握している内容は以下の通りです。
・会見前々日に会見を委託しているコンサルティング会社との打ち合わせ実施
・その際にコンサルティング会社より取材メディアのリストが提示された
・それら一連のやり取りは
、その場にいた役員全員が承知している今回
取り沙汰されているリスト取材メディアのリストについては弊社の伺い知らぬ場所にてと合意せず作成されたものであり、会見前に存在は把握していたものの、使用については禁止するように事前に確認を行ったはずのものでした。しかしながら、結果として指名の順位に優劣がつくなどの影響が発生しているのは事実であり、弊社としての対応が不十分であったと認める次第です。
信用回復を目的とした記者会見の中で、更に皆様からの信用を損なうような事態へと至ってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
なお、会見を委託したコンサルティング会社からも謝罪、もしくはプレスリリースの発行ができないか現在確認中です。
繰り返しとなりますが、弊社としては特定の個人を
指名名指しして質疑を行わないように指示をしたという事実はございません。しかしながら、
コンサルティング会社が弊社を慮ってのこととは言え、独自判断にて指名の優劣が記者の質問に順序が生じてしまったことは事実です。メディアの皆さまと健全な関係回復を
行おうとした矢先に行うべき所で、信用を失うような結果になってしまったことを重ねてお詫び申し上げます。今件については引き続き調査を続けるとともに、コンサルティング会社との契約解除も視野に再発防止に努めます。
今後も、故ジャニー喜多川による性加害問題に関する解明に向けた取り組み、被害に遭われた方々への補償、弊社の社名変更と新会社設立に関する取り組みなど、これらについては適宜・適切にすべての関係の皆様に説明責任を果たしていく所存です。
何卒、引き続き、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
この度は被害者の皆様、ファンの皆様、及び各社メディアの皆様の信用を損なう事態と至ってしまいましたこと、誠に申し訳ございませんでした。
・箇条書きに句読点使わない
・個人は名指し
・行おうとした矢先に→どうしたいかでなくどうあるべきかを書く
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231005/k10014216441000.html
これ。
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-723/
この井ノ原の発言と矛盾しているじゃん、って話が出てるけど、これ、ジャニーズ事務所内部では、タレントに過剰に忖度する事になってるんじゃなかなあ。
会議とかであるじゃん、ちらっと資料見せて同意とったのに、後で問題になったら「僕あの時に言いましたよね!?みんな聞いてたでしょ?僕は悪くない」ってキレる奴。実際には何もいってにないか、言ったとしても感想なんだか意見なんだかよく分からない事を言ってただけで、強く反対もしなかったのに、後から言う奴。
それをそのまんまリリースにしたんじゃないかなあ。ジャニーさんが黒といえば白も黒になる、みたいな文化っていうか。井ノ原の主観的事実ではもう「僕あのとき言いましたよね」って言い始めた時点でもう言った事になっちゃってるから、自覚がない奴。
で、必要とされるのは、忖度が当たり前だと思っているボンボン社長みたいな奴を上手くいなしながら、バランストって実利を動かす奴なんだけど、なんか長年お山の大将やってきて、逆らう奴は首にしてきただろうから、そんな人材はいなさそう。多くの人を救うには、コンサルがやるしかないでしょう。
たぶんコンサルはいつもジャニーズから暗黙的に依頼されている事の通りにやっただけ何だと思うよ。全開の会見が長く延びたので、ナントカしろ!と言われてやったら、パワハラボンボン社長の僕は悪くない攻撃喰らった感じ。
ちょっとコンサルに同情してしまった。頑張れFITコンサルティング。渦中の栗拾いのお仕事がんばれ。
もう一個リリース出てた。
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-724/
これも木村拓哉があとから「後輩にはいつも相談してこいって言ってたよ」「俺は始めから変えた方がいいと思ってた」って言い出したのをまんまリリースにしてる感じだよなあ。どうなんだよこれ。
添削前
10 月 2 日に開催した弊社の記者会見に関して、一部報道機関により、指名する記者と指名をしない記者を決めていた旨等の報道が
なされています。
弊社は、会見前々日に本件について会見を委託したコンサルティング会社と打ち合わせをいたしました。
その時にコンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGと言う文字があったので、井ノ原が、「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言いました。その時に会見を委託したコンサルティング会社の方は、では当てるようにします。と答えました。
ですから今回流出したと言われている資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません。
はなし言葉を多用し過ぎ
時系列わかりづらすぎ
こういった場合は箇条書き推奨
会見を委託したコンサルティング会社に、このことをきちんと伝え、謝罪してほしいとお願いしましたが、外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかると言われてしまいました。
弊社は誰か特定の人を当てないで欲しいなどと言うような失礼なお願いは、決してしておりません。
”きちんと伝え”とか”失礼な”とかは、言わなくてもわかることなので冗長
弊社としては、今後は、メディアの皆様との健全な関係を築き、対話を継続してまいりたいと考えていたところです。
今回は、会見を委託したコンサルティング会社がしたことであっても、それは弊社が雇った責任があると言われれば、その通りであり、大変悩みましたが、現時点でわかっていることだけをご報告させて頂きます。
いわないでいいこと言い過ぎ
今後も弊社は、故ジャニー喜多川による性加害問題に関する弊社の
再発防止策、および、被害に遭われた方々への補償、さらには、弊社の社名変更と新会社設立に関する取り組みに関し、適宜・適切にすべての関係の皆様に説明責任を果たしていく所存です。何卒、事情をご賢察の上、引き続き、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
再発防止の前に事実確認が先。再発防止なんて甘い表現を使っている自体、状況を軽く見ていると見られかねないので不適切
”および”、”さらには”という接続詞を使うことで羅列した内容に優先順位があると思われかねないので危険。横並びにするべき
”事情をご賢察の上”はこちら側が決めることであって、それを申し出るということは「忖度しろ」という意味にほかならない
皆に”誰?”の部分が注目されているのだから、代表者の名前を明記すべき。
というわけで添削した内容は以下の通り。
2023年10月5日付け 弊社記者会見に関する一部報道について
10 月 2 日に開催した弊社の記者会見に関して、一部報道機関により、指名する記者と指名をしない記者を決めていた旨等の報道がなされました。
弊社として把握している内容は以下の通りです。
・会見前々日に会見を委託しているコンサルティング会社との打ち合わせ実施
・その際にコンサルティング会社より取材メディアのリストが提示された
・それら一連のやり取りは、その場にいた役員全員が承知している
今回取り沙汰されているリストについては弊社の伺い知らぬ場所にて作成されたものであり、会見前に存在は把握していたものの、使用については禁止するように事前に確認を行ったはずのものでした。
しかしながら、結果として指名の順位に優劣がつくなどの影響が発生しているのは事実であり、弊社としての対応が不十分であったと認める次第です。
信用回復を目的とした記者会見の中で、更に皆様からの信用を損なうような事態へと至ってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
なお、会見を委託したコンサルティング会社からも謝罪、もしくはプレスリリースの発行ができないか現在確認中です。
繰り返しとなりますが、弊社としては特定の個人を指名して質疑を行わないように指示をしたという事実はございません。
しかしながら、コンサルティング会社が弊社を慮ってのこととは言え、独自判断にて指名の優劣が生じてしまったことは事実です。
メディアの皆さまと健全な関係回復を行おうとした矢先に、信用を失うような結果になってしまったことを重ねてお詫び申し上げます。
今件については引き続き調査を続けるとともに、コンサルティング会社との契約解除も視野に再発防止に努めます。
今後も、故ジャニー喜多川による性加害問題に関する解明に向けた取り組み、被害に遭われた方々への補償、弊社の社名変更と新会社設立に関する取り組みなど、これらについては適宜・適切にすべての関係の皆様に説明責任を果たしていく所存です。
何卒、引き続き、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
この度は被害者の皆様、ファンの皆様、及び各社メディアの皆様の信用を損なう事態と至ってしまいましたこと、誠に申し訳ございませんでした。
まぁなんというか、どこ見て発信しなきゃいけないのかが全くわかってないというのが一番の印象。
あと、勝手に終わらせるな感が読んでて笑える。
なので、視点の整理を中心に、時間軸、進行形、目線を合わせた謝罪などを加えてみました。
「何卒、事情をご賢察の上、」っていう言葉から「お前ら言わなくてもわかってるよな」感が出まくっててぬかりねえなって部分が最高にロックだった。最初に削除した。
10月2日に開催した弊社の記者会見に関して、一部報道機関による不適切な報道がなされたとの指摘を受けております。
弊社は、会見前に外部のコンサルティング会社との打ち合わせを行いました。その際、コンサルティング会社から提示されたメディアリストに関する疑問点を確認しましたが、弊社が特定の記者を排除するような指示や意向は一切ありませんでした。
今回の問題に関して、弊社としてはコンサルティング会社に対して適切な対応を求めております。しかし、最終的な責任は弊社にありますので、深くお詫び申し上げます。
弊社は、メディアの皆様との信頼関係を大切にし、今後も健全な関係を築いていく所存です。
また、故ジャニー喜多川に関する問題について、再発防止策の徹底や被害者への補償、弊社の再編に関する取り組みを進めております。今後も説明責任を果たしてまいりますので、引き続きのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-723/
責任逃れのために入れたけど、印象が良くない枝葉の部分が全部バッサリ行かれている。確かに無い方がいいよなこれ。第一報としては。
それから、「しかし、最終的な責任は弊社にありますので、深くお詫び申し上げます。」の一文については原文に同様の文意がある所がないのにも気付くね。Chat GPT先輩さすがです。
あか☆ねこ @Aka_neko
NHK、やってしまったな。実際にあったのは「指名NG記者」リストではなく「氏名NG記者(つまり記者の個人名は出さない)」リストだったようだ。公共放送できちんとした裏も取らずに曖昧な報道は許されない。
https://megalodon.jp/2023-1004-2315-57/https://twitter.com:443/Aka_neko/status/1709516683038392395
https://twitter.com/Aka_neko/status/1709518476883410983
画像は拾い物ですが、このスクショを取ってくれた方、ナイスです。中立の立場での報道が求められる公共放送がまるで報道関係者を擁護するためのような偽りの報道をした動かぬ証拠になり得ます。
https://twitter.com/Aka_neko/status/1709538394110575003
想像以上に反響があって全部にお答えするのに時間が掛かりそうなので、色々いただいた情報をもとにまとめます。
・旧ジャニーズ及び会見運営会社の内部資料として「氏名候補記者」「氏名NG記者」なるリストがあったらしい
・内部リークによってこのリストが事前に部外者に伝わる(望月記者含め複数名)
・実際の会見では「氏名NG記者」の中から逆に司会から指名された記者もいる
・一方で尾形記者や望月記者は挙手しても一向に指名されなかった
・望月記者が「指名NGリスト」として提示した資料は望月記者自身が作成した
・NHKのニュースでは画面にはっきりと「氏名NG記者」と文字列が写り込んだ状態で「指名NGリストが存在した」と報道
・NHKも一応は関係するコンサルティング会社へ取材はしているが、ジャニーズからは「知らなかった」、会見運営会社からは「契約の内容を含め一切お答えできない」との回答を得ている
私個人としては別にジャニーズそのものに思い入れもないし、「まーたイソコか」で終わってもどっちでもいいんだけど、どっちともつかない状態でまるで一方的にジャニーズ側が悪いみたいな印象を与える報道をやらかしちゃったのは公共放送のあり方としてどうなのか、という思いです。
ちなみに「NHKは裏を取ったうえで報道している」というご意見には、ろくすぽ裏も取ってない「チコちゃんに叱られる!」という番組があることをご紹介しておきますね。
https://twitter.com/Aka_neko/status/1709551248398295420
ニュースとバラエティーを比較するのはさすがに失礼だったかもしれませんが、私はたとえNHKであれ、ニュースを100%信用はしない性格で、あらゆる報道(ネットニュース含む)を総合して自分なりに結論を出すようにしています。
■ジャニーズ〝大荒れ会見〟仕切った元NHK紅白司会アナ 松本和也氏のフェアな司会ぶりに称賛 実話系雑誌の記者も指名 - zakzak:夕刊フジ公式サイト
https://www.zakzak.co.jp/article/20231003-FJS6KWAS7FJ3TOGQP3WTO64NFY/
■会見の質問指名に記者NGリスト PR会社提示とジャニーズ事務所:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/782357
■出直しのジャニーズ事務所「メディアとの対話」約束したはずなのに…広報担当者が姿見せず「会見後」にひと悶着 - 弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/c_18/n_16573/
この外資系PR会社にこのことを謝罪してほしいとお願いしましたが、外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかると言われました。
■会見「NGリスト」 ジャニーズ事務所が回答「弊社は誰も関与しておりません」井ノ原のやり取りも説明― スポニチ Sponichi Annex 芸能
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/10/04/kiji/20231004s00041000600000c.html
・クオモがニューヨークの知事であることに感謝する日々。人間ブルドーザーのような機動力、機転の速さ、逆境でも負けずに戦い続けるスタミナ、明晰な説明力、人間味。
・アメリカ社会の暗黙のルールとして、人の外見に対するネガティブなコメントは基本的に全部アウト。それで笑いをとるのはもってのほか。テレビでもやらない。
・ジャニーズ問題で露呈した「子どもへの性犯罪」に甘い日本。萌え絵がカジュアルに消費される異常さ
ニューヨーク在住。1993年早稲田大学法学部卒業後、渡米。マサチューセッツ州立大学アムハースト校大学院にて政治学修士取得後、ニューヨークのジャパン・ソサエティーに勤務。各種シンポジウム、国際会議、文化講演会、リーダーシップ交流プログラムの企画立案・運営に携わる。2006年、ハーバード大学ケネディ・スクール大学院修士課程を修了、地政学リスク分析の分野での先駆者として知られる米コンサルティング会社ユーラシア・グループに、日本人スタッフ第1号として入社。日本顧客担当チームの初代ディレクターとして、日本市場における顧客開拓と維持、メディア&ブランデング戦略、商品開発、出版事業などの責任者を勤める。2017年7月ユーラシア・グループを退社、11月まで同社のアドバイザーを務め、2018年約1年間の自主休業(サバティカル)を経て、2019年、中東北アフリカ諸国の政治情勢がビジネスに与える影響の分析を専門とするコンサルティング会社 HSWジャパン (http://hswjapan.com/index-jp.html) を2人の共同経営者と共にニューヨークに設立。複数の企業の日本戦略アドバイザー、執筆活動も行う。株式会社サイボウズ社外取締役。
40代前半になり、管理職を意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。
そんな折、数個年上の同僚のひとりであるN君が「今年度いっぱいで辞めて転職するから」と言ってきた(ビットコインの件で苦しんでいた人だ)。職場の飲み会の帰りで、飲み直しで別の店に入った時だった。少しばかり仕事で縁のあった会計コンサルの内定を得たという。
「なんで辞めるの?」と聞くと、「昨年課長にはなったけど、どこまでいっても組織の歯車で、それだったらまだいいけど……国民のために役に立っているとは思えない。だったら民間の方がいい。自分の仕事力は、広く社会のために使いたい」といった答えが返ってきた。「上司と人事には退職の旨を話してある」という。
私は、そこまで高邁なことを考えるタイプではない。どこか仕事から引いたところがあって、上から60点の成果を求められた時、80を出せる時でもあえて70の成果を出す。残り10の余力は、いざという時のためにとっておく。そういうタイプだった。
できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。職務自体は好きだったから、できれば長い間やりたいとは思っていたが。
そのN君は、私などよりも公僕に向いている。いつも全力だからだ。そういう人だった。今回、自分の力を社会のために役立てたいという想いを聞いたが、嘘偽りはないと感じた。
数か月後、私は「絶対にここを辞めてやる」と決意することになった。N君の退職が認められなかったからだ。それで結局、N君は内定先を辞退することになった。伝聞での話になるが、N君の内定先には「霞が関の事情を説明する」という名目での情報共有(という名の転職妨害)が入ったのだという。
民間の方には事情がわかりにくいと思う。まずは次の規則を読んでほしい。
(辞職)
第五十一条 任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。
公務員の任免というのは、民法上の雇用契約が基底にある。そのうえで、国家公務員法や人事院規則により公法上の契約関係を構成する。ざっくりいうと、行政事務職の公務員≒サラリーマンということだ。労基法が適用されないからといって、隔絶した存在ではない。現業職の公務員だと、よりサラリーマンに近い扱いになる(団結権があるなど)。
上の人事院規則は、公務員のみならず民間業界をも拘束する。当規則が国家公務員法(国会で議決)から委任を受けているからだ。
N君の例だと、別の内規により人事院規則第51条が課長補佐以上には厳しく適用されるのに加え、「再就職に関する規制」に該当するおそれがあったのだろう。それゆえ、転職を目的としての辞職が認められなかった。
結局、N君はどうしたのかというと……私が辞める時点では在職していたが……少し述べると、あれからも転職活動をしたが失敗に終わったらしい。40代半ばで、国家公務員としての経験しかないN君は転職市場では必然不利になる。
N君に興味のある会社があったとして、N君からすれば入りたい会社ではなかったという。とはいえ、税務や会計の会社を選ぶとまた転職できない可能性がある。かくして、N君は今でも霞が関のどこかで働いている。どうか幸せでいてほしい。
「こいつらクソだな」と思った。たかだか数年前に1回契約したっきりのコンサルに移るくらい、認めてやってもいいじゃないか。厳密にいうと再就職の規制にかかってしまうのかもしれないが、それでもいいだろう。仲間なんだから。
当時は怒りでいっぱいだった。今はとうに収まっているが。所詮は、その程度の仲間意識しか持てない連中の集まりだったのだ――と今では達観している。
繰り返すが、四十前半であれば課長(管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。早くミッションを遂行しなければならない。
転職活動を始めることにした。この時、妻はすでに亡くなっていた。子どもはふたりいたが、先ほど書いたとおり、霞が関の一人親に子育ては不可能であるため実家に預けている。妻が存命だったなら、転職活動自体していなかったかもしれない。
この時は、リクナビも有名になっていた。転職エージェントもネットで探せる時代になっていた。さっそく求人を探していくも、自分に合った仕事は見つかりそうにない。リクルートエージェントにも登録して、毎日少ない自由時間を使って求人を確かめていき、平行して求人応募に最低限必要なドキュメントを作っていった。
転職活動スタートから三ヶ月ほど経った頃は、こんな状況だった。希望条件には、就業場所や入社時期や休業制度や、もっと細かい事項もあったが省略する。
二 職務内容に拘らない
ア どんな仕事でもやっていれば好きになる
イ それよりもどんな人と働けるかが大事
イ 全体向けに説明した後、現場レベルに立脚した観点で是非を整理
※この箇所は、文字ばかりで窮屈~というエージェントからの指摘あり
ア 息子と娘を遊園地などに連れていきたい
ウ この年になるとゆっくりしたいのもある
二 風通しがいいこと
イ 怒鳴ったり急に泣き出したり、負の感情を吐き出す社員はいないか?
ア 前の職場が不明確だったので。データによらずに上司が決めるなど。
イ ずっと続けられる好きな仕事にしていきたい
イ 子がいるので額面700万はほしい。今の年収△200万円までOK。
とまあ、いろいろ考えはしたが……結局、税務コンサルにした。スキルを活かせるうえに、さらに磨くこともできる。そのうえ、応募に必要な資格である税理士免許もある。応募要項には「事業会社での税務実務経験5年以上」とか「同業界でリーダーシップを発揮された経験3年以上」とか「M&A、組織再編、事業統合、事業再生等の案件に対する税務コンサルティング経験」とか、該当していない要件があった。
だが一方では、「上場企業、外資系企業などに対する税務申告書作成業務」など、こちらの十八番(ルールを作ったり審査する側)とも言える要件もあった。当てはまるかもしれない。
こちらの日系大手の税務コンサルを受けたいと転職エージェントに告げたところ、「要件については、体感6割でいいので。ほかにも何社か受けた方がいいですね。増田さんの場合は、最低15社は受けましょう」とアドバイスをもらった。
言いたいことはわかったが、こういうのは絞るべきだと感じた。一気に15社受けるのではなく、3社を5回に分けるなど、そういうやり方がいいと思った。※よく考えると、転職エージェントと転職希望者は利益背反の関係にある。転職エージェントとしては、ほどほど短い期間で離職しそうな会社を勧めるのがメリットだからだ。
かくして、税務コンサルのうち、外資系大手・日系大手・日系準大手の3つにエントリーした。うち2社が書類選考を通過し、一緒に働くであろう仲間との数度の面接を経た後に、幹部社員とも話をさせてもらい、最終的に2社の内定を得た。
決め手として、一番好感があった会社を選んだ。やはり、一緒に働く仲間――これがマストだった。上の3つでいうと日系準大手になる。
こちらの会社は、昔仕事でお世話になったことがあった。直接契約を交わしたことはないのだが。とある相談案件を通じて、互いの知見を高めることができた……とこちらは認識していた。その会社は、国税庁を不当課税処分で訴えたことがあったのが気になったが、今さら大した問題ではない。
次は、どうやって上司に転職を伝えるか考える必要がある。まともにやってしまうと、N君の時のように無理筋なことをされる可能性がある。公務員の退職にあたっての厳密な許可制や再就職の規制は、当時の私の役職(課長補佐)だとばっちり適用される。※20代とかの若手だと、基準を緩めてもらえるらしい。
「年度末で退職します」と告げた時の直属の上司の顔を覚えている。諦めと怨嗟が混じったような顔つきだった。一応遺留は受けたものの、上司もわかっていたようで、最後には「これまでお疲れ様。次のところでもうまくやれるように。ただ、辞職が認められたらいいけどな。俺は無条件に認めるけど」と言っていた。後は、人事による退職ヒアリングを残すのみだ。
思案した結果、退職ヒアリングにおいては、内定を得ていた会社のうち辞退するところを転職先として告げることにした。入社予定の日系準大手は、一応これまでの取引先には当たらないが、関係先に該当すると見做されるおそれがあった。N君の二の舞だけは御免だった。絶対に避けたい。今ここで、今ここで就職しておきたい。絶対に!!
証拠書類として、第二志望だった外資系大手のオファーレターの写しを人事ヒアリングで提出したところ、それから約一週間ほどか、何事もなかったように辞職の許可が下りた。そこから、残りの約二ヶ月半の間で引継資料を作り、3月の初め頃には仕事を引き受ける人に業務の説明をして、懸念事項の対処方法の素案を示して、最後に職場内で気を付けるべきことを述べて……それから数日後、私は職場を跡にした。
転職に成功した。一度下った辞職許可である、春先になって覆されることはない。覆そうにも、4月の時点ですでに民間企業との雇用契約が成立している。どうしようもない。私は管理職ではないからして、そこまで大事にならないはずだ。
実際、春先になってすぐ、雇用保険や健康保険の手続きの関係で、私の勤め先は元職場に知られることになったろう。それでも、私に元職場から電話がかかってくることはなかった――転職に成功したのだ。
新しくスタートした税務コンサルティングの仕事は、私にピッタリ合っていた。最初の1年間は、向こうの会社でいうところの雑巾がけ(企業の予定納税額の調べ、特定の申告方法の可否の問い合わせ、税制改正の動向調査)に当たる仕事だった。これまでの経験が活かせる、いい仕事に出会うことができた。
定時退社が実現し、給与は少しだけ上がり、休暇日数も増えて、福利厚生も十分だった。何より、一緒に働く仲間だ。自然な話し合いができる。暴言を吐く者や、怒りや悲しみの感情をぶちまける者や、不貞腐れる者もいない。言いたいことを言い合える。
反対意見に弱い人達じゃなくて、なんというか、「精神的に健康」というか。自分と考えの違う人の反論に耳を傾けることができる。それでいて、自分の意見として昇華できる。そんな人達だ。
いい職場に移ることができた。運がよかった。太陽が昇っている時間に家に帰れるなど、私にとっては夢のひとつだった。夕焼けは近かったものの、まだ青空が残っている部分を見上げると、子どもの頃に読んだ児童作品を思い出した。少し前にも思い出そうとしていたっけ。きっかけは忘れたが。
タイトルは、『ちいちゃんのかげぶんしん』だった。時代背景は、太平洋戦争の末期だ。ネタバレは避けるけれども、ちいちゃんという女の子が家族と一緒にやった『かげおくり』という遊びを通して、戦争反対を訴えるものだ。
かげおくりというのは、地面に映った影法師をしばらく見てから青空に目をやると、網膜に焼き付いた影の残像が空に映ってみえるというものだ。未成年だった頃の私の心にドスンときた作品だった。増田民にも是非おすすめする。
晴れ晴れとした気分だった。それからはマイホームで羽をのばした。なにしろ、毎日が定時帰りなのだから。子どもを実家から引き取るまでの間、家でゴロゴロしたり、趣味に勤しんだり、妻の遺品を整理したり、平穏な日々を過ごした。
暇な時間を使って、『犬神さんと猫山さん』のBlu-rayディスクを購入して観た。やはり、何も考えずに見られる。1話がCM込みで5分なのもいい。最終回は、花火大会だった。今まで出てきたキャラクターがみんな登場して、最後はふたりで花火を見上げながら手を繋いだところでエンドだった。
ネット掲示板を読んだところ、原作漫画(※記念に1巻を購入)の方は、残念ながら打ち切りのような結果だったらしい。作者も若い人だから、いろいろと苦労があったのかもしれない。でも、あの作品を面白いと思った人がたくさんいるのだと――作者に知ってもらえたら幸いだ。
私のようなおじさんが楽しめたのだから、若い人だったらもっと楽しめる。面白い作品に違いない。できれば15分枠のアニメだったらよかった。
たった三ヶ月の間だったが、思い出に残るアニメだった。ありがとうございました。
ここまで書き終えて、今は自室にあるパソコン机の前で一息ついている。携帯電話の通知を見ようか、それともコーヒーを飲もうか、ボーッとするのもいいかなと、いろいろ考えている。
税務官僚だった頃に比べると、今は幸せだ。そのうち慣れるとは思っていたが、あの辛かった日々を思い出すと、しみじみ幸せに思えてくる。不思議かな、辛かった日々であればあるほど、思い出す時に幸せな気分になる。なぜだろうか。
そんな思いに捉われて、ふと携帯電話を拾い上げた私は、デリヘルでも呼ぼうかと思い、アドレス帳を開いた。お気に入りの子が脳裏に浮かんでくる。
ここで思い留まった。そうだ、先日誓ったばかりじゃないか。もう風俗店を利用するのは辞めようと。昔はよくソープに行ったり、デリヘルを呼んだりしていたけれども、もうしない。そういう店は利用しないと決めていた。
長い日記になった。ゆっくり読んでもらえばいいし、わかりにくいところや、興味のないところは飛ばしてもたぶん理解できる。
今回、昔のことを振り返ることができてよかった。書いている最中、じんわりとした幸せが込み上げてきた。この幸運に感謝したい。
(追伸)
上で挙げたN君だが、半年前に話をする機会があった。今でも彼は、どうにか転職ができないか模索しているらしかった。裏技を使おうかとも言っていた。さすがにここでは言えないが。
N君の転職活動が成功する未来を祈っている。彼は独身だから、私よりは選ぶ会社の自由が利くだろう。彼の多幸を願って日記の結びとする。