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はてなキーワード: 下請けとは

2017-05-22

同じセーブデータで遊ぶ話

アナザーエデンはじめました。

クロノが懐かしいとかカエルと剣心の闇鍋が出てくるとかアラサーの心にがっぷり噛み付いてくるし、世界樹みたいな素材集めて武具強化や通常の進行だとあとから戻って倒さないといけないフィールドボスなんかも大変好みなのですが、それより何より初めての経験としてRPGセーブデータを人と共有している体験がとても楽しい

アナザーエデンもう関係ないんですけど私の端末大分ロートルものですから起動しないんですね。夫の端末でしかプレイできなくて、でも横で見てたらえらい面白そうだからレベリングガチャ石回収するために100匹同じモンス倒すとかは私がやって、メインストリーとかお使いみたいなサブクエスト進めるときは夫に進めて貰って横で見てる。ガチャは一緒に引く。

子供の頃に兄のセーブデータで合体のスキル構成いいの出るまでやり直したりレベリングしたりとかの下請けはやったことあるけど、そいういう時もストーリーは私にお構いなく進められていて、あくま下請けって感じだった。RPGってのはどこまでも一人遊びのものだと思っていた。

それが二人でも遊べるものだったとは。なにか途中計算を間違えているんではないかと今もってちょっと疑っている。RPGセーブデータまで共有できるなんて結婚ってほんとすごいなあ。

2017-05-21

黒字化した法人についてのメモ その3

建設業

およそ2年振りに書く。

会計事務所職員です。

事業内容:公共工事土木工事を主に請け負っている。下請けも行う。

関与した時の状況:売上高は約1億円。

直近10年で黒字は1度、当然債務超過。なぜ存続できるのか?、と疑問がわくと思うがいわゆるバブル期に儲けて貯め込んだ利益個人含む)を吐き出しているかである。このような中小企業は意外と多い。

仕事は少なく、請負金額も減少傾向にある。これは公共工事の状況がそうなので仕方がない部分もある。

よってすこし大きな工事があると言い方は悪いが見境なく獲得しに行ってしまう。売上が上がれば利益が付いてくる、と考えている。

帳簿は年に1回決算時のみ作成

やった事:今回久しぶりに書いた理由はこの記事を見たから。

「年商1億円でも赤字ばかり」の社長5つの特徴 | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

この中で限界利益率を見る事が大事とあるが、正にこの通り、この会社がした事は月次決算体制を整えて一つ一つの工事工事台帳をしっかり作る、この2点だけ。

これで工事のどこが悪くて利益が出なかったかを洗い出し次に繋げる、いわゆるPDCAを回した。

大きな会社だとPDCA機能不全に陥ることも多いらしいけど、中小企業だと社長のやる気があればすぐに効果がでる。

結果としては売上高に関わらず利益が出る工事を選んで取っていくことで最近ようやく債務超過を抜け出すところまで来ている。

あの東洋経済記事は帳簿ができていない中小企業に広く読まれて欲しい。

2017-05-16

10年前の2ちゃんコピペ東芝のことかと思うと感慨深い

94 :('A`):2007/12/30(日) 15:26:07 0

製品メーカー営業(販社)はまだいいけど、中間メーカー

仕様の変更とか頻繁にあるから文系営業は役に立たない。

ここ3年で3人入れて、3人とも1年以内に辞めてる。

でも理系が不足してて文系しか取れないから、

無理やり技術営業に突っ込んで潰してる。

理系なら3流大でも理系的な学習プロセス習得してるから

時間はかかるけど独り立ちできる。

文系そもそも技術感覚的に捉えて営業するから

後々トラブルになる。

現場人間営業に回した方が使えるだろうにと思うが、

現場現場人手不足営業だけでなく、

技術伝承なんてできていないし。技術力は年々低下している。

ただ、そんな実態発注側の大手メーカーにばれると干されるから

必死隠蔽下請けからだんだん崩れてきてる日本製造業も、

かつてのアメリカイギリスになりつつあるんじゃないかな。

大手より中小の方が、日本技術低下を肌身で感じていると思う。

2017-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20170513163951

子供の頃って純粋にやりたいことしか考えない。

こういう夢に冷水ぶっかけるのはどんどんやるべき。

でもやるならちゃんとやってほしい。

一般的職業の平均年収

ポジションによる年収の違い、

企業規模による年収の違い、

元請け下請けの違い、

労働基準法

などなど

教えないから、大人になってやりがい搾取にあってしまう。

結局私もやりたいことしか考えてなかったが、なぜか運良く1,000万くらいもらってる。

従業員10数名の零細企業に入ったつもりだったが、

ニッチな自社製品を持ち、国内で圧倒的シェア海外でもそこそこのシェア持っている会社だった。

上流~保守までやるプログラマ兼回路設計サービスエンジニア40代半ばのおっさんです。

プログラマとして大したことなくても、合わせ技を使うことはできるので、頑張って欲しいな、と思った。

2017-05-11

24時間勤務

週替りの交代勤務24時間7日間拘束される。末端設備業者の悲しさ。賃貸住設24時間故障事故対応の謳い文句の影に下請け丸揚げ押し付けタダ働きの苦役有り。告発したら、取引終わりかな。

限りなく黒に近いグレーな会社

特定派遣の話だ、その会社ブラックではなく限りなく黒に近いグレーだった


新卒派遣先が決まるまで半年放置がざら

新卒経験を積ませると言う理由単独SES案件派遣

入社時の雇用契約書はコピー可能だが、派遣契約書は見せてもらえるが守秘義務理由コピーは不可

・事前面接を「顔合わせ」「打ち合わせ」「事前説明」と言い換えて当然のように行う

社員の意に反する派遣は当たり前

お客様第一を掲げ、社員の不満に耳を貸さな

・客に気に入られたり技術職に着けて、5年以上継続して派遣されている社員給料は上げるが他は新卒給料(注1)

現場パワハラ社員がされても知らぬ存ぜぬ、営業に不満を訴えると契約打ち切りにしても次が決まらなかったらクビにすると脅し

派遣契約の仕組みを知る現場責任者が常に低評価をして社員が異を唱えても「お前が悪い」(注2)

求人ではエンジニアと書かれているが客先での仕事実態事務雑用メイン(Excelword資料作成メール作成シュレッダー要員・在庫管理担当

会社紹介の社内インタビューに出る社員は全社員の中から運よく技術的な仕事が出来ている特定の極少数な人だけ

待遇派遣先次第となるため、求人内容の待遇は全て嘘

派遣先社員待遇は任せているため、労基法抵触しそうなことも知らぬ存ぜぬ

新卒・中途の社員育成は派遣先に丸投げ、育たなかったら「運が悪かったね」と一言、次の派遣先が決まらないと強制自己都合退職

40歳以上になって派遣先が決まらない人も強制自己都合退職

社労士会社営業部

・勤務時間自己申告の場合社員圧力をかけて残業時間を抹消


この会社は未だに新卒を受け入れている。

SES案件メインで派遣されて雑用事務仕事ばかりなのにエンジニア募集と未だに記載している。

会社クレームを言ったところで管理職営業で固められているため効果はない

この会社は限りなく黒に近いグレーな会社だが、表向きはホワイトかつ技術者重視で求人募集している

労働者を騙して接収しようとしている会社を見破るのは至難の業だ、会社一丸となって騙してくるから

過重労働サービス残業三昧の会社ブラック企業と言われているが、こんな限りなく黒に近いグレーな会社存在する

社員に対する扱いが酷いだけで法令にはギリギリ違反にしないため、客先常駐をメイン事業とする会社には上記が当てはまる会社が腐るほど存在する

運よく派遣先に気に入られた人や技術職に着けた社員会社を悪く言わないだけに余計たちが悪い

SI業界下請け現場はこんな会社派遣社員に支えられている、こんな状況なのに人手不足と言われている

この状況で行進が育つだろうか?ピラミッドの頂点に立つ大手危機感はないがいずれ彼らの立つ土台が崩れるだろう

人をぞんざいに扱い教育をしようとしない下請け特定派遣会社SI業界蔓延っている現状は「日本インフラ」を根底から崩壊させる危険性を孕んでいる

(注1)3年以上は直接雇用になるのでは?疑問を抱く人が多いだろう、なぜか特定派遣会社には10年以上継続して派遣されてる人がよくいるため何らかの

   抜け道存在すると思われる

(注2)派遣社員の客先での評価が上がると派遣社員給料が上がると同時に派遣料もあがる、それを知ってる現場責任者意図的派遣社員を低評価する

   営業からすればお客が大事なわけだから、低評価派遣社員のせいにして延々と派遣と言うのはよくある事だ

2017-05-10

そのエクセル九龍城砦

凄いエクセルが来た。九龍城砦にように入り組んでいる(行ったことないけど)。

でも大丈夫

その内我々下請け必要な項目は2つ。

それを探し出すのだ。

しかし、元締め(先方)はその2つをよくわかっていないようだ。

どうすんのよ。

http://anond.hatelabo.jp/20170510010745

アッタマ悪いことしてんな

配信業なんだからビャーっと質悪いものを素早く大量にリリースして、デバッグユーザーやらせクレーム付いたとこだけ処理するとかあるだろ

例えば同じ本をレンタル型と買い切り型でライセンス分けて、レンタル型を安く、そして買い切り型よりも早いタイミング提供しつつフィードバックを得て買い切り型で修正するとかやりようがあんだろ

頭を何一つ動かさずに手作業だけ延々と続けて大変大変~ってバカだろ

内情に詳しくないからすでにそういうビジネスモデルがあってその下請けで働いてるなら知らん

2017-05-09

都議会議員選挙 共産党の重点公約

中小企業への支援をすすめ、都内労働者最低賃金は時給1,500円をめざしま

大企業内部留保が300兆円を超える一方、非正規労働者の増加と実質賃金の目減りが続いています現在最低賃金は、東京でも932円にしかなりません。1日8時間、月20日間働いても15万円程度で、健康で文化的な最低限度の生活すら営むことはできません。中小企業支援策と一体に、最低賃金ただちに時給1,000円以上に引き上げるとともに、1,500円をめざします。

働かせすぎを規制し、過労死のない東京非正規正規格差をなくし、1日8時間、週40時間働けば生活できる東京をつくります

下請け業者労働者を守る公契約条例の制定をめざします。



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役17000の文字列のうち、労働に関する記載はこれだけ

あとは豊洲移転がどうたら原発がどうたら9条がどうたら

よくまあ白々しく"労働者に優しいのは共産党だけ!"とか言えたもんだと思う

こいつら労働者ことなんて全く興味ねーよ

http://www.jcp-tokyo.net/2017togisen_uttae/

2017-05-07

アマゾンの「バックオーダー発注廃止は、正味戦争宣戦布告である

結論:

 アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。

 また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。

 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。

 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。

 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。

取引正味の現状

 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。

 出版社から取次への引渡 69%(-2~+10数%)

 取次から書店への引渡  77%(-5~+数%)

 一般に、老舗ほどよい条件を持っている。(大手がすごくいいというわけでもなく、特に正味が高いのは法学・医学などの高額専門書出版社である

 正味以外にも新興出版社は上記条件のほかに歩戻し(新刊委託手数料)を支払い、新刊の代金支払いは納入の7か月後、さらに3か月から1年の支払い保留を課されるケースもある。

 一方で、老舗出版社新刊でも搬入翌月に代金の半額の内払いを受けるなど有利な取引条件を有している。

 かつては出版社ごとの正味の違いは書店への卸正味に反映されていたが、取次間の書店獲得競争の結果「一本正味」が増えている。その結果、老舗出版社の高額商品を卸すと取次が赤字になるという「逆ザヤ」も生じている。

 大手出版社が取次の株式を保有しているという背景もあり、こうした取引条件が改定されることはめったにない。

 アマゾン直接取引(e託)は、これを年会費9000円、正味60%の直接取引に一本化しようという提案である

https://www.amazon.co.jp/gp/seller-account/mm-product-page.html?topic=201463220

 ある意味平等に見えるが、背面では個別に違った取引条件が出版社に持ちかけられている。漏れ聞いたところでは66%の提示までは確認したし、中堅以上からはそれ以上の条件で取引しているという示唆も受けた。

 しかし公式以外の取引条件はあくまで特約であり、アマゾンの提示する「条件」が守られなかったと判断された場合は一方的に破棄される。また、契約書をよく読んだ人は、その条件が数年間の時限であることに気づいたはずだ。

 アマゾンはこれまで(おそらく)73%くらいで仕入れていた本を、60%で仕入れるようにしたい。まずのところ、「取次に在庫を置いてもらえていない本」から。いきなり60%と言っても受け入れてもらえないから短期的には優遇条件や集荷などのエサを出す。

 これが今回の提案の一番の眼目である

なぜこのタイミングで言ってきたのか

 アマゾンアフィリエイトにしてもマーケットプレイスにしても、市場占有率が上がるにつれ、取引条件を何度も改定してきた。取次からの卸を「73%」と推察したのも、天秤をかけられている取次がギリギリ呑めるラインを推察しての話だ。日本上陸時の大阪屋との取引正味が75%で、そこからコンマ5%刻みで4回、計2%下げただろうというのが筆者の読みである。取次のアマゾンに対する態度が「あんな条件では積極的には欲しくない」に年々変わってきたというのが傍証となっている。

 それにしても今回の「バックオーダー発注廃止」は急で乱暴な施策に見える。通告メールの文面にも焦りが垣間見え、「3月期の利益が取次対応の遅れによる売り逃しで毀損された」からだと主張している。

 3月は新刊が多く、セット搬入等も含めラインは輻輳する。アマゾンと日販の蜜月が終わり、日販が「こんな粗利のところに便宜を図っていられない」と気づいたのもあるかもしれないが、今日に始まったことではない。

 より説得的な答えは、「配送料の値上げにより利益が圧迫されるので、別途利益を上げる見込みを立てて早急に本社に報告しないと、日本法人の評価が下がるから」だろう。

 アマゾンは、租税回避配送・資材・仕分の業者を徹底して継続的に買い叩くことに不断の努力を払い、設備投資の源泉を得てきた。そうした抜け道は徐々に塞がれてきたが、その間に無視できないシェアを得た。その買い叩きの対象が、いよいよ本格的に出版社にまわってきたということだ。

アマゾンで品切が頻発する理由

 さて、「話題になった本がアマゾンに行ったら品切になっていた」が、なぜ頻発するかの考察に移る。

 アマゾン発注の仕組みは以下の記事に詳しい。

アマゾンのバックオーダー発注の件について小零細出版社が考えるべきこと

 このバックオーダーの発生してからのこれまでの流れについては、以下の5年前の記事が(ちょっと出版社が鈍すぎだが)おおむね正しい。そして、この流れは一般書店も変わらない。

amazonの本の補充はなぜ遅いのか

 精力的な書店は、発注出版社に直接行ない入庫処理も迅速なので、出版社在庫があるもののバックオーダー後の入荷はアマゾンより4営業日以上早い。

 このバックオーダー発注を7月1日から「取次を介してやらない。e託しない出版社の取次に在庫のない商品は扱いを中止する」というのが今回の通告である

 そして、高島氏の言うように在庫状態を開示して搬入を早くしても、問題は解決されない。

 ベンダーセントラル(VC)でチェックするとわかるのだが、アマゾン発注は間歇的になされる。たとえば、週に10冊需要のある本は、2か月に1度、100冊の注文が来る。

 その冊数の在庫を日販が準備していなければ、大阪屋栗田在庫を見に行って、それでなければ翌日繰り返す。そんなことをされたところで、それに対応して発注される可能性のある品目を網羅的に取次が在庫することは不可能である。日販にしてみれば、その照会は大阪屋栗田で充足されたかもしれず、明日発注されるかもわからないのに、その数を即仕入れろというのも無理な話だ。

 なぜコンスタントに補充をやらないのかという疑問が起こるだろう。在庫が少ないタイミングで受注の波が来たら、アマゾンにしても機会損失になるからだ。

 しかし、実際にこの十数年、定番書であっても同じアイテムの「バックオーダー発注」の短冊が数週間に一度、同じ日に何枚も「市川13,6,4、小田原9,5,2、堺20,7、鳥栖6,5,2」というようにまわってきて、その前後アマゾンで品切になり、回復まで10日間というような事態が繰り返されてきた。

 ベンダーセントラルを見ると、受注は多少の波はあれどコンスタントであり、アマゾン自身の「需要予測」もおおむね頷ける値になっている。しかし、発注だけがすさまじく間歇的なのだ

 最初は倉庫の入荷オペレーションのためかと考えていた。しかし、倉庫が各地に増えた現在では、各倉庫の発注時期をずらせば、品切を回避できるはず。アマゾンの優秀な人たちがそれに気づかないはずはないが、折に触れてその点は提案してきた。

発注時期を倉庫毎にずらせませんか」「バックオーダーの発注を版元に直接送りませんか」

 しかし、そのたびに返ってくる返事は「当社独自の計算にもとづき、在庫量・発注時期は最適なかたちでおこなわれています」「流通にご不満がある場合は、e託契約をご検討ください」だった。

 いま筆者が持っている仮説は2つ。

「倉庫ごとに時期をずらすと、北海道発注が佐賀に飛ぶような高コスト事例が頻発しかねないので、各倉庫の在庫平準化したい」

在庫についてつねに不安定にすることで、出版社と取次に対して取引カードにしている」

 それが穿ちすぎであるにしても、アマゾン在庫が過小であり、それを解消する意思がないのはあきらかだ。

過少な在庫量と倉庫の人手、発注遅延、そして入荷時期への過大な要求

アマゾン在庫が過小だ」と指摘すると、返ってくるのは「市川小田原川崎に、あんなに巨大な倉庫を持っているのに、あれ以上投資しろというのは無理」という反応だ。

 しかし、あの倉庫は流通のためのスペースが大きく、書籍以外のものも大量に扱っている。書籍の在庫量が売上に対してひどく少ないのは、厳然たる事実である

 業界紙新文化』 の2017年1月12日号に成毛眞氏がアマゾンキャッシュフローについて述べている(以下リンク小田光雄氏の要約)。

http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20170201/1485874803]

 それによれば、顧客から代金を回収し、納入業者たちに支払う期間のキャッシュコンバージョンサイクルはマイナス18・86日だという。仕入は月締め翌月払いの平均45日サイクルとみて、顧客回収サイクルはどんなに短くみても10日あるだろうから、平均在庫期間は17日、年間在庫回転数21強ということになる。この値は、筆者が複数出版社から確認しているVC上の在庫/売上比とも整合する。

 これは、書店としては驚異的な値で、駅売り雑誌スタンドかと見紛うばかり。ちょっと話題になるだけで「品切御免」となるのも、致し方ないことだ。

 話題の週刊文春が売り切れだからスタンドを責める人は、まあどうかしている。アマゾンは、そういう在庫量でやっていくことを選択しているということだ。

 そして、取次から入荷後に出荷可能になるまでの期日も遅い。通常の書店でも、入荷後に配架担当者がいなくて1~2日寝る場合はあるが、アマゾンは入荷から出荷まで3日寝るのがデフォルトである。これは、現場の人員と設備慢性的に不足させて、100%以上の稼働率を維持しているからだろう。そのため、繁忙期や天候不良時には業務がさらに停滞する。

 アマゾン発注判断は遅い。判断に人間を介さないため、需要が急激に伸びた場合にもその要因がパブリシティなのか、ネットのバズりなのか、その需要はいつまで続くのかという読みを外部情報に求めることをしていない。したがって、自サイトでの顧客の行動を見て、「売り逃し」が続いてから発注を増やすという行動になる。

 この入荷遅れと発注遅延という行動様式は、e託を導入しても基本的に解決しない。

「いま寄越せすぐ寄越せ、寄越さないならペナルティだ」とクレームする先が、取次から出版社になるだけである

 在庫ステータス22(重版中)のものも、アマゾンは同様の行動様式発注する。即出荷できないものは発注せず、11になったら最前列に割り込ませろと言う。割り込ませなかったら、特恵条件は破棄される。

新刊については改善しつつある

 問題がここ1年で飛躍的に改善したのが新刊である新刊については、情報が出てから発売までに時間があるので、アマゾンの遅い発注判断でも、じゅうぶんな量の入手が可能になる。そのうえ、アマゾンも「新刊の追っかけ発注は入手しにくい」ということを学習したのか、発注量も多くなった。

 新刊委託配本をしない出版社でも、取次とコミュニケーションを密にとれば発売即品切れを回避しやすくなった。

 とはいえ、発注タイミングはやはり遅い。「発売前重版」になるような本がアマゾンで入手できず、一般書店には平積みになるようなことは多い。それは、書店としてのアマゾン能力が低いということの証左だ。発売4週間前に発注しても入手できない個人書店事情とは問題のレベルが違う。

現在のアマゾン情報弱者相手の草刈場

 一方で、アマゾンの利用はどんどん広がっているし、検索順位は高い。話題書をスマホ検索して即注文しようとすると、アマゾントップに出てきて「2~3週間後出荷」となっている。そういうときに出てくるのが転売業者だ。

 マーケットプレイスで3倍程度の価格をつけ、「希少品につきプレミアム価格です」と説明している。そして、その業者のページを見ると、数十万点の出品物がある。もちろん商品仕入れているわけではない。受注があってからhonto紀伊國屋ヨドバシ発注し、届いたものを転送するのだ。

 商品登録から値付けまですべてbotを活用した、「他の書店を探すのが面倒な人」から無知税を搾り取るためのビジネスモデルである

 転売業者栄枯盛衰が激しいが、いまは「ブックマーケティング」や「メディアフロント」が勢いがあるようだ。関心ある人は探してみてほしい。

 彼らの最大利益を追求する商魂や、ネガティブコメントを即流しにかかる熱意など、学ぶところは多い。

 トップ企業であるということは、いちばん情報に疎い人がやってくる場だということでもある。だからアマゾンを偏愛する利用者は他の書店利用者より平均的に無知で、流行に流されやすく、堪え性がない。したがって配送関係でトラブルを起こすことも多い。発送に時間がかかれば、カジュアルキャンセルしてくる。この層を相手にするのはコストがかかる。だからアマゾンはそのコストの負担を要求しているのである

 そういう人へ売り伸ばすのは商売の勘所でもある。

 だからアマゾンの提案に乗るという判断もありうるだろう。

どこまでやればいいのか

 アマゾンの要求は単純だ。「扱ってほしければ情報を出せ。情報を出したらカネを出せ。カネを出したらもっと出せ」ということだ。

 出版社ディスカバー21の干場社長証言がある。2014年10月のものだ。

>https://newspicks.com/news/654047>

「これまでは大型パブや広告がある場合、前持って出版社の方で手動で在庫を増やすように指示できたのですが、10月1日より、今後、全てそれまでの平均売り上げによる自動補充にするという通知が10月を過ぎてからただ1通ポーンと送られてきました。

それが嫌なら、去年からアマゾン出版社に持ちかけているパートナー契約を結べと。つまり年間600万円以上の契約料を払えと。

それはアマゾンによる一方的評価基準により価格が決まるもので、売り上げに準じたものではない。今回の処置は、パートナー契約を結ばない出版社への締め付けとも受け取れます。」

<<

 この書きぶりからすると、ディスカバー21はおそらくe託を利用しているのだろう。というか、取次を利用せず書店直接取引するのが、柳原書店破綻以降の同社のスタンスである。「在庫を増やすように指示」などが出来たところからすると、導入当初はあるていど優遇されていたようだ。

 しかし、依存度が高くなったとみると掌を返す。大変合理的な行動だ。e託の正味60%もいつまでも固定されるとも限らない。

 こうした「パートナー契約」によってサイト内の表示順序も左右されているのが現在の状況だ。

都合が悪くなったら出口があるのか?

「e託で条件が切り下げられたら、取次取引に戻せばいい」。そういう意見もあるだろう。

「みんながそうやったあと、取次は数年後も残っているのか」という問題はまず措く。

 それにしても、アマゾン裏切り者を許さない。海外での事例は、反目した出版社商品に対して注文ボタン撤去検索結果への非表示など、アマゾンが自社サイトの優位性を最大限に活用した実力行使を辞さず、読者の利益を損ねることをものともしないことを我々に教えてくれる。

「e託やってたんだけどさ、不利になってきたからやめたよ。e託しなくてもそんなに不都合ないよ」などと公言する出版社の存在が、アマゾンの戦略にとってどれだけ目障りかを考えてみよう。個別取引合理性などかなぐり捨てて「アマゾンから離れた出版社倒産した」という事例をつくりにくることは覚悟しなければならない。

 複数出版社でこの問題を訴えようにも「e託契約」も「パートナー契約」も、すべて明細は秘密保持契約(NDA)の向こう側にあり、その訴訟リスクが情報共有と連帯を阻む。今回、筆者が匿名で書かざるを得ないのもそのためだ。

 現在でもアマゾンは不定期にポイント付与率の上げ下げを実施している。対抗馬のhontoもっと派手にポイントバラまいているので、日本出版界はそれを非難することもできない。

 現在のe託では販売価格の主導権は出版社にあるが、市場を更に占有したところで契約更改は再販廃止が条件となり、「プロモーション」「正味下げ」「値下げ」の3点セットの「ご提案」がつぎつぎに舞い込むことになるだろう。

 アマゾンで買えばほかより安いとなれば、消費者はなお雪崩を打ち、発言力はさらに高まる

 電子書籍では、入金額分配契約の出版社の場合、「アマゾンで本を買うと、他の手段より著者への支払いが少ない」という事態は、すでに起きている。これから紙の本にも普及してくる可能性が高い。

 アマゾン1社を優遇するなら、出版社縮小均衡の果てに「アマゾン制作部門の下請け」となる道を選ぶしかなくなるだろう。

 もうひとつの解は、アマゾンの条件を呑むのなら、その条件をオープンにし、他の書店にも同様の扱いをするということではないだろうか。60%条件ならば書店を起こせる人は多くなる。1社独占になりさえしなければ、安すぎる正味だとは思わない。本の価格は上がるだろうが、この正味戦争に建設的な出口を探すとすれば、そういう方向しかない気もする。

アマゾンは破壊的イノベーター

 アマゾンがやっていることは、「すべてのお客様のために」ある。アマゾンが考えるお客様希望は「手軽で安価な入手」だ。だから、「手軽で安価」な入手に協力する者は優先するし、それに協力しない者を悪く見せるために努力をいとわない。

「ほかの書店はともかくアマゾンで品切れするなんて」「売っていないなんて」という読者と著者の態度が、それを後押しする。

業界が絶望へ相転移するときのエネルギーを利益に変えている」と言ってもいい。

 だから、折りに触れ現れ、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁くあの提案書を追いかけまわして、「そいつの言うことに耳を貸さないで!」と叫ぶ。

 あなたが、すべての絶望を希望に変える奇跡の道を見つけるまでは、契約してはいけない。

  • 2017.5.20--追記

思いのほかたくさんの反響いただきました。

ありがとうございます

匿名の身ですので、本記事は「CC BY 4.0」転載・再配布・翻案自由とします。

とだけ宣言しに舞い戻ってきたのですが、せっかくなのでもう少し蛇足を。

取次の擁護ウザい。

→擁護していない。取次が硬直的な差別取引出版社が新しく出てくる芽を潰していることは既述の通り。

資本主義消費者利益なので残当

→まっぱだかの資本主義が野蛮で不合理な結果をもたらしてきたということくらいは、10代のうちに学んでおこう。消費者利益もエシカルでなければ持続可能にならない。いいからパンツくらい穿け。見ているこっちが恥ずかしい。

独禁法と公取は仕事するべき。

アマゾンは公取と密接に連絡を取って、アウトにならないギリギリの線を見極めて活動している。そして、紙の本はもちろん、電子書籍においてさえアマゾンは圧倒的な独占を未だ手にしてはいないので、公取は様子見。まあ、ケータイ相手コミック商売をしている国内勢がまだ大きいからなのだが。

パトレイバー後藤隊長みたいな言いかたになるけど、役所が動くのは常に手遅れで犠牲が多数出てからだし、そうでなくてはならない。文化的な公害のおそれには予防原則を持ち込むべきではない。

国内勢力を糾合して対抗するべき。

→それこそ公取の出番になる。出版界は笛吹けど踊らない者が多様にいるからこそ、自由でいられる場。そのメリットを手放すのは下策。テーマは変わるが、軽減税率ほしさに政府に嘆願する業界団体は恥を知れ。おまえら出版界全体を代表してなんかいない。業界が一丸になどなったらあっという間に規制され、規制団体に天下りを送り込まれる。

流通を改善しないで吠えるな。正面から戦え。

流通は改善している。アマゾンで入手できるような本なら、たいがいの書店でさほど待たずに注文できる。アマゾンが1週間以上になっているならば、多くのケースで書店コンビニのほうが早い。というか、ド田舎以外で入手を急ぐならまずはhonto withでチェックするべき。

書店で取り寄せできないと書店のせい、アマゾンで取り寄せできないと出版社のせいにする読者をネット上で散見するが、実際は逆。アマゾン出版社に連絡をする労すら惜しむ。

はいえ、取り寄せを渋ったり、TONETSやNOCSの在庫情報の見方を教育されていなくて「この本は取り寄せできません」とウソをついたりする書店員も、たしかにいる

2017-05-04

http://anond.hatelabo.jp/20170504141650

前にカネボウが潰れて分解したうちの1つの会社に居たことあるんだけど、社員殆どがそうじて人の弱みに付け込んだり、立場を利用して下請けイジメするばかりで、まともな仕事ができない人たちばかりだった。

みながそうだと新人とかもそれが当たり前になって会社全体が腐っていくのよね。

ダメ会社基本的に自浄作用は働かないから、潰れるか解散するかしかないような気がする。

http://anond.hatelabo.jp/20160609134132

はいはい根回し根回し

前にカネボウが潰れて分解したうちの1つの会社に居たことあるんだけど、社員殆どがそうじて人の弱みに付け込んだり、立場を利用して下請けイジメするばかりで、まともな仕事ができない人たちばかりだった。

みながそうだと新人とかもそれが当たり前になって会社全体が腐っていくのよね。

ダメ会社基本的に自浄作用は働かないから、潰れるか解散するかしかないような気がする。

http://anond.hatelabo.jp/20160609134132

2017-05-03

前にカネボウが潰れて分解したうちの1つの会社に居たことあるんだけど、社員殆どがそうじて人の弱みに付け込んだり、立場を利用して下請けイジメするばかりで、まともな仕事ができない人たちばかりだった。

みながそうだと新人とかもそれが当たり前になって会社全体が腐っていくのよね。

ダメ会社基本的に自浄作用は働かないから、潰れるか解散するかしかないような気がする。

http://anond.hatelabo.jp/20160609134132

ダメ社会基本的に自浄作用は働かないから、北朝鮮ミサイル汚物を消毒するしかいかもしれない。なんという無慈悲

そんなわけで企業に入ってから人材を育てる慣習を捨てて大学やらせるようにすると既婚子持ち女性も勤務先がつぶれた中高年も再チャレンジできるのに

センター試験でクソ以下の得点を取り、心のより所が勤務先しかなく能力不足を下請け協力会社イジメでやりすごしている人々が妨害する

私立大学世界女性の敵となった。ヒラリークリントン様に圧力をかけてもらうしかない。

国立旧一期校・二期校

国立旧一期校(こくりつきゅういっきこう)および国立旧二期校(こくりつきゅうにきこう)は1949年から1978年まで実施されていた日本国立大学入試制度区分の一つ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%97%A7%E4%B8%80%E6%9C%9F%E6%A0%A1%E3%83%BB%E4%BA%8C%E6%9C%9F%E6%A0%A1

1931年から1960年までの間に誕生して大学受験経験した、2017年現在57歳から86歳まで世代の頃、

東大落ちの受け皿は国立大学旧二期校であって、この時代早慶東大とは無関係で、どちらかというと代々木アニメーションの仲間であるという無慈悲現実

そうなると

東芝 巨額損失の原子力部門を買収した西田社長を直撃

http://www.news-postseven.com/archives/20170201_488580.html

日本郵政4000億損失、元凶はまたも元東芝西室泰三

http://diamond.jp/articles/-/126285

などを見る限り、頭を使う地位に就く人は多教科型の勉強をしているのが望ましいという結論となり、大学教育は誰にでも与えられるべきものではない。

1930年代まれくらいの世代社会に出て実権を握り始めた1970年代以降から国立大学の値上げと労働組合の弱体化が始まっており

国立大学私立大学授業料等の推移

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm

半日以上のストライキを伴う労働争議件数は、戦後、増え続け、高度成長期が終わった1974年に5,200件のピークに達した後、急激に減少し

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3810.html

57歳から86歳までの世代が、もしかしたら日本における労働ブラック化した脳筋世代なのではと思ってしまう。

前にカネボウが潰れて分解したうちの1つの会社に居たことあるんだけど、社員殆どがそうじて人の弱みに付け込んだり、立場を利用して下請けイジメするばかりで、まともな仕事ができない人たちばかりだった。

みながそうだと新人とかもそれが当たり前になって会社全体が腐っていくのよね。

ダメ会社基本的に自浄作用は働かないから、潰れるか解散するかしかないような気がする。

http://anond.hatelabo.jp/20160609134132

ここに書いたとおりだな http://anond.hatelabo.jp/20170428185504

能力が追いついてない人がハラスメントに走るもの

悪者」なき不正会計東芝カネボウ類似性

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/280921/100800010/

慶應閥がはびこった会社は、必ず滅亡への道を歩む。カネボウ三越東芝

http://anond.hatelabo.jp/20160611224524

まさか、ねー・・・

2017-05-02

まとめサイト批判してる奴等ってホント努力教権化だな

足を使っての取材なんて大変すぎて普通の人には無理だ。

そんなことをしていたら遅かれ早かれ体か頭のどちらかがイカれてしまう。

この社会人間らしい生活を保つたのに必要な糧を得ることに対して精神や肉体への負荷を過剰に求めすぎている。

楽をして稼ぐのはおかしいというまとめサイトへの批判の声は止まない。

しかし、おかしいのは人を労働力しか捉えず食い物にしている社会のほうだろう。

社員やら下請けから搾取して作らせている大手メディア記事を使って、本来人間が耐えうるであろう労力で利益化するってすごいことじゃないだろうか?

これこそ人間が目指すべきワークスタイルに違いない。

努力なんかでは本当に人が求めている記事を読者には届けられない。

現実がすべてを物語っている。

2017-05-01

クリエイター職の待遇改善されない理由


人間多数決というやつが大好きで、頭の足りない人間は数をかき集めて賢しい人間社会的にはたき落とし、

そうすることでしか満たされない自己承認欲求生存戦略を満たし続けるわけだが、要はこれが極まった現代社会では無理という話である


アニメーター日本において人間扱いされない。やりがいではメシを食えないということが忘れられている。

あまりにも有名な話なので、アニメーターにおける例はまあ語らずともという感じだろう。

CD売上に対する作詞作曲家マージンはよくて10%、普通は5~6%が目安だ。

残りのすべては小売・広告制作レコード会社が暴利とも言える勢いで持っていく。

広告代理店下請けとなったデザイナー動画制作、末端のアシスタントディレクターなど、

その辺りの闇も同様に深い。学生時代バイト先に派遣されてきた元テレ業界末端の方の話がいまも忘れられない。


娯楽関連に限らず、後付された仕組みや制度によって辛酸ぶっかけられているような製造業

たとえば農家の方々やら下請け工場IT業界関連も広く捉えればこの例にあてはまるだろう。

とにかくどこを見ても、損をしているのは「一次生産を担う末端の人間である


アニメーター問題にはこれまた様々な対策や、どうにかしろという風潮はあるものの、

少なからず向こう30~40年は解決することは絶対に無理であろうと見ている。

社会構成人員が総入れ替えされなければ達し得ない、そんな目標であるからだ。


ここで、「きっと何者にもなれない人々たち」の話をする。

特別な才能を持たず、一般的な家庭に生まれ幸運にも恵まれず平均水準の環境で育った人々のことを指す。

他国は知らないが、日本国内においてはこの種類の人々は年々増加し、おそらく現代は9割がこれにあたるだろう。

筆者もまたこの部類に属する、「きっと何者にもなれない人々」である


現代社会というのは、「新しい価値創造提供できる人間」が継続的に現れないと立ち行かない。

これは「運命に愛された人々」で、優れた才能を持ち、裕福な家庭に生まれ幸運にも恵まれ高水準の環境で育った人のことを指す。

必ずしも裕福である必要はなくて、要は能力値が120/100くらいになるという結果があれば条件を満たすところだ(貧乏家庭から出世)。


こうした種類の人々はぽつぽつと存在していて、決してそこまで珍しいものではないと言える。

その辺の人を10人並べれば1人はいるくらいの割合だ。真に傑出している人物もっと少ないだろうが。


そして現代社会というのは、この「運命に愛された人々」によって支えられている割合と、

その重要であるはずの彼らに対しての報酬バランスが崩れている――という話である


一次生産は誰にでもできることではない。彼らの仕事を見ていると本当に感服するし、

尊敬せざるを得ない人間性を抱えている方も多いし、自分とは違う領域に住んでいると実感することも多い。

自らの意志ねじ曲げることができず、不器用ではあると思うが、それでも圧倒的に「強い」人間なのだ


そんな彼らがなぜ迫害とも言える攻撃力で、社会的に低い身分に甘んじなければならないのか?

簡単な話である。そうしなければ「きっと何者にもなれない人々」は満足に生きていけないからだ。

なぜそのような雑魚風情が「運命に愛された人々」を差別できるのかというと、これも単純で、

数の暴力がいとも容易く通用してしま人口構成比だからである


アニメ業界を例にあげて考えてみよう。

日本動画の線が引ける人間というのは、おそらく製作委員会構成する会社それぞれが抱える、

社員全員とその家族の総数よりも圧倒的に少ないだろう。この時点で容易に想像できるが、

原画を描ける人間さらに少なく、作監クラスさらに、一握りである監督を務められるような

すばらしいセンスを持った人間は、その辺の駅にいる通勤ラッシュ構成する人々よりはるかに少ないはずだ。


単純に考えて、アニメーター監督という「運命に愛された人々」は、

製作委員会にいる無数の「きっと何者にもなれない人々」を少数で全員支えていると言っても過言ではない。

なぜなら、優れたアニメーターたちがいなければ製作委員会以下の社員たちは稼ぎを失って死ぬからだ。


アニメーターたちは「線を引いてアニメを作る」という仕事価値よりも、

「彼らでなければ生み出せない」という希少価値製作委員会提供していると言える。

この唯一無二性はもっと評価されるべきであり、しか社会はここから目を背け、

運命に愛された人々」に対して尋常ではない差別を平然と行っている。


かい理屈を抜きにして考えれば、アニメーター製作委員会利益を7:3くらいで折半すべきで、

これは左右の総数に差があろうとも適用されるべき比率であると思う。彼らの仕事は代え難いもので、

アニメーター(500人):製作委員会10000人)であっても正当な理屈であると考える。

しか現実社会はそれで回らない。それは低賃金化で生活レベルの維持が困難になるとかではなく、

単純に人間が持つ「劣等感」や「嫉妬心」などによって、この7:3は維持が不可能からである


である製作委員会側に属する人間圧倒的多数で、その中にはご存知のとおりどうしようもないダメ人間

おそらく2割くらいは含有されていて、彼らがまず率先して大きな声をあげる。

卑怯である」と。「あいつらは好きなことをしてメシを食っている」と、「自分たち差別している」と。

ダメ人間である自分社会にどれだけの価値提供できるかなど考えず、感情で彼らはアニメーターを殴る。

しかし、ここで製作委員会側に属する8割の人間は、そのダメ人間を止めることはしないのだ。

彼らのなかにも同様の心理がある。「卑怯である」と、「自分たち差別している」と。

価値創造できないことの何が悪いのかと、この時点で、己の怠惰を棚にあげて内心で「差別」が始まっているのだ。


この不当な差別は、500:10000という圧倒的大差による数の暴力通用しまかり通ることで増長してきた。

安く買い叩かれ続けて20年30年、現代では立派な「常識」としてこの差別根付いてしまっている。

手塚治虫がなんとかという話もあるが、それは「きっかけとなるひとつの隙」でしかないと言っていいだろう。


作曲家に関しても同じことが言える。バラエティ番組全盛の1970~80年代というのは、

本当に有能なごく一部の作曲家が大量の案件を安く引き受け、一件ごとの単価を引き下げていた。

その頃は生楽器による演奏音楽主体であったため、アカデミック知識センスを併せ持つ、

打ち込み全盛である現代とは一線を画する、優れた能力を持った作曲家けが仕事を得ることが出来た。

その結果として「きっかけとなるひとつの隙」が与えられ、やがて現代マージンに収まっていく。



別に、何も「運命に愛された人々」に常に7割のマージンを与えろという話ではない。

現在のままでは、彼らに対するリスペクトがあまりにも低く、報酬水準も0.1:9.9くらいのものであり、

これはさすがにおかしすぎるという話である仕事必要能力給料が合っていない例として、

一時期どこかの美術館での募集話題になったことがある。そのときは「人脈が」「経験が」と言われていたが、

そんな「社会的価値」を生み出したのは他でもない「きっと何者にもなれない人々」の醜い嫉妬心であり、

ここに搾取構造があるという大前提完璧に見落としているから、あの件はそこそこ話題になったのである


日本では、何かを作ることで大富豪になった人間小室哲哉くらいなのではないかと思う。

それ以外の人間は、「きっと何者にもなれない人々」が「きっと何者にもなれない人々」のために作った、

まりにも無能であるゆえに複雑怪奇と化している社会的システムを利用したごく一部の人である

彼らは何も作り出すことは出来やしない。事実がどうあれ、どうしようもないほど不快存在だと思ってしまう。



自分たち「きっと何者にもなれない人々」は、「運命に愛された人々」をもっと尊重しなければいけない。

嫉妬心劣等感から彼らを差別するのではなく、少しづつでいいから、彼らに対するリスペクトを醸成して、

世代が入れ替わるごとに新しい価値観をなんとか育て続けなければいけない。現代社会で育ちきってしまった、

変化を極端に忌み嫌う現代大人などに期待できることは何もない。若手が変えていかなければいけないのだ。



そのための啓蒙となっている現象は、ツイッターをはじめインターネットでよく起こっていると思う。

運命に愛された人々」のすごさを、捻じ曲げずに直接触れることができるのだ。

これからに期待してはいけない、ということはないと思う。






GWなので日々思っていたことをクソ長文にして吐き出した。これで休める。

2017-04-27

少なく見積もるのやめませんか

ウチは下請けなんですから、言われた通りにやります

ですから予定の数を少なく見積もるのはやめて下さい。

多いと断られるかもしれないから感が丸出しでございます

先に多いと言っていただければその様に段取りしまから

から

「あれ?言ってませんでしたっけ?おっかしーな」

とか言うのはやめて下さい。

蝋人形にしたいと思ってしまます。。

2017-04-26

http://anond.hatelabo.jp/20170415172249

似たような仕事エンドロールの即日編集)やってたけど、増田気持ちがすごくわかる。

20万円の代金がどう搾り取られるか気になってる人もいると思うけど、だいたい3割は式場に持って行かれて、残りがうちら下請け業者の取り分。

式場との契約によって異なると思うけど、だいたいどこもそんな感じじゃないかと。

そこから社員給与やら各費用(機材の減価償却費馬鹿にならないだろう)が引かれて、実際のカメラマンビデオ編集に入るのは、それぞれ1〜2万円くらいが相場じゃないかな。

顧客から20万円分の働きが要求されるし、絶対ミスできないプレッシャーは大きいし、ただプロとしてやっている以上、最低限のクオリティ担保しないといけない。

心付け渡せとは言わなけど、そんな環境仕事してるんだよー、っていうのが少しでも理解してもらえたら、っていう話。

2017-04-21

下請けから仕方がない

先方「納期カツカツだけどデータ渡すのギリギリなっちゃうわー」

私「大丈夫(じゃないけど)ですよ^-^」

終電フェスティバル

私「や、やっと終わった;^-^」

先方「ごめーんデータに不備があったか最初から頼むわーでも納期延びないわ」

私「^-^」


余裕を持ってスケジュールを組めないのか


この現象どうにかしてほしい

2017-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20170420215404

今は、下請けプログラマとしてバリバリ仕事しているらしい。

起業してやりたいことを実現するための資金稼ぎをしている段階だね。

下請け仕事の内容は秘密保持契約のために一切話せない上に、

毎日12時間ちかく仕事してるのでブログツイッターはやってる暇がないんだんって。

2017-04-19

転職失敗した

前向きな転職だったんだ。


仕事自体は楽しかったけど、

会社の将来性とか給料が低かったりとか、まあ色々と不満はあった訳だ。

ただ、生活に困る程給料低い訳じゃなかったし、

今より良い条件があるなら移りたい。ぐらいでのんびり転職活動してた。


運よく一部上場企業転職できた。

給料上がるし、もっと仕事も楽しくなるだろうと期待していたんだ。


しか給料は上がった。福利厚生もしっかりしてる。

ただ仕事が楽しくなかった。

業種変わって仕事ついていけないし、

上司とも気が合わない。


業種変わったってのは、

言っちゃうプレス加工屋から

プレス品とか使って次の部品作る客先へ移ったんだ。


慣れの問題だと言ってくれる人もいたが、

一年続けて見て、慣れていける伸び代を自分の中に見い出せない。


金型設計してる方がやる事が単純だったし、

現場でモノ触ってるのが楽しかった。

下請けとして無茶を言われるより、

客先として無茶を言う方が精神的にキツイ


仕事に対するモチベーションが持てない今の状態仕事続けても

誰も得しないのも分かってる。


さっさと辞めたいけど、次探す気力が無い。


そろそろ会社行く準備しないと。


はきそう

2017-04-15

とあるwebIT企業のつらい話

・毎朝社訓を全社朝礼で言わされる

web系なのにSIer体質、多数の下請け二次請けetcが常駐

プロパーコード書かない、技術的に書けないひと多数

・常駐してるひとにWindows7 32bitで作業させる

設計書・仕様書Excel方眼紙

オフィスが狭い、汚い

ヒエラルキーは、営業&gt;企画&gt;マーケティング&gt;エンジニア

企画が、企画できない

会社評価スキルではなく、前職の年収ベース

会社で偉くなるひとはエンジニアとしてスキルがあるひとでなく、管理ができそうなひと(「できそう」であって、「できる」ではない、コード技術的に書けない)

スキルがあるひとが積極的に社外活動などをすると、それを妨害するように仕事を大量に振られ、潰される

・よいコンテンツより、営業力

…ん?

IT系じゃそもそもないのか

2017-04-11

http://anond.hatelabo.jp/20170411114949

人を増やすお金が無いからね。だからつの作業を楽にこなせるようプログラム組むんだよ。おかげで作業は楽チン。同時進行で仕事が出来る。下請け万歳

勝ち負けの話なのこれ笑

2017-04-08

アイテム情報誌編集部なんてクソだから

今年からアイテム情報誌編集者になった。

編集部には、新卒下請け編集プロダクション社員だった人しかいない。

基本的には、外部の人を採用しない方針だと聞いて驚いた。

理由は、入ってみてわかった。

編集長好き嫌いでなにもかもが決まっているからだ。

優秀かどうかは関係ない。

結果を出しても無駄

自分の気に入らないメンバーメールは一切返信しない。

徹底的に排除しようとする。

具体的には、「あいはいらない」「うちに合わない」「仕事ができない」などのネガティブキャンペーンをするのだ。

から、外部の人が入ってもすぐに辞めてしまう。

下請けで気に入った人しか入れないのではなく、入っちゃいけないのだ。

自分のことを棚にあげて、いびり倒して人を辞めさせる。

信じられないような人格破綻者が編集長から発行部数は低迷している。

年末には、鬱になって辞めた人もいる。

そもそも、仕事の詳しい説明ほとんどない。

進め方もわからないのにやらされるのでうまくいくわけがない。

アイテム情報誌ヤバイ

というか、この出版社ヤバイ

みんな、イメージには騙されないでほしい。

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