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2024-03-23

anond:20240322213737

権力者規制をどんどん放置するとどんどん気持ち悪い社会になる

今はもうセックスでさえ許可制にしようと言う気持ち悪い勢力が居る

そしてそれが実現に近い位置にある

2024-02-19

自転車ヘルメット努力義務化してそろそろ1年だけどさ

みなさんのとこの進捗どうよ

とりあえず自分自身の話書くと、一応努力してちゃんヘルメットかぶるようにしてるけど、おかげさまで自転車乗るときヘルメット無いと違和感を覚えるレベルにはなっているところ 正直導入経緯はちょっとどうかと思うところあったけど、まあ死ぬよりマシだし?

で、面白いのが、勤務先のルール変わったんよね うちの場合自転車通勤は許可制で毎年申請必要なんだけど、その条件に元々あった「一定金額以上の保険に入ること」に加えて「ヘルメット着用すること」が生えた ルール変更当時はまだヘルメット市場流通が少ないっていうか売り切れ続出だったので、特例で導入の意思を見せればヨシ!って事になってるけど、次の更新からはもう少しちゃんとするんじゃないかしら 同僚の頭でっかち(物理)の人が、自分に合うヘルメット見つからないって嘆いてたわ

街中に目を向けると、ちゃんヘルメット被ってる人は体感1~3割くらい?ってイメージ 昔からガチガチに固めてるロード乗りみたいな人以外でもそれなりに被ってる人はいるなって印象だけど、多くの人が努力義務果たしているとはまあ到底言えない感じ あ、親子で自転車に乗ってると子供だけ被ってるパターンはかなり見かけるなって思う

2024-02-03

薄々感じてはいたが

炊き出しって性善説に基づいて行われてるよね。

ボランティア側が勝手料理に何かを混ぜたりしないし、安全で新鮮な材料を使ってくれているはずだ、という前提で。

被災地でその前提が崩れてしまったら炊き出し料理は食べられなくなってしまう。

かといって許可制にしたら参入障壁が上がって被災者側の不利益になる。

もし自分被災者だったら、よっぽど変な団体じゃなければおかしなことはしないと信じて炊き出し料理も食べるつもりだ。

ただ、今後あまりに変な事件連続して起こるようだったら、被災しても市販食品以外は口にできなくなるかもしれない。

2024-01-18

結局震災とき誰がいつ駆けつけるべきなのか

総括が欲しいのワイだけ?

ワイも駆けつけていいならボランティア行きたいんだよ

楽しそうだしさ

けど、現場の状況次第では邪魔になるんでしょ?

じゃあ今回の出来事を総括した上で、次回災害起きたときはどうやって人やモノのコントロールするのか決めておいて欲しいじゃん

例えば、まず人命なのは明らかだから災害から3日までは自衛隊救急消防、何かしらの災害対策組織以外一切のボランティア物資支援をしちゃいけないとかさ

メディア被災地に行って顰蹙買うって昔からあるあるからメディアジャーナリスト被災地入りを事前の許可制にするとか

色々ルール作り出来るはずじゃん

それをそろそろやってくれたらいいのになって思わん?

お前ら頭良いんでしょ?文句ばっかり言ってないで対案出しな?

2024-01-04

ココフォリアにTRPG探索者の立ち絵を置く企画

流行ってるけど、荒らしとか盗用とかリスク高いのになんで不特定多数URL公開して企画するのか理解ができないな。

せとかURL置いてパス制にしたり許可制にすればいいだろうに。

この企画は人々の善意を前提におこなわれるものだと思ってるとか言ってる企画者もいるしどんだけ頭お花畑なんだよここはインターネットだぞ。

ココフォリア公式不特定多数が見る場所URL書くのは推奨しないって言ってるのに正直荒らされても自業自得というか危機管理大丈夫そ?

何も対策しないで荒らされた〜泣とか被害者ぶってるの滑稽なんだよな。

まあ危機管理がしっかりしてる人は参加しなければいいだけの話なんだがもやっとした。

2023-12-22

先進欧米人権国では安楽死制度がめちゃくちゃ進んでいるらしい

https://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/52376327.html

安楽死制度もだし、夫婦別姓制度共同親権制度同性婚制度難民支援制度児童虐待防止制度女性支援制度、反ユダヤ思想ヘイトスピーチ規制制度若者向けの性的移行手術支援制度公共の場飲酒規制制度、性行為契約制度ポルノ規制制度緩和ケア用の薬物許可制度、精神医療地域移行制度インクルド教育制度など、日本は何もかもがあまりにも遅れていると思う。

まずは欧米先進国の進んだ取り組みを参考にして、日本人権面での遅れを少しでも取り戻したい。

2023-11-15

男湯女湯問題は店の許可制にするとよい

規約に書いておけばいいじゃん

2023-11-14

anond:20231114230837

論ずるに値しない。パチンコと同じく潰していいぞ

なんならセックス自体許可制にしていけ

2023-10-06

anond:20231005181937

 元うたのおにいさんに二次創作されるというリスク

 ホロライブゲーム実況炎上して、「企業のやってるVチューバーは許可制」になったけど、実際は、「政治家や元芸能人など、社会的な影響力の強い人が歌ったり実況したりする場合」を、許可制にすべきだったんだよな。

 やられた方のリスクは、どう考えたって、そっちの方が高いんだから

 てか燃やすためにわざと歌ったんじゃないのか疑惑さえあるよね。

 というか、歌ってみた界隈だと、「イケメン歌い手や、フェミ親和性ある腐女子に人気のある奴は勝手に歌うな」くらい言わないと、もう意味ない気がする。

 こいつらに歌われるのも炎上するリスクあるじゃん

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part3/3


思い出⑤ 転職を決意した時

 40代前半になり、管理職意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。

 そんな折、数個年上の同僚のひとりであるN君が「今年度いっぱいで辞めて転職するから」と言ってきた(ビットコインの件で苦しんでいた人だ)。職場飲み会の帰りで、飲み直しで別の店に入った時だった。少しばかり仕事で縁のあった会計コンサル内定を得たという。

 「なんで辞めるの?」と聞くと、「昨年課長にはなったけど、どこまでいっても組織歯車で、それだったらまだいいけど……国民のために役に立っているとは思えない。だったら民間の方がいい。自分仕事力は、広く社会のために使いたい」といった答えが返ってきた。「上司と人事には退職の旨を話してある」という。

 私は、そこまで高邁なことを考えるタイプではない。どこか仕事から引いたところがあって、上から60点の成果を求められた時、80を出せる時でもあえて70の成果を出す。残り10の余力は、いざという時のためにとっておく。そういうタイプだった。

 できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。職務自体は好きだったから、できれば長い間やりたいとは思っていたが。

 そのN君は、私などよりも公僕に向いている。いつも全力だからだ。そういう人だった。今回、自分の力を社会のために役立てたいという想いを聞いたが、嘘偽りはないと感じた。

 数か月後、私は「絶対にここを辞めてやる」と決意することになった。N君の退職が認められなかったからだ。それで結局、N君は内定先を辞退することになった。伝聞での話になるが、N君の内定先には「霞が関事情説明する」という名目での情報共有(という名の転職妨害)が入ったのだという。

 民間の方には事情がわかりにくいと思う。まずは次の規則を読んでほしい。

人事院規則八―一二職員の任免)

(辞職)

第五十一条 任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

 公務員の任免というのは、民法上の雇用契約が基底にある。そのうえで、国家公務員法人事院規則により公法上の契約関係構成する。ざっくりいうと、行政事務職の公務員サラリーマンということだ。労基法適用されないからといって、隔絶した存在ではない。現業職公務員だと、よりサラリーマンに近い扱いになる(団結権があるなど)。

 上の人事院規則は、公務員のみならず民間業界をも拘束する。当規則国家公務員法国会議決から委任を受けているからだ。

 N君の例だと、別の内規により人事院規則第51条が課長補佐以上には厳しく適用されるのに加え、「再就職に関する規制」に該当するおそれがあったのだろう。それゆえ、転職目的としての辞職が認められなかった。

 結局、N君はどうしたのかというと……私が辞める時点では在職していたが……少し述べると、あれから転職活動をしたが失敗に終わったらしい。40代半ばで、国家公務員としての経験しかないN君は転職市場では必然不利になる。

 N君に興味のある会社があったとして、N君からすれば入りたい会社ではなかったという。とはいえ、税務や会計会社を選ぶとまた転職できない可能性がある。かくして、N君は今でも霞が関のどこかで働いている。どうか幸せでいてほしい。

 「こいつらクソだな」と思った。たかだか数年前に1回契約したっきりのコンサルに移るくらい、認めてやってもいいじゃないか。厳密にいうと再就職規制にかかってしまうのかもしれないが、それでもいいだろう。仲間なんだから

 当時は怒りでいっぱいだった。今はとうに収まっているが。所詮は、その程度の仲間意識しか持てない連中の集まりだったのだ――と今では達観している。



思い出⑥ 転職活動転職した後

 繰り返すが、四十前半であれば課長管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。早くミッション遂行しなければならない。

 転職活動を始めることにした。この時、妻はすでに亡くなっていた。子どもふたりいたが、先ほど書いたとおり、霞が関の一人親に子育て不可能であるため実家に預けている。妻が存命だったなら、転職活動自体していなかったかもしれない。

 この時は、リクナビも有名になっていた。転職エージェントネットで探せる時代になっていた。さっそく求人を探していくも、自分に合った仕事は見つかりそうにない。リクルートエージェントにも登録して、毎日少ない自由時間を使って求人を確かめていき、平行して求人応募に最低限必要ドキュメントを作っていった。

 転職活動スタートから三ヶ月ほど経った頃は、こんな状況だった。希望条件には、就業場所入社時期や休業制度や、もっとかい事項もあったが省略する。



【当時の転職活動方針】 ※やしお氏リスペクト

1 どの業界(会社)に応募するか?

 一 コンサル希望

  ア 今の仕事が「説明」「説得」であるため

  イ 専門性を高められる業界がいい

  ウ パワポ職人としての腕も活かしたい

 二 職務内容に拘らない

  ア どんな仕事でもやっていれば好きになる

  イ それよりもどんな人と働けるかが大事

  ウ 嫌な人と一緒にいるストレス想像以上(仏陀も言ってる)

 三 ベンチャーなどリスク高は除く

  ア 突然の内定取り消しや事業悪化可能

  イ カルチャーフィットしない可能性あり

  ウ これまでの企業文化と合っていない

2 職務概要職務経歴書

 一 徴税吏員としての経験を活かす

  ア 相手企業との折衝

  イ 過去判例を読みつつ方針決定

  ウ 最後正論で押し切る

 二 税制改革企画・調整

  ア 上級行政庁が決めたものをかみ砕いて整理する

  イ 全体向けに説明した後、現場レベル立脚した観点で是非を整理

  ウ 上の人間が本番の会議で話しやす資料作り

 三 新税務システム検討や導入支援

  ア コンサル組織内部と密に打ち合わせしつつ完成→検査検収

  ※この箇所は、文字ばかりで窮屈~というエージェントからの指摘あり

   後に、図表を効果的に使ったものに置き換えた

3 会社に求める条件

 一 及第点の実力があれば定時退社できて休日出勤もない

  ア 息子と娘を遊園地などに連れていきたい

  イ 一日にちょっと趣味をやりたい

  ウ この年になるとゆっくりしたいのもある

 二 風通しがいいこと

  ア 息をするように自然議論ができる職場か?

  イ 怒鳴ったり急に泣き出したり、負の感情を吐き出す社員はいいか

  ウ 自分が感じたことを素直に言い合える環境か?

 三 評価基準が明確であること

  ア 前の職場不明確だったので。データによらずに上司が決めるなど。

  イ 低い査定でも納得できるだけの客観性を求む

  ウ 低評価社員をすぐに見捨てたりクビにするのはNG

   ※本当に役に立つ人間勤務評定では判別できない

 四 給料度外視

  ア お金にこだわっても仕事は見つからない

  イ ずっと続けられる好きな仕事にしていきたい

  イ 子がいるので額面700万はほしい。今の年収△200万円までOK



 とまあ、いろいろ考えはしたが……結局、税務コンサルにした。スキルを活かせるうえに、さらに磨くこともできる。そのうえ、応募に必要資格である税理士免許もある。応募要項には「事業会社での税務実務経験5年以上」とか「同業界リーダーシップを発揮された経験3年以上」とか「M&A、組織再編、事業統合事業再生等の案件に対する税務コンサルティング経験」とか、該当していない要件があった。

 だが一方では、「上場企業外資系企業などに対する税務申告書作成業務」など、こちらの十八番ルールを作ったり審査する側)とも言える要件もあった。当てはまるかもしれない。

 こちらの日系大手の税務コンサルを受けたいと転職エージェントに告げたところ、「要件については、体感6割でいいので。ほかにも何社か受けた方がいいですね。増田さんの場合は、最低15社は受けましょう」とアドバイスをもらった。

 言いたいことはわかったが、こういうのは絞るべきだと感じた。一気に15社受けるのではなく、3社を5回に分けるなど、そういうやり方がいいと思った。※よく考えると、転職エージェント転職希望者は利益背反の関係にある。転職エージェントとしては、ほどほど短い期間で離職しそうな会社を勧めるのがメリットからだ。

 かくして、税務コンサルのうち、外資系大手・日系大手・日系準大手の3つにエントリーした。うち2社が書類選考を通過し、一緒に働くであろう仲間との数度の面接を経た後に、幹部社員とも話をさせてもらい、最終的に2社の内定を得た。

 決め手として、一番好感があった会社を選んだ。やはり、一緒に働く仲間――これがマストだった。上の3つでいうと日系準大手になる。

 こちらの会社は、昔仕事でお世話になったことがあった。直接契約を交わしたことはないのだが。とある相談案件を通じて、互いの知見を高めることができた……とこちらは認識していた。その会社は、国税庁を不当課税処分で訴えたことがあったのが気になったが、今さら大した問題ではない。

 次は、どうやって上司転職を伝えるか考える必要がある。まともにやってしまうと、N君の時のように無理筋なことをされる可能性がある。公務員退職にあたっての厳密な許可制再就職規制は、当時の私の役職課長補佐)だとばっちり適用される。※20代とかの若手だと、基準を緩めてもらえるらしい。

 「年度末で退職します」と告げた時の直属の上司の顔を覚えている。諦めと怨嗟が混じったような顔つきだった。一応遺留は受けたものの、上司もわかっていたようで、最後には「これまでお疲れ様。次のところでもうまくやれるように。ただ、辞職が認められたらいいけどな。俺は無条件に認めるけど」と言っていた。後は、人事による退職ヒアリングを残すのみだ。

 思案した結果、退職ヒアリングにおいては、内定を得ていた会社のうち辞退するところを転職先として告げることにした。入社予定の日系準大手は、一応これまでの取引先には当たらないが、関係先に該当すると見做されるおそれがあった。N君の二の舞だけは御免だった。絶対に避けたい。今ここで、今ここで就職しておきたい。絶対に!!

 証拠書類として、第二志望だった外資系大手オファーレターの写しを人事ヒアリングで提出したところ、それから約一週間ほどか、何事もなかったように辞職の許可下りた。そこから、残りの約二ヶ月半の間で引継資料を作り、3月の初め頃には仕事を引き受ける人に業務説明をして、懸念事項の対処方法の素案を示して、最後職場内で気を付けるべきことを述べて……それから数日後、私は職場を跡にした。



 転職成功した。一度下った辞職許可である、春先になって覆されることはない。覆そうにも、4月の時点ですでに民間企業との雇用契約が成立している。どうしようもない。私は管理職ではないからして、そこまで大事にならないはずだ。

 実際、春先になってすぐ、雇用保険健康保険手続き関係で、私の勤め先は元職場に知られることになったろう。それでも、私に元職場から電話がかかってくることはなかった――転職成功したのだ。

 新しくスタートした税務コンサルティングの仕事は、私にピッタリ合っていた。最初の1年間は、向こうの会社でいうところの雑巾がけ(企業の予定納税額の調べ、特定の申告方法の可否の問い合わせ、税制改正の動向調査)に当たる仕事だった。これまでの経験が活かせる、いい仕事出会うことができた。

 定時退社が実現し、給与は少しだけ上がり、休暇日数も増えて、福利厚生も十分だった。何より、一緒に働く仲間だ。自然な話し合いができる。暴言を吐く者や、怒りや悲しみの感情をぶちまける者や、不貞腐れる者もいない。言いたいことを言い合える。

 反対意見に弱い人達じゃなくて、なんというか、「精神的に健康」というか。自分と考えの違う人の反論に耳を傾けることができる。それでいて、自分意見として昇華できる。そんな人達だ。

 いい職場に移ることができた。運がよかった。太陽が昇っている時間に家に帰れるなど、私にとっては夢のひとつだった。夕焼けは近かったものの、まだ青空が残っている部分を見上げると、子どもの頃に読んだ児童作品を思い出した。少し前にも思い出そうとしていたっけ。きっかけは忘れたが。

 タイトルは、『ちいちゃんかげぶんしん』だった。時代背景は、太平洋戦争の末期だ。ネタバレは避けるけれども、ちいちゃんという女の子家族と一緒にやった『かげおくり』という遊びを通して、戦争反対を訴えるものだ。

 かげおくりというのは、地面に映った影法師をしばらく見てから青空に目をやると、網膜に焼き付いた影の残像が空に映ってみえるというものだ。未成年だった頃の私の心にドスンとき作品だった。増田民にも是非おすすめする。

 晴れ晴れとした気分だった。それからマイホームで羽をのばした。なにしろ毎日が定時帰りなのだから子ども実家から引き取るまでの間、家でゴロゴロしたり、趣味に勤しんだり、妻の遺品を整理したり、平穏な日々を過ごした。

 暇な時間を使って、『犬神さんと猫山さん』のBlu-rayディスクを購入して観た。やはり、何も考えずに見られる。1話CM込みで5分なのもいい。最終回は、花火大会だった。今まで出てきたキャラクターがみんな登場して、最後ふたり花火を見上げながら手を繋いだところでエンドだった。

 ネット掲示板を読んだところ、原作漫画(※記念に1巻を購入)の方は、残念ながら打ち切りのような結果だったらしい。作者も若い人だから、いろいろと苦労があったのかもしれない。でも、あの作品面白いと思った人がたくさんいるのだと――作者に知ってもらえたら幸いだ。

 私のようなおじさんが楽しめたのだから若い人だったらもっと楽しめる。面白い作品に違いない。できれば15分枠のアニメだったらよかった。

 たった三ヶ月の間だったが、思い出に残るアニメだった。ありがとうございました。



 ここまで書き終えて、今は自室にあるパソコン机の前で一息ついている。携帯電話の通知を見ようか、それともコーヒーを飲もうか、ボーッとするのもいいかなと、いろいろ考えている。

 税務官僚だった頃に比べると、今は幸せだ。そのうち慣れるとは思っていたが、あの辛かった日々を思い出すと、しみじみ幸せに思えてくる。不思議かな、辛かった日々であればあるほど、思い出す時に幸せな気分になる。なぜだろうか。

 そんな思いに捉われて、ふと携帯電話を拾い上げた私は、デリヘルでも呼ぼうかと思い、アドレス帳を開いた。お気に入りの子脳裏に浮かんでくる。

 ここで思い留まった。そうだ、先日誓ったばかりじゃないか。もう風俗店を利用するのは辞めようと。昔はよくソープに行ったり、デリヘルを呼んだりしていたけれども、もうしない。そういう店は利用しないと決めていた。

 長い日記になった。ゆっくり読んでもらえばいいし、わかりにくいところや、興味のないところは飛ばしてもたぶん理解できる。

 今回、昔のことを振り返ることができてよかった。書いている最中、じんわりとした幸せが込み上げてきた。この幸運感謝したい。



(追伸)

 上で挙げたN君だが、半年前に話をする機会があった。今でも彼は、どうにか転職ができないか模索しているらしかった。裏技を使おうかとも言っていた。さすがにここでは言えないが。

 N君の転職活動成功する未来を祈っている。彼は独身から、私よりは選ぶ会社自由が利くだろう。彼の多幸を願って日記の結びとする。

2023-09-21

これって失礼なこと?

準備を整えてから許可を求めるのか、許可を得てから準備を整えるべきなのか。

 

ワイと部下の二人で事務所番をしている。

どちらかが必ず事務所にいるようにしている。

ワイの方が圧倒的に外用事が多いので、実質的には部下が8割の事務所番をしている。

部下には(取引先との交渉などの)時間指定されたり拘束される業務はほぼない。

 

そんな感じの状況なので、部下が事務所外に出るとき許可制にしている。必ずワイの許可を得てから外に出るようにと。

でもこの部下の許可の取り方がいつも、出かける準備万端整えて半歩ドアの外に足を伸ばしながら「これから○○に行ってきますけど、いいですか?」という許可の取り方。

それってもう「ここまで来てNoって言うわけないですよね。ここまで準備してるんだから。」と言わんばかりの態度じゃん?

ワイは毎回これにイラっと来てるんだけど、「許可を取ってから出かける準備をしようね。」という注意もなんか違う気がする。

なんだろうな、このもやもや感。

準備ゼロで聞かれるのもなんか嫌だし、かといって準備万端で聞かれるのもなんか嫌なんだよね。

2023-09-16

anond:20230916153348

堕胎してないのでそれ関係ないでしょ

規制はすでに生まれている人が社会適応して犯罪者にならないための施策

TPO他人気持ち生得的に理解できないので

『悪』で統一するか、『コンテンツへのアクセス許可制』にするのが、ベスト

2023-09-12

anond:20230912143517

全面禁止でいいぞ。セックスのもの許可制しろ

禁止したら地下に潜って反社ガーじゃないんだよな

セックス許可制にすることでまともな性教育出来る人だけ親になるようにしろ

でないとジェフリー・エプスタインみたいな事件は防げない

(革命テロ以外で上級国民庶民ができることは限られている)

 

日本スラムになるって言われても、均一な民族日本が?って思ってたし、

日本が危ない!さんの主張に乗るとしても、地方盛り場(だったとこ)からかなぁって思ってたけど、

ちげーーーんだよな

無秩序セックスが売り買いされてるとこ+再建にハードルがあるのか知らんが廃ビル廃屋が多いところ

ゴミの山で日本じゃなくなっていてビビり散らかしましたわ

無秩序セックスが売り買いされてるとこでは、薬キメてるのがいる、そしてバットトリップして自殺したりするのもいる

う〜ん、まごうことなスラムですわ、均一な民族日本幻想さようなら👋

そこはいちおう都心から再開発が進めば元に戻るかもだが、無秩序セックスが売り買いされればどこでもこういう風になる

大麻みたいに一律で禁止でいいぞ。いい面もあるとかやらなくてよろしい

セックスは悪とバカだけでなく健常者にも教えておけ。権力を持ったらジェフリー・エプスタインみたいなことするかもだから

2023-09-10

anond:20230909123600

マグカップに溶き卵とウインナーコンソメ入れてチンしたもの料理と言い張ってた人間だが、一人暮らししたら実家ルールに左右されずに試行錯誤できるようになった。

母以外物理的に使えないキッチンだったのでコンロは家庭科以外で使ったことなかったし、冷蔵庫自分が買ったもの入れるスペースはなかったので許可制レシピ口伝はあっても、料理を教わった記憶はない。

でも今は出来はともかくめっちゃ料理楽しいので、やはり自分だけの環境作ってしまうのが一番いい。うちはもう一緒には住めないと確信している。

2023-09-02

運送事業の病

ユーチューブライドシェア議論をしている動画を見た。

https://www.youtube.com/watch?v=GvBCHvDcj1Y

リンクははるけれど、簡単説明すると。

タクシーが足りてない今、ライドシャア許可する必要があるのではないか

っと言う議題で、夏野氏、タクシー会社社長、その4名程度がライドシャアの是非を問うのだが、どうもこのタクシー会社社長がアホ過ぎて、話にならない。

タクシー会社社長は「ライドシャアして知らない人の運転は危ないですやん。」、「ライドシェアあかん、俺らをいじめるな。」と言う感じ雇用を守ろうと変な逆ギレ模様。

だけど、その他の夏野やジャーナリストは「ライドシャアしないと立ち行かない、インバウンド需要交通が維持できない。運転手もいないんだから、ウーバーの様にして需要を満たすしかない」って詰め寄る。

まったく議論になってない。

俺は運送事業に携わる人間だ、ライドシャアには今は反対だ。

運行安全は確実に下がる

運行管理が今時は厳しくなっている。確かに中小企業運行管理なぞザルな所がある。それでも飲酒運転をする様な事は滅多にないし、車両点検もせざるを得ない。これがウーバーOKにすると悲惨な事になる。

ウーバーに加入する様な奴は車の整備を出来る人間が少ないし、小遣い稼ぎだから、深夜に深酒した後に酒が残ったまま早朝に客を乗せるなんて事が当たり前になる。

要するに国が許可していない個人安全担保が出来ない。

そもそも、「タクシートラック運転手が事故引き起こしいる、それは運送事業者が安全を確保出来てないからだ」と、ここ二十年も言い続けてきたメディア国民が、今更、何言ってんだ。バカ?って思う。

犯罪が増える

チャンネルでも言ってたが、レイプストーカーによる犯罪が増える。ウーバーイーツでも問題になっているし、組織監視されてない男が女を乗せたら、犯罪は増えるのは当たり前の理屈だろう。そこは議論余地はないし自明だと思う。

労働者が益々不利になる

ここで言うのはタクシー労働者ではない。国民すべてに言える事だ。

昔、一般貨物事業者は認可であった。車両が5台必要とか言う要件ではなく、協会の中で事業者として相応しいか、合議した上で、問題なければ事業者の認可をだしていた。しかし、小泉改革により要件を満たしていれば誰でも参入できる様に許可制になった。さらに決まっていた運賃表も各業者が付けてよい様に自由化された。

国としては自由競争によって、競争力を付けさせたいと思ったかもしれないが、結果は最悪だった。

筍の様に零細弱小企業が爆発的に増えた。まぁ雇われドライバーより社長になりたいよな。

次に荷主による買い叩きで、ドライバー待遇は凄まじい勢いで悪くなった。昔、大型のドライバーって言ったら40万は当たり前だったが、20万後半くらいまで落ち込んだ。さら事故弁済や超過労働が当たり前になった。最低賃金を守れてない会社なんて腐るほど増えた。

まぁそれでも、国が労働環境を真面目に取り締まれば良かったんだけど、本当に形だけで、過労死や人を轢き殺す事が爆発的に増えた。

結局、労働者待遇は悪くなった上に、そんな事ばかりしてるから国民も貧しくなった。ドライバーさんは国民からね。

 

それまで俺は自由競争肯定はだったが、規制がない自由化は最悪だと考える様になった。さら規制を守れる様な企業は数少ない事も理解した。

解るだろ?

本当にこれでライドシェアしても良いと安直に言えるのか?

やるならそれなりに規制をするべきだと思う。そうすると、結局、組織になる。

海外でウーバーが認められてるのは、上の事をすべて受け入れた結果にしかならない。それが成功しているとは俺は思えない。

って事をタクシー会社社長が述べればいいんだけど、正直、運送事業に携わる経営者はアホが多い。多分、上記の事を解って、説明できる経営者は数パーセントも居ないと思う。

から行政や荷主から軽く見られるし、ユーチューブやアベマの中のコンテンツとして消費される。

もっとよ、勉強しろよ。だから運送事業が軽く見られるんだよ。こんなおっさん協会役職に付けてるから駄目なんだよ。

って土曜の昼下がりに行政協会事業者役員か身元ば明かせないが、駄文を書いた。

2023-08-29

一日許可制みたいなのが出来るんなら

月額◯◯◯円で二次創作し放題なサービスあっていいんじゃない

と思ったんだけどワンフェスの一日許可制にしても、著作権者がわざわざチェックしてOK出してるらしいか

し放題はやっぱ現実的じゃないか

2023-08-23

映画バービーは単なる人間賛歌モノなのでは?

この映画についての物議・炎上はいくつかあって個人的にも嫌な印象しかなかったんだけど、どうせ自分一人が見ても見なくても日本での売上は芳しくはないだろうと思って見に行ってきた。

そうしたら頭の片隅でずっと考えつづける映画になったので、思うところを吐き出しとこうと思う。

以下うろ覚えながらネタバレしまくる。

深夜の書きなぐりだから色々お粗末だろうが勘弁してほしい。

長いぞ!あと普段このサイトをそんなに見ないので空気感も分からない。



端的に言えば、自分には普通にコメディとして楽しめた。

一番面白かったのは、ケンバービーをやっと惚れさせることができた!!と確信して2時間か4時間ギター弾き語りしてたあたり。

理由はざっくり後述するけど、男社会化したバービーランドで自信満々に振る舞っていたケンが、歌詞では『こんなダメな僕でも愛してくれるかい』みたいな弱気なことを言っていたのが毒っ気があってよかった。

それで、語るに外せないこの映画社会的な側面についてだけど、当然かなり強いメッセージが感じられる映画ではある。

興味深いのはやっぱり、この映画フェミニズム映画として評価されているのと同時に、アンチフェミニズム映画としても評価されているところだろう。

実際映画を見てみて自分も納得した。監督女性で、女性についての映画を撮ることが多いそうだが、実はアンチフェミニズム厭世観たっぷりなオジサンが撮ってますと言われてもまあ分かるような映画だと思った。

バービーが住んでるバービーランドは、完全な女社会だ。もっと言えば、現実の(従来の、あるいは誇張された形の)男性社会の反転だ。

総理大臣、一番偉い検事ノーベル賞受賞者マスコミ工事現場で働く人、幸せ自由住民。そのすべてが女性、つまりいろんなタイプバービー人形である

バービーランドには男性もいる。いろんなタイプの、と言ってもバリエーションは限られ、全員若い男だけだが、ケン達も住んでいる。

しかし彼らはバービーのおまけだ。バービーににこやかに挨拶して、バービーにかっこいいところを見せて、バービーがいなくては生きていけないと言うためだけに存在している。

夜になって、メインのバービー(以後マーゴット)に、メインのケン(以後ライアン)がキス待ち顔をしてみたり一緒に過ごさないか提案してみるけど、ライアンはマーゴットに気まずそうに追い払われる。ライアンはもちろん深追いしたりせず笑顔で去る。全く彼を顧みず女子会に赴くマーゴットにいい感情は抱いていないのだろうけど、その国ではそうするしかない。

そう。この映画バービー付属品ケンたるライアンの、口に出せない苦しみからはじまっている。

そしてその直後に描かれるのが、バービーであるマーゴットの、バービー社会での初めての違和感だ。

バービーが『死について考えたことは?』と口にした途端、鳴り響いていたEDMが止まりパーティーが凍りつく。バービーランドでは多分、深く暗く考えることは好かれることではない。ライアンも後々深く考えるマーゴットは好きじゃないなどと言う。

ギャグ文脈でもあるだろうが、ちらほら映っていた重役のバービー達の仕事っぷりもそんなに思慮深そうではなかったし。

そんなマーゴットが抱えた違和感を出発点にして、マーゴットは、勝手についてきたライアンと一緒に、バービーランドを出て現実へ旅立つことになる。現実とはそのまま、人間が暮らす現代社会──もちろんアメリカだ。(この旅の最中も、例えばライアン料理か何かをしている最中にマーゴットはのんびりコーヒーを飲んでいたり、ちょっとした違和感が散りばめられていた。それともこれを違和感と思う自分認識の歪みに気付かされるギミックなのかもしれないが)

そこからはかなり端折って説明する。マーゴットが旅に出たのは自分に起こった変化を治すためだったが、マーゴットは事態解決する人間を見つけてバービーランドへ戻る。ところがそこは、現実の『男が尊敬される』男社会に感銘を受け、一足先に舞い戻っていたライアンによってケンダムケン王国)に作り変えられてしまっていたのだ。

バービーたちは軒並み『洗脳』されており、大統領メイド服ビールを運んだり検事ケンマッサージをしてたりなどなど、変わり果てた有様にマーゴットは絶望するが──『変化』が嫌だと泣きわめいて──しかし、連れ戻った人間バービー達をその洗脳から解き放つのだ。

バービー達はケンたちによる憲法改正を食い止め、バービーランド平和が戻る。

これが大筋だ。

この洗脳下りは紛れもなく『woke』の比喩しかも2重に交錯させた比喩のはず。

wokeとはググっていただきたいが、ざっくり説明すれば、直訳で目覚めた人々を意味し、フェミニズムなどの活動家を指している。侮蔑意味合いで使われることもあるようだ。

表層を見れば、ここで描かれるwokeはバービーたちの方だ。

人間は、ケンダムと化したバービーランドの『おかしさ』をバービーたちにぶちまけて洗脳から解き放つのだが、やってることはひたすら説得である人間はひたすら女性の生きづらさ──家事子育て押し付けられながらも綺麗でいなくてはならないとか、そういう愚痴バービー達に語りかける。それで、バービー達は突然ハッと目を見開く。まるで今ようやく目が覚めたかのように。それで洗脳はとけ、社会を変革しようと活動し始める。

でも、作品の中で一番最初に『目覚めていた』のは、きっとライアンだ。

ライアンは男が立派な仕事をし、女性必死にならず、振り回されず、通行人が丁寧に時間を聞いてくる現代社会に感動して、現代社会を作っていると図書館の本に書いてあったらしい、『男社会』の概念バービーランドに持ち帰った。それは日本で言うところの『海外を見て日本の異常さに気づいた女性フェミニスト』の反転ではないだろうか?

バービーランドで無価値だった自分に気付かされた、ライアンもまたwokeだったのだ。

ライアンが短時間に実際どうやって、ケンたちはともかく、バービーまで男社会に染め上げることができたのか映画の中ではハッキリとは描かれていなかった。(とあるバービーが、バービー達は耐性が無かったのでケン洗脳されたとは言っていたが、曖昧だ)

正直なところ、ここの急展開は若干違和感だった。まるでこの映画を、フェミニズム映画に仕立てるために無理やり男社会と女の生きづらさのエッセンスを詰め込んだシーンのようにも見えて、見ている間はずっと、制作陣はこれを皮肉のつもりで撮っているのだろうか?と勘ぐっていた。

それに、その違和感は多分全く見当違いなものでもなかったと思う。

結局ケンダムの夢は崩れさったわけだが、マーゴット(それか人間だったかも)は今までのバービーランドに戻るのではいけないと他のバービーたちを諭す。

その中で初めてバービーたちは、ケンたちがどこに住んでいるのか自分たちは知らないという事実に気づく。まあ多分、バービーシリーズ商品展開について詳しくないけど、ケンの家は存在しないんだろう。

その結果、バービーたちはケンたちの人権を認めると言う。ケンたちは大喜びだ。ある一人のケンバービーに言う。『おれも最高検事になってもいい?』バービーは真顔で即答する。『それはだめ。でも下級検事ならいいよ』ケンはそれに喜び、ナレーションが入る。『ケンたちはまだまだこれからのようです…』

かなりの皮肉だよね?

口では権利を認めながら、実際は希望の職につけるかどうかは既得権益者の許可制なわけだ。明示的なwokeとして描かれた、女性象徴であるバービーたちがその矛盾、つまり性差別やらかしてる様をバッチリ描いている。結局変わらない憲法も、制限された自由に気づかず喜ぶ被支配者たちも、いびつだ。

これは、目覚めた過激フェミニストたちがこのまま突き進んだって女尊男卑が訪れるだけですよ、なんてメッセージなのだろうか?

支障がなければいろんな人にこのシーンを見てほしい。これは、おそらく確実に、どちらとも取れるシーンだ。そしてその違いはきっと、その人が、今世間にあるフェミニズムをどう捉えているのかにかかってくる。

少なくとも2つの捉え方が想像できた。

このシーンは現実の『行き過ぎた』フェミニズム本末転倒差を指摘するものであるとするものと、あくま現実女性の苦しみのメタファーであるとするものだ。

前者は先程書いた通り。こういう見方をする人は、きっと『何でもかんでも男女差別だという今のエセフェミニストどもにほとほと嫌気が差している』という昨今なのではないだろうか。正義棒を片手に暴れ回る人々の脅威を感じているので、このメタファーが真に迫って見える。

後者は、きっと現実にはこんな女性優位の場所存在していない(あるいはひょっとして存在し得ない?)と思っている人だろうか。だからこのメタファーフィクションとして見れる。現実女性男性をただ反転させて描いただけだと読み取れる。性別を反転させて世の歪さを描こうとした作品はそう少なくはないだろうし、その系列だとも十分読み取れると考えられる。

結局変わらないルール。相変わらず性別の偏った管理職の面々。覚えのある話だろう。

並べてみたが、正解──制作の真の意図はどちらだろうか?

はっきり言って、まるで分からない。そして(驕りかもしれないが)分からないのはきっと自分だけではないと思った。現に全く真反対の2つの陣営評価されているのだし。

この分かりづらさこそ、自分がこの駄文を書くに至った発端だ。


映画バービー』は絡み合った皮肉だ。ただのフェミニズム、もしくはアンチフェミニズム映画だったとして、ここまで現実比喩とを交錯させる必要はないんじゃないか制作陣が描きたかったのは果たしてそのどちらかの主張なのか?

多分違うんじゃないかというのが、前置きが随分長くなったが、自分の考えだ。

映画バービーの締めくくりは、なんとマーゴットが人間になるというものだった。

変化の兆しを見せつつあるバービーランドに、マーゴットは上の空だった。あれだけ戻りたがっていた、バービーらしい日常に帰れることへの喜びは見えない。そこへ(詳しくはかかないけど色々あって現実出会っていた)バービー人形の生みの親、ルースが現れ、マーゴットに手を差し出すのだ。

変化するのが嫌だ!と泣いて嫌がっていたマーゴットが──今思えばこの変化を拒む仕草既得権益者側の改革を拒む姿勢メタファーかも──考えが刻々と変わり、喜び、悲しみ、老い、変化していく『生き物』である人間になることを考える。

マーゴットは人間社会に飛び込んだときトレーラーにあるとおり警察に捕まったり、男にセクハラされたり、バービーランドとはまるで違う現実の荒波に揉まれるわけだが、その後、座ったベンチから人間生活のさまを広く見渡して涙を流すシーンがある。

公園遊具で遊ぶ子供たち。親子。親密そうに語り合う若い男性二人。老人も。

どれもバービーランドにはなかったものだ。

マーゴットはそこで初めて、人間というもの理解第一歩を踏み出したのだ。

そしてふと目を開けて、隣に座っていた老女と見つめ合うと、『あなたはきれいだ』と言って涙ながらに笑ったのだった。

このシーンは人生肯定だ。そう感じた。

流し見たインタビュー記事によれば、ここは監督が決して譲らなかったシーンなのだという。少なくとも監督のコンセプトにおいてかなり重要なウェイトを占める場面のはずで、実際演出も印象的だった。

映画ラスト、マーゴットはルースとの対話の末、人間になることを選ぶわけだが、その決断ときにも、人生というものがとても美しく描かれた。

笑顔の子どもたちが映るホームビデオ風の映像がいっぱい流れたのだが、最近こういうの全般に弱くて泣きかけた。

そこで自分は、これは人間賛歌の映画なのだと考えたのだ。

人生に起こるいろいろな問題に苦悩しながらも、人生の素晴らしさについて描く映画一種ジャンルだろう。この映画はきっとそれに位置する。

男女差別についてかかれていたのは、勿論テーマ自体は主役扱いで、不誠実な描かれ方はされていなかったが、他の映画における、例えば叶わない夢の話や、恋、はたまた自然環境仕事社会問題など、『現代社会に生きる人々において共感を得る悩みごと』としてのテーマでもあったのではないか

だってそうじゃないと、マーゴットは、他のバービーたちに背を向けて、バービーランドを抜け出さない。理想郷永遠に住み続けていればよくて、いずれ死を迎える人間になんてならない。この映画が、女性女性理想郷で生きる権利がある、なんて事だけを説く映画なら、そんなエンディングにはしないはずだ。

いま分断社会に生きる我々は日々大いにストレスに晒されている。その中でも、人生が素晴らしいのだと思えるようであってほしいと伝える映画だというのが自分の所見だ。

少し話は戻るが、最後のマーゴットのルースとの対話の中で、細かい流れはうろ覚えだけど、特に印象に残った言葉があった。

人間になりたい気持ちの間で揺れるマーゴットが、バービーとして生まれ自分人間になっていいのか、と産みの親に訪ねる。それに、答えるルース言葉が、

『なりたい自分になるのに許可なんていらない』というものだ。

きっとこれがこの映画パンチラインだろう。

さっきこれは単なるフェミニズム映画というわけではないとか力説したばっかりだが、テストで作者が考えるフェミニズムとは何ですかなどという設問があったら、自分はこれを抜き出して回答する。

男女差別と、人間賛歌という2つのテーマを包括する答えでもあるだろう。

人間はただなりたい自分になりたいだけだ。


フェミニズム女性のためのものか、男性含む人間のためのものなのか。どちらと答えても炎上する今の世の中で、論争を煙に巻いて、たった一つの単純明快フレーズを残したようなコメディ映画だった。

2023-08-14

djsodaのやつ

痴漢だけ批判してたら女も胸揉んでたの許されてなくて男女丸ごと恥部扱いでワロタ

ミュージックサーカスって何のイベントやろって思ったら泉南イベントで「あっ」って思ったね

泉南人間なんかワンチャン触れたらええ思うとるんやから

まぁそうでなくてもほぼ裸の姉ちゃんを狂った民衆の前に出したらぺちょぺちょしこしこするに決まってんだ

フェス参加者なんかお行儀良かったらフェスになんか参加しねえんだ

から運営が悪いです

触られてキレる女ですって事前に告知しなかった運営が悪いです

日本人民度許可制なので“いけるんですか?”のラインを明確にしないと触るしヤるし殴るし暴れるしでいい思い出扱いにしようとするんです。

運営がしっかりやれ、平和なんてのはちゃんとしたルールの上でしか成り立たんのや

価値観アップデート強制されまくる現代なら尚更のことや

フェスの観客なんてクソや、猿や、やからちゃん調教しなさい。

それはアーティストがやることやなくて、フェス運営側がガッツンやったらなあかんねん。

出来ん奴らは出禁にするのがアンタらの仕事や。

2023-05-29

ハンギングバスケットお稽古事になりおおせてるのを知った

90年代ガーデニングブームとき、猫も杓子もガーデニングサントリーサフィニアを育ててた頃、

から花が溢れるように見せるのが流行って売れまくってたハンギングバスケット

ハンギングバスケット協会なるもの現代もあるのは協会会員が作品展示してて名前は見てたが、

先日聞いたら、植える株数は10と決まってて多くても少なくてもダメ

登録料を定期的に払う許可制登録しないと人に教えてはいけない、教えるには本部まで行って試験受ける、等々

ご立派な生け花教室になってたのを知った

花関連は池坊などの華道の影響でとかく何でも「お稽古」にしてしまうのは、知ってるつもりではい

(花と名がつけば、ドライフラワーだろうと造花だろうと全て先生とお弟子さんの関係に押し込まれる)

が、あんプラスチックとスポンジの大量生産品に花苗を突っ込むだけのものが「芸事」になるのかと驚いた

ほんと、お稽古が好きだよな日本人

それでいて国際舞台フラワーデザイン技術コンテストでは勝てないんだけどね

2023-05-07

anond:20230507175808

大学受験男性恋愛市場参入許可制じゃないけど、自由ってのは建前で「実質的許可制」やで

俺は中二の時に159で身長止まったから「恋愛市場参入自由」と言われながら実質的には禁止されとったで。

anond:20230507175644

でもお前もハーバード国立医大には入れないよね?受験許可制じゃないけど

anond:20230507172951

世の中にはどう頑張っても現実世界女性とのイチャイチャを一切得ることができない男がいる。俺もその1人だ。先天的な魅力の欠落、それらに起因する自身のなさとコミュニケーション能力の欠乏によって女性に本当に愛されたり好かれることが不可能障害を持っている。

非モテ男性がよく同じ趣旨のこと言うけど、この感覚が私には理解できない。

恋愛やら結婚って数値化されたスペックコミュニケーション能力によって資格が与えられる許可制だったっけ?違うよね?

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