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2024-03-14

anond:20240314151251

共同体於いてルールを守らない人は追い出すしか無いよ?

ただ、そこまでの手順は念入りに行う必要があるだけ

2024-03-02

anond:20240301215631

それは「白人ではない」という意味ではない。文化的社会的西欧とは違うという意味そもそも白人」というのは人種すなわち自然人類学(ないし生物学的)な概念であって、「アジア」という概念とは次元が違う。(次元という語の本来意味於いて

2024-03-01

anond:20240301143845

漢文学習してないと「〜〜において」をなぜ「置いて」ではなく「於いて」と書くのかわからないじゃん

2024-02-05

生成AI問題視する作家として伝えたい

生成AI特にイラストに関わってる身である私としても現状見る限り非常に問題で、人の作品学習データに無断で用いられる問題意図的に元ある作品の構図を寄せて生成できる技術を使って作品を生成される問題学習データに用いられる問題肖像権かに触れているレベル問題視されてる問題等々、上げたらキリがないほど問題が山積みです。

悪用している人らもそんな被害を受けた作家を煽るなどを行ってるらしく、この問題を深刻化させ、作家憎悪を募らせている。

挙句の果てには作品を無断で学習データにさせられ、望まぬ形の生成データを作られ更には嫌がらせなどを受けてついに筆を置くことになってしまった作家さんの事件を目にし、私は心を痛めました。

同じ作家としてもこのような被害を受けたくはありませんし、何より同じような悲劇を繰り返すべきではありません、作家被害をこれ以上増やさないためにも、この問題は終わらせなければならない。

からこそ、この問題を終わらせるためにも、生成AIに反対、生成AI問題視してる人たちには問題に取り組む上で押さえてほしいポイントをいくつかお伝えしたいことがあります

規制では解決しない

昨今の生成AI事件を見る限りや、現行法で起きてる事件に対して対応が難しいのであれば法整備をするのが当然と思います

中にはAIのものに「規制をすべき」といった意見もありますが、正直のところ言えば私は単に規制するのでは被害を防いだり、被害者を救うことはできないと思います

「事例があるから一律禁止しましょう」とやったとしても守るべき被害者を助けることができず、当事者であるはずなのに取り締まり対象になってしまったり、かえって被害者までも負担になったり…なんてケースはありえなくない話です。

しかしたらそういう動きを利用して形だけの手抜きな法律を作られたり、人権無視した国民コントロール目的とした法を作られたりする動きを狙ってる人がいると考えてもおかしくありません。

昨今の生成AI問題に注目が集められ、作家ファン問題視し声を上げ、政治にも関わるのは民主主義としてあるべき姿であると感じる傍ら、このままで大丈夫なのかと心配な面と不安が大きくなってしまってます

法を変えることは当然ながら副作用存在します。安直で雑な規制AIではない創作活動を萎縮させかねなかったり、ボーカロイド等の音声合成ソフトウェアが潰されてしま可能性も0ではないことも忘れてはなりません。

私は法整備に関わってる人たちが安直で雑な法整備をせず、被害である作家を救い、被害を的確に防げる方法で且ついたずらに創作活動に萎縮をもたらすようなことがないように整備してもらうことを切に願うと共に、この問題はしっかり注視していく所存です。

AI肯定的作家権利無視してる」はやめた方がいい

生成AI好意的だったり、利点や展望考察したり、規制に慎重な意見に対して、生成AIに反対する人たちからは「生成AI推進派だな」とか「作家権利無視してるのだな」と思われるかもしれません。

これだけはきちんと言わせていただきますが生成AI好意的からと言って作家権利無視してるとかこのままでいいと思ってるわけではないことも事実です。

規制では解決しない」で書いた理由を気にしてる方もいらっしゃいますし、利点と展望問題解決考察正常化を図ることで安全技術発展を目指す方もいらっしゃいます。まぁ、現実そんな姿勢を示してる人を見かけたのは少数ではありますが(表で見えてない可能性も念のためご留意下さい)、典型的先入観がかえって生成AI問題視する私たちを不利にしてしまうことにもなります

意見が合いづらさを感じるのも、疑念を抱く気持ちもわかりますが、決めつけるのは気を付けた方がいいと思います

やっぱりAIについても法律についても正しく知る必要がある

生成AIに対して肯定的であれ、否定的であれ「それ、思い込みで言ってない?」って意見をあふれるほど見かけました。

これはこの問題を考えていく上で大切である「前提」が伝わってないのかもしれません。

AIの仕組みや法律等を正しく知ることは問題解決することに於いて大事なことだと思います特に生成AIをどうにかしたい、一刻も早く解決させたい人ほど尚更大事なことです。

また、SNS不特定多数が利用しているので、全員が全員同じ認識ではないことはおろか、そもそも全く知らないなんてことも不思議なことではありません。

トラブルを最低限避けるためにも知ってる人ならそう思って当然って感じる常識も丁寧に説明するのが一番いいかもしれません。

だいぶ長く書いてきましたが

生成AI問題が思った以上に深刻であり、一刻も早い解決をすべきとも考えていますが、やはり解決していくにあたってどうすればいいかちゃんと冷静になって取り組んでいかなければ明後日の方向にとんでしまうのではないか危惧しています

かくもいう私も具体的な解決方法を見出せているわけではありませんが、判断を見誤らず、厳密な議論必要だと思います

2024-02-02

ギョーカイ残滓に関する注意喚起の発出

ネット言論的な事、ソーシャルメディアでの短文コメントなどでTV局、アパレルマーケティング広告電通などに関する議題で変なマウントじみた上から目線を感じることがないだろうか?例えば広告出稿の実務や電通業務範囲などの解説に「電通を判ってない」と漠然としたコメントが付いたりする事だ。

亦は例えば脚本家原作者トラブルに端を発した自殺に関して「己の近いところに着弾」などと書いて自殺クリエータナイーブを嗤うような文章だ。

実はこれらには「ギョーカイ」という30年前の知的スノビズム関係しており、現在のその全ての発言者はただのワナビーだ。故に無視するか嘲笑するのがいい。

 

だがギョーカイがどういうのか判らない人には判別が出来ないであうからギョーカイに就いてざっと解説したい。

 

80年代カルチャー誌が当時の若者を釣る為のコンテンツ総体ギョーカイ

1980年代大学生というのはまるで勉強しなかった。これは60年代に反権威主義全共闘世代大学の知の権威攻撃して教授講義尊敬解体してしまった事に由来する。その後反体制という態度も流行らなくなり、更には嘲笑嫌悪さえされるようになっていった。

だが大学権威は復活しなかった。この為に80年代になると大学レジャーランドとなり、特に文系学生教科書さえ買っていないという風になっていた。

 

更にここにプラザ合意という政治状況が追い打ちをかける。日本復興を遂げて70年代には経済規模が異常なほど膨れ上がっていた。アメリカベトナム戦争で、欧州の旧連合国諸国植民地独立による経済構造変化で苦しんでいた(除西独)のと対照的だ。

だが国民生活は然程裕福にはなっていなかった。また戦後の窮乏状態から贅沢を忌避する経済道徳があった。

プラザ合意でこれが一変する。これは円高誘導日本対米貿易黒字を削減する政策なので経済構造がそれまでの輸出産業優先のままだと立ち行かなくなってしまう。

そこでそれまで禁止されていた贅沢がお上お墨付きで推奨されるようになったのだ。国民経済道徳なんて政策で左右されるのである文化は決定因子ではない。

また円高によってそれまで贅沢品だった輸入品価格が下がる。当然購買意欲は刺激される。

この浮ついた好景気が加熱してストックバブルとなり、やがて弾けて失われた30年になったのは皆の知る通り。 

この景気加熱はレジャーランド化していた大学生にも影響を与えた。それまで国内アパレルメーカーが若者向けブランドを展開してそれらが人気を博していたが、海外ブランド志向が進み、遊びの高級化が進んだのだ。有名なのがディスコマハラジャジュリアナ東京であろう。マハラジャ運営会社はそれまで「並」のディスコ経営していたが、マハラジャで極端な高級志向ドレスコードチェック(アメカジとかは入場禁止で上から下までブランド必須)にしたところ大盛況となった。

 

だが大学生が高級志向になったのは自然出来事ではなく、当時のファッションカルチャー誌が誘導したのであった。

 

POPEYEホットドックプレスの例

こういう大学生に影響の大きかった雑誌マガジンハウス社のPOPEYE(以下ポパイ)と講談社ホットドックプレスが挙げられるが、この二つは性格が違った。ポパイが先行、ホットドックプレスが追走、イノベーター理論で言えばポパイアーリーアダプター志向ホットドックプレスマジョリティ志向という感じだ。

マガジンハウスファッションカルチャー専業だけあってイノベーター人脈があるから未来への提案という形で誌面が作れる。

一方、ホットドックプレスは大出版社なのでもっと安牌志向だ。あまり冒険すると滑る危険がある。

そして流行於いてマジョリティ相手にするという事は、アーリーマジョリティになれとけしかける事であり、故に強迫観念的になるのである大学デビューした若者ファッションや遊びを勉強しろと迫る性格を帯びる。

 

山田五郎氏はyoutubeの「オトナの教養講座」を運営して大変引き出しが多くて教養がある人物だ。同氏は同誌の80年代編集長であった。

教養人だが編集長時代マガジンハウスの後追いで背伸びしたい若者楽しいライフスタイル提供というよりも「これぐらいマスターしないとモテないぞ」とオブセッションを刺激して走らせる誌面を作っていた訳で、正直そこについては評価できない。

 

これはホットドックプレスが悪いというのではなくて、トレンドの後追いする方は強迫観念に訴えるようになるという例だ。

 

ギョーカイホイチョイプロとんねるず

そんな雑誌群でやたらと持ち上げられていたのがTV局、アパレル業、広告代理店という業種だ。

ホイチョイプロはこれらのブームが起きる前から広告代理店漫画を書いていたが、このブームに乗って多角展開するに至った。広告業の業務中で電通けが特別視されたり、変なマウント取る奴が現れたりするのはこのホイチョイプロの影響である

またとんねるずパワハラ芸とTV局の内輪ネタ若者の歓心を得て売れるようになった。

特に初期のパワハラ芸が有名だがこのパワハラ芸人同士のそれではなくてTV局での上下関係に限られるのがポイントだ。TV局内とスポンサーなどの上下関係ギョーカイなので売り物になったのである

 

ギョーカイ情況である

故にギョーカイというのは単にがTV局、アパレル業、広告代理店という業種を指すのではなくて、当時の風俗上の序列に裏打ちされたそれら業界という事が出来る。広告代理店業務特別視してマウントするという態度の背景には、輸入ブランド志向、高級ディスコVIPルーム、見せる為の彼/彼女ポストモダン思想という今では時代遅れの事物文脈がある。

一方、家庭を築いて建売とかと言った一般的価値観は外部化されていて入っていない。

 

身に沁み込んだレイトマジョリティへの強迫観念

先に述べたように流行の浸透期には強迫観念に訴える形の言説が商売になる。面白いものがあるよ、じゃなくて時代に遅れるな、だ。

これらはもう時代遅れだが、この強迫観念に訴える扇動効果は残っていて、広告TV局に関する事が話題になると、今でも「電通本質は違う」などという謎マウントが湧き出すという原因になっている。

特に地方在住者に顕著だ。広告への関係の仕方は様々あり、出稿する立場印刷を受注する立場看板屋など様々な立場人間ネットに書き込む。また電通業務のうち広告ではない部門人材派遣イベントプランニングなどに関する議題で書き込む人も居る。

それらに対して謎マウンティングしでいないではいられない人が現れるというのもネットの常だ。

これらの人は自分が参画しえない場所の話だったホイチョイプロなどのギョーカイ話を実業務での経験他者の含む)で上書き具体化するのに失敗し続け、レイトマジョリティ転落の強迫観念駆動され続けているのである

 

彼等の言い方は、「電通とは」など目前の具体的解説よりなどまるでその評価軸が高級だったり知的であるかのようで、事情を知らない人は騙されてしまうが、その実は時代遅れの流行追っかけの知ったかぶりしかないので、騙されないようにして貰いたい。

インターネット下さい」やソーカルコテンパンにされたポストモダンの亜種である

 

この辺の事情を知っていれば、「己の近い場所に着弾」とか原作者自殺をそのナイーブさ故と揶揄するAI画像投稿してTV局の事情通風を吹かす者が現れたとしても、その破廉恥さに憤るよりも前に、その者がオピニオンバラティに数回出ただけでドラマには関係してない事、職域が権利者との折衝と重ならないであろう事、出演回数的に業界風吹かしたい欲が最大化される地点である事、年齢的にギョーカイ特別視のレイトアダプター層である事、とんねるず世代などに着目し、地方バーで「業界出身の人」ってこういう感じだよなぁなど感慨に耽り、祇園精舎鐘の音が胸中に去来するはずである

またマナの力に長ける者であれば、AIに向かって「政権のブレーンとして官邸に出入していた事がある事は履歴的に自慢したくなりますよね?という建前を押し出し笑顔発言者の前で、現在相手にしている読者層がその政権へのドグマ批判を共有するので炎上評価低下を恐れて答えに窮し発言者善意の天然なのか悪意があるのかはかり兼ねて引きつった笑いを浮かべる男性」という詠唱により画像を得る事が出来る筈である

TVに出るようになった切っ掛けってそのブレーン抜擢ですよね」と発言を重ね掛けする画像でもう一枚行けそうである

 

いずれにしてもTV広告業などの話で具体性も無いのにウエメセマウンティングが発生したら、その実は以上のような事情背伸びしたい「追いかける人」であるので、良く知らんけど高級な知識っぽさに騙されないようにして欲しいものである

2024-01-30

アイシールド21」読切に倒れ伏している

昨日のジャンプ買った?

20年ぶりの「アイシールド21」読切、どうだった?


・読めて感激、気分はお祭り文句なしに大喜びできている人

・ 「アイシールド21」という作品にはひとつ欠点もないと感じる信心深い人

ヒル魔好きな人

以下の文章を読むことはおすすめしない。

読切うれしい。21周年おめでとう。ありがとう

増田もそう思ってるよ。嘘じゃない。


思ってはいるけど、漫画ファンとしては、

ぶっちゃけ全然手放しで喜べない、

看過できない仕上がりだったとも思っている。

なのでここにその旨のお気持ちを記録しておく。


・今回の読切に少しでも思うところがあった人

・「アイシールド21」という作品全体を通じて積年の思いがある人


向けの内容である


・筆者について

・はじめに

・読切のストーリーについて

作画について

・かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか

・まとめ


の順で触れていく。

あと言っておくが「アイシールド21」の21周年は心から祝っている。

おめでとう。読切企画を実現してくれた関係者各位、先生方、心からありがとう


しかどうしてこうなった



筆者について(読み飛ばし可)

アラサー漫画オタク

・往年のアイシールドファン。連載開始から最終話までリアルタイムジャンプで読んでた

単行本画集も持ってる。アニメも見た。

・連載後半は2ちゃんアイシスレ見たりもしてた(本スレアンチスレを兼ねる様相で当時はおどろいた)

はじめに

かきおろし読切の制作が決定したという作者の告知があってからこの日をずっと楽しみにしていた。

完結して十何年もたった作品の続きが読める、

こんな奇跡はまたとない。

お祭り読切です」という言葉にいやおうなく期待は高まった。

発売日、即ジャンプ買って読んだ。



………………。



昨日からSNSは「アイシールド21が読めて嬉しい!」といった歓喜の声にあふれている。作品名でトレンド入りもしている。

総じてネガティブ意見は言いづらい空気が漂っている。


昨今、批評批判混同され歓迎されない風潮だが、

いちファン作品真剣に相対したいち記録となることを信じてせっせとこれをネットの海に流している。


読切のストーリーについて


まずあの話、どうでした?

過去キャラ総出演!」

セナVSヒル魔まさかの激突で激アツ展開!」

…とは思えなかった。

というか読切では当然のように「ヒル魔セナ、双璧のW主人公」みたいな雰囲気が醸されているのだが、

そもそも大前提として、本作品はW主人公作品ではないだろう。

という確認がなされないまま作られている印象だった。


ヒル魔というキャラクターが大いなる魅力や影響力をもっている、そのこと自体異論はない。

人気投票では主人公を凌ぐレベルの票をあつめ、

ストーリー於いて重要役割を担い、

彼の求心力とある種のカリスマ性が、読者並びに各種ファンダムを今なお牽引していることにも異論はない。

原作者が格別の思い入れを注いでいることにも、この際異論はないものとする)

それでも、少年漫画としての「アイシールド21」に考えをはせるなら、第1話の構造からいっても、

この物語主人公セナひとりであり、

この物語は「アメフトを通して描かれる小早川瀬那の成長譚」でなくてはならないはずだ。

……にもかかわらず、本作はそこをぶらしていった。

連載半ばからヒル魔は悪い意味でどんどん主人公化していった。

そしてそれが改善されていないどころか、全面化していたのが今回の読切だった。


思えば、最終話の落としどころはまだマシだった。

セナの結末とは別のレイヤーで、ヒル魔の着地点を描いていたからだ。

デビルバッツ創立時のコアメンバー3人、

ヒル魔・栗田・武蔵がそれぞれ、

京大・炎馬大・バベルスという別の進路をとり、三国志の道を選ぶ。

ここの3人が対等なライバルとなる結末は、

物語構造からしても納得感があるものだった。

にもかかわらず読切で披露されたのは

セナvsヒル魔NFLにいくのはどっちだ!?」対決………って、



三国志とはなんだったんだ?????

武蔵と栗田の立場がなさすぎて、あんまりじゃないのか????????



(※さらに言うなら武蔵に至っては読切に影も形も出演がないの、本当にあんまりだったと思う。回想の円陣にもいないとはいったい…。

※この点について「読切から興味をもった読者に武蔵存在を伏せたかった・ネタバレを防止したかたからでは」という擁護意見も目にしたが、

そうであるなら円陣では後ろ姿で顔が見えないように描いたりすればいいだけだし、現在軸の観客ポジションはいてもいいはずである

それすらない以上、描き忘れ疑惑が晴れるものではないと思う)


読切の大筋を

「先輩とライバルになり、それを超えていく主人公セナ

という骨子にするのならせめて

セナ率いるドリームチーム vs デビルバッツ創立時メンバー3人が再結成するドリームチーム

…みたいな構図にはできなかったものだろうか。

さらに「AIをしのぐのは人間勇気」みたいなテーマを(是非はともかく)導入したいのだったら、

半端にセナ主人公とせず、いっそいさぎよく「読切なので主人公ヒル魔です。セナは脇役として登場してもらいます」などとして構成してしまうほうが、

まだ「作者のエゴ」と「読者」と「読切作品としての完成度」、すべてに対して誠実な仕上がりをみたのではないだろうか。


このあたりの整合性のとれていなさ、ちぐはぐさが、読み味の違和感、納得感の薄さにつながっているように思う。


(※余談だが、アイシールドスポーツマンガとして傑出している点であり特色のひとつに、

天才と凡人」というテーマ残酷なまでに描いているところが挙げられると思う。

それを思うと、読切からその要素が完全に排除されていたのも惜しむべき点だった。

その意味においても、読切では

身体能力においてはある種の天才であるセナと、今度はそれに挑む身体的凡人ヒル魔

といったふうにセナとは別の視点ヒル魔視点から描いてしまうほうがいっそ面白かったんじゃないだろうか。

原作者ヒル魔描きたい欲も、キャラファン読者の需要も両方満たされただろうし

本作の新たな面を見せることができたんじゃないか、等々。

後述するが、原作者編集者はそういった検討すらしなかったのだろうか)


あとこれも看過できないので言及するが、

セナvsヒル魔試合」という今回の読切が、アニメ最終話の追認に近いものになってしまっていることにも絶望しかない。

アニメアイシールドはあらゆる意味筆舌尽くしがたい出来栄えなのだが、満を持した読切がそれと今さらカブるって、そんなことがあっていいのか。


作画について

村田先生、みんなご存じ、少年漫画界屈指の超絶技巧ハイレベル画力の持ち主。

アイシールド完結から十数年、満を持しての読切、

すなわち『ワンパンマン』のようなアップデートされた村田先生作画で、

令和のアイシールドが読めるのか!?!?


…というファンの期待は儚くも裏切られた。


今回の読切の作画

最終巻付近の、あのへんの絵柄………である


……そうか……。


初期からずっと絵がうまくて、

どんどん画力が凄みを増していって、

20巻あたりになってくると最強に脂がのってきて、

綿密な書き込みコミックスの隅々の描きおろし

強いこだわりや作品愛を感じられて、

だけどそんな村田先生が心身の調子を崩し、

あのすばらしい絵が、だいぶ淡泊ラフな方向へ変わってしまった、

そんな、あの頃の絵柄…


遠くにいるキャラには顔描き込みさえなく、

防具や背景の作画もそこはかとない省エネで、

特徴的な造形のキャラ達もどことなく平均化されている、

そんな、あの頃の絵柄…


フィールドにいるはずのキャラがなぜか観客席にもいるとかい

キン肉マンもかくやの謎作画ミス連発のうえ

それを誰も指摘しないままジャンプでお届けされていた、

そんな、あの頃の絵柄………



…………そうか………。




掲載日もガチガチに21周年に合わせているわけではなさそうだし、

読切制作告知はずいぶん前に行われていたし、

作画時間、じゅうぶんとれていたはずでは…ないのだろうか。

武蔵はおらず、十文字の顔の傷は違う所にあり、

背番号服装の誤りも細かく発生しており、

そんなこまごまとしたミスをチェックして修正する手間すら…惜しかったのだろうか。


もしや、アイシールド、描きたく……なかったのだろうか。


憶測にすぎないけれど、したくもない想像が膨らんでしま作画がただただ悲しい。




かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか



なぜこんなにも失望感が大きいのか。

失望感を覚えるということは、

そもそもアイシールド21」という漫画に何らかの幻想を抱かせるような霧でもかかっていたんじゃないだろうか。


その正体は何か。



理由をたどると「原作作画の分業制でつくられた作品であること」が挙げられると思う。


そもそも原作者稲垣先生のほうはそこまでキャラの扱いに手厚いタイプではないと見受けられる。

キャラクターにとんでもない退場のさせ方をしたり、

かと思えば突飛なタイミングで再登場させたり、

桜庭アイドルヘアや阿含ドレッドをある日突然無慈悲に剃り上げてファン阿鼻叫喚の渦に叩き込んだり等々

何にせよ相当ストーリー優位の作り方をしている作家と思う。

それはそれで一つのスタイルなので良い悪いの問題ではない。

事実アイシドクターストーントリリオンゲームと3本つづけて大ヒットを飛ばしている優れたストーリーテラーであるわけだし、どれもとんでもなく面白いし)



だが、作画を担う若き村田先生は、真逆タイプだった。


要人から端役に至るまで、

あらゆるキャラクターにかっこよさや愛嬌人間味、

バックボーン想像させる表情や振る舞いなどの魅力を付与して、

見るものに何らかの愛着を抱かせるような造形に仕上げ、

コマコマ情熱をこめて作画していた。


信じられない密度で、オマケページを埋め、

色んなキャラの色んな一面を描きまくってくれた。


別冊として出たデータブックでは各校の全チームメイトの顔カット100人単位で書き起こし、

人物紹介には毎巻のように「ウォーリーを探せ」のようなぎしり楽しい一枚絵を用意し、


神龍寺戦完結巻にいたっては、カバー絵などの余白をフルに使って、

様々な光景を高解像度で補ってくれさえした。


かような作画者による手厚いキャラメイクによって、

アイシはただストーリー面白い・アメフト題材に新規性があるというだけではなく、

キャラクターを「推したくなる」作品に化けた。

そういう層のファンを獲得したという意味でも、商業的な成功をみた。



これは原作作画別れているからこその、やや特殊な事例であると思う。

原作者のつくったストーリーキャラに、

作画者の解釈が加わったことで魅力が倍増している。

まり村田先生がこの作品魔法をかけてくれていたのだ。

アイシ推しキャラがいるとしたら、

それは村田先生魔法をかけてシナジーを起こしたキャラなのだ



そして時を経て、魔法は解けていった。

何かのきっかけで、のっぴきならない理由で、本作を作画することへの情熱が失われてしまったのかもしれない。

読者にそれを知るすべはない。

ともあれ、作画による丁寧なフォローや補足はされなくなり、ありし日の熱量は失われ、

原作ある意味むき出しとなった結果が、連載終盤のアイシールドともいえる。


読切でも、魔法は解けたままだった。

そのことが残念でならない。



まとめ


長々と書いてきたが、ぶっちゃけ少し真面目に作品に相対していればこのくらいのことはいくらでも思い浮かぶはずと思う。

プロ作家編集者ならなおさらのはずだ。


なのにお出しされてきたのは、

素人でもこれだけの問題点をあげつらうことができてしまう、

そういう出来栄えの読切だった。


逆に、なぜそんな出来栄えで世に出てしまったのか。

これに関して「編集者何やってんだよ」という視座を欠くわけにはいかない。



読切をつくるとなって、まともな打ち合わせの一つもしなかったのか?

傾向と対策は、作品分析はしなかったのか?

この作品ファン層は? 

客観的に見て作品の愛されている点は? 

批判されている点は?

少しリサーチすれば情報感想玉石混交いくらでも掘り出せるはずだ。

作者の描きたいもの、興味関心のあるテーマは?

それを作品化するとして、最良の形とは?

プロットは、構成は? 今何をどのように描くべきなのか?

精査していればもう少しブレや迷走は防げたはずだ。

編集者作画クオリティ面にまでは口出しできないかもしれない。

にしても、あきらかな作画ミス校閲し指摘することはできるはずだ。

設定確認や、過去単行本と見比べるくらいしなかったのか?


「どうせ手を抜いたって、愛がなくたって、ファンなら喜んでジャンプを買い、涙を流してありがたがるだろう」


と、作品知名度にあぐらをかい編集部によって読者全員がナメられていること、

それが記念読切から透けてみえてくることが、作品を愛読してきた者として慚愧にたえない。


期待は捨てているけれど、改めて言いたい。

ジャンプ編集部ちょっとはマトモに機能してくれ頼むから


そして少しでも反省したなら俺らに誠意を見せてくれ。

すなわち、ファンアンチもぐうの音も出ずに拍手喝采してしまうような、素晴らしいクオリティに練り上げた「アイシールド21短期中連載とか企画してください。金とアンケートならいくらでも出します。わあわあ言うとりますが未だにアイシールド大好きなんです。よろしくお願いします。ほんとマジで

セクシー田中さん一件、中世ヘルジャップそのままだな!

中世期に於いて、「指し腹」という慣習があった。

これは、何らかの係争於いて、一方当事者がそれを理由切腹した場合、もう一方の当事者もまた切腹しなければならないというモノである。これは必ず割腹でなければならなかった。この時代切腹の定式は未だなく故に介錯人も不在である。まあまあ痛い。なお、中国史上でもしばしば割腹という自殺手法は誠意を誇示するための手法として古くは春秋期の記録があり、汎アジア的な死生観垣間見られる。


この際、切腹者の言い分は詮議されず、問答無用で被指名者も腹を切らざるを得なかった。係争神明裁判などにもみられるように一種投機行為である。そこで、証憑に対する掛け金を天井まで釣り上げるにはどうするか。究極にして絶対誰でも出せる"テメェの腹"こそシンプルな回答になる。前払いの命によって裏打ちされた証憑は、ために既にして真実にまで昇華している。となれば係争相手も己の証憑に文字通り命を懸けるか、あるいは係争に敗れ命を落とすかのどちらかだ。どっちにしろ死ぬ。そうなった以上、抗弁は不可能無意味なのである

逆に腹一つで取れるのは首一つまでであって同害報復原則ちゃんと生きている。故に係争拡大にはならないという自力救済を旨とする中世ジャップランドにしてはまあまあ抑制の効いたシステムでもあった。


可笑しいのは、このような投機状態に陥ったなら乾坤一擲私闘に至るか闇討ちでもすればいいものを、わざわざ自死してしま中世ジャップの異常行動である。なんならそれを聞いただけで被指名側も恐怖のあまり頓死してしま場合があるというから惰弱にもほどがあるというモノだ。その辺があまり類例を見ない慣習である


さてこれは名前現代にまで伝わっていることからも分かる通り、慣習とは言え相当に強力かつよく知られた代物であった。発祥は少なくとも室町期までは遡ることが出来、後に戦国時代の分国法に採用されている場合散見される。これから逃げんとする者は、上位権力である戦国大名が指揮して成敗するとまで定められている例もあり、むろん実施例もある。一方被指名者が腹を斬ればまあまあそれで済むので、一族郎党にいやいや切らされた奴もいたに違いあるまい。

さて指し腹は近世江戸期に入り、その慣例法治主義によって、切腹者が事前に被指名者を明言して割腹家人使用した脇差文字通り脇を刺した奴だなガハハ)を相手方に届けた場合に成立し、相手方はそれを以て割腹するという様式が完成する。ホント官僚主義社会ってどうしようもねぇな。

2024-01-22

このなんかずれてる感じってADHDなの?

2023-12-06

anond:20231129144743

そりゃ、いかんでしょう。

そもそも日本大麻合法化するのならまずは他国大麻事情も捉えた上で導入しなければならん。カナダとかアメリカ特にサンフランシスコ)の都心部では大麻臭い匂いとぶっ倒れてる浮浪者大勢いる。要は治安悪化しているって話だ。ただでさえ東横キッズが増えて治安が悪くなっている日本に導入すれば、確実に社会が悪くなる。

それに個人的体感だと、まず大麻をやった状態で車なんて運転出来ない。俺の場合だと短期記憶が完全に無くなるから、ほんのついさっきの出来事でも直ぐに忘れてしまう。幻覚幻聴も出てくる。個人差があるからなんとも言えないけど、百人いたら大麻をやって百人まともに運転出来る訳じゃない。

それに日本大麻合法化したい人たちは要は大麻がやりたいだけなのか、他に意義があるのか、その目的を明確に表明して欲しい。

医療用に於いてはまぁ、ケアに役立つのなら仕方ないよねとなるが、それが必要ない人にとってはまさに無用の物だからだ。

ただ法律を変えれば良いってものじゃなくて、ただ大麻への認識を変えるだけじゃなくて、広く社会的な効用も含めて考えないと後々後悔するだろうし、そうなったら大麻賛成派に対して風当たりも強くなる。そうしたことまで考えて物を言っているのか、解らんなぁ

2023-11-14

anond:20231114234110

ビッグバン理論を正しいと仮定すれば、物質はある時点に於いて究極に凝縮されてるからコピペに数億年かかってるだけだよな?それを簡単表現するかは人によるが。

2023-10-07

anond:20231007092715

元増田氏の主張は「日本が」という話であって、必ずしも個別企業がそれぞれに対応していくべきであったという話ではないのでは? つまり新興の産業分野における新たな起業による新陳代謝がうまくいってないという話でしょ。日本という国に於いて。 

もちろん国がそこまで責任を持つべきなのかとか、個別企業が国全体の将来利益念頭戦略を考えているわけではないとか、そういう反論は当然考えられるわけなのだけれども。  

さらに言うと、個別企業単位では既に指摘されているようにじゅうぶん対応して成功している例もいくらでもあるわけだし。

2023-10-02

アスミカケル1話感想

2023/10/04 追記: この日記週刊少年ジャンプにて連載中の「アスミカケル」の感想文になりますが、以下のような特徴がありますので先に注意点をば。

【注意点】

基本的感想フラットに思ったままを書いています

 悪い言い方をすれば、何も考えずに脳死で書いてると言っても過言ではないです。

 特に何が良いとか悪いとか考えず、ただ見て感じたものを書いてるだけなので、場合によっては褒めてるように見えたり、逆に貶してるように見えるかもしれませんが、どちらでもないです。

 赤い色を赤いと言うようなレベル稚拙な見たままの直観を出しているものと考えて頂ければ幸いです。この山は大きいなぁとか、そのレベルです。

 たまに「あっこの川、深いッ!」みたいな多少の感情は乗るかもですが、基本フラット自分にとって快不快を問わず感情が乗るのは良い作品だと思っていますよろしくお願いします。

②たまに何かから引用する事がありますが気にしないで下さい。

 上記の通り脳死で書いてるため、連想ゲーム的に他作品(他の漫画とかアニメとか)の内容やセリフなどを引用したりする事がありますが、比較のためではありません。

 つい「この人の髪型ハンバーグみてーだなぁ……」みたいな事を言うかもしれませんが、その人やハンバーグを貶めたり、逆にそれを理由に名作と引っ付けて評価を上げるような意図とかも無いです。皆無にして絶無です。

 そのような比較や同一視は両方の作者や作品に対して失礼であり、あくま自分の中では全く別のものだけど連想してしまったに過ぎないので、あくま個人の感想である事をご留意して頂けませば幸いです。

 

③同様に、何かしらキャラ演出などについての評価をする事もありますが、それ自体特に作品や作者の評価ではないです。

 もし仮に私が「このキャラ不快だなぁ」と言ったからといって、それが即ちその作品や作者が不快という事でもないです。不快キャラを出すことで、相対的に他のキャラの株が上がる事もあります

 世の中にヤベー人間いるからといって、即ち世の中がヤバい訳ではないように。その作中世界や世界の中の"もの"と作品との評価は全く異なるものであり、なんなら邪悪人間しか出てこない邪悪世界作品でも面白い場合もあるかと思います

 世界最高のコントラバス世界最高の尺八奏者世界最高のDJコラボしたところで、どうひっくり返っても「世界最高のジャズ」が生まれるなんて事はないように。要素同士の相性が良くなければ作品はチグハグになります

 演出とか構成とかストーリーとか諸々の要素が全て満点でも、それらが噛み合ってなければ作品として成り立たないように、あくまで要素と作品全体の評価は別物である認識して頂ければ助かります

 合言葉は「だが。それがいい」。大事だと思います

④また、自分目線はどちらかと言えば創作目線気味で「自分が作者だったらこうするかなぁ……」みたいな事を考えがちな傾向がありますが、だからといって作者へのリスペクトが無いわけではないです。

 そもそも自分創作者というより鑑賞者なので、岡目八目で「ああすれば良いのに」「こうすれば良いのに」と言ったところで自分自身が実際にそれを出来るかどうかと言えば答えはNoです。

 あくまで読者としての視点しかないため、実際に締め切り(納期)通りに同等以上のものを仕上げれるわけではないですし、実際その作品と同じテーマ自分表現するとしたら、それは作者の出す作品とは全く別物になると思います

 素人や読者の視点というのは独り善がりなものであり、あらゆる創作者には個性があるし個々の事情もある。その全てを重んじ、リスペクトしていきたいと自分は考えています

ここから 2023/10/03記入の本文(原文ママ):

アスミカケルを電子ジャンプバックナンバーにて読む。概ね1p毎に気付いた事などを書いていく。

とりあえずざっくりカラーの1p目(ジャンプ本誌3p目)。最初の「痛いのは嫌いだ」「苦しいのも嫌いだ」「強いから何だってんだ何の意味がある」「怖い…なのにどうして…」「戦わずはいられない…!!」

この部分で恐らく作品テーマを開示している。要するに、不快さやデメリットを抱えると分かっていても「人が戦う理由は何か」が主題であると思われる。そのため、最初の掴みとして「殴られたり極められる人」を描き、「それでもなお血の滴る道を進む」という事を示唆している。

どうも火ノ丸相撲の人が描いてる漫画であるらしい。火ノ丸相撲もそうだが、格闘漫画それ自体自分にとっては基本的に相性が良くない。ただし、これはリアルに起因するものなので無視しても良い。表紙については前述のページと同じく、一部を除いた全員が前方向を向く事で戦いにポジティブな要素を示唆しているものと思われる。

次。ジャンプ本誌26pより本編開始。ここで何気なくだが、やや不自然明日見家の全員をネームプレートに示している。これは古くは沼駿先生の「左門くんはサモナー」に於いても使われた手法だが、「左門くんはサモナー」の場合特定意図を持って何度も示されている事に注意したい。ここでは現状、明日見家の全員を紹介する以上の意図は汲み取れない。

家長である祖父の獏は覇気がなく、物忘れ気味な事が示唆されている。また、リフォームをした事および、その前に配偶者(祖母)を亡くしている事も先のネームプレートから汲み取れることが分かる。ただし現状、そこまで読む必要はない。次のページでは息子たる和虎をリフォーム後に亡くしている事が分かる。恐らく獏はリフォーム後に忘れ癖が出ているものとも考えられる。

ここで出ている長女と次女らしき人物は羚と三羽か?最初は二兎だと思ったが、二兎が主人公であると思しき少年であった。兄は一狼。二狼でなくてよかった(良くない)。名前の由来は原則として動物に由来するものと考えられるが、祖父が夢を食べると言われる獏なのは意図してのことか。であるとするなら、他の名前にも意図があると考えて良いだろう。次。

二兎が一般的より冴えない、やや怖がりの高校生として描かれている。ここで最初のページに示されている恐いという部分が示されているため、キャラ付けとしては重要だが、演出として主人公への広い共感を呼ぶという感じはしない。次。

そこで友人が守ってくれたり、格闘技の道について示される。友人が最初は強い(主人公を護る勇気を示す)という点では鵺の陰陽師と同じくしているが、鵺の陰陽師よりは凡庸とした見せ方ではある。逆に言えば奇を衒っていないという事でもあるので、まあ王道と言えるが、王道なりの見せ方として絵力による演出がもう少し欲しいというのは読者として欲張りだろうか。次。

そこで主人公が機転を利かせて窮地を脱するという形でキャラを示す。これも基本的には読者に共感というよりは離れていく方向の形だが、前述の「怖くても戦う」という部分を見せるためにはギャップを作る必要が出てくる。しかし昨今の読者は言うなればせっかちなので、私も例に漏れず「ここで主人公が魅せる部分だろう」という感覚がある。

引き続き、格闘技への道を示すシーンが続く。ここでも主人公はひたすらに怖さを出す。しかキャラ付けとして一貫しているといえば一貫しているが、ややくどさも出てくる。怖さばかりをピックアップするので、恐らく意図しての事だろうと思われるが、やや強すぎるのではないかとも思う。次。

まだ主人公の弱音は続くが、ここで漸く主人公資質を見せるシーンが出る。ただしあくま受け身である。これもスマートに避けるとかでなく受け身なのは、やはり痛みなどを受けるという部分が思想としてあるのだろう。その上でダメージコントロール技術としての受け身を出すのは理には適っているが、インパクトとしては地味だ。次。

主人公最初に示した好みのヒロインを出すページ。ここでも格闘技。これで格闘漫画じゃなかったら何なのかとなる格闘押し。もう少し展開が早くても良い。体幹概念を出すが、ここで問題は「体幹とは何か?」というのを主人公が知っている事。逆にいうと、ここで体幹について知らない読者に「体幹とは?」と疑問を持たせる効果はあるだろうが、やや濃ゆい

そしてヒロインの置かれている立ち位置も出しつつ、先程に書いたMMAを出す。しか主人公が覚えていない。作中時間が経っているのは分かるが、読者としては一瞬なので「…「MMA」って何だっけ…?」は、ややくどい気もする。が、このくどさは恐らく想定する読者層によるのだろう。要は、流れで適当に読んでる読者に向けて思い出させる効果を狙うものと考えられる。そして再びの一狼。次。

物忘れ気味な「じいちゃん」によるMMA解説と、かつ祖父ギャップ提示。これにより確実なまでに明日見家が武術一家である事を示している。わざわざ道場を別個に建ててるのだから当然そうなる。しかし、そう汲み取れない、つまり格闘系の文脈に疎い読者には「急に謎の道場!?」となりかねないコンテクストありきの部分なので、やや不親切か?次。

再び「じいちゃん」(獏)の物忘れと、残りの家族や更に家庭環境を明示。(羚以外)。手帳重要ものだとも示す。次。

ようやく羚の名前が出る。個々の負い目を提示するシーン。回想に入る。次。

過去回想。まあ家庭環境という感じだ。再びの不穏さを提示しながら次。

イジりからイジメに。まあ主人公の情けなさを散々に提示しているのだが、それと対象的に友人とヒロインの格が上がる。次。

ヒロイン戦闘能力に対し、再び主人公能力を示すシーン。基本的に技を受ける事が前提で話が進んでいく。ひたすらテーマに沿わせようとする意地は分かるが、ここまでくどいと自分としては結構と気になる。

ここで舞台装置だった不良についてはスルーされ、ヒロインの家がMMAなり格闘技関係事務である事を示唆しながら次に。

MMAジムヒロイン目的目標開示。一応、不良にも逃げたというフォローが入る。ヒロイン主人公を見定めている事も暗に示唆しつつ、友人が前進。次。

兎にも角にも主人公の人柄を示しまくる。リアルでなら良いが、漫画なのでくどく感じる。説明は少なすぎても多すぎても良くないが、サラッと流して欲しいのが個人的感覚

戦うヒロインなので眼鏡を取るのは当たり前だが主人公が割りと欲求に素直である事も同時に示される。格闘技説明が入ったため、とりあえず一旦ここから暫くは感想を書きながらでなく流し読みで良いと判断

どうでもよいが、遠目にヒロインを見るとシルエットだけならワールドトリガー宇佐美栞に似ている事に気付く。閑話休題。これらの説明類は、大なり小なり格闘技に対して事前知識があるか、興味が無いと頭に入らないのではないかと思う。

主人公体験パート。「当て勘」など格闘技ワードが続く。この場合は「距離感位置関係の把握など、空間把握と自身身体把握ないし操作とがズレている」と考えれば良いが、兎にも角にも主人公の魅力が地味かつ描かれないのが続く。1話も中盤に差し掛かるが、これで大丈夫なのだろうか。次。

フォローとばかり「明日見」の武術について示唆しつつ、また回想と次ページで不穏な事が起きますよというコマを使う。濫用では?次。

不良の顔も三度まで。次。

ここで漸く主人公が「強さ」を示す。

まあ一線を超えるまで強さを示さないというのも良いのだが、良くも悪くもリアル人間という感じで創作物としては何とも。

ワンピース1話で言うならシャンクスが酒をぶっかけられるくらいのラフさと、銃を抜いてから豹変という所に、ここまでページをかけるのか……という感想が強い。

良く言えば丁寧ではある。そして主人公武術活躍するのを示唆して次に。逆にいうと、こういう「丁寧だけど驚きが無い」というのが強い特徴に感じる。火ノ丸相撲は本誌かつ序盤しか読んでいないので記憶が薄いのだが、こういう作風なのだろうか?次。

戦闘シーン。組んで、回転させて壁に衝突させ、足を抜いて相手の力を利用して投げ飛ばす。簡単に言えばこれだけなのだが、こういう限られた空間でのストリートファイトは少しコマ割りと構図に工夫をして分かりやすくしていくと有り難いか

あと「殺れ」はガチ古武術としての教えなら分からなくもないが、MMAメインなのと主人公キャラには合わない。ここは「躊躇うな」とか「そのための備えをしろ」だけで止めても良いとは思う。次。

ここも戦闘シーンだが、やはり武闘経験がある前提での描写が目立つ。別に理として間違った事は書いてないし描いていないのだろうが……

こういう部分が多いのは、アスミカケル自体格闘技経験者に向けた漫画なのだとして割り切った方が良いだろう。次。

組技系の格闘家としての主人公披露。当て勘のなさや受け身など攻撃を受ける前提の描写に納得はいくが、絵的に不良のほうが目立ってしま演出

ここは思い切って主人公を目立つよう分かりやすく上に描いても問題は無かったと思うが、何かしらの意図があるのだろうか。よく分からない。編集者が気付かない訳がないので、まあ何かしらの演出なのだろう。次。

ヒロインによる制止と事態収束、および疑義の投げかけと解説。ここも最後コマ示唆。……「丁寧といえば丁寧」。次。

最終的に格闘技について前向きにはなるという所で終了。

総評……非常に申し訳ないのだが、主人公言うなれば「極力リスクを負わずに良い所だけ取っていく」という印象が強い。50点のために、解ける問題を解かないというのが事態悪化させているまである。そこまで考えていないといえばそこまでだが、どちらにせよお調子者という感じで自分には理解し難い。

また、話運びや演出等については丁寧で王道チックだが、それ故に意外性が低く、かつ格闘技関連の説明描写などが読者の格闘技についての知識想像力依存しているため、一話で読者をもぎとるには少し弱いところがあるのではと思わなくもない。それをスルーさせるだけの演出力がもう少し欲しいように思わなくもない。

どちからといえば(古い)マガジンとかチャンピオン向けの話を、あえてジャンプでやってる……という感覚が強く、火ノ丸相撲のように「相撲について分からない人でも付いていける」力があるかと言われると、少し怪しいところがあるのではないかと感じた……個人的感覚だが、まあ格闘技経験者なら考えずに読めば気にならないのかもしれない。

主人公以外のキャラクターについては、良くも悪くも魅力的かというと何とも言い難い。ヒロイン自体は良い感じに読者を引っ張ってこれそうなキャラをしているが、同時に少しキワモノさも併せ持つ。こういったニッチだったり少々リアル性格的要素を持ったキャラを扱う場合、週刊少年誌というより青年誌月刊誌向きなのかもしれない感じはある。

概ねそんなところか。次話以降については、また時間のある時に読んで感想を書くかもしれないし、書かないかもしれない。ひとまず終了。

2023-10-01

ゲイカップルの69をFF表現したらどうかという提案

を思いついたのだけど、検索の結果ゲイカップルセックス於いてFFというとフィストファックのことらしく、無駄なひらめきだった。

2023-09-30

anond:20230930221205

彼女の行動がキモくて嫌なんじゃなくて全てに於いて俺よりそのキャラを優先されるのがムカつくしSNSでも普通に「マレウスガチ恋から〜」を連呼するのも気に入らない 彼氏いんのに絵にガチ恋ってなに?俺は絵以下って事?

2023-09-08

anond:20230908151439

小学生の時、いつまでもくっついてくる奴をグループ無視したり陰口を叩いたりしてたのを何となく覚えてる

そいつからしたらいじめられたって記憶になるかもしれんけどその事は自分人生於いて良くも悪くも全く影響がない

しかしたらそいつにお前のせいで人生めちゃくちゃだ!とか言われたら謝るかもしれんが、別にそんなこともなさそう

2023-09-06

不等式の概念壊れる

基数の大小比較於いて、(Xが整列可能でないならば)必ずしもX<h(X)であると言えるわけでは在りませんが、少なくともh(X)≦Xではないことは示せます。</p>

高校数学までだったら数学得意な人ほど明らかにa≦bでないことが示せたら自動的にb<aであることが確定することを疑いなく信じてそうなのに、喉頭数学だとそれが成り立たないっていう常軌を逸してるとしか思えない論理が成り立っててびっくり</p>

2023-08-30

AIの遺電子について

自分がもしも科学者研究者なら、ヒューマノイドのような未知の生命体を作ってみたいという気持ちは、

当然の事ながら理解はできる

ヒューマノイドアイデアを思いつき、その作成方法ノウハウが完成したのなら、実際に作ってみるだろう

人間のように思考をして、人間のように物を食べて、人間の様に老化していく・・・

これを完成させることが出来たら、絶対自分名前歴史に残るだろう

これは当たり前の話だが、自己顕示欲の無い人間なんて、この世には居ないだろう

しかし、万が一完成させることが出来たとしても、そのヒューマノイドを外の世界に出しては駄目だろう

実際、クローン羊のドリーは、研究所内の牧場からは外に出されていない

因みにドリーは、6年くらいで死んでしまったらしい

(羊の平均寿命は約10年)

これは余談かもしれないが、まったく同じ遺伝子を持つクローン羊やクローン人間が、違う時代

まれて違う人達と接してきたのなら、外界から受ける影響で、全く同じ羊や人間とは

ならないだろう

このAI遺伝子世界ヒューマノイドも周りの人達ヒューマノイド達の影響を、きっと受ける

生き物なのだろう

クローン人間違法コピーされたヒューマノイドが、自分出自事実を知るか知らないか

よっても、きっと、その後の人生が大きく変わってしまうだろう

原付に乗った人間が、100メートル走でウサイン・ボルト選手に勝ったとしても、誰も運転手

称えないだろう

検索を掛けずに、今現在AI将棋の最強ソフト名称を書ける人は、ほぼ皆無だろう

一方で人間将棋界での名人・7冠保持者の名前を知らない人の数の方が少ないだろう

案の定AI将棋同士の対戦の話題は、あっという間に廃れてしまった

機械(AI)が凄いのは当たり前だし、機械過去棋譜を覚えているなんて当然でしょ』

きっと、誰もがこのように思ったのだろう

勿論、将棋AIソフトを開発された人達が、凄いのは間違いないと思う

このAI遺伝子世界で、ヒューマノイド人間達に混ざって将棋名人になったり、100メートル走で

世界記録を出した時、果たして大半の人間達が、それを賞賛するのだろうか・・・

『なんかインチキをしているんじゃねーの?』とか、『違法改造を受けたんじゃねーの?』と思う人間

必ず現れるだろう

今の人間同士のスポーツ将棋大会でも、ドーピングカンニングが疑われる事がある

ヒューマノイド違法改造を完全に見破る方法は、この世界には存在するのだろうか

まりヒューマノイドという、新たな差別・分断の火種を増やそうとするメリットが、人間側に全く見当たらないという点だ

今のLGBT問題場合は、実際の性別がどうこうはさておき、元々この世界に居た人間同士の話だ

彼らや彼女達が、自己主張をするのは当然の権利だろう

その主張や権利が、すべて認められるかどうかは、当然また全く別の話なのは言うまでもないが

やはり、このAI遺伝子世界於いては、過去LGBT権利問題の教訓も活かされて

いないという事になる

ヒューマノイドが増え始めた時に、このままの現状を放置しておくと、近い将来、危険な事になってしま

人間ヒューマノイド利権問題人権問題が、必ず発生してしま

当然、仕事の奪い合いも発生するだろう

『あのヒューマノイドさえ居なければ、自分希望する職に就けたのに・・・

このように考える、人間も現れるだろう

絶対に全国各地でヒューマノイド人間の争いが起きて、裁判が多発する事になるだろう

人手不足人口の減少問題解決するために作られたはずのヒューマノイドのせいで、新たな税金

人手の無駄遣いが発生する事になる

多くの国民が、このように危惧するはずだ

ヘイトクライムすら経済効果と思う、人権団体弁護士存在するかもしれない

しかし、いくらお金を受け取ったとしても、死んだ人間絶対に戻ってこない

人間ヒューマノイドの争い事を避けるためにも、少しでも早く規制をかけて、ヒューマノイドの量産化を

止める必要がある

普通ならば、このように誰もが思うはず

そもそもヒューマノイド研究開発されたとしても、施設外に最初の一体目を出しては

絶対に駄目なはずだ

労働力ロボットアンドロイドで確保をして、ヒューマノイド製造販売や配布は、完全に

違法行為としておいた方が絶対無難だったはずだ

AIの遺電子 アニメ SF

2023-07-12

愚痴 (TLに於いて)界隈の中心にいるメンヘラ女がだるい

それはもうとてもだるい

・まずメンヘラなのでトンデモ理由関係を切ったりする。

・囲いがいるので自分が間違っても正当化される。

主にこの2点を持ってる女が多い気がする。

自分が影響ある、人をコントロールできると勘違いしているので尚のこと面倒くさい。

少しでも気に食わないことあると匂わせ愚痴ツイートも多々ある。

長文お気持ちDMすんな。要点をまとめて伝えろボケ

2023-06-20

月曜から夜ふかし見てたら恒例の心理テストやってた

「配られたポケットティッシュになんて書いてあった?」

というもの

自分の答えは

「夢」

(何の広告だよ。「夢」文字て。夢グループか)

で、その心理テスト於いてそれが何を表しているかというと

幸せになる為に今すぐすべきこと」

なんだそうだ

夢を持てってこと?

そんなもん持てるなら幼い頃から持っとったわ

持ってないから今こんなんなんだよ

感性も死んで老いさらばえた今となっては、尚のこと夢なんざ持てるわけがねー

脳も体も枯死している

つーか、夢ってのは実現可能計画みたいなもんだろうが

夢想するだけだったら叶うわけ無いんだから

「夢はお金持ちになることです」ってのは大方の人間にとっては夢想(お金持ちになる為に計画を立てて実行出来る人間は一握り)

「夢はお嫁さんになることです」ってのは大方の人間にとっては計画(夢見る程お嫁さんになりたいガツガツした奴ならば必ず結婚する)

そういう感じ

夢想ならいくらでも出来るが、計画は出来ない

夢、むつかしい

でもほんと、夢が無いと幸せにはなれないかもな

幸せ…かー

自分は不幸だとまでは言わないけど(仕事があって飯が食えて屋根の下で眠れてるから。そして日常生活で意に沿わないことをなるべくしないで済んでいるから)

決して幸せではない

不幸じゃなければ幸せか?

馬鹿らしい話だなあ

とっとと人生を終えたい(ソレが夢か。必ず果たされる夢ではあるけど、一番重要な「とっとと」の部分は綿密に計画しねえと叶わないなあ)

2023-06-16

から性の対象に見られた経験が無い

独身30代女

・160cm60kg

都内一人暮らし

年収450万

から今まで性加害とは無縁に生きてきた

一人暮らしの男の部屋に行っても何かされたことなく無事に帰宅してる

ナンパ合コンなどで連絡先を聞かれたこともない

知人を通じて仲良くなった良いなと思っていた年上の男性から女の子を紹介をお願いされた

彼氏いたこともあるが、2度ほどの経験はどちらも何となく付き合って貰って一年くらいでフラれてる

当然のようにすぐセックスレスになる。

夜道に変なオッサンに声をかけられた経験はあるが人生於いて数える程しかない。急にデブと罵られた事は一度だけある。痴漢と呼ばれるものは一度もない。

最寄り駅にたむろしてる夜職の勧誘は一度もない。同じ駅に住む友人Aの愚痴でこの年齢でも声かけられることがあるのだと感心した。

夜21時過ぎの歌舞伎町を歩いていてもホスト勧誘すら声を掛けられなかったが、そのあと友人Bと合流して同じ道を通ったら友人Bに向かって何人にも声をかけられた

20代前半で友人Cと参加した婚活パーティーでは誰ともマッチング出来なかった。そのパーティーでは私と友人Cが一番若かった。

相手高望みしていたとかではなく、こちから良いと思ってマッチ希望を出した2、3名の男性は他の女性からマッチ希望はなかったにも関わらず私のアクションスルーだった(マッチ希望が見えるシステムだった)

友人Cは複数名の男性からマッチ希望を貰っていた

上記の友人達別に特別かわいい子達ではなく、それが一般的女性で皆が共通して悩み経験してきた事だと思う。

マッチングアプリは恐ろしくて手が出せていない

というか性欲も薄れ結婚願望も無くなり独身で生きていく算段で考えている

自分努力しなければ異性として見られないのは高校生くらいで気付いた

でもダイエットや化粧やファッションなど興味ないことを努力してまで異性として見られたいかと言われるとそこまでではない。そしてそう思ってたら30歳を越えてしまった。

かに必要とされた経験がないので人を必要とする気持ちも薄れてしまった

今のところ夜道も恐れずに歩けるし不自由はない、ただただ女性としての苦労を語られると同じ経験がないので下を俯いてしまう。

男に産まれたら良かったなと思う。

2023-05-26

anond:20230526123154

SMではそうなんだろうけど、実際のHSP定型(と言うのも変だけど便宜上)の間にそんなことが起こるもんなのかは謎だな

(で、プレイに付き合ってやる定型は居ねえ。SMは互いの悦びという利益があるから出来るけど、普通社会生活定型HSPの言い分を聞いてやっても何の利得もねえから)

というか

https://anond.hatelabo.jp/20230526043327

この人が言ってる通りなんだと思うわ

HSPは「人の感情を汲み取り過ぎた結果傷つく」ってイメージだ(単なる豆腐メンタルの人のことではないわな)

から承認欲求」や「人間関係リセット」は真逆と感じるのだ

自分表現して人に認めて貰いたい」よりも「私がこんなことしたら人はどう思うだろう」の懸念の方が強そうだ

「全部投げ出したい」よりも「私が突然連絡を絶ったら人はどう思うだろう」が強いだろう

承認欲求丸出しや人間関係リセット出来るヤツなんてのは人類於いて強者に他ならないと思っている

自分メンタル強めと思っているが、そんなこと出来ねーわ

2023-05-23

anond:20230522140610

相手に恥をかかせてはいけないのは男女ともに変わらないと思う。

会食とかのマナーにあるよね?相手に適切な値踏みをするのは当然のルール

恥をかかせちゃいけないのは男も同じ、っていうかむしろタブー。正直「収入レベル」とか「ステータス」とかは男性社会於いてクリティカルすぎる機微情報なので、言及すら避けるのが普通で、それを推し量ろうとするような質問やフリは間接的なものであっても失礼とみなされる。なので「値踏み」とかいうもはや無駄しかないプロセスは飛ばす。気が合うか、趣味が合うか、イイヤツかヤナヤツか、そこだけが最優先の関心事となる。女にゃわからんだろ?

 

身の丈に合わない誘いを受けた時、男は「高すぎね?」「安すぎね?」って言えるし、あまりに遊び方に差があるようなら男は自発的距離を置くことができる生き物だし、自然と「このグループみんなが無理なく楽しめる遊び方」に調整され収斂していくので、そもそも値踏みなんか機能的に必要ないんだよね。女にゃわからんだろ?

 

女は友達共感を求めてるかもしれないが、男が友達に求めているのは連帯だ。また、社会階層生活階層(要は経済的価値観)が一致していることよりも人格文化的価値観)が一致していることのほうを重視する。男は女みたいに「みんながみんなと気が合う風」を装ったりせずに、ホントに気が合う人に対してしか気が合う空気を出さないので、自然と男グループは気が合う者たちが厳選されていくシステムになってる。女にゃわからんだろ?

 

もっとも、こんな気風なのも中年以上で今どきの若い男たちは周りと同じファッションして周りの顔色うかがって周りの空気読んでお友達ごっこしてる子たちも多いみたいだけどね。

anond:20230523084915

言葉を介するコミュニケーション於いて面白半分でやっている」という分析分析側こそがその分析面白半分でやっている(真面目にやる気がない)印であると思ってるアラフィフですお世話になっております

2023-05-18

あちこちオードリー見てたら、また高橋ひかるが気ぃ狂ったみてえに喋り倒しててうんざりした

たくさん喋ってもうざくない女も結構居るのに、自意識オバケ具合が全面に出過ぎてて病みを感じる系の喋り倒し女はきつい

おもしろくないか

思惑通り「こいつ嫌い」枠完成させてるのすごい

「(嫌いでもなんでも良いか自分を知って貰うために)全方位にタマ投げる」って言ってるけど、「こいつ嫌い」のパーセンテージが突出してそうだ。大丈夫か?

つーか、「嫌い」から「好き」になる可能性ってのはさ、「(こいつが出てるの見ない様にしてるから実際はサッパリからないけど)嫌い」なのが「(見てみたらすごく良かった。食わず嫌いだったわ)好き」って場合於いて現れるのが殆どじゃないか?

こうやって「(見てるのに)嫌い」って場合の「嫌い」は揺るぎない

「全部知ってるわけじゃないだろ」って言われるとしても、ある程度の取っ掛かりを見聞きしてて嫌いならソレ以上は無理さ。だってド頭で魅力無いんだから、更に知ろうとは思わんよ

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