はてなキーワード: 大人の女性とは
誤解がないように先に言っておくと、私はフェミニストが嫌いなわけじゃない。
私自身はフェミニストじゃないけど私の母はフェミニストだったし、女性の就業支援など積極的に活動を行っている人だった。
母の活動は社会貢献だと思っていたし、その気持ちは今でも変わっていない。
まず前提として、私は腐女子だ。
Twitter活用の中身なんて、好きな二次創作をいいねして推しキャラのことを話すだけのキモいオタクだ。
そのTwitterで先日、女オタクのこんなツイートを見て驚愕した。
「呪術廻戦はジャンプ的セクハラが無くて良い作品だと思っていたのに、男性の先生が女子生徒の制服を着るなんてがっかりだ」
…なにそれ??
そもそも呪術廻戦は週刊少年ジャンプで連載中のれっきとした少年向け漫画だ。
私はいい歳してジャンプが大好きな大人げない大人だ。その自覚はある。
男女問わず大人のオタク向けではないし、ましてや腐女子をターゲットにしている雑誌ではないことなんて重々承知している。
そんなこと、オタクはみんな分かっていると思っていた。
それなのに何??
ジャンプ的と言うからには、そういうセクハラ(とツイート主は感じている)描写がある漫画がジャンプ誌面にはたくさん載っていると思ってるってことですよね?
なのになぜジャンプを読んでるの?
自分でテレビのチャンネルを選べないような年齢でもあるまいに。
年甲斐もなくジャンプアニメを見るキモい大人のくせに、ターゲット層でもないくせに、いっちょ前に内容にいちゃもん付けるってどんな神経??
本当にびっくりした。
実はそのツイート以前にも「呪術廻戦はこれこれこういうところがフェミ的に素晴らしい!」みたいな感想を見かけて、
それはそれでもにょもにょしたけどツイート主さんは楽しそうだったからスルーできた。
楽しみ方は人それぞれだし、私だっていろんなアニメを腐った目で見ているし。
でも今回のは違う。
私にとっての呪術廻戦は「週刊で読むけどあまり好きではない」くらいのものだけど、それにしたってこれは酷くないか。
勝手に自分の中のイメージに当て嵌めて期待して、勝手に落胆して、あまつさえそれを誰の目に触れてもおかしくないTwitter上にアップするなんて。
五条先生がいくらイケメンスーパーマンだってこんな理不尽な目に遭ったら困るやろ。
今の深夜アニメは様々な層に向けた作品が有って、誰でも自分好みのものを選べるくらいに飽和している。
それなのに流行っているからって自分がターゲット層でない作品に寄って来て、さも高尚みたいなフェミニズム"風"の言葉を並べて、
ジャンプがセクハラまみれの酷い雑誌みたいな言い方をして、それが許せない。
個人の超絶狭い価値観で作られた自分本位な感想を、薄っぺらいフェミニズム"風"の言葉で覆って負の感情を撒き散らしたことが許せない。
ジャンプが悪いものみたいな言い方も、フェミニズム"風"の言葉も、全方位を不快にさせるものだと自覚して欲しい。
本当にフェミニズムを推進したいのなら、前述の私の母のように現実世界で活動したらどうですか。
Twitterの、しかもアニメや漫画の感想とかいう物凄く狭い世界の中でそれっぽいこと言ってたって世の中なにも変わらない。
ちょっとの賛同者にいいねもらって、「意識高いワタシ」の自己顕示欲が満たされるだけでしょ?
そこであなた達がやってることって、人の"楽しい"に水を差すだけで何の生産性もない、荒っぽい言い方をすれば「攻撃的な行い」なんですよ。
高尚な思想やお気持ちを、アニメや漫画の感想呟くアカウントで言ったって何の説得力もないですよ。
腐女子だって、他の腐女子の言うこと「こいつ妄想をさも公式かのように語るな…」くらいの温度感で聞くでしょ。
一見左派の方が常識的な反応だ、しかし良く考えて見よう、本当にそうだろうか?
右派はCMが「自分達に向けられたもの」だと解釈し、その上で怒っている
一方左派はどこか他人事だ、「日本には差別がある」は「私も差別をしている」ではなく「私ではないアイツラが差別をしている」という意味だ、彼らには自身が差別の加害者である自覚がない
加害者として名指されている自覚のある右派と、自覚の無い左派、果たしてどちらがマシだろうか?
場合に分けて考えよう、右派と左派、それぞれ差別の加害者である場合とそうでない場合に彼らの言っている事はどういう事に成るのか、
差別加害者でない場合(つまり下段)、マシなのは明らかに左派だろう
しかし差別加害者である場合は難しい、右派は差別を否認する一方、左派はそもそも自分が加害者だと言われている自覚すら無い
加害者が、あのCMを見て「自分も加害者かも知れない・・・・」ではなく「加害者許せん!」と憤っているのだ、これは酷い
右派は加害者だと言われている自覚があり、それ故にそのメッセージの強烈さに拒否反応を示してしまって居る
一方左派は、加害者だと言われている自覚が無い為に、右派の様な拒否反応も回避出来てしまって居る
左派に拒否反応が無いのは彼らの良心故と言うよりは、自らの加害性の自覚の無さ、というドス黒い理由であるとも言えてしまうなら、
これは、果たしてどちらがマシなのか?
ほぼYESだと言える
まずCMに登場する3人の内、恐らく最も議論の俎上に上げられている在日朝鮮人の少女について
誤解している人が多いが、CMの中でいじめを受けているのは彼女ではない、いじめを受けているのは(恐らく)日本人の少女で、
在日朝鮮人の彼女の苦悩は自身の出自が周囲にどう受け止められるのかという不安、周囲の視線、浮いていないか、という不安だ
つまり彼女のケースにおいて加害行為とは「彼女を奇異の目で見る事」に他ならない
仮にあなたがチマチョゴリを着る彼女を他意の無い目で見ていたとしても、それは彼女に不安を与え得る以上、加害になり得る、つまりあなたは加害者なのだ
外国人と日本人のハーフ(恐らく)の少女についても同様だ、明らかないじめを受けているのは日本人の少女のみの為、直接的な加害をしていなくてもあなたは加害者になり得る
また、右派と左派で排外主義的な傾向の偏りは有るかも知れないが、日本人同士のいじめであれば加害者である確率は変わるようには思えない(むしろもし、あなたが「右派は学校ではイケてないグループだったに違いない」という偏見を持つなら、右派がいじめる側に回れる確率が少なくなり、相対的に左派のいじめ加害者率を高く見積もる理由も出来てしまう)
あなたは日本人に対していじめをした事が有るだろうか?もし有るなら、あのCMで糾弾されていた加害者はあなたである
在日外国人やハーフへの視線と日本人に対するいじめ、あのCMで加害者だと言われているのはあなたである
その加害者が、あのCMを見て自分の事を言われていると自覚すらせず、「これだから差別主義者は」と憤っていたとしたら、非常に悲しい事だ
その場合、あなたの反差別意識は自身の加害性を見つめる為ではなく、自身の加害性を見ない様にする為に役立ったと言わざるを得ない、最悪だ
あなたはあのCMを見て「自分も加害者かも知れない」と思っただろうか?
それとも「加害者許せない」と他者を責める事ばかり考えただろうか?
・あのCM、途中で唐突に出てくる大人の女性サッカー選手(サッカーに詳しくないので名前は存じ上げない)の「ありえないって」が物凄くカッコイイと思うのだけど、誰か共感してくれる人は居ないだろうか?
・長くなってしまったが、短く纏めると右派は「差別は日本にとって他人事」だと思っているのに対し、左派は「(日本にとって他人事だとは思っていないが)差別は自分にとって他人事」だと思っている、と言う事だろう
短い答え:
長い答え:
フェイラーはドイツの伝統工芸技術(シュニール織というらしい)をもとにした織物製品のブランドで、落ち着いた温かみのある花柄模様が有名。とくに日本ではフェイラーといえば黒地に花柄模様がフェイラーの代名詞と言ってよいほど有名。
年配の女性がよそ行きの服を着て、黒っぽい花柄のショルダーバッグやハンドバッグを持ち歩いているのを誰しも一度は見かけたことがあると思う。あれがフェイラーだ。一家に一つはあるのではないかと思えるくらい、日本のシニア女性のあいだのフェイラー率は高い。
なぜシニア女性のあいだでフェイラーはそんなに人気があるのか?
いくつかの要因があると思う。
まず、フェイラーのバッグは手作り感があってちょっと上質な感じがするらしい。たしかに造りはしっかりしている。大人の女性が持つのに恥ずかしくないアイテムというところなのだろう。
フェイラーのバッグはヴィトンのバッグほど高くはない。手頃な価格で上質感のあるおしゃれを楽しむのによいアイテムなのだろう。
そして、なんといっても黒地のフェイラーは落ち着いた感じがある。黒地に華やかな模様を散りばめた織物。どこかでみたことがある。そう、着物である。結婚式とかで女性が着ている礼装の着物にそっくりなのだ。
年齢を重ねて肌がくすんでシミが増えてくるにつれ、鮮やかな色の服は似合わなくなる。だが黒地に花柄のフェイラーは、持つ人の雰囲気をややフォーマルに引き締めると同時に華やかさを残してくれるので、年齢に関係なく持つことができる。
日用品に蒔絵を施した漆器は平安時代の貴族がすでに使っていたが、同じような感性が現代のシニア女性に、おそらくほぼ無自覚に引き継がれているのであった。
落ち着いてほしい。ブルマーは体操着として発明されたもので普及期にもう不評の声があった。セーラー服は元が軍服だったからセーラー襟のバリエーションがカジュアルブランドにもいろいろある。スクール水着は実は競泳水着を規格化したもので実質的な差異が色くらいしかない。性的な意味づけは確かにあったけれど、女性向け服飾市場から「撤退させた」という説には根拠がないと思う。もし仮に性的な意味づけが大人の女性の服でさえ受け付けないほど強力なものだったとしたら、少女の制服に使い続けることはできないはずだ。スチュワーデスの制服についてはこれはスーツの一種なので服飾市場にないなんて言うのは脳死バカ。そんなことはなく本質を解っているというのならそれを説明してほしいよ。理屈は他人と思考を共有するためには必要な道具だと思うんです。
ギリ10代のちょっとオタクよりの女としてはあのイラストたちはエロい!キモい!性的消費!とはならなかった。まあ好みはあるだろうし、一切受け付けない人がいるのも理解できる。
ただ今回少し思ったのは、これってPRなの?ということ。もっと言うと、宣伝らしいイラストとそうでないものとの差が大きすぎるのだ。
このPR企画は、タイツの日に絡めて二次元イラストともに自社製品を宣伝して、購買意欲を高めたいというのが目的ではないだろうか。
購買意欲を高めるにあたって何を宣伝するべきか。見た目、機能性、着用シーン、価格などなど……。色々と思い浮かぶが、今回のラブタイツ企画では実際どこまで伝わっていたのだろう。
個人的に良いと思ったのは、冬服の制服女子、オープントゥを履く女性、パーティーに出かけるような女性のイラストだった。
それぞれタイツの機能性やデザイン性がよくわかるもので着用シーンも伝わりやすい。特にオープントゥは女性の心情がキャプションになっているのも素敵だと思った。
もちろんどのイラストも綺麗でかわいらしく、タイツやその脚も美しく描かれていて素敵なことに変わりはない。しかしながら宣伝に向いているか、というと別問題なのである。ただタイツを履いている女の子ではどうしても宣伝になりにくい。かわいいイラストね、で終わってしまう。絵柄の好みもあるわけで実際に刺さる層はもっと減ってしまう。
ではどうすればよかったのか。これはもう企業側のディレクションに他ならないが、とにかくタイツを履く女性キャラにもっと寄り添うべきだろうと思う。
どうしてそのタイツを選んだの?どんなときに?どんな服と合わせるの?…そういったことをイラストとキャプションも使って伝わるように要望するべきだった。PRで流れてきたものをじっくり見ることはそう多くないだろうし、もっと文字情報としてわかりやすいキャプションは必要だったのではないかと思う。
しかし、人気イラストレーターに自社製品を身に着けた女の子をさまざま描いてもらうPR自体が悪いわけでないことは付言しておく。若い世代にはかわいい女の子のイラストは受け入れやすいだろうし、アツギはそもそも大人の女性が買うようなイメージがある(これは私だけかもしれない、チュチュアンナで生きてきたので…)から少しでも買うハードルが下がる可能性はあると思う。ただ、宣伝色を良くも悪くも出したほうがよかったかもね、という話。
ゴッ!ガチャンッ!
東京工業大学内の実験場所で、大小のダミー人形2体が床にぶつかる鈍い音と自転車が倒れる音がほぼ同時に響きました。
大きい人形は大人の女性サイズ。6カ月の赤ちゃんを想定した人形をおんぶひもで背負っています。
実験では、人形がまたがった自転車を、止まった状態から少し前に押し出すようにして横に倒しました。
実験をしたのは、NPO法人・Safe Kids Japan(SKJ)の小児科医や研究者ら。
今年5月、東京都国分寺市で赤ちゃんをおんぶして自転車に乗っていた女性が横断歩道のないところを渡った時に車と衝突し、
頭を強打した赤ちゃんが亡くなった事故をうけて、倒れたときの危険性を科学的に調べました。
街でみかける「おんぶ自転車」の赤ちゃんの多くは0歳児で、ヘルメットをかぶっていません。道路交通法は、
保護者は自転車に乗る幼児にヘルメットを着用させるように努めるべきとしています。
しかし、自転車の研究者などでつくる団体「自転車の安全利用促進委員会」によると、
一般的にヘルメットの多くは推奨年齢が1歳以上のため、0歳児の場合は頭を守る手段が限られてしまいます。
「自転車の安全利用促進委員会」のメンバーで、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さん(38)は、「おんぶ自転車」の悩みは、
「通っている保育園や幼稚園が車を使う送迎を禁止していたり、車を持っていなかったりする都市部の保護者に多いのでは」と指摘します。
3人の子どもがいる遠藤さんも以前は世田谷区に住み、おんぶ自転車を経験。自宅と保育園の直線距離は約3キロでしたが、
路線バスは遠回りで1時間かかる環境。車の登園は禁止で、坂道が多い住宅街を自転車で20分かけて通いました。
「出費は負担でしたが、安全には代えられなかった。やはりヘルメットを着用できない間は、おんぶはおすすめできない。
着用していても無理な運転はNGだし、住宅街の小さな交差点でも一時停止するなど細心の注意を払ってほしい」と話します。
バランスを崩したらもう終わり?
一度バランスを崩して傾き始めると、そのあまりの重さに、自力ではどうすることもできなくなって倒れてしまうという恐怖の事実なのでした……!
ママスタコミュニティにも同じことが起こったママがいらっしゃるようで……。
『雨の日に子ども乗せた状態で2回転倒した。転びやすいわけではないんだろうけど、普通の自転車と違ってバランス崩したら最後。
もう立て直すことは確実に不可能。本当、いかにゆっくり倒れるかだよね』
『雨上がりに何度か滑って転んだ。普通の自転車では大丈夫だけど、電動の重さだとバランスを崩すともう持ち直せない』
『倒れるって分かってるけどもうどうしようもないよね。通りかかった若い兄ちゃんが起こしてくれたよ』
子どもを乗せた状態の電動自転車が傾き始めると、もう自力で持ち直すことができないので、
あとはいかにゆっくりと倒れて、子どもへの衝撃を少なくするかのみ。
持てる力の全てを出して自転車を支えることになります。まるでスローモーションのように長く、絶望を感じる時間でした。
倒れたらSOS!お願い、誰か手伝って下さい!!
『転んだことあるけど、現場近くの家から人が飛び出てきて起こしてくれたよ』
『私も雨の日に黄色い点字ブロックにはまり、転びました。2回もあります。雨の日は慎重に運転してますが、
点字ブロックのまっすぐな溝って、すごく滑るんですよね。なるべく避けていますけど、絶対に通らなくちゃいけない場所は、
『1回ダイレクトにこけて、もう1回はなんとか耐えた。やはり雨の日。マンホール、鉄板、側溝の蓋は危険!』
『坂道を登ってたら車が脇道から急に出てきて、ブレーキをかけた拍子に転んだ。子どもも後ろに乗ってたけど、
チャイルドシート&ヘルメットのおかげで無傷。私はハンドルにぶつかって肋骨骨折……』
“雨の日”“マンホール”“点字ブロック”が、危険ポイントのようです。確かに、雨の日はただでさえ視界が狭まるうえに、
地面は滑りやすくなります。ましてやマンホールや点字ブロックは、雨水で濡れてツルツル。
ちなみに、筆者が転んだのも雨の日のマンホールの上でした。ドンピシャ……。
電動自転車で走行中に転倒し、抱っこしていた当時1歳4カ月の次男を死亡させたとして、神奈川県警は14日、
横浜市都筑区の保育士の母親(38)を過失致死の疑いで書類送検した。県警への取材でわかった。
専門家や業界団体は、乳幼児との同乗はバランスが不安定になりがちだとして注意を促している。
県警都筑署によると、母親は7月5日午前8時25分ごろ、同区の市道で、次男を抱っこひもで前に抱え、
左手首に傘を提げた状態で電動自転車を運転。過失によって転倒して次男の頭を強く打ち付け、死亡させた疑いがある。
雨が降っていて母親はかっぱを着ていたが、提げていた傘が自転車のフレームと前輪の泥よけの間に挟まったことで、
ハンドルが動かなくなり、転倒につながったと署はみている。
母親は前部の幼児用座席に事故当時2歳だった長男を乗せ、次男とともに保育園に送り届ける途中だった。
ふざけて言っているのかもしれませんが、「大人の女性が酔いつぶれた結果被害を受ける」責任は本人にはないのに、小児性愛犯罪の被害責任は保護者にあるんですか?認知歪んでますよね。
もちろん防犯責任は小児本人ではなく、保護者にあります。当然、「保護者の目の前で小児性愛犯罪が行われ、保護者が放置した」場合は、小児は保護者も恨むでしょう。
ご存知だと思いますが、小児性愛犯罪のほとんどは保護者監督外の場面で行われます。防犯責任者不在の犯罪なので、卑劣だと言っています。
これは、昨年の話である。
A、B、C、Dの4人は32歳のオタクで腐女子で、10年以上の付き合いがある仲間たちだ。
今日の集いは久々の4人の再会で、予めオシャレなカフェやレストランに行くと話していた。
32歳。「いい大人」と言われる年齢だ。
そんな妙齢になったのだから、私たちは当然、オシャレな服装をしなければならない。
女友達と会うこと。それは一つの儀式であり、現代における戦いであり、マウンティングして自身の優劣を確認できるチャンスなのだ。長年の付き合いでも絶対に気は抜けない。世間では、そう言われている。
私はきちんとした服装で着飾り、待ち合わせの場所へと向かった。
ダウンジャケット、ボーダーTシャツ、着古したジーンズ、はきつぶしたスニーカー、サコッシュ。
犬の散歩中かよ。犬連れてないけど。
こんないでたちで「私はオタクだけどオシャレに気を遣う方!」とか思っている。もはや手に負えない。
正直もう無理、と思った。一緒にいたくない。恥ずかしい。帰ってほしい。
なのにAは堂々としている。全く恥じる様子もない。なんなの空気読めないの?
とにかく恥ずかしかった。
ゲームへの課金、アニメ視聴、グッズを買い漁る、2.5次元に何公演も参戦する、2.5次元のグッズも買い漁る、2.5次元俳優自体にもハマる、様々なコラボ商品を買う等等等…。
推しにすべてを捧げて貯蓄すらしてないらしい。
いいね、何も考えずに生きられる人は。
何も考えずにオタク生活を満喫してるなんて信じられない。もう32歳なのに。
私よりみすぼらしい姿で、貯蓄すらないのに、32歳なのに、推しのことをキラキラしながら話すんじゃないよ。
まったくもって目障りだ、と思った。
レストランで食事をしたあと、Aはアニメショップで大量買いをした。
もう見てるこっちが恥ずかしいし情けない。32歳なのに。
鏡ちゃんと見てる?お肌汚いよ?
お肌ってね、32歳にもなるとちゃんとお金かけないとキレイにならないの。
こちとらデパコス通ってお金も時間もかけてきちんとスキンケアしてるわけですよ。
なのに未だにプチプラ?ありえなくない?ヒューマンステージ低くない?
Aが終始、少女のようなふるまいで推しについて楽しそうに話すのである。
推しがかっこいいだの可愛いだの、小声ではあるがキャッキャウフフうるさい。
落ち着け。いい加減落ち着いてくれ。私たちはもう大人なのだ。32歳なのだ。
なんでそんなに楽しそうなんだよ。
なんでそんなに昔と変わらずいられるんだよ。
私は変わってしまったのに。
親には「早くあんたの晴れ姿が見たい」的なことも言われるし、自分が病気になるリスクも高くなってくる年だし、親の病気や介護の問題だってあるし、将来どうなるかわかんないし。先が不透明な時代、貯蓄すべきだよ。だって、自己責任なんだよ。何があるかわかんないんだよ。
32歳で、収入のすべてをオタ活に使ってんじゃねーよ。
そんなの非常識だよ。
子供のように楽しそうなAが許せなかった。
「もう32歳だし、年相応の服装をしよう。容姿に気を遣おう。いい加減落ち着こう。もうオタ活なんてやめてしまおう」
そう決意して、がんばって変わった自分がばかみたいだった。
大人の女性は、メイクもネイルも肌もしっかりと手入れをすべきなんだ。
「いい加減メイクくらいしなよw」
「服装は常にきちんとしなよwだらしない服装なんて許されないよw」
「オタ活なんてやめていい加減落ち着きなよw恥ずかしいよwww」
私たちは、大人として、妙齢の女性として、世間から求められている姿でいるべきなのだ。