はてなキーワード: ホールとは
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あれからすぐのことだった。うちのグループでやってた仕事がF君のグループに移った関係で、彼に引継ぎをする必要があった。公共施設を借りている土地の借地料を支払う事務なのだが、これがまた面倒だった。
民間だと、借地料はおそらく毎年固定だと思う。当市だと、しち面倒くさい計算をして毎年借地料を算出せねばならなかった。数十年のインフレに応えるための仕組みなのだが、正直ない方がよかった。
算定基礎としての固定資産税評価額を求めるには、資産税課に行く必要があった。ある日の陽が沈む直前、F君を連れて税務部がある棟に入った。すぐそこにある資産税課に入ると、夜当番だろうか、何人かの職員が残っていた。ちなみに夜になる頃に行ったのは、昼に行くと税金システムのパソコンを占拠して迷惑をかけるからだ。
自分が先に資産税課に入ったのだが、そこに女性職員がいた。といっても18才の子だ。今年入ったばかりの。新人職員が数十人並んで、全ての部署を詣でて周る行事が4月にあるのだが、その時にいたはずだ。労働組合のイベントにも居たかな。ファッションが瀟洒な子で、普段の仕事でも薄ピンクでひらひらのスカートを履いてる。
その子(Cちゃんとする)は、夜当番のようだった。自分の席でチョコレートを齧ってたよ。退屈そうにスマホを操作してた。顔つきは暗い感じで、ショートカットだった気がする。隣に同期の女性職員(※この子も夜当番)がいて、「ねえ、これ食べる? めっちゃうまいよ。ヤバいって!!」とチョコを渡して、一緒に仲良く食べていた。そんな様子を、先輩や上司の人が優しく見守っていた。
民間企業の人から見たら、こういうのは「温すぎる」って思われるかもしれんが、俺はこれくらい職場に余裕があった方がいいと思ってる。今勤めてるフリマアプリの会社でも、若い子に限っては緩い雰囲気でやれてる。仕事中にお菓子食いながら談笑してもOKだ(もちろん仕事できてるのが前提)。
この時だった。Cちゃんが、俺の後ろからF君が入ってきたのを見ると、飛び上がるように席を立った。トイレに向かった。いや、どこに行ったのか俺にはわからないよ。トイレの方向だったというだけで。
俺は税金システムのパソコンに座って、F君に土地賃貸人の税金額の調べ方を教えていた。F君は計算分野の飲み込みが早い方で(逆に文章読むのが苦手らしい)、あっという間に要領を掴んで、もう俺はいらないだろうとなった。後は時間に任せるだけだ。
そうこうしてるうち、Cちゃんが帰ってきた。自分の席に座った。その時のCちゃんは、化粧を直してたし、髪もセットしていた。オシャレ素人の自分でもわかった。明らかに違っている。もうチョコレートは齧らないようだった。スマホも見ていない。黙ってちょこんと座っている。
そしたらさ、ある瞬間だった。F君が、Cちゃんをちょっと眺めて、「Cさん」って呼んだんだよ。彼女は椅子から飛び上がって、いや、マジで飛び上がってF君のところに向かってた。「なんですか?」って普段よりも低い声でやりとりしながら、システム操作方法をF君に教えていた。ほかにもあれしますか、これしましょうかって、丁寧にやりとりしていた。俺が知ってるCちゃんは、もっとギャルみたいなキャラクターだった。こんな落ち着きキャラではない。
この時のF君は、30才が近かった。年齢が10才ほど違っても、意外とそういう関係が成立するのかもしれないと思うと感慨深かった。ちなみに俺の結婚相手は同い年だった。若手職員のカップル成立を目的とした労働組合のイベントで知り合った。
《ここから本筋を離れる~》
この年度の末に、Cちゃんは退職した。半年の試用期間の中で「適性なし」と判断されたようで、本採用を告げられなかった。無念……。
こういうのは嫌いだ。そりゃあ、本採用にならない若手がいてもおかしくないんだろうけど。でもさ、若者じゃん。将来どうなるかなんて、わからないじゃん。それなのに今がダメだからって、そんな理由で人を斬るのは、ちょっと時期尚早にすぎるんじゃないのって、当時は感じていた。
試用期間でクビになる職員なんて、これまでに聞いたことがない。これまでは全員採用されてたはずだ。人事が方針転換したんだろうか。けど、俺はこういうのは間違いだと思ってる。確かに、Cちゃんは派手なメイクと衣装で出勤してるし、勤務時間中にお菓子食べてるし、定時後に帰る際にはかん高い声で「○ちゃん、バイバーイ!!」って恥ずかし気もなく叫んだりして、観てるだけで恥ずかしくなったこともある。
でも、若手だからこそ、もっと見守るべきだと思う。誰が将来どんな人間に成長するかなんて、わからないじゃん。まだ19になる齢なんだから。本採用したら後戻りできないのはわかるけど。
Cちゃんと直接関係はないのだが、これ以降に新規採用された職員も、本採用を告げられずに消えていく人が毎年いた。
明らかな適性不足が理由だったら、まだ許せなくもないが……実は、福祉課に配属になった新規採用職員が、入庁して約四か月で妊娠したんだよな。それで産休を取ることになった。すでに別の子どもがいる職員だったから、育休とのコンボ☆だったのかもしれない。
その話を聞いて、福祉課の女性職員は「新人なのに産休なんてありえない」「ね、本当にあり得ないよね。常識ないの?」とか話してたっけ。これは、よく覚えてない。
それで何が問題かというと、その妊娠した福祉課の後輩は――本採用を告げられなかったのだ。うん、わかるよ。人事課の考え方は。半年間で本採用に値するか確認しないといけないんだから、夏前に産休とったら本採用は難しいよな。でも、そういう問題じゃないだろ。
そして、労働組合の本体も、女性部も、あの子を助けられなかった(あえて助けなかった?)。あの子は、確かに入庁してすぐに妊娠したけど、でもまともな職員だった。数ヶ月しか一緒に働いてないけど、市民思いの職員だった。常識はある子だった。
この日記の冒頭で、俺がもう転職してるって話したけど、こういうことが積み重なって公務職場を信頼しなくなっていった。公務員の仕事が単純にキツかったのもあるが。それは認める。俺は、そこまで向いてなかった。そんなこんなで、30才になる頃にリクルートに登録して転職活動を始めた。
《~ここから本筋に戻る》
暗い話はさておき。というわけで、F君はまあまあモテていた。それなりの大学出てるし、それなりの会社にいたしな。見た目はフツーだし、ちょっと話しただけだと人柄もフツーに見える。
俺からすると、なんでモテるのかわからなかった。顔はフツメンだったし、体つきは中肉中背だったし、性格は暗かった。性別は違うけど、池田エライザがムード暗めのドラマ(Followersとか…)に出てる時に、なんかダークな表情になるじゃん。あんな雰囲気だった。
また別の仕事で、とある福祉関係の機材を『ふるさと納税』に出してもらおうということで、まちおこし課までF君を含んだ数名で行ったことがある。その窓口に出てきた、若年の女性職員がいた。俺よりいくつか年下だった。まだ大学出たくらいの年齢なのに、どの市区町村でも花形の仕事であろう、『ふるさと納税』の企画と運営を任されていた。この子も確か、Cちゃんみたいに高校を出てすぐに市役所に入っていた。
この子は事務スタッフとかじゃなくて、本当にいろんな権限(フツーに数千万単位の金が動く)を上の人から委任されてて、「こいつマジですげー!」と思ったエピがいくつもある。
この子も、もう市役所を辞めて民間企業(大手コンサルティング会社)で働いてるけど、こんな子を見ると、優秀な人は民間とか公務員とか関係ないんだなって思える。
それで、この子もだった。とある選挙事務の時だったか。最後の開票事務(※市民会館で票をカウントしてから記者発表をする)があって、夜9時にスタートするんだよ。それまでホールで待機してるんだが、F君が二の腕に「開票従事者」の腕章を付けて立ってるわけだ。
すると、そこにふるさと納税の担当者のあの子が来て、「腕章を巻けない~」って感じでまごまごしてる。F君がそれに気が付いて、「巻いてあげようか?」となってた。わざとらしかった。ちなみに、あの腕章が1人では巻きにくいのは事実だ。安全ピンを片手で扱うようにして、スーツ上着の肩辺りに針を通す必要がある。
F君の前には、ほかに2人ほど、その行為を希望する女性がいて――あの時はヤバかったね。Cちゃんの時ほどじゃないけどヤバかった。複雑な気持ちだった(腐女子の方、どうかお静かに……)。
女子の目線から見てモテる男って、普通は読めないものなのか? 俺には、F君が女性職員からモテる理由が理解できなかった。まあ、それは『男性の目線から見てモテる女性』というのが、女性側から想像できないのと似てるのかもしれない。
いろいろ話してきた。もし、彼がこの日記を読んだらどう思うのだろう。初めは、本当に多くても一万字程度のつもりだったのに、ヤバい文章量になってきてる。でも、いざとなっても俺と彼との仲だから(腐女子の方、どうかお静かに!!)、なんとかなると信じている。たとえ見つかっても許してくれる、という根拠のない甘えからこんな赤裸々なことになってる。
前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221400
その年の秋だった。F君を見直す機会があった(良くも悪くも)。イベントの動員があったのだ。社会教育課という部署がやってる子ども向けの企画で、市内にいる英語圏出身の小学生と一緒に多言語で学習をしよう! というものだった。
イベント自体は年にたくさんあって、比較的若手の職員が動員されることが多い。そのイベントに、福祉課からは自分とF君が出ることになった。
人権学習センター兼文化ホールみたいな建物で、イベントは日曜日にあった。集合場所に行くとF君がいた。いつもの様子だった、ぶっきらぼうに突っ立ってる。でも、社会教育課の人から声をかけられると、にこやかに対応していた。設備業者なんかと窓口でやり取りする時も、F君はスマイル0円で対応していた。職員に接するのとは大違いだ。
で、だ。それから一時間もしないうちに、市内の英語圏出身の小学生約十人と、一般の児童も約十人と、職員約六人が集まった。ALTの人も何人かいたか。600㎡はあるホールを貸し切って、まずは英語圏の児童向けの遊び(日本でいうと『だるまさんが転んだ』レベルのやつ)をやろうということになったのだが……一般的な地方公務員は、英語を一切話すことができない。実際、この職員の中で英語が話せる者はいなかった。ALTを除いては。
それが災いしてか、英語圏のゲームルールは配布冊子で辛うじて理解できたのだが、日本の小学生の子どもに伝えることができなかった。これでは、英語圏の小学生と一般児童をつなげられるはずもなく。ALTも日本語がいまいちで。
ピンチだった。俺は英語が喋れない。昔、渋谷で若い外国人男性に話しかけられた際、しどろもどろになって「Are you money?」と反応するのが精一杯だった。「Sorry I'm money……and you?」みたいなことも言った。
社会教育課の職員も、「うわ、どうしよう。想定外」みたいになってた時、F君が後ろの入口からひょこっと出てきた。後ろにはALTの人が付いてる。するとだ、ヤツは小学生(英)に向かってさ、流暢な英語で話し始めたのだ。洋画で俳優が演じてるみたいな、ナチュラルチーズナチュラルボーンなやつだった。
あれには驚いた。英語を話せる地方公務員を見たことはなかった。普通は喋れない。まあ、F君の英語の腕前はわからないけどさ。
それから彼は、これからやろうとしている英語圏の遊びの内容について、ALT・スタッフ・参加者をつなげていって――最初のゲームは成功した。盛り上がったのだ。
それから、次のゲームや、また次のゲームも、最初こそF君やALTを介していたが、次第に参加した子ども同士のジェスチャーで対話ができるようになった。イベント自体は二時間程度だったと思うが、無事に終わった。
イベントが終わった後は、社会教育課のスタッフがF君に寄っていた。F君は、キャラクターや性格に人間味がない感じだったが、見た目の雰囲気は悪くない。いろんな職員からチヤホヤされていた。
それを見て、当時の俺はこう思っていた。「いや、おかしいだろ」って。F君に対して怒りが込み上げていた。というのも、F君が英語でのコミュニケーションを始めたのは、イベント開始からおよそ二十分後だった。
『どうしてすぐにヘルプに入らなかった? お前、英語できるんやろ』
と、当時の俺は考えた。つまり、彼は労力を使いたくなくて、あえてギリギリまで粘った。イベントがダメになる危険性が生じてから参戦したことになる。
この時ばかりは本人に伝えたよ。「なんで最初から英語使わなかった?」て。そしたら、「社会教育課が英語を話せる人を用意すべき。自分が手伝うのは間違ってる」だって。いい加減キレてしまって、F君と口論になったけど、社会教育課の人達に宥められてやめた。
いや、性格悪すぎだろ。漫画やアニメだったら絵になる可能性はあるが、現実世界だと害悪のひとつだ。土壇場で本気を出して物事を解決する人よりも、普段から本気でがんばってる人の方がゼッタイ偉いだろ。でも、俺達が助けられたのも事実だ。判断が難しい。若かりし頃の俺は悩んでいた。
上と同じく、F君の配属1年目のことだ。民間の福祉団体がバザー(フリマ)を企画した時に、福祉課職員がポスターやチラシを作ることになった。自力でやってもらうのが筋だが、その時は状況が特殊だった。
その福祉団体は立ち上げ当初だったし、市の新規事業にも関係しているし、よき関係を保っておきたかった……のだろう。上の人にとっては。
さあ、誰がそれを作るかとなって、自分がいた総務グループ(※仮称。福祉事業の統括をしてる)の比較的若手の職員がチャレンジすることになったのだが、どうもうまくいかない。福祉課長のところにポスター案を持って行くのだが、反応がひどかった。要約するとこんなところだ。
「読みにくい。読む気がしない」
「文字がいっぱいだ。絵、描けよ。絵」
その福祉課長は、デザイン会社はおろか企画系部署の経験すらなかった。ただ、言わんとしていることはわかる。公務員が作るチラシやポスターは、正直ダサい。文字上のわかりやすさを優先しているためだ。
それにしても、パワハラ全開の上司だった(※当時は2010年代半ば)。最初にこの人を見た時は、「こんな職員がいまだにいるのか?!」と驚いた。わかるだろうか。いかにも小役人というキャラクターだ。尊大で偉そうで、ふてぶてしい。(話し声が)ものすごくうるさくて、(距離感が)ありえないほど近い。
容姿はあまり書くつもりはないが、ぼってりとした見た目だった。ハムスターみたいだ。ついでに、最初の方に出てきたキレる先輩もそうだった。その人はもっと真ん丸とした体形だった。
その2人とも、俺が市役所を辞めるあたりでこの世界から消えていった。因果応報というやつだ。繰り返すが、自分がやったことは何らかの形で跳ね返ってくるのだ……。
そんなこんなで、何週間経ってもポスター作りは進まなかった。その彼は、何度も課長のところに行って、ダメ出しを食らう度にほかのグループメンバーに相談して、頼りになるリーダーにも相談して……いろいろやったが、結局ダメだった。最後は、課長からダメ出しを食らってる最中にギブアップ宣言した。
「すいません。もうこれ以上できないです」
「なっさけないな。お前!! ……おいF。考えてたんやが、お前広告代理店出身やったな。作れや」
すると、F君が席から立ち上がった。課長の方を向いてたかな。歩いて近くには行ってなかった。
「作るとは、何をですか?」
「作ったことがありません。無理かと」
「あ? どういうことやお前」
「スーパーで買う物が何かあるんか?」
「エビとイクラとさやえんどうはわかるのですが……。錦糸卵を作るのは逆立ちしても無理でしょう。酢飯もそうです」
「そっちかーーーーい!!」
というリアル感のある流れで、F君がポスター作製を命じられた。イベントまで残り二週間で、さすがにギリギリだった。F君は、その日は時間外勤務をしたようで……次の日の正午頃、A3サイズのポスターを持って俺達のところにやってきた。
「そちらの総務グループのご意見を聞かせてください。完成度は7割です。デザイン変更の余地はあります」
かしこまった様子だったよ。彼は、ふてぶてしかったり礼儀正しかったり、どっちつかずなところがあった。両極端というか。
ポスターは、なんかこう、すごく……シュッ!! としていた。オフィスソフト(パワポ?)で作ってるんだが、今時な感じの彩色で、白抜き文字で、読みやすくて、でも公務員っぽい感じで……よくわからないがすごかった。デザイン素人だけど、読みやすいかそうでないかはわかる。
それを見た福祉課長は、やはり「公務員っぽい……」と気になっているようだった。ここで、F君が言うのだった。細かい台詞まではメモってない。
・慣れない職員が頑張って作った感がいい
・それは人に伝わる
こんな感じだった。課長も時間がないとわかってるから、一応という感じで了承していた。ポスターを小さく圧縮した感じのA4ミニチラシは、さっき失敗した彼が担当することになった。F君の提案だった。
ここでもF君に怒りを感じた。なんで、もっと早く手を挙げなかったんだろう。失敗した彼が苦しんでるの、見てただろ? そうしてれば、もっと早くポスターを作れたのに。お前、広告代理店出身なんだろ? チラシ作ったことないって言ってたけど、どう見ても嘘だよな。絶対、作ったことあるよ。と、当時は考えていた。
でも、「福祉課」という単位で仕事を考えてほしかった。そりゃ、あっちは設備管理や財産管理をするグループで、仕事が違うのかもしれないが。
ちなみにF君は、広告代理店では営業の仕事をしていたそうだ。あのキャラで、よくそんなことができたな……と思ったが、彼は思いつきで突拍子もないことを言ったり、何食わぬ顔で嘘をつくところがあるのを知っていた。よく言えば、取り繕うのが上手い。だったら、営業の仕事も臨機応変に務めていたのかもしれぬ。
それで、福祉バザーなんだが、うちの近所の保育園であったので行ってみた。屋外の運動スペースを利用してやっていた。まあ、なんというか蚤の市だった。これが電子世界になるとメルカリになるんだな、という感じの。さすがに盗品や横流し品や偽ブランド品は並んでなかった笑
いいバザーだった。人がいっぱい来ていて、にぎやかだった。事故やトラブルは一切なかったし、参加者みんな幸せそうにしていた。まぎれもない良企画だった。
会場には福祉課長も来ていた。最初の開会挨拶だけすると、ちょっとだけ周って帰った。スリッパと、あと何かを買っていた。総務グループからは数人と、グループリーダーが来てたかな。F君はいなかった。
例のポスターが門扉のところに沢山掲示してあった。F君がバザーの会場まで観て作ってたかはわからないが、青と白の青空みたいな写真を基底としたデザインでバザー感を表現していた。
ワードアートとか一切使ってなかった。標準的なフォントの組み合わせだ。オフィスソフトでここまでいいのが作れるんだな。
もしかして、この日が晴れになるとか、そこまで予想してたんだろうか。さすがにしてないとは思うが、でも、バザーだったら青空が見えるはずだ。センスを感じた。
そんなことを色々考えながら、俺はワカメとエビ天の入ったうどんを食べてた。当時の日記には、そのバザーの様子と「支出 うどん400円」という文字が残っていた。うどん、美味かったな。あの頃は何にでも感動できていた20代後半だった。
当記事は、最初は五千字程度のはずだった。だがしかし、キーボードを叩いてるうちに記憶が蘇ってくる。今、この瞬間も市役所時代が懐かしい。目頭が熱くなってる。
たぶん、今の彼氏と2024年の終わりには付き合っていないだろう、と感じている。
でも、今は彼氏のことがとても大好きで、こういう人と人生でパートナーであれた期間があることは自分にとって有益だったな〜と思うので、自分のために書いておきたい。
彼氏の好きなところ
①器がでかい
他人に興味がないからだと思うけど、私にされた嫌なこと、私の嫌なところ、だめなところに対する感度がめっちゃ鈍くてなんとも思ってない
あらゆることに対してあまり何にも思ってないし悪感情を抱かない、すごい。
荷物持ってーって言っても持ってくれて全然嫌な顔もしないし、コート重い!って言って無理やり私のコート肩掛けしても笑ってくれる。
②かわいい
良くも悪くも他人や周りにあんま興味がないから、あんまり周りから物事を吸収する習慣がなくて、めっちゃ世間知らずでかわいい。
こないだストレート水流で洗い物してて、洗い物ってめっちゃ水が飛び散るし流すのって時間かからん?って言われたから、シャワー水流に切り替えたら?って言ったら感動してた(いい家に住んでるのに切り替えたかったことなかったらしい)、かわいすぎ
体臭がない。口臭もしない。キスとかいろんなタイミングで唾液でベタベタにしてこないタイプ←重要すぎる
ていうか洗濯の時柔軟剤入れすぎて体からも柔軟剤の匂いがする。とにかく肌が合うかんじ、抱き合った時のフィーリングがあうかんじが好き
④体が強い、体力がある
荷物をいつも持ってくれる件にもつながるけど、なんかめちゃ屈強。疲れにくい、風邪ひかない、体調不良しない、虫歯しない、力持ち。
わたしの気象病とか全然意味わからんらしいけど、頭痛いっていったらめっちゃいたわってくれる。痛みとかしんどいとかわからんから過度にいたわっておく、っていう基本姿勢めっちゃ好き
⑤全然私の話聞いてなくてあんま話覚えてないけど断片的な記憶を繋ぎ合わせて精一杯再現しようとしてくれる
誕生日ホールケーキだと嬉しい!お出かけせずに家にいたいな🎶🎶とかはケーキを用意してお出かけ連れてってくれた、もう笑けるけどそういうとこ大好き
⑥バウンダリーがしっかりしているところ
自他境界の曖昧なこの現代で、こんなにも自他境界がしっかりした人がいるんだ、と思う
私は自他境界曖昧人間の代名詞になれるほど曖昧でぐちゃぐちゃで彼氏に精神的にも身体的にもベタベタ好き好き甘えている。その私の希望をそれなりにかなえつつ、たまに私とは別方向のとんでも自己中を発揮しつつ(私もとんでも自己中を発揮してるのでそれはいい)、多分彼の中ではきっちり私との間で線をひいている。
そういう人を近くで見ていて、いわゆる重要な他者から、しっかり線を引かれているという時間と経験、その中で大切にされている時間、バウンダリーを持つ人の考え方を近くで見れていることは人生で私にとってすごく有益だとおもう。
同時に、彼にとってはあまり良くない時間でもあると思うから、一緒にいて学びがあったと思ってもらえる時間をあと少しだと思うけど作っていきたいなー。
推しの誕生日に配信があったんだけど、私は一体何を見せられてるんだ…?って感じたのでここに書きます。
あんまりそういう配信とか見たことないから分からないけど、誕生日に配信するってことは、ファンからコメントで直接お祝いしてもらったりするのがメインだと思う。
個人で配信してるわけじゃない(所属事務所主催)からある程度のプログラムとか、コーナーとか、普通はあるよね?少なくとも、リアルイベントではそうだった。
配信の前に質問も募集してたし、なんか企画はあったんだろうな。多分。知らんけど。
でも実際に蓋を開けたら、直前のイベントの打ち上げみたいな内容でびっくりしちゃった。
そのイベントは何年も定期的に開かれていたやつだけど、推しの出演を最後に企画自体が終わるものだったから、名残惜しいのはわかるよ。でも推しの配信はイベントの会場(ホール?)からだったし、なんならそのイベントの主催者とか出てきて、思い出とか語り出して、いや私は推しの誕生日を祝いたいんですけど、って思っちゃったんだよな。
私がそのイベントに一回も参加したことがないから、思い入れが全くないし、周りが感傷に浸ってる様子に白けてたのもあるかもだけど、それやるならイベント主催で後夜祭とかやればよかったのに、とかすごくもやもやした。
しかも配信は有料なので、何を見せられてるんだ状態に拍車がかかったんだよな、なんでお金払ってまで参加したことないイベントの打ち上げ見なきゃならないの?お祝いさせてよって…
カメラの後ろではワイワイしてて、マジで打ち上げの最中に配信してたんだよなぁ。
主催者の人、推しに花束渡してたけどその後その主催者本人もお疲れ様ーって花束もらってて、そういうのは配信終わった後でやればいいのに、って悲しみさえ覚えた。
配信後の同担の反応が好評というか、まあ推しだから何やっても最高になっちゃうんだけど、誰も不満に思ってないみたい。そこに一人で文句言って水差すわけにもいかず、かと言って飲み込めなかったのでここに投げます。ぼやかしたつもりだけど読む人が読んだらわかるかも。
異常独身男性なので気が狂った勢いで、今年は何故かお高いクリスマスケーキを食べてみたくなって直前予約した。
さすがに直前だけあって比較的お手頃そうな2~3,000円あたりのは予約終了していて、残っていた中で美味しそうなのが税込5,616円の「クリームチーズと紅茶のピンクベアケーキ( https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https://www.sej.co.jp/products/christmas/brand#a11 )」というやつ。3~4名向けらしいけどまあ喰えるやろと。
で、おっさんがウキウキとイヴにケーキを受け取った訳だが、なんか箱の上にピンクの布巾?ハンカチ?スカーフ?みたいなのが入った袋が付いてて、「ALWAYS THINK ABOUT SOMEONE YOU LOVE」とか書いてるのな。枠にはGELATO PIQUEとかあってジェラート…ピケ…?ジェラピケ???ジェラピケって何かイケてる陽キャ女子が来てるふわふわもこもこのルームウェアじゃないの?なんでケーキのブランドなの?みたいなのが開封前にあって、あっちゃーこれは価格の殆どはブランド代なんやろなあって期待値だった。
で、食べてみたらこれ、めっっっっっっっっっっっっっっっちゃ美味しい。なんだこれ。いわゆる高級感のある甘さ、下品で無い甘さという形容ならそこらのケーキ屋のちょっとお高めケーキでも味わえると思うんだが、それらとは一段違う感じがする。
ベースとなる紅茶のスポンジ、ここにちゃんと紅茶みを感じるのも凄い。よくある紅茶のシフォンケーキって紅茶っぽい残り香はするが紅茶じゃないよなーってな感じなのに。ひどい喩えを使うなら、スーパーに並ぶメロンパン食べてメロンみを感じるか?って話。紅茶の香りだけでなく味をケーキできちんと味わえるとは思わなかった。
挟まれてるのもクリームチーズだけでなく、ちょっと歯ごたえのあるチョコクランチもあって良い。5,000円超えのケーキを舐めてました。
丸ごと食べたら1,600kcalにもなるので半分だけ食べるつもりだったのにあまりに美味しくて完食してしまった。いや流石に9割ぐらい行くとちょっと…な感じもしてきたが、胸焼けしてもう入らないみたいにはならんのな。紅茶を飲んで一息ついたら普通に完食。大変美味しゅうございました。
そして本日、どの辺の価格帯からケーキの格は変わるのかと売れ残りのケーキ、「イタリア栗のクリスマスケーキ」税込3,672円 https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:https://www.sej.co.jp/products/christmas/standard#a15 を買ってみた。味は……うーん、昨日ほどの驚きはなく普通に美味しいモンブランって感じ。ホイップクリームがちょっとくどいか?適切な一人分を食べるなら何も問題ないと思う。
好みの問題が多いにありそうだけど、高いケーキはそれなりに美味しいということを今更理解したクリスマスだった。
そう思うじゃん?
普段から大したものを食べてないような舌だとカットケーキ程度の分量だと「あっ美味しい(こなみかん)」って思った後には既に食べきってて美味しいのは美味しいのだがなーんか物足りさを感じるのが一つ。マックの限定バーガーで、あっポテト入ってて結構良いなと思った頃にはもう食べ終えてるみたいなのに近い。
そしてホールケーキを独り占めして食べるのは食べたって感じがして単純に良い(なお摂取カロリーは無いものとする)だけでなく、味の解像度が上がることがわかった。カットケーキだったら甘さの質が違うのはすぐ気付けても、軽い歯応えの正体や僅かな紅茶の味わいにも気付かず結構美味しかったですまるってなってそうなので今回はホールで正解だったなと。
そう思うじゃん?
セブンの予約受付してるタイプのケーキは実質通販みたいなものっぽく見える。半額叩き売りされてたらしいのはキャンセル分か都会特権の店頭販売分とかかも。近場のセブンで定価5,000越えのケーキが並んでるのは見たことない。
ケーキ屋は1件近所にあるけどこじんまりしてて入るのがめっちゃハードル高くてちょっと近寄りがたい(客が3人も入れば手狭に感じる小さなケーキ屋に異常独身男性オーラを発するおっさんが一人で来たら不審者と思われても仕方ない)。
デパ地下系でも悪くはないんだけど実物見てしまうとビビって正気に戻ってショートケーキでもいいかなと折れそうになる可能性があった。
そこでネットでポチってコンビニ受取、「家族のためにケーキ注文しただけですが?」って顔で堂々と引取できて堂々と持ち帰れるという訳ですよ。
そら一番数が出る時期なんだからそらそうやろなと納得してしまうが、逆に言うとイベント時期でないと多種多様なケーキを見て選んで勢いでポチるなんてできないなと思うと意外とクリスマスって良いイベントだったんだな。
ファミマで哀しく取り残されていたベイクドチーズケーキ(税込1,080円)を確保しました。クリスマスっぽい包装だけど価格的に個別に紹介するまでもないのかURLなし。
彼氏は腹いっぱいで寝ちゃって、きみは食べてもらえなかったんだね・・・(´;ω;`)
むかしクリスマスにホールケーキ2台つくって1台は彼氏にやってもう一台をみんなでたべようとおもって彼氏にどっちたべる?ってきいたらその場で1台半食われたわいが通る
むかしクリスマスにホールケーキ2台つくって1台は彼氏にやってもう一台をみんなでたべようとおもって彼氏にどっちたべる?ってきいたらその場で1台半食われたわいが通る
別に連れションの趣味はないんだけど、会合の休憩とかで余所のオッサンと同時にトイレに入ることはよくあるのね
別にのぞき込んだりはしないんだけど、明らかに余所のオッサンのほうがジョボジョボ音がでかい
同じぐらい我慢した上での小便だと思うんだけど、余所のオッサンのほうが明らかに量が多い
なんていうか、太い小便と細い小便があると思うんだよなぁ
俺の小便ってどんなに大量に出そうとしても、ホースにピンホールが空いた時みたいにピシューっと出る
尿道が細いんだろうな
自分のチンコが細いと思ったことはないが、こうやって細い小便ばかりをしていると「あ、こいつチンコ小さいな」と思われてそうで嫌