はてなキーワード: 通勤とは
それはどうでしょうか。鉄道会社によるところもあると思います。
たとえば都営新宿線の女性専用車では「お身体の不自由な方とその介護者」とあるので精神障害者は想定していないと思います。https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/kanren/women.html
一方で、都営交通が配布しているヘルプマークは精神障害者の方も対象となっています(私は一度、都に直接問い合わせて確認したことがあるので確かです。正確にいうと、障害があってもなくても、手助けが必要な人は誰でもヘルプマークを利用できます)。
もっとも、ヘルプマークは外見からは分かりにくい障害を持つ方が優先席に座りやすいよう作られたものであり、痴漢対策として作られた女性専用車とは根本的に異なるものです。
それとこれは個人的に聞きたいのですが、外出時に常時介助の必要なレベルの精神障害者が、通勤ラッシュの時間帯に介助者同行で電車を利用するというのはどういうケースが考えられますか? 純粋に知りたいので教えてください。
ともあれ話をはじめに戻すと、精神障害者が女性専用車を利用可能かどうかは各鉄道会社に問い合わせて調べてみるのが確実だと思いますが、いかがでしょうか。
すごく「ふと思いついただけ」ぽい…。
自分でもすぐ気づくとは思うけど、今は
女性専用1:だれでも9
女性専用車両使ってる女性って、通勤してる女性全体の2割くらいだよ。
「男性専用作って、結果的に女性専用車両発生」とかって逆転発想したいなら、
だれでも1:男性専用9
は叩かれるとか叩かれないとかじゃなくて成立しない。
家族を地方に置いて単身東京で働いてる奴が多いんだろ。俺もその一人。東京でどれだけ痴漢が頻発しようが地方で車通勤の俺の彼女や姉が被害に合うわけじゃないんだからどうでもいい。
他の手段にそれぞれの良さがあるにしても
混雑時間帯ド真ん中の満員電車は通勤手段としてはセーフティネットみたいなもんだからねぇ
そこをまずなんとかしてくれってのは分からないでもない
女性専用車両がなければ、女性にそういう我慢を強いさせないとならないということだよね。
で、女性専用車両をなくすのは男女差別だ―法的に認められてるんだーという正直痴漢犯を守るかのような内容とすら思う。
女性専用車両があれば望む時間に通勤して仕事ができるね。ついでに冤罪詐欺手口も出てきて、これまたまともに法的に保護できないから男性専用車両を導入するべき。
年頃の娘や恋人がいれば、通学通勤の時に女性専用車両に乗って行くんだよって言うだろ普通
かわいそうなやつらなんだなって感じ
乗るななんてことは言っていない
危険だと感じるなら近寄るなと言っているんだよ
海外旅行行くときにだってガイドブックに書いてあるだろ、危険なエリアに近づいてはいけません
痴漢が出没する満員電車はまさに女性にとって危険エリアそのもの
会社に言って通勤時間をずらしてもらえば満員電車に乗らずに痴漢に合うこともない
女性にとっては悪いことどころか余裕が出来ていいと思うが
下記はKSKカレッジを辞めてすぐに怒りに任せて書いた、そこの感想。
「kskカレッジ 評判」、「kskテクノサポート 採用」、「kskテクノサポート 研修」とかググっても良いことばかり書かれている記事しか見つからない。
それはおかしいので、あの地獄の真実についてネットの隅にでも記録を残して置くことにした。
kskテクノサポートの研修が、本当に地獄であるということについて。
感情を抜いて綺麗な文章にしようと何度かリライトしたが、どうもそれは無理みたいだったので、そのままの形で投稿することにした。
最終的にwebエンジニアになってIT業界にいるから、ここの異常さが本当によくわかる。
第二新卒ナビ経由とかでここに売られようとしているなら、やめたほうがいい。
SESの大半は、エンジニアを派遣して企業からもらう契約金の大半を中間搾取するというもの。
あなたが働いて稼いだお金は、月に1回帰るだけの会社の施設や人格に問題のある講師たちを養うために使われる。
あとはエンジニアは本当に人手不足なので、未経験でも自社開発の会社に入れたりもする。
僕はそんな感じで今はフルフレックス、リモートワーク可の会社で働いてる。
頭のおかしい講師たちに「社会人として」を押し付けられて、ネズミ男から人間力(笑)を養ってもらうか、自由な環境で楽しく働くか。
UZUZに格安で売られそうになってるみなさん〜
面接練習では「不況でもエンジニアは安定して」みたいなこと言う練習はしてるかな?
人財開発部(笑)の財津さんに詰められて「辞退した」けど、今では大企業の新規事業チームで毎日楽しく働きながら、同時に起業もしたりしてるよ〜
インフラなんてつまんないしここは最悪だし、UZUZもしょうもないから、「自分がなにをしたいのか」を考えて行動しな
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かつて僕は2014年10月16日入校として、株式会社KSKテクノサポートという特定派遣の会社で研修を受けたことがあります。
でもその研修を受けている時点では、
アルバイトなどで働けるわけでもない。
稼ぎないのにどうやって生活しようか…?
そんな心配は無用です。なんと慈悲深き株式会社KSKが、住居と食事を提供してくれるというのです。なんてありがたい!
しかし、実際はそんな上手い話もなく…
タダで住める寮は、めちゃくちゃ汚い。マジで。
僕は築25年のマンションに住んでますが、そこと比べてもずっと汚い。古い家の匂いがして、そこにいるだけで気持ち悪くなるレベル。これなら定期を買って通勤した方がマシですが、残念ならがらそれは許されません。
ご飯はというと、豚の餌。
くっそ脂っこい揚げ物だらけの弁当を昼と版に支給して頂けます。
向こう側としては「食べさせてやってる」という意識なのですが、恩着せがましいにも程がある。
あれなら自分でお金払ってでも自分で買って食べた方がずっとマシなレベル。
その豚の餌(昼食)はプレハブ小屋みたいなとこで食べさせられます。
そこに入る際は「○月○日から研修を受けさせて頂いております、○○と申します」とか言って入らなきゃいけません。
さて、そんなKSKカレッジですが、特に素晴らしいのはあそこにいたとても立派(笑)な社会人としての先輩であられる講師の方たち。
ここの講師には嫌な奴しかいません、こっちが反論出来ないことをいいことに。
その最初の一言は私は転職経験は一度もありません」という言葉。
これを誇らしげに言うんです。今の時代、転職経験なしを誇らしげに語るのか…。
もうこの時点で僕はこの先、自分はここで楽しい思いを一切出来ないことを悟ったね。そしてその先生のありがたい自己紹介は続いて
「今の携帯電話の5000分の1は私が作ったものだと思ってます」とのたまいました。
他社に売られることによって生計を経ててきた派遣エンジニアの哀愁を感じたね。「ここにいたらいけない」とかなり強く感じた。
この先生の格言はまだいくつかありますが、特に彼が気に入っていた言葉は
「挨拶を出来ない子が中身を私の見てくださいとか言うことがあります。でも、切ったところで肉しかないんだから」というもの。
これは彼の決め台詞みたいなもので、短い滞在中、何度も聞かされました。
他にもKSKカレッジでは人間を家畜化するありがたい、ねずみ男みたいなチビによる人間力講座なんかもあるよ!
僕には到底、彼に人間力があると思えませんでした。「こいつを反面教師にしなさい」という意図なんでしょうか。
ちなみにこの授業で使う教材はあの名著「生き方」。この時点でお察し。
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元増田で書いたように、
ペースや進め方が問題なだけで、
欧米を見て、
ーーー
「日本は遅れてる!」
「男女の扱いを平等に!」
「痴漢が発生!」
「女性専用車両!」
ーーー
ってのが今の流れ、
ーーー
「賛同〜」
「いやまて、家事があるから婦人の通勤時間を遅くするべきじゃろう〜」
「承知〜」
ーーー
という流れで、
形だけを追って本質を見ない、
戦争をしてないのと、
指示待ち行き当たりばったりで
ふだん差別や人権にうるさいはてブ民が、女性専用車両には賛成一辺倒で頭がクラクラした。
確かに乗り込んでくる運動家はマトモじゃない。なんせ一刻一秒を争うサラリーマン様の通勤車両を12分も遅延させたんだ。よりによってなんで俺らがこんな目に……殺意を覚えるのも無理はない。
しかし、彼ら運動家を否定できる倫理的な根拠を、はたして我々は持っているのだろうか?
実のところ、今回の運動家に対して寄せられた批判を見るにつけ、賛成派は大した説得力を持っていないのではないかと改めて確信させられた。
以下は、ハフィントンポストの記事に対してスターを集めていた上位2つ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.huffingtonpost.jp/2018/02/15/woc-chiyoda_a_23363098/
そりゃ、プロレスラー専用車なら今回の事件が起きる確率は低いだろう。なぜならば、有無を言わさず力で排除される可能性が目に見えているからだ。しかし、これは明らかな論点のすり替えである。具体的には、運動家の主張の是非ではなく、「力の強弱にアタリをつけ、威圧行動を取っているのでないか」という行為の道徳性が疑問とされている。
そもそも、この運動は代替の効かない公共機関における、特定の属性を押しやる「専用車」それ自体が問題になっているのであって、なにも「女性専用」であることが問題となっているわけではない。今回のような示威行動が起きる確率は低くなるとはいえ、プロレスラー専用車でもやはり大きく問題になり、運動家は出てくるだろう。その場合、どのようにケチをつけるのだろう。今度は「殺人犯専用車だったら絶対やらないだろう。所詮その程度の連中だよ」とでも言うのだろうか?
また、仮に「力の強弱にアタリをつけ、威圧行動を取っている」としても、それは運動の価値を毀損するものではない。声を通せる場で声を通すことが重要だからだ。
この言説は本当に悪質で、「Aを利用している人間が不安に駆られる状況こそ、Aが必要な証拠である」と言っているに過ぎない。つまり、利用している人間が不安に駆られていなければ(満足していれば)、Aの必要性が証明されているし、不安に駆られていれば(満足していなければ)、なおさらAの必要性が証明されている、というわけ。一切の批判を許さないので、イデオロギーに近い。これは「共産主義に異議が唱えられ、圧力を受けている。同志の生活が脅かされている。これこそまさに共産主義が必要であることの証拠なのだ」という議論を考えてみれば分かる。どう思いますか?
賢いリベラルの集うはてブですら、こんなブコメがスターを集めてるのだから、まったくもって酷い有様だ。
ただ、浅薄なロジックはさておき、問題意識は理解できる。以上の2つはともに、女性専用車両とは「弱い者のための暴力からの隠れ家」であるとの認識に立っているからだ。ここでは、関係性は暴力の関係として解釈されている。ゆえに「より強い暴力を誇示できるプロレスラー」に、“ただの暴力”は萎縮するだろうし、「異邦者の闖入」という暴力が起きることこそが、暴力からの隠れ家の必要性を裏付けている、というわけだ。
この「弱い者にとって『暴力からの隠れ家』が必要なのではないか」という問題意識自体は真っ当だと思う。3つ目にスターを集めていた「痴漢被害によるPTSD抱えてる人でも乗れる交通機関は必要」というのは、優先席と同じで傾聴されていい。しかし、これを認めると、1つの帰結にたどり着く。
なぜ、女性だけが「暴力からの隠れ家」の恩恵にあやかるのだろうか?暴力に怯える人間なら、誰であろうと招かれてしかるべきだ。
つまり、女性は「暴力に支配された弱い者」なのか?そして、一般成人男性を排除することは、一般成人男性それ自体が潜在的な暴力の行使者であることを前提としているのではないか?
なお、女性専用車両に対し、「女性が『暴力に支配された弱い者』であることを認めるのか」というフェミニズム的な指摘は、欧米でも盛んに巻き起こっている。
例えば、英メディア紙The GuardianTelegraphでは、女性記者が率直に「女性専用車両は負けを認めることだ」と述べている。彼女によれば、「女性専用車両の導入は、性的暴行を所与とする(normalise)ものであり、あたかも原因が私達にあるかのように、状況平等志向から女性を取り除く(remove from the equation)ことが解決策だ、と世界に向けて言っているようなものだ」とのこと。そこでは日本が、メキシコやタイ、イラン、インド、ブラジルと同格の“人権後進国”として引き合いに出され、イギリスは導入することでそんな国、つまり今欧米で流行りのディストピア・ドラマ「The Handmaid's Tale」の世界のような、女性をモノのように扱う国と同じ方向には向かうべきではない、といったようなことが語られている。
http://www.telegraph.co.uk/women/life/women-only-train-carriages-keeping-women-safe-separating-men
「女性トイレやレディースデイはどうなのか」という賛成派の反論についても、女性専用車両の正当化には繋がらないことを提示したいがキリがないのでヤメておく。とりあえず、リソースの適切な配分(特定の属性だけが特定の扱いを受け、それ以外の属性が不平等な負担を強いられるべきではない)、代替選択肢の存在(「イヤならそこを使わなければいい」が可能か)、その施策が成り立つ前提の倫理的妥当性(女性専用車両なら「女性は潜在的な暴力被害者であり、男性は潜在的な暴力行使者である」という前提)において、質が異なる問題ですよ、とだけ。ちなみに、スウェーデンでは、属性によって分けるトイレから「個室トイレ」に向かっていっているらしい。
はてブの皆さん、差別や人権にうるさい皆さん、本当にこれでいいんですか?皆さんの大好きな世界標準から、馬鹿にされてますけどいいんですか?「日本人男性が世界標準以下の性欲アニマルだから仕方ない」で開き直っていいんですか?
余談だがロケットニュースでは、ニュースのタイトルが「【キモイ】今朝の東京メトロ千代田線の遅延理由が「頭おかしすぎる」と話題 / 男性複数人があえて女性車両に乗り込み……」となっている。この記事にも「然り!」のブコメが沢山ついていた。
https://rocketnews24.com/2018/02/16/1021546/
「キモイ」「イケテナイ」「ダサイ」「カッコワルイ」。こんな調子で、本当にいいんですか?ネット最後の良心だと思っていたはてブがこんな調子では、私は一体どこへ行けばいいんだ。
はてブにも良心があって安心しました。捨てたもんじゃないですね。ひとまず、Twitterとブコメで寄せられた、いくつかの重要な質問に答えます。
手段が低コストであることが、その手段に正統性を付与するわけではありません。あくまでもその手段で影響を受ける人間の利害関係によって調整されるべきです。これは極端な例ですが、麻薬犯罪を無くすために犯罪者と中毒者はその場で殺害、あるいは火事を鎮火させるために周囲の家を片っ端から打ち壊し。ともに「ラクな解決手段」ですが、 適切ではないのは明らかですね。
マシなものがないのではなく、マシなものが鉄道会社に選択されないから、そう思うだけです。これは上の「低コストで予防できるんだからいいじゃん」とも関係しています。ただ、監視カメラ・警備員の配置、満員電車の解消、あるいはより良いシステムの構築に向けた過度的なものなら悪くはないですね。
これは確かに一理あるのですが、この話をしだすと論点がズレるか、あるいは論点先取になっています(女性専用車両は痴漢対策だ。痴漢こそが対策されるべき問題である。よって女性専用車両は必要である)。かつて、盗聴法の成立時に「法の是非を問うより、盗聴されるような行為をするヤツをまずは問題にしろよ」という議論があったのにも似ています。もちろん、諸悪の根源は痴漢です。しかし、ここでは対策の方法がもたらす帰結(あるいは、そもそもその対策方法が妥当か)が問題になっているのです。
また、「痴漢を撲滅することの難しさが女性専用車両を生んだ」というのは「犯罪者を撲滅することの難しさが、(犯罪者の多くはAという属性を持つので)Aという属性はお断りの○○を生んだ」と言っているのと同じですが、これに何も疑問を覚えないのでしょうか?それでも特定の属性を「潜在的犯罪者」として括りたいのであれば、もう私からは何も言えません。入れ墨外人温泉入浴問題と同じですね。どうぞ、ファシズムに突き進んでください。
その存在を「暴力からの隠れ家」として否定していないことには注意してください。
もちろん、特定の状況下における「合理的区別」は合法でしょうし、鉄道会社の営業の自由も一定度は認められてしかるべきでしょう。すでに社会的に認知されていることをもって、女性専用車両の存在を「公知の事実」とする判例も出ています。しかし、ここで私が問題にしているのは、法律ではなく、倫理です(「まず痴漢の倫理を問題にしろよ」という方は、上記の3を参照してください。「いや、それでも合法だから正しいんだ」という方に対しては、これ以上私からは何も言えません)。
ちなみに、「障害者専用車両みたいなもの」という意見は、はてブ民が大好きな欧米のリベラルフェミニズムから相当な反発を食らいそうですね。深くは立ち入りませんが、この例えを安易に使うならせめて「骨折患者専用の障害者専用車両」に限定した方がいいかと思います。
アファーマティブアクションがいい例ですね。非対称性や権力勾配の是正措置自体は、それが段階的な解消を狙いとした施策であればアリでしょう。
ただし、代替手段のない公共サービスの鉄道、それも日本の通勤電車で、はたして導入されるべきなのか。また、そもそも車内における男性と女性の関係において、暴力的な非対称性が一般的に存在しているのかにも注目する必要があります。この存在を認めると「女性は庇護されるべき対象」となりますが、ここから先はカトリーヌ・ドヌーヴの議論にも通じるものがあるかも知れませんね。
それから、私が「逆差別だ」とは一言も言っていないことには注意してください。あくまでも、ここで私が問題にしたいのは、賛成派とされるはてブ民のくだらなさ、何よりも“潜在的な何か”を理由にした排除の論理は、新たな権力構造を生むだけではないか、ということです(女子トイレなどとの比較は、別のホテントリにお任せします)。
しっかりと読んでいただければ分かるかと思いますが、私は「暴力からの隠れ家」として特別枠が設けられることには、否定的ではありませんし、優先席も公正な資源配分の観点から注目すべきだとは思っています(廃止すべきだ、という議論を完全に否定ではできませんが)。
これはシンプルな代案ですが、「ケア車両」はどうでしょう。暴力に怯える人は誰でも入ればいいじゃないですか。その代わりその車両には、監視員や監視カメラをガンガンに配置する(もちろん通常車両もなおざりにして良いワケではありません)。監視の目が行き届くよう、乗車の人数制限も設ける。
これである程度は、無関係な人間による車両乗車への抑止力が働くでしょう。それでも「傍若無人なオッサン」が闖入してくる可能性はありますが、実のところ彼を排除する合理的な理由はどこにもないでしょう。
「女性専用車両よりもコストがかかる」というツッコミがあるかもしれませんし、「じゃあ早速オマエが鉄道会社に直訴してこいよ(笑)」という揶揄もあるかもしれません。しかし、コストがかる&直訴されて突っ返される可能性が高いからといって、この歪な構造、そして痴漢犯罪が「女性専用車両(あるいはケア車両)」を免罪符にして放置されていいことにはならないのです。
いろんな意見があるかと思いますが、これについては私のスタンスが勘違いされるのも野暮なので、ハッキリ言っておきます。対抗して男性専用車両を作るのは、個人的にはトラブルを増やすだけだと思っています(総量を男女比に応じて適切配分するのはアリかもしれませんが、はたしてそんな前近代的なディストピアの到来を望みますか?それで賛成派の皆さんがいうところの「非対称性」は解消されますか?)。そもそもトイレや風呂と違って、ジェンダーやプライバシーが密接に関わり合うようなものでもありません。
しかも男性専用車両を望む男性の皆さん、男性専用車両があるなかで一般車両に乗ってしまい、冤罪に遭った時のことを想像してみてください。もう、どうなるか分かりますよね。ちなみに、同じことが女性にもすでに起きています。こういうの、警察(「なんで一般車両に乗ったの?」)と鉄道会社(「専用車両を用意したじゃないですか」)が笑うだけなんですよ。男や女に対する排除の論理ではなく、上で挙げた「ケア車両」のような“包摂”の論理で対策を考えませんか、と私は思うんです。そもそも鉄道会社が誰かをケアする義務を負うのか、という根本的な問題はありますが。
これは、以前Twitterで流行った「『告発を無力化する話法』として無力化する話法」ですね。特定の集団が抱えている痛み・苦しみが、特定の属性の排除を許すわけではありません。もちろん、何度も述べているように被害者の痛みに寄り添うことは大切だと思います。ただ、そうであるならば「痛み・苦しみを抱える人」は、男女関係なく包摂されるべきではないですか?もしかして、その有無・大小を性差(しかも外見上の特徴)で見分けるのですか?
こういうニュースを目にする度に、痴漢をされた嫌な記憶が蘇ってくる。
気持ちの整理のため、一人の意見としてここに吐露させてほしい。
私は開かない方のドア付近にいた。
平日の通勤ラッシュはとうに過ぎた時間だが、結構な混み具合だった。
一人の男が背後から体を寄せてきた。上体はどうか覚えていないが、私の尻の窪みに男性器があてがわれた。コートの季節ではないから、服越しでもはっきり分かった。
最初から勃起状態なのが不可解だが、女性と違って男性はすぐ興奮が体に現れてしまうから、混雑した車内でそうなってしまうのは仕方ないと、はじめは放置していた。
不快感が募る。数駅過ぎて車内が空いても、男は離れようとしない。
さすがにこれは偶然ではなく故意の痴漢だと思い至り、ショルダーバッグから物を取り出すふりをして、男に肘をガシガシ当てたら、次の駅で降りていった。
(今考えたら、気づいた時点で壁に身を寄せるなり車両を変えればよかったのだが、当時は混乱していたのだと思う)
偶然でも位置的にやはり違和感があり、何度か声をあげようと思ったが、色々な不安があった。
まず、なんと言えばいいのか。
「痴漢です!」と言ったら理由も聞かれるだろうし、「後ろの男の垂直ちNこを尻の凹みに嵌められてます」と具体的に説明するのは勇気がいる。(こういう匿名でならいくらでも言えるのに)
男に直接「当てんなよ」と言えるほどの度胸もなかった。
一番の懸念が、訴えても立証できないことだ。
尻の谷間に勃起した性器をあてがわれたことを、どう証明すればいいのか。
互いの身体中にセンサーでもついてなければ証明できなくない?証言だけで信じてくれる?被害妄想と思われるかも。
局部が当たってるだけで動いてないし、監視カメラの映像があったとしても、決定的ではないんじゃないか。
証拠がない・弱いのをいいことに、逆に私が訴えられるかもしれない。
痴漢なんて罰されて然るべきと思うが、訴える方がリスクが高いような気がして、私は黙って肘打ちするくらいしかできなかった。
あれで逃げてくれたからよかったけど、相手が悪かったらどうなっていただろう。
上記の経験をしてからは、なるべく女性専用車両に乗ることにしている。
周りが女性ならあの不快感を味わう恐れもないし、もしもの免罪も生むことはないだろうから。
たとえ年配でも、凄まじい不細工でも、女体であれば良いという奴は間違いなく存在する。
大半の男性は善良だが、ごく一部、理性がコントロールできない者がいる。
変態と遭遇する確率の方が低いのだ、自衛の加減なんて分からない。
だから機関が用意してくれた女性専用車両を、ひとまずの自衛に利用させてもらうのは、責められることだろうか。
宗教上の理由以外に、痴漢などの性的暴力の抑止力として導入している国は、フィリピンなど複数あるようだ。
脊髄反射で女性専用車両を反対する方は、なぜその車両ができたのか、どうか成り立ちを考えてみてほしい。
一握りの変態のために、貴重な車両が女性専用になってしまうなら、痴漢を許さないでほしい。
ただ本当に恐ろしいのが免罪で…間違いなく立証できる手段があればいいのに。
だからあえて男性が女性専用車両に乗るなんて火中に飛び込む真似はしないでほしいというのが私の意見だが、
階段やエレベータなど多くの人が乗降しやすい位置にあることや、男性専用車両がなく不公平なことは、鉄道会社にご考慮いただきたいと願う。