はてなキーワード: 菓子とは
最近、天敵が少なくなったからよく釣れるようになったよと釣具屋の親父から聞く
夕暮れごろの神社の境内に、赤い提灯を仕掛けておくのが狙い目だとのこと
参道には姿は見えないが先客がちらほらいるらしい
世代の古いお面やら、角のつぶれた玩具の箱やら、尾びれの股が分かれすぎた出目金やら、的屋の場所借りした仕掛けから、狛犬の首に巻いた赤い布や、灯篭の根元に置かれたきんちゃく袋みたいな古典的な仕掛けまで
太公望気取りを刺激するのも、糸が絡むのも嫌なので、目立たぬ方に歩みを進めて、自然とついた路地裏に陣取って、電柱に赤ちょうちんを仕掛けて、日が沈むのを待った
その辺の店の神棚からかっぱらってきたお神酒と、地べたに盛られた塩を肴にしょうもない時間を過ごし、時折寄ってくる野良猫を追っ払う
火に脂のはじける音がして、草履や法被が参道に喧騒を連れてくる
人込みは屋台に気をとられたかと思うと、鳥居をくぐって、音頭のなる方へと流れていく
どうも本通りを外れた提灯には見向きもされず、私の仕掛けは間抜けな明かりで地べたを照らすのみだ
しばらくするとひゅうんと音がして、人々の視線が空へと浮かび、的屋は客の視線を戻そうと声と身振りを大げさにしていく
夜の帳が降りたころが釣りの幕開けなのが粋で、空に火薬の花が開いたら帰る合図だと諦めの早い太公望が通りすがりに声をかけてくる
ますます見向きもされない仕掛けを前に、空からの破裂音がむなしく響いた
そろそろ潮時かと片付けの準備をしかけたころ、赤提灯の下に小さな影が丸い眼をしてやってきた
年の頃は5、6歳の童が水色の甚平を着て、綿菓子の袋を大事そうに抱えている
坊ちゃん、迷子か、こっちだよと優しい声音で引き寄せて、童の腰のあたりまで提灯を垂らした
ゆらゆら揺れて降りてきた灯りを不思議そうに触る甚平の袖に針をひっかける
ほれきたと当たりを喜び、竿をひき、糸を手繰り寄せ、本日の釣果を胸に抱く
小柄だが朝餉くらいにはなるかとバケツに放り込むと、童は体に見合ぬ大声で泣きさけび始めた
空に打ち出される火薬玉よりも、音頭を鳴らし続ける太鼓の音よりも、酔っぱらいを運ぶ救急車のサイレンなんかよりも、一等大きな声が母を求め、窮地を嘆き、バケツの中で暴れ狂う
遠くから童を呼ぶ女の声がして、共鳴しあうように童が声を張り上げると、女の声もさらに大きくなり、だんだんと路地裏へと近づいてくる
面倒だからさっさと帰ろうとしたところ、バケツから生臭の匂いがした
童が勢い余って小便を垂れた上に、懐に入れていた金魚袋を振り回したすえ、紐の握りを緩めて手放したらしい
バケツの底のたたきつけられた金魚とお小水とで、興ざめし、路地の隅に童を返して、その場を去った
兄弟に空のバケツを見られ、神社にボウズになりに行ったのかい?とからかわれたので
ちげえよ、ナツマを釣りに行ったんだと返した
【閲覧注意】
本記事は共感性羞恥 / 希死念慮をもたらすおそれがあります。
いつかこんなしょうもない独り言を言わんくなってるといいなと思います。
・でもしゃあないから行くかーでも行きたくねえ
・めんどくせーなめんどくせーなめんどくせーえなー(ミックスジュースのメロディ)
・(手がかじかむとき)ゆびがいたしかのやま、ゆびがいたしかのかわ(ふるさとのメロディ)
・あー食ったがわ龍之介
・ただいまー誰もいないけどただいまー
・ただいま帰り真下正義
・いただきます!
・うーま!これはUMAですわ
・ごちそうさま!
・ごっちそう…さまでした!
・しのう!だまりこ!
・しにた杉内
・はあーしにた!しぬかあ
・ワイが生きてる意味なんてねえわ
・(給料日の口座見て)はあー今月もこんだけかよクソが!
・ワイの人生なんてハンバーグ弁当のおまけパスタくらいの意義しかないわ
・だめだなあ
・はあーつら…つれえわ
・なんのために生まれて何をして生きるのかわからないまま終わりそうな人生やったわ
・もう生きてる意味なんてないわあ
・もう無理、あー無理、いやー無理、まあ無理だね無理無理
・きっちいな!
・はーきっち…
・あーしんど…
・しんど!進藤さんだわ
・くるちい
・なーんも楽しくない!
・つらし!
・なんでやねん!
・もう無理やけん
・なーにがじゃ!
・クソやのう!
・しょうもな!(CHOYAのメロディ)
ある時期男は顔じゃないって友人に主張しまくった
友人は皆「やっぱり誰も相手にしないようなのは、中身もダメなんだよ」と言い張った
一人と別れたらまた次、分かれたらまた次と、一人一人のブサイクと本気で向き合った
恋というものは、付き合ってみていいところが見えてきたら生まれていくと甘く見てた
「私と付き合ってくれないかな」と告白すると、返事は「ばかじゃねーの?」って言うやつと「オレのこと好きなの?なんで?なんで?」系が多かった
ばかじゃねーの?って言ってたやつも、直後「付き合ってあげてもいいよ」みたいなOKの言葉を吐いてくれた
まずデブ、「太ってたって頭の中身とは関係ないでしょ、誰にも迷惑かけないじゃない」という私の思いはすぐに裏切られた
「俺って恰幅がいいってよく言われるんだよね、強そう?あいつ見てよガリガリ ぶつかったらふっ飛んじゃうよ」
「女は細くないとね、○○ちゃんちょっとウエスト締めたら?ご飯半分貰おうか?」
体型なんて問題ないと言っていた私の体型をデブに文句付けられるなんて
ずっとそんな感じでいちいちイラっとするような言動をする人だったので数日で別れた
別れた後「え、まだ何もしてないのに」って言葉に耳を疑った
それはそうと、他のデブも試してみなければ
「俺の逞しい体に惚れたの?」
やっぱりデブは自分を逞しいと思ってるのかな、そう思いつつ肯定
「○○ちゃん、野菜も食べなきゃ」とたこ焼きを食べてる私にポテトチップスを差し出す
「バカだなあ、これはポ・テ・トじゃがいもだよ~その抜けたところがかわいいんだけどね」
まあジャガイモでもいいけど、といいつつポテトチップスに手を伸ばした次の瞬間、デブは私のたこ焼きにマイマヨネーズをたこ焼きの体積以上ぶちまけた
私が人に迷惑をかけないと信じてたデブが、今私の昼食を台無しにし、私を太らせようとしている
でも、これはやさしさなんだと思い込もうとした
ごめんね、と謝られてその後残りのたこ焼き入りマヨネーズを平らげてくれた
ウオオと焦って皿をガードする私の腕にマヨネーズ
一日でマヨネーズかけるなって言う事を忘れた上、勝手に他人の食べ物にマヨネーズ、私の腕にもマヨネーズ
怒りが爆発しないように下を向いて心を落ち着け
「忘れただけかもしれない、もう一度言えばいいさ」と思い、正面を向いた私の前には食べる気を失った私のスパゲッティを抱えて食べてるデブが居た
次のデブへ
それから何度かデブと付き合ったが、「デブがコンプレックスで痩せたいとウジウジする割りに、解決方法をアドバイスすると言い訳をするやつ」
「逞しいということに自信持ちすぎてるやつ」「デブだけどこれでいいんだという自然体のやつ」が居た性格的には「他人の食べ物と自分の食べ物の境がないやつ」が非常に多く、「自分の味覚をみんなの味覚だと思うやつ」も多く、他人の食べ物なのに、分けてもらうことを前提に選ばせたり、勝手に調味料をかけたりするやつも居た
「自信を持っているデブ=ずうずうしい」の図式もできてきた
後は「彼女は痩せていてほしい」と体型上の要望が強いやつが殆どだった、面倒なのは「痩せていて欲しいが、自分と同じように食ってくれ」バカ?普段以上に食えば太るわ
こんな理不尽な願望もずいぶんと投げかけられた
私はデブはおおらかで優しい人が多く、デブだからもてない、デブだから付き合いたくないというのはただの偏見だという考えを捨てるしかなかった
そして次にブサイク、「顔が悪くても、人の好みなんてそれぞれでしょ。キモがられてる人だって普通と変わらないはず、あんたたちがいじめっ子なのよ」という主張をしてきた私だが
一般的な好みで言うブサイクでなければ意味がないので、何人かにキモイ男を挙げてもらったりして選んでいった
私の知人からしたら「自分がキモイと言った人と○○が付き合ってる・・・私あの子の好きな人の悪口言っちゃった」と不安に思ったのか
それもブサイク6人目くらいまでの話だが
それはさておき、告白してみた「私と付き合ってください」
今回は個々のケースは書かず、大まかにまとめてみる
何故か酷くあわてだす人が多かったが「え?ウン」「・・・(頷くだけ)」も多かった
「今日はいい?」「そろそろいい?」「俺のこと好きなんだよね、やりたい?」「どんなエッチが好きなの?」「2人の記念すべき日はいつだろうね」「いつやれるの?」
キモがられてても、普通とかわらない、その先入観は間違いだった
コミュニケーションがろくに取れない、二言目には下系か、じろじろ私を品定めしてくるだけだ
元から親しかったわけじゃないから徐々に親しくなっていって、恋が芽生えたらセッ○スって言う普通のルートを通ってくれない
付き合うまでに親しくなり、チャンスがあればと狙い続け、付き合う前にやってしまった人も居る
普通の会話もし、仕事や勉強の話もし、おいしい食事を食べ、徐々に距離を縮める
それが出来ない
それはきっと、私が付き合ってくれと言ったから、期待が膨らんだんだと
自分を反省し、真面目に「今まで話したこと無かったし、少しずつ進んで行きたいんだ」「まだお互いよく知らないから」と説明した
8割のブサイクが、とたんに不機嫌になった
半分はその後ロクに口を利いてくれず、かと言って「別れるしかないのかな?」と言うと別れたくは無いらしい
うち一人は「別れる前にすることがあるだろう」だそうだ
別の数人目のブサイクは「別れなくてもいい方法があるんじゃないの?」らしい
そうだ、別れなくても、歩み寄ってくれ、距離を縮めていけたら別れなくて済むはず
数人目でそう確信した私は、それ以後は「まだやらない」と説明した後不機嫌になるブサイクに対し、仲を進展させるため、親密になるため距離を縮めようと
友人を紹介したり、いろんなところへ誘って頑張った
すると、男友達を紹介すると、「あいつ馬鹿そう」「偉そう」「男とちゃらちゃら遊んでるの?」
女を紹介すると「あの子はすぐやれるの?」「あの子俺の事見てたよね」
「飲みに行く時に誰か誘おう」と持ちかけると、ブサイクが指名するのは全て女
実際飲み屋で、キャバレーのように周りは全て女で、ブサイクが一人真ん中に居るような光景になることもあった
逆に友人を紹介してもらうと、その友人は女友達を呼べと騒ぎ暴れ
上から私の服を覗く、彼氏のブサイクは見せ付けるようにスキンシップを求めてくる
うんざりした
「まだやらない」宣言の後、不機嫌にならないブサイクはどうだったか
結局誰とも会話は続くようにならなかった人を紹介しても話さない、2人で居てもジロジロ見てくるだけメールでは細かいところをチクチクと褒めたりけなしたり
「今日耳に毛がでてたよ」「昨日眉毛整えたんだね、まぶたの上の毛がなくなってた」
「やっぱり無理みたい」と振られたこともあった
結局誰とも長続きしなかった
ブサイクは今まで付き合ってきたどの普通の男とも根本的に違ってた
友人達からの「男の趣味が悪い」というレッテルと、数人のストーカーが私に残された
友人に「だまされちゃった、デブはおおらかじゃなかったし、やさしくもなかったよ、選ばれたブサイク達はどう贔屓目に見ても普通の男とは違う常識の中で生きてたよ」と泣きつくと
「だから言ったでしょ」と優しく抱きしめてくれた
近所の高級芋菓子屋が潰れた
高級食パンを名乗る店も減っている
どちらも立地が悪いとか、ブームが去ったとか、店が潰れる理由は他にもあると思うが、
個人的には高級〇〇というネーミングから受けるイメージがあまりよくないことも理由にあるように思う。自分から名乗っている場合はとくに。
という感じで、割とさびついたイメージで、かつせいぜい普通~ちょい上くらいのランクに感じる。
かつて標準的な品の品質が悪かった頃においては、高級と冠するものの品質や庶民からの憧れに断然差があったのかもしれない。
では現代、商品のレベルが高いことを自称するためにどういう単語を使うかと言うと、
など、英語にしたり形容詞にしたりいいイメージの別の名詞に言い換えたり、表現が多彩である。
(神戸増田を受けて追記) あえてケーキ屋のパンということなら、京都のアッサンブラージュカキモトで売っているパンも端正でバランスが取れており良いと思っている (下に主にケーキについての詳細有り、パンについても感想は割と被る)。回想に書いた店はもうパンは出さないだろう……
ここやここやここにパンに詳しい増田たちが集まっていると見込んで質問がある。
色々なところに必死に顔を出して済まない。
マニアックで申し訳ないのだが、こういう食パンはどこで食べられる?
東西どちらにも行けるんで、教えて欲しい。ずっと探している。
外側(みみ部分)も内側(白い部分)も、しっかりとバターの味がすると嬉しい。
出回っている食パンは、高級食パンを含めても、バターの香りが立ってこないものが大多数だと思う。
外側が分厚くてハードだと嬉しい。
ただしフランスパンの外側のようなパリパリ感ではなく、しっかりバターを効かせているためにガリガリの重めの食感の外側が作られているような感じ。
最近の流行りと逆行しているのはわかっているが、こういうのが好みなんだ!
そう、なので自分が求めているのはマニアックな食パンなんだよな。発酵バターの香りが立ち、綺麗な四角に整形されたクラストが硬い食パン。クラスト部分はバターを使っている影響で少しデニッシュ感を感じさせるもののデニッシュよりバター量が少ないため硬くしっかりとしているような。一方であくまで食パンのフォーマットに留まっており、内側の白い部分はきめ細かく滑らかで、典型的なデニッシュのように生地を織り込んだ形跡がない。そういう食パン。
たま木亭
ありがとう、京都ではあそこも美味しい。生地にもフィリングにも相当量の油分を使っている上で小麦粉をしっかり焼き上げている。しかもボリュームに比して安い!日本の惣菜パンの最上位クラスではないかと目している。
ル・ペール、寡聞にして存じ上げなかった。人生の中からあの味が消えてしまったという哀しさ、よくわかる。
この辺は行ってぶらつく楽しみが多くて嬉しい。
それで大丈夫です!
上では綺麗に四角と書いたような気がしたが、金型に蓋を載せず山型に膨らませているようなタイプでも、こういう食パンがあるなら大歓迎です!!
塩パン
すみません、バターを使った塩パンは好きだが、求めているものとは違う。ハード系の店であっても、多くの場合、外側が薄いかふわっとして硬くない(パン外側の皮自体にバターの美味しさを効かせているというより、中の生地に閉じ込めたバターを強調している)ケースが多いように思う。
ただ、複数の方が連想して下さっているようなので敢えて塩パンと関連させて言うならば、よく焼かれて皮が厚いタイプの塩パンの、オーブン天板と接触する面(下側)の、バターが効いてかつガリっと硬い感じを想像して欲しい。そこからさらに食パン向けに洗練された感じの外側(みみ)を持つ、そういった感じの食パンを知っていれば教えてくれると嬉しい。
グリーンサムの「イエローブレッド」か、パンとエスプレッソの「ムー」とか?いずれも皮ガリガリではないので、家でトーストして食べたら希望と近い食感になるかも。かまぱんの食パンもバターのせたら近いかも。
食べに行くか取り寄せる!!!
聞いてみて本当に良かったよ。
https://www.bread-espresso.jp/
皆に紹介されているパン屋の中では、JR京都駅構内のル・プチメックが非常に行きやすいし美味いよ。是非寄って食べ歩いてみて欲しい。
あとは京都のアルチザナルも良かった記憶がある。アルチザナルを紹介した増田はデニッシュ系が好きなようだが、自分はハード系の惣菜パンが好みだった。特にソーセージを使ったパンとチーズのパン。おそらくソーセージとチーズにかなり拘っている。ソーセージは汁と油が溢れて香味が立ち、チーズは惣菜パンにありがちな悪い癖がない味で香ばしい。あれは美味かった。
(追記) 東京のおすすめありがとう。s.igarashiとブーランジェリー セイジアサクラは是非行ってみたい。期待大。
京都繋がりだと、京都のケーキ屋では、パティスリータンドレスとアッサンブラージュカキモトが本当に美味い。皆美味いと思うらしく食べログでも日本で上位。
パティスリータンドレスは上品で優美な味で、特に複数の味を重ねて束ねる系のケーキが非常に美味いと思う。スパイス使いも上手い。寄りづらい立地だが、Twitterでその日のケーキと現在店頭に並んでいる数をアナウンスしている。
アッサンブラージュカキモトはとにかく磨き抜かれた味がする。見た目も格調高く美しい現代のケーキ。シェフがショコラティエでもあるのでチョコレート系が美味いが、それ以外も相当に洗練されている。こちらは比較的寄りやすい立地。
なお、上記の自分の食パンの好みを形作った店は、フランス系の味のケーキ屋で、パンも一時期作っていた。そのパンの一つがこの食パン。その店ではフランス風にパンドゥミと呼んでいた。ただ、この店、おそらく人手不足でパンを出さなくなって久しかったところに、現在、店主のご都合で一時閉店中なので、店名は出さない。もう今後パンを出してくれることは無いだろう。
そこは、生菓子も焼き菓子もバターやクリームをどっしり効かせた硬派な味が特徴で、長く続く人気店だった。いや菓子に硬派も何もあるかよと思うかもしれないが、行った人もネット上のレビューもそう評する。バターをしっかり効かせると菓子の味が重くなるんだけどそういう感じのイメージ。さらに生地の密度がふわふわ柔らかくなくずっしりしている。それでいて"バタ臭い""油っぽい"には陥らず、果物の酸味や、香辛料やお酒や焦がしのフレーバーで、強いバランスを取っていた。
そんな感じだったもので、最近流行りの繊細な菓子という訳ではなかったが。デコレーションも凝っていなかったし。
ああ美味かったなあ……
東京のうどん屋だと五反田おにやんまがまぁまぁオススメだが、それでもまぁまぁなのでそもそもうどんもレベルが低い
東京でレベルが高いのは立ち食い含めたそばが間違いない、個性のある地域の名店がほぼ各駅に存在してて値段を考えると相当面白い
で、本題の「マジで東京のパン、美味しくない。」は95パー同意だがおいおい日本の都かつパン消費量日本一たる京都を差し置いて勝手にパンの都を名乗るとは何事?
というわけで「コンビニでパンを買う奴はコンビニ社員か家族を人質に取られてる」が合言葉の京都の代表的パン屋を便乗紹介
ル・プチメックは京都市内を中心に展開してる京都のパン屋チェーンで今は大阪と東京にもある
とにかくハード系パンの風味とクラストが抜群に良く、ここの水準に慣れてしまうとそこそこな高級路線枠のメゾンカイザーですら「ちゃんとパンだけど香りと味が弱いな……」と感じてしまう
VIRONとポンパドール(ちなみに京都にポンパドールは存在しないしそもそも全国チェーンが少ない、理由は恐らく進々堂や志津屋といったご当地チェーンが強すぎるから)の価格で
勝負できる店が改札内に入ってるのが京都のレベルの高さの象徴で、最初の村から出たら即魔王レベルの所業だと思われる
京都駅改札から出ない人でも買えるので乗り換えのついでにでもオススメ
・ワルダー
京都河原町駅から麩屋町通を歩いてった所にあるドイツパンがベースの小さな店
正統派のドイツパンに酸味に特徴のあるバゲットから食パンに菓子パンまで何でもある(小規模店舗が多く、それなのにラインナップが異常に多様なのも京都の特徴)が
ここに来たら是非塩気のある惣菜パンを頼んで欲しい、どれもドイツパン的なずっしりとしたパンに酒に合う様なパンチの効いた大人の味付けがされている
特に山椒と七味を使ったバゲットやクセのあるチーズを使ったパンが絶品で、今書きながらよだれ出てる
地下鉄烏丸御池駅周辺は京都市街の中でも一際レベルが高く、パン弱者はその闘気にやられて気を失ってもおかしくはない
前述したル・プチメックの2号店やソフト系の美味いしろはとベーカリー、激渋な実力店の手作りサンドイッチの店 タナカ、新進気鋭のクルスといった店舗がある中で一際有名なのがこちら
ここはベーグルが著名で様々な味を加えたベーグルが手ごろな値段で楽しめる、無論ベーグルを使ったサンドイッチもグッド
個人的にはチョコレートベーグルがベストで甘さを抑えたチョコがベーグルのもっちり感と相まってたまらない美味さ、これで200円なのは本当に異常
無論ベーグルだけではなく、多種多様で工夫を凝らしたラインナップが200円前後で並ぶ絵面は東京のパン好きが見たら卒倒するのではないか
いきなり準急や各駅でしか止まらない市街地の外れでそこまでの有名店でもないここを紹介するのは宇治にある超有名パン屋たま木亭直系の店だからで、宇治に行って並ぶよりはまぁ楽だろという理由
基礎的なパンも間違いなく美味いのだが、ここの系統の特徴はやり過ぎな味の盛り具合
パンのバランスが重くなろうが関係なし、完全に振り切っており菓子パンというか菓子だし、おかずパンというかおかずみたいな異常物体が生まれる
このスタイルが気に入った方は黄檗のたま木亭まで突撃するといいだろう、ヘビーでどうかしてる美味い奴らが待ち受けているぞ
・アルチザナルとエズブルー
出町柳から今出川通り(こちらも御池と双璧を成すパン屋激戦区でル・プチメックの本店もこの通りにある)を御所の方に少し向かった所にある2件のパン屋
こんな高レベルな店舗が交差点を跨いで2店舗連続で並んでいるのは日本においてはかなりおかしな事だと思います
アルチザナルはオシャレでデニッシュ系が抜群、エズブルーは庶民派でたまごを使ったパン(エズブルーのものはタイプは違うが、京阪神にはたまごサンドへの異常な執着があるので機会があれば試して欲しい)がとても美味しい
なお、両店共ハード系は当たり前の様に平均点を余裕で超えているのが本当に狂っている
出町柳には下鴨神社から素朴系和菓子の頂点たる出町ふたばの豆餅という鉄板コースがあるが、パン好きならもう少し歩いてこちらの2店舗を回るのがオススメ
・まるき製パン所
阪急大宮から五条の方に少し歩いた所にある操業70年オーバーの有名店
いわゆる昔ながらのコッペパンサンドの店で値段を考えれば相当に美味しいが、グルマン的には味自体はここよりも美味いパン屋はいくらでもある
しかし朝一からの行列や地域の家族連れがカツロールにコロッケロール、あんぱんやらドーナツを大量に買っていく様はこの土地に根付いたパンの歴史を感じる事間違いなし
素朴で優しい味のハムロール200円で京都のパン文化を噛み締めろ
とりあえず行きやすい有名店を挙げたが、そういった店以上に市街周辺であれば朝8時前後位から開店するパン屋が文字通りどこにでもある事が京都最大の魅力
宿泊先のホテルでGoogleマップででも探してみるといい、朝からパンが食べれる所が絶対にあるから
カルネやらニューバードの話もしたかったがあまりにも長くなりそうなのでこの辺で
京都でもちゃんとした和食はランチで5千、ディナーで1万以上はほぼ必須だし店選びも難しいから、京都で下手な和食行く位ならパン屋や町中華を回るのがオススメだ
これは余談だが京都のパン文化はパン食を取り入れたのが早かったのが大きいのではないかと思われる
類似の例として中華や肉料理もあるし、何なら今は大阪からスパイスカレー文化が流入して大変な事になっている
つまり京都人は文化に関しては和で硬派気取りつつ実は超ミーハーなので、参考になった方はよければ東京のラーメン最新トレンドを教えて下さいお願いします
自分は天涯孤独だと思いたくなるときはありませんか。ただの思春期だと大人からは一笑されるのでしょう。でもきっとこの思いは、生まれてから死ぬまで、一生消えることのないものだと思います。なぜだかわからないけどすごく孤独を感じて、誰も自分のことを理解できないだろうと思う時、見晴らしの良い山の上にある、個人商店まで自転車を走らせます。そこは家から1時間の場所にあり、店内が少し薄暗く、雑貨や食品が売られていて、カウンターではソフトクリームを注文することができます。個人商店にもかかわらず24時間営業で、店主とアルバイト店員の二人で店を回しているようです。私はそこの店が気に入っています。店員たちは誰も愛想がなく、私なんて存在しないかのように扱います。まるでポルターガイストによってレジまで商品が運ばれて行き、清算をして、ふよふよと空をただよって菓子袋が外に出ていくかのような、そんな対応が心地よく、その時私は透明な存在になれるのです。
店を出ると前に道路が走っていて、道路をわたると眼下には海が見えます。人が降り立つような場所のない、何も手入れをされていない海。そんな海に親近感や憧れを覚えて、海に漂う透明な自分を想像します。店の横にはベンチがあり、そこでソフトクリームをなめたり、適当に手に取った菓子袋をあけて味わうこともせず雑に飲み込みます。スマホは家に置いてきて、ここにあるのは食べ物と自分と、店の室外機から聞こえるブーンという音、虫の鳴き声、かすかに聞こえる波の音だけ。1時間ほどそこで何もせず空を眺めてから、帰路につきます。
なにか生活に特別嫌なことがあるとか、不満があるわけではありません。家族仲はいいし、他愛のない話をする友人だっています。それでもただ漠然とした不安や焦燥を感じて、周りにあるすべてのものと距離を置きたくなるのです。きっと同じ思いをしている人は、過去も未来も含めてこの世の中に星の数ほどいるのでしょう。私はそんなよくある一般的な悩みを抱える平々凡々たるつまらない人間なんだなと、また苦しくなります。あの店に行くのは現実から目を背けるための逃避行なんです。
自衛しろ、武装地帯やスラムに観光気分で行くんじゃない、とかっていうのはまたちょっとズレてると思うが
妻は味覚が子供じみている。唐揚げとかチョコレートとか豆腐とかが好きだ。本人曰く、うまみが強くて舌触りが単純なものが好きらしい。
私も言うほど高尚な舌ではないので、妻が好きな食べ物は大抵好きだ。
妻は偏食というほどではないが、基本的に好きなものばかり食べる。バリエーションより好物派だ。
一方私はなんでも食べるし、色んなものを食べるのが好きだ。好物よりバリエーション派だ。
食事の準備は概ね半々くらいだ。妻は妻の好きなものばかり作る。私は頻度の高いメニューを避けて色んなものを作る。
惣菜や菓子なども妻はいつも同じものを買う。私はそれを避けていつも変わったものを選ぶ。
結果、妻の気に入らなかったものは全く減らないので、私が責任を持って全部食べる。妻の好物は妻がどんどん食べるので、私の出る幕はあまりない。