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はてなキーワード: 武将とは

2018-03-07

戦国時代武将名前って

氏康はうじやす謙信はけんしん、信玄はしんげん、ひらがなにすると4文字の人がほとんどで、意外なくらいひらがな3文字の人がいないね蜂須賀小六織田信雄くらい?

2018-03-06

anond:20180306100610

その認識微妙に違う。戦国自衛隊は、もともと「戦車1台、ヘリ一機、トラック一台」という最小限の現代兵器戦国時代趨勢をまったく変えることができるか? という思考シミュレーションで、タイムスリップした自衛官が、結果的実在武将の動きをなぞってしまうというお話

主人公自衛官たちは戦国時代に来た時点で、もはや目の前にない日本政府への忠誠よりも、自分サバイバルの方が重要課題になってる。

2018-02-08

すごく斬新な風俗店アイデア思いついた

南北朝イメクラ

南北朝時代皇族武将公家になりきってのプレイが楽しめる。

南朝方北朝方どちらでもプレイ可能

オプション料金で後南朝サポート

女の子は全員、この時代知識完璧に身につけていて、時代考証も万全。

これ絶対流行るっしょ。

2018-01-05

先入観を捨ててみよう、

痴漢

先入観を持って、この字を見ると

満員電車の中の気持ち悪いおっさんが思い浮かぶ

しかし、古代中国武将皇帝と考えてみてくれ...

痴漢

やや気性が荒く、酒癖、女癖も悪い、

しかし、常識に囚われない敵の意表を突く戦法・戦術で、

家臣の熱烈な支持を得ながら

領地を拡大する偉大なる英雄の姿が

見えてはこないだろうか?

2018-01-02

anond:20180102121350

文章を読んで理解するのって、単に文法や語彙だけじゃなくて、その文章の背景事情を分かってるかどうかでかなり難易度が変わると思うんだよ

例えば、同じような内容の歴史的文書でも、予備知識がたくさんある日本地名武将に関するものならスッと頭に入るけど

馴染みのない外国の話になると何度も読み返さなきゃ頭に入らなかったりする

お母様にとっては、パスワードやらアカウントやらの話は、未知の外国歴史書なみにとっつきづらい文章なんだと思うよ

2017-12-31

お前ら「武将擬人化とかキモwww」

お前ら「けものフレンズたのしー!」

お前ら「宝石の国は今年一番のアニメ

手のひら何RPMあるんだよ?

2017-12-23

6HP(シックスハートプリンセス)第2話覚え書き

MXの視聴アプリエムキャスで番組フォロー設定すると通知入るようだ。

ただし放送直前、今回は10分前に19時から6HP第二話始まるよ、と入って焦った。

6HPみたいに不定期放送でも、というかだからこそというか、通知がありがたい。


1話は、主人公ピンクHPハルカと、友達タマキが、文化祭の劇のロケハンのために

江ノ島的な島の神社を訪れたところ、神社が突如ガイジュウに変形し暴れだして

はるかが変身するところで終わった。

https://anond.hatelabo.jp/20170925233933


2話アバンタイトル

1話の続きから

神社戦闘で気を失ったたまきを、ピンクハートプリンセスに変身したハルカが抱えて

華麗に空中を飛び逃げる


タイトル表示「日輪の輝きを胸に秘めなんちゃら」とかいうの


シーンが変わって

マッドマックスマージナル・オペレーションを足したような状況

両側を崖に挟まれた荒れ地の隘路を輸送車両群が爆走

トラックの中には中東風の幼い子供たち、肝っ玉母さんみたいなのが外で銃持って護衛

突如世紀末ヒャッハー集団が襲撃する

一人色の違う服を着ている少女ピンチに陥った時、犬族が助けに来る

首のモフモフたてがみの中に人間の顔も持っていた

人間タイプが犬の被り物してるのか何なのか不明

救われた色違い少女は幼いタマキか


さらに場面転換

東南アジア仏教系寺で謎曼荼羅前で祈る子供たち

その中にメガネかけて現在に近いタマキの姿も

おばばさまが、この世は滅ぶ、科学邪悪、我らが祈ればオッケーみたいな説教する


意識をとりもどすタマ

ピンクHP戦闘シーンを目撃する

ザイジュウにピンクステッキで殴りかかったりするがまったく対抗できていない

猫のジンに諭されてステッキを刀のピンク丸に変形させ戦う

鳥居の上の現れた犬族が神社ザイジュウを操っているのだった

ザイジュウに飲み込まれピンクHPピンク丸で華麗に内側から切断

ダメージ与えたかに見えたが敵は武将型に変形してしま

ここの犬族も人の顔を持っている、というか完全に犬の被り物外したりしてる


場面変わって薄暗い倉庫に4,5人の犬族が集まり

あいつがやられたようだな、フフフあいつは犬族でも最弱的な

それっぽい企み話しているシーン


アイキャッチ


変形した武将ザイジュウが足元に木を錬成、さらに刀を高速で振り回して船を形成

海を隔てた街に向かおうとする

街では警報

猫のジンに言われるがまま、誰かを助けたいという思いの力で生み出した滅却牢で

ザイジュウを一時的に封じたがエネルギー切れ

そこへゴールドグリーンパープルの3人のHPが助けに入る

攻撃パープルヘイズ、ゴールデンボンバーグリーンデスティニー

しかし敵の反撃で牢が持たない、よしトドメ

4人の巨大ステッキ連携攻撃破壊

倒され悔しがる犬族「これが台本通りだというのか房之助」

3人のHPから、ザイジュウ現れた現場居合わせたようだが何か気づいたことは無いか

と聞かれるも特に心当たりはなく、ハルカのことを思い出し礼もそこそこに急いで去るピンク


ハルカ、人の姿に戻ってタマキの元に戻る

怖かったけどハートプリンセスの戦い見れてよかった文化祭頑張ろう

さっそく帰ろうかでも橋壊れちゃってる大丈夫大丈夫はるか水落ち


EDCGプリキュアダンス


ギガが減ったモバイル回線ブツ切れで見ていたけど、しっかり見れたとしても

思わせぶりなセリフ理解はすすまなかっただろうし、どうでもいいや感はある

友人タマキは犬族側っぽい、タマキはハルカピンクだとはまだ知らない


村上隆言い訳の方はBOX周回で忙しいので見るのやめました。

2017-12-21

[]戦国無双3Z special

多分半分くらいの武将無双モードクリアした

キャラをまず全員クリアしてしぶしぶ男キャラをやりはじめてる段階

キャラでまずプレイするのは今川義元

2と違って3は完全に義元のためだけのステージが用意されててマジ楽しかった

2をはじめてやったとき最初に義元選んだら足遅いし攻撃力も低いしでゲーム自体をやめたくらいだったけど、

その点3はかなり遊びやすくなってて楽しい

あと昨日プレイしたのは毛利元就シナリオ

毛利元就好きだわ―

俺が女だったら毛利元就ラブになる

つーかおとこだけど もとなり好きだわ

シナリオキャラもすき

印象的だったのはまいこはんキャラ名前度忘れした)のシナリオで、

自分まいこはん)についてきたら歴史みせたげるよって言われてあっさり毛利を捨てるとこw

あと地味に自分の中でラブ度があがってきてるのはぎんちよ

マジでかわいい

くっころシチュエロ同人かきたいくら

絵かけないけど

3はキャラ解放・おまけ解放めんどいのがたまにきずかなあ

まだ解放してないキャラ10人くらいいる・・

まあおまけはやられボイスきいてにやにやするくらいしかできないけど

武将解放するためには一人無双モードクリアしないといけないかめんどい

あーあといなひめ最初からすきだわ

なんかかんこれのはるなととらぶるのこてがわまぜたようなキャラ

きっちりしてそうでまじどすけべなかんじがたまら

あとたけなかはんべえなあ・・・あれどーみてもおんなだろ・・・かわいすぎる・・・

かんべえも地味に好きかな

キャラ的に

しか戦国無双三国と違ってやたら敵武将がガードしてくるのがすんげーうざい

PS2で3とか4とかやってたときはこんなこと感じなかったのに

戦国1もそうでもなかったか

1は城内戦がうざかったなー道に迷いまくって

あと地味に気になるのはやられモーションが長いことかな

さっさとドロップアイテム拾って次の場所なり敵のとこにいきたいのに、

倒した後にふらふらして倒れてアイテム出るまでがすんげー長くて時間かかる

時間制限イベントも多いのにほんとストレス

そうならない倒し方をすればいいのはまあそうだけど

使いやすい通常攻撃で倒すとそうなるんだよな

あと2にくらべていいのは視界が広くて移動速度はやいと

2はvitaHDバージョンしてるけど、視界がめっちゃ狭いし移動速度遅いしでめちゃくちゃストレスなんだよなー

単純移植にしてももうちょいどうにかしてほしかった

前世代機のPSPのほうが快適っでどうなのよと思ってしま

んーでも結局vitaPSPえみゅってせいか結構ゲームエラーで落ちるのがストレスかな

せっかくクリアしていい武器手に入れたのにオートセーブ動く前にエラって台無しになるのが数回あった

2017-12-20

童貞董卓に見える

みんな三国志の話してんの?

はあちゅうって武将いたっけ?

追記

2度も投稿してごめんなさい。黄忠(Huáng Zhōng)のことなんですね。

Wikipediaには

現在中国では、老いて益々盛んな人を、演義の中で描写された黄忠イメージから指して「老黄忠」と呼ぶ様になっている。」

とも書いてるので、やっぱりお盛んなんでしょうね。

童貞董卓に見える

みんな三国志の話してんの?

はあちゅうって武将いたっけ?

2017-12-06

信長の野望 大志レビュー

最初評価を述べておくと、100点満点なら70点は与えられる出来だ。

信長の野望』および『三國志』のファンは、新作に対してだいたい脊髄反射的に酷評をつけるものだが、でも近年のシリーズはどれもそんなに悪くないと思うぞ。

本作の最大の特徴は、しばらく採用されてきた空き地施設を立てていく箱庭内政ではなく、

「商圏」への進出投資、「農地」への支援などを指示するだけの、より抽象的な内政システム採用している点にある。

最初は「やることが少なすぎる」と思ったが、続けてみると意外に奥がある。

というのも、本作ではこれまで以上に内政・外交軍事とが密接にリンクしているからだ。

いわゆる技術リーである方策」の種類も豊富で、どれを習得するかを考えるのはとても楽しい

時間をかければほとんど全ての方策習得できるのは明確な難点だが)

はいえ、街づくりを進めるのが楽しいというプレイヤーには、どうしても物足りなく感じられるだろうし、

個々の武将へ指示を出すわけではないので、プレイを通してなかなか武将の顔が見えてこないのも残念である

軍事面は本当によく出来ている。

兵糧の消費が早いので無理な行軍はできないし、足軽を多く雇えばあっというまに資金が枯渇するので、

軍事行動を起こす前から兵を招集しはじめ、終わればすぐさま解散する、といった史実に近い運用になる。

外交重要で、いざ戦が起きればどちらの味方であるかを表明し、時には兵士を貸したりすることになるので、

どの大名同士と仲良くするのか、あるいは敵対するのか、常に意識せざるを得ないようになっている。

「決戦」も、創造PKベースにしたリアルタイム合戦となっていて、特に作戦」によって戦い方に変化が付くのが良い。

部隊で敵軍を引きつける、単独本陣に切り込む、伏兵相手を包み込む、といった戦術をお手軽に実現できるのは嬉しいところ。

兵数の削り合いというよりは士気の削り合いになっているのもリアリティがある。

(決戦をスキップできない点について批判を見かけるが、本作は決戦がメインディッシュなのでここをスキップして他に何を楽しむんだと思う。でも退却は欲しい。)

大志』の売りとして一番に挙げられている敵AIもなかなか上手い。

桶狭間後の今川徳川宣戦布告したら、後乗りで今川宣戦布告した武田ハイエナのように駿府城を取っていったのは笑ってしまった。

いかにも信玄らしい振る舞いである。

総じて、最低限の面白さは確保できている作品だと思う。

おそらく評価が分かれるのが内政に関してで、面倒くさい箱庭よりも簡略化されたこちらのほうが好きだというプレイヤーも多いだろうが、

個人的には、やはり内政でも個々の武将活躍させたいと思ってしまう。

PKではそのあたりが強化されてくるだろうと期待したい。

2017-11-16

鳴くのが下手な戦国時代ホトトギスはどの武将を頼るべきか

正直言って信長秀吉家康はどれも可愛がってはくれなさそう。秀吉に鳴かせるテクニックなんてないし、いくら待っても下手なままなら家康もぶちギレる。信長は論外。というか大名クラスはみんな気性が荒そう。

良い候補ひとつは茶をたしなむ武将さんだと思う。でも美に敏感な武将さんが鳴けないホトトギス可愛いと思ってくれるだろうか?それが味わいだとか思ってもらえれば良いのだけど。

一番は何不自由ない御曹司なのに弱い立場も知る武将さんかな。真っ先に思いついたのは秀頼さんだけど最終的に焼かれるしな……。飛べるから逃げるのは簡単だけど後味悪い。やはり氏真さんか。なんだかんだで生き延びるその脇にはいつも鳴けないホトトギスがいたとか、ちょっとありそうじゃない?

2017-11-12

anond:20171112202741

努力が足りない、甘えてると言って弱ってるやつを叩くのは最高の娯楽だろ

日本人の9割は昔は農民明智光秀の軍が負けたと聞いたら山で落ち武者刈りを楽しんでた末裔なんだ

弱った侍を農民総出で袋叩きにして武具を剥ぐ、裸にされ命乞いする元武将を押さえつけて首を取る

これぞ日本の伝統文化の落ち武者刈りだ

2017-11-10

anond:20171110123914

いぬやしき

家では女が強い(屁理屈)

Infini-T Force

40年以上前キャラモチーフなので現代作品とは言いがたい。

牙狼GARO> -VANISHING LINE-

生身で戦うのは女

機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY

見てないので保留

血界戦線 & BEYOND

男女とも戦う。主人公側の戦闘員男女比は6:2くらい

十二大戦

男女とも戦う。戦闘員男女比2:1

戦刻ナイトブラッド

アシガール記憶が混濁してるのだが、女の子がその武将たちをむしろ助けようとしてなかったろうか。

Dies irae

男女とも戦う。戦闘員男女比7:4

ブラッククローバー

男の子強い

UQ HOLDER!魔法先生ネギま!2~

キャラはむしろ

「女が生物的に男より強い」の根拠には全くなってないが、アニメ上では女は強い。

2017-11-05

仮にアズレンがアニメ化してヒットしたら

いよいよ中国発のコンテンツ日本でも受け入れられようになって、金に物を言わせてどかどか日本に入ってくるんだろうな

中国製ソシャゲなんてガワだけ見れば日本の物と違いは分からないし、イラストレーターの質も高い。後は日本声優つければ見分けなんてつかわな

一年半前にはサーヴァント三国志武将にしただけのパクリ作画アニメ見て「所詮中国はこの程度か」なんて思ってたのになぁ

2017-10-26

anond:20171026112958

あるある

打って出なくてもジリ貧だったのに

打って出て失敗したら「あいつの失策で滅びた」みたいなね

歴史上の武将がよく言われる誹謗だわ

2017-10-06

anond:20171006164337

伊達政宗エピソードの端々から青臭さが漂ってくるDQN。「こういう人間だったんだろうなー」という想像のしやすさ。

武田勝頼真田丸でも大活躍。親父の不始末をすべて背負って死んだ男。最期とき気持ち想像すると泣けてくる。

高橋紹運戦国時代で最も壮絶に散った武将立花道雪立花宗茂との関係も含めて最高に格好良い。

はてなユーザーが好きな戦国武将は?

最近真田丸を観てから戦国時代にハマった。

ニワカ歴史ファン知識が浅いのだが

はてなユーザーのみんなが好きな戦国時代武将が知りたい。

ググれば人気武将なんていくらでも出てくるんだが、

はてなユーザーが好きな武将が知りたい。

好きな武将理由を教えてください。

何人でも可。

2017-09-26

土方歳三沖田総司!どの武将と一緒に戦う?

武将じゃないじゃん。

2017-07-03

現場に就いた新卒に面倒な先輩を紹介しま

新卒の皆様、会社は慣れましたか2017年も半分が終わり、新卒現場に就いた頃合いでしょうか。うちの会社じゃ4月のおわりから現場ですけどね。

そんなわけで新卒のみなさんがこれから遭遇するおじさんやおばさんの類型を語るので、増田の屍を乗り越えて上手に出世してください。

「俺は話聞いてないおじさん」

はい、いきなり有名どころですね。リアルに遭遇すると結構消耗します。

でも対応策は割と確立されてもいます。若手諸賢はこのあたり必読

http://toyokeizai.net/articles/-/176102

チヤホヤ至上主義

オタサーの姫需要供給によって成り立ちます職場環境によってどう頑張っても姫と呼ばない、いや呼びたくない存在が発生します。

ウザいのは取り巻きに入るか入らないか区別したがる連中です。男でもいます。彼もしくは彼女出世街道を走っているならついていくのも一興でしょう。ただ、多くの場合そうではないので、距離感を保つことも必要です。

「名を馳せた武将

ひたすら過去仕事や女の武勇伝を語るタイプです。過去妄執しているので未来はありません。

流石ですねー。知らなかったー。すごいですねー。会話がラリーにならなくても、会話を続けるのが簡単なのが特徴です。

仕事が立て込んでるときに近づかれない作業スペースを確保しておくと最高です。信頼できる先輩に、そういう手段がないか相談しましょう。案外カフェなどで集中して仕事してたりするものです。

アドバイスしたいマン

あなた新卒女子で、何かの仕事を終えたとします。その瞬間、どこからともなくあらわれ、求めてもいないアドバイスをしていくのが彼らです。

基本的に「頼れる俺」でいたいだけなので扱いは武将と同様ですが、武将以上にエスカレートして口つっこんでくる可能性があるので、ほどほどにしましょう。

手を動かしてくれるのか、口を出してくるだけなのか、きっぱり分けて使えるヤツかどうか見極めましょう。

増田諸兄は多くの新卒より不可思議なおじさんとおばさんをご存知かと思いますので、職場に出没する先輩方を是非ご紹介ください

2017-06-22

前になんJかどっかで「戦国武将っぽい名前野球選手」みたいなスレを見かけたが(確か前田幸長谷繁元信がツートップだった記憶)、職場ものすごい戦国武将っぽい名前の方がいる

もう、本当にものすごく戦国武将っぽい

ご本人はいたって穏やかで戦国武将みはあまりないんだけど、名前は完全に戦国武将

一般の方のお名前をこんなところに書くことはしないが、本当に戦国武将っぽくて!凄い!という気持ちを書き残していこうと思う

あー武将っぽい武将っぽい

2017-06-04

山川出版日本史の何がすごいのか、さっぱり分からない

山川出版の日本史いかに凄いかについて情熱的に説明する」

http://blog.tinect.jp/?p=40198

はてなブックマークの人気記事だったので開いてみたのですが、驚くほど中身のない記事でした。

これ、おっさん居酒屋でしゃべっているレベルですよね??

『詳説日本史』を引用するなり参照するなりして、具体的にどこがどうすごいかを語ってほしかったです。

僕も10代の頃はあれが本当に理解できなかった。けど今ならああい教科書が作り続けられる理由がよくわかる。物事を語るにあたって、中立を維持しようとするとなると、事実しか語れなくなるのである

ストーリーというものは、基本的には何らかの価値観を元に構築されるものである日本民族いかに優れているかという視点で歴史を分析すると、それは右翼的な記述にならざるをえないし、平等であろうとすれば、それは左翼的価値観を元に記述せざるをえなくなる。

客観的な記述がされている、左右に偏向していない、中立だからすごいゾ、という感想には呆れ果てました。

いったい全体、どこが情熱的ですか? 教科書を読み返さず、いい加減な記憶をもとに語っても、多分これくらいのことは言えると思います。 

  

クソ記事を読んでしまい、あんまりにもムシャクシャしたので、私が自分で『詳説日本史』を引っ張りだしてきて調べました。

例えば「源平の騒乱」という項目は、次のように記述されています

平清盛後白河法皇幽閉し、1180年に孫の安徳天皇を位につけると、地方の武士団中央貴族・大寺院のなかには、平氏の専制政治に対する不満がうずまき始めた。この情勢を見た後白河法皇皇子以仁王と、畿内に基盤を持つ源氏源頼政は、平氏打倒の兵をあげ、挙兵を呼びかける王の命令(令旨)は諸国の武士に伝えられた。

これに応じて、園城寺(三井寺)や興福寺などの僧兵が立ち上がり、ついで伊豆に流されていた源頼朝信濃の木曾谷にいた源義仲をはじめ、各地の武士団挙兵して、ついに内乱全国的に広がり、5年にわたって騒乱が続いた(治承・寿永の乱)。

平氏は都は福原(現・神戸市)へと移したが、まもなく京都にもどし、畿内を中心とする支配を固めてこれらの組織に対抗した。

しかし、畿内西国を中心とする養和の飢饉や、清盛の死などで平家の基盤は弱体化し、1183年(寿永2)年、平氏北陸で義仲に敗北すると、安徳天皇を報じて西国都落ちした。やがて、頼朝の命を受けた弟の源範頼義経らの軍に攻められ、ついに1185年に長門の壇の浦で滅亡した。

この一連の内乱の行末に大きな影響をおよぼしたのは地方の武士団の動きで、彼らは国司荘園領主に対抗して新たに所領の支配権を強化・拡大しようとつとめ、その政治体制を求めていた。

ここには明らかに編者の歴史観と、因果関係説明が詰め込まれています

  

まず、平清盛後白河天皇幽閉したこと、安徳天皇即位させたことは、この教科書では「平氏の専制政治」と評されています

当時の人たちがそう感じていたのか、それとも教科書の編者がこの評価を下しているのか、どちらなのか判然としませんけど、ともかく本書はこの評価にもとづいて記述がされています

  

次に、この「平氏の専制政治」が地方の武士団中央貴族・大寺院の不満につながって、 以仁王源頼政はそういう情勢を見たので挙兵したと書かれています

これはまさしく因果関係に言及しているわけです。

  

このように、教科書は単なる事実の羅列ではありません。歴史に対する評価因果関係がしっかりと述べられているのです。

そこにどういう学問的な裏付けがあるか、歴史学に無知な私はよく知らないです。あのブログ記事ではそのへんの話を説明していると思ったのですけど、まったくの期待外れでしたね。

  

なお、この教科書とおなじ編者がつくった参考書『詳説日本史研究』(山川出版社)によると、次のように説明されています

治承・寿永の乱は、一般には源氏平氏の戦いといわれている。しか歴史学的にみた場合、この全国的な動乱を単に源氏平氏勢力争いとみるのは正しい理解ではない。以仁王挙兵以降、軍事行動を起こすものが相次いだ。美濃近江河内源氏若狭越前加賀の在庁官人、豪族では伊予の河野氏・肥後の菊池氏である。彼らはあくまでも平氏の施政に反発したのであって、はじめから源氏、とくに源頼朝に味方したわけではない。彼らの背後には在地領主層があり、在地領主たちは自己の要求を実現するために各地で立ち上がったのである

彼らの動向をまとめあげ、武家棟梁となる機会は頼朝以外の人、例えば源義仲源行家、あるいは平宗盛にも与えられていた。頼朝が内乱に終息をもたらし得たのは、彼こそが在地領主層の要望に最もよく答えたからである。この意味で幕府の成立は、時代の画期ととらえることができる。

教科書である『詳説日本史』では、これがたった一文にまとめられているのです。

この一連の内乱の行末に大きな影響をおよぼしたのは地方の武士団の動きで、彼らは国司荘園領主に対抗して新たに所領の支配権を強化・拡大しようとつとめ、その政治体制を求めていた。

こういう史観が妥当なのかというのは、私にはちょっと分からないんですが、この点を強烈にプッシュしているのが『詳説日本史』の特徴と言えるでしょう。

他の教科書を読んでみても、三省堂の『日本史B 改訂版』(日B 015)を除き、この史観はあまりプッシュされていないと感じました。

  

【参考文献】

山川出版社『詳説日本史』(日B 001)

山川出版社『高校日本史 改訂版』(日B 017)

山川出版社新日本史B 改訂版』(日B 018)

東京書籍日本史B』(日B 004)

三省堂日本史B 改訂版』(日B 015)

実教出版日本史B 新訂版』(日B 014)

桐原書店新日本史B』(日B 011)

(このエントリは上記7冊を参照しています。いずれも平成22年ごろ購入。)

  

  

  

余談:教科書の読み比べ

  

山川出版社新日本史B 改訂版』(日B 018)

伊豆に流されていた源義朝の子・源頼朝も、妻・北条政子の父北条時政とともに挙兵して南関東を掌握し、10月には源氏根拠地鎌倉に入った。頼朝は父祖以来の結びつきを背景に、三浦千葉上総氏などの有力な東国武士主従関係を結んで御家人とし

頼朝の挙兵が、東国武士との「父祖以来の結びつき」を背景にしていたものだったということは、他の教科書ではなかなか分からないと思います

三浦千葉上総という武士名前が沢山出てくるのもおもしろいですね。(三浦氏名前が出てくる教科書は多いですが、それはこの時点ではなく幕府成立後、十三人の合議制か、宝治合戦ときに唐突に登場します。)

[寿永二年十月宣旨から義仲滅亡までの]この間、鎌倉の頼朝は没収した平氏の所領(平氏没官領)を法皇より与えられ、経済基盤を固めていった。また御家人を統制する侍所を設置し、その長官である別当には和田義盛を任命した。これに加えて、行政裁判制度を整えるための公文所(のちに政所)・問注所がおかれ、その長官にはそれぞれ京から招かれた朝廷の役人である大江広元三善康信就任した。前後して、義経軍らは一の谷・屋島平氏を追い、1185(文治元)年に壇ノ浦平氏を滅ぼした。

[]は引用者註。

この教科書の特徴は、幕府の政治機構の形成過程を、治承・寿永の乱の進行に併記していることです。

鎌倉幕府の成立が1192年(いいくに)なのか、1185年(いいはこ)なのかという論争は、世間でよく知られているぐらい有名になりました。どちらが正しいかは諸説あるとしても、ただ一つ言えることは、どこかの時点でいきなり幕府が完成したというわけではありません。治承・寿永の乱が続いていた期間に、徐々に幕府の政治機構が形成されたのです。この教科書はその史観が反映されています

  

  

  

桐原書店新日本史B』(日B 011)

北条時政の援助によって挙兵した頼朝は、東国武士たちに支持されて、富士川の戦い平氏を破ったが、その後は鎌倉にとどまって、東国地盤を固めることに専念した。これに対して平清盛は一時、都を福原神戸市)に移して態勢を立てなおそうとしたが、まもなく京都に戻り、1181(養和元)年に病死した。一方、義仲は1183(寿永2)年、北陸方面から急進撃して、平氏一門を京都から追い出した。しかし、義仲は後白河法皇対立したので、法皇は同年、頼朝に東海東山両道(東国)の支配権を認め、義仲追討を命じた。頼朝は弟の範頼・義経らを上京させて、義仲を討たせた。範頼・義経さら平氏追討に向かい、1185(文治元)年、長門壇ノ浦平氏一門を滅ぼした。

この教科書歴史用語の詰めこみを回避しているようで、内容は簡単、文章としても平易です。

上記引用でも分かるとおり、「頼朝に東海東山両道(東国)の支配権を認め」という記述があるくせに、寿永二年十月宣旨というキーワードがありません。治承・寿永の乱、一の谷、屋島の戦いなどは年表に記載されていますが、本文中に記載なし。養和の飢饉、平氏都落ち安徳天皇を伴ったことも言及なし。

というわけで受験生には不向きですが、他の教科書にはない特色もあります

  

鎌倉将軍に尽くして家人となった武士のことを、鎌倉御家人といった。鎌倉御家人になる目的は、将軍面接して(見参)、先祖伝来の所領を承認してもらい(本領安堵)、さらに勲功のあった者は新たな所領を恩賞としてうける(新恩給与)ことにあった。

教科書の中では唯一、桐原書店けが「見参」を掲載しています。これは鎌倉幕府の権威の構造がどういったものであったかを知るための手がかりになるかも。

(他の教科書ではこの用語がないどころか、「将軍面接して」という説明も省かれています

  

["新恩給与"についての註]

土地のものよりも土地に対する一定の支配権と、それにともなう収益権を与えられるのが普通で、そのおもなものが地頭職であった。

これは「職の体系」のことを言っています。他の教科書とは違って、地頭をあえて「地頭職」と見なす視点を紹介し、その意味するところを簡潔に説明しているのがすごい!

所有権が重層的に重なりあっていたというのは、中世土地支配構造を知るうえで一番大切なポイントだと思います

なお、山川出版の『日本史B用語集』には「職の体系」という用語は不掲載で、かわりに「職」の項でそれを説明しています

職(しき)②:一般に職務に伴う土地からの収益とその職務自体を指す。荘園場合、有力者への寄進が何回も積み重なり、下記のような複雑な職の改装秩序を生じた。

本家職①、領家職②、預所職②、下司職②、荘官職①

  

[引用者註:丸の数字はこの用語を掲載している教科書の数]

山川出版『日本史B用語集』より

この説明は悪くないと思いますが、桐原書店は「土地のものよりも土地に対する一定の支配権と、それにともなう収益権」のことと明記しているので、その方が的確です。

しかも、いかんせん、『日本史B用語集』は「職」の用語説明を「院政期の社会文化」のページに掲載しているので、これと鎌倉時代の地頭職との関連が全然分からないです。そして「鎌倉幕府の成立」のページにある「地頭職」の用語説明は、次のようになっています

地頭職(じとうしき)⑤:職とは役職に伴う権益意味。地頭職は御家人が地頭に任命されて認められた兵糧米の徴収や免田(給田)経営などの権利

  

山川出版『日本史B用語集』より

これは間違っていませんけど、この説明を読んで、重層的な土地支配構造があったことを理解できますか? 絶対に不可能ですよね?

せめて「職」「地頭職」という用語同士を紐付けて相互参照させてほしいです。ふざけんなってかんじです。

  

さて、桐原書店教科書に話をもどすと、欄外にこういう豆知識も載っています

幕府とは、近衛府の唐名であるが、転じて近衛大将の居館のことをいった。のちには近衛大将とは関係なく、武家政権意味する語となった。頼朝は1190年に上洛し、右近大将に任ぜられたが、まもなく辞任した。

[ふたつの源頼朝像]

Aについては南北朝時代武将とする説もあり(伝・藤原隆信筆,京都神護寺蔵)、Bも注目されるようになった(山梨甲斐善光寺蔵)。

とてもユニークですね。受験には使えないかもしれませんが、知っておいて損はないです。

  

  

  

東京書籍日本史B』(日B 004)

養和は平氏政権が用いた年号で、これを認めない頼朝の支配する関東では、ひきつづき治承の年号が用いられた。

網野善彦著作『東と西の語る日本の歴史』に、たしかこの話があったと思います

他の教科書には載ってませんが、ピンポイント東大入試に出題されました。

  

源氏鎌倉の関係は、源頼信のころに源氏氏神となった石清水八幡宮を、前九年合戦の際、子の頼義が相模国由比郷に勘請して鶴岡若宮八幡宮前身)を建設したことから始まった。鎌倉は前面に海をもち、三方を山にかこまれた要害の地で、切通によって外部と結ばれていた。

鎌倉という土地をこれだけ情熱的に語っているのは、東京書籍教科書だけです。

上記引用とはまた別に、「コラム 武家の都鎌倉経済流通」というのも掲載されています

東大入試では、「院政時代から鎌倉時代にかけての京都と鎌倉都市の発展」について論述させる問題が出されたことがありますが(1990年)、この教科書はその答案を書くうえで非常に役立つものだと思います

  

  

  

山川出版社『高校日本史 改訂版』(日B 017)

こののち、後白河法皇義経を重んじ、頼朝追討の命令を下したが、これに失敗すると、頼朝はその責任を追及し、逆に義経追討の命令を得た。さらに頼朝は義経をかくまっていた奥州藤原氏を滅ぼそうと朝廷に追討の命令希望したが、法皇がそれを拒否すると、1189(文治5)年に頼朝は追討の命令を待たず、大軍をもって奥州藤原氏を滅ぼした。ここに全国を平定し、その後、法皇死後の1192(建久3)年に頼朝は念願の征夷大将軍に任じられた。

頼朝の悪人っぷりがこれでもか!?というぐらい強調されています

あいつは自分の野望を実現するため、ときには法皇に逆らって圧力をかけたり、朝廷命令無視して独断専行する奴だった、ということを言いたげな記述です。

  

それはともかく、奥州藤原氏を守ろうとした法皇朝廷側と、それを潰そうとした頼朝の厳しい対立がわかるのは、この教科書だけでしょうね。

両者のぴりぴりした緊張関係が伝わってきます

関西にある政権東北地方を使って、関東独立の動きを牽制するというのは、日本の歴史において繰り返し出てくるパターンなので、この視点を漏らさず記述しているところはアッパレ

  

  

  

実教出版日本史B 新訂版』(日B 014)

平氏安徳天皇を奉じて西国に落ちていったが、後白河法皇は京都にとどまり、新たに後鳥羽天皇をたてて政権を維持した。法皇は義仲には平家追討を命じるいっぽう、頼朝には上京をうながして、京都の義仲に対抗させ、武士たちをたがいに牽制させて政局の主導権をにぎろうとした。しかし頼朝は、東国の安定に意をそそいでみずからは鎌倉を動かず、弟の範頼・義経を上京させて、1184(元暦元)年、義仲を討たせ、源氏一族の長となった。ついで義経らは、その当時勢力回復して都にせまっていた平氏を一の谷・屋島などの合戦でやぶり、さらに翌1185(文治元)年にはこれを長門壇ノ浦に追いつめて滅亡させた。

この時代に2人の天皇が同時に存在していたとする視点を取り入れているのがナイス

都落ちした平氏はそのままあっけなく滅んだわけじゃなくて、京都にいる天皇とは違う天皇を奉じて勢力を盛り返していたのです。

どちらの天皇が正統かというのは、つまるところ結果論にすぎません。この教科書はそんな歴史観に基づいて書かれています

  

ちなみに、この教科書の編者は、大半が関西教育機関に属する人たちみたいです。後白河法皇平氏を主軸にした書き方は、編者の関西びいきが反映した結果なんでしょうか。(笑)

例えば奥州合戦について、「奥州進撃のために頼朝は東国だけでなく西国武士もひとまず鎌倉に動員し、これを機会に国ごとに御家人組織の整備をいっそうすすめた」とありますさら西国御家人東国御家人とどう違うかを説明しているのもおもしろく、この教科書関西中心っぽい史観は独特です。

  

  

  

三省堂日本史B 改訂版』(日B 015)

  

……って、おい!? 増田がここで文章を掲載できなくなったんだが??

せっかくこの先が本番なのに、文字数の上限なのだろうか。

つづき→http://anond.hatelabo.jp/20170605001028

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