はてなキーワード: イルミネーションとは
広告クリエイターさんたちから次々に持ち込まれる「新領域アイデア」「広告以外の斬新()な提案」にほとほとウンザリしています。
端的に言って、
その業界知識や先行商品をろくに調べもせず、実際の販売現場も見たこともないで、思いつきのイノベーション()アイデアを持ってくることにうんざりしているというお気持ちエントリーです。
私のところに持ち込まれた企画たちをここで晒すわけにはいかないですが
(本当は晒しあげたい)、実際に広告業界で賞を取っているような事例で紹介したいと思います。
①韓国の「命の橋」
ソウル市は自殺防止のために「命の橋」プロジェクトをぶちあげます。
そのプロジェクトとは、橋の欄干に「つらいんだね」、「言わなくても分かるよ」といったメッセージを掲示して、夜になるとキラキラのイルミネーションで飾り立てるというもの。
https://www.youtube.com/watch?v=PmoG5GBqMw0
いったい、どんな結果が出たか?
はい、正解です。
この施策を行った結果、その橋で自殺する人が「激増」しました。
—ソウル“自殺大橋”の命のメッセージ、かえって自殺激増で撤去へ
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20150901068/
この問題に真摯に向き合っていたら、絶対にこの施策はやらないですよね。
② 3cm Market
https://www.youtube.com/watch?v=hVVTLxxGWfc
日本の再配達問題を解決するために、郵便ポストに入る厚さ3cmの容器でお米やシャンプーを販売。
なるほど。うちの安アパートの郵便入れだと1つ商品が入ったら、もうDMも何も入らないね。たしかにチラシが入らなくなるのはメリットかも。
そもそも再配達問題でボトルネックになっているのは、郵便ポストに入るか入らないか、ではないですよね。
運輸配送ロジスティクス問題について、ほんの少しでも調べたらわかることに目をつぶっているのは不誠実ではないですか。
③Safehandfish
https://news.yahoo.co.jp/articles/05683a44c658a405a09c5b887389bd523593f5d2
コロナの感染予防啓発のために、魚の醤油さしに透明な消毒液を入れてテイクアウトお弁当などに一緒に入れる。。。
んーと、なになに、、、
(引用)今後の対応として、子どもや視覚障がいのある人が誤飲しないよう、同プロジェクト参加飲食店から丁寧なコミュニケーションを取るように依頼。海外の客など注意事項が伝わらないと判断した場合、提供を控えるとしている。(引用)
‥め、めちゃくちゃ手間がかかってるやないかーい!
最近はアフターコロナといったバズワードといっしょに更に増えています。
きっと、こういう反論をするんでしょうね。
なんとなく思いつきの、脇の甘いものでも
世の中に出てさえしまえば、広告賞やメディア取材を受けて、ブレーンコマフォト宣伝会議()に乗って
フェースブックで「こんなプロジェクトやらさせていただきました!」なんて報告して、セルフブランディング()できて、あなた達はそれでいいのかもしれないけど。
学生時代、消しゴムを机からよく落としていたのだが拾わなかった。
なんでかというと、文字を間違えたら拾えばいいわけで、それまでは消しゴムの出番がないからだ。
もちろん掃除などの時間が迫れば拾うべきだろうが、それまでに誤字は出来するのでそこで拾えばいい。
ところが友人が先に拾ってしまう。申し訳ないのでいつも上記を説明するのだがなかなか難しい問題だ。
皿を洗わない。なんでかというと、もうあと何回かは確実に使えるからだ。
一番洗わないのは茶碗で、ご飯を食べきった後は乾燥しており衛生的にも問題ない。
汁椀も洗わない。乾燥してるなら問題ない。特に箸も洗わない。乾燥しているからだ。
なぜこうなるかというと、皿を洗うのが面倒だからだ。
そして洗剤も節約できるし時間も節約できる。1週間くらい洗わない。
同じ理論はバスタオルにも援用できる。特にバスタオルは問題で、一回だけで洗濯するのは無駄であると考えている。
容量が大きすぎるのだ。だから5回使ってから洗濯する。8回くらいでもいいかもしれないと思っている。
ここでの観点は、乾燥しているか? と不衛生が過ぎ体調を崩さないか? という2点だ。
場合によっては軽く水洗いで済ませて継続して使用する場合もある。
なんでかというと、開けて、物を入れて、閉めて、開けるからだ。
特に、上に向いて開いているバッグやカバンは、重力の関係で内容物が溢れることはない。
ということでファスナーを必要以上に閉めることは時間の無駄であると考えている。
ファスナーを閉めないとなんらかの問題をきたす場合は、ファスナーを閉めるべきだ。
一方で、ズボンのファスナーは閉める。なぜなら見られた場合不快感を与える場合が多いからだ。
比較の問題で、カバンが開いていても不快感は低いが、パンツやズボンから中身が見えていたら不快に思う人は多いだろう。
こうした観点で問題ないと思うもの(判断は30年以上生きていて基準を設けている)は開けたままにしている。
最悪、家の鍵も閉めなくてもいいのではないかと思う。なぜならまた開けるのは確実だからだ。
そして、泥棒がいるとして、私の家がピンポイントで施錠されていないことを認知することが極めて困難だからだ。
そういう人は大抵イルミネーションとかしている。
それはいいとして、雪はやがて解けるのだ。そんなものに過度の労力を割くことはない。
これと関連して、寒冷地であっても手袋を装着しない。帽子も。またすぐ脱ぐからだ。ただし、寒すぎる場合は一考の余地があるだろう。
洗濯はする。衛生的に。ただそれを畳まない。なぜならすぐにまた使うからだ。
晴れ着やおしゃれな服などはしまうけれども、日常で使うものはしまわない。
本にしおりを挟むという営為は、文化的な所作という観点を除けば全く愚かな行為だ。
なぜなら挟んだ後またとるからだ。そしてまた挟む。さらにいうと、読了すると挟まなくなる。
そもそもどこまで読んだか覚えてないのならば、それはそこまでちゃんと本の内容を覚えていないからそうなるわけで、しっかり本の内容を理解しているのであればしおりがなくても続きを読み続けられるはずだ。
ちょっと手前から助走しながら新しい箇所を読み進めることもあるだろう。むしろその方が理解が進むのではないか。
こうした観点から、しおりの弱点はもっと見直されてもいいだろう。
日々階段やエレベーターで移動するのは時間がかかる。その時間に有意なこと、あるいは妄想や休息ができる人であれば問題ないだろう。
だが多くの人は、自室と地上との行き来において、活動も休息もできないぶら下がり状態の時間を過ごしているのではなかろうか。
それならば1階に住むべきだ。家賃も数千円安いことが多い。自室との行き来の時間も、数千円安い家賃も、積み重ねが効いてくる。
ただし、治安の問題で2階以上に住みたい人も多いだろう。その場合のこの限りではない。自分で考えて生きればいい。
遊園地は恐ろしい場所だ。かつて施川ユウキが初期の漫画のコラム欄で確か書いていたと記憶しているが、遊園地は出発点とゴールが同じ場所になる遊具が多すぎる。
観覧車、ジェットコースター、メリーゴーランドなど、行って帰ってくる遊具が多く含まれている。
これは問題である。位置が変わらない。初めからそこにいて、ただ佇立して止まっていればいいのだ。時間の無駄である。
ただし、途中の景色や興奮を楽しめるのであれば遊園地は面白い場所だ。この観点で判断するとよい。
全力でゴロゴロしたりオナニーしたり友人や恋人と過ごしたり、論文書いたり講演の準備したり読書したり、元に戻す(元に戻る)必要性のないジャンルのことを優先してやったほうがいい。
冬場食べるミカンは外側から味の善し悪しが全く分からないから、
酸っぱそうなものも揉んだら甘くなるんだけど、
なんとかの猫っているじゃない。
そーっと猫の頭の上にみかんを乗せてみるんだけど、
そりゃ嫌がるわよね。
私だっていきなり頭にミカンを乗せられて鏡餅みたいになっちゃったら、
もうその時点で
甘いか酸っぱいかの問に対しては絶対的に越後製菓!と言う答えが出てる訳なのよ。
あと私あれが欲しいわ!
ねるねるねるねでねって味見してバックが光るセット
越後製菓の正解は!って答えて正解だったときのバックが光るセット
あとアメリカ横断ウルトラクイズで解答者が解答するときに頭に被るアメリカンピンポンハット。
この3つが欲しいわ。
とりわけ、
光るやつはこれからの時期のクリスマスイルミネーションとしても抜群の輝きを永遠と書いてトワと読ませ、刻み続ける理由と書いてワケと読ませるぐらい輝くわよね。
あー私それ欲しいわ。
しかも売り切れだったし!
でね、
昨日小学生が自作のサンシャインブレイドを肩に担いで「わーい」って私の目の前を走って行ったから、
ぶん回せないのでコマツフォレストのハーベスターで丸太をぶんぶんぶん回すやつに持たせたら、
危なくて危険だわね。
あれこそが本当の空前絶後だわって思うし、
さすがにクリスマスプレゼントに
コマツフォレストのハーベスターは嬉しくないなって思っちゃうし
使えないかも知れないわよね。
昨晩だからずっとコマツフォレストのハーベスターの動画見てたわ!
うふふ。
最近ちょっと美味しくてお気に入りのローストビールサンドとタマゴハムサンドにしました。
ホットのヒーコーと一緒にいただくのが朝のホッとするホットタイムね。
柚子の実もらったので、
でも酸っぱくなっちゃったらハチミツ少し柔らかくする意味で入れてみるのもオーケーよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
婚活パーティーで会った男と5〜6回食事に行った。鎌倉とかイルミネーションも見に行った。でもなんか、違うなと思った。いい人だし友達として付き合うのはいいけど、男女交際となるとピンとこない。
でもその人とズルズル会い続けてるのは、次の人を見つけるのがめんどくさいからで、一から関係を構築するのがめんどくさいからで、お察しの通りコミュ障だからなんですけど。
私は妹気質のめんどくさがりだけど、ええかっこしいで宝塚の男役に憧れがあって、なんかその人といると「エスコートしなきゃ」という気分になって頑張ってしまう。鎌倉に行った時も、本当は一緒に地図を見て回りたかったけれど、とうとうその男は一度も地図を出さなかった。鎌倉行きたいっつったのお前だろ。イルミネーションも、お前が行きたいって言ったくせに地図を出そうともせず、「姉御肌なんですね」と年下の私に向かって笑っていた。「しっかり者っぽい」とも。お前人を見る目なさすぎだろ、と思いつつ、「そんなことないですよ〜」と笑って自分を誤魔化すのもそろそろしんどくなってきた。
極めつけに、「僕、〇〇ちゃん(下の名前)(別に呼んでいいって言ってないのに勝手に呼ばれてる)(きもちわるいから呼ばないでほしい)といると緊張する」と言われて以来ずっとLINEも既読スルーしてる。こっちだって人と会う時はいつも緊張して、私と一緒にいてつまんなくないかな、ちゃんとスマートにエスコートしなきゃ、って気を張ってるのに、相手も気を張ってるって最悪じゃん。お互いに緊張しながら会ってて何が楽しいわけ。どえむかよ。
と、ここまで書いて、私のそういう強迫観念みたいなものが相手を緊張させているんだろうなと気付けたので、書くことはなかなかいい自己分析になる。そしてその男とはもう会わない。
先日メイカーフェアを見に行くために深センへ行ってきた。ニュース記事で「深セン凄い、日本負けた」っていう記事があったりするのでどんなものか確かめてみたくて。でも結論から言うと大したこと無かった。
技術的にそこまで大したこと無いものばっかりで目を見張るようなものは特に無かった。基本動かす系・光らせる系・音鳴らす系って感じ。ロボットを踊らせる展示が多かったかな。
ガンダムを踊らせるとかそういうの。見に来ている人は子供が多く、子供達は夢中になって見てたけど言っちゃ悪いけど子供騙しだな〜と思った。
ようやく先日外国人でもクレジットカード登録すればQR決済使えるようになったんで試してみたけど、日本でもPayPayなどのが普及している中QR決済はもう大して真新しいもんでも無いよね、って印象。
「華強北面白いよ」って絶賛している記事を見てそこも行ってみた。ビルの中はすごく汚くて汚水が溜まってたりパーツが散乱していたりと凄く汚い。
フロアは凄く広いんだけど、同じものを売っている店ばっかりでハシゴして見る意味殆ど無い。秋葉原のラジオ会館みたいな所が好きな人には堪らないのかも知れないけれど、自分はそういうのには興味ないので何が楽しいのか分からなかった。
名前の聞いたこと無いブランドのイヤホンも売ってたので試聴してみたけどゴミみたいな音質だった。Amazonでサクラレビューついている中華系格安イヤホンって現地ではこういう所で販売してんのかなあ。結局何も買わずに帰った。
市民中心の広場で週末に、高層ビル群を利用して行われているライトショーがやっている。正直いうとこれも大したこと無かった。
技術的には「深センスゲー」なのかも知れないんだけど、やっている動画の内容はキャラクターが動いたりだとか、抽象的な模様が動いたりだとかそういうつまらないものだった。感動することは無かった。
多分、東京駅のプロジェクションマッピングだとか表参道のイルミネーションなんかが好きな人には堪らないのかもね。
総じて薄っぺらいなあと思った。深センが歴史が浅い街で文化が無い新しい街だからなのかな。見た目豪華にみせているけど洗練されてないっていうか。
「深センすごい」って言っている人たちって多分、深センでビジネスしている人だったりとか深センビジネスツアーとかで小銭稼いでいる人たちが実態より大きく見せようと必死なのかな? と思いました。
おっさんずラブみたいに自分の気持ちを真っ直ぐ表せないんですよね
他の人はそんなに他人に対して自分の内面や意見をぶつけたりしてるって初めて知った
千葉雄大くんよ、キスぐらい誰とでもするなら私とでもしてくれるんですか
他のことは主体的に動いていけるんですけど
気の利いたことも言えず
とにかく深い人間関係が苦手
どう叩き直したらいいのだろうな
さて、昨日9日はご新規さん会ってきましたよ
そんなことより友人とまた現地集合な旅行行こうと言われた
イルミネーション見たいって
婚活アプリの方は新規じゃなくなったのであまり足跡もないですね
気に入ってる人にアピっていいってもいいかなぁ
お見合いパーティとかどうなんだろ
BBAの服装って青文字系を引きずってて男性ウケは皆無なんだよな
赤文字系の服って落ち着かねぇ
※訪れる際は時期外れ、移動距離の長さ、ガソリンスタンドの少なさ、渋滞、雪、アイスバーン、狭い山道、公共交通の少なさ、畑や牧場への不法侵入、ヒグマなどに注意する。
※それぞれリンクを貼ろうとしたがスパムと見做されたのか弾かれたので諦めた。
※残念ながらどこのステマでもない。25万円欲しい。
https://www.google.co.jp/imghp?hl=ja
《留萌振興局》
《宗谷総合振興局》
礼文町 澄海岬
《根室振興局》
《釧路総合振興局》
釧路市 幣舞橋 夕日
《十勝総合振興局》
帯広市 紫竹ガーデン
《日高振興局》
《上川総合振興局》
旭川市 就実の丘
士別市 羊と雲の丘
中富良野町 彩香の里
美瑛町 ぜるぶの丘
《空知総合振興局》
由仁町 ゆにガーデン
《胆振総合振興局》
《石狩振興局》
千歳市 苔の回廊
《後志総合振興局》
《檜山振興局》
《渡島総合振興局》
昨日秋の花火大会に行ってきた。特に一緒に行く人なんかいないのだが、写真を撮るのが趣味なので、お金を払って先生付きの撮影会に参加した。これだと団体で三脚を立ててカメラを構えているので孤独感を感じなくて済む。
けっこういいお値段の撮影会だったんだが、打ち上げ場所の目の前で、天上で炸裂した花火の屑が落ちてくるぐらいの素晴らしい場所だった。どうも四人掛けで25,000円という有料席だったらしい。道理で参加費が高いわけだ。
それはさておき、現地の最寄り駅に着いたとき、やたらと混雑しているのと、楽しげなカップルや友だち連れが多いのを見て疲れた。花火を撮るのも楽しいことは楽しいのだが、私が若い頃夢みていたのはそうやって浴衣とかでお洒落をして彼氏とか友だちとかと楽しく花火を見に行くことだったはずだ。
イルミネーションとかも同様で、三脚とカメラを持って撮影会とかに行けば、美しいイルミネーションの画像をカメラにおさめることはできるけど、私が憧れていたのは可愛くお洒落してイルミネーションを楽しみ、ごつい撮影機材など持たずに彼氏や友だちとスマホなどで記念写真を撮るみたいな図だった。
いいオバさんになってしまった今となってはこうやってカメラを介して花火やイルミネーションを楽しむしか道がないのだが、これで本当に良いのかと思う。
もっとも花火大会って、終わったあとの疲労感が半端なくて、撮影会が終わると誰とも口を聞きたくないぐらいの状態で混雑した電車に乗るので、無理に誰かと行くのが良いとは限らない。
花火大会の帰り道も元気よくおしゃべりし、「ちょっと飲んでから帰ろう」みたいな人を見るとすごい体力だなと感心する。何だか行く道を間違えてしまった気がするけど、もう時計は巻き戻せない。
自分をすごく優しいと思ったことはないけどそこそこ普通と思ってた。
忙しいくらい。
まあそこそこだけど。
今までモテたこともないし、彼氏が必要だとも思わなかったから生まれて初めてできた彼氏だった。
頭がいい人だったから興味を持って、一緒に遊ぶようになって、イブの夜にイルミネーションの前で、アクセサリーとかもらって、付き合うことになった。
その瞬間、その人がどうでもよくなった。
その日までは付き合うのもいいかもしれないなって思ってたのに。
いざ告白されて、付き合いますってなった瞬間、心底どうでもいいと思った。
必死で喜んでるふりして帰った。
触られたらどうしよう、このままホテルとか連れてかれたら絶対生理だって言おうと心に決めて、その準備だけを万全にして助手席で座ってた。
付き合った瞬間、どうやって別れようってそればっかり考えてた。
私は友達が多いし友達と遊んでる時に恋人のこととか考えたくないのに、その人はやたらと連絡してきた。
それがうざくてたまらなかった。
避けてるのは多分気づかれてて、その人は何度も会いこようとして、私はそれを何度も拒否した。
嫌だなって思ったところを列挙するのは簡単で今も話せと言われればいくらでも話せるし、どことなく私が悪くない風に色をつけることもできる。
割と迂闊なことをよく言う人だったし、どことなく学歴を鼻にかけた話し方をする人だったから、多分長くいれば、私は馬鹿にされることになったと思う。
でも多分私が悪いんだとはわかってる。
私には親友がいる。
性格が似てて感性も似てて何より彼女と話してるのは他の誰と話してるよりも楽しかったし、彼女は私の話を一番真面目に聞いてくれた。
心から信頼してるし とても大好きだ。
私はそれが心配で何度も何度も聞いたけれど体調が悪いんだと言った。
そうなんだと信じてた。
五月は彼女と遊ぶ予定がいっぱいあって楽しみにしてたけれど彼女はそのどれもに常に浮かない表情でやってきた。
そんな風に感じるのはとても嫌だったけれど楽しみにしていた分、想定していた楽しさより半分以下の楽しさしか感じられなかったらそう感じてしまう。
そう思ってた。
五月末くらいにまた遊んだ。
その子は相変わらずだった。
どうしたんだと聞いたら最初は答えてくれなくて、けど粘ったら、体調不良じゃなくて、実は悩んでたんだと答えた。私からするとそれは割と漠然とした悩みに聞こえた。同時にとても繊細な悩みで、彼女が本当に苦しいんだということは理解できた。彼女話しながら怒っていた。ずっと怒ってた。
私は聞いて申し訳なかったと謝った。
謝って力になれることはないかと聞いた。
彼女はないと言った。
家に帰って思った。
私が彼女に無理やり聞いたのは悪かった。
でもなら、私はどうすればよかったのか。
悩んでるなら言ってくれないとわからない。
わからないまま私は彼女のその暗い雰囲気とずっと一緒にいなきゃいけないんだろうか。
私が楽しみにしていた気持ちは?
話したいことを話した結果、いつもの彼女ならもっと笑ってくれたと思うのに、素っ気ない反応をされた時の私の寂しさは、彼女の漠然とした不安の前ではどうでもいい贅沢な悩みなんだろうか。
なんだか最近人間関係がうまくいかなくて私はとても冷たい人間なのではないかと思う時がある。
恋人なら連絡を煩わしいと思うべきではないし、親友から漠然とした不安にもちゃんと寄り添ってあげなきゃいけないってわかっている。
それでも優しくできない自分が嫌だ。
駅構内のメトロ食堂街でハンバーグを食べようと決め、並び席に座った。8人座れる大きいテーブルはメニュー立てと観葉植物で仕切られているだけで、向かいの顔と会話もよくわかってしまう。向かいには中年カップルと思しき男女が並んで座っていた。
女の顔はちぐはぐしていた。
薄い唇に真っ赤な口紅が入念に塗られていた。食事で取れてしまわないように気合を入れているのだろうか。眉毛は細いアーチ型を描いていた。小さな目とバランスが悪くて、眉と唇だけ飛び出ているように見える。肌は白いけどずるずるしている。ショートカットでちぢれた黒髪に何となく貧相な印象を受けた。
彼らは無言で食事をしている。やがて、男が口を開いた。
「私のところもです。」
「早く休んでくれたらいいのに〜。 1、2日目は無理して来ても、3日目にぱたりとこなくなっちゃうんだから。」
「本当ですよね!調子悪いのに仕事するより、早めに休みを取って万全の状態で働いてくれた方が効率良いと思います。」
です・ます調で話をしている二人は婚活中なのだろうか。インフルエンザなんてそんな当たり障りない話長引かせてもつまらないのに。
二人はまだ世間話をしている。
「ずっと咳をしている人が居るんですよ。もう本当にずっとしててね、おれ、数えてみたら、1分間に36回もしてるんだよ。」
女はぎこちなく笑った。
「それでね、その人マスクしてないんだよ!でも、『休んで』とか『マスクして』とか、そんなこと言えないから、逆に周りが完全防備していて。(笑)」
気が弱くて、話もつまらない、取り立てて外見的魅力もないサラリーマンはきっと売れ残りなのだろう。ずっと寒いところに置かれて、かさかさ赤ら顔してて、人の良さそうな顔つきをしていた。中肉中背、どこにでもいる、特徴のない男だった。年季の入った髭の剃り跡は開ききった毛穴のように見えた。
食事も終わったようだ。
「次どうしますか? 僕、よみラン行ってみたいなって思っててー。」
おい。何でこの寒い中よみランなんだよ。彼女凍えるよ?まだ長く付き合ってる訳でもないでしょう?話が尽きるよ。悪いことは言わないからよみランはやめときな。せめてディズニーにしてくれ!
「土日出勤ですかー」
「いや、分からないんだけどね、多分いいんだけど。
日曜日はどうですか?」
おい。遊園地で遊ぶつもりかよ。再三になるけど寒いでしょう。イルミネーションまでもたないって。それにイルミ行くなら日曜はダメだって。
それまでの会話で、一度もお互いの名前を呼んでいなかったので、分からずじまいだった。
「じゃあ、そろそろ行く?」
男は伝票を手にしてレジへ向かった。
地下鉄の生温い風が首筋を掠めた。と思ったら温かなポタージュが運ばれてきていた。
『私じゃなくてもいいんだけど、私でもいいんでしょう? 』
そんな風にちっぽけな自尊心を満たしてるだけでほんとは疲れて明日もきっと悲しい。でもそんな足りない日々が心地良くなった今日このごろです。
優しい嘘なんてない、嘘は嘘だから。わたし、いい人のふりして、ちょっとだけ悪者なのかも(笑)
深い悲しみはいらない。そのかわり深い喜びもいらない。平穏がいちばん。でもその平穏はいつからか徒労に思えてきた。それにしても80年は長すぎる。衰える、崩れていく、ひび割れていく。ああ、乾いて仕方ありません。そうだ、子どもでもつくれば良かったのでしょうか? そうです、気づくのが遅すぎましたね。
結婚を目指して婚活ガチャを引き続ける。でも欲しいカプセルは出てこない、コンプリートできない。不細工ばっかなのは俺が悪いんだろうか。
「何のために生きているのか? 」こんなテンプレ発言笑える、って一人で自嘲する(笑)。朝起きて、会社行って、半額弁当買って帰って、週末毎に違う女と会って。また月曜が来て、生きる作業を繰り返す。きっと時期が遅すぎたんだろう。当たり前の幸せは当たり前じゃなかった。俺はあいつらとは違う、妥協したあいつらとは。生温い幸せで満足してるあいつらとは。いやまてよおれが妥協したのではなくおれが見合う人間になる努力を妥協してたんだろうか?
ああ最早生きることが徒労に思える。仕方ないからBB弾を拾って詰める。打ってみることはしない。いつまで続けるのか。
弾倉はもういっぱいだ、打ってしまわないと。さあ、どこへ?