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「君は女ではないと言われているようで...」トランスジェンダー女性教諭が女子トイレを使えない理由とは
https://twitter.com/ssimtok/status/1327189780543672320
トランス女性のトイレ利用がどうこう以前に、なぜ新任校着任にあたって最初からカムアウトする必要があったのかが気になる。
赴任先の校長なりが無断で他の職員に通達したのならただのアウティングだ。
トランスジェンダーって、埋没(=元男や元女だと見破られずに望みの性別で生活できること)できればカムアウトはただのリスクだ。
レインボーだの何だのと言われるようになって、「カムアウトするのを怖がらないで」なんて言う人がいるが、
トランスが差別されなくなったとしても、せっかく男/女として生活できるようになったのにトランスですなんて言うのは、大成功した手品ショーのネタバラシを自らステージで始めるようなもんだ。
カムアウトする必要があるトランスというのは逆に、トランスであると言わなければ外見からは体の性別で認識される状態の人が大半だと思う。
もちろん、埋没していても戸籍上の性別を変更していなければ、保険関係の手続きで人事担当者には必ずバレるので予め伝えておくのが穏当だが、
本当に本当にショックで、いやおかしいだろマジで許せないという出来事があったのでとりあえず書く。
父親とはもう2年半近く口を聞いていない。同じ家に住んでるのに。
事細かな説明をすると長くなるから省略するけど、私は小さい頃から(7歳から〜24歳に至るまで)父親の性差別、人種差別、同性愛嫌悪発言を何十回も聞かされてきた。
私はその度にモヤモヤし、図書館に通っては本を読んだ。こういう発言に侵食されないように、そして自分自身の言葉を獲得するために。
何度か反論しているうちに大喧嘩になって、それ以来一言も口を聞いていない。
しかし今日、母親から聞かされた出来事に言葉を失い、どうすればいいかわからなくなっている。
父親は運送会社勤務なのだが、普段から”嫌われている同僚のおじさん”について話していた。
ある日そのおじさんの携帯電話が壊れて、他の社員たちが「かして」と言ってそれを取り上げ、直そうとしたらしい。
しかし直った途端、あろうことかネットの検索履歴を勝手に見たそうだ。
そこには男性同士のセックスについての閲覧履歴があり、それが職場で噂になったらしい。
そして同僚たちがふざけながら本人に直接、「◯◯さんってホモなんですか?」と聞いていたと、父親が”笑いながら”母親に話したそうだ。
信じられる?おそらく父親は2015年4月に起こった「一橋大学アウティング事件」という出来事すら知らないだろう。そもそも「アウティング」という言葉を知らないだろう。
そのおじさんは同僚たちの発言を聞いた後、「そんなこと言う人たちは嫌いだ」と怒って帰ったそうだが(当たり前だ)
それすらも面白おかしいという様子で、父親は笑っていたそうだ。
近頃東急ハンズのホモフォビア発言や、政治家の「同性愛は精神の障害で依存症」発言が問題になっているが
でも私はそのおじさんの顔も名前も知らない。
父親とはずっと口を聞いていない。話したくないし、なぜか父親の前で口を開くことができない。
喉に何かを押し込まれたみたいに。
自分の身内が差別主義者で、実際に人を攻撃している様子を聞いた/見た時はどうすればいいんだろう。
いや、そんなこと絶対だめだ。
小学生の通学路なのに歩道がなくて危険、とか街路樹の位置が悪くて交通の妨げになってるとかのレベルなら自治体や警察が結構すぐ動いてくれることもある。(ケースバイケース、通学路の件はいろんな保護者が意見出しても10年近くかかったけど街路樹は1ヶ月以内に対応してもらえた。タイミングが良かっただけかもだけど)
議員はそれこそ支援団体(派閥や宗教団体とか笑)のしがらみとかもあるだろうからどの程度効果あるかはなんとも言えない。本人が賛同してくれてても立場を表明できないというのはよくある。
実際にメール、手紙を送って社会を変えられるかもという実感を得られたから今回も国葬とかやめーやと手紙書いたりメール送ったりするつもり。
こうやって、なにか行動することで社会を変えられるかもしれないという実感を多くの人が、とくに弱い立場の人たちが持てればいいなと思うからここにも書いてる。
もしやろうと思う人がいたら、だけど
自治体も議員もホームページにスローガン(○○なまちづくりを目指します!的なの)とか掲げてるからそれを引用しながらスローガンに対してご自身の立場はそれに反してませんか?とか市の目指す方向性としてはこういう制度があったほうが良くないですか?って根拠をつけるとベター。
あと議員に送る場合は地元、選挙区内の人が良い。地元の意見は無視できないからね。
手紙を書くときは自分の名前を明らかにしなくても大丈夫。あったほうが市民からの声感は出るけど、マイノリティの方とかで思わぬアウティングとかが不安な場合は○○市在住の40代男性とかでも大丈夫。
「ある男性が『今日から自分は女だ』と宣言したら女子トイレが使えてしまう」
と噴き上がった100年前の人たちと同じだということは自覚してほしい
批判するなら、矛先は存在するかどうかわからない「そんなことを言うトランス女性」ではなく、
「じゃあ俺明日から女w」と放言する「男性」であるべきなんだけど、
批判者にとって「男性」と「(自称)トランス女性」は区別がつかないから全部排除するしかないらしい
感心するほど堂々とした差別だ
「明日から女w」でいけると思ってる男も素直にそれができると思ってる女も、性別移行のコストとリスクをなめている
別に自分は「性自認を申告した人は全てその通りの性別のトイレを使用させなければ差別だ」とは言っていない
正直見た目的に女子トイレを問題なく使うにはちょっと厳しいんじゃないかなという人はいる
多機能トイレがあるならそこを使うのがベスト(アウティングに繋がりかねないので避けたい気持ちというもわからなくはないが)
少なくとも見た目が微妙という自覚があるなら、多機能トイレもあるのに女子トイレを使わせろというのは「自由」を超えているとは思う
しかし「男なんだから男子トイレ使え」だけは言わないてあげてほしい
「身体の性別に沿ったトイレに入っていく自分」を見られる苦痛(なんなら屈辱)は多分当事者にしかわからないだろうから今ここで説明はしないけど
身体が男なら男子トイレ使えって言う人たち、どうやって確認して排除するつもりなんだろうというのがいつもわからない
「身長170cm、ベリーショートでパンツルック」の「女性」って、割と男性に見えませんかね
トランス女性を排除しようとすると、他でもない罪のないシス女性まで攻撃する根拠になってしまうというのは考え過ぎではないと思う
「男の女装か、マニッシュな女性かぐらい見分けられる」はただの自惚れです
(予想される反論として「女性なら女性らしい格好をしろ」があるけど、曲がりなりにも女性の人権を訴えるなら一番言ってはいけない言葉だという自覚ぐらいはあると期待しています)
同じ日に同じ場にいる人から「女性でしょ?」「男性ですよね?」と両サイドから聞かれることなんて、性別移行できてないトランスには日常茶飯事です
こういう議論のとき、非当事者が想像してるのって「性別移行できてないトランス」なんだと思います
ですが「実は生まれつきの性別ではない性別で認知され生活している人」は既に当たり前に存在しています
自分から言わない限り、「トランスジェンダー」ではなく「そこらへんの男性や女性」として認知されているから気付かないだけ
「皆気付いてるけど『優しい』から望む性別で扱ってあげてるだけじゃない?」といういじわるが聞こえてきそうですが
世の中そんなに「優し」くないし、そうなら逆にトランス女性がこれだけ問題になることもないというのが答えだと思います
あと「身体の性別」をことさらに重視するスタンスは、まんま従うと「男性ホルモンで完全にオッサン化したFTMも女子トイレを利用するべき」ということになるという事実には頭回ってるんだろうか
見た目すっかりオッサンになっていても手術してなくて(できなくて)戸籍も外性器も女性なので女子トイレを使うことに法的な問題は全くない人、全然いますよ
もちろんそんな人たちが現状で自主的に女子トイレを使うことはないけどね
AV新法が当事者の声を聞かずに「出演強要があるらしい」から始まって現場の声を無視して作られようとしたのと同じことなんだろうなぁ
あまりにも勝手なこと言ってるツイートが日々流れてきて疲れたのでここで吐き出しました
風呂については差別に反対している人でも竿有りで女湯に入れろと主張しているトランス女性ってほとんどいないだろう。トイレについては意見が割れてるようだが、批判が大きいのは性器または戸籍を条件にすることで、それはパスしているトランス女性にとってアウティングになるし、パスしているトランス男性はなおさら詰むし、手術するにしてもその前にその性別で生活できそうか確認することが困難になるから無理だと言われている。
あらゆる手を使って犯罪を行うようなヤバい奴なら、トランス女性を排除しようが犯罪を行うと思うけどな。まず女装する時点で手間がかかるし、普通は目立ちまくるので、犯罪を行うハードルは低くないし。パス度で通報されるならなおさら高いだろう。
実際レイプや痴漢が起こってると言うなら、トランス女性へのレイプや痴漢だっていくらでも起こっている。LGBTを調査したらレズビアンよりトランス女性の方が性被害者の割合が高かったなんて話もある(https://www.tokyo-np.co.jp/article/76934 被害内容の内訳はわからないが)ので、ジェンダーを抜きにセックス(女体)のみを性被害の受けやすさと結びつけることには疑問がある。
そして性被害を抜きにしても、トランス女性はいじめや差別に大変遭いやすいグループである。トランス女性だと知られる事自体に好奇の目どころではない悪意をぶつけられたり生活を破壊されたりするリスクがある(パス度を上げ埋没することが回避方法になっている)ことも考えるべきだ。
それは怖いし、怖いのは既に実害だよなあ。
それ言われた瞬間に辞めるって言えば話もできたかもしれないが、正しさの話が通じる人ではなさそう。雇われ店長にルールを変える権限は無いし。
スーパーって客層も幅広いし変な人に会いやすい。早く辞められますように。
それはさておき名札が本名じゃなくていいのは本当にそうだし、突き詰めれば戸籍上の名前と仕事の通名が同じである必要は無いよなと思っている。被りやすい名前だと単純に不便だし、出身のアウティングにもなるし、良いことが無い。入社するときに決めらる会社も増えてきたし、入社前に要望してルールを見直した話もたまに聞く。これから変わっていくと思う。
frothmouth アウティングになる可能性がある話題に、わざわざブクマして「アウティングに加担する」のってどうなの?人権意識どうなっているの?/という感想です。ホントはここにブクマするのも良くないだろうな…🤔
mutinomutimutinomuti 表現の自由戦士「あれはアウティングじゃない、ただの感想」(´・_・`)こう主張しているので
とりあえずアホ2名ここに記録残しておく
もともとそんな民度の低い質問はしてないし大変とも思ってないのだが・・・
ジェンダー平等をテーマに掲げる8日の「国際女性デー」。ジェンダーにまつわることばを出発点に、見過ごされがちな差別や格差について、3回に分けて考えた今回の連載。男性優位主義の実態を指摘した近著「マチズモを削り取れ」があるライター武田砂鉄さんに、テーマに合わせて寄稿いただいた。(連載記事は記事末尾のリンクから)
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「最近は何を言ってもいろいろ言われちゃうから大変だよ」という言い方をよく聞く。その言い方は、「あちこちで物を言うのが不自由になってきた」と展開していくのだが、「なぜ、これまでは何も言われなかったのか」という観点がすっぽり抜けていたりする。これまでもダメだったのかもしれないのだ。
武田砂鉄さん
武田砂鉄さん
本人の性のあり方について本人の同意なく第三者に暴露してしまうことを「アウティング」と呼ぶ。自死につながったケースさえあるのだが、こうした事柄についても、「それくらいのことで」との声がまだまだ向かう。
何でもかんでもセクハラになっちゃうんだからたまったもんじゃないよ、と吐き捨てる人は、どういうわけか、セクハラにならない限界点を知ろうとする。「髪切った?」はいいのかな、「このあと、彼氏とデート?」はいけないのかな、といった具合に。「相手がどういう気持ちになるか考えてみましょう」と、小学校で習ったようなメッセージを改めて送りたくなる。
これまで自由に使えていた言葉が制限されると、自分たちが不自由になったと感じる人がいる。ジェンダー平等が繰り返し叫ばれる社会の中で、とりわけ男性はそう感じる機会が多いはず。その時、真っ先に、「これは、これまでもダメだったやつではないか」と考えなければいけない。そう考えないと、なぜかギリギリを目指してしまう。ギリギリを目指して、これもダメですと言われると、不自由な世の中だと世の中のせいにする。
石原慎太郎は差別発言を繰り返した。女性に、外国人に、障害者に対して、とにかく繰り返した。なぜ繰り返したかといえば、それを、日本社会が、そしてメディアが、彼のキャラクターとして許容してしまったからだ。彼が亡くなると、彼の差別発言について聞かれた幻冬舎・見城徹社長が「世間的な調整や気遣い、忖度のできない人なんです」(2022年2月9日・朝日新聞デジタル)と述べていた。
ほら、こんなことを言うのだ。なかなか「世間」とは合わせられない人だし、「忖度」が苦手だったと。ここには、それを言われた人がどう感じたかという視点がまったくない。棘として体に刺さったままの人がたくさんいる。その人にとっては、言われた人が亡くなろうが、棘がとれるわけではない。むしろ、偉大な作家・政治家だったと大ざっぱに肯定されれば、棘は改めて体に刺さる。
昔からダメだったものが、今、ようやくダメだと認定されるようになってきたという考え方をしたい。「こんなことも言えなくなっちゃったのか」があちこちから聞こえる。そんなことは、昔から言うべきではなかったのだ。ギリギリを目指す人には冷淡に接していい。「それ、ダメですよ」と言う。モゴモゴ文句を言うかもしれないが、だってダメなのだ。勉強してから出直してこい。年長者だろうが、この対応で構わない。