はてなキーワード: 内定とは
自分は憲法とか不勉強だから不備があるかもしれないけど、選挙前で大事なことだから書く。
この映画にはピエール瀧が出演していて、彼がコカインの使用により捕まったことを理由に日本芸術文化振興会は内定していた1千万円の助成金を支払わなかった。
行政機関が作品の好悪によって金を出すか出さないかの判断をしたんだから、これは「表現の自由」案件である。当然映画製作会社は不交付取り消しの訴訟を起こし、第一審ではそれが認められた。
しかしこの度たまたま知ったのだが、これが今年の第二審ではそれが覆されたのである。
https://www.asahi.com/articles/ASQ335WZQQ33ULZU00V.html
「薬物乱用の防止という公益性の観点からされたものであり、芸術的観点からされたものではないから、文化的芸術的価値を軽視したということはできない」
というのが理由だそうだ。出演してるんだから当然映画を撮っている時にピエール瀧は犯罪者ではない。コカイン摂取歴がある人間の作品を全て否定するなら日本は随分窮屈な世界になるだろうな。ロックもジャズも映画も多くが禁止。文化的で自由な国なんて言ってられんよ。
この映画の製作会社はスターサンズという。そしてこの映画のエグゼクティブプロデューサーはスターサンズ代表河村光庸氏。他に「新聞記者」や「i-新聞記者ドキュメント-」、菅元総理を題材にした「パンケーキを毒見する」なども企画、制作、プロデュースを手掛けたりしている。要は(はてなーの好みかどうかは別として)割と強めに政権批判の内容を含む作品を企画制作してきた人だ。
そしてこの人はついこの間、今年の2022年6月11日に心不全で亡くなった。
この二、三年の事実を並べただけだ。自分は宮本浩次のファンで、彼がこの映画の主題歌を手掛け、原作のモデルとも言われてるのでたまたま知ってる。
「表現の自由」ってのは言ってみりゃ時の政権を自由に批判できることとも言える。そしてそれが民主主義の基盤とすら言える。それができないのが中国やロシアな訳で。あれだけ抵抗してきた香港の自由があっさり飲み込まれるのを見ただろう。ロシア市民が戦争反対すら自由に叫べないのを今正に見ているだろう。
正直安倍政権はそういう志向だったと思う。興味なきゃ気付かないだろうが。自民である限り今も続いてるだろうし、既にもうだいぶ流れてきてしまってるし、もっと根深い問題ではあるだろうけど。一つの政権、一人の人間が権威を持ち続けることの危険性がもっと周知されるといいと思う。
そして「宮本から君へ」の原作者である新井英樹氏のツイートで知ったのがこの改憲案。
https://twitter.com/arai_h_official/status/1543625167385292800
国が「公益と公の秩序を害する」と判断したら合法的に弾圧ができてしまう。そんなの民主主義であるはずがない。
もちろん戦士たちにだって無関係じゃない。エロを「公益と公の秩序を害する」と判断するのは難しいことじゃないだろう。
だから共産党とかを仮想敵にしてる場合じゃなくて、戦士が戦うべきなのはむしろ自民であり権力側なんだよ。しかも緊急に。
その流れでたまたま見たツイートだけど、自分は赤松健氏については漫画を読んだことがなかったし、例の冊子もピンとこなかったので追いかけてなかったけど、
https://twitter.com/zkurishi/status/1542764926351327233
これを読むとむしろ批判されてた「自民党改憲草案にあるような変更が発議された時には体を貼って阻止する。失敗したら議員を辞める」という発言は好意的に受け止めるべきではないだろうか。これが本当なら自分は応援する。
表現の自由戦士とか揶揄って悪いとは思うけど、どう呼べばいいのかわからないので戦士と呼ぶ。エロを含め本当に表現の自由を守りたいなら敵を見誤ると滅びを早めると思うよ。それどころか利用されちゃうよ。でも同じ危険を感じてるなら、ちゃんと「表現の自由」真ん中の意味で戦おうよ、という提案でした。
いや~全然大丈夫だわ
何のことかわからないとだけ言い続けていれば実際なにも出来はしない
気に食わないやつの足を引っ張る正義感の民は大人からは嫌われる存在だから人事的には通報とかしてきてまじで面倒くさいというのがホントのところね
しかも通報の内容がマジでしょぼくてどうしようもないわそんなこと言ったら誰だって大なり小なり盛って入社してるわ
だから堂々としていれば事なかれ原理がはたらいて大丈夫なんだわ
「おれの採用理由は学生活動で熱心だったからなんでしょうか、御社、いえ、弊社へかける情熱を評価していただけたのではないのでしょうか?」とでも言っておけば人事としてもたかが学生風情のお祭り委員会で大活躍だったかどうかで採用不採用決めてるとは言えないからマジで大丈夫
入社してからもあることないこと吹聴されて耳障りだと思うけど周りの正社員的にも学生時代の活躍がどうのとか言ってるわけのわからない新卒はキモいから堂々としていれば問題ない
京都のローカルイベントとかマジで笑っちゃうくらい誰も興味ないんだわ
外国行っちゃえば前評判なんかクソの役にも立たなくてマジで実力がマジですべて
堂々としてる実力のある悪人を排除するのは暴力使わないとかなり難しいもんなんだわマジで腹立たしいけど
おれ個人としては増田みたいなカスは嫌いだからその会社に就職してしばらくくよくよしながら苦しんで欲しいと思うわ
こないだ内定が出たんだけど、金曜日に人事から連絡があって、「あなたのエントリーシートの内容が嘘だと連絡が入っている。本当ならば内定を辞退してくれないか。今後によっては内定の取り消しもありうる」と言われた。
確かに嘘をついていた。学際サークル(追記:インカレサークルの意味です)で活動してたんだが、実績でいうと10だったものを2000~3000くらいにまで盛ってた。
同じ会社の内定者に、その学際サークルの人がいて、「嘘つくな」って注意されて、それで反論して、多分そいつが人事に連絡したんだろうな。
ずっと入りたかった会社なんだ。それで海外に渡って、インドネシアの石油化学コンビナートとかの事業開発に携わりたかった。それが目標だった。
俺の大学は大したことないんだけど、その会社の内定取ったの俺が一番の最初で、学生課の人も喜んでくれた。両親もそうだし、友達もそうだし、相談に乗ってくれたネットメンターの人も喜んでいた。
偏差値低い大学だったけど、TOEICはすごく頑張って、700点以上も取った。俺の大学では上位5本の指に入る成績だ。ガクチカとして自慢できるのはこれしかない。
はてな匿名ダイアリーにしてきた貢献といえば、自分よりも年上の人の考えが知りたくて、1回生の時からたくさん言及でコメントを打って話をしてきた。それくらいだ。あとはブクマ数0~3のクソ記事を量産したくらいだ。
あんまり貢献はできてないけど、今回ばかりは助けてください。自分で考えたけどダメでした。お願いします。
同日追記
長文の人、返信ありがとうございます。ほかの方も。
7/1
本日内定先には、「経歴は嘘ではありません。事実です。なぜこうなっているかは不明ですが、告げ口をしたと思われる人は事実と異なることを話しています。裁かれるのであれば彼女の方です」
といった内容を堂々と胸を張って伝えました。
私は若輩ですが、自分自身と親しい人達の力で商社の内定を取ったものと考えています。確かに経歴を盛りましたが、内定を辞退する行為が、自分を応援してくれた人を侮辱する行為だと考えるようになりました。
重ね重ね、皆さまのご意見に感謝いたします。特に長文でコメントをくれた方、ありがとうございました。
厳しい言葉の中に優しさが伝わってきました。
少し前(2~3年前くらい?)まではまとめ系サイトさえ見てれば何でも情報仕入れられるって感じるほどの充実ぶりを感じてたけど、ここ近年ではマジでクソになったように思えてならない。
●どこぞのわけわからんその辺の一般人がツイートしたことを大袈裟なタイトルつけて記事にする
「なかなか内定が取れず、泣いていた私→最高の神助言がありがたすぎると「いいね!」殺到!!!」
→見てみると、なんてことない、就職試験落ちまくってる奴に友達だか先輩だかが「諦めたら今までの苦労がムダになっちゃうよ」的な毒にも薬にもならぬ言葉をほざいただけっていう。何?神助言って??
●普通にテレビでニュース映像が出回ってる情報を、わざわざ○○とかで伏字する
●タイトルに「wwww」つける
→加齢臭ムンムン。
大学4年生になる。先日私は、晴れて希望していた総合商社から内定を得た。
第一志望ではないけど、ずっと入りたいと思っていた会社のひとつだ。最高にうれしかった。
大学生活では学際サークルでの活動をとにかく頑張った。民間企業と折衝することが多いイベントサークルで、いろいろと相手の社会人から馬鹿にされることが多かったけど、でもやり遂げてよかったと感じている。
でも、ひとつ許せないことがある。同じグループ面接の部屋の中で、堂々と嘘をついて内定を取った人がいる。
今からならまだ間に合うかもしれない。あんな最低なやつは内定取り消しにしてもらいたい。でも、今の私では力不足なのがわかったのでこんな駄文をしたためている。
ちょっと前にあったことだ。ドキドキしながら書類選考の結果を待って、なんとか通過して、なんやかんやでその会社のグループ面接(内容は伏せる)に呼ばれた。
そこにとんでもない奴がいた。なんと、「自分は京都にあるイベントサークルで、○×部門のリーダーをつとめ、音楽会社との交渉を~~」と、面接官の前で堂々と嘘をついていた。
どうしてわかるかというと、私自身がそのサークルで大学1回生の時から活動していて、このうそつきがやっていたような仕事をしていたからだ。
3年以上、くやしい想いや苦しい経験をしてようやくつかんだポジションだった。それを、あの嘘つきは虚偽の活動を語っていた。
いちばん悔しいのは、その団体は歴史ある京都市にある歴史あるイベントサークルで、普通の大学生では到底できないような、テレビに出ていて何百枚もシングルやアルバムを売っている歌手やバンドを呼んでライブの運営をしているところだった。
なのに、許せない。みんなが頑張って歴史を紡いできた団体をばかにする行いをしたことが。
上のグループ面接はなんとか乗り切った。そいつが何者なのか最初はわからなかったけど、私の記憶の中には印象が残っていた。同じグループになった人同士で連絡先を交換したのだけど、名前に見覚えがあった。
正体は、そのイベントサークルに1年だけ参加して、ずっと下っ端として機材の搬入や会場警備をしていた子だった。ぜんぜん主体的じゃなくて、彼のグループのリーダーからの評価も低かったので、2年目以降はイベントスタッフに呼ばなかった。京都の北の方にある、中堅大学の学生だった。
それが、こんなところで遭遇して、しかも経歴を語って、私達をばかにして。許せなかった。グループ面接が終わって、何週間か経って、そいつのことを忘れかけていたところで、私は第一志望の県営コンサルタントからお祈りメールをもらい、第二志望だった総合商社からの内定をもらい、受けることにした。
最終面接までにいろんな人と連絡先を交換していた。それで、内定者同士のSNSのグループができていて、それに入って、ちょっと名簿を眺めていたら、最初に書いたようにそいつがいた。
あろうことか、メッセージのやり取りでも、イベントサークルで幹部として活躍したという真っ赤な嘘をついていた。
私は、その子に個別に連絡を取った。「あなた嘘ついてるよね?」「1年目でやめたよね」「嘘は許せない。人事部に連絡する前に辞退して」と伝えた。
そしたら、「何のことかわからない」「あなたが嘘をついているのでは」「人事に連絡した場合、あなたを名誉棄損の疑いで逆に人事に訴える」と悪びれもせずにあのうそつきは、また私達をばかにする発言をした。
許せない。絶対に許せない。
ほかの人、友だちだけじゃなくて、信頼できるOBやOGにも相談したけど、いい返事はなかった。「ほっとけば。ダメな奴なら試用期間でクビになるよ」というものだった。
でも、私にはやっぱり許せない!! あんなに頑張って、大学生を鼻で笑ってくる大きい音楽会社の人とも必死で交渉を重ねて、広告会社とも、ライブスポットである京都大学とも連携して、あんなに努力してイベントを成り立たせてきたのに、あんなやつに名声を利用されてしまった。
お願いします。彼を内定取り消しにする方法で、私にでも実行できることがあれば教えてください。
実行できる方法がない場合は、それでもいいです。諦めます。社会がわかってない、みたいな意見もぜんぶ受け入れます。
でも、精一杯にがんばって積み上げた実績をほかの他人に奪われることの苦しみだけは理解してください。お目汚しすいませんでした。人生の先輩方の助言をくださると幸いです。
6/25
人事にきっちり通報しておきました。
重ね重ね、ありがとうございました。
就活のモチベがそんなになかったからこの会社に入れるつもりもそんなになくて、わりと運で内定貰ったと思ってた。けど一年少し働いてみて上司とかからもらった評価とかを鵜呑みにして「頑張れば実はもっと上目指せるんでね?」という気になってしまったんで、キャリアアップを目指して転職活動を始めることにした。
野心とか闘争心とか一切持たずに生まれてきたのにうっかり親ガチャ大当たり(経済・教育面)を引いてエリートを目指す軌道に否応無しに乗ってしまった
年収1,000万円、都内在住の両親元に生まれた私は、幼い頃から複数の習い事と熱心な母の教育を受けた。母の口癖は「優秀な大学へ入学し、大手企業で働いて、そこでお金持ちの旦那さんを見つけるのよ」
決して毒親ではない、むしろ愛情深い母親の下で学力と感性を養った私は高校、大学受験を全て推薦でクリア。順風満帆な人生!
色々と要領よくこなせるタイプだったため、大学の成績のGPAは3.5越え。周りからは将来が楽しみだと期待の眼差しを向けられる。私も漠然と、有名な企業で働く自分を想像してた。
ところがね、残念ながら私には将来に対する野心というものをこれっぽっちも持ち合わせていなかった。これは大学在学中に薄々感じていたことだけど、就活を始めて決定的になった。お金持ちになりたいとか、社会的な地位を手に入れたいとか、思ったことがない。
私の幸福の基準はお金持ちになることではないなとそこで気づいた。(経済的に安定した家庭に生まれたくせに?というツッコミはさておき)
しかも、就活がゴールでは無いじゃん。就職したら、今度は「いかに高収入の男性と結婚するか」の競争が始まる。その後は、子供を産み、その子どもも優秀な人生を歩めるように母親として貢献すること。
そのどれもに興味がない。
そんなこんなで、高収入ではない代わりに安定してて、自由な時間を確保できる企業に内定。おそらく新卒切符を売り渡すには勿体無いと思われる企業なのだろう。
これまでに投資された金額(習い事、塾代、学費)と時間を考えれば、私は不良債権だ。
母が計画していた22ヶ年計画をおじゃんにしてしまった申し訳なさは覚えつつ、私の人生なので好きなようにさせてもらうことにした。(母は私の就活に関して苦言を呈したことは一度も無く、そういったところを私は尊敬しています)
母親が私に注いでくれた愛情とお金と労力が、私を「世間的な幸福」に固執せずとも自分を愛せる人間に育てたのかもしれない。皮肉なことに。
追加
お金持ちになることに興味がない
→学生時代にバイト代さえ持て余していた。これはコロナで旅行に行けなかった事も大きく関係してるかもしれない。それにしても私はブランド物とか派手な遊びに興味がないので、平均年収があれば十分。ネトフリと図書館で借りた本と日光があれば幸せな休日が過ごせるので(一生独身、子供持たなければ十分だと信じている)
結婚については、金持ちを捕まえて専業主婦になるより、一般的な年収の人と結婚した共働きをする方が良い。女性なら正社員の肩書きを失ってもいいでしょうという風潮が嫌。それに、安心して離婚もできる!
母の口癖について
→時代錯誤、毒親の典型例だと非難されそうだけど、実際問題として現代日本じゃこれが1番幸福ルートだと私も思う。私の基準に合わないだけで。女性の幸福は結婚相手で9割決まる。
生意気だというコメントがもっと来るかと思ったら意外と少なくて安心しました。ありがとう。贅沢な悩みだということは理解してます。
そもそもは契約書と異なる就業条件で働かされていたのに棚に挙げられて。
正社員で入ったけど同期4人はとっくに辞めてて私が最後の1人だった。(半年経ってないけど)
とにかく金、金、金の会社で
営業はとにかく金を作れ、事務は金を生まない。サンプル品だって使い終わったらジャンクで売れ。
掃除業者を雇う金すらなく、全員で掃除。ゴミ袋は勿体ないからギリギリまで使え。
退職して清々する一方で、こんな会社にしか内定もらえなかったんだなと思うと悲しくなった。
転職活動においても書類選考で落ちるのがほとんど、面接まではいっても短期離職で説教くらったり不採用がほとんど。
今の会社だって本当は一般事務で活躍するはずが、毎日飛び込み営業で断られ自尊心ボロボロな中で、転職活動で自分という商材を売り込んで断られまくって更に自尊心ボロボロ。
私は無価値だとつくづく思うようになり、死にたくなった。
「死にたい」で検索して出るあらゆる窓口、20箇所くらい電話したけど
どこも混み合ってる。
私も死にたいんだけど。
事情は違うと思うけど、やばくない?
自費診療になると思うと予約やめとこうと思う。
マジで今月無一文なんだよ。。。
2022年6月5日。私は輪になったネクタイを見上げながら涙をこぼした。
私は世間で言う「就活生」と言うものであった。就活。簡単に言ってしまえば居場所を探すための行動。所属欲求、承認欲求と金銭を同時に手にするための活動は既に半年の時を刻もうとしていた。私はと言うものの当初好きなことをする為にと言う思いでゲーム業界を受けていたものの惨敗。自分に適性があるだろう「品質管理」や「データサイエンス」の職を中心に求人を探していた。内定こそ出ていたものの30社以上に十字架を切られた私の心はズタズタに引き裂かれていた。就活の初め、自らを優秀な種族だと考えていた私は簡単に終わると思っていた。それどころか半分の企業から内定をもらえる事くらい当然だとまるで伝説の剣を手にした勇者の様に熱り立っていた。今思えばこれは驕り高ぶっており、傲慢だった。
……いや、本当は自分が弱い事等分かりきっていた。調子が変わっても心配を描ける気がした私は自分の心に嘘を付き強がる「いつもの私」を演じなければならない、そう思っていたのかもしれない。強がる、見栄を張る。色々な言い方こそあるものの結局は強い自分でいたい、そんな思いで必死だったのだ。結局SOS等出せるはずもなく私は虚で己を固め、殻に閉じこもった。
友人の1人、仮にT氏と呼ぼう。彼はそんな私を見て罵声を投げつつもなんだかんだで私を赦した。そんな事を思い浮かべながらその優しさに4分の情けなさと6分の罪悪感を抱きながら輪になったネクタイを解いていった。しかしながらそんな簡単に変われる様なものでもなく、「自己への価値」を書いては消し書いては消し、気がづいた時には時計はその円を真っ二つに切り裂いていた。
『私の長所は忍耐力と何事にも興味関心を持てるところ、そして行動力です』
よくこんな事を面接で話していた。実際には違う。耐えている様に錯覚しているだけだ。行動している様に見せているだけだ。全てのことが面白いと思い込んでいるだけだ。そんな訳が無いのに全て『思い込み』で形成した私を、そのボロを違う虚と妄で隠した私を一体誰が好きになるだろうか。こんな事を考えながら私は今日も人の目に心を抉られ、未来への不安に頭を貫かれ、それでも死ぬ事が出来ずに街を歩く。