2022-06-11

人生における競争から離脱した

野心とか闘争心とか一切持たずに生まれてきたのにうっかり親ガチャ大当たり(経済教育面)を引いてエリートを目指す軌道に否応無しに乗ってしまった

年収1,000万円、都内在住の両親元に生まれた私は、幼い頃から複数習い事と熱心な母の教育を受けた。母の口癖は「優秀な大学入学し、大手企業で働いて、そこでお金持ちの旦那さんを見つけるのよ」

決して毒親ではない、むしろ愛情深い母親の下で学力感性を養った私は高校大学受験を全て推薦でクリア順風満帆人生

色々と要領よくこなせるタイプだったため、大学の成績のGPAは3.5越え。周りからは将来が楽しみだと期待の眼差しを向けられる。私も漠然と、有名な企業で働く自分想像してた。

ところがね、残念ながら私には将来に対する野心というものをこれっぽっちも持ち合わせていなかった。これは大学在学中に薄々感じていたことだけど、就活を始めて決定的になった。お金持ちになりたいとか、社会的地位を手に入れたいとか、思ったことがない。

私の幸福基準お金持ちになることではないなとそこで気づいた。(経済的に安定した家庭に生まれたくせに?というツッコミはさておき)

そのせいなのか就活という熾烈な競争に身が入らなかった。

しかも、就活がゴールでは無いじゃん。就職したら、今度は「いか高収入男性結婚するか」の競争が始まる。その後は、子供を産み、その子もも優秀な人生を歩めるように母親として貢献すること。

そのどれもに興味がない。

 

うーん、離脱します。

そんなこんなで、高収入ではない代わりに安定してて、自由時間を確保できる企業内定。おそらく新卒切符を売り渡すには勿体無いと思われる企業なのだろう。

これまでに投資された金額(習い事、塾代、学費)と時間を考えれば、私は不良債権だ。

母が計画していた22ヶ年計画をおじゃんにしてしまった申し訳なさは覚えつつ、私の人生なので好きなようにさせてもらうことにした。(母は私の就活に関して苦言を呈したことは一度も無く、そういったところを私は尊敬しています)

母親が私に注いでくれた愛情お金と労力が、私を「世間的な幸福」に固執せずとも自分を愛せる人間に育てたのかもしれない。皮肉なことに。

追加

お金持ちになることに興味がない

学生時代バイト代さえ持て余していた。これはコロナ旅行に行けなかった事も大きく関係してるかもしれない。それにしても私はブランド物とか派手な遊びに興味がないので、平均年収があれば十分。ネトフリと図書館で借りた本と日光があれば幸せ休日が過ごせるので(一生独身子供持たなければ十分だと信じている)

結婚については、金持ちを捕まえて専業主婦になるより、一般的年収の人と結婚した共働きをする方が良い。女性なら正社員肩書きを失ってもいいでしょうという風潮が嫌。それに、安心して離婚もできる!

母の口癖について

時代錯誤毒親典型例だと非難されそうだけど、実際問題として現代日本じゃこれが1番幸福ルートだと私も思う。私の基準に合わないだけで。女性幸福結婚相手で9割決まる。

生意気だというコメントもっと来るかと思ったら意外と少なくて安心しました。ありがとう。贅沢な悩みだということは理解してます

  • それはそれで良い人生だと思うけどね。 親もまあそれでも良いかと思ってるんじゃないかな。

  • まあ、うちの子がそっち系になるだろうなーってのはなんとなく思う。 幼いころから与えられるのが普通で、勝ち取っていくというガッツがないんだろうな。 わが子との関係は一人っ子...

  • 実家が都内で、お金に不自由しない暮らしでそんなことを言われたら出自に恵まれて選択肢があってよかったですね、これからもどうぞ健やかにお過ごしくださいというほかない。

記事への反応(ブックマークコメント)

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