はてなキーワード: 少女革命ウテナとは
成人とアラサーの間で学士入学の大学生で彼氏無しでオタクで腐女子。付け加えれば処女。
スペックだけ書いたら「わーお素晴らしい事故物件だね!」と自画自賛できる状況。
考えてみれば母親は私の年齢の時点で既に父親と同棲状態にあり、数年後には私が産まれている頃だ。
周囲の社会人の友人たちはそれぞれ婚活に手を付け始めたり同棲したりと、着実に「結婚」の二文字へと歩みだしている。
今の状況を整理して、「世の中にはこんな面倒くさいやつもいるんから未婚女性の皆さん安心してね」というエールにしたいと思う。
予め言っておけば、私は喪女ではない。
頭の回転も早く、オタクとしてもジャンル被りをしていたために会話は弾み非常に有意義な時間を過ごしていたと思う。
その当時の私といえば某週刊漫画誌に連載していた超人しか居ないテニスマンガの有名カップリングで同人を描き始めた頃で、男が絡み合っている絵を描いては友人たちとニヤニヤして楽しんでいた。
そんな時でも彼氏はいたのだ。今思えば不思議でならないが、田舎の小さいコミュニティに男女がいればこういうことも起きたのかもしれない。
別れたのは別々の高校に進学することが主な原因で友人にもそう説明したが、実はもっと大きな理由があった。
お互い高校にも受かり(このずっと前から別々の高校に行くことはお互い知っていた。お互いの学力レベル的に地元の男女共学は余りにも下過ぎたためだ)、これでしばらく穏やかにデートできるねーと校内のとある場所で2人っきりで話した。
その時、まあ簡単にいえばセックスしないかと言われたのだ。
私は断り、更に相手を殴り、そしてそのまま家路についた。
卒業も迫った時に初めてのセックス。少女漫画だとよくある話だ。少女向けエロ漫画だともっと日常茶飯事だろう。
別に私もそういうエロ漫画を読んだことがなかったということでもないし、そもそも男が男の尻に突っ込んでいる絵を描いてあまつさえ売っていた人間だ。
何で殴りまでして逃げたのかというと、私にとってセックスというものは二次元であり、美しい人達がするものであると固く信じていたからだ。そして責任を持った大人がするものだ、ということも頭に叩きこまれていた。
前者は恐らく少女漫画が原因だと思う。当時は小学生向け雑誌ですら(ガッツリな行為は抜きの)ベッドシーンが描かれていたのだ。そして時代的にBLも美少年たちがお互いを求め合うのが大多数。
そんな綺羅びやかな世界を見続けた後に風呂に入る。鏡に写るのは長くもない太い足と、がっちりした肩と、くびれはあるが出っ張りも目立つ腹と、凡庸かつ確実に美しくもない顔。
唯一漫画と同じなのは胸だけだった。それだけは未だに人並み以上にはあるのだが、それも私の現状の悪化の一因となる。
とにかく、美しい世界で繰り広げられる行為を自分に照らし合わせることがどうしても私には出来なかった。喘ぎ声だってあんな可愛いものではなく怪物の鳴き声のようだろうきっと。苦悶の表情は相手を萎えさせるだろう確実に。
そんな人間がセックスなんてものをしていいのだろうか?おまけに相手は大好きな人だ。そんな人にそんな姿を見られて嬉しい訳がない。
これが断った理由だ。
そもそも当時から今まで、私は自分に彼氏がいたという話を一度もしたことがない。
というのも、中学、いや小学校高学年ぐらいか。それぐらいからこういう話を私に言い聞かせ続けた。
「恋愛は大学生になったらしなさい。人生を決めるのは大学なんだから、それまでは男にうつつを抜かしていたら、その時は幸せかもしれないけど将来幸せになれない」
(「じゃあオタク趣味はどうなんだよ」、と思う方もいるかもしれないが、母はその昔某星座を守護に持つバトル漫画でBL本を出しておられたお方で、「オタクは家に籠もるからよろしい。いつでも勉強できる」という考えだった)
ということで初めての彼氏が出来たという嬉しさを自宅に帰るたびに忘れることが日課となった。
そして昔から性教育も、モロな話をする訳ではないが学校で話が出た頃から教えてくれていた。
「女の子の身体は大切にしなきゃいけない」「妊娠のリスクを頭に入れておかなきゃいけない」「一番大変な目に合うのは女の子だから、相手はちゃんとした人を選びなさい」
至極真っ当だ。今でもその通りだと思っている。
私は高校生になる前の、未来が拓けるところまで辿り着いていない「大切な身体」。
そんな私を「大変な目に合わせる」のか、この男は。
彼が私にいつものようにキスをし、それで終わるのかと思いきや教室で押し倒した時の一瞬でこの考えが頭の中を駆け巡った。
次の日、彼は私に殴った理由を尋ね、上記の回答をすると「こんな面倒な奴とは思わなかった。別に1回ぐらいいいだろ」と言ったので今度は引っ叩き、そのまま別れた。
ここからしばらく私の人生に彼氏は登場しない。何故なら女子高に行ってしまったからだ。
初めて自分用のパソコンを買ってもらい、案の定ずぶずぶと深みに嵌った私は案の定とある掲示板のオフ板に嵌ってしまう。
オフに来るようなのは大体男ばっかりだったが、萌えアニメにもブヒブヒ(当時は萌豚なんて言葉も無かったが)言うような両刀に育ってしまったために、むしろ普段つるむ腐女子たちの時と同じぐらい楽しく会話ができた。
私が出入りしていたのは新規歓迎なオフスレでメンバーの流動も多く、知り合った人が顔を見せなくなったりなんてことは日常茶飯事だった。
それでもやはり数名のベテランもおり、そういう人と一緒の時は盛り上げ方も上手く楽しい時間を過ごせた。
最初の経験で気軽に男に近付いてはいけない、そして2chで何度か手痛い失敗をした経験からネットで知り合った人間に個人情報を気安く教えてはいけない、とオフ初心者の割にはガードが固めではあったと思う。
しかしその後、活動時間が似ていたのか何度かオフで遭遇し、そのたびに会話が盛り上がり、遂にメアド交換もし、直接会うことも多くなっていった。
同い年で大学も近い。講義後に待ち合わせてお互いの大学の学食で一緒に御飯、なんていうリア充のようなことだってした。
何度目かのデート(もうそういうものだっただろう)で、「これ」と小箱を渡された。
開けると指輪。そして小さな紙に“結婚を前提にお付き合いしてください”の手書きの文字。
こんな映画みたいなことが自分に起きるのか、とその時は思わず泣いてしまったのを覚えている。
最初はネットで知り合い、「あのアニメのエロ同人、あのジャンルとあのジャンルの有名サークルが出すらしいから手分けして並ぼうぜ!」と3日目を一緒に戦い抜き、
「お前のBLを受け入れるから代わりに百合を受け入れろ」と互いに譲歩し合い、
「ああ、この人とだったらたとえ老人になっても今期のアニメはどれがブヒれるか語り合え続けるだろうなあ」といつしか思うようになっていた。
ここまで見ればハッピーエンドだ。勿論そうは終わらない。
またしても私の頭が邪魔をした。
いいだろう。彼を生涯の伴侶としよう。私は幸せに一生を過ごすのだ。
…本当に?
薄々目を瞑っては来たのだが、彼と私は趣味以外が全くと言っていいほど噛み合っていなかった。
バイトで溜まったお金はフィギュアやゲームになり、依存レベルではないが幾らかは馬に消えた。対する私は大のギャンブル嫌い。
「ドラマも映画も糞、アニメが至高の文化」と公言する彼に対し、そこそこドラマも映画も見る私。
記念日に一緒にちょっと高い店で食事をすると、彼はいつも肘をつきナイフとフォークの順番を気にせず使い、店員にはタメ口で話す。有難いことに食事のマナーは教えこまれて育ったために、それがいつも気になって仕方なかった。
そこでまた頭の中で考えが巡る。
「私は大切なこの体を、趣味の時間を一緒に過ごすのが楽しいとはいえ、それ以外何にも私と合っちゃいない人に預けてもいいのだろうか?」
「この先彼からホテルなり何なり誘われた際に、処女を捧げてもいいのだろうか?」
やはり頭に浮かぶのは性の問題だ。
その頃から既にネット上では「処女が一番、それ以外はビッチで貶すべきである」という不文律が出来上がっていた。
その考えと今までの教育が合致したために私の頭は両者を受け入れ組み合わせ、「結婚する相手じゃなきゃセックスしちゃいけない。もし別れでもしたら次に付き合ってくれる男性が居なくなってしまう」と考えるようになった。
その条件ならば彼はしても良い相手になる。だが上記の不満点を考えれば、彼とこれから先一緒に暮らすことなど到底出来ない。
何となく一緒に遊びには行くけど、という曖昧な関係のままだったためにお互い手を繋ぐぐらいのことしかしていなかったのがある意味では幸いだった。
一度悪い結末を脳内で描けばもう元には戻れない。
私は一気に冷め、数日後指輪を返し「ちょっとこれ以上は無理」と別れを告げた。
理由を訊かれたが誤魔化した。本当にいい人なのだ。趣味以外の部分を除けば。だから傷つけるようなことは言いたくなかった。
この2回の経験で私は、いかに自分が面倒くさく、幼少の教育が人生の根幹に染み付いて離れず、そして妥協ができない理想主義者であることを思い知った。
この世に完璧な王子様なんて居ない。そんなことは少女革命ウテナでとうの昔に学んでいる。
それでも私は出来るだけ理想的な人と添い遂げることを夢見てしまう。
でもきっと本当は、駄目なところすら受け入れるというのが本当の恋愛というものであり、結婚というものなんだろう。
実際私だって他の人から見れば完璧ではないのだ。そんなことは毎日風呂場で鏡を見るたびに思い知っている。
そんな私が誰かを否定できるような立場にいるはずもないのだ、最初っから。
それにネット世界の意見を全て鵜呑みにしているのも悪いのだろう。
世の中の人間が全て非処女を嫌うわけでもないのだろうきっと。再婚する人だっているんだから。
だとしても少なくとも非処女=ビッチと蔑む人は確かに存在し、そして私は他人から蔑まれる側に自ら望んで行きたいと思うほどマゾでもない訳だ。
それを知ってしまうと更に私は守りを固めなければいけない、と思ってしまう。
この後も数人、現実世界やネット世界で出会った男性と付き合いもしたが、凝り固まった私の頭のフィルターに全員引っかかっては消えていった。
成長してそれなりに化粧も覚えたり社会に出たりするも、結局顔は未だに凡庸で身体も残念。ただし胸だけはあったためにそれに引っかかる男性の多いことも知ることが出来た。
こうして更に私の脳内メモに記述が増える。「胸が目立たない服を着た時に残念そうな顔をした男からは即刻逃げろ」。
そして、今だ。
振り返ってみれば、もう今更どうしたらいいのか逆に分からなくなってしまった。
私はただ、この先ずっと一緒にいても良い人となら付き合いたいし結婚したいし、処女じゃなくなってもいい。
むしろビッチにでもならなければこの理想主義も治りはしないのではないか。
こんな重たい考えの人間なんて誰だってお断りだろう。私だってこんな自分が嫌だ。
誰かの素敵な伴侶になれる人を私なんかの相手で時間を使わせるよりは、私が一人で生きていったほうが世の中のためにはなりそうである。
幸せなことにオタクとして、腐女子としてはずっと楽しい毎日を過ごして来られている。知り合えた友人も多いし、有明に本を出す側になってもう長くなってきた。
「自分を大切にして幸せに生きる」、ということだったら私はちゃんとやり遂げられている。だから、このままでいいのかもしれない。
私が『劇場版まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を観ないたった一つの理由。
それは『魔法少女まどか☆マギカ』(以下まどマギ)という作品が実のところ魔法少女ものではないせいだ。
もっとも制作はすべて承知の上だろう。だから問題は受け手の側にこそある。
あなたはもしかしてまだ本作を魔法少女ものとして思ってやしないだろうか。あるいはアンチ魔法少女ものと惑わされてはいないだろうか。
そんな素直なファンたちにこそ伝えたい。魔法少女が現実に我々の社会を照らす光なのだということを。
最近だが『Fate kaleid liner プリズマ☆イリヤ』というアニメを観る機会があった。
嫌がる少女を無理矢理魔法少女にしたてあげたり、立派な女子高生がその衣装を着ることを揶揄したりと、なんとも悪趣味なパロディ作品であった。
——このままでは近いうちに変格が本格を駆逐してしまうのではないか。
その日が来る前に、伝えておかなければいけない。
敢えてそう主張しよう。
それは何だろうか。
笑わないで聞いてほしい。
魔法少女とは時代や年代で移り変わる少女の価値観を切り取り、輝きをまとわせるものでなければならない。それこそが魔法少女の資格であり、約束事であり、存在意義なのだ。
いま魔法少女と呼べるのはせいぜいキュアハートとフラメンコガールくらいのものだろう。
ここで『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)という作品を取り上げたい。
男性おたくを含め魅了した点で、本作の先駆けとも言える魔法少女ものの有名作品だ。
主人公は12歳の女の子。魔法の力で18歳に成長し、どんなプロフェッショナルにもなることができる。そうして「あなたの夢は私が守る」と視聴者に訴え続ける。
すると賢しい人はこんなことを言う。
「まどマギが正統派の魔法少女ものだなんて思っていないよ。あれはアンチ魔法少女ものなんだ」と。
……いいだろう。
そのテーマで私に論戦を張ろうというのなら受けて立とう。
アーキタイプとはC・G・ユングによる精神分析の用語で、世界中の神話や民話に繰り返し登場する人物像を抽象、統合したものをいう。物語分析においてはキャラクター類型論の礎として重用される。
この理論に則ると魔法少女は〈お姫さま〉のアーキタイプに還元される。
〈お姫さま〉は特別な生まれを持ち、国じゅうの人々の期待を受けている。社会の善性を表現し、人心を希望で満たすことが彼女の至上命題だ。
誰でも知っているように、すべての魔法少女はフェアリーテール(おとぎ話)の主人公なのである。
本稿は二つの作例を扱う。一つは『少女革命ウテナ』(1995年)。もう一つは『マルドゥック・スクランブル』(2003年。アニメ版は2010〜2012年)だ。
以降は『ウテナ』、『マルドゥック』と略記する。
知らない人は各自で Google にでも尋ねてほしい。
以下に読み解いてゆく。
『ウテナ』の真の主人公、姫宮アンシーのアーキタイプは〈娼婦〉である。〈娼婦〉は〈お姫さま〉の反対で、他人にへつらい、虐げられ、社会の悪性を負わされる犠牲のアイコンだ。
一方、表の主人公であるウテナは〈王子さま〉を目指す女の子というトランスセクシャルなキャラクター。
しかしこれは倒錯ではない。
洞察力を働かせればアンシー、ウテナのともどもが不在の〈お姫さま〉の鏡像であることに気づくだろう。
ちなみに敵対者である暁生は〈魔王〉。自らは何も生めず、他人を支配してその生産物を奪う男。暁生とアンシーの肌が黒く描かれるのはそのネガティブな心性が表出したためだ。
さらに続ければ枝織は〈悪女〉。力ある男に寄生してはダメにしてしまう中身のない女のアーキタイプ、となる。
閑話休題。
他方、『マルドゥック』の主人公バロットが〈娼婦〉であることに説明は不要だろう。
なのでもう一つアンシーと共通する特徴をあげよう。
未確認生物(サル?)のチュチュは典型的なダメ男の現身。人造ネズミのウフコックは使い手に依拠した万能の道具存在。そのいずれもが魔法少女の必須アイテムであるマスコットアニマルの成れの果てだ。
「学園の外の世界」だ。
そもそも「世界の殻を破る」というフレーズは二度目の誕生のメタファーである。
管理されたままでいるのも、管理する側にまわるのも結局は同じこと。
選んだのは未知に挑むという生き方。
〈王子さま〉でも〈お姫さま〉でもない。〈デュエリスト〉こそ『ウテナ』の提案するオルタナティブだ。
ではバロットはどうなっただろう。
彼女は当初こそ手にした力に溺れるものの、自分を裏切った男(野心の象徴)を殺すことはしない。逆に男を守ることで克つ。
さらに最後の敵(破壊の象徴)を相手に闘うときにも、バロットはひたすら耐え忍び、前のウフコックの相棒だったその男を止めることを考える。
運というものを理解したバロットにとってすでに暴力は勝利への要手ではないのだ。
どうだろう。
彼女は男性とは異なる価値観と武器を身につけたバトルヒロインとして成熟の階段を登っているのだ。
締めにふたたび『ミンキーモモ』の話をしよう。
この作品は途中、主人公が事故死するという衝撃の展開を迎える。これは現実への決定的な敗北であり、魔法少女というテーマに対する叛乱であるとさえ映る。しかし彼女はその後ふつうの人間として生まれ変わり、それからも夢を求め続けるのだ。
この出来事はいわば魔法少女という夢を現実に呼び込むための通過儀礼である。実のところ『ウテナ』で視聴者を騒がせたウテナの処女喪失シーンはこの発展ともいえる。
魔法少女とは何か、そしてアンチ魔法少女とはどういう所業なのか、理解されただろうか。
それではようやく『まどマギ』の話に移ろうと思う。
結論からいえば暁美ほむらはダークヒーローの女性版に過ぎない。
そして鹿目まどかの正体はヒロインへの変身を期待されながら最後はヒーローに変身するという、高次元のシェイプシフターであった。
結局、本編はまどかときゅうべえの二人がひとりよがりな正義に溺れたほむらにしっぺ返しを見舞う結末で幕を閉じる。
それに続く今作は——サブタイトルを信じるのなら——アンチヒーローとなったほむらがすでに叶えられたまどかのヒロイズムを覆そうとする物語となるはずだ。
実際、予告映像を観た後の私の予想は「どうせビューティフルドリーマーではじまってレイアース2で終わるんでしょ?」であった。
皆が『ファウスト』要素探しに忙しいようなので私が代わりに言うのだが、『まどマギ』の思想世界は『魔法騎士レイアース』のそれそのままである。
願いの力を世界の第一原理として位置づけ、その上で自己犠牲を否定するのなら、『レイアース2』の提示した可能性のいずれかに落ち着くのが妥当である。
ゆえに、いまの私に物語面に対する期待はない。
無論、映像・演出面のクオリティであればいくら期待してもよいのだろう。
しかし、だ。
『まどマギ』本編がやってみせたのは一見ヒロイズムの糾弾であるようで、その実勝つために既製の概念やルールを変える行為の全面肯定に他ならないのだ。
そんな作品である以上、魔法少女の外観は「釣り」以外の何物でもない。理解して食いつくのなら言い訳もできよう。舌に乗せたら甘美な味がする餌なのだろう。
しかし、我々は豚ではない。
食うためだけに生きるのも、食われるために生きるのも、どちらも御免被ると私は思う。
——部屋の灯りが落とされた。
そろそろこのノートパソコンを閉じなければいけない。これ以上の照光と打鍵音は周囲の観客の迷惑だ。
最後に。
これだけは言っておく。
こんばんは、ヲタクと腐女子と百合厨と以下略(なんか追記)の増田です。
手違いで更新する頁間違って荒らしのように記事が重複登録されました、すみません。
前回のチラ裏は各属性について言及するために各項目さらっと流したので、
今回は「アニメ」の方に特化して幼少期から現在に至るまでのアニメ遍歴を振り返って見ようかな、と。
相変わらずぽんぽん話は飛んで、好きなものを好きなように語り倒してるだけの無駄に長いチラ裏です。
引用部分は前回の記事から引っ張ってきてるので読み飛ばしてくださって結構です。
「劇場版 機動戦艦ナデシコ」は、本当に印象に残っている。
ヲタクに関しての「原体験」の作品といっても過言ではないと思います。ほんっとにね、好きだったの。
自我がしっかりしてからのヲタクの「原体験」とも言える作品は、やっぱり「劇場版 機動戦艦ナデシコ」だと思う。
何の前知識もなく映画館のスクリーンで観て、とにかく「すごい好き!おもしろい!!!」て思ったんですよね。
四半世紀以上生きてどっぷりヲタクになっている今になって、アニメ版を知っている前提で劇場版を観ていたら、
なんやかんやもっと細かいところまで突っ込んで、アニメと劇場版のギャップに関してとか、
あそこの作画がどうとか展開とテンポがどうとか分析(考察?)とかしたんでしょうけど、
アニメは観るけど「監督」も「声優」も「作画」もよくわかっていない小学生からしたら、
「おもしろい!」という感想が全てだったんですよね。
余計なフィルターの掛かっていない「おもしろい」ってもうそれだけで貴重だなと今なら思います。
で、何がそんなに私の心を鷲掴みにして離さなかったのかずっとわからないままだったのですが、
「モーレツ宇宙海賊」を観て「あ、私は佐藤竜雄監督作品のあの独特のテンポが好きなのか」と気付きました。
細々と「あああ!佐藤竜雄監督だぁあああ!!!」となるシーンは多々あるのですが、
代表的なのは、モーパイ5話の電子戦のシーンかな、と。
「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」から畳み掛ける、
「長からむ心も知らず 黒髪の乱れて今夜は妨害電波」
「あおによしオデット二世は咲く花よ 匂うがごとく押して押して」がね!もうね!好き!
あと細かいところだと、茉莉香が申請した「私掠船免状」に許可が下りた時の印鑑ぽん!とか。
そういう細かいところが佐藤竜雄監督の独特のテンポで、ウワアアア!!!てなるんですよ。
16話のヨット部員が海賊ごっこ(?)しちゃう話とかも「らしいな~」って思いました。
余談ですがこのモーパイのOP/EDはももクロちゃんなんですけど、これから本格的にハマりました。スルメなOP。
幼少期からのアニメ遍歴とかいいながら、既にナデシコに関してだけで長い。
覚えている限りだと、私の小学生時代に放映してたアニメといえば、
セーラームーン、赤ずきんチャチャ、ケロケロちゃいむ、魔法少女レイアース、とかそのあたり。
弟がいたのでドラゴンボールやジャングルの王者ターちゃん、南国少年パプワくんあたりも見てました。
魔方陣グルグルとかね、クラスの男子とマンガの貸し借りしてたな~っていう懐かしさ。
GS美神とかスラムダンクとかるろうに剣心とか、アニメ関係はあげるとキリがない。
飛べ!イサミなんかも大好きでしたね。
らんま1/2は再放送で見てたんだっけどうだっけ。覚えていない。
これらの他に「忍たま乱太郎」「アリス探偵局」「カードキャプターさくら」や「怪盗セイント・テール」もありましたね。
小学生の頃は、遊んで帰宅して夕飯までの「忍たま乱太郎」から「天才テレビくん」までが一連のアニメ視聴タイム。
「アリス探偵局」は「天才テレビくん」の内で放映されてましたよね。
「実は、これこれしかじかで」からの「かくかくうまうまというワケだな!」のやり取りが記憶に残ってる同世代は多いはず!
「忍たま乱太郎」は今でも放映されているご長寿番組なので説明は不要ですね。
「忍たま乱太郎」は今も時々観るのですが、腐女子の間では「初恋は土井先生か利吉さんか!」という話題が出るくらいみんな通る道。
どうでもいい話ですが、私は土井先生も好きですが山田先生が好きです。あときりちゃん。
「南国少年パプワくん」は大人になって「PAPUWA」も込みでコミックス読み返したんですが、タンノくん美脚ですよね。
シンタローの青の一族はシリアスな話のはずなのに、記憶がタンノくんの美脚に持ってかれてます。
今でも90年代後半のアニメって好きなのですが、90年代後半(前半もか…)のアニメって妙に濃かった気がする。
スレイヤーズは観ていないんだけど、セイバーマリオネットのシリーズとバトルアスリーテス大運動会とが妙に印象に残っている。
バトルアスリーテス大運動会、ほんと視聴者置いてけぼりの超展開だったけど今見てもたぶん超展開なんだろうな。
「セイバーマリオネット」の頃はあかほりさとる、林原めぐみ全盛期でしたよね。
林原めぐみさんは「らんま1/2」の女らんまの声もやってらっしゃるんですが、私の記憶に残ってるのは90年代後半アニメ。
「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ、「スレイヤーズ」のリナ=インバース、「セイバーマリオネット」のライム、
「万能文化猫娘」の夏目温子、「シャーマンキング」の恐山アンナとかでしょうか。
この頃はまだ声優さんを意識して観ていたわけではないので、アニメが好きだったな~ていうのが記憶に残ってます。
そんな中で例外なのが、「セイバーマリオネット」の花形美剣(CV:子安武人)なんですけどね。
キャラクターもなんですが"JtoX"で花形美剣(CV:子安武人)が歌っていた「いよかん」が未だに印象が強くて、
最近(私の最近は2000年以降です…)の子安さんがクール系のキャラクターの声を演じていると思わず笑います。
好きなんですけどね、クールな子安さんも。「BACCANO!」のラック・ガンドールとかも、好きなんですけどね、
どうしても「いよかん」の「今朝、ベランダにすずらんの花が咲きました」が過るんです…本当に罪深い…
声優さんから話を戻して、90年代後半のアニメの話。
未だにダントツに「意味わかんないな」って思うのは「バトルアスリーテス大運動会」です。最終話あたりが、本当に、超展開でした。
話を戻して2行で脱線するのですが、90年代の後半ってまだ今の「百合」に該当する概念がなかったような気がするのですが、
「百合」ともちょっと違う、女の子同士の友情以上恋愛未満みたいな熱い関係がちょいちょい見られた気がします。
「バトルアスリーテス大運動会」も「百合じゃないんだけど百合だよね~」って同年代の方と話してました。
しっかりと観ていないんですが、「少女革命ウテナ」のウテナとアンシーなんかも百合というかなんというか。
制作年が90年以前になりますが、ガイナックスの制作のOVA「トップをねらえ!」も熱い百合ですよね。お姉さま!
百合とは逆に「あれ?腐ってない?」って突っ込んだのは、「天使になるもんっ!」のミカエル(CV:石田彰)とラファエル(CV:森久保祥太郎)ですかね。
「ゴクドーくん漫遊記」とかあったことを思いだしてウワアアアアってなってます。
年代でまとめるより系列でまとめた方がわかりやすいんじゃと思ったので、まずはスクウエァ・エニックス系のアニメの話。
スクウェア・エニックスはお家騒動でスクエニとマックガーデンに分裂しましたがまとめます。わけるのめんどくさい。
「南国少年パプワくん」「魔方陣グルグル」「まもって守護月天!」は90年代ですね。
ここらへんのOP/EDを歌えます、子どもの記憶力ってすごい。
「まもって守護月天!」は結末を覚えてないので見直したい。
2000年代に入って、「ジャングルはいつもハレのちグゥ」「PAPUWA」「鋼の錬金術師」「瀬戸の花嫁」「モノノ怪」「天体戦士サンレッド」「最遊記」
どれもおもしろいのですが、「天体戦士サンレッド」がめっちゃくちゃシュールで好きです。
悪の組織なのに常識人でいい上司な「ヴァンプ将軍のさっと一品」が地味に役立つ豆知識挿入番組です。
舞台が川崎市高津区周辺(溝口あたり)なのは有名かと思いますが、アニメのOPとかにまんま溝口駅近くの踏切が描かれてました…
それぞれに一言述べてたら既に長いのにさらに長くなるのでさくさく行きますね!
2010年以降に、「デュラララ!!」「荒川アンダー ザ ブリッジ」「WORKING!!」
「デュラララ!!」を観る前に、同原作者の成田良悟さんの別アニメ作品「BACCANO!」を観るのをお薦めします。
ついでに、アニメは全13話を一気にまとめて視聴するのをさらにお薦めします。
このアニメは構成がうまくて、原作の3巻分(時系列で3年分)を同時並行で進んでいくので、
最初の数話だけだと「???」てなりますが、13話まで見て話が繋がってから1話を改めてみるとアハ体験が出来るので!
個人的に「デュラララ!!」よりも「BACCANO!」が好き。
「WORKING!!」はアニメ化大成功アニメだな!と思います。
アニメオリジナルの小鳥遊くんとまひるちゃんのオリジナル話がすごいかわいかった。なごなご。
余談ですが、この原作者の方、元がWebマンガの出身でコミックスは「犬組」、Webは「猫組」と呼ばれて同じ系列のファミレスの話です。
微妙にリンクしてるんですけど、アニメの方ではそこらへん語られてなかったので、気になったら原作コミックスとWebをどうぞ。
「ARIA」は癒し系のまったりアニメなので、癒されたい時にぼんやりみたい。音楽も癒し系でまったりする。
藍華ちゃんとアルくんのじれったさがかわいくてかわいくて。キャラ単品だとアリスちゃんが好きです。
この記事書くために記憶引っ張り出し、さらに放映年度を確認してて「……」てなってます。
改めて調べたら、スクエニからアニメ化してる作品めちゃくちゃ多かったです。
原作者単品でCLANP作品の話。
CLAMP作品は「魔法少女レイアース」「CLAMP学園探偵団」「カードキャプターさくら」「ANGELIC LAYER」
「ちょびっツ」「xxxHoLic」「ツバサ」「こばと。」と、アニメ化している作品が多いのはご存じだとは思いますが、
私が好きなのは「魔法少女レイアース」「カードキャプターさくら」「CLAMP学園探偵団」です!
「CLAMP学園探偵団」はぶっ飛んだ設定が好きでしたね!
ちなみに「CLAMP学園探偵団」のOPがアリプロの「ピアニィ・ピンク」
ガンダム系のアニメは、「ガンダムSEED」と「ガンダムSEED DESTINY」「ガンダム00」、にわかですね。
「∀ガンダム」もちらっと見た気がするんですが、おぼろげにしか覚えていません。
「ガンダムSEED」の放映時間、日5枠で「鋼の錬金術師」「BLOOD+」「戦国BASARA弐」「青の祓魔師」「マギ」やってましたね。
なんで日5枠は無茶するんだろう…とコミック原作の作品でアニメ化されるたびに思ったりなんだり。
ラノベ原作はどちらかというとアニメより原作小説読んじゃうのでアニメちゃんと観ていなかったりなんだり。
「十二国記」「彩雲国物語」「ゼロの使い魔」「涼宮ハルヒの憂鬱」「狂乱家族日記」「とらドラ!」
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「這いよれ! ニャル子さん」「人類は衰退しました」「はたらく魔王さま!」
前述のラノベ原作アニメは重複するので省略。有名どころばかりですね。
「十二国記」は原作の設定とアニメの設定がかなり違ったので、見るのを躊躇っていたんですがアニメもおもしろかったです。
構成がうまいというか、原作とアニメの設定の違いを上手いこと生かした構成になっててよかったです。
そして、「十二国記」は7/1に12年ぶりに新刊が!出ますね!ずっと待ってました!!!
十二国記通信―麒麟便り―|小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト|新潮社
アニメ版は見ていないのですが小野不由美さんの「ゴーストハント」の小説もリライトされたし、
「悪霊の家」もコミカライズされたし、小野主上本当にありがとうございます。
話を戻して、「涼宮ハルヒの憂鬱」は「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」が好きです。ゆるかわ。
あちゃくらさんが完全に長門さんに飼いならされている。
綾波&ルリルリ&長門さんで綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら@WIKI - トップページてのがありますよね、よくわかります。
ルリルリを贔屓キャラな私はエヴァは綾波、ハルヒは長門さん派でした。
「とらドラ!」はアニメもいいいけど、個人的に原作小説おススメ!
特にアラサーの80年代生まれの人はくすっと笑えるネタが多かったです。読んでて90年代生まれの子、わかるの?と思いました。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は完結しましたね。
私は黒猫派なのですが、アニメみてた実弟が「黒猫かわいいよ!黒猫一択だろ!!!」と主張してたのにはダメな血の繋がりを感じました。
原作も既刊分は読破しているのですが、アニメはアニメ表現というか顔芸がおもしろくてニコ動の※付きで読んで笑ってます。
EDの「あ…(察し」は最早様式美。エミリアと鈴乃をいじめるのはやめてあげてよぉ。
おそらくアニメには出て来ませんが、原作には勇者と魔王の子ども(語弊あり)が出て来るので、幼女好きな人は原作どうぞ。
ライトノベルのアニメ化作品一覧 - Wikipediaを参考に記憶引っ張り出しました。
ラノベ読みなので、機会があればラノベはラノベで「ヲタクで腐女子のラノベ遍歴」でも書きたいけど、アニメ以上に多いので撃沈しそう。
アイマスとかボカロとか東方とかも視聴する方で楽しんでる。
え、アイマスアニメでゼノなんとかさん? そんなのなかったよ?
「アイドルマスター XENOGLOSSIA」は、なんでアイマスでやったんだろうって謎。
もはやアイマス界隈では「淫ベルさん」とか「ゼノなんとか」とネタ半分になかったことにされていますが、
コンセプトというかオリジナルでストーリーをやったらおもしろかっただろうに、とちょっと残念な気も。
でもそんなアイマスですが「THE IDOLM@STER」でアニメになりましたね!
春香さんと千早ちゃんが好きなので、アニマスは千早ちゃん贔屓のはるちは派大勝利!
全員ちゃんとそれぞれのストーリーがあってみんなかわいいんですが、
春香&千早好きとしては第20話、第21話は神展開でした。ライブでの千早ちゃんのアカペラがほんっとね!ほんっとね!!!
千早ちゃん、歌えるようになってよかったね。゚(゚´Д`゚)゚。って気持ち悪い感じで見てました。
アニマスはそれぞれのキャラクターに持ち歌があるのでそれぞれのキャラクターの話のEDが個別EDなのもよかったです。
ベースがアイマス2なので、律子さんはプロデューサーで伊織・亜美・あずさが「竜宮小町」で活動してましたが、まあそれはそれで。
りっちゃんはアニメでアイドルもやったしね!ぴよちゃんも歌ったしね!
アイマス2(ゲームの方)の竜宮小町の「SMOKY THRILL」のダンスもいいけど、
アニメのダンスもすっごいかわいかったですよね!
この他にも虚淵玄監督で「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」とか、
ガイナックスから「天元突破グレンラガン」「彼氏彼女の事情」とか、
J.C.STAFFで「ハチミツとクローバー」「LOVELESS」「ぽてまよ」「青い花」「おとめ妖怪 ざくろ」とか、
Production I.Gから「あずまんが大王」「よんでますよ、アザゼルさん。」「黒子のバスケ」とか、
新海誠監督で「秒速5センチメートル」「ほしのこえ」とか、
細田守監督「サマーウォーズ」とかありましたが、もうそろそろ力尽きてもいいかな……
「フルーツバスケット」とか「送球のファフナー」とかまだぼろぼろ出て来そうなんですけども……
ここ最近、これでもアニメから遠ざかってたと思ってたんですが、十数年の蓄積って怖いですね。
今期は「はたらく魔王さま!」の他に「進撃の巨人」「うたの☆プリンスさまっ♪」を見てます。おもしろい。
ニコ動が公式配信してくれるようになってから、ニコ動で※付で見るのが好きです。二度おいしい。
こう、ざっと見てきたアニメを挙げて思うのですが2000年代くらいからは嗜好とか固まってるので、
影響が大きいのはやっぱり90年代後半以前のアニメかな~と。
今だ白紙の夏コミ原稿からの逃避につらつらつらつら書いてみましたが、
他のアニメで育った人の遍歴とか知りたいなと思います。おもしろそうなので。どのくらい傾向が被るのかなと。
これ、アニメだけでなくラノベとコミックの遍歴まで挙げていったら自己分析も出来ておもしろそうなんですがそろそろ力尽きたいです。
もう、ゴールしてもいいよ、ね……
「今日は一日“アニソン”三昧 Z(ゼット)」でオンエアされた曲が収録されているCDの一覧です。
最近の曲はシングル、古い曲はテーマ曲集やベストアルバムにリンクしています。
自分で買うもよし!
レンタルしてくるもよし!(新宿のTSUTAYAが、アニソンの品ぞろえ最強です。)
気に入った曲があったら聞いてみよう!
001. マジンガーZ(LIVE) / 水木一郎(「マジンガーZ」OP)
002. ボルテスVのうた / 堀江美都子、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会(「超電磁マシーン ボルテスV」OP)
003. 行くぞ! ゴーダム / 水木一郎、ヤング・フレッシュ(「ゴワッパー5 ゴーダム」OP)
004. LAST TRAIN -新しい朝- / knotlamp(「遊戯王5D's」OP)
005. 星のシルエット(和也のテーマ) / 芹澤廣明(「タッチ」挿入歌)
007. 風のメッセージ(達也のテーマ) / 芹澤廣明(「タッチ」挿入歌)
008. 10YEARS AFTER/米倉千尋(「OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」ED)
009. JUST COMMUNICATION / TWO-MIX(「新機動戦記ガンダムW」OP)
010. Resolution / ROMANTIC MODE(「機動新世紀ガンダムX」OP)
011. 君は僕に似ている / See-Saw(「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ED)
012. いくつもの愛をかさねて / 岩崎元是(「機動戦士Vガンダム」挿入歌)
013. 夢をかなえてドラえもん / mao コーラス:ひまわりキッズ(「ドラえもん」OP)
014. はじめてのチュウ / あんしんパパ(「キテレツ大百科」)
015. ムーンライト伝説 / DALI(「美少女戦士セーラームーン」OP)
016. 乙女のポリシー / 石田燿子(「美少女戦士セーラームーンR」ED)
017. タキシード・ミラージュ / 三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加(「美少女戦士セーラームーンS」ED)
018. ひみつのアッコちゃん / 堀江美都子(「ひみつのアッコちゃん」OP)
019. 花の子ルンルン / 堀江美都子、ザ・チャープス(「花の子ルンルン」OP)
020. ラブ・ラブ・ミンキーモモ / 小山茉美(「魔法のプリンセス ミンキーモモ」OP)
021. デリケートに好きして / 太田貴子(「魔法の天使クリィミーマミ」OP)
022. Catch You Catch Me / グミ(「カードキャプターさくら」OP)
023. 狼少年ケン / 西六郷少年合唱団(「狼少年ケン」OP)
024. 黄金バット / ボーカル・ショップ(「黄金バット」OP)
025. スーパージェッター / 上高田少年合唱団、ナレーター:市川治(「未来から来た少年スーパージェッター」OP)
026. キューティーハニー / 前川陽子(「キューティーハニー」OP)
027. 魔法使いサリー / スリー・グレイセス(「魔法使いサリー」OP)
028. そばかすプッチー / フジ・ジュニア合唱団(「そばかすプッチー」OP)
029. 王者 侍ジャイアンツ / ロイヤルナイツ(「侍ジャイアンツ」OP)
030. ズッコのうた / 山田康雄、ヤング・フレッシュ(「アンデルセン物語」ED)
032. 異次元ストーリー / ポプラ(「夢戦士ウイングマン」OP)
034. ニルスのふしぎな旅 / 加橋かつみ(「ニルスのふしぎな旅」OP)
035. 天才バカボン / アイドル・フォー(「天才バカボン」OP)
036. Happy Girl / 喜多村英梨(「パパのいうことを聞きなさい!」OP)
037. 君をのせて / 井上あずみ(「天空の城ラピュタ」挿入歌)
038. 花のささやき / 下成佐登子(「小公女セーラ」OP)
039. 裸足のフローネ / 潘恵子(「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」OP)
040. My Soul, Your Beats / Lia(「Angel Beats!」OP)
042. 時を刻む唄 / Lia(「CLANNAD AFTER STORY」OP)
043. ミラクル・ガール / 永井真理子(「YAWARA!」OP)
044. アタックNo.1 / 大杉久美子(「アタックNo.1」OP)
045. しゃにむにシェイクシェイク / SWITCH(「行け!稲中卓球部」OP)
046. キラキラ キセキ / REDIEAN;MODE(「ガンバリスト! 駿」OP)
047. 立ち上がリーヨ / T-Pistonz(「イナズマイレブン」OP)
048. DAN DAN 心魅かれてく / FIELD OF VIEW(「ドラゴンボールGT」OP)
049. 君に贈るララバイ / WELCOME(「特装機兵ドルバック」ED)
050. BON BON / Hey! Say! 7(「ラブ★コンED)
051. 君がいない未来 / Do As Infinity(「犬夜叉・完結編」OP)
052. Tattoo Kiss / r.o.r/s(「カレイドスター」)
053. CAT'S EYE / ANIMETAL USA(「CAT'S♥EYE」)
054. SCARLET KNIGHT / 水樹奈々(「DOG DAYS」OP)
055. 純潔パラドックス / 水樹奈々(「BLOOD-C」ED)
056. 逆光のフリューゲル / ツヴァイウィング《風鳴翼(CV:水樹奈々)、天羽奏(CV:高山みなみ)》(「戦姫絶唱シンフォギア」劇中歌)
057. Go!Go!MANIAC / 放課後ティータイム(平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈))(「けいおん!!」OP)
058. ごはんはおかず / 放課後ティータイム[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈](「けいおん!」ED)
059. U&I / 放課後ティータイム(平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈(「けいおん!!」劇中歌)
060. Singing! / 放課後ティータイム(平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈))(映画「けいおん!!」ED)
061. ゲキテイ(檄!帝国華撃団) / 横山智佐(真宮寺さくら)+帝国歌劇団(「サクラ大戦」OP)
062. ウィーアー! / きただに ひろし(「ONE PIECE 」OP)
063. 勇者王誕生! / 遠藤正明(「勇者王ガオガイガー」OP)
065. 魔訶不思議アドベンチャー / 高橋洋樹(「ドラゴンボール」OP)
066. プラチナ / 坂本真綾(「カードキャプターさくら」OP)
067. DangDang気になる / 中村由真(「美味しんぼ」OP)
068. NIGHT OF SUMMERSIDE / 池田政典(「きまぐれオレンジロード」OP)
069. まっ白なリングへ / 堀欣也(「がんばれ元気」OP)
070. マクロス / 藤原誠(「超時空要塞マクロス」OP)
071. ランナー(リン・ミンメイver.) / 飯島真理(「超時空要塞マクロス」)
072. SEVENTH MOON / FIREBOMBER(「マクロス7」OP)
073. VOICES / 新居昭乃(「マクロスプラス」OP)
074. トライアングラー / 坂本真綾(「マクロスF」OP)
075. 娘々FINAL ATTACK フロンティア グレイテスト☆ヒッツ! / シェリル・ノーム starring May'nランカ・リー=中島愛(劇場版「マクロスF~サヨナラノツバサ」挿入歌)
076. oblivious / Kalafina(劇場版アニメ「空の境界 第一章 俯瞰風景」)
077. Magia / Kalafina(「魔法少女まどか☆マギカ」ED)
078. to the beginning / Kalafina(「Fate/Zero」OP)
079. カントリー・ロード / 本名陽子(映画「耳をすませば」主題歌)
080. Share The World / 東方神起(「ONE PIECE」ED)
081. ゆずれない願い / 田村直美(「魔法騎士(マジックナイト)レイアース」OP)
082. ポプラ通りの家 / ピーカブー(「キャプテン・フューチャー」ED)
083. 夢ノート / azusa(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」OP)
084. ゲッターロボ! / ささきいさお(「ゲッターロボ!」OP)
085. 勇者ライディーン / 子門真人、コロムビアゆりかご会(「勇者ライディーン」OP)
086. コン・バトラーVのテーマ / 水木一郎、ザ・ブレッスン・フォー(「超電磁ロボ コン・バトラーV」OP)
087. ドリーム・シフト / SILK(「絶対無敵ライジンオー」OP)
088. Shangri-La / angela(「蒼穹のファフナー」OP)
089. KinKiのやる気まんまんソング / Kinki Kids(「ちびまる子ちゃん」OP)
090. 勇気100% / Sexy Zone(「忍たま乱太郎」OP)
091. Sunshine / MONKEY MAJIK(「ぬらりひょんの孫」OP)
092. コールドフィンガーガール / 栗山千明(「レベルE」OP)
093. READY!! / 765PRO ALLSTARS(「THE IDOLM@STER」OP)
094. CHANGE!!!! / 765PRO ALLSTARS(「THE IDOLM@STER」OP)
095. 君が好きだと叫びたい / BAAD(「スラムダンク」OP)
096. 1/3の純情な感情 / SIAM SHADE(「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」ED)
097. YOU GET TO BURNING / 松澤由美(「機動戦艦ナデシコ」OP)
098. ギリギリchop / B'z(「名探偵コナン」OP)
099. コンディション・グリーン ~緊急発進~ / 笠原弘子(「機動警察パトレイバー」OP)
100. only my railgun / fripSide(「とある科学の超電磁砲」OP)
101. YOU / YURIA(「SHUFFLE!」OP)
102. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 / ももいろクローバーZ(「モーレツ宇宙海賊(モーレツパイレーツ)」OP)
103. われらの旅立ち / 水木一郎(「宇宙海賊キャプテンハーロック」ED)
104. サイボーグ009 / マイスタージンガー(「サイボーグ009」OP)
105. 疾風ザブングル / 串田アキラ(「戦闘メカ ザブングル」OP)
106. わが友マジンガーZ / 水木一郎(「マジンガーZ」挿入歌)
107. 空飛ぶマジンガーZ / 水木一郎、コロムビアゆりかご会(「マジンガーZ」挿入歌)
108. ルパン三世 愛のテーマ / 水木一郎(「ルパン三世」ED)
109. バビル2世 / 水木一郎、コロムビアゆりかご会(「バビル2世」OP)
110. ペガサス幻想(ファンタジー) / MAKE-UP(「聖闘士星矢」OP)
111. 晴れてハレルヤ / 奥井亜紀(「魔法陣グルグル」OP)
112. それでも明日はやってくる / 鈴木結女(「NINKU -忍空-」ED)
113. Butter-Fly / 和田光司(「デジモンアドベンチャー」OP)
115. Reckless fire / 井出泰彰(「スクライド」OP)
116. 燃えてヒーロー / 沖田浩之・小粥よう子(「キャプテン翼」OP)
117. ゆけゆけ飛雄馬 / アンサンブル・ボッカ(「巨人の星」OP)
118. がんばれドカベン / こおろぎ‘73(「ドカベン」OP)
119. 夢を勝ちとろう / 水木一郎、セリフ:頓宮恭子(「プロゴルファー猿」OP)
120. 翔べ!ガンダム / 池田鴻(「機動戦士ガンダム」OP)
121. 空色デイズ / 中川翔子(「天元突破グレンラガン」OP)
122. マジLOVE1000% / ST☆RISH(「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」メインテーマ)
123. 星彩のRipieno / 佐咲紗花(「戦う司書 The Book of Bantorra」OP)
124. わぴこ元気予報! / 内田順子(「きんぎょ注意報!」OP)
125. もってけ!セーラーふく / 泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾)(「らき☆すた」OP)
126. Agape / メロキュア(「円盤皇女ワるきゅーレ」劇中歌)
127. 宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお(「宇宙戦艦ヤマト」OP)
128. Alright!ハートキャッチプリキュア! / 池田彩(「ハートキャッチプリキュア!」OP)
130. ブルーウォーター / 森川美穂(「ふしぎの海のナディア」OP)
131. 輪舞-revolution / 奥井雅美(「少女革命ウテナ」OP)
132. 路地裏の宇宙少年 / ザ・コブラツイスターズ(「地球防衛企業ダイ・ガード」OP)
133. 覚醒ヒロイズム〜THE HERO WITHOUT A "NAME"〜 / アンティック-珈琲店-(「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」OP)
136. ハレ晴レユカイ / 平野綾、茅原実里、後藤邑子(「涼宮ハルヒの憂鬱」ED)
137. COLORS / FLOW(「コードギアス 反逆のルルーシュ」OP)
138. コネクト / ClariS(「魔法少女まどか☆マギカ」OP)
140. 残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子(「新世紀エヴァンゲリオン」OP)
141. アンバランスなkissをして / 高橋ひろ(「幽☆遊☆白書」ED)
142. My Heart 言い出せない、Your Heart 確かめたい / GODDESS FAMILY CLUB (OVA版「ああっ女神さまっ」OP)
143. 恋愛サーキュレーション / 千石撫子(CV:花澤香菜)(「化物語」OP)
144. もどかしい世界の上で / 牧野由依(「N・H・Kにようこそ!」ED)
145. リトルグッバイ / ROCKY CHACK(「ゼーガペイン」ED)
146. 七転八起☆至上主義!/ KOTOKO(「ハヤテのごとく!」OP)
147. オリオンをなぞる / UNISON SQUARE GARDEN(「TIGER & BUNNY」OP)
148. 君の知らない物語 / supercell(「化物語」テーマソング)
149. 裏切りの夕焼け / THEATRE BROOK(「デュラララ!!」OP)
150. おれはグレートマジンガー(LIVE) / 水木一郎(「グレートマジンガー」OP)
151. グランプリの鷹 / 水木一郎(「アローエンブレムグランプリの鷹」OP)
152. サバンナを越えて / 水木一郎(「ジャングル大帝」OP
154. キャプテンハーロック / 水木一郎(「宇宙海賊キャプテンハーロック」OP)
155. oath sign / LiSA(「Fate/Zero」OP)
156. 不完全燃焼 / 石川智晶 (「神様ドォルズ」OP)
157. Break Out / JAM Project(「スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-」OP)
159. ゆりゆららららゆるゆり大事件 / 七森中☆ごらく部(赤座あかり(CV:三上枝織)歳納京子(CV:大坪由佳)船見結衣(CV:津田美波)吉川ちなつ(CV:大久保瑠美) (「ゆるゆり」OP)
160. 侵略ノススメ☆ / ULTRA-PRISM with イカ娘(CV:金元寿子)(「侵略!イカ娘」OP)
161. キングゲイナー・オーバー! / 福山芳樹(「OVERMANキングゲイナー」OP)
162. ヴィーナスとジーザス / やくしまるえつこ(「荒川アンダー ザ ブリッジ」OP)
163. ハッピー☆マテリアル / 麻帆良学園女子中等部2-A「魔法先生ネギま!」
164. おしえて A to Z / 田村ゆかり(「B型H系」)
165. Morning Arch / 河野マリナ(「Aチャンネル」)
どっかのレコード会社がリスト作るかと思ったらやらないし、、Twitterで誰か作ればいいのにとかつぶやいてるのを見るのに誰もやらないし・・・。
しょうがないから、自分でやりました。
ぜんぶ手作業なので、間違ってたらごめんなさい。
あの頃の僕は、毒の唾で世界を汚すことが無常の喜びだった。本や
映画で得た受け売りの理論で身近な大人たちを追い詰め、彼らを軽蔑
することだけが生きているリアリティと感じていた。目で見える世界のほと
んどが許せず、ニ十歳まで生きていることはあるまいと本気で思っていた。
あの頃、高校時代、僕にはFという同級生のガールフレンドがいた。
正直、彼女を好きでもなかったのだが、女のひとりも口説けないのかと
周囲に思われるのが癩だったのでなんとなくつき合っていた。二人で観る
映画はいつも二番館の面倒臭そうなアート系の映画で、Fは僕に映画の
解説を求め、僕はそんなたわいないことで男のプライドを保っていた、どう
せ刹那的なつき合いだと酷く冷め、やがてくる彼女との別れの日をドラマ
チックにシミュレートして悦に入っていた。そんなある日、Fが僕を演劇に
誘った。芝居はテレビで紀伊國屋ホールを収録したようなやつを観たこと
がある程度で、それもおそらくそんな感じだろうとまるで期待していなかった。
が、打ちのめされた。体の震えが止まらなかった、舞台音楽が僕を子供の
頃の暗闇の恐怖にいざなった。その後、Fは地方に就職先を決め、卒業
の日、明るく「さよなら」と僕の前から去った、以来、彼女とは会っていない。
結局、見透かされていたのは僕のほうだった、そして間違いなく、あの頃、
彼女は僕の母だったのだ。今回、シーザー氏の歌に僕が固執したのは、
あの頃の無知な自分と母との時間を追体験したかったからかもしれない。
存在するものがこの世界にはある。我々の前では、美しすぎたり、
醜悪すぎたり、日常であったりして、正体は曖昧なものと感じられ
ているが、それは確かに、明確にこの世界に存在するはずなのだ。
私は、それをアニメーションという手段で整理分解して、判りやす
く伝えようとは思っていない。セル画で数値化、セリフで言語化でき
る部分だけを抜き出して、それを伝えようとは思っていない。むしろ
段を使って、混沌のまま明瞭に、確かに存在することを示したいのだ。
私は、光宗さんと上谷さんを尊敬している。二人は紛れもなく、
十四歳の頃、僕は学校が嫌いだった。いや、正確には、学校という名の世界での自分の状況が嫌いだった。
その頃は、いわゆる“校内暴力”なるものが全国的に取り沙汰されていた時期で、僕の通ってい
た学校も例に漏れず相当に荒んでいたと思う。生徒が教師の胸ぐらをつかみ上げ授業中断、など
ということも珍しいことではなかった。学校とは箱庭ではあるが、言うまでもなく「ひとつの社会」で
あり、「現実世界のミニチュア」だ。その社会の中で、僕は凡庸な者だった。休み時間にトイレでタバ
コを吸う勇気も、教師の胸ぐらをつかむ勇気もなかった。そして、僕はそのことが嫌で仕方がなかっ
た。子供だったが、凡庸が美徳だなんてウソだってことぐらいは知っていた。「ミニチュアの社会」の
中ですら凡庸な自分に控えている未来.凡庸な人生の予感に言い様のない絶望を感じていた。
あれから十数年。現実は残酷で、やはり僕は凡庸なる大人になってしまった。絶対に裏切って
はいけない人を、何人も裏切ってしまった。そうまでして手に入れたのが、凡庸なる自らの姿だった。
だが、いかなる夢も見ることを禁じられたこの世界で、僕はまだ密かに夢を見ている。まだ密かに
モラトリアムでありたいと甘えている。そのことを「少女革命ウテナ」はうまく表現できただろうか…。
J・A・シーザー氏の音楽を、僕は遥か十代の頃に体験した。氏の音楽はその時から、そして今も変わらず僕
シーザー氏と仕事の機会を得ることができたのは、ひとえに大月プロデューサーの手腕によるところだ。
いや、実はそのことだけではない。大月氏は、アニメーション作品「少女革命ウテナ」を世に送り出すために、
多大なリスクを負った。我々スタッフは、その彼のリスクの上に、完全な創作の自由を与えられたのだ。「自分の
若さと可能性を信じろ」などと言うインチキな大人には数多く出会ったが、リスクを負うと言うことを体現して
見せる大人に出会ったのは初めてだった。もちろん、僕自身もリスクは負っていたが、彼のそれは比べようもなく
大きかったはずだ。にもかかわらず、彼が僕にリスクを強要したことは一度もなかった。彼は、作品作りにおける
リスクの尊さを改めて僕に教えてくれた。そしてそのことは今回の作品制作において僕個人にとって貴重な
モチベーションになった。おそらく「少女革命ウテナ」という作品は、僕と大月氏の共同監督作品だったのだ。
だから、ある意味で僕は敗北者なのだろう。なぜなら、僕は絶対に裏切ってはならない友人を、数多く裏切っ
先日、まとまった時間ができたので何かテレビシリーズを頭から終わりまで一気に見ようと思い、少女革命ウテナを視聴しました。テレビ放映から11年目にして初見です(確か当時は耽美的な装飾が苦手で敬遠していました)。
見終わって感じたことは、見た目とは裏腹に伝わってくるメッセージは非常にリアリスティックでとても興味深かったです。
以下に少女革命ウテナから私が受け取ったメッセージについて備忘録もかねてつらつらと綴ってみようと思います。ちなみにあえて他の人の感想を一切読まずに書きます。それと映画版は未見です。
少女革命ウテナの舞台は学園です。物語はすべて学園の内部で終始し、学園の外というのはまったくと言って良いほど描かれません。全寮制であるという設定を鑑みても、例えば、生徒達の里帰り的なエピソードが挿入されても良いですし、修学旅行もしくは海水浴などのエピソードを入れても良いはずです。
しかし、少女革命ウテナはそれをしなかった。
それは現実の少年少女たちが、事実その通りだからです。少女革命ウテナの舞台設定は少年少女たちが価値観、交友関係すべてが学校に規定され、そこから逃れられない様子を現しています。
少年少女たちにとって世界とはすなわち学校なのであり、現代社会においては例外はほぼあり得ない。
不登校であろうが、それは学校から遠く離れた海水浴ではなく、学校内部で殻に閉じこもる引きこもりでしかありません。
少年少女たちはどこまで行っても学校から離れることはできないのです。だから少女革命ウテナでは学園の外が描かれることがない。
この作品の登場人物たちは、現実の私たちがそうであるように、皆が他者とのコミュニケーションで悩みを持っています。
作品の中盤にあたるエピソード郡は、すべて脇役がコミュニケーションの問題に直面し、葛藤することに充てられます。
それはひどく個人的な問題ですが、学校が世界である彼ら彼女らには、コミュニケーションの問題とはすなわち「世界の危機」へと拡大解釈される。親の庇護の元にある少年少女らが直面する問題とは、コミュニケーションしかない。
この作品では「世界の危機」に直面した少年少女らは危機を解決するために剣を手に持ち、主人公・ウテナと決闘をします。そこで唱えられる言葉は「世界を革命するために」 。
「世界の革命」とは、彼ら彼女らにとって「世界=学校」の「危機=コミュニケーションの問題」を解消すること、つまりは「自分の理想的な環境を手に入れる」ことです。しかし、主人公・ウテナによってことごとく打ち砕かれます。
この「主人公は絶対に負けない」というアニメ的なお約束は、何を現しているか。
彼ら彼女らは行動は周囲の人間を変えようとするものです。自分は変わることなく、周囲が自分にとって最も望むべき形の接し方をしてくることによって革命は完了する。
絶対に完了しない革命は「周囲の人間は変わり得ない」という現実を現しています。一人の人間の意識を変えることすら難しいのに、多数の人間を自分の思い通りの思考形態にし、好ましい位置に配置する。そして、その関係を維持する。そんなことは不可能です。
では、この作品の放つメッセージは諦観に満ちたものなのかというと、そうはなりません。
決闘に敗れた人間は作品内において、破れた=理想的な環境を手に入れることができなかったにも関わらず、どこか以前よりも晴れ晴れとした表情になります。それは破れることによって「他者は変えられない」ことを知り、「自分自身を変える」しかないんだと気づいたからに他なりません。
他者や環境は変えられないけれども、自分自身の考え方や振る舞いを変えることはできる。それによって理想的とは言わないまでも、少しの改善を見込めることはできる。
少女革命ウテナはこのメッセージをひたすら繰り返してると言って良いでしょう。
物語の終盤、学園を支配する理事長との決闘を終えたウテナは、学園から姿を消してしまいます。そして、学園内の人間からその存在を忘れ去られてしまう。
そして、この作品のヒロインである姫宮は学園から消えたウテナを探すために、自らも学園を去り列車に乗って旅に出るところで物語は終わります。
このシークエンスは言うまでもなく、少年少女らの世界の狭さを看破しています。
他人は変えられないから自分を変えよう、自分が今いる世界がすべてではなく容易に外に出ることができるのを知ろう。
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
基本的にこういうのは趣味の押し付けなんだけど、押し付けざるをえないのがオタの性。
非オタのかわいい女子に、さりげなく洗練されたトークでお勧めアニメを教えて
それをきっかけに彼女にオタへの手ほどきをしつつ恋愛関係に・・・
だが現実は違う。
「○○さん昨日何してたんですか???」と聞かれ、
恐る恐る「千年女優ってアニメのDVD見てました??」なんて答えたら
「え、アニメってあのエヴァみたいなキモい奴ですか!?」と言われ
非オタ女子との間にそびえる厳然とした高い壁を感じた。
「あー、でもああいうのはちょっと。」などと保身に走ると、
「あ、ダメなんですね、あー良かった」などというモテカワ子さんの反応に
ありもしない脈を感じ取ったが、言うまでもなくその後見事に撃沈。
傷心を抱えつつ見に行ったイノセンスで、男やもめのバトーの姿にさらに切なくなったのを覚えている。
だが、個人的な経験則として非オタの女子といっても、潜在的なオタ要素を抱える女子というのは相当数いる。
たとえば、ちょっとお嬢風の大学生が、今のアニメに興味はないけど昔レイアースは見てたとか、
今最終兵器彼女にはまってるんですー、なんて子もいたりした。
ちなみにサイカノ子さんは元彼に藤崎詩織のコスプレを仄めかされて別れたそうだ。
女子ならば少女漫画の系譜に属するアニメならばわりと抵抗を感じないのではないかと夢想する。
自分が高校時代にクラスの女子の間で「少女革命ウテナ」が大人気になった事があり、
昼休みに教室のテレビを食い入るように見ていたという現象を目の当たりにしている。
暁男とウテナがやっちゃった回の翌日などは喧々諤々の大騒ぎになっていた。
また、当時クラスの不良とサクラ大戦の話題で盛り上がっていたが、
彼らとつるむ女子グループの間でもサクラが流行っていたらしく、
同窓会で、あの時に○○君とサクラ大戦の話したかった、などと言われてしまった。
あと、BANANAFISHあたりを話題に出すと結構喰いつきがあったり、
ハチクロ読んで胸がギュンギュンしちゃいましたなんていうと、
笑われながらも新刊が出た時に話題に加われたりして、
男オタが思うよりも、オタ系な話大丈夫な非オタ女子もいるんだな、と実感する事が多い。
また、最近の話で同僚のゆるふわ系OLがコードギアスの公式HPを見ていて、
思わず「これ最終回なのに全然話終わってないですよね。」などと話しかけたら
「これから第二期があるんです!」などと反応されビビった事があった。
まるで自分が高校時代エヴァにはまった時のそれを見るようでむずかゆい。
シャーリーの死に「ショックで思い出すだけで泣きそうです。」などとメールが来たり
シュナイゼルをシュナ様とよんだり、ルルとロロの絡みに興奮したり
ギアスの何が彼女の琴線に触れたかはわからないが、彼女も順調にオタへの道を進んでいるようだ。
先日の放送終了後メールで「ツンデレの次は記憶喪失デレかもしれないですね。」
と送ったらややウケだった。
そんな彼女に勧めてみたのが「時をかける少女」とBSでやっていた「カウボーイビバップ」。
時かけは予想通り「こんなに感動するとは思わなかった!」と評判は上々だったが
ビバップはあまりピンとこなかったらしい。まあ基本的に男が好きなガジェットが多いアニメだが。
あと「精霊の守り人」も気に入ったらしく、やっぱりしっかり自立した強い女主人公みたいな話は受けがいいのかもしれない。
その他シャナ二期や狼と香辛料も面白かったそうだが、シャナが良かったというのは意外な感じがした。
余談だが、先行放送版だけ見てゆるふわ子さんに某SF三角関係ロボットアニメを勧めたが、
超銀河系アイドルが戦地に単騎乗り込み全員アイドルソングで洗脳したり、
宇宙規模人気歌姫と超銀河系アイドルが一人の男を巡ってタイマンソングバトルを始めたのを見て
今の彼女がこれを視聴して理解するのはちと荷が重いかもしれん、と後悔している。
以上、個人的な非オタ女子との交流をあげてみたが、
もちろん最初に挙げたモテカワ子さんのような女子もいるが
潜在的オタ要素を持つ、あるいはきっかけしだいで爆発的にオタ化するゆるふわ子さんのような女子もいる。
1、映画「機動戦士ガンダム」 世に言う「ガンダム」のパブリックなイメージと実際に作られた物の大きな大きな剥離を感じていただきたい。
2、映画「機動戦士ガンダム2 哀戦士編」 アニメというより「史上最大の作戦」等の白黒時代の戦争映画に近いセンスを感じとっていただきたい。
3、映画「機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙編」 もはや宗教じみた逝っちゃってる感を味わっていただきたい。
4、映画「THE IDEON 接触篇」 時間と空間が逝っちゃってる感じを味わっていただきたい。
5、映画「THE IDEON 発動篇」 徹底的に拡大していく時間を味わっていただきたい。
6、OVA「ぼくの地球を守って」 もう究極にせつなくなっていただきたい。
なんか面白いものをみつけたので改変してみる。
はじめに:はてなでの噂によると、10年前の12月、あるアニメが放送中止になったとき、上のリンク先と同じようなことを
ダイアリーで書いた人がいるそうです。
アニメ版ポケットモンスターについて、mixi日記で書き散らした内容をそのままコピペ。誠実さが常に美徳であるとは限らないのだが。
テレビ東京にて今後の放送中止。理由はおそらく、昨日のポケモンショック(パカパカで癲癇起こして子供が救急車で搬送されたアレ)の影響で自粛。
ええもう、快哉を叫びましたよ真夜中に。以下dis。
Twitterでぶち切れたこともあったけど、あの作品自体もファンも死ぬほど嫌いだ。サトシの行動が思春期男子のそれとしては実にわかりやすいポケモンゲットだぜであることは認めよう。存在が意識を規定する、という謂いのとおりでさ。それはいい、人間性についてのひとつの身も蓋もない認識だ。問題は、「これが理解できない、ポケモンを「ガキジャリ向け」と定義して楽しめないヤツは中二病」といういつもの優越感ゲームの空気が醸成されつつあること。少女革命ウテナのメンヘルなアンシーの身の振り方と同じで、不快なネタであるのは確かなのに、不快感を表明することで自動的に人格蔑視の対象になるという糞厭らしい構造なのである。それが気に入らない。
かてて加えて、たいした覚悟もなく動物死にをネタにしている露悪趣味。この作品のウリは何か? ポケモンと呼ばれる動物が闘って相手を傷付け合うオチ以外に有り得ない。みんなイワークのしめつけるやピカチュウのじゅうまんボルトや、どくばりで刺されたりするのが見たいだけである。反論は認めない。竹熊健太郎先生も仰っているではないか、モンスターバトルまんがのウリは「人殺し」だが本質を突きつけると人は不安になるから「パートナーモンスターとの絆や信頼関係」などというテーマをでっち上げるのだと。俺はそんな欺瞞はさっくり無視して人殺しを楽しむのだが(それは小学生のころ、ベトナム戦争の写真集を一日中図書館で眺めていた――それも毎週――ときから変わらない)、世のファンども(これは前述の、サトシに理解を示してあの狭い液晶の中で今日も151匹ゲットにはげむ連中よりもっと広義のファンを指す)、どうせ血が見たいだけなのをなにやら糊塗して、ピカチュウがかわいいだのカスミかわいいだの、キャラ萌えも含めてネタとしての消費に汲々としている。こんなもんにマジになるヤツは痛いキモオタ、と言わんばかりにだ。
はっきり言わせて頂く、君らのその舐めくさった態度は「これは燃えアニメだから!」「燃えと萌えを両立してるんだ!」などと言い訳しつつ、飛べ!イサミのイサミだののイサミのおかあさんだのに萌えるイサミ厨とまったく変わらない。ちなみにここでのイサミ厨とは、オタクにとっての宮崎勤程度の意味である。下劣極まりない。堂々と宣言したらどうか、俺はポケモンが血まみれになって死ぬのが見たい糞野郎ですと。それができねえってんなら最初からこんな悪趣味なモノ消費しようとするんじゃねえよヘタレ共が。
ついでに、作品内容にかかわらず、とりあえずネタとして片付けようとする最近のヌルオタどもの風潮も許しがたい。それは作品に真正面から向き合おうとしない、受け手として不誠実な行為である(スキゾキッズは屑だ)。まあ所詮恐竜惑星を萌えの元ネタとしてしか受容できなかった連中ですからな、知性なぞ初手から期待してませんがさすがに目障りだ。その一方で、少女革命ウテナ最終回の粋を理解できずに感動させろと吹き上がる。軒先に吊るして回りたいぜまったく。まずは「こんなアニメにマジになってどうするの」とたけしメソッドを使う連中を殲滅するのが先だが(俺の前で金輪際この台詞は吐かないこと)。
と・い・う・わ・け・で、清々した、という言葉がこれほど相応しい結末もない。願わくば今後も一切放送されず、このまま闇に葬られんことを。できればファン共々な。
あああと、虚構と現実を一緒にするな、とほざいている連中にはいい薬になったと思うよ。切り分けられるわけねえだろが。バトロワに影響されて立てこもり事件起こしたやつとか、フライトシミュレータ好きが嵩じてハイジャック事件起こしたやつとか、忘れたとは言わせんぞ。俺だって「僕らのウォーゲーム」観に行った映画館から出たあと、「俺もデジタルワールドに行けたらナァ!!」とデジヴァイス探して回りたかったんだ。
ちなみにTwitterでぶち切れたときのログは以下のとおり。
Yuu Arimura y_arim ポケモンのこと考えるだけで本当に吐き気を覚えるようになった。どうしたらいいんだ。 05:42 AM September 12, 2007 from web
Yuu Arimura y_arim ポケモン(さらにはポケモンバトルを厭わない態度を取るサトシ)に対する態度のとり方が優越感ゲームのネタになっている気がするのは俺の被害妄想だろうか? 不快感の表明が即キモオタ扱いに直結するのが、少女革命ウテナのメンヘルなアンシーの身の振り方に対するそれと同じ構造だ。心底不愉快。 ... 06:00 AM September 12, 2007 from web
y_arim 作品は玩具やメソッド宣伝アニメにも関わらずさもキッズアニメであるかのような体裁をとり、ファンはさもキッズアニメを見ているかのごとく受容する。ピカチュウがかわいいとかな。はっきり言わせていただくが、これは燃えアニメだから! と言い訳して萌えるイサミ厨とおんなじだよ、きみら。醜悪だ。 ... 06:21 AM September 12, 2007 from web
y_arim 単なるヘタレのリョナ好きだ、と認めたらどうなんだ? え? 06:22 AM September 12, 2007 from web
Yuu Arimura y_arim 悪趣味に無自覚な悪趣味野郎、悪趣味を自覚させない悪趣味な創作はまとめてこの世から消えろ。 06:24 AM September 12, 2007 from web
Yuu Arimura y_arim ほんとうに、震えが止まらないほどキモチワルイ。 06:26 AM September 12, 2007 from web