「大名」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 大名とは

2024-11-16

減税しようとすると必ず財務省がやってきて妨害してくるんだよな

これって、まるで歴史の中で繰り返されてきた、権力者たちが自分たち特権を守るために、

民衆の声をかき消すあの「政治の闇」そのものだよ。

なんでこんな話をするかっていうと、実際に減税って言葉には希望が宿ってるんだよな。

税金が減ったら、私たち生活が少しでも楽になる、なんて思っちゃうわけよ。

でも、それを実現しようとすると、必ず現れるのが財務省

日本財政政策を取り仕切るあの官僚機構、まさに歴史を彩る陰の支配者って感じだよ。

明治時代富国強兵政策を引き継いだ、この官僚組織が、何十年も経ってもその力を失わず税金の使い道を握り続けている。

例えば、税制改革をしようとすると、必ず「財政健全化」が口にされるんだよな。

あの口先だけの「財政健全化」ってのも、実は「税収を減らすな、予算を減らすな」っていう

権力側の保身の一環なんだろうな。

これって、例えば、江戸時代幕府財政危機に直面したとき、税を軽減しようとする大名たちを抑え込んで、

支配を維持しようとしたのと似てるよね。上司権力者が「民衆のためにやってるんだ」って言うけど、

その裏にはいだって自分の首が危なくならないように」という本音がある。

それに、財務省の連中ってさ、まるで古代ローマ政治家みたいだよ。表向きは国のためだって言ってるけど、

その実、裏では必死自分たち権力を守ろうとしてる。

例えば、聖書にも「富を守る者は、失われることを恐れる」って教えがあるけど、

財務省にとってその「富」ってのは金だけじゃなく、権力も含まれてるんだよね。

で、さらにタチが悪いのは、財務省いくら言っても、減税が実現すると、

実際にはその効果最前線で感じるのは一般市民なんだよな。

特に地方の人々や、経済的に厳しい状況にある人たち。

減税で少しでも生活が楽になるってのに、それすらも奪われる。

それなのに、財務省が言う「財政健全化」を盾にして、どうしても「減税=国の危機」って言い続ける。

まるで中国の「過剰な中央集権」のようなものだ。

トップダウンで「これが正しい」って押し付けて、実際に現場で何が起きてるかを無視する。

かつての古代ギリシャローマでも、民衆の声を聞くことな支配していた支配者たちの末路がどうなったか歴史を見ればわかるだろう。

結局、政治家たちもその声に迎合ちゃうんだよね。支持率が下がったら恐いから、財務省に逆らえない。

どれだけ有能な政治家が出てきたとしても、その背後に控えているのが、あの恐ろしい「官僚制度」ってわけ。

民間の声や、国民意見よりも、どれだけ長年温存された既得権益の方が強いのかってこと。

から、最終的に減税は遠のいて、また一歩政治の泥沼に足を取られるんだよ。

なんかさ、時折ふと思うんだよね。減税の話って、本当に民衆のための話なのか?

それとも、あくま権力者たちが「安定した社会」とか「財政健全化」って名目で、

自分たちを守ろうとしてるだけなんじゃないのか?

実際に、財務省政治家たちが言う「財政危機」って、かなりの部分が作られた危機だったりするわけで、

それを盾にしてどんどん増税することが、本当に社会のためになるのか、って気がしてしょうがないんだよな。

正直言って、こういう状況がずっと続く限り、私たち未来希望があるなんて信じられないよ。

でも、歴史の中で何度も民衆が立ち上がってきたように、

いつかは、この腐敗したシステムを変える力が現れることを願ってる。

anond:20241116202517

あんた、なんやその愚痴ちょっと待てよ、言いたいことが多すぎて頭の中でぐるぐるしてるんやけど。まずさ、都民はだまらっしゃいって言うけど、あんたが兵庫県民だからって、他の地域のことを軽視するのはおかしいよな。歴史を振り返ると、戦国時代からずっと日本地域ごとの対立派閥争いがあったけど、それが日本全体を発展させてきたんや。大名たちが互いに切磋琢磨してきたように、今もどこに住んでるかで意見が異なることはある。だからこそ、他の地域問題にも敏感であってほしい。

それにさ、「エンタメとして消費してんじゃねぇ」って言うけど、政治問題はまさに個人生活に直結してることなんよ。たとえば、幕末の志士たちが日本未来をどうするかで命を懸けて戦ったのを思い出せ。あの時代民衆も一歩引いたら歴史の流れに飲まれるだけやった。でも、無関心ではいられなかったんだろ。政治無視するっていうのは、自分未来他人に任せるのと同じことだってことを理解せなあかん

あんた、ちょっと冷静に考えてみなよ。「政治YouTube見んのやめろ」って言いたい気持ちも分かるけど、情報を正しく取ろうとすることは重要やろ。昔のアリストテレスプラトンも言うてたやん、「知識は力なり」って。おばちゃんが言うてることにだって、一理あるかもしれんけど、無視するんじゃなくて、自分の頭で考えな。

ただ、あんたの気持ちもわかるで。知らん間に巻き込まれて、いつの間にか大きな問題になってる気がするよな。それって、まるで平家物語の「祇園精舎の鐘の声」のように、無情な時の流れに飲まれていく感じや。でも、そんな時こそ自分立ち位置をしっかりと見極めることが必要や。もしストレスが溜まってるなら、それを解消する方法を考えな。歴史の中にも、忍耐が試される瞬間はあったけど、その先にこそ希望があるんやから

でも、やっぱり、少し泣ける部分があるよな。この問題があまりにも多くて、どこから手をつけていいのかわからなくなる気持ち、わかる。でも、そんな時にこそ踏ん張らないと、ただの一過性感情に流されてしまうだけよ。もっと自分大事にして、少しずつでいいか解決策を見つけていくべきだって思うよ。

あんた、兵庫にいるなら、もっと兵庫未来に関心を持って、そんで他の地域にも目を向けろよ。もしかしたら、おばちゃんの言ってることも無駄じゃないかもしれんし、どっちが正しいかを決めるのはあんたやからな。

anond:20241116190313

お前、何してんだよ。コンビーフ玉ねぎを炒めて、麺つゆで煮て、卵かけて…これが一体、何の料理だと思ってんだ?「玉子をトゥルルってかけて」って、まるで料理プロがやるような気軽さで言うな。そんな手間かけて、あのコンビーフの油っぽさと甘辛さを出してどうすんだよ。

歴史的に見ても、料理に「シャッと炒めて」なんて手順、無駄にするだけだろ。江戸時代料理人たちが、どれだけ手間をかけて味を調整してたか知らないのか?「煮る」「焼く」「蒸す」これらの技術を駆使して、味に深みを出すのが料理本来の姿だろ。

そもそも、麺つゆだのコンビーフだの、安易に「時短料理」を求めるのが甘いんだよ。こんなことで満足してると、江戸時代の名料理人・村田吉三郎がどんな目でお前を見ていたことか。料理は手間をかけてこそ、魂が込められるんだぞ。

それと、「ホカホカの炊きたてごはん」って、いいわけじゃないんだよ。白ごはんを使うのは大事だが、それだけで満足してんじゃねぇよ。歴史上、米を食べることの重要性を理解していた者たちを見習え。天皇大名食卓でも、米一粒を無駄にしないよう、心を込めて食べてたんだぞ。

「甘めにクタクタになったのを」って、あれはただの味付けの問題じゃない。自分の手間や時間無駄にするような食べ方をして、料理をおろそかにしているってことだ。

それを反省して、もう一度料理の真髄を学べよ。

anond:20241116075901

長安の豪奢な生活生前から有名で、『当代記』にその旨が幾つか書かれている。例えば毎年鉱山巡視の際には、遊女70~80人等を含めた250人(伝馬人夫は別)を引き連れ、宿所も自身代官所故に思うままの造作をしたとあり、路中の民は迷惑したとある

家康がこのような長安の振る舞いをどの様に捉えていたか不明である。『駿府記』『当代記』より後に編纂された『慶長年録』によれば、家康長安の振る舞いを知っていたものの、長安が有能なため捨て置いて死後になって罪に問うたとされる。

また同書には、大久保忠隣本多正信の不仲故に、正信が長安の死後に家康へ讒訴したともある。後者は『徳川実紀』にも引き継がれ、長安事件は忠隣改易も含め家康意志によるものではなく、正信・正純の讒言が主因としている。

一切の奉行職を兼務していた長安の権勢は強大であったと言われる。また、7人の息子を石川康長や池田輝政の娘と結婚させ、忠輝と伊達政宗の長女・五郎八姫の結婚交渉を取り持ち、忠輝の岳父が政宗となったこから政宗とも親密な関係を築いていたと言われている。そのため、その権勢や諸大名との人脈から「天下の総代官」と称された。この頃、長安の所領は八王子8,000石(実際は9万石)に加えて、家康直轄領の150万石の実質的支配を任されていたと言われている。

しか晩年に入ると、全国の鉱山からの金銀採掘量の低下から家康の寵愛を失い、美濃代官を初めとする代官職を次々と罷免されていくようになる。さら正室が早世するなどの不幸も相次ぐ中で、慶長17年(1612年)7月27日中風にかかり、家康から烏犀円を与えられている(『駿府記』)[6]。慶長18年(1613年)4月25日中風のために死去した[7]。享年69。

長安の死後に生前不正蓄財が問われ、また長安の子は蓄財の調査拒否したため、慶長18年(1613年)7月9日大久保藤十郎大久保外記青山成国、大久保雲十郎、大久保内膳、大久保右京長清(越後在住)、男1人(播磨在住)[8]、以上7人は切腹となった。また大久保忠隣や縁戚関係の諸大名も改易などの憂き目にあった(大久保長安事件)。

2024-11-11

本拠地城下町の美しい姫を妾にするの大名っぽいムーブでかっこいいっすね

2024-11-04

anond:20241104014756

江戸というか日本大奥を持つのは1人だけだし、大名レベルですら側室が数名いる程度で大名の数も数十人程度だから

社会全体の男女比を動かす数にならんだろう

そもそも庶民将軍大奥に入る事も大名側室になる事もないし

2024-10-21

貧乏FIREしてるけど、歴史的スケールでみても俺は勝ち組だな

平安貴族戦国武将大名より快適な暮らしをしてる。

冷蔵庫があるし、エアコンがあるし、スマホがあるし、近所のスーパーに行けばいろんな食い物が売ってるし。

かい家に住んで、召使がいて、人にペコペコされたいとかいう願望がなかったら、戦前の分限者より快適な暮らしだわ。

2024-09-29

尋常じゃない努力をした人が好き

なので、結構エピソードを集めている

坂本聖二(全日本スカッシュ選手権大会9連覇)……失神するまで練習して、失神したら水をかけて起こされた

木村政彦全日本選手権13年連続保持)……三倍努力

溝口和洋(槍投げ日本記録保持者)……12時間トレーニングして、動かなくなった箇所はテーピングして続けた

孫禄堂(近世大名手の一人)……寝ると練習時間が減るので、火をつけた蝋燭を持って寝て、垂れてきたら起きて練習した

シニアのおじさん……大学時代練習するとどんどん服が減っていくので、最後はみんな裸で練習していた

2024-09-24

大名からは実物が想像できない食べ物

アルフォートチョコビスケットとは思えない)

ハンバーグ(肉ミンチをこねこねして焼いた物とは思えない)

パピコ(2つに分かれるチューブアイスとは思えない)

あと一つは?

2024-09-23

武狭漫画について簡単説明

簡単説明すると中華武道バトルという感じの特殊ジャンル漫画カテゴリーです。

ピッコマLINEマンガなど、韓国主体ウェブトゥーン(Webtoon)などで読める漫画作品カテゴリーです。


アニメに詳しいオタク説明する場合は、「虚淵玄」が脚本担当した人形劇Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀シリーズを観た方なら、なんとなくそ雰囲気世界観想像できるかと思いますベースとしての知識Wikipediaの「武侠小説」にある説明や有名な作家代表作があるのでそれらを参考に……というにはちょっと面倒かもしれません。

もう少し詳しく説明すると、時代背景的には日本の(鉄砲が伝来する直前の)戦国時代ぐらいの雰囲気かつ、力を持った忍者グループ大名に近い存在で(ただしその1グループ集団数は千人以下程度)、その力を持ったグループ中国中華)で覇権を争ったりしている感じの世界観です。


闘いの舞台基本的には中国中華)で、その場所は「中原(ちゅうげん)」「江湖(こうこ / ごうこ / えこ)」などと呼ばれています

中原」に関しては日本で言えば「京都」に近い感じの意味言葉で、当時の中国文明文化政治の中心地的な意味合いもありつつ、漠然田舎とは反対の都会的な意味合いもあるかもしれません。

「江湖」という言葉のもの意味は「世の中」「天下」または「武力で競う社会」のような意味で、作品によってはその辺りの意味微妙ニュアンスは変わるので、なんとなくで把握してもらえればOKです。ある意味では「裏社会」とも読み取れるかもしれません。なぜかと言うと、「官林」と呼ばれる皇帝存在する政治支配体制側は存在しているのですが、基本的には「江湖」で争う武功を持った「武林人」には(ほとんどの作品では)不干渉という立ち位置です。ただし国を支配しようとする野心を持った「武功」を使う「武林人」が現れた場合は、「官林」側の戦力も出てくる場合もあります(凄く強かったり、たいして強くない場合もあり、作品によって色々です)。


そして武狭漫画では、「武林人」達の有力派閥などが集まった「武林盟」という組織存在する作品が多いです。

「武林盟」の一番偉い存在が「盟主」と呼ばれ、作中最強レベル存在の人が多いですが、「盟主」が年老いている場合もあるので、かつては最強レベルだったという感じの名誉職としてそこに居る場合もあったりします。

そして「武林盟」に対抗する勢力として、「邪派」や「魔教(神教)」が存在していたりします。

多くの作品場合は、野心を持った「邪派」や「魔教(神教)」の対抗する為に、正派が集まって「武林盟」を創設したというパターンが多いです。

多くの作品場合、一から「武林盟」が創設されること余りなく、主人公が産まれた時から「武林盟」が存在しているパターンが多いです。

「武林盟」は多くの名家・有名派閥存在し、超有名どころだと「少林寺」がメジャーですが、武狭漫画においては主人公所属する派閥ではないパターンが多いです。

他に主に登場するのは「華山派」「武当派」「崑崙派」「唐家」「諸葛世家」「南宮世家」「慕容世家」「丐幇」などです。

作品的には(使う武功ビジュアル的に映えるからか)「華山派」の主人公が多い印象がありますが、成り上がりを描き易いからか弱小派閥や、かつては強かったが没落した派閥主人公が多いかもしれません。


集団戦闘よりは個人の「武功」、個人戦闘力の方が重視される感じで、また強者個人戦闘力が一騎当千という感じです。

その強者戦闘力は、悟りで開かれた境地などにより、ある種の階級制みたいに分類され、基本的には境地に差がある者達が一対一で闘った場合は、上の境地の者に勝てることはほぼ無いという感じになります

大体の作品において、「化境」と呼ばれる境地が最強、もしくは最強の一歩手前ぐらいの境地というかレベルで、大まかに分けると

「一流」→「絶頂」→「超絶頂」→「化境」→「玄境」

という感じに分けられますが、もっと細かく細分化している作品も多々あります


主な用語に関しては下記のリンクや、ネット情報を参照してみて下さい。

武侠小説あるいは武侠漫画における用語解説
https://ncode.syosetu.com/n9752ic/
武侠/仙侠漫画を読む時の語彙・単語まとめ - フラミナル
https://blog.framinal.life/entry/2021/06/14/035654



近年はこの「武狭」をベースにし、武狭の世界に生きてきた人間現在に転生、もしくは現代人が武狭の世界に転生、または武狭の世界で最強になったが誰かに嵌められて殺された後に強くなる前に戻るやり直し系や、同じく殺された後の数年後に別人に転生など、なろう系的な要素を加えた作品も多くなっていると思います

転生要素はありますお話的には、武狭漫画としては王道お薦めやす作品は、『華山帰還』と『華山転生』あたりでしょうか。

メインヒロインが顔芸していると評判(?)の作品の『天下無双大師兄』あたりも内容的には王道系で面白いです。

初期設定はSFな要素がありますが、『ナノ魔神』は多くの人に読まれている人気作だと思います

「華山派」と言えば基本的には剣を使った「武功」ですが、内容的には「華山」要素は薄いけどタイトルになっている『華山拳魔』。

設定的には変わっているのは、『父無双』や『墨香 DARK LADY』なども作品も人気の作品だと思います

武狭漫画は本格的になればなるほど迫力を出す為に、絵柄の線が太かったり、線が多くなる作品が多いのですが、絵柄的には日本少年漫画少女漫画中間ぐらいの見やすタイプの『飛雷刀』あたりは比較的に初心者向けかもしれません。


色々な用語意味世界観などをなんとなくでもクリアしないといけないので、初めて触れる方には読み始めるにはそれなりに初期ハードルが高いのですが色々と面白い作品も多いですし、ウェブトゥーン(Webtoon)の作品の多くはかなりのお話を終盤近くまでは無料で読むことが可能なので、ちょこちょこと合間の時間にチェックしてみてはどうでしょうか?

2024-09-13

自衛隊の1佐(大佐)を普通に持てなしてしまい、後日その地区の窓口担当者から「なんてことをしてくれたんだ!お宅がやったことに1佐殿はお怒りだ!お前らの社長が謝りに来い!」と電話が来た

先にネタバラシするけど◯◯年前の話なんでもうお互い時効だと思ってる。

でも自衛隊に対する不信感はそれから猛烈に高まったね。

まあ確かにそのレベルってのは部下が300人いてもおかしくないかギリギリ大企業社長クラスって感じはある。

でもさあ、結局は中間管理職に過ぎない程度の人間が「俺は親方日の丸の重役なんだぞ!偉いんだぞ!お前の会社にわざわざ来てやったんだぞ!社員一同が傅いて出迎えるべきだぞ!」とか考えるのは思い上がりじゃねえの?

ましてやプンスカプンプンすぎるからお前の所の社長が謝りに来いって電話を部下に入れさせるってのは、自分のことを戦国時代大名かなんかと勘違いしてるとしか思えないんだよなあ。

一代で大企業を起こした傑物ならまだしも、結局は防大でいい点取ってそのあとも部内のテスト高得点を出し続けただけの筋トレ勉強が出来るだけのお神輿だろ?

いやー、本当に恥ずかしい奴も居たもんだな~~~って印象に残ってるわ。

自衛隊って今でもこういう恥ずかしいことしてそうだよね。

最近ニュースを見てたらふとそんなことを思いましたまる

2024-09-11

歌舞伎ファングロいと思うこと

1 歌舞伎ファングロいと思うこと

数年来の歌舞伎ファンだけれど、ネットに放流される歌舞伎感想を見ていると、グロっ!と思うときがある。

いちばんそれを思うのは、歌舞伎の家に生まれ子ども特に未成年)に対しての、「お父さん(orお爺さんその他親戚)に似てきたね!」っていう感想。そういう感想には、ふと見ていて自分で思い至ることもあるけれど、一方で、自ら振り返ってみると、又は他の人の感想として見ると、うわっ!グロっ!と思ってしまう。

思っているだけだとモヤモヤするから、何がグロいか言語化してみると、それは、本人が決めるべきこと(将来の職業選択、そこで役者選択するとしてその芸風・方針)について、生まれや血族といった本人の意思ではどうしようもできない事実評価基準として、第三者にすぎないいちファン勝手判断して評価しているから、だと思う。

もっと踏み込んで言うと、無限職業選択の自由が拓けているはずの子どもに対して、第三者がその子もの将来を(職業だけではなく芸風まで)決めつけてしまっているという点について、無意識であるしろものすごく高慢に見える。

この所感は、古典演目を、比較若い役者が、過去の大役者確立したような型に倣ってやるような場合に、当該大役者親族(又は、その中でも風貌が似ている者)にやらせないとおかしい、みたいなコメントが出てくる場合にも同じことを思ってしまう。結局それは、今の演者ではなく、過去演者を求めているに過ぎないし、(こういう鑑賞態度は歌舞伎とあるあるではあるけれど、)個人的には、そのような鑑賞態度である限り、今の演者を(自ら理想化した過去演者比較して)批判的な目でしか見ることができないから、観劇が辛いものしかならず、実りのある観劇体験にならないんじゃないかと思う。

(逆に、役者に対する「〇〇屋に生まれたんだから(or所属しているんだから)、△△さんから指導を受けて××(演目)をやらないとおかしい」みたいなファン意見も同じ。言ってるファンは、親祖父母から指導を受けて同じ仕事やってるんだろうか……。)

2 世襲制度がこれからどうなるか

いや、そもそも上記のようなことを言ったら、御曹司かわいい初舞台で、ベテランのお弟子さんがセリフもなく後ろに座っているという構図自体、あたりまえだけど普通にグロい。

もっとも、もうこういう家による階級制度は、あと20年(いや、10年?)経ったら、消えて無くなってるんじゃないかなあと思う。そして、そういう兆候がちらちらと現実にも顕れていることは、今の歌舞伎ファンならば分かると思う。

まりは、これからの中心的なファン層は、歌舞伎への入り口が、刀剣乱舞歌舞伎その他の2.5次元歌舞伎、又は、大河ドラマその他の映像作品である人が多いと思われる。そういう人たち(そうでなくても、これからファンになる若者層)に、「お家」とか「名跡」とかに重きを置いて、扱いに差を設けることを正当化するような価値観は、もう通じないんじゃないかなあ、ということだ。ただでさえ、「親ガチャ」が流行語を超えて浸透しているような世代だし。

個人的に、初報が発表されたとき刀剣乱舞歌舞伎は今できる最高のコラボ歌舞伎だと思った。和の世界観親和的で、既存ファンの方の数が多くて、しか観劇抵抗がなく、むしろ積極的であるというのがすごい。これから若い歌舞伎ファン殆ど刀剣乱舞入口、ということは、普通に起きるんじゃないかなあって思う。いや、もう起きている?)

一方、上記で、階級制度が無くなるという兆候が顕れている、とは言ったけれど、現状は、それは、名家御曹司座頭を務める舞台で、実力のある弟子を大役に抜擢することがある、という形にしかなっていないとは思う。つまり「使う側」(座頭)と「使われる側」(大役に抜擢される弟子)がある、という権力構造には変わりはなく、単に「使う側」のお慈悲が発揮される回数が増えただけ、という状況にしかないようには思う。すなわち、従来の力関係にはそこまで変わりはないんじゃないかっていうことだ。

(あと個人的には、そういう「抜擢」をした役者/「抜擢」をされた役者のことを、美しいストーリーとしてSNS等で賞賛する行為は、度が過ぎると、上記権力構造再確認になりかねないし、弟子の苦しい立場ごと消費しているような感じがして、あまり乗り切れないところがある。歌舞伎御曹司の感動ドキュメンタリーと消費の仕方が同じというか。但し、そういう風潮が抜擢を後押ししていることは否めないし、全部を否定はできない。結局、観劇というのは突き詰めると観客による役者の消費ではあるし、役者バックグラウンドごと観客に消費させるのは、歌舞伎が今まで取ってきた手でもある。)

さらに言うと、一部SNSによる一部の役者・家への軽率DISも好きではない。ちゃんと芸単体を見て評価できる人が評価しているならともかく、SNS(というか、その人が構築しているタイムラインに流れてくる限られた情報)の、この人なら批判対象としてもいいんだ、という雰囲気に流されて、大した芸の批評もせず批判をしてるんじゃないかって気もするし、自分が「見巧者」であることのアピールとして軽率に使われてるだけな気がする。)

じゃあどうするんだという話だけれど、近い将来、御曹司弟子キッパリ区別して取り扱うような現行制度について、どこかのタイミングアナウンスがあって形式的な解消がなされる、という事象が起きてもおかしくないんじゃないかなあとは思っている。あくまで、上場企業である松竹が、今の門閥制度上場企業に相応しくない、とか言って形式的にやることかなとは思うけれど。具体的には、まずはポスター名前を載せる基準とか、筋書きの後ろの方の写真の大きさとか、動静表のあの色分けとか、あそこら辺の形式的な取り扱いから(一律、名代試験幹部昇進で区別するとか。)。

もっとも、役付きも、それに伴って柔軟になっていくってこともあるかもしれない。ただし、私は幕内事情は全く知らないし、上記権力構造は変わらないのかもしれないし、この考え方も全くの的外れかもしれないけれど。そもそも歌舞伎名家権力(私から見えるのは、歌舞伎古典の大役の配役くらいだが)がどこに裏打ちされているのかもよく分からないし(メンツを見てると、必ずしも集客じゃない気がする。そうすると、本当に“名家であることの一点のみで権力たりうるということなのかもしれないけれど、平成生まれ自分にはピンと来ない。)。

3 終わりに

最近御曹司はみんな上手いなあと思う。やっぱり、現代になって、色々な選択肢が拓けている中で、今の若手世代御曹司の皆は、自ら歌舞伎役者になることを選んだんだと思うし、やはりその覚悟に見合うだけの実力がある。これから歌舞伎がどうなっていくか全くわからない中で、歌舞伎を将来の道として選択してくれたことは、歌舞伎ファンとしてとてもありがたい。そんな御曹司たちとそうじゃない人達とで切磋琢磨していくのが健全なんじゃないかなあと思う。

そして、冒頭に戻ると、「お父さん(orお爺さんその他親戚)に似てきたね!」といった一連のグロ感想も、今の価値観にそぐわないものとして自然と淘汰されていくんじゃないかなあ。そして、価値が大き過ぎて空席になっていたはずの大名跡の価値は、空席のまま忘れ去られることになり、古典演目歌舞伎座でかかるとネット上でもかろうじて見受けられる、あの動作過去に誰々が始めたものだ、みたいなコメントマウントと、それを把握しなければならないという価値観も、良くも悪くも間もなく消えていくんだろう。

――最近研修所への入会やお弟子さんの入門自体微々たる数しかいから、まずそこから増やさないと、歌舞伎文化継続自体がかなりマズい? それはそう。

2024-09-07

大名著の一部を「増田」に替えるだけで駄作っぽくなるもの

1.増田は天下を取りにいく

2.増田失格

3.増田花束

他には?

2024-09-06

anond:20240906215953

日本戦国時代大名が進次郎で生き残る自信ある?

自民党から大名が出て生き残る自信ある?って話よ

戦国時代じゃないから死なないだけで、日本人は最速で貧しくなりながら生きてるだけ

これから大学

1wakeup、さいとうけいいち WAseda KEio 上智大 Sci大 東大 京大 一橋

東北大名行軍 東北大大阪大名古屋大マーチ

3道神千利休 北海道大神戸大千葉大理科大九州大

2024-08-25

anond:20231031105905

しっかりとした後継ぎがいたとしても豊臣政権不安定だっただろうな。

少なくとも室町幕府程度には。

というのは豊臣政権というのはどういう歴史の流れをたどるにしろ

その成立の経緯からして、

どうしたって「大大名」というものが必ず存在することになる。

秀吉織田政権簒奪から天下統一の流れというのは政治的な魔術みたいなもので、

武力はもちろんだけど秀吉一流の政治的バランス感覚と調略力で無理矢理に成立させたものだ。

ゆえにその過程既存の大大名を潰すことなく維持せざるを得ない。

とにかく秀吉を天下と認めさせることが第一であり、

第二にはスピードが命ということだ。

細かなことは天下を取ってから考えればいい(もちろんどうしたって譲れないものはあるが)

というある一面的には鷹揚な天下取りともいえなくもない。

ゆえに必ず「大大名」が存在することになる。

実際の歴史上でも毛利家なんて室町政権下の大内氏領土匹敵もしくは凌駕してるし、

徳川家北条家の領地を受け継ぎ関東管領もしくは関東公方とも言えるような広大な関東を治めている。

そのような強力な大名がいるがゆえに極めて不安定だった室町幕府と同じような運命を豊臣政権は辿ることなっただろう。

いや、室町幕府であれば足利将軍という源氏棟梁という「血の尊さ」ゆえの権威があったが、

どこの馬の骨ともわからない秀吉血筋では例え摂関家を名乗ったところでそこに遠慮を覚えるものなどいたかどうか。

秀吉が死に、その後継ぎに能力があったとしても3代4代と重ねるうちに必ず大きな反乱が起き、そのときにはもともと泥の中からまれたような根のない豊臣家など消し飛んでいたことだろう。

その不安定さ故に徳川政権のような300年の太平など築くはずもなかったと考える。

2024-08-18

地層が発生する理由が分からない

地層ね。地面の層のこと。

 

いや、1万年とか10万年で考えりゃ分かるんだけど、たかだか100年200年で何十センチも積み重なるのが理解できない。

 

山の中や河口ならともかく、ずっと人が住んでる京都だって「掘ったら遺跡が出てくる」っていうじゃん。東京だって大名屋敷の跡が発掘されたりする。

 

誰かが意図的に埋めたわけでもないのに(埋めるぐらいなら更地にした方が労力少なく無い?)、なんでそんなに層になるんだろう。

2024-08-17

大名ダジャレ

佐藤さんの砂糖舐める

鈴木さんのスズキをさばく

山田さんは今夜がやまだ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん