はてなキーワード: 競争原理とは
ここには年に1回くらい殴り書きしてるんだけど、史上最大に気持ち悪いおじさんの自分語りになってしまった。というか長すぎ。誰が読むんだ、これ。
自分は33歳、妻と未就学児1人の計3人で、人口100万人以上のそこそこの地方都市に暮らしている。
会社は子会社系のSIer。新卒で入った。これがまあ、ネットでよく馬鹿にされるような典型的な時代遅れの会社だった。
正直、入社時は「エンジニアとして働く」「会社の安定性」の両方が満たせそう、ぐらいの浅はかな考えだった。で、実際のところ大企業である親会社の盾もありまあ、安定していた。競争原理が働かず仕事は嫌でも降ってくる。給料は年功序列で上がっていき、昨年の年収は大体月20時間の残業で600万だった。世間的にはそこまで高いとは思わないんだけど、この会社の外での自分の市場価値を考えれば高いと思っている。
一方でエンジニアとしてはそりゃもうひどい環境だった。10年前に入った頃から使っている技術も会社としてのマインドは何ひとつ変わらず現状維持がモットー。口では「子会社としての安全神話は終わった」「DXだ」と言っているが、行動が伴っていない。
こんな環境に危機感を覚えないわけがなく、数年前に転職活動をしてみた。その頃はこっちに有力な求人は無く、とにかく東京の求人に応募していた。その結果、有給ぶっ込んでの日帰りで東京に行く過酷な面接に力尽きて断念した。というのは建前で、チャレンジすることにビビってたのかもしれない。本業であまりにも技術的な取り組みがないのでプライベートでプログラミングしたりWebサービス作ってみたりしてたけど、それも趣味程度の取り組みで「今からじゃ遅いんじゃない?」と自分でブレーキを踏んでいたんだ。
そんなこんなで「まだ今の会社でできることがかあるはずだ!」と自分に言い聞かせて続けてきた。結果、市場価値が上がるような仕事は何もしていない。自分なりに新しい仕組みを取り入れてみたりはしたけど、それだって会社にインパクトを与えるもんでもないし、Qiitaのやってみたレベルかつ今ではレガシーな技術たちだ。
「SIerはPMになるしかない」なんてよく言われるが現職のPMは協力会社に見積と作業ぶん投げて、死ぬ程使いづらい社内ツールに決められた進捗項目を入れていくだけの仕事。あれで「PMできます」なんて言えない。
それで昨年立ち上がった超大型プロジェクトが外部NWから遮断されたオンプレのサーバーで、自社製フレームワークを使い、IE11"を"ターゲットに開発されることになってふと思ったんだ。
「このままGitHubもクラウドもDockerもBacklogも使わず、(自称)エンジニア人生が終わるんだろうな」と。この会社での人生があと30年も続くのかと。
個別の技術に思い入れがあるわけではないんだけど、やっぱり技術で課題解決したいと思って入ってきた世界だからさ、会社の前例やルールじゃなくて、合理的で先のある技術を使いたいんだ。
結局、転職を思い立った数年前から業務外での勉強をやめることはできなかった。でもこれは何のためにやってるんだろうな。本業ではクラウドもWebプログラミングも、アジャイル開発手法も求められていないのにね。虚しさが募ってくる。いっそのこと本業が完全に別の業界だったら良かったのに。(実際別業界と言っていいレベルだけど……)
じゃあ転職するの?20代で「今さら」と言って止めたのに?それこそ今さらだろう。コロナ流行によって東京本社のフルリモート勤務求人が劇的に増えた。もう少し若ければ追い風だったかもしれないが、社会人10年を超えたおっさんが、新しい会社どころからフルリモートなんて環境で働けるのだろうか。あ、もちろん現職はバリバリ出社。シンテレワーク頼みのVPN環境はあるけど社内ルールとかいろいろあって無理なんだって。
年代的には技術とリーダー経験がそれなりに求められるんだろうけど、これまでの経験ではとても満たせそうにない。本業ではレガシーなシステムの保守でそのほとんどが業務よりの仕事でなんちゃってPMやってただけ。独学の開発経験なんて昨今問題になっているプログラミングスクールと大して変わりないだろう。
転職サイトではベンチャーとかから声かけてもらえるけど、まともなエンジニアと話するのがもう怖い。
思考がネガティブな方向にしか向かない。こうなったらいよいよ腹を括って現職にしがみつくしかないんだろうか。しかし、ここまで会社への不満を溜め込んでしまったら、今後若手の取り組みに苦言を呈する老害になる未来が見える。
現職を続けてよかったことと言えば今の家族を持てて、(今のところ)無理のないローンで家を買えたこと。子供は一人で確定だし、子供が小学校に上がるくらいには妻も時短解除で普通に生活はしていけるだろう。
安定を求めた結果が今なんだけど、仕事への不満抱えながらあと30年耐えること考えるとめまいがしてくる。(あと10年もしたらそんな不満も忘れて老害化してる可能性もあるけど。)一方で無能おじさんがこれから新しい会社で活躍する未来は思い描けない。
よく歌詞に「思い描いた大人にはなれなかったけど」とかあるじゃん。あれ、子どものころは芸能人とかスポーツ選手とか、そういう人になれないって意味だと思ってたけど、実際は自分の仕事に誇りを持てず。ただただ惰性で生きる人のことだったんだね。立派にエンジニアの責務を果たしている人たちが雲の上の存在に感じるよ。
今後の人生で一番若いのは今この瞬間で、悩んでる暇なんか無くて行動するしかないんだろう。というか実際のところ現職が自分には合っているんだろうが、理想とのあまりのギャップがとてつもなくしんどい。悩むのをやめたい。もう労働を捨てたい。
【追記】
便所の落書きのつもりで書いたら自分のTLにまで流れてきてビビった。
共感してくれる人も多くいて、なんだかんだ優しい人が多いよね。
みなさんのコメントはどれも正論だと思って読ませてもらってるけど、思ったことを追記してみる。
今後定年が伸びることとかも踏まえれば、それはそうなんだと思う。というかこの記事で「年齢がネックになっている」を全面に出してしまったのが悪いんだけど、自分自身問題はそこじゃないことには気付いてるんだ。
コメントの中でもいくつか指摘があったけど、要はマインドなんだ。これに尽きる。
やってみる勇気、前向きな思考、フットワークの軽さ。このどれもが自分には欠けていている。だから理想(に見える)会社やエンジニアが眩しく、現職に不満が募る。
思考をアップデートしようと『嫌われる勇気』とか『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』とか読んだんだよ。内容は理解できるし、そのとおりと思うんだよ。でも動いてないんだ。
この記事含めて動けない(動きたくない)理由を並べて溜飲を下げてるだけなんだ。
昔から何となく気付いてはいたんだけど、ここまでネガティブな人間だと思わなかったよ。妻にも子供にも申し訳ないよ。
それはそうなんだろう。それをやってないのは実際のところそこまで技術に振り切るほど技術を愛していないし、あと自分に能力が無いと卑下しているからなんだろう。
と、またやらない理由を並べて終わりなんだ。
これは理解している。だから得も言われぬ焦燥感に駆られている。
永遠に現職の環境が変わらない、なんてこと無いのはわかってるけど仮に数年後DockerやらGitやらが入ってきたところで、またその時点で世の中から遅れになっていると思う。それが新しいプロダクトなのかアーキテクチャなのか開発手法なのかは分からないけど。
具体的なプロダクト名を挙げたのがまずかったのかもだけど、レガシーだから悪いとか、最新の技術を使いたいとかよりも、これまでの10年で見てきた現職は柔軟に新しいものを取り入れられず一方で口だけはご立派、という会社文化そのものが問題だと思っていて不安を感じている。競争原理が働く市場にいたら、自然淘汰される存在のはずなんだと。
・年収について
高いのかな?いや、平均年収とか中央値とか見たことはあるけど実生活上で高い実感はまるでない。
東京基準で考えたらは恵まれているのはなんとなくわかるけど、地方と言ってもそこそこ人口いるので都会の人が思う”地方”ほどの基準ではないと思うよ。
我が家は妻が時短中というのもあるけど、買った家は小さい建売だし子供一人が妥当かなと思う。有名メーカーで注文住宅建てたり市街地の高層マンション買う人たちはどんな層なのかが気になるよ。
さて、ここら辺は大都会と違って、日本の多くの田舎同様「公立至上主義」である。
何十年も前の話であるが、カミさんは「私立は名前さえ書けば受かる」と言っていた。
そんなまさか、と思ったが、自分の子供が高校受験するころになって同様の話が聞こえてきたのである。
それは「中学校の先生が『受けて良い』と言ったらその高校は合格です」というものである。
どの学校受けようが受けまいが自由じゃん、と思うのだが実態はそうではないらしい。
それと並行して、中学校の担任には三者面談の時に「必ず私立はどこか受けてもらうことになっている」と言われたりもした。
「受けてもらうことになっている」とは何か。
本命の公立に落ちても追加募集ということがあり、近年は少子化につき、通える範囲に数校、追加募集を行なっていることがある。
だから無理やり私立受けることないだろうと思うのだが、先生がそういうからには承るしかないのだろう。
さて、晩秋になってA高校に問い合わせた。いつまで経っても受験要項がサイトに掲載されないからだ。
定員は何人か。受験科目数は何科目か。それぞれ何分か。満点は何点か。
返信はごくあっさりしたものだった。
「受験に関しては、中学校の先生にお願いしておりますので、中学校の先生にお問い合わせください」
シンプルに答えてくれればいいのに、私立高校のことで中学校の先生の手を煩わせるのかとも思った。
んで、いろいろ調べまくって、だいたいわかったことはこうだ。
・中学校の担任は、12月の内申点で生徒にどこの学校を受験して良いか伝達する。
・生徒は、受けて良いと言われた学校を受験。当日テストでやらかしても自動で合格する。
自動で合格する故に「名前を書けば合格」などと言われるのである。
私立高校内外でもヒエラルキーがある。同一高校内では特別クラスと進学クラスであったり、
高校外ではA高校は合格目安内申33。B高校は30というようになっている。
そのハードルを少々さげるために、「単願」制度というものがある。
併願は「公立も受験しますよ、受かった時はおそらくそっちでしょうね」という受験生。
単願は「公立には浮気しないで貴校一本ですので、なんとかお手柔らかに」という受験生。
高校側としても必ず来てくれる生徒を確保したいので、単願は若干内申のハードルが下がる。
併願ならB高校レベルだが、単願にすることでA高校に入学できるようになったりするのである。
受験倍率というのも一応出る。ここらへんでは私大付属のマンモス校A高で2.41倍。
この倍率もあってないようなもので、併願が半分以上いると思われ、その者たちは合格したら公立に行く。
想定した定員よりも多い場合はA高校のほうで非常勤講師を雇用し対応する。
(実際に教員数が発表になっているが、マンモス校の割には少ない。普通高校レベル。相当数の非常勤がいると思われる)
この問題はどうやら手強いらしい。
来たる公立本番に向けて油断するなよ、という戒めがあるものと思われる。
(落ちた話を本当に聞いたことがない。伝説、幻レベルだと思われる)
そして、合格発表。
おそらくダンボールで持って来るのでは。
「おめでとうございます、何々コースに合格です」と書いてあるだけである。
それを実現するために、中学校の先生が結構なご尽力をしているのである。
その私大まであまり苦労せずにエスカレーターで入ることができる。
仕事上できないことがありすぎるしそれゆえ劣等感も強く、将来に渡って維持していける自信とか全く無いので生活水準を上げようとかいう気にはそうそうなれない。ストレス解消()で多少モノを買ったりはするけどその程度。車もないし家賃も低めに抑えてるし金のかかる趣味とかもない。ジム代に月1万弱使ってるくらいか。あとは専門書を買う量がちょっと多いくらい。
経済的不安で少子化が〜とか言うけど、単に給料上げればいいってことじゃなくて、競争原理を弱めて多少ダメでも改善の努力さえしていればジョブセキュリティはそれなりに守られるという感覚がないと子供持とうなんて気にはそうそうなれないと思うわ。
検索エンジンってとても便利ですよね。
今は何かわからないことがあったときにGoogleとかで検索すればすぐに答えが出てきます。(とはいえ、正確性は担保されるわけではないので注意が必要。)
ここまで便利になってくると昔はどうやって疑問点の解消をしていたのか不思議になってくるレベルですね。
例えば、転職をしようと思っても転職ってそもそもどうやってやればいいのかわからないだろうし、他の人の体験談もわからない。
そういったことで、新しいチャレンジへのハードルが上がっていたのかもしれませんね。
ちょっと話がずれましたが、検索エンジンってGoogle以外にもいろいろありますよね。
日本ではGoogle検索やYahoo検索のシェアが高いですが、Yahoo検索の中身はGoogleらしいので、実質的には日本の検索エンジンはGoogleが寡占状態なわけですね。
今はいろいろな情報がネットで調べられるようになったので、信憑性がどうあれ、ネット検索をしたときに上位表示される記事に書いてある内容がかなり大きな力を持っています。
検索結果の1P目に表示されないウェブページはもはや存在しないに等しいレベルですね。
とすると、検索エンジンがどういったページを上位表示するかは、大衆を動かすレベルで重要なことになってきます。
だけども、そこは日本においては結局Googleが握ってしまっているところにときどき恐怖を感じたりします。
Google検索と、duckduckgoとかの検索エンジンが良い感じにシェアを2分していれば、どちらの検索エンジンがいいウェブページを表示するかで、競争原理が働きますよね。それが今はGoogle一択になってしまってなかなか難しい。
先日はトランプ前大統領もTwitterアカウント凍結されました。もはやIT大手の力は国家のレベルにも近いのではないでしょうか。
実はauとか、docomoなんかも検索エンジンを持っているようですが、中身はなんなんでしょうね。やっぱりGoogleなのでしょうか。
https://search.smt.docomo.ne.jp/result?MT=%E5%90%8C%E6%A3%B2%E3%80%80%E5%8F%A3%E5%BA%A7&SID=000
そうでないのもいるけど、めちゃめちゃ恵まれた連中が全てを手に入れるためにさらに要求しているというケースもかなりあるね。
具体的には子供関係。「子育てで研究時間が減ったせいで子供いなくて研究に全部突っ込んでる奴らに負けるようになった。これは理不尽だ!」という声が最近多い。
彼らもダイレクトに口に出したら負けだと分かってるから言わないけど、要するに「競争原理で決めるのをやめて子なしの業績を割り引いて子持ちを優遇するべき」と考えているわけだ。
親が大学教授で子供の頃から研究者になるつもりでやってきてそのまま上手く行きました、みたいな連中がそういうことを言っている。馬鹿なのか?と思うよね。
https://twitter.com/kurokei_jp/status/1346828462682587136?s=21
Netflixがヤバイ事で話題ですが。更に言うと2020年のNetflixのオリジナルコンテンツの予算は1.9兆円。これは日本のキー局5社の予算合計4000億円の約4.7倍にあたる。更に世界中のインターネット通信の15%はNetflix。そして何よりもNetflixが月額880円〜なのにNHKが月額1225円〜なのはもっとヤバイ。
そもそも全世界に見込み顧客あるインターネットサービスと、日本国外では衛星放送ぐらいしか販路がないテレビ局の価格設定を同列で語るのがそもそもお話にならない
「全校生徒の皆さん、今日は大事な話があります。残念ながら、君達は負け組です。君達の問題というよりは君達の親の問題です。正確に言えば君達の親は負け組ですよ、と言った方がいいかもしれません。しかしそんな家庭で質の低い暮らしをして育った事実は消えません。負け組の子は負け組です。あなたがどんなに努力しようと田舎者は田舎者なのです。一生田舎出身というハンデを背負って生きていくことになります。都会の人間は質の高い教育を受けていますから、あなたと同じ努力をする時間で何倍も成長しています。数多くの情報に触れたり経験したりできるのでら多様な人間が育ちます。自分の趣味趣向、レベルにあった暮らしを選択できるので、こんな閉鎖的な空間とは大違いです。ここが閉鎖的だということに気づくまでまだ何年もかかるかもしれないですが、それもまた不幸ですね。君達は遊んでいて楽しいでしょうか?しかし残念ながらそれは遊びとは言えないですよ。家に帰ってアニメを見たり、買い物をしたり、土日に出かけたり、その一つ一つの選択肢が限定されていることを知っていますか?都会では息抜きも有意義なんですよ。何の競争もない地方で生きているこの時間が無駄です。自分は頭が良いと思っているそこの君、井の中の蛙ですよ。あなた程度の人間は都会にはゴロゴロひしめいています。彼らは競争原理のもとで成長し、質の高い教育を受けているので、そのうちあなたの手の届かないステージに行ってしまうでしょう。負け組の家庭に生まれたハンデを克服するべく、頑張ってください。」