はてなキーワード: 求めないとは
最後に。
今回これを書こうと思ったのは、冒頭の話が関係している。
昨年末に約十年ぶりに京都に行ったのだが、知っている店はほとんど潰れていた。バーも、キャバクラも、スナックも、マクドナルド河原町三条店も、もちろん――S店も跡形もなくなっていた。
年末にしては暖かい夜だった。寂しい気分で歓楽街をうろついていると、学生時代によく行っていた老舗のバーを発見した。店員もお客さんもコロナ禍の中でしんみりとした雰囲気かと思いきや、意外と賑やかだった。
「ソーシャルディスタンスなんて関係ないぜ!」みたいな連中がわいわいと騒いでいる中、私は2つほどバーをハシゴした。その後、さめざめとした心持ちで先斗町の狭い街並みをうろつき始める。
すると、心の内にあることが想起された……そうだ、私は一度、S店で接客を受けてみたかったのだ。それを夢見ていた。だから京都に来たのだ!
私の中では、京都旅行の動機の端っこにあった感情だったけど、大きい部分を占めていたことに気が付いた。
通りを一本挟んだ木屋町に戻った私は、S店がなくなったのであれば、別のキャバクラに行ってみようと思った。深夜2時になっていた。
※ここまで読んでいる諸兄はおわかりだろうが、法律上は深夜1時までの営業になっていても、実際には朝5時まで営業できる。警察があえて取り締まっていないのだ。たまに見せしめで捕まる店がある。
そのRというお店は、私が大学生をしていた頃は新進気鋭のルーキー的な立ち位置だった。今では木屋町で一番の老舗になっている(堅気の店だとは思うが、そうじゃなかったらまずいので名前は伏せさせてもらう)。
最初に19才の可愛い子が隣についた。その、あまりの顔つきの美しさ、手足の細さにびっくりした。まるでアイドルみたいだった。※私はアイドルを見たことはない。
ちょっと後になって、チーママが真正面の席についた。30代後半くらいで、落ち着いた雰囲気があって、笑顔が素敵な人だった。談笑は続いて、残り時間があと40分ほどというところで、R店のメニュー表を持ってきてもらった。人生で一度、キャバクラでシャンパンを飲んでみたかったのだ。
せっかくの機会なので、5万円のやつにしようと思って――考え直した。ここはあえて、1万円のものを頼むのが正義であると気が付いた。そうだ、これは最初の体験なのだ。5万円のやつを堪能してしまったら、1万円では楽しめなくなる。
こうして1万円の一番安いシャンパンを注文し、私の席に嬢があと2人増え、付け回しをしている人が私の席に挨拶に来た。やがて細長いグラスとクラッシュアイス入りのアイスペールがやってきて、カフェドシャンドンみたいな名前のシャンパンが細長いグラスに注がれた。
午前3時半に店を出た。
楽しい夜だった。でも、満足はできなかった。あの日々、私が青春を過ごしたS店はもうないのだ。もう二度と行くことはできない。
お酒を飲んだのに――辛い気分だった。寂しい気分だった。やるせなかった。
そういうわけで、この私こそが世界に産み落とされた最初の人間なんだと自分に言い聞かせ、木屋町を流れる高瀬川沿いの歩道をほっついて回り、いまだに夜の店を求める者たちがはかなげな声で囀りまわる四条大橋の袂へとぴょんと躍り出るやいなや、私は考え始める。
これからどうしよう、まだ眠気はないのだ! どこに行こう……そうだ、まだ祇園では飲んだことがない。でも、木屋町にもまだ懐かしい店があるかもしれないなぁ。
私はまた考え始める。そしてそれが楽しいのだ。私は夢見心地で祇園の四条通りの石畳を踏みつけて、曲がっていることもわからないまま小道や細道の角を折れ曲がり、川があることもしらずに祇園の中を通る小橋を走って飛び越え、姿形も見えない、これから行くであろう店でどんな話をしようか思案をはじめる。
……でも、今の私はこの街で一人だった。もう仲間はいない。知り合いもいない。一緒にお酒を楽しめる人はいない。今更気が付いたのだ。
こうして、一人ぼっちになった私は、「お酒も十分に飲んだし、暗い気分を晴らしにデリヘルでも呼ぼうか」と考えた。おっとり刀でホテルに帰り、スマホの遅い読込速度にイライラしながらも、どうにかデリヘルを呼ぼうとする。
私はあるお店の、いろんな女の子が並んだパネルを見ていた。風俗店では、口よりも目を隠している子を指名するのが基本だ。そちらの方が統計的にアタリ率が高い。
ある女の子を見つけた。右手で目元を覆っている。慎ましい乳房だ。身長は低い――これは加点要素だ。でも、よく見ると髪型で顔の長さをごまかしている。肩幅を見るに、ガタイの大きさをフォトショで修正している感がある。これは勝てん要素だ。場合によってはチェンジ宣言もやむを得まい。鱗滝さんに「判断が早い!」と怒られる可能性がある。
彼女を指名した。待つこと約30分、真っ白のマスクを着けた女の子がやってきた。予想通り、背が小さくてかわいい。マスク美人かなと思ったが、はずしてもかわいい。
「コロナで大変じゃない?」と聞くと、「お客さんは減ってる。でもお兄さんみたいな人が指名してくれるから嬉しい」とのこと。
早速シャワーを浴びて、時間はあまりなかったけど、ベッドで少しばかりの睦言を楽しんで、それからプレイが始まった。肌が触れ合う感じがいい。吸い付くようだった。有意義なプレイだった。
最後に、お互いの相性がよかったからか、それとも彼女の温情によるものか、サービスにはないが、『合体』をしてもいいという。コンドームも用意してあるらしい。お金のことを聞いたが、お兄さんの気持ちでいいとのこと。ふと、さっきのシャンパンが頭をよぎる。
だが、挿入の前に問題が起きた。私のやつに適合するサイズのコンドームがなかったのだ……私は、彼女が持っていた何種類もの中から、一番マシな物を選ぶ必要があった。サイズが小さすぎると途中で抜けてしまう。彼女の中で抜けるわけにはいかない。
残り時間が限られる中、高速でコンドームを試着し続ける私に、彼女は不安そうに言う。
「そんなに急いで大丈夫?」
私は笑いながら答えた。
「付け回しは得意だからね」
私はその子を知った。
しっとりとした肌の感触だった。心地よかった。心までひとつになったみたいだった。私はいま一人ではない。
特別サービスで、5分だけ無料で延長してくれるという。お言葉に甘えることにする。
行為が終わった後、その頬にそっとくちづけをした。
「気持ちよかった。でも、お金は具体的な額を求めないとだめだよ。仕事なんだから」
「これはお店のメニューじゃないからいいの。お客さんに気持ちよくなってほしくて」
彼女は笑いながら答える。つぶらな瞳で私を見上げてくる。が、視線を逸らすことはなかった――鋭い、理性的な、豹のような瞳をぶつけてくる。
私の心は最初から決まっていた。さっき節約したばかりの4万円を財布から取り出して、「ありがとう」とその柔らかい手のひらに渡した。猫が喉を鳴らすようにして彼女は、嬉しそうに受け取るのだった。仕事ができる子だった。
私が大学を卒業した年にTちゃんからもらったメールによると、イケメン先輩は100万円を払い終えたらしい。
その後は、M主任の後釜に収まった。イケメン先輩のS店への貢献という「状況」が、1年以上も前に下された免職処分を打ち消したのだ。
これは一般的なマネジメントの話だが、ステークホルダー側にコミュニケーションのやり方って求めないんだよ。そこも含めて主催者が誘導する必要がある。
ステークホルダー側に責任を押し付けるのはマネジメントやってる人たちから見たら「はあ?」の世界。
JAPAN JAMはそういう頭でもたまたま上手く行っていただけの話だろう。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言うじゃない。
どうしても医師会の責にしたいのなら、以下条件をすべて満たすことだ。
①6月よりかなり前に一度でもコミュニケーションの場を持っていた
②医師会と事前にコミュニケーションのやり方に関する合意を得ており、かつその内容を何らかの文書に残しており、今回の要請はその内容に違反していた
ここまでやっていれば医師会はダメだねとなるし、仮に今後裁判になったとしてもロッキン側が有利になる。裁判官は客観的に見るからな。
いやだから優劣の話ではなくって、好みの話ね。
例えば、けいおん!に彼氏持ちのキャラクターは一切居なくて、タイトル忘れたけど女性向けのイケメンバンドマン乙女ゲーにはモテモテのヤリチンキャラ(主人公には一途)みたいのが登場するところとか、容姿に優れた女性であれば不可欠である所の男性経験が排除されてしまったりすること。
男性向け作品のメインキャラクターに頼りになるイケメンヤリチン男はいるけど、いわゆるビッチキャラは敵役だったり何故かブスに描かれるネタキャラ、サブキャラ扱いがほとんど。
彼氏がいない女が集まれば必ず出るはずの男の話題、百歩譲っても女が大好きな人間関係の話題が出ずに、男の大好きな「好きなもので語り合う」が描かれるのを好むところとか。
男子高校生の日常系は同性から見て「分かる」ところがあるのに、女子高生の日常系には「ありえない」しかないところとか。
女性は悪い意味での男らしさ、女遊びするとか、いくつになっても子供っぽいところとか、そういうところも好きだったりするけれど、男性は女体の色々なところは好きだけど、女性らしい噂好きなところとか、ちゃっかり彼氏がいるところは一切許さないと言うか、一切求めないところがあるよね。
以下お気持ち長文
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自分の身体的特徴や脳の特性が原因で小学生時代に虐めに遭って性格が歪み、社会人になるまでその傷が癒えなかった。
そんな自分の遺伝子を受け継いだ子どもはきっと成長過程で辛い目に遭うだろう。
また、発達障がいなどの子どもが産まれたとして、子どもに手をあげずに育てきる自信がない。
自分が産む性であるから、尚更産むことに対するメリットよりもデメリットがあると考えてしまう。
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そんな私だが、20代後半になり「結婚したいな」と思う機会が増えてきた。
世間では結婚=子どもを作るの風潮があるのになぜそう思うのだろう?
多様性のある時代になったとはいえ、他人と話しているとうっすらと「独身より既婚の方が優れている」「独身は可哀想」という思想が透けて見えることが多いのだ。
他人の目を人一倍気にする自分にとって、「この人は満たされていない可哀想な人だ」と思われることがなによりの屈辱なのだろうと思う。
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もう1つあげるとすれば、人生を過ごしていくなかでの孤独と不安を和らげたいからだろう。
今は親も友人もいるが、親はいずれ自分より先に亡くなるし、友人も家庭を持って疎遠になる可能性がある。
そうなると、長い人生を自分と一緒に生きてくれる絶対的な味方というのは、配偶者になるのである。
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世間体と自分の孤独回避という理由で結婚したいというのは自分でもわがままで都合の良いことを言っているなと思う。
このような理由で結婚したいと思うのは相手にも失礼だし、この軸で婚活したところできっと上手くはいかないのだろう。
DINKs(子なし共働き)希望というのも婚活の難易度に拍車をかけているし。
※相手に自分以上の年収は求めないが、一人で養っていける自信もないので主夫ではなく共働き希望としている
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結局私のような人間は独りで寂しく生きていくのが合っているのだろう。
理由としてはモデルになった女優の許可がないとか、もしくはNetflix側がどういう見解なのかよくわからないから。
でも評判としては面白いというのは見かけるしそのへんを気にしない人は楽しめるんだなって感じで流せている。単にその辺の事情を知らないだけかも知れないし。
ただ、出演していなそうな俳優が褒めていたりシーズン2が楽しみというような投稿を見てしまうとその人をどう捉えていいのかわからなくなってしまう。
別にその俳優がものすごい好きというわけでもないけど、その人がそれなりに人権とかにも配慮をしている感じも受けていたのでどうなのだろうと思ってしまう。その人の中でどう折り合いをつけているのか気になってしまう。
自分が出演しているとか関係しているならまぁそれはそれでわかる気もする。そもそも出るなって気もするけどそこまでは求めない。
触れてほしくない過去をその人の意向を無視してまで描いていいのか?作品が面白ければそんなことは気にしないで楽しめる人なのかな、と思ってしまう。
それが悪いのかと言われると悪いとも言い切れないけど、優しくはないなと思う。
世間的には気持ち悪い、絶対やりたくない、仕事する人を軽蔑するという声が多いでしょう。
大いに結構!軽蔑され誰も望まない仕事!それが風俗のあるべき形!
高級店はもちろん女の子のレベルもスキルも求められるし更に技術を磨く必要だってある。誇りを持って仕事している方も多いだろう。尊敬されるべき側ではある。そこに敬意は払いたい。
だが私のような格安風俗に勤める側にとって高級店なんて別の世界なのだ。
可愛くて人気があるのに格安店にいる女の子には大きな声で 高級へ行け!!!!!!!!!! と叫びたい。
私みたいな整形費用すら稼ぐことができないブスの居場所を奪わないでくれ…
格安店なんてどんな容姿でも体を捧げれば値段の価値はあるだろ。
なんでこっちが薄給でにこにこ愛想良くきちんとプレイしたにも関わらず可愛い女の子と比べられ文句を言われ稼ぎが少なくなるんだ?
最底辺がやる仕事 という認識で構わない。だから体を捧げる以外何も求めないでくれ。
蔑む対象である最底辺がやってるんだから客も女の子に惚れるのはやめてくれ。
もちろん人間同士深い関わりをする場なのだから最低限の思いやりは必要だよな。でもわざわざ記す必要もない本当に最低限なことでいい。今ですらできてない客ばかりなのが本当に信じられないが。人としての最低限の思いやりは誰に対してだって持とう。
てかそろそろ嫌々やってるってわかってくれない?好き好んで見ず知らずの男とエッチするのが好き♡ってそれは異常者でしかない。それかセックス依存症という病気。治療すべき病。
私は株式は大好きで投資家は全員が超人だと思っているのだけれど、投資家たちがもつ教養の低さというのか、或いは世間からズレた幼稚性、みたいなものを株式用語から感ずる。
「ゴールデンクロス」であるとか、「ブラックマンデー」「ミセス・ワタナベ」「フラッシュクラッシュ」「デッドキャットバウンス」「パックマンディフェンス」「エリオット波動」「パリティー」
であるとか。
実際、小学生くらいの頃から投資のことだけ頭にあるのだろうけれど。
あとは投資家が書く解説本なんかも、なんとなく独特な言葉の言い回しを受ける。
もちろん教養のある投資家も居るだろうし、それに投資はいい利益率を見せてくれればいいだけなので教養は求めないけれども、なんとなくそう思った。
女性が男性に対して自分以上の経済力や甲斐性を求めるのだから、それに応じて男性側を経済的・社会的に優遇するのは当然だよね。
フェミはそれを女性差別と批判するかもしれないが、そもそも男性側が「女から経済力を求められる」という無理難題を突き付けられている。
それを解決するために、男性側を経済的・社会的に優遇していることの一体何が悪いと言うのか。
恋愛結婚は個人同士の問題だから、それを理由に男性を優遇することは別問題だ、という意見もあるかもしれない。
しかし少子化がここまで深刻化していて、それが男女間の非婚化がトリガーになっているのだとしたら話は違ってくるよね。
非婚化は「社会問題化」するのも時間の問題だし、コロナ禍によって現在進行形で深刻化しているではないか。
「私はしたくないの、猿じゃないんだからそんなに求めないで。自家発電っていう手もあるでしょ?」
ってことじゃないんだ。
それは射精欲だ。射精欲はたしかにポルノを見て満たすことは可能だ。だけど射精欲は性欲とは似て非なるものだ。性欲の肉体的な面の、さらにその一部を切り出したものにすぎない。射精欲だけ満たしても性欲を完全に満足させることは決して、ない。
この独特のつらさは一体何か。それはもうこの先自分は一生セックスをできないんだな、という絶望感だ。
この先ずっと添い遂げると決めた妻。自分は法的にもこの人としかいたすことはできないし、もとよりそういう覚悟で結婚生活に臨んだつもりだ。ところがこの人からは長い間拒否されつづけている。おそらくこの状況は改善することもないし、もうこの人とセックスすることはないだろう。
射精欲じゃない性欲をキチンと満たそうとすると、法的にグレーなことをするか、離婚しかなくなってくる。別に極論なことはない。本当にそうなんだ。
セックスをレスり側、拒否している側は一時的な性的欲求だろうと高を括っていると思う。だけど、レスられ側が苛まれているのはこのどうしようもない絶望感、閉塞感なのだ。問題を解決しようとすると一生の我慢か婚姻関係の抜本的見直しか、決して積極的に望まない裏切りか、そういった極端な選択肢しか残されていない。しかもこの懊悩を配偶者には全くわかってもらえない苦しみ。
彼女の「ねえこの動画面白よー」という声。リビングに行ってスマホを覗き込む。
画面中央には水の張られたバケツがありその縁に木の板がまるで飛び込み台のようにかけてある。動画が再生されると、画面の端からネズミが現れて板の上をバケツに向かってとことこ歩いていく。端あたりに到達したその瞬間、ネズミがまるでハンマーで弾かれたようにバケツに落ちた。水の中でもがく。
「面白くない? 木の端っこに電極があって、そこに突っ込んでいっちゃうの」
笑顔で語る彼女。その間にもまるでベルトコンベアーに乗せられたかのように次々とネズミが板の上を歩き、電気ショックを受け、バケツに落ちた。バケツの中はあっという間に溺れまいともがくネズミだらけになった。
僕は気分が悪くなった。そんな映像は見たくなかった。「そういうのは気分が悪くなるので見せないで」と、普段の僕からは考えられないであろう冷たさをできるだけ演出して、言った。
彼女は相当しょげたらしく、その夜は「ごめんなさい」と謝ってきた。今にも泣きそうな声であった。
その映像を見せられた時、頭から冷静さみたいなものが無くなっていた。一つ重大な要素を見落としていた。
彼女は害獣駆除業者で事務の仕事をしている。聞くところによると日々現場の報告書を処理しているらしく、罠にかかって死んだネズミの写真とかを見るようだ。その話を聞いて僕とか、僕の両親(彼女とはお互いの親と食事もする位の仲だ)は「えっきつくないそれ?」と心配したのだが、彼女は全然へいきーというので特に気にしないでいた。
実は、彼女は相当のストレスを抱えているかもしれない。彼女はあまり友達が多い方ではなく、僕と彼女の親くらいしか話し相手が居ない。その数少ない話し相手である僕に「気分が悪い」と言われるような仕事をするという気分は、どうなんだろう。そこまで考えられなかったのは軽率だと思った。その点については謝るべきだと思った。
しかしどうだろうか。「ごめん、気分が悪いと言ったが、君の仕事を否定するつもりはないんだ。ごめんよ」と言えばいいのか。その映像を見るのは気分が悪いが、その映像にあったことを仕事として行うのことは気分が悪くないという主張は何か矛盾している気がした。僕が一番主張すべきことは、そこに矛盾が発生しないことを示す論理だと思った。その考えに至った時点で「君の仕事を否定するつもりはないんだ」という言葉が嫌に白々しく感じるようになり、僕は眠ってしまった。
このやりとりがあったのは日曜日で、まったく休日にこんな不快な思いをして月曜を迎え、金曜日まで働かないといけないなんて最悪の気分だと思った。しかし、翌日月曜日の夜にはこの出来事の気分の悪さはほとんど忘れていた。自分でも不思議だったし、都合が良すぎるかもしれないと思った。火曜日には完全に忘れてしまい、金曜日まで無難に仕事を終えることができた。
「ネズミって、仲間が罠にかかっていても助けないの。危険信号とか出さないの。よっぽどバカなんだね。知性とかないのかも」
昆虫は罠にかかったら危険信号を出して仲間に伝えるとかどうとかをさも重大な発見であるかのように話した。やはり気分が悪かった。僕はそういうのは気分が悪いからやめてくれと伝えた上で「仕事が辛いなら辞めてもいいと思う」と言った。別に辛くない、となんともなしに彼女は答えた。
彼女が仕事を辞めてしまえばいいと思った。何か、別の不可抗力的な事情で。例えば、クビになったとか、嫌いな上司が居るとか。害獣駆除とは関係のない理由で辞めてしまえば物事が単純になって楽になると思った。
ネズミが電気ショックで死ぬ瞬間を思うと心が痛んだ。彼女も別にそれで心が踊ることはないと思う。なくて欲しい。ネズミがバカな生き物だと思うことで仕事をストレスなく進められるのであればそれでもいい。けれどネズミは昆虫と比べてバカであるとか、電気ショックを受ける動画を面白いとかいう価値観は共感できないし、共感を求めないで欲しかった。
でも例えば、僕の家にネズミが大量発生したらどうするだろうか。間違いなく業者を呼ぶと思う。
彼女の価値観が、間違っていて欲しかった。けれどそれは僕の願望で、エゴに過ぎない。でもエゴだから、とか価値観の違いだから、と言って見て見ぬ振りをするのは彼女に対して不誠実だと感じる。いっそこのことを全て素直に話してしまえば良いのかもしれない。だがそれは口にした瞬間に白々しく、不潔なものになる気がして何も言えないでいる。
会社で新人のメール文面の添削指導などをしている会社の中間管理職です。
池江璃花子さんという方のTwitterが賛否両論に分かれていますが、ビジネスメール視点から色々と指摘したいことがありまして日曜の朝からパソコンに向かっています。
→誰が書いても同じことを伝えられるのがビジネスメールの基本かと思います。遊びだと思ってお付き合いください。
→ほんとそうですね。ネタだと思って読んでいただき、暖かく見守っていてほしいなと思います。
| 池江 璃花子
@rikakoikee
===
いつも応援ありがとうございます。
Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。
もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。
ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。
私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。
1年延期されたオリンピックは私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。
持病を持ってる私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています。私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。
ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。
オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。
この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。
長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。
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ビジネスで、メッセージを届けるには下記のことを重要視しなければなりません。
ちなみに、1つのメッセージで上記のセットを2つ以上含むという場合があります。
ビジネスのメールでは、Toだけでは無くCcに関係者が入っている場合ですね。
まずはToの人に対してメインメッセージを伝えつつ、同時にCcの誰かに密かにメッセージを伝えるような場合です。
今回の池江璃花子さんのメッセージは本人が意図したかどうかは含めて、そう読めてしまうので賛否両論が巻き起こっているという側面もあります。
ちなみに、ビジネスメールはシンプルな方が良いですが、Twitterはそんな含みもあった方が楽しいし素晴らしいツイートだとは思います。
ビジネスメールはシンプルに。おそらくこう書くと伝わると思います。
でもTwitterだから曖昧にした方が良いことも多々あると思いますので、参考にはなりません。
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いつも応援ありがとうございます。
Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。
ただし、私に反対の声を求めても、(ここに理由を書く)のため、私は何も変えることができません。
長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。
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ビジネス的にはこれで事足りますね。その他は感情に訴えているだけで具体的な意味を持たないテキストになります。
(もちろん池江 璃花子さんの生き方、スタンスを理解するためには重要ですが)
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いつも応援ありがとうございます。
SNSを通じてオリンピックに対して「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」という声が届いている件について
■結果的にお願いしたいこと
・私にオリンピックの可否に関わるような発言を求めないような空気を醸成していただきたい
■ 現在発生していること
・SNSを通じて「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている
・媒体
・内容については、非常に心を痛めたメッセージが届いている
(もちろん良いメッセージもありました)
1. 私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。
理由としては、
・
・
・
のためです。
2. 決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。
3. 今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。
・私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。
・持病を持ってる私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています。
・この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいと思います。
・ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。
長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。<<
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ポイントとしては「私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。」の理由が何なのか明確にすると良いメッセージになりそうですね。