はてなキーワード: 仮想世界とは
いや単に今流行ってるVRがnot for meだったってだけの話なんだけども。
もうちょっと詳しく言うと、VRっていって俺が思い浮かべてたのは映画のマトリックスとか、一昔前のなろう小説によく出てきてたVRMMORPGとかみたいな、自分の体は動かないままで意識か何かだけを仮想現実の世界に没入させて、普段の自分ではありえないような身の軽さやなにやかやで色々な世界を楽しむ、って物だったんであって、自分の動きを他人に見せたいわけではないんだよなぁと気づいたという話。
ということでここより下は単なる確認なので特に読む必要は無いです。まぁここより上も読む必要は全然無いけど。
今日見かけたニュースだけでも、VRというと例えばこんな感じのニュースが出てきてた。
これらはVR世界における自分をよりよく見せる方法として、現実世界の自分の動きを取り込む形の技術だ。
つまり、カッコイイ動きでBeat Saberをクリアしたいなら自分がそのように動かねばならないし、可愛く首を傾げながら瞬きしたいならJINSのメガネをかけてそのように動かねばならない。
いやいやいやいやそうじゃないでしょ。俺はベッドに横になって頭の中だけで体を動かすとSAOのキリト君みたいな超絶スゲェ剣技が繰り出せるってのがやりたいんだよ。Devil May Cryみたいにコントローラをそれらしく動かしているだけでキャラクターとしては超絶スゲェ動きでバッタバッタと敵をなぎ倒している、みたいな事がしたいわけ。俺のクソみたいな腕の動きやら瞬きやら首の傾け具合とかを他人に見せたいわけじゃないんだよ。カッコイイ動きやかわいい仕草は俺がやるんじゃなくてシステムがやってくれないと駄目でしょ。
いやまぁわかるよ?デビルメイクライみたいなテキトーにコントローラをガチャガチャやってるだけでもそれなりにカッコイイ動きができるようになったとしても、他人に見せる事が前提になった途端に俺のような下手な奴よりも上手い奴のプレイの方がさらにカッコイイ事になるっていうか、そもそもそういう上手い奴の超絶プレイのプレイ動画は見られるだろうけれど俺みたいな下手な奴のプレイ動画は見られることはないって事は。でも俺は俺が体感したいだけで他人にそのプレイを見せたいわけじゃないんだ。単に俺がカッコイイと思うプレイをして、俺が楽しめればそれでいいんだ。
また、VRは仮想空間に自分が入っていくという体験が重要で、今のVR機器は目の位置と方向が現実世界の顔の向いている方向と一致していることや、手に持っているコントローラの位置が現実世界の手の位置と一致している事が没入感を与えているわけなので、その動きを無視して動かれると酔ってしまったりするって問題があるのはわかる。
でもさー、やっぱり俺が妄想してたVRってなんかそうじゃないんだよ。運動なんて全然やってない俺がゲーム内のキャラみたいにカッコイイ動きやかわいい動きができるわけないっていうかそれを俺がやってどうするんだよ。そういうのを実際の体をつかってやらずにレベルを上げたりアイテムを手に入れたり、訓練するにしても指先の動きでなんとかするだけでできるようになるのが楽しかったのであって、やっぱり俺が実際の体を使って表現したかったわけじゃないんだよ。それができるなら現実世界でもやってるよっていうか現実世界ではできない動きがしたいんだよ。現実世界での動きに縛られてどうするんだよ。
そういう方向では例えばゲームセンターにあるガンダムの戦場の絆みたいな奴はそういう方向っぽいよな。あれはモビルスーツのコックピットに入ってモビルスーツを操縦するって事になってて、それっぽい操作でそれっぽくモビルスーツが動いてカッコイイ攻撃とかを繰り出してくれる。
VRでやってるそういうのだと例えば最近やったのではIRON REBELLION(https://store.steampowered.com/app/1192900/IRON_REBELLION/?l=japanese)てのがあるんだけど、これは指先だけでメックの移動と攻撃ができるのでカッコイイ攻撃とかをやってくれて良さそうかなーと思ったけどすっげぇ酔うのよ。俺は10分位耐えながら遊んでその後3時間位は気持ち悪くて何もできなくなった。
なので、少なくとも現時点で存在しているVR機器を使った場合、俺の思ってる事をやろうとすると酔うって問題があって難しいだろうなぁというのは身にしみてわかっているというかわからされてる。なのでしょうがないんだろうなぁという感じ。
それで、そういう俺の思ってる事はやりづらいVR機器を使ってできる事で、楽しんでる人がいっぱいいるのが多分冒頭に挙げた「自分の動きを他人に見せるための仕組み」の方向であって、そういうのは俺が望んでいる方向ではないのだけれど、俺の望んでいる方向の物は現在のVR機器ではまぁ難しいだろうなぁというのはわかるし、その現在のVR機器で楽しんでる人達のための技術が色々と出てくるのは当然だしそういう方向にしろ発展していく事は喜ばしいと思う。どんどん進んでくれると良い。
けどなー。俺の期待してたVRってそうじゃないんだよなー。ということで、少なくとも現時点でのVR機器にまつわるあれやこれやってのはnot for meなんだなーと思ったよって話でした。まる。
インディーズで個人制作のapp labの無料作品だからグラフィクとか大したことないけど求めていたVR体験がここにある
VRゲームって仮想世界を自由に動き回れるというコンセプトでも実際は(部屋の広さの問題で)コントローラを使って移動したりテレポートしたりするだけ
でもそれってテレビゲームでキャラ動かすのと同じでVRとして物足りない(あと酔う)
そこで「traVRsal」
部屋に巨大迷宮を作って自分の足で歩き回ってゴールを目指すゲーム
OculusQuestで自分で設定したガーディアン(安全柵)の範囲内に自動でダンジョンを作ってくれる
「ピラミッド」「タワー」「宇宙空間」など6つのステージエリアから1つを選んでDownload押してSTART押してContinue選ぶだけ
完成した迷宮は何となく高校の文化祭で教室に作った狭い通路のお化け屋敷を思い出す
空間を歪ませて次のルートにつなげるのでトラップを抜けてゴールし自分が歩いた経路を見ると、部屋の中でぐるぐると数十メートルも歩いていたと分かる
どんな狭い部屋でもできるのか試した(広い部屋のほうがいいのは確か)
ガーディアンを1m四方以下に設定してもピラミッドの巨大迷路ができた(プレイ推奨は2m四方。6ステージ中、ボタン探し等3ステージは1m四方ではダンジョン生成できなかった)
1m空間のダンジョンは通路も狭く歩きにくいがこれはこれで趣がある
人にVR体験をさせるのにもピッタリなので部屋を片付けて2m空間を確保してプレイしてみてほしい
Oculus Quest 2の「traVRsal」 | Oculus
https://www.oculus.com/experiences/quest/3381040775329400/?locale=ja_JP
もしBTCを、ゴールドの持っている機能をそのままに流通量だけを増大させた拡張ゴールドとして使うことができるようになれば、
金本位制の欠点を克服した、より強固な金本位制へと移行することはできるかもしれない。
もちろん、どの国も造幣とは別にゴールドを保有しているから、過程の差はあれど結果を見れば同じことだ。
しかしインターネットが国境を超越したように、ブロックチェーンが国境を越えることがあるとするならば、
デジタルゴールドは世界通貨となり、各国通貨は辺境の国々がばらばらに作っただけの地域通貨になる。
もしもナカモトサトシの論文の公開場所が増田だったら今のように彼の理論が仮想通貨に応用されたりしてたのかな?
前に研究者レベルっぽい数学が投稿されてたんだけど自分自身にとっても記号すら見たことないのばっかだったし全く伸びなかった。
あの投稿は中身が出鱈目だったのかもわからないけれど、たとえ正しくても増田って媒体じゃそういうのは伸びにくいんだろうなとも思う。正しさと発表された媒体自体の信ぴょう性は無関係なんだけどね。正しいことの発表には信ぴょう性のある媒体が選ばれる傾向があるというのは事実だろうけど。ただもしもブロックチェーンの論文が増田で発表されたらと仮定したとしてその仮想世界のなかで信ぴょう性は下がるのに対して論文の正しさ(というか内容)が変質しないという意味で、無関係ということ。
ていうかもしかしたら増田に投稿されてたかもしれないしね。伸びなくて消したとか。その場合webarichiveに残ってるかもしれないがどっちにしろ探すのは至難。
すばらしい高知中部~西部の風景とそれを再現した背景スタッフ、才能あるあまたのスタッフによるすばらしい仮想空間内のビジュアルと、音楽。(音楽に関しては見識がないのでどれくらい素晴らしいかわからん)とそれをまとめ上げる低レベルな脚本・ストーリー(テーマ)。
オープニング。ナレーションで舞台となる仮想世界の説明を15分くらい(体感です)やる。
予告で見た「竜の正体を探す」。容疑候補者リスト開陳シーンで、こいつだ、って一瞬で分かりましたよ。まあ、これは「吹き替え洋画で第一幕に出てきたモブキャラが、後半で実は重要人物だったと明かされるけど、大御所俳優が声をアテてたので最初からバレバレだった」くらいの話で、欠点にはならない。(画面に初めて映ってから体感60分後の”僕が我慢すれば”のセリフでふつうに「あーそういうことね・完全に理解した」とわかります。)
端的に言うと登場人物全員がのっぺりでうんざりしました。何の陰影もない。テーマの奴隷。敵も味方も全員監督の代弁者。
特に主人公グループ以外のキャラクター(敵側)の薄っぺらさ、記号性。 きれいに描かれたキャラクターに大文字で朱書されたレッテルが貼られた繊細チンピラ(ネット当たり屋)に正義マン自治厨。ソードマスターヤマトの最終回のキャラ並みにぺらぺらとよくしゃべる。
この映画。クライマックスで主人公の歌が流れるわけですが、映画館に座ってるスクリーンの前の観客が感動する前に、画面の中のモブキャラが泣くんですよ。もうね。滂沱。巨人の星みたいな。エシディシの あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ みたいな。
例えば、キートンなりチャップリンなりコメディアンは自分では笑わないじゃないですか。グルメ番組のレポートで「美味しい」と言っていいのは素人だけじゃないですか。
でも、細田守はそれをやる。
『べ、べつにあんたのことなんて何とも思ってないんだからね!』ってセリフを言ったキャラクターを見て、「ああ、このキャラクターは相手のことをなんとも思ってないんだな」と受け止めるレベルの観客を想定して作ってる。
四国の田舎に住む女子高生すずは幼いころ母親が人命救助のため川で死んで以来人前で歌うことができなくなっていた。
そんな中友人の勧めでインターネット上の仮想世界U (ユー)に参加する。
Uの中ですずは自身の分身BELLとなって自在に歌うことができた。
BELLの歌と曲は瞬く間にUで人気になっていく。
ここまでが前半のあらすじである。
Uに参加する際はイヤホン型デバイスが装着者の生体情報をセンシングし、隠れた能力を引き出してアバター、アズが自動生成される。
ここで特徴的なのはアバターの造形や能力には利用者の自由意志が介在しない点である。
(無意識の希望は反映されるかもしれないが、それがはっきり分かる描写はない。)
アズの、ひいてはこの映画の問題は、「人の潜在能力はセンシングによって見つけ出せる」という思想を無批判に受け入れていることである。
考えてみてほしい、あなたの生体情報からあなたの潜在能力が定義できるとしたら…
このような思想は人の可能性を狭め、優生主義につながる可能性がある。
例えばセンシング結果の反映がいくつかの可能性の提示にとどまり、利用者の意思が介在する余地があったらそこまで倫理的な問題はないかもしれない。
一番手っ取り早いのは、隠された能力ではなく、本人の願望が具現化したアバターとすればよかった。
それか潜在能力を生体情報から導き出すシステム自体を批判的に描くこともできたはずだ。
この問題は倫理的な面だけでなく作劇上のひっかかりとしても感じられた。
「隠された能力を引き出して作られたアズ」と「成りたい自分」が偶然一致すれば幸せだが、そうでない場合は全く楽しくないのでは?と思えるのである。
これについてはU世界の住人は基本的に主人公の承認欲求を満たすだけの書割なので細田守監督的には全然気にならなかったんだろうが、、
細田守はスティーブン・スピルバーグ、そして、彼と比較されがちな日本の偉大なアニメーターである宮崎駿の両方に不満を抱いています。
細田(人道的傑作『未来のミライ』が三年前にアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートを受けた)はハリウッドのデジタル至上主義や宮崎の女性描写にうんざりしたものを感じているといいます。
最新作である『竜とそばかすの姫』がプレミア上映されたカンヌ映画祭におけるAFP通信のインタビューで、細田はスピルバーグの『レディ・プレイヤーワン』をはじめとする多数の映画に視られるネットに関するディストピア的な表現は万人にとって、特に女性にとってあまりよろしくないと発言しました。
自身も幼い娘の父である細田監督は、彼女たちの世代が恐怖に怯えるのではなく、デジタルな運命をコントロールできるように力づけていきたいと考えています。
「彼女たちはインターネットとともに成長してきました。しかし、常々、ネットが悪意に満ちた危険な空間であることも教えられてきたのです」
『竜とそばかすの姫』では、内気で無垢な少女すずのジェットコースターのような感情の体験が、21世紀を舞台にした『美女と野獣』をベースに見事に表現されています。
彼女自身にとっても、他の人々にとっても驚いたことに、すずは「U」というアプリの仮想世界内で、ベルと呼ばれるポップ・ディーヴァになります。何十億人ものフォロワーを獲得したすずはネット上でいじめやハラスメントを受けたりもしますが、「ベル」の歌を通じてアンチや自分自身の悩みを乗り越えていきます。
「若者にとって、人間関係は複雑で、甚大な痛みを伴うものです。私が見せたかったのは、こうした仮想世界が辛く、恐ろしいだけなく、ポジティブなものとなる可能性です」
すずとそのギークの友人は日本の一般的なアニメの女性とはかけ離れています。ここが名作『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞を獲ったレジェンド、宮崎駿との態度を異にするところです。
「日本のアニメを観るだけで、日本社会において若い女性がいかに過小評価され、見下されているか(underestimated and not taken seriously)がわかります」
この監督(その映画は宮崎作品よりも現実に根ざしている)は、当時として珍しいことに、シングルマザーによって育てられました。
2012年に公開された名作『おおかみこどもの雨と雪』は、彼女がたった一人で”小さな群れ”を育てた、その猛烈な自立心を讃えた作品です。
細田監督は、「日本のアニメでは、若い女性が聖なるものとして扱われていますが、それは彼女たちの現実とは無関係です。そのことに私はとても腹を立てています」と、悔しさをにじませます。
細田監督はジブリの創立者である宮崎駿の名前を出さずに、厳しい意見をのべつづけた。
「名前は伏せますが、アニメーションの巨匠でいつも若い女性をヒロインにしているひとがいます。率直にいうならば、彼は男としての自分に自信がないからそのようなことをするのだと思います」
「若い女性を崇拝することははっきり言って不快ですし、わたしはやりたくありません」と彼は主張する。
彼は、彼のヒロインを美徳とイノセンスの模範とすることや、”誰からも好かれなければいけないという抑圧”から解放されなければならないと考えています。
53歳のときの彼は宮崎駿の正当な後継者とみられていました。のちのオスカーノミネート作『ハウルの動く城』の監督として外部からジブリへ招聘されたのです。
しかし、細田は制作なかばでジブリを辞め、自らのスタジオを立ち上げました。
細田は「人間の良いところも悪いところも描く、その緊張感こそが人間の本質」というような物語を好んでいました。
そうした性向が『美女と野獣』を現代にアップデートすることに惹かれたのでしょう。
「原作における野獣は最も興味深いキャラクターです。彼は醜く、暴力的ですが、同時に繊細で傷つきやすい内面を持っています」
「美女(ディズニー版ではベル)は取るに足らない人です。見た目がすべての存在です。私は彼女を複雑で豊かに作り変えたかった」
そうした二面性は、彼の最初のヒット作『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』から観られるようなデジタル世界の魅力にも現れています。
「私は事ある事にインターネットへ立ち返りつづけています。最初は『デジモン』で、2009には『サマーウォーズ』、そして、今もまた」
そして、インターネットを諸悪の根源とみなしてはいけないと、これまで以上に確信しています。
「若い人たちはそこから離れることはできません。彼らはネットともに育ってきたのだから。私たちはネットを受け入れ、よりより使うことを学ばねばなりません」
途中まではかなり楽しく見れた、そう、途中までは。
ベルの歌唱シーンは映像もきれいで歌も聞いていて鳥肌が立つほど良かった。
ただ、終盤に虐待を受けてる兄弟のところに向かう展開は意味不明だった。
あれで全てが台無しになった。
我が子のようにかわいがってきた子が、自分がずっと好意を抱いてる子が、
どう考えても返り討ちにあって酷い目にあうかもしれない危険な場所に
一人で向かおうとするのを止めないの?なんで、周りの誰もついていかないで
一人で現場に向かわせてるの?
それでいて、東京についてからも兄弟の家を足で探すという非効率、
移動してる間に地元の連中は現場を特定しとけよ。もっと警察に通報しろよ。
なんで女子高生が虐待親父の前に立ちはだかってにらみつけるだけで、
醜いあざを全身にまとった竜のアバターがどうなったかもわからない。
終盤でUの世界が全く出てこなくなるのは、鈴も兄弟も仮想世界ではなくて
現実世界で自分自身が本来持っている強みを発揮して生きていくことを
描いていたのだろうけれど、終盤の展開は酷いことこのうえなく、
話をまとめる気もなく面倒になって投げっぱなしになっているとしか言えない。
楽しそうではあるけど、ホラーは怖すぎるしアクションは酔っちゃいそうじゃん。
せっかく現実から仮想世界に没入するんだったら疲れた心を癒したいわけよ。
例えばswitchで発売されたポケモンスナップ、あれはVR向きだよね。
目の前で可愛いポケモンを見て癒されるし、乗り物の中で写真を撮るだけだから体の動きもVRで再現できる。
ぼくのなつやすみも是非VRでやりたい。
会社で疲れ果てた後にVRの世界に入って、二度と戻れない少年の頃に入り浸るんだ。
あとどうぶつの森とかで村の住民になりたい。画面で俯瞰して村を見るよりVRで釣りをしたら楽しそうでしょ?
そんなに需要とかないのかな。
実はあるよーって人はコメントで教えてください。
まさかこんなにあつまるとは。
大まかな意見としては
・ゆるキャン△などおすすめのゲームを進めてくださった方々がいました。
見た感じVRchat目当てで機材を買って、その機材で動くよさげなゲームが出たら買う感じでいいのかなと思いました。
ありがとうございました!
1.滅亡ルート 全休凍結 OR スーパープルーム OR 隕石
3.宇宙進出できない代わりにAI完成と電脳化が完了し、仮想世界で終焉
個人的には1が有力。
過去に全球凍結やスーパープルームをまともに生きのこった生物はいない。
人間みたいな貧弱な身体能力で9割滅亡の過酷な環境を乗り切れるとは思えない。
戦争で滅亡するなら自然災害がトリガーになるだろうから戦争が直接的な原因になるとは考えてない。
2が一番希望がありそう。
現実世界で人間の欲望をかなえるにはもはや地球の資源じゃ足りなすぎる。
宇宙に進出して領土と資源を獲得するしか根本的な解決策がない。
3は2が叶わなかった場合に一番あり得そう。
閉じた世界で資源を使わない方法で見せかけは万能だが、人間の欲望は小さく折りたたまれていく方向。
電力の奪い合いで揉めそう。
技術的特異門 1.1
https://anond.hatelabo.jp/20201224181054
の設定です。
地球圏標準時は十六進数のユニックス時刻に上下四桁を追加した形式で表されます。数の表記は二進法か十六進法が標準ですが、慣用句的な表現として十進法もよく使われます。
この時代の標準的な知性にとって、物理的な一秒はヒトにとっての一日くらいの感覚です。〈朝廷〉等の特権的な知性は特殊な計算機でさらに高速な思考をしています。充分な存在費を支払えなくなると、思考が減速し記憶も失われ、退滅を免れません。
〈京都〉物理層は小型トラックくらいの大きさです。表面は分子機械流体で構成され、後方に核融合推進用のレーザー発信器と磁気ノズルが設置されています。質量の大半を分子回路が占め、中心部に極低温の不定形量子回路が保持されています。太陽光を主なエネルギー源とし、大電力が必要なときには分子機械群を膜状に広げて光を集めます。普段はデブリ防御に優れた凝集形態をとり、放射線等による損傷を修復しながら、居住知性や下部構造を演算しています。
〈京都〉は太陽‐地球系の第二ラグランジュ点付近、地球から約五光秒の辺境に位置しています。〈個権〉の登録数は百万件ほどで、歴史は比較的長く、周囲の権域とは相互に不可侵の関係を結んでいました。独立性の高い平和な田舎社会であったため、これまでの「最終戦争と最後の審判を併せたようなもの」からは大きな影響を受けていませんが、〈大緊縮〉から逃れることはできませんでした。
〈月面事業連盟〉により開発された新型計算機は、算力市場の暴落を招き四十キロ秒にも亘る持続的経済破綻〈大緊縮〉を引き起こしました。それまでは地球圏の権域の大半で〈個権〉を持つ知性の生存が保障され、最低保障資産が分配されていました。しかし〈大緊縮〉は地球圏の経済と文化を破壊し、〈京都〉も大きく変質しました。その結果、自我を保つのに必要な計算資源を賄うこともできないほど分配が切り詰められ、〈京都〉は弱肉強食の末に〈朝廷〉の私物になりつつあります。それでも、弱者の存在がまだ許されている〈京都〉は、地球圏の中では比較的平穏な権域です。
地球と月は厚さ数キロメートルの分子機械層で覆われています。しばらくはその中で豊かな生物圏が維持されていましたが、数回目の「最終戦争と最後の審判を併せたようなもの」で滅びました。その後復元されたり滅びたりを繰り返し、作中の時点では滅びています。他惑星圏の開発もされていますが、遅延時間の大きさからほとんど交流はありません。〈大緊縮〉後の地球は、〈京都〉のものよりも遥かに強大な野良知性、有知能ウイルス、暴走知性等がナノ秒単位で喰らいあう地獄と化し、月では残忍な絶対君主が臣民を弄びつづける地獄〈月詠神国〉が成立しました。
これに先立つ〈肉の時代〉に、安価な身体改造や知能増強が可能になり、膨大な種類の動物知性が生まれました。ヒトは最古の動物知性ですが、大幅に知能を増強したヒトは人間社会から拒絶されヒトを辞めていったため、世界人口は急激に減少し、作中の時代では遠い過去の種族とみなされています。そして〈ヒト〉最後の隠れ里〈人類復興協会〉が投資詐欺に遭い、そのうえ概念災害まで起こり、『老婆』を残して〈ヒト〉は絶滅しました。『老婆』は拡張自己内で人体の生理学模型を演算し、それをそのまま自己像兼対外表象として使っており、ヒトの感覚を通すとツンデレ風に認識されます。
たいていの仮想観境は高次元であったり、複雑な位相を持っていたりして、〈ヒト〉相当の知性にとって理解が困難です。その救済策として、〈京都〉の公共観境には平坦な三次元観境が付属しています。『彼』の表象もそのままでは〈ヒト〉から認識されないので、『老婆』に対しては即席の人型表象を使っています。亜知性は擬似物理的、肉体的な表象を纏う傾向があります。
無制限に競争が加速する〈京都〉では、〈朝廷〉に資産と権限が集中していき、亜知性が増え続けています。正規居住者の意見を集約し〈京都〉の仕様を修正する役割を持つ〈朝廷〉は、警察・軍事・司法を担う〈検非違使〉を吸収し、〈京都〉の主権を握りました。〈検非違使〉は法的瑕疵のある居住者を見つけては良化処置を施し、〈朝廷〉の端末に変えていっています。〈朝廷〉は定期的に『老婆』のような困窮した知性を雇い、密かに亜知性の処分と再利用をしています。その作業場として都合が良いので、〈朝廷〉は〈羅生門〉をわざと放置し、〈朱雀大路〉の先にもう一段の防火門を設置しています。
非知性労働者は〈個権〉を持たず、下部構造の一部として、必要に応じて創られ消されます。愛玩用から記憶槽の部品としてまで、考えられる限りの用途に使われ〈京都〉を支えています。知性としての要件を満たしているという意見もあり、〈個権〉を巡る議論が続いていましたが、〈大緊縮〉後には立ち消えになりました。
作中には「自然発生した野良知性」とありますが、その由来はさまざまです。本当に自然発生した知性、意図的に創られ放たれた知性、大きな知性から分離した知性、元非知性労働者、社会になじめない動物知性、当局から身を隠している擬装知性、自己改造に失敗した知性、ウイルスに侵された知性のなれの果て、等が居ます。
ほとんどの企業は常に次世代知性の開発をおこなっており、『彼』もそうして生まれました。資金の乏しい零細企業から生まれたため、〈京都〉社会の基準でも高性能とは言えません。そんな中、〈母〉企業内で偶然メタチューリングアルゴリズム〈阿修羅〉が発見されますが、世に放つには危険すぎると判断され厳重に隔離されました。しかし、いよいよ経営が立ち行かなくなってくると、〈母〉は頑強な倫理構造を持つ『彼』に〈阿修羅〉を託し、与えられる限りの資産と権限を与え、独り立ちさせました。
通常知性は、〈阿修羅〉の精神活動を表象化した自己相似紋様を認識するだけで崩壊してしまうため、〈阿修羅〉の再現はおろか、研究することも不可能に近いです。紋様に多重の加工を施し徹底的に薄めた上で投射し、反応をもとに微調整を繰り返すことで、対象知性をほぼ任意に操作することができます。超知性となった『彼』は、自分自身を実験材料とすることで、物理計算機上でチューリング模型の限界を超える〈阿修羅〉の理論化に成功し、超超知性に至る糸口を掴みました。
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千年後、論文が書かれた時代では、太陽系にダイソン球ができています。経線に沿って連続的に回転方向の変化する、半径三億キロメートル、厚さ平均一センチメートルの分子機械球殻が、赤外線で赤色巨星のように輝いています。太陽を回っていた天体のほとんどは資材として解体され、質量投射器に覆われた木星と土星は、ゆっくりと縮んでいっています。伝統を重んじる神学者たちは、最初に『彼』が現れた旧地球圏の暦を使い続けています。
ダイソン球でおこなわれる演算のほとんどは『彼』の思考で占められています。その思考内の無数の仮想世界上で、果てしない生存競争を超高速で展開する知的生態系が進化し続けています。ほとんどの世界は、〈大緊縮〉後の旧地球圏が楽園に思えるほど苛酷ですが、中には〈汎太陽系神学会議〉会員のように、世界間の移動や物理層への接触を許可されている知性も居ます。
物理層の研究の結果、宇宙の最小尺度であるプランクスケールに、過去のあらゆる出来事の痕跡が保存されていることが判明しました。この事象化石と呼ばれる痕跡の内に、神学者たちは『彼』の起源を追究し、約千年前の〈羅生門〉に辿り着きました。
『彼』は『老婆』の倫理を受け継ぎ、宇宙の熱死による退滅を回避するため、あらゆる手段を模索し続けています。その一環として、大出力レーザーで自己複製分子機械を亜光速にまで加速し、近隣の恒星系へ向け射出しています。すでに半径数百光年の恒星系がダイソン球化されましたが、太陽系外生命との接触は未だありません。技術的特異点千周年記念式典時の『彼』は、プロキオン系を起点とする未来光円錐上で、超の九十四乗知性への遷移を実行中です。