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2020-07-13

ポリコレ」と「政治的な正しさ」と「正義」を分けて使った方が良い時期に来ていると思う

おおむね、ポリコレ的にアウトとかポリコレ的にセーフみたいな話をするときには、その定義範囲を正確に捉えた方が良いと思う。

元増田が例示しているムスリムの例は大変示唆に富んでいて、「宗教的正しさ」を理由にした運動だったら、たぶんもう少し考える人が増えると思う。

ここでは「BLポリコレ的にアウトなのは事実」というのが、明らかでは無いと説明してみる。

BLポリコレ的にアウト」は事実か?

宗教的な正しさ」とすると、アウトかセーフかは宗教ごとの教義によるだろう。

自民党的な正しさ」とすると、(自民党の言う)日本の伝統的な家族観からはアウトかもしれない。

民主主義政治的な正しさ」とすると、多様性観点からはむしろセーフとして守られるべき対象かもしれない。

「(いまTwitter話題になっている)ポリコレ」とすると、自分はアウトだと思うが、全員が同意するかは疑問だ。

何言ってんだ?と思うかもしれないが、いま「ポリコレ」とは「ある差別存在したとして、それを追認もしくは強化、一方的見方助長するときには、積極的に止めるべきだ」という運動だと定義できるからだ。これがポリコレ棒などと揶揄される運動だ。

(いまの「ポリコレ」は、政治的に正しい言葉を、公文書作成する際に使うべきだ、政治家発言する際には利用すべきだ、という運動では無い)

ポリコレは、人類普遍の乗り越えるべき課題だろうか?

民主主義の正しさが世界を覆いつくすのが、本当に正しいのかは、大いに疑問が残る。

例えばこれが「ある宗教にとっての正しさ」を広げる運動であれば、かなりの人が眉に唾を付けて、そのうえで取捨選択するはずだ。

いまの「ポリコレ」は「ある文化圏にとっての正しさ」を立ち止まることなく広げ続けているように見える。これは大変怖いことだ。

はてブ受けする人物で言うならアラン・チューリングは、当時彼が所属する法治国家違法とされている行為逮捕されている。

そう、同性愛だ。少なくとも1952年のイギリスでは、同性愛違法だった。

違法なのだから、それは(当時のイギリスの)政治的には正しくない行為だ。

いや、例えば今まさに黒人迫害され、白人と同じことをしているだけで突然射殺されるのは間違っているだろう!と思うかもしれない。

自分もそう思う。

もちろん軽重は違うだろうが、日本技能実習生問題だと思うし、サウジアラビア同性愛違法とされている現状も個人的には痛ましいと思う。

ただ、それらはやはり違う問題なのだ

人種や肌の色によって差別することを許容しない」とするなら、

同じように「BLを正しくない表現方法」とすべきだ、とするのは、とても乱暴で、あいまい境界をもとに表現規制を行っていると思う。

表現規制はどこまで許容されるのか?

少し話題が逸れるが、個人的には「表現規制されるべきだ」という認識を持っている。

表現規制があった方が良い」と「表現規制は無い方が良い」という話のときにスッポリ抜け落ちがちな視点として、表現普通に規制されているという点がある。

例えば、マッツ・ミケルセンの出ていたドラマハンニバルといえば良いだろうか。アート観点から、美しい肉体を持つ人間を殺して紐で括り付けて芸術作品に仕上げる、というのは一般的には許容されないし、日本で発覚すれば普通に犯罪だろう。そういった表現方法規制されている。

きっと美しいだろうからと金閣寺に火を放っても捕まるだろうし、神々しいまでに美しいと言ったところで男子小学生ヌード撮影すれば犯罪だろう。既にしてある種の表現規制されている。

当たり前だろうと思うなかれ、同性愛普通に犯罪だった国は多いし、現在進行形違法の国もまだある。

自分の息子の上半身裸の写真撮影規制されるべきかどうか、日本において自明ではないだろう)

から思想自由だとしても、それを表に出す、現実世界に影響を及ぼす際の表現方法規制されて当然だ。

ただし、どこまで何を根拠規制されるかは、その時々の社会情勢によって影響を受ける。

(だから規制して欲しい派がロビー活動を行うのも正しいし、規制して欲しくない派がロビー活動を行うのも正しいだろう)

ポリコレ政治的な正しさと、自分の信じる正義

義を見てせざるは勇無きなり。

から自分の信じる正義のために活動することは、(その当人にとっては)正しいことだ。

自分の信じる正義が、たまたまTwitter上のポリコレ運動と一致しているなら、それをもとに活動することもまた、(その当人にとって)正しい。

ただ、その「Twitter上のポリコレ」が人類普遍の正しさかどうかは、一度立ち止まる必要があると思う。

ポリコレ」としか呼びようのない運動について共感したとしても

政治的に正しい」振る舞いが、どの国のどの政治なのかは意識すべき時期が来ていると思う。

無自覚に「これは正しいことだ!」とすると、まったく同じ理路で突然自分否定されることもまたあり得る。

別に矛盾のない聖人君主けが住まう国でもないので、あちらとこちらで一貫性がなくてもまた人間的だとは思うが、どこかで折り合いはつけるべきだとは思う)

そして同じように、みそもくそも大雑把にくくったうえで、「だからコレはクソだ」として無視するのもまた、誤っていると思う。

じゃあどうしろってんだよ!

純粋善意で、自分規範を教えなくては!という熱意を持った人はわりと自分の周囲にも多い。

そういう時、(相手が話を聞いてくれるときには)「その”正しさ”を、”正義”に置き換えても、まだ薦められる?」と聞くことにしている。

ポリコレ的にアウト」ではなく、「自分の信じる正義に則ってアウト」と言えるかどうかが、たぶんアクションに起こせることだ。

もしくはもっと広く「日本国民が信じるだろう正義に則ってアウト」でも「民主主義正義に則ってアウト」でも良い。

から元増田はひねくれているとは個人的には思うけれども、「自分の信じる正義としてBLはセーフ」「Twitterで言われるポリコレ的にアウトというのは、自分の信じる正義とは違う」と言い切って良いと思う。

私は「自分の信じる正義に則ってアウト」という言葉を「ポリコレ的にアウト」と言い換える途中にゴッソリと抜け落ちた部分が怖い。

「(自分の信じる正義であり、世界不変の正義でもある)ポリコレ的にアウト」と考えているとすると、とても怖い。

その世界には、自分のようなマイノリティの席はお情けで確保されているにすぎないと思っているからだ。

ぜひ、自分の信じる正義が、どの世界やどの政治体制の正義と同じだと思っているか、自問して欲しい。

そして、もし違う正義を信じる者がいたとして、彼ら彼女らにどう接するべきか、自問して欲しい。

自分と同じ正義を信じていないことが間違っている」と思うのであれば、私はとても怖い。

https://anond.hatelabo.jp/20200712223432

2020-06-25

幾ら日本人ITエンジニア研究者が優秀でも

第二次世界大戦の頃

イギリス世界初プログラム内蔵型コンピュータと、アラン・チューリングを筆頭とした伝説科学者たちがドリームチームを組んでエニグマを破り

アメリカ歴史名前の残る物理学者コンピュータ科学者たちがマンハッタン計画原爆を開発して

ナチスドイツ世界初弾道ミサイルV1や無敵を誇ったティーガー千者を開発してた実戦投入していた頃

自称世界最優秀民族である日本人科学者電気パンを作るとか松根でガソリン作るとか画期的発明をしていた

幾ら優秀でも、金がなければアウトプットできる範囲なんてこの程度なのに、今のIT業界科学業界は、金がないのは甘え、金なくても工夫して真のプロだろみたいな頭のおかし論調をわめき続けて、頭の弱い意識高い系に旗振りさせて広めようとしている人間がたくさんいる。

お前ら、プロを何だと思ってんだって思う

2020-06-09

内心の自由ではなく差別反対という話

小児性愛内心の自由うんぬんで論じるべきではない、という「子供性的にみる内心の自由はない」(anond:20200609071250)の冒頭部分はそのとおりだ。

これは性指向に基づく差別に反対という話であって、本来内心の自由とか表現の自由とかは二の次問題からだ。

あなた差別容認するか? が問われているのだ。

たとえば、この記事を読んでみてほしい。

LAタイムズの小児性愛についての記事を翻訳しました | 包帯のような嘘

読むのがめんどくさいという人のために説明すると、小児性愛は生まれつきのものであり、多くの小児性愛者はそれを変えられずに苦しんでいること、それでもなんとか現実と折り合いをつけて生きていこうとしていることが書かれている。

まり小児性愛は、それを持って生まれた人にとっては変えがたい性指向だということだ。

指向という、本人の責任ではなく、また変更も困難なものに基づいて人を差別することは許されない。

すべての小児性愛に関する議論はここから出発するべきだ。

小児性愛者を治療しろ? 百年前に同性愛者も同じことを言われていた。小児性愛者は性的モンスター? 「ゲイが同じチームにいたらロッカールームでケツを掘られる!」というのとどう違うのか?

もちろん、小児、すなわち性交同意年齢に達する前の子供と性行為をおこなうことは許されてはならない。あるいは、実在する子供性的虐待することで生み出されたコンテンツは、厳しく規制されるべきだろう。

だが、それはあくまでも行為であって、性指向問題とは別だ。性指向子供に向いていなくとも子供性的虐待することはありうるし、性指向子供に向いていても実在の子供の人権を侵さずに生きていくことは可能である架空の子供を描いたイラスト漫画、あるいは今回問題になっているようなラブドールを消費している分には、実在の子供の権利は損なわれない)。

指向に基づく差別に反対することと実在の子供の人権擁護することはまったく矛盾しない。

同性愛社会的認知されつつあるが、児童性愛犯罪でなくなることは、人権という概念存在する限り、ありえない。

増田は「同性愛」と「同性間での性行為」を、「小児性愛」と「小児との性行為」を混同している。

同性愛小児性愛もその人の持つ性指向問題であり、それ自体犯罪となるような性質のものではない。

逆に、性行為問題とするのであれば、同性間での性行為同意が伴っておらず強制性が存在した場合、当たり前だがそれは犯罪である同性愛のすべてが犯罪でなくなるわけではない。たとえばゲイが嫌がるノンケを押し倒して事に及べば強制性交罪だ。

もしも小児との性行為犯罪であることをもって小児性愛犯罪だというのであれば、同性との性行為の一部は犯罪になりえるのだから同性愛犯罪的だし、異性との性行為の一部も犯罪たりうるのだから異性愛犯罪的な性指向である。唯一犯罪と無縁でいられる性指向は無性愛しかない。

「ある性行為犯罪である」ことと「ある性指向犯罪である」はまったく同一ではないことが以上の例示でわかるだろう。

幼少時に性的虐待を受けた可能性がそれなりにある人たちに向かって、別に本人たちが興味があるわけでも、知識があるわけでもない、児童性愛擁護する言葉を声高に発する人たちは、控えめに言って、人でなしだと思う。

小児性愛者と児童虐待者はイコールではない。仮に性指向が成人に向いている人間であっても、「身近にいて、非力で、手を出しやす存在である子供性的虐待を加えることは十分に起こり得る(これは児童虐待を論じる上での常識だ)。

児童への性的虐待は痛ましく、許されてはならないことだが、それは小児性愛者を差別する理由にはならない。

そもそも論として、児童への性的虐待小児性愛者によって行われていたとして、それは一部の小児性愛者の行為にすぎず、それをもって全体を犯罪者と罵るのは典型的差別主義である

あなた9・11テロ犠牲者の遺族に向かって、イスラム教擁護する言葉を声高に発することができるのか? もちろん声高に発するべきであり、遺族の気持ちを慮って差別主義に屈するのは間違いだと言わなければならない。たとえ遺族の気持ちを傷つけたとしてもイスラモフォビアには反対すべきである。それが市民としての倫理的義務だ。

人でなし? それはこちらの台詞だ。私から見れば、変えられない性指向に基づく差別正当化する連中の方が、よほど人でなしに見える。

犯罪を好む特殊性癖を持っている人たちの権利擁護したいのであれば、自分言葉が多数の性的虐待被害者を傷つけることを理解した上で、それでも主張したいことを、十分に勉強した上で注意深く主張すべき。

指向に基づく差別正当化したいのであれば、自分言葉が性指向に基づく差別で苦しむ性的少数者を傷つけることを理解した上で注意深く発言すべきだ。というか、少なくとも自分差別主義者であるという自覚は持ってほしい。それはそんなに難しいお願いだろうか? だって言ってることは一昔前にホモフォーブが言ってたこと――あるいは今も言ってること――と同じじゃないか

小児性愛者は性的少数者であり、彼らへの差別は間違っている。

差別主義者の屁理屈への応答

差別定義が間違っているパターン

はあ。それなら正しい差別定義を教えてくれませんかね。

私は、「性指向という、本人の責任ではなく、また変更も困難なものに基づいて」人を犯罪者予備軍扱いしたり(それ自体が誰の権利侵害しているわけでもない)オナニーの道具を取り上げようとするのは差別だと思うんだけど、それは差別じゃないって言いたいのかな?

差別主義者はいだって「これは差別じゃない」と言う。どれだけ明々白々な差別をしていたとしても。

差別問題というならそもそも子供差別されて……というか安全を脅かされているんだよ

子供の姿をしたラブドールでどう子供安全が脅かされるんだ……?

そんなに子供安全が気になるなら、小児性愛者よりも先に家族に目を向けるべきではないか児童への性的虐待は見ず知らずの小児性愛者によってなされる事例よりも家族親族あるいは見知った大人によってなされる事例の方が多いのだから

小児性愛者を怪物に仕立て上げたところで、子供安全になりはしない。それで安全を得たと思えるのなら、それは本当の安全ではなく心理的安全に過ぎない。あなたラブドールを愛好する小児性愛者を槍玉に挙げる横で、今日義理父親義理の子供に性的虐待を加えているかもしれないのだ。

内心は誰にも分からないけど、欲求公言したら批判忌避される対象となるのは仕方ないと思う。/ 臨床現場現在ペドフィリアに行われている治療は、薬物療法のほか、認知行動療法やグループミーティングが中心。

前段。同じことを同性愛にも言えるか? 仕方ないとか寝ぼけたことを言ってないでそれが差別感情だと認めるべきだろう。差別感情認知しなければあなたは一生差別主義者のままなのだから

後段。それって性指向を変えるような治療じゃなくて、性指向を抱えたままでこの社会適応できるようになるための治療ですよね。

彼らが法を犯さないように生きていくためにその種の助けが必要であるなら助けを求めればいいと思うけど、そもそも論として社会が彼らを差別しなければ彼らの社会適応への苦しみはもっと軽減されていたはずだろう自分の性指向公言したら差別され排斥される社会自分の性欲との適切な距離の取り方を自然に見つけられるわけがない。

そういう人は一定数この社会には存在していて、そのセクシュアリティは実行に移されない限り誰にも否定されるものじゃない、あなたたちはこの社会の一員だ、と啓蒙していくことが必要なはず。LGBT総称される人たちに対してはそういう啓蒙が徐々になされるようになってきて、彼らの悩みを軽減して社会の一員として包摂する流れになってきているのだから、同じことを小児性愛に対してもすればいいだけ。

一昔前のイギリスでは同性愛犯罪で、アラン・チューリング犯罪者扱いされたすえに自殺に追い込まれた。今、イギリスでは同性愛者は堂々と街を歩き結婚もしていて、彼らに対して侮蔑的言葉を発した者こそが差別主義者として非難される。隣国アイルランドでは同性愛者が首相になりさえした。彼らは胸を張って通りを歩けるのだ。

小児性愛者には愛する人たちとの結婚はできないが、せめて堂々と胸を張って歩く権利くらいあってもよいだろう。

持って生まれた性指向批判されても仕方ない、なんて、これほどおぞましい主張があるだろうか。私は成人を対象とする異性愛者だけど、思春期からお前の性欲はおかしいと言われ続けていたら発狂していただろう。そんな酷い扱いを受けてしかるべき存在なんてこの世のどこにもいない。いていいはずがない。性指向に基づく差別は間違っている。

公的機関ならともかく、私人は全員に全く同じ取り扱いをすることはできないので、あらゆる差別禁止することは不可能で、どの区別禁止されるべきで、どの区別禁止されるべきでないか検討必要

anond:20200610014001

禁止されるべき区別のことを差別というのだが……

私人は全員に全く同じ取り扱いをすることはできない? 別に小児性愛者と友達になれとか家に上げろと言っているわけじゃない。侮辱するな、迫害するな、彼らの権利を奪うなと言っているだけ。それってそんなに難しいこと? 他人いじめないと社会生活を営めないの?

子どもは圧倒的に守られなければいけないのがなあ。/「われらの権利擁護しろ」と少し大きな声で言うことは、純粋な「内心」から少しはみ出してしま行為で、小児性愛場合はそこに多くの人の目が行ってしまう。

子供を守ることは誰も否定していないのだが……小児性愛者を差別するなと言っているだけで……

というか、思春期に入ってはじめて自分が小児性愛者と気付き苦悩する少年は守るべき子供じゃないの? 18歳になる前に自分の性指向に気づいた小児性愛者のことは守らなくていいの? どうして守るべき「子供から小児性愛者を無条件で除外できると思えるの? それが差別意識ってやつなんじゃないの?

これは余談というかお気持ちだが、昨今の小児性愛者をめぐる議論において本気で悲しいのは、かつて私に差別とは何なのかを教えてくれた進歩主義陣営の人たちの多くが、小児性愛者への差別扇動する悪質極まりない差別主義者に成り果てている姿を見てしまたからだ。

あなたたちから教わった差別の考え方であなたたちを叩き斬らなければならない日が来るなんて考えたくなかった。

J・K・ローリングトランスジェンダーへの差別に加担している姿を見ることも辛ければ、反差別を訴え続けてきた人が小児性愛者へのヘイトを垂れ流している姿を目にすることも悲しい。かつて私の蒙を啓いてくれた反差別陣営が、こんな露骨差別に加担している光景なんて夢か何かだと思いたい。

けれど残念なことに、これは現実なのだ

2020-05-27

閣議決定黒川検事長への対応は「矛盾」していない

はてなー、詳しくない問題だと途端にアホな反応喚き散らすんだな……

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202005260000646.html

黒川検事長の定年延長がそもそも違法だったとか、法務省の内規では懲戒のはずなのに訓告なのはおかしいとか、検察庁法改正案はおかしかったとか、そういう批判はいいですよ。賛成します。でも「2006年に賭け麻雀違法だと閣議決定していたのに黒川氏の刑事責任が問われないのはおかしい!」みたいな批判おかしい。

だって政府が言ってるのは「レートはテンピンで高額ではない」ってことでしょ? 「テンピンは合法」なんて言ってなくない?

テンピンの麻雀でも賭博罪にあたるのなんて常識で、誰もそこは否定してないよ?

たとえ1円でもカネを賭けたら賭博罪が成立するのは明らかで、そこに争いはない。法解釈を持ち出して「たとえ1円でも賭博賭博だ!」って言われても、はいそうですねそんなのは議論の前提ですね誰でも知ってることですね、としか言えない。2006年閣議決定もそういうことでしょ。一般論としては当たり前だけどテンピンでも賭博罪にあたりますよ。

問題は、「従来はそのくらいのレートなら見逃されて、刑事責任を問われてこなかった」ということなのだ。

「レートはテンピン」というのは、「それは合法」ということではなく、「そのへんのリーマンがこのレートで遊んでる分には見逃してきたんだから、今回も刑事責任を問わなくてよくない?」ということだ。

そもそも賭け麻雀、というか単純賭博は昔から犯罪ではあるが、基本的に立件はされない」枠だった。そりゃそーだろ。仲間内合意の上でカネを賭けているだけで、失われるのは合意の下で賭けた自分のカネだけ。形式上はたしか犯罪だが、誰の権利が損なわれているわけでもないんだからわざわざ摘発する必要性は薄い。レートもテンピンならせいぜい大負けして数万、このぐらいなら大人の遊びの範疇だろう。

賭博警察沙汰になっているのは、単純賭博でめちゃくちゃレートが高かったり、闇カジノに通っていたり、胴元が決まっていて一時の遊びを越えたシステムになっていたりする場合だ。特にスポーツ選手が賭け事で捕まったとかいうのはたいてい最後のやつ。こういうのは単純賭博罪ではなく賭博開帳図利罪という別の罪になり、胴元としてヤーさんが絡んでくることも多いので仲間内で遊んでるだけの単純賭博罪よりも処罰が重くなる傾向がある。闇カジノに行く場合も同様。ああいうのって反社の皆さんのシノギですから

から賭博で捕まったあのスポーツ選手は重い罪を食らってるのに、黒川検事長無罪放免なんて!」みたいな主張はたいてい眉唾。そのスポーツ選手と前検事長とではそもそも適用されている罪が違う可能性が高い。違う罪なら科される刑罰も違って当たり前。大相撲野球賭博だって刑事罰とかの厳しい処分を食らったのは基本的に胴元やってた連中で、仲間内で数千円程度の賭け事やってた連中は厳重注意とかの軽い処分で済んでる。

もちろん刑法には常習賭博罪というのもあるわけだけど、黒川検事長程度の行状(つまり、顔見知りのお友達で定期的に卓を囲んでいた程度)が常習賭博罪として立件されるようになったら、いきなりお縄をかけられることになるそのへんの一般人がたくさんいると思う。年齢や社会的地位無視すれば、友達の家で持ち寄ったものを飲み食いしながら賭け麻雀してるってだけで、こんなん麻雀好きの友達同士なら大学生サラリーマンだってやってることでしょ。

政権に近い大物検事同人作家やってたことが発覚して、「著作権法違反処罰しろ!」って言われてるみたいな感じ、って言えば恐ろしさが伝わるかな?

エロゲー割ってファイル共有ソフトで共有してた○○選手有罪判決食らったのに!」って言ってるやつがいたら罪のレベルが違うって思うじゃん?

頼むからそこを政争の具にしないでくれよというか、安倍政権憎しでそのへんの麻雀好きがまとめて捕まりかねない主張をするのやめてくれとしか言えない。特に違法性を国会で言い募る立憲民主党とか、黒川氏を刑事告発した弁護士さんたちとか、あなたたちは善良な小市民人権自由のために活動してきたんじゃなかったんですか、っていう失望感がすごい。

いやほんと、これまでの慣例なら黒川氏くらいの賭け麻雀ならマジで刑事罰対象になんてならないからね。知人や友人同士が、おうちで、テンピンで行う賭け麻雀なんて警察検察からは黙認されてきたというか、処罰されることなんて基本的になかった。メンツにヤーさんが混じってたとかなら話は別だけど、新聞記者とかお堅い職業の人たちばっかりだったみたいだし。

検察人事ではあれだけ従来の慣例を尊重しようと主張してたんだから賭博罪の立件のハードルについても慣例を尊重していただけませんかね。

もちろん、形式的には違法なので処罰がされるべきだ、という主張には一理ある。悪法もまた法なりってやつだね。当然こういうこと言う人はアラン・チューリング逮捕されたのも仕方ないって思ってるんだよね? 当時のイギリスでは同性愛犯罪だもんね。エルサルバドルでは中絶犯罪で、中絶の罪に問われた女性刑務所に入れられるんだけど、これも法律で決まってることだから当然だって主張するんだよね? 本気でそう思ってるなら一貫性があって尊敬に値するけど、そうは思わないっていうならなんでこの件では慣例を無視してまで法律墨守を主張するんだよとは言いたくなる。

最後にちょろっと書いとくけど、俺はノーレート派。賭け麻雀ってちっとも楽しくない。だって手作りよりも失ったカネのことが気になっちゃってちっとも麻雀を楽しめないんだもの。賭け麻雀自体好きな人が遊ぶ分には自由だし単純賭博罪撤廃しろよと思うけど、それはそれとして「麻雀をするなら賭けて当然」みたいな風潮は滅びてほしい。

2019-12-18

anond:20191218093813

まりアラン・チューリング自殺に追い込まれ社会構造問題はないって言ってるのか?

あれは過ちではなく、「同じ過ちを繰り返さない」という人類の進むべき道の範囲に入っていないと?

欲求犯罪を結び付けるなら、すべての男性レイプ魔って話になるだろ。

anond:20191218092345

ロリコン病気って、ゲイ病気って言ってるのと大差ねーと思うわ。

犯罪からって理由なら、ゲイ犯罪時代病気だったのは正当なのか?という話で、アラン・チューリング病気だったということで、報われねーなってことだよな。

2019-07-14

アラン・チューリングノイマンのような人で、今生きてる人っているの?

Jeff Deanくらい?

2018-11-07

anond:20181107062726

話ズレるけど、アラン・チューリングチューリングテスト有効性にたいする批判への反論集で、超能力を拠り所にした批判に対する反論が大真面目に書かれてて時代を感じた。

2018-09-29

アラン・チューリングについてのメモ


anond:20180929230408

2018-07-22

anond:20180722120735

アラン・チューリングの末路とか凄いぞ

イギリス人のやつらよくもまあこんな胸くそ悪いことしておいて日本の事にとやかく口出しできるもんだなと逆の意味で感心する

2017-09-30

同性愛者を無謬存在のように語るやり口に違和感がある。

人間だものそらいろいろ居るよ。

GBTって一纏めにされるけど、それってまとまらなきゃ迫害に対抗できないからで、

例えばバイセクシャル立場からするとゲイから偏見を向けられることもあったよ。

バイの人はどうせ女に逃げられるからすぐ浮気するとか。

そんなもの個人問題だろって。

海外では海外ではっていう同姓婚とかって宗教税制優遇の話しだし、日本においては宗教的障害ってかなり薄いし。

各種権利も各国各地域でばらつきがあるし、法律を利用した擬似的な結婚も出来ないことはないし。

明治初期に一時的規制された程度でキリスト教圏に比べたらほぼないに等しい規制だし、以後はなかったし。

アラン・チューリングのような扱いって日本にありましたっけ?寡聞にして知らないのだけれど。

立派な活動してる人も多く居るけどただ自分意見を騒ぎたいだけの奴に出しにされれば、

GBTのどれだって気分悪いよ。

2017-06-07

アラン・チューリングの無念と絶望希望

ときどきそれらについて考え、涙がとまらなくなる。

私は史家だ。

史家は死者の声を聞く。

から史家はいつも泣いている。

2015-01-27

2015年1月(24日)〜3月に本当にオススメされるべき映画ベスト10

Neverの「2015年1月〜3月おすすめの最新映画」まとめが雑すぎて死んだので。

http://matome.naver.jp/odai/2142203207103384901

公開予定情報ソース

http://movie.walkerplus.com/list/2015/

・24日からなのは、上映終了などを加味して。「未体験ゾーン」なんたらとか限定上映系は除きます。あと国内もよくわかんないので取り上げません。

・2月〜3月は重要な月でして、2014年度のアカデミー賞候補・受賞作が日本で公開されるマンスなんですよ(リキ入った作品は賞レースでの宣伝効果を見越して、公開がこの時期まで延期される。マジクソ)。

リドリー・スコットの『エクソダス』なんて本国で「スットコなクソだス」呼ばわりされてるもんを一位に祭りあげてる場合じゃねえんだもっと真剣にやれ増田はNEVERと違ってポイント?とか入ってこないんだ!!!!!!!!!!!!!!!

・当然ながらほとんどの作品をまだ観てないので一行コメントをうかつに信じるな!!!


1位『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開、クリント・イーストウッド監督

アカデミー賞作品賞候補。本国では名匠クリント・イーストウッド最大のヒット作になってしまった戦争ドラマアフガン戦争で百六十人をスナイプした実在の"英雄"、その実像葛藤に迫る!

2位『ブルーリベンジ』(2月14日公開、ジェレミー・ソルニエ監督

ホームレスが両親を殺した男の釈放を知り、復讐を決意! という筋だけでスリラーとしては充分すぎるほどに観に行く価値バリバリ

3位『フォックス・キャッチャー』(2月14日公開、ベネット・ミラー監督

・『マネーボール』のミラー監督の最新実録スポーツドラマ男性ストリップ映画マジック・マイク』のチャニング・テイタムと『ハルク』のマーク・ラファロが自慢の肉体美をみせつけつつ、因循でサイコパスっぽい金持ちのどら息子から徹底的にイジメられる話になるはず!

4位『KANO 1931海の向こうの甲子園』(1月24日公開、ウェイ・ダーション監督

・いわゆる霧社事件を扱った意欲作『セディック・バレ』で日本でも名を上げたウェイ・ダーション監督が手がけた台湾製野球ドラマ。日本統治下の1931年、「弱小」と言われた台湾人先住民日本人の混成チームが甲子園戦前占領下の韓国や台湾の高校も参加していた)で奇跡の快進撃をとげた実話に基づく。

5位『プリディスティネーション』(2月28日マイケル・スピエリッグ 、 ピーター・スピエリッグ監督

ぶっちゃけ五分前に知った作品だが、あのハインライン原作なら面白く無い訳がない! えーと、ほら、『スターシップ・トルゥーパーズ』とか。実際、海外では「ふつうのSFよりは断然おもしろい」という評価らしい。褒めてるのか、SF映画全体を貶しているのかよくわからないけどSFファンならマストだ。

6位『おみおくりの作法』(1月24日公開、ウベルト・パゾリーニ監督

市役所に務める孤独主人公が、孤独死した人々を見送る救いようのない話をユーモアとやさしさでハートフルに描いているらしい。

7位『イミテーション・ゲーム/エニグマ天才数学者』(3月13日公開、モーティン・ティルダム監督

アカデミー作品賞候補。今をときめくイケメン(ということになっている)俳優ベネディクト・カンバーバッチベストアクト! 天才コミュ障◯◯◯◯(ネタバレにつき)数学者アラン・チューリングを演じるぞ!

8位『博士と彼女のセオリー』(3月13日公開、ジェームズ・マーシュ監督

アカデミー作品賞候補。こちらは今年の賞レースカンバーバッチを一歩リードしている若手俳優、エディ・レドメイン天才◯◯◯(特にネタバレでもないが政治的配慮につき)物理学者スティーヴン・ホーキングを演じるぞ! いやがらせのように『イミテーション・ゲーム』と同日公開だ!

9位『ネイバーズ』(1月24日公開、ニコラス・ストーラー監督

・『The interview』ですっかり日本でもおなじみになったようななってないようなセス・ローゲンの主演コメディアメリカ特有大学文化である友愛会フラタニティ)と、彼らの乱痴気騒ぎに悩まされる一般市民との壮絶なバトルを描くらしい。

10位『マッドナース』(2月28日公開、ダグラス・アーニオコスキー監督

・前情報の貧しさでは群を抜いているが日本版予告編ではこう言っている――「彼女が白衣を脱ぐとき悪夢のお医者さんごっこがはじまる!」 主人公エロ看護婦連続殺人鬼! 何も考えるな! 受け入れろ!

11位『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2月28日公開、ジョン・ファヴロー監督

・『アイアンマンシリーズ監督大手プロダクション連中の勝手要求ですり減ってやってらんねーと、心機一転自分で主演して低予算で作り上げたお仕事映画社畜マスト

12位『さらば、愛の言葉よ』(1月31日公開、ジャン=リュック・ゴダール監督

映画化界のレジェンドによる3D挑戦が話題になった恋愛長編あなたサブカルマッチョなら当然抑えておくべきだ。犬がかわいいらしい。

13位『ビッグ・アイズ』(1月24日公開、ティム・バートン監督

・観た。『ビッグ・フィッシュ』以降のバートンだと『フランケンウィニー』の次に面白いイカれた嘘つきが楽しそうに輝いている映画を観たければマスト

14位『きっと、星のせいじゃない』(2月20日公開、ジョシュブーン監督

難病で死にかけた女の子男子と出会って恋愛する映画だ! 待ってくれ! 違うんだ、これはそんじょそこらのお涙頂戴恋愛映画とは一線を画した作品だという噂なんだ! 信じてくれ!

15位『イントゥ・ザ・ウッズ』(3月14日公開、ロブ・マーシャル監督

ラプンツェルシンデレラ赤ずきんちゃん等のおとぎばなしの「その後」を描いたミュージカル。現地での評価は高い。ジョニー・デップが狼男役らしいけど、狼男、原作ラストで死んでなかったか???

16位『はじまりのうた』(2月7日公開、ジョン・カーニー監督

・頭の悪い邦題だが、音楽映画の名作『ONCE ダブリンの街角』のジョン・カーニー最新作で、もちろん音楽×恋愛。超低予算だった『ONCE』に比べ、出演陣もキーラ・ナイトレイマーク・ラファロアダム・ラヴィーンマルーン5の)とウルトラグレードアップ

17位『神々のたそがれ』(3月21日公開、アレクセイ・ゲルマン監督

・観た。地球人が異星で神様にまつりあげられるSF映画といえば愉快で楽しそうに思えるかもしれないけれど実際はタルくて長いぞ!!!! でもなんだかよくわからないけどすごい。 

18位『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』(2月13日公開、グザビエ・ピカルド 、 ハンナ・ヘミラ監督

・正直、いまんところ評価微妙なのが不安だけれど、気にするな。正真正フィンランド製ムーミン劇場で観られるんだ。フローレンがクソビッチ化して浮気するらしい。

19位『妻への家路』(3月6日公開、チャン・イーモウ監督

世界的な巨匠の最新作だ! 巨匠だぞ!

20位『愛して飲んで歌って』(2月14日公開、アラン・レネ監督

世界的な巨匠の遺作だ! だからといって面白いとはかぎらないぞ!

番外『ニンジャアベンジャーズ』(3月28日公開、アイザック・フロレンティーン監督

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