はてなキーワード: 天の川銀河とは
NHK Eテレの『サイエンスZERO』は以前、公式サイトを確認すると第何回かわかるナンバリングが振られていた(再放送はカウントされない番号)のだが、
No. 576「最新報告 チェルノブイリと福島~環境編~」_20170319
を最後に、No. 577以降はなぜかナンバリング表記が消えたらしいことに気がついた。録画ファイルの整理で必要だったので、これ以降の回にもナンバーを振ったのを以下に並べておく。
577「“折り紙”大進化! 宇宙から医療まで」_20170326
578「ゲームの最新技術 異世界が現実に!?」_20170409
579「防災から医療まで活用!8Kスーパーハイビジョン」_20170416
580「幸せを呼ぶ!?ウェアラブルセンサー新時代」_20170423
581「シリーズ・ゲノム編集(1)生命を作り変える魔法の新技術」_20170507
582「シリーズ・ゲノム編集(2)がんを根治!?医療で始まる大革命」_20170514
583「7つの地球を大発見!?“トラピスト1”惑星系」_20170528
584「若きエンジニアが集結!NHK学生ロボコン直前スペシャル」_2017064
585「最新報告!探査機ジュノーが明かす木星の謎」_20170611
586「CO2削減の切り札!アンモニア研究最前線」_20170625
591「リスクをあぶり出せ! インフラ点検最前線」_20170730
592「ライブ配信、ますますパワーアップ!ABUロボコン直前SP」_20170820
593「軽い!強い!燃えにくい!夢の新素材 新マグネシウム合金」_20170827
595「アスリート大進化!データ×テクノロジー最前線」_20170917
596「ミクロの限界を超えろ!解き明かされる生命の神秘」_20170930
597「“宇宙開発革命”民間ロケットの挑戦!」_20171001
598「異常気象に立ち向かえ 異分野からの挑戦!」_20171008
599「自動車までできる すごいぞ!タフポリマー」_20171015
600「奇想天外!笑って考える科学 イグ・ノーベル賞2017」_20171022
601「“人類の夢の技術”(1)タイムマシンは実現するのか!?」_20171105
602「“人類の夢の技術”(2)病の克服!iPS細胞 ゲノム編集」_20171112
603「超リアル!? テクノロジー×アート最前線」_20171119
604「30年目の高専ロボコンを300倍楽しむSP」_20171202
605「家電が狙われる!?新たなサイバー犯罪の脅威」_20171203
606「ノーベル賞2017 重力波が切り開く新天文学」_20171210
607「ノーベル賞2017 クライオ電子顕微鏡で新薬誕生!?」_20171217
608「“点と線”で世界をとらえる アイデア勝負 3次元認識」_20180114
610「見えないモノを見る! ひもとかれる歴史の謎」_20180128
611「シリーズ原発事故(17)“デブリ”は取り出せるのか?」_2018024
612「あなたの知らない土星の真実 偉大な写真家 探査機カッシーニ」_20180211
613「おいしい!のカギ 食感のひ・み・つ」_20180225
614「ロボットが物流を変える! 完全自動化への挑戦」_20180304
615「おいしい日本酒で乾杯! 味の司令塔 こうじ菌」_20180401
ここで番組改変。
617「カガクの“カ”#1 旬!な現場に潜入」_20180415
618「カガクの“カ”#2 北極海Saya謎生物」_20180422
619「巨大空間発見!解き明かされる秋芳洞のヒミツ」_20180429
621「カガクの“カ”#3 基礎科学のミライ」_20180513
622「カガクの“カ”#4 AI映像技術・常識破りのシルク」_20180520
623「驚異の進化!最新プロジェクションマッピング」_20180527
624「カガクの“カ”#5 仮想通貨&ロボコン直前」_20180603
625「量子コンピューターでも解読不可能!?新しい暗号誕生なるか」_20180610
659「こじるり緊急報告!沖縄のサンゴ礁」_20180708
660「生命維持の要 エクソソーム」_20180722
661「1分で充電完了!?誕生!夢の全固体電池」_20180729
662「カガクの“カ”#6 超臨界地熱発電・内視鏡AI」_20180805
664「キノコが雨を降らす!?空の微生物学者 気象のナゾに挑む」_20180902
665「シリーズ原発事故(18)新技術で挑め!見えざる廃炉のリスク」_20180916
667「さきどり最新科学SP Sayaが手話 AI編集 農業救う菌」_20181014
669「シリーズ原発事故(19)“被ばく量”解明への挑戦」_20181028
670「鳥インフルエンザ 新たな脅威」_20181104
671「高専ロボコン直前SP 今年はロボット同士の華やかな空中戦!」_20181118
672「生命維持の要 エクソソーム」_20181202
673「音楽が脳にもたらすうれしい効果が科学的にわかってきた!」_20181209
674「日本人成立の謎。弥生人のDNA分析から意外な事実が判明」_20181223
675「公開収録!ふしぎだらけのアンモナイトをマニアックに解説!」_20190113
676「バード川上が熱く語る!小笠原で鳥と進化の深い関係目撃せよ」_20190120
677「さきどり!最新科学スペシャル #2」_20190203
678「不老不死!?のほ乳類 ハダカデバネズミ」_20190217
679「超ミクロな磁場が測れる ダイヤモンドセンサー」_20190224
680「巨大地震予測の新たなカギ スロースリップ」_20190310
681「才能&金&時間の壮大な無駄遣い!?伝説のアイデアコンテスト」_20190331
682「宇宙夜話#1 とことん味わう はやぶさ2」_20190413
683「宇宙夜話#2 はやぶさ2に裏ミッションが存在した!?」_20190414
684「進化する超絶技巧!スーパーロボットアーム大集結」_20190421
685「糖尿病研究で大注目!生命をコントロールする体内時計」_20190505
無限エネルギー炉がここで未だ発明されていないので、まだ原理が不明であることが苦しいが、あると仮定して。
地球に財産があるとしたら、私は生物と資源と発明品と文明だと思う。
彼らが知り得ない新たな物質や遺伝子が、ここにも何かあるはずだ。
彼らも宇宙全土をすべて見られるわけではない。
彼らの利用価値がある、あるいは彼らが文明発達の末に絶滅させてしまったものと近いものが、ここにあるとしたら。
あるいは彼らの母星に、なんらかの限界がきたとしたら。
テラフォーミングせずとも住み続けられる惑星は、十分な価値があると思うが。
安定という意味で。
確かに戦争になったら負けるとは思うが、そうなると地球が壊れる。
私だったら戦争なんてもったいないことせず、少しずつ人員を送り込んで、物質転送させることを選ぶがなあ。
はてなで匿名で話し合うのには不向きであり、同一人物かもわからず、お互いに架空科学小説の域を出ない机上の空論になってきた上に、長文でつき合いきれないので、これ以降の返信は控えます。
悪しからず。
リーディングスキルテストの件、みんな興味の持つところで各々考察したことを書きこんでおり、ほくほくしながら読む次第。
さて、一文の中に専門用語が多いと脳のメモリーが大幅に占められて苦しいなんてコメントも散見されるなか、「読解には知識が必要」な側面はもちろん存在するだろうが、「知識があるなら読解は可能」なのだろうか。
そこで、軽く身内でアンケート調査を行ってみた。結論を言えば、「知識があれば読解力は上がるが、必ずしも読めるようになるかはわからない」だ。
(元のリーディングテストの焦点は知識の有無ではなく読解力そのものに対する調査であるので、もちろんこのようなことは元調査の中で解析されているだろう。しかし、いまいちはてな上では欲しい情報が見つけられなかったことと、自分の身の周りの実感にも少し知見を得たかったため、素人の眉唾ものにはなるにしろ、独自にアンケートを取ってみた次第。)
この調査は同程度の読解力が必要な設問に対して、専門知識の有無により正答率がどのように変化するかを調査した。
具体的には、イカの二つのアンケートをTwitter上にお昼に投稿し、夕方、深夜にその投稿を同タイムライン上で周知した。投票期間は1日とした。
「アミラーゼという酵素は、グルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースでできていても、形が違うセルロースは分解できない」
「スプラッシュボムというサブウェポンは、スペシャルウェポンにスーパーセンサーを持つN-ZAP85と相性が良いが、同じスーパーセンサー持ちでも、性能が異なるハイドラントとは相性が良くない。」
前者のアンケートは9/25/12:15に投稿し58票を、後者のアンケートは9/26/13:20に投稿し62票を獲得した。
(属性に関する補足)
私のTwitterアカウントはフォロワー数が約200名であり、その9割以上がスプラトゥーンを愛好する人達である。生物の専門知識に欠け、スプラトゥーンの専門知識に長けている人達の集団として本調査に適していると思い、調査対象とした。
年齢は高校3年生程度~30代で、20代前半がメイン層と思われる。男女比はおよそ1:1。社会属性は中卒ニートからお医者さんまで幅広く、完全な貧困層はいないと思われるが約1割程度は母子家庭等で貧困層に近いと思われ、約1割は高学歴と思われる。
スプラトゥーンのウデマエは1割程度がS以下で9割がS+以上で、そのうち2,3割はS+99経験者で、1割はフェス100傑勢、5人はフェス1傑勢である。要するにガチでやりこんだ人が多くイカした知識には申し分ない。(なお余談だが、体感的にはウデマエと学歴にはあまり相関がないように感じる。)
(1票につき2%弱の得票率向上となる。C セルロース については本来グルコースとすべきところを転載ミスした。B スーパーセンサー とC スプラッシュボム についても元と同じ設問構造にするならば順番を入れ替えるべきところだがミスした。)
Twitter上で投稿したところで、興味ない人は飛ばす、内容が読めないがアンケ結果が見えないストレスとの間で揺れて適当にクリックする、元調査と違いじっくり考えたり時には調べたりなども可能等、様々な要因により正答率は一般的ではないだろう。母数もたった60人程度だ。
しかし、ほんとにデンプンアンケを読めない人が(高校レベルが一般人レベルと仮定して)7割もいるだろうかという疑問に対しては、正答率6割であったことが自分の実感には合致した。
(例えば「杞憂」が読めない上に説明しても理解できない大人もこのコミュニティにはいらっしゃるし、そういう人も含めて自分の所属文化圏外の日本国民一般を感じる。だいたい5,6割くらいは正解するかなと思っていた。)
しかし、荒れた学校の不良のような人は対象内には皆無だし、そういったある一定のコミュニケーション能力を有した集団であることも考えると、国民全体でみるとやはり正答率は3割程度なのだろうか……。ご意見求む。
本題、考察したいのは、イカ用語書き換え版アンケにおける正答率についてである。
スプラトゥーンを熟知した者にとって、ハイドラントとN-ZAPがメインウェポンとして同類であり、「スーパーセンサー」というスペシャルウェポンや「スプラッシュボム」というサブウェポンといった別分類のウェポンとメインウェポンを性能比較することが文脈にそわないことは瞬時に理解できるであろう。
さらに、イカアンケはデンプンアンケ終了後に行ったため、ツイートに興味を持つ層の変化等はあれど、正答に有利な状況とはなっているだろう。
しかし、正答率は84%である。その中で62人中10人が誤答した。これら10人は果たして不真面目なクリックによるものだろうか。
デンプンアンケ、Cの選択肢を転載ミスする愚行を披露したが、「セルロースはセルロースと形が違う」と回答する者が5%(2名)いた。
答えてくれた方の中には「矢印以降の選択肢を見て頭が混乱した」との感想をくれた方もいたが、さすがにセルロースをまじめに選ぶことはないだろう……?
各選択肢に対して5%程度不真面目な回答が入ると仮定すれば、イカアンケにおける正答率はおよそ100%と認めることができるかもしれない。
しかし、個人的にはそうとは感じない。(どうすれば不真面目な回答率を確認できるだろうか?天の川アンケも行うべきだったかもしれない。((天の川銀河の中心には、太陽の400万倍程度の質量をもつブラックホールがあると推定されている。→天の川銀河の中心にあると推定されているのは(天の川 銀河 太陽 ブラックホール)である。 正解はブラックホールであり、正答率は中学でも100%)))
知識があっても、あの構文が読めない人がいるかもしれない。((少し混乱するかもしれないが、つまりは「AであるBは、CであるDをEするが、Cであっても、FであるGをEしない」という文の中でDとGだけが同じ集合に属しFは同じ集合内でのみ要素を結合できる演算であるとき、読解できない人はFの現在所属している集合を理解できない、的な。私は数学全く知らないので言葉を間違えてたらごめんなさい))
読めないとしたら、マニュアルが読めないなど、カラー分断の危機は本物ではないだろうか。論理的に矛盾した言動で感情を煽る政治家を支持してしまうのではないだろうか。
私は貧困家庭の方ともTwitterを通じて友人となったが、彼や彼女からは生活保護受給の申請すらままならないほどの忍耐力と先を見通す力の低さを感じた。目の前の欲にすぐ溺れる。でも同時に、とてもつらい思いをしながら頑張っているということも感じた。
バイト先から正社員に昇格した人たちが、プレゼンなりの資料作成のような業務に四苦八苦していて今にも逃げ出しそうだ。
体感的に、多分彼らは今回の文は読めない。読む気が起きない。
読解力の向上で救える福祉、救える命はあるだろうか。
読解力がそういった問題の原因の一つとしていいだろうか。
なんにせよ、実情をもっともっと知りたい。いろんな人のいろんな考察をみたいな。みなさまの引き続きのホットエントリ入りをお待ちしております。
参考
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20160726-2.pdf
仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている。
これは読点じゃなくて中黒を使えって話では。
オーストリア、次いでチェコスロバキア西部を併合したドイツは、それまで対立していたソ連と独ソ不可侵条約を結んだうえで、1939年9月、ポーランドに侵攻した。
これは「A、次いでBを〜〜」という構文を知ってるかどうかかな。
それを知らないと最初に書かれた「オーストリア」を主語だと思ってしまう。
「不可侵条約」の意味が分からなくて、ドイツがソ連に依頼してポーランドを攻めてもらったと解釈したのかな。
(追記)「目についた単語をわけも分からず選んでいる」というのを否定するために、わざわざ間違えた子どもの思考経路を考察しているんだけどな。次のアミラーゼの問題なんかは明らかに「何らかの思考の結果から間違えたんだな」というのが出ている。そりゃあ子供が間違える理由を「何も考えてないから」とするのは楽だろうけどさ。もうちょっと考えようよ。
アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
グルコースと間違えたグループは、グルコースとセルロースの名前が似ているので「同じグループに属するが異なるもの」という先入観があったのかもしれない。
「アミラーゼはグルコースを分解するが、グルコースとは形が違うセルロースは分解できない」みたいな感じか。
アミラーゼと間違えたグループは、「Aは○○だが、Bは××である」構文と勘違いしたのだろう。
つまり「アミラーゼはデンプンを分解するが、形が違うセルロースは(デンプンを)分解できない」と読んでいる。
「同じグルコースからできていても」のあとの読点を付けなければ多少はマシになったかもしれない。
中学生のほうが「読めてない」度が高い間違いをしているのは納得できる。
これはほぼ全員が正解。
「多くの生徒がまじめに取り組んだことがわかる」というか「ごく普通の短文なら間違えない」ということだと思う。
娘へ
娘「教会ってなにするところなの?」
私「神様にお祈りするんだよ」
娘「じゃあ神様はあそこに住んでるの?」
私「いや、天に住んでるよ」
娘「じゃあ天はどこにあるの?空の上?」
私「私の胸の中にあるよ、ほら君の胸の中にも」
きょとんとした君の顔は忘れないよ。
大人になったらわかるかな。
君なら私より早くわかるかもしれないね。
このメモを見ることがあるかどうかわからないけど、答えを書いておくよ。
神様は宇宙を創ったんだ。だけど、神様っていう人がいるんじゃなくて
私たちはその現象の一部分でしかなくて、私も君も仏陀もイエスも、
地球も太陽も天の川銀河も別の星雲も、すべてすべて神様の一部分でしかない。
その事が理解できれば、天は君の心の中にもある、ということがわかるだろう。
この10年は何とか生きてこれた
荒れた貧しい家庭環境で父は単身赴任し母と兄に罵られながら育った
友人なんて誰もいなかった
まともに読み書きもできない
テストは全て0点に近かった
空も街もどこまでも広がる灰色だった
まるでディストピアだった
うちには軽自動車すらもない
僕はこの深淵の暗黒に耐えられそうにない
ピンクフロイドやニックドレイクやジョイディビジョンやバウハウスやキュアやスミスを聴いて育った思い出しかない
もう終わりだ
こんな人生耐えられない
まともに就職もできない
灰色の街 灰色の空 灰色の服を着た人々 この光景をみると厭世的な気持ちになる
天の川銀河ごとでも構わない
もうこんな世界嫌だ
Twitter を見てると、太陽系の天体が螺旋運動するこのデマ動画が、いまだにRTされたりして拡散しているのでうんざりしてきた。
「太陽系 公転」「太陽系 運動」「太陽系 移動」「太陽系 回転」などで検索すると、この動画を真に受けて紹介しているブログなどが検索上位にヒットしてきて、さらに誤解を広める一因となっている。
あまつさえニコニコ動画にも転載され、字幕までつけられている。
結論から言うと、これはトンデモ信者が思い込みだけで作った信憑性ゼロの動画である。映像の出来だけはよいからか、昨年の3月頃からかなり広まっており、天文学者フィリップ・プレイト氏がブログでその間違いを指摘した記事を出している。プレイト氏は『イケナイ宇宙学 間違いだらけの天文常識』の著者で、世にはびこる間違った天文・宇宙ネタを斬って解説するブログ Bad Astronomy で知られている人。
この記事の和訳版が以下にあり、大変ありがたいのだが(動画が話題になってすぐのタイミングで和訳まで出たのは本当に感謝している)、残念なことに誤訳が目立つという指摘があり、いまもって修正されていない。
翻訳が不自然な箇所を以下にテキストで逐一指摘してくれている方がいたが、行きつ戻りつ確認しながら読むのが大変なので、勝手ながら指摘箇所を中心に翻訳を修正して以下にまとめ直した。いまだに信じて動画を広めてしまっている人に「それ間違いですよ」と指摘しようにも、記事の誤訳が多かったりするとちょっとなぁ、となるので。
なお、もし元の翻訳記事が適切に修正されれば本記事は消すつもりだが、和訳した方は当時Twitter で指摘されてこの校正テキストを読んだはずなのに、もう1年半ほど放置されているのであまり期待していない。
間違いを打ち消すために、まともな太陽系の公転運動を描いた動画があれば知りたいものである。
なめらかな動きでコンピューターアニメーションが太陽の周りを周る惑星の動きを、天の川銀河を周る太陽軌道のように解説する動画について、ツイートやメールがたくさん来ている。とてもきれいな動画に、説得力のある音楽、ていねいな作りの画像。
しかし、問題がひとつある。間違っているのだ。間違いは表面的なものではなく、間違った前提からきた根本的なものだ。中にはいくつかの有益な視覚情報があるが、私は(銀河サイズの)話題のタネだと思っておくよう警告する。
なぜか? 彼の主張の基礎は、「惑星は太陽中心の軌道を描いているのではなく、銀河の周りを渦巻き状に移動している」というものだ。
私は普段、こうした話題の間違いを暴くような面倒なことはしない。奇抜な主張はいつでもあるし、たいていは自滅していくからだ。しかし、この件についてはたくさんの人が私に知らせてきたし、明らかにかなり人気を博している――たぶん表面上は正しく見えるし、画像も大変きれいだからだろう。また、科学を知りつつもそこから離れて久しい人たちによって広まっているのではないかと見ている。このような話題を扱うときには、いつも少し深く掘り下げる手間がかかる。
そこで、シャベルを取り出してみよう。
動画の作者DJ Sadhuは明らかにコンピュータグラフィックスの才能がある。しかし科学は……まあ。私にはすぐさまこの動画が何を目指しているのかわかった。彼は率直に、太陽系の太陽中心モデルは間違っている、と述べている。しかしながら、この Sadhuの主張ははなはだしく間違っている。重力は存在しないと言っているようなものだ。
地動説とは、太陽が太陽系の中心にあるという考え方で、惑星はその周りを周っている(他にもいくつか大事なことがあり、たとえば惑星の軌道は楕円であるとか、軌道は同一平面上にあるのではなくて互いに傾いているとか)。この考え方は、地球が太陽系の中心だという古い天動説にとってかわった。天動説は、それをちゃんとした物理のモデルだと考えると、あらゆる種類の奇妙な仮定をしてやらないとちゃんと機能しない、とてつもなく複雑で考えすぎの物理モデルになってしまう(タイレノールなどの頭痛薬があるなら、epicyclesの項を見てみよう)。地動説はそれよりもずっと物理的に正しいし、ずっとうまく機能している。
私は、どちらのモデルにもそれぞれの使い道があると言いたいのだ。もし特定の惑星が天のどこにあるのか知りたいなら、天動説の座標を使うことになる。われわれは地球に住んでいて、地球は動かずに天の車輪が頭上を回転して動いているように見える、それは理にかなっている。しかし、もし惑星へ宇宙探査機を送りたいなら、太陽中心のシステムが必要なのだ。地球も惑星も両方とも動いていると考える方が、はるかに計算は簡単になる。
Sadhuは、地動説が間違っていて、実は惑星は渦を描きながら太陽を周る動きをしているのだと主張している。彼が実際に言わんとしているものは、渦ではなくらせんである。この2つは名前が違うだけでなく、物理的な動きもその特徴も全く異なる。らせん軌道を描く粒子は、太陽系のようにお互いには干渉していなくてもよいが、渦を描く粒子は抗力と摩擦を通じて互いに干渉している。
しかし、意味論的な論争はよそう。もう一度動画を見てみよう。Sadhuは太陽が惑星を先導しているかのように、太陽が惑星よりも前方に出て銀河を回っているかのように描いている(2番目のビデオだともっとそれは明白だ)。これは単に誤解を招くだけでなく、完全に間違っている。惑星は、われわれが銀河系の中を巡るとき、ときどき確かに太陽の前に出たり、ときどきその後ろをついてゆく(太陽を周回する軌道上のどこにいるかによる)。実際に夜空の惑星を見たことのある人にとっては明白な真実である。なぜなら夜空の一部は、地球や太陽が銀河系を周るときの進行方向にあたるわけだが、惑星はその部分にだって観測されるのだ。
ここでも、細かいことをあれこれ議論するのはやめよう。後述するように(「こうした考え方はどこからもたらされたのか?」の項)、惑星が銀河系内を動くときに太陽の後ろをついていくという考え方は、Sadhuがらせんについて述べるときの思考基盤となっている。しかしまずは、もうちょっと見てみよう。
太陽が銀河の中を移動していく様子を示している、彼が二番目に公表した動画では、もっとひどい状況だ。
公平のために言うと、今回彼は惑星の動きについて「らせん状」だと正しく記述している。しかし、まだ惑星が太陽の後ろをついていくように描いていて、これは間違っている。また特に動画の冒頭では、太陽中心モデルと、らせん運動についての彼の説明を具体的に比較しており、誤った「太陽主導」の考え方を補強している。
彼の動画における太陽中心モデルの動きを注意深く見てみよう。銀河を周る太陽が動く方向は、惑星の軌道平面と同じに描かれている。しかし、こうではないのだ。太陽系の平面は、車の前方への動きに対してフロントガラスが作る角度のように、銀河系に対して約60度で傾いている。
これは本当に重要な点だ。らせんモデルでは、銀河を周る太陽の動きにあわせて、太陽を垂直に周回するような惑星が描かれている。お好みなら「正面向き」といってもいい。これが間違っている。なぜなら、惑星の軌道は60度で傾いていて、90度ではない。惑星はときに太陽の前に、ときに後ろになる。これだけで、らせん描写が正しくないことがわかる。地動説という現実のモデルにおいても、順行-逆行運動というものは存在し、現実の空できちんと観測できる〔訳注:詳しくはこちら参照〕。
しかしそれだけではない。動画では、太陽が銀河を周ることを見せていて、らせんに沿って上昇、下降している。最初の動画のように、一部正しいところもあるが、大方は事実からかけ離れている。
われわれの銀河は、中心部が膨らんでいる平たい円盤で、端から端まで約10万光年の距離がある。この円盤は無数の星を内包し、その重力が合わさって、銀河中心を周る軌道に太陽を留めている。ちょうど、太陽の重力が惑星を軌道に留めているのと同じだ。
太陽が銀河系を一周する軌道の長さは、およそ2.4億光年ではない。銀河を周回するときには、だいたい動画にあるように、太陽は実際ぴょこぴょこアップダウンを繰り返している(とはいえ大体1周につき4回ぐらいなのに、Sadhuは動画内で数十回もアップダウンするように描いている)。〔訳注:太陽系が銀河系内を周回する軌道の図参照(垂直方向は強調されている)〕
このような運動が起きるのは、銀河円盤での重力の働き方のせいだ。ここが非常にクールなところだ。円盤よりほんのわずか上にあるものは、円盤に向かって全体的に下へと引っ張られる。円盤が巨大な物質の板であると想像してみて、太陽がその円盤よりも上にあるとする。円盤の重力は太陽を下へと引っ張る。星と星の間は遠く離れているので、太陽は円盤の間を通り抜けて下へ降りていく。そうすると今度は、下に来てしまった太陽を円盤がまた引っ張り上げる。このとき、太陽の動きはだんだん遅くなり、そして止まり、向きを逆にしてまた円盤へと急激に突入する。太陽は、銀河円盤の中心から上下にそれぞれ200光年ぐらいの浮き沈みをするが、円盤は1000光年の厚みをもっているので、結局私たちは銀河円盤の中にしっかり留まっている。しかしこうした摂動は永遠に続き、太陽は大海のコルクのように浮き沈みを続ける。
太陽は銀河を周回しているので、合わさった動きはすてきな波のパターンになり、浮きつ沈みつ回転木馬のようにまわり続ける。ゆえに、Sadhuはこの部分に関しては(多かれ少なかれ)正しい。
だいたいはね。しかしここに3つ目の要素が加えられている。ひねったらせんを描く太陽の道筋を、彼は歳差運動の性質だとしている。この部分は間違っている。非常に間違っている。
歳差運動は物体が回転するときにてっぺんをぐらぐらさせる動きで、回転の中心軸からずれた向きの力をてっぺんに加えたときに起きるものだ。コマのてっぺんを突くとぐらつく、それが歳差運動だ。地球自身も太陽と月の重力に引っ張られて歳差運動をしており、その軸の1回の揺れ周期は2万6000年だ。
明らかにSadhuは、動画の中でこれを表現している。しかし、ぐらつきは太陽にまったくなんの影響も与えていない。それはただ、地球が何かしているだけだ。しかし、Sadhuは銀河を周る太陽の動きに付け加えていて、それは意味をなさない。動画では銀河を周るコークスクリュー(コルク栓抜きのような螺旋運動)を描いているが、ときには銀河の中心に寄り、ときには遠くへ離れる動きを何度も何度も繰り返している。回転木馬のたとえでいえば、馬が真ん中で回って、上下に、また左右に動いているようなものだ。しかし、それは太陽の本当の動きではない。左右の運動なんてない(軌道ごと何度も銀河の中心に向かったり離れたりするなんて)。Sadhuの示すコークスクリューパターンは、間違っているのだ。
動画と解説文において、Sadhuはかなり頻繁に、座標系と力と運動を混乱させている。
彼はなぜこんな正しくない運動を描くのだろうか。それを掴むため、彼が元にした文献をあたってみた。
動画と彼のサイトによると、SadhuはPallathadka Keshava Bhatという人から学んだそうだ。Bhatによる「らせんの渦巻き:太陽系の動的プロセス」(“Helical Helix: Solar System a Dynamic Process”〔リンク切れのためこちら参照〕)と題された文章にこの考え方はすべて説明してあり、細かすぎる点は指摘しないが、ちんぷんかんぷんなものだった。まじめな話、どれもまったく意味をなさない。Bhatは地動説は間違っていると主張しているのだが、その主張を補強するために、虚偽のアイディアを次から次へと用いているのだ。彼の主張の間違いを暴くためにページを割くこともできるが、ここは短くまとめてみよう。
私はBhatの主張を何度も読んで、可能な限り好意的に考えようとした。私がかき集めたところでは、彼が言っているのは、太陽の動きによって、太陽を先頭にして惑星が後をついていくという形で、惑星は銀河系内でコルク栓抜き状のらせん運動をする、よって地動説は間違っているというものだ。Sadhuの動画の解説文によると、こうした動きをうまく描いているという。しかし、どれも完全に間違っている。もしそれが正しいのなら、外惑星(太陽から地球よりも遠くにある、火星や木星など)は太陽の反対側に遠く離れて見えないだろう。しかしいつだって、私たちには見えている。
それに、私たちは何度もほかの惑星へ宇宙探査機を送っていて、どれもいまだその軌道上にある。もしBhatがいうように地動説が間違っているのなら、探査機はいつになっても目的の惑星に到達できない。探査機を送るための軌道計算が間違っていることになるからだ。探査機の道筋を計算するときに銀河を周る太陽の動きを考慮する必要なんて全くないから、Bhat氏のいうことは正しくない。
太陽が太陽系の先頭で、惑星はその後ろをついていくという主張も、明らかに間違っている。太陽は、Bhatが主張し(Sadhuが動画で示して)いるように、銀河系を突き進む弾頭のように太陽系を主導したりしていない。惑星は太陽の周囲を周り、全体が一つのユニットとして銀河系を60度の傾きで移動している。これは、銀河の軌道に沿って惑星はときに太陽の前になり、ときに後ろに続くということだ。
これはそう、道を歩くあなたの頭の周りを、端にボールの付いた紐がぐるぐる周っているようなものだ(この円は60度傾いている)。ボールはときに頭の前になり、ときに後ろになる。道を歩くときには常にあなたと一緒だが、歩く速さには関係なく、相対的にはあなたと同じ速さでいつも移動している。あなたが自分の動きを線で表すとすると、ボールは傾いたらせんを描くだろう。これこそBhatとSadhuが説明しようとしたことなのだが、しかし間違った説明になってしまった。
Bhatは、その文章の中でいくつもの間違いと論理的誤ちを犯している。たとえば、Sadhuの地球歳差運動の誤用についてBhatが何と言っているか読み取ろうとした。しかし、とても不明瞭で(それに単純なミスもあり、彼は歳差運動の周期を22万5000年としているが、実際には2万6000年)ゴルディアスの結び目を解いているみたいだった。まだほかにも。彼は、もし地動説が正しいなら、日食は1カ月に1回起きなければならないと考えている(46ページと134ページを参照。ちなみに日蝕が一ヶ月に1回起きないのは、月の軌道が傾いているため)。また、彼は「太陽中心軌道は不可能であると意味しなければならない」と結論付けた部分で、地球が太陽の周りを周る回転について根本的な勘違いをしているようだ(文書の30ページを参照のこと)。実質、私が読んだ文章の1ページごとに基本的・根本的な間違いがあった。
そしてこれが、Sadhuの(間違っているにしてもステキな)動画が基礎としているものなのだ、いいかい? いっておくが、もしSadhuのサイトをのぞいてみたら、あらゆる種類の……んー、おかしな陰謀論……9.11陰謀説から、ケムトレイルから、デイヴィッド・アイク(本気で爬虫類型異星人がデンバー空港の地下に住んでいて世界を支配していると主張している)が怒り狂いそうなのから、名前しかない程度のものまで見つかるだろう。私は、彼のほかの考え方を念頭に置くことにした。
DJ Sadhuの動画は、とてもステキで、そのうちいくつかは真実を元にしたものだ。しかし、私の意見ではBhatのゆがんだ宇宙に対する見方のせいで、その核心が失われてしまっている。
彼の動画は正しいように見える。クールであるように見える。ものごとはこうでなくっちゃ、というセンスに訴えかけるものがある。しかし、物事がどうあるべきかと、実際にどうなのかということはいつも重なり合うわけではない。宇宙は本当にクールな場所で、とてもよく出来た一連の法則に基づいて動いている。私たちはこうした法則を「物理」と呼んでいて、それは数学で記述されている。そしてそういうこと全部を理解しようとする試みが、科学である。
クールなものがすべて科学ではない。しかし科学の全てはクールだ。これは普遍的な法則ではないかもしれない。けれども、私の見てきた限り、これは真実なのだ。
http://www.47news.jp/news/2009/05/post_20090505085702.html
これは崩壊の序曲ではない。地球に優しい、ひいては環境問題という砂上の楼閣は、遥か昔にすべて消えうせた。
いま、自分がエコだと自認しているあなたはとてつもなくヤバい。
あなたの尊敬している環境保護団体は人身売買で稼ぐ死の商人で、地球という惑星は奴隷船に他ならない。
気づいて欲しい。あなたの両手両足が鎖に繋がれていて、息もするのがやっとだということを。
風景を見て「あそこがいい、ここがすごい」なんて言うことは奴隷の鎖自慢と同じだ。
あなたが美味しそうに飲む水は、飢餓状態で差し出されたH2Oでしかない。
しかも、綺麗な真水であるという集団催眠に陥り、誰も気がついていない。純水は美味しくはないということに!
ポピュリズム、ファシズムの拠り所としての環境保護。それに目をつけたグリー……
PETAという裸の王様はこの点にいち早く気づいて脱衣を企て、失敗した。
ジャンクに蝕まれ、身も心も衰弱しきった彼らには、その体力がなかった。
拳銃を手にとっても、引き金を引くことができなかった。シーシェパードは、あなたの未来そのものだ。
しかし、同時に奴隷であること楽なことでもある。
黒人がジョークを言い出したのは鎖に繋がれた奴隷船の中でだという。
辛さから逃れるための、コミュニケーション媒体としてのエコはやはり奴隷ゆえの行動なのだ。
しかし、誰も気がついていない。ほとんどの人間は自ら鎖につながれ、奴隷となる。
もうやめようじゃないか、差し出された残飯に満足するのは。すべての人間は、ひとしく生命を全うする権利を有している。
鎖を外し、光帆を持って脱出をしよう。そこから逃れれば火星、金星、Gliese581e……いくらでも本当の環境が目の前に広がっている。
それは自分の足で歩き、探し、見つけ出さなければならない。奴隷であることよりも辛く険しい道のりかもしれない。
しかし、自分の目で見る景色、天の川銀河、豊かなエネルギーたちはとてつもなく綺麗で雄大で壮大だ。
自分の足で歩き、自分の目で見よう。それが生きるってことじゃないか。それが人類ってやつじゃないか。
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話題のスケールを文体に合わせようとしてみた