はてなキーワード: メーヴェとは
ナイツマの漫画版全部読み終わっちゃったけど小説読むきにはならんかったのでダンバイン見てる。
GYAOで3月15日まで全話無料だったし(https://gyao.yahoo.co.jp/title/%E8%81%96%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%5BB-ch%5D/63a953c1-d447-494b-a2e2-68da05819403)
そんでまあ見始めたんだが、40年前のアニメの癖に今でも名前が知られているだけのことはあるね。
セル画特有のノッタリ感と強烈なケレン味は今見ると逆にリッチに感じるね。
んでまあ作画はすげえすげえ言ってるだけでいいんだけどストーリーの情報量の多さはちょっとヤバイだろ。
いきなり異世界に転移するまではなろうと一緒だけど、なんで転移してるのかの説明が薄すぎる。
シルキー(?)なる存在の力でなんか知らんけど召喚して、多分使い道は兵士にするためっぽいんだがそこまでしか情報がない。
過去に召喚された人間も結構いるっぽいし、その中には超チート技術者のショット・ウェポンとかいうアメリカ人がいることまでは分かるんだが、どうもそれとは別に裏切ってテロリストになった正義マン達がいるらしい。
んでまあロボットアニメだから戦うらしいが、全部が同じようなロボットというわけでもなくメーヴェみたいのに乗ってるのもいるし、UFOみたいのもいる。
んでまあそれぞれのロボの立ち位置も分からないし、オーラバトラーなるものがこの世界でどれぐらい浸透してるのかも分からん。
まあこれがいわゆる昭和流の異世界って奴で、この世界に始めてきた人間にチュートリアルなんて存在しないんだろうな。
鬼畜ゲーとか言ってもチュートリアルがあるソウルシリーズと、スタート地点からちょっと後ろに下がったらいきなり転落死するキングスフィールドの違いなんだろうな。
1話の段階で情報量がヤバイが2話で少し分かると思ったんだが、2話になったら今度は何もわからない政治事情が襲ってきていよいよ意味不明だ。
なんも知らんままに騎士団長っぽいのが謀反人っぽい連中に転向を誘われたり、その10分後には館に火を着けて焼き払ったりしている。
待ってくれ!今何が起きているんだ?????
ドレイクとかいう偉い奴がなんか世界征服を目論んでいてヤバイから周りが止めようとしていることは分かるんだが、じゃあそれを止めようとしている勢力はどんな奴らなんだ?
マジで何もわからない……マトリックスでモーフィアスが敵なのか味方なのか分からない時期の全容の掴め無さが延々と続いた状態で情報がドンドン積み上げられているようなもんだ。
3話になるとドレイクの娘が親父のヤバさに辟易しているらしく、それを防ぐために何かしら動いてるらしいことは分かった。
だがそれに主人公が巻き込まれて一気に裏切り者になってしまうし、そうなったら今度は追手としてやってきた地上人とオーラバトラーで仲間割れだ。
このアメリカ人が主人公の操縦技術に嫉妬していたらしく「お前とはこうなる気がしてたぜ」とか抜かしやがってもう人間関係グチャグチャやろと。
とにかく娘が言うにはドレイクとかいうのは超悪い奴らしいが、そもそもソイツがオーラバトラーの製造者であるショット・ウェポンなる異世界転移技術知識チート野郎を味方につけてる時点で主人公めっちゃ不利だろ。
コネチカットヤンキーの世界に転生してアーサー王陣営じゃなくていきなりランスロット陣営の側についちゃったような絶望感しかない。
こっからどうすんの?
それでこんなしっちゃかめっちゃかなのが50話も続くの????
情報の出るペースがなろうアニメの3倍ぐらいで、その中に他作品の経験で答がほぼ確定するものが半分ぐらいしかねえ。
引き継ぎ無しでいきなり燃えてる案件に派遣されたぐらいのペースで曖昧な情報が累積していく。
全然分からねえ……なろうがお粥だというならコレは生米丸齧りだろ余りにもストイックすぎるわ。
なにこのアニメ?
今の時代じゃこんなややこしいの年に1個あるかどうかだぞ?
気持ちはよくわかる。
アニメーション作品には、動きそのものの素晴らしさを楽しむという楽しみ方があるらしいよね。
私にはその楽しみ方は分からんけど。
アニメを作る高校生を描いた漫画の中でアニメータ役の子が語った言葉※をうろ覚えに引っ張ってくれば
「金魚が泳ぐ姿、桜の花びらが舞い落ちる様、パフォーマーのダンス。それ自体が美しく、鑑賞対象となる」
ということらしい。
※ここの説明はとても説得力のあるものだったので、一度読んでみても良いかも。「映像研には手を出すな!」2巻 P.127~136
たしかに、ナウシカのメーヴェが飛び立つところとか、カリオストロの城のルパン大ジャンプなんかは、動きそれだけで何度も見返したくなる魅力があるのかもね。
と警戒しておいたほうが良いと思うな。
ボロボロボロボロ泣きました、ナウシカ、優しい、気高い、尊い、推せる。
え???これ名作すぎん???公開ン十年前なのに超越して面白すぎるんだが。
天気の子を見た自分には、はじまって数秒は「絵、ちょっと古いな~」とか思ったけれど、すぐに没入したね。
もう浮遊感がすごい。ナウシカがメーヴェで飛んでてワクワクする。そんで虫たち登場ね、疾走感ハンパない。
ナウシカのなんという労りの心よ…LOVE…ユパ様もテトも良いよ、みんな幸せになってくれ。
でも、忍び寄る暗雲…滅びゆく美しい里の愛すべき村民達…大丈夫かな???
うわぁぁぁ~~~~戦艦が墜落した!!!怖い!!捕虜!?死んじゃう!?あっーーーかわいそう!!
確かにあちこちの台詞回しにナウシカっぽさが感じられるし、改心後のリルルの言動は明らかにナウシカをモデルにしていると感じられる。修理中のリルルとしずかちゃんのやり取りは、クシャナと風の谷のじいや達のやり取りを彷彿とさせるようでもある。
竜の騎士はキャラデザインや背景、BGMなどにナウシカっぽさが見えたが、鉄人兵団は心理描写にその影響が強く出ているなと思った。
トラバにもあるけど、私も竜の騎士、鉄人兵団、宇宙小戦争の三作がドラえもん劇場版の中で別格に好きです。
ストーリー展開にはアラやご都合主義もそりゃあるけど(ロボット達が鏡面世界に気づくの遅すぎだろ、とか、タイムマシンはさすがに禁じ手だろ、とか)子どもの心をあんなに惹きつける作品はやっぱりなかなかない。
----
アマプラを物色していてふと目に入った「ドラえもん のび太と竜の騎士」、そういやこれ子どもの頃大好きで何度もビデオ見てたなーと思い出して30年ぶりぐらいに見てみたら、ものすごく「風の谷のナウシカ」でびっくりした。
検索してみたら、監督の芝山努氏と宮崎駿氏は東映の同期入社組なんですね。
さらに芝山氏は高畑勲氏と一緒に仕事をしたこともあるようで、それでなんとなく腑に落ちるところはあるのだけども。
にしても似方がすごい。
鎧と兜は土鬼(アニメではトルメキアの下級兵)、胸の紋章はペジテ。
乗用の小型竜はトリウマ。
地下世界の郊外には、ちょうど風の谷の郊外にもあるカッパドキアのような砂漠の光景が繰り返し描かれる。
ドラえもんの地下世界は高度に科学文明が発達した社会で、街並みは近世ヨーロッパに20世紀当時のSFっぽさを付け加えたような雰囲気だ。そこにトルコ的な何かは見えない。
未開の部族が住む秘境も点在しているが、それもアフリカや中南米の原住民文化がベースになって描かれているものだ。
すなわち、わざわざカッパドキア的モチーフをあんなに時間をかけて画面に出す必然性は何もない。にもかかわらず何度も出てくる。
ドラえもん一行が、地上人に脅威を知らせるべく竜の騎士の家からひそかにタケコプターで逃亡するときの情景は、BGMも含めてまるきりオマージュ。ナウシカが風の谷の住民達に脅威を知らせるためペジテのブリックからメーヴェで飛び立ったシーンのオマージュだ。これをオマージュと言わずして何を言うかというぐらい、立派なオマージュだ。
地上人を守りたいドラえもん一行と、地上の覇権を取り戻したい竜人達は最終的に全面戦争を始めることになる。
ここにも一瞬オマージュがある。
風雲ドラえもん城に竜人達が攻城櫓を運ぶシーンが、酸の海でクシャナがあの娘の帰りを待たないで進軍を始めたときと同じだ。これも状況がそっくり。BGMも。
そしてそこにクライマックスとなる天災(風の谷のナウシカのほうは人間が引き起こした天災なので本当は人災なのだけど)が訪れ、両軍ともに戦争どころではなくなる。
キャラデザインや風景、BGMのみならずストーン展開のこの重なりよう。
意図しないとここまでの重なり方はしないと思う。
ただ最後、ドラえもんは人類の科学技術の粋であるところのひみつ道具をバンバン使って本来なら絶滅していたはずの恐竜を安住の地へと導き、竜人達の始祖の神となってしまう。自然を破壊してるわけではないにしても自然の摂理に強く介入する行為であることに間違いはなく、人類が自然の営みを支配しコントロールすることの是非という点ではナウシカではなくクシャナ寄りの価値観と行動だ。ここがナウシカとは決定的に違うとこで、まあそこはドラえもんが『ドラえもん』というアニメ作品の主人公としての役割をきちんと果たしているということで、どちらが正解でどちらが間違いという話ではない。
この相似、たぶんいろんな人が言ってることだと思ったんだけど、ちょっとググった程度では見つけられなかった。
芝山氏は何を思ってこんな作風にしたのだろう。この作品だけでなく当時のアニメはみんなナウシカの二番煎じみたいな作風だったのだろうか(そんなこともなかったと思うのだけど)。
それが知りたいな、と思った。
そういや鳥山明氏も宮崎駿氏に影響を受けたって聞くよね。ドラクエ2の三人にはナウシカのデザインが色濃く反映されているという話は有名だと思う。
あれはちゃんと飛べるんじゃないの?
誰とも付き合ったことがない。もう30年生きててそんな気配があったこともない。
恋人がほしいって言う人の話を遠くから聞き続けてここまできてしまって、なんか完全に別の層で起こっている出来事の話という気がしている。
豪華客船で旅してみたいし、ナウシカみたいにメーヴェで飛んでみたいし、特別な親指でなぞるところ全てに緑を生やしてみたいし、恋人と並んで座ってもう話すこともなくなった夜中につまらない映画をぼーっと観てみたい。
そういうことがどれも同じ感じで、今こうやって酔っ払ってぐだぐだ書いている自分と、階層が違うので永遠に重ならない世界だという気がする(どちらが上かとかそういうことを言いたいんじゃなくて)。
他の人たちが一生懸命勉強したり部活やサークルやバイトに打ち込んだり、積み上げた本を読んだり新しい塗り方の練習をしたり、自分の住んでる街の細い路地までくまなく歩き回って過ごしているときに、何もしないできてしまって、羨ましいとか後悔とかいうのとも違うんだけど、なんか時々、ただただ自分にうんざりする。
今まで他の人のしている努力から逃げて、他の人たち自身からも逃げて、何もしてこなかった自分のこれからにそのままここまでの直線を伸ばして引っ張ってみると、やっぱりどこまでいっても何もないような気がするし、どこまでもというほど長く続いていける気がしない。
時々めちゃくちゃさびしい。
吠えたり飛び掛かったり噛み付いたりするかもしれないから犬が怖い、っていう人を知ってるんだけど、同じ理由で人間が怖い。
遠くから見ると毛並みがふかふかで、歩くところなんかもう心底楽しそうだったり、年取ってしょぼしょぼしててもそれはそれでいつまでも幸せでいてほしいと思ったり、そう思うんだけど自分では絶対に近付けないとも思う。
チククとチャルカは飛行ガメで彼女を探して粘菌の合流地点へ向かう。そこで彼らはナウシカのメーヴェを手に入れた蟲使いの大群に出会う。蟲使いたちは森の人の呼びかけに応じ、新たに広がった「腐海」の領有権を確認しに来たのだ。チャルカたちはユパを救った森の人の青年セルムに導かれ、奬液に包まれたナウシカを回収する、彼女は心を閉ざして眠り続けていた。
ナウシカを保護して難民終結地へ戻る途中、彼らは皇兄の乗る旗艦に出会うが、そこに肉体を失った皇弟の霊が取り付いており、ナウシカを発見した皇弟はセルムのガードをかわしてナウシカの無防備な心に入り込んでしまう。
他方、旗艦はチャルカが難民救出のために収集した船団に皇弟と僧会の失権を通告し、指揮権を強奪した。新たな混乱を予感したチャルカはナウシカをセルムとチククに託し、戦火の再燃を食い止めるべく、死を覚悟して単身難民終結地へと戻る。
眠るナウシカにセルムはテレパシーで呼びかけ、森の人の秘密、腐海の中の最も古い土地、その浄化作用が一巡して昔の汚染されていない生態系が回復した「青き清浄の地」へと案内する。ナウシカの仮説は正しく、しかもそれは部分的にであれ現実のものとなっているのである。皇弟の霊はこの「青き清浄の地」成仏する。しかし森になろうとしたはずのナウシカはそうしない。
「もどろうね 自分達の世界へ この世界を汚しちゃいけないから・・・・ 土の毒や瘴気に脅かされないで皆とここに住めたらどんなにいいだろう でも今の人間が知ったら また 自分達が 世界の主人だと思い始める たちまち生まれたばかりのこのひよわな土地を食べつくして又同じことの繰り返し 1000年かもっとたって あなたがもっと広くつよくなって 私たちが滅びずもう少しかしこくなっていたら その時こそあなたの元にやってきます」
そして希望を取り戻して目覚めたナウシカは、「私と一緒に森に来てくれませんか」と誘うセルムにも「人間の汚したたそがれの世界で私は生きていきます」と応え、ついに彼女の元に到着した従者や彼女を女神と慕ってきた蟲使いの若者とともに、難民終結地へと向かう。
終結地では皇兄による粛清の嵐が吹き荒れ、チャルカもまた処刑されようとしていた。間一髪でまにあったナウシカはチククのテレパシーを通じて民衆に呼びかけ、皇帝の言いなりになってトルメキアに侵攻するのをやめるように説得する。
「土鬼の地がすべて失われたわけではありません。腐海のほとりに住みそこで生きましょう 腐海は私たちの業苦です でも敵ではありません 苦しみを分かち合って生きる方法を私の一族は知っています。 皆さんに教えられます 苦しみより友愛を 王蟲の心を・・・」
ナウシカの説得は功を奏するが、頭上には巨神兵が到着していた。ナウシカはガンシップで輸送艦ごと巨神兵を撃墜しようとするが、巨神兵本体を破壊することはできず、かえってそれを目覚めさせただけであった。マニ族を説得して駆けつけたアスベルから託された秘石を持って、土鬼旗艦上で巨神兵と対峙したナウシカの前で、巨神兵は自我を生じ、彼女にママと呼びかける。呼びかけに応じたナウシカは、この巨神兵を伴って、シュワの墓所を封印すべく飛び立つ。
土壇場でのクシャナの反乱もあってすべてを失った皇兄は「俺はもう生き飽きた なにをやっても墓所の主の言うとおりにしかならん あとはあの小娘が背負って立てばいい」と言い残し(ここまで単行本6巻
帰還したナウシカは捕虜の釈放を見届けた後、ただ一人「義理は果たした」といわんばかりにメーヴェで旅立ち、クシャナ、クロトワ、兵たちはそれを複雑な思いで見送る。
土鬼包囲軍で攻城包囲戦の指揮をとっていた僧会軍司令官チャルカは、皇弟より「青き衣の者」復活を知らされた後、戦場でナウシカと相まみえ、土着の民の救世主であるはずの「青き衣の者」がトルメキア軍にいることに戦慄する。しかし、その後その後釈放された捕虜達から彼らを解放したのがナウシカであることを知る。
一方、皇弟は頑強に抵抗する敵に業を煮やし、「蟲か森を使おう」と決断する。この戦術による国土の崩壊を恐れるチャルカは必死で抵抗するが、止めることはできなかった。
クシャナは軍団の大部分をサパタに残し、コルベット一隻の小部隊で、大移動する蟲の群に紛れて友軍の基地に停泊する艦船をハイジャックし、自軍の兵員の救出に使おうとするが、すんでのところで兄皇子のひとりに阻止され、コルベットは撃破される。彼女にとって父や兄たちは政敵である以上に母王妃を発狂させた仇敵であった、幼い彼女の誕生祝いに王が送った杯の毒酒を、母は身代わりに飲んだのである。
母を侮辱され彼女は激昂するが、クロトワは機転で「蟲の群が来ると」脅し、兄皇子を撤退させる。撤退した兄皇子のコルベットは実際に飛来した蟲の群に襲われて墜落炎上し、あまりにあっけない仇の死にクシャナは虚脱する。彼女達にも襲い掛かる蟲の群の前にも彼女はなお虚脱したまま、母親のごとく部下達をかばいながら静かに子守唄を歌うのみだった。そしてまもなく、蟲達は反撃の意思がない彼女達の元から去ってしまう。
一方、ナウシカは砂漠の中のとあるオアシスの古びたお堂で、弾圧された土鬼の土着信仰の上人と、謎の少年チクク(後に、神聖皇帝に滅ぼされた土鬼の土王の末裔らしいとわかる)に出会う。ここで上人はナウシカに、土鬼の聖都シュワに、旧世界の技術を封印した墓所があり、神聖皇帝はその封印を解いて旧世界の技術を戦争に利用していること、また土鬼の古い教えによれば、現在進行中の破局は世界浄化の過程に他ならないと言うことを告げる。
「滅びは必然です 神聖皇帝の愚考すら その一部なのですよ すべての苦しみは世界が生まれ変わるための試練なのです」と語る上人に、ナウシカは「わたしたちの風の神様は生きろといっているもの!! わたし生きるの好きよ 光も風も人も蟲も私大好きだもの!! わたしはあきらめない!!」と抗う。
上人はナウシカの言葉を肯定も否定もせず「永く待ったかいがありましたね ええ・・・・ 風が来ました やさしく猛々しい風が・・・」と今は亡き自分の盟友達と語り合いつつ、入寂する。最後に「お行き 心のおもむくままに いとしい風よ・・・・」と彼女を励まして
瘴気に襲われたオアシスをチククとともに脱出したナウシカは、この瘴気が「腐海」の瘴気をはるかに超える毒性を持ち、「腐海」の蟲達にとっても致命的であることを発見する。その瘴気の発生源を追跡してナウシカは、土鬼の浮き砲台に遭遇する。それはチャルカと皇弟の乗り込む艦だった。
この艦は瘴気を産む生物兵器の正体、墓所の技術で作られた腐海の粘菌の突然変異体を輸送していたのだが、この粘菌が爆発的に増殖し、
艦ごと食われようとしていた。チャルカは皇弟を逃がし、自分は一人艦に残って粘菌ごと自爆しようとする。ナウシカは皇弟の追撃をチククの超能力の援護でかわし、チャルカを手伝って、艦を爆破、チャルカ、チククとともに脱出する。
脱出後、チャルカは新たな艦を呼び、疲労のあまり昏倒したナウシカとチククを救出して、暴走する粘菌を救出する粘菌を追跡する。
目覚めたナウシカはチャルカに、粘菌の暴走が蟲たちを呼び大海嘯を誘発と警告する。初めチャルカは信じないが、折から各地で粘菌の暴走が同時的に多発し、戦線は大混乱に陥るのを見てナウシカの言葉を信じざるを得なくなり、残存艦隊を動員して人々の救出作業に当たることを決断する。(ここまでで単行本第四巻)。
トルメキアの交戦相手である土鬼諸侯国の一氏族、マニ族の浮き砲台(飛行戦艦)に拿捕されてしまう。大量の女子どもを乗せて、軍艦と言うよりも避難船のようなこの船でナウシカは、マニ族の長である僧正から、クシャナの軍(当然辺境諸族軍もろとも)壊滅させるための作戦が発動されていること、
のみならずクシャナ軍の動向についての情報はトルメキア王家内部から漏洩されたものである(つまりクシャナの部下達の危惧は当たっていたのである)事を知らされる。さらにアスベルは作戦の背後に、エフタルへの土鬼の植民地計画を看破する。部族国家連合である土鬼を束ねる神聖皇帝は、トルメキアの進行により国土を奪われた敗残部族に、強引に背水の陣を引かせて敵中深くへ突入させているのである。
彼らにはもはや辺境諸族の土地を掠め取る以外には生きる道はない。ついにここにきてナウシカにとっての戦争は、単に個人的に忌まわしいものではなく、自らの大事なもの、故郷を脅かすものに、のみならずそれ自体で愚かしく不正なものとしてたち現れてくる。彼女は風の谷を守らなければ成らない。しかし土鬼の民衆も戦争の被害者である以上、それは戦争を遂行することによってではなく、戦争そのものをやめさせることによって成し遂げられなければならないのである。
折りよくナウシカ捜索によってガンシップが飛来したため、彼女は自分の部隊を守るべくメーヴェで浮き砲台を強引に脱出するが、アスベルは一人残ってマニ族の説得を継続する。土鬼の部隊は捕らえた幼虫を囮に王蟲の群をクシャナの宿営地に誘導し、撃滅しようとしていた
ナウシカはガンシップを先に宿営地へ向かわせて皆を避難させ、単身囮の幼虫を乗せた土鬼の飛行ガメ(無蓋無翼の小型飛行艇)を追撃する。そして撃墜に成功するが、深く傷ついた幼虫とともに強い酸の湖の中の砂州に取り残される。
宿営地を破壊した王蟲の群は湖岸に終結し、強引に湖を渡って幼虫を救おうとする。ナウシカはそれを制止し、生き残ったクシャナのコルベットによって幼虫を群に返す。王蟲の群はナウシカを祝福し、「北へオカエリ」言い置いて去る。
他方、マニの僧正は王蟲とナウシカの邂逅を察知し、進軍をやめ、少女従者ケチャを伴って、飛行ガメで酸の湖に向かい、王蟲によるナウシカの祝福を目撃する。其の姿に彼は伝説の救世主「青き衣の者」を見出す。
クシャナの部隊は事実上壊滅し、辺境諸族の軍にも帰国の許可が下りるが、ナウシカはみずから志願して、ただひとり従軍を継続することを決断する。なぜ王蟲は北へ、故郷へ帰れと忠告するのか、南の森が助けを求めているとはどういうことなのか、王蟲の幼虫を土鬼が捕らえると言う常識的には不可能なことができたのは何故なのか、無数の疑問が彼女を捕らえて離さない。
南に土鬼の国がある。そこで彼女はあえて従軍することで土鬼の土地に向かい、王蟲の忠告の意味することを確かめようとする。
ナウシカが危惧しているのは大海嘯の可能性である。大海嘯とは「腐海」の海嘯、普段は穏やかに拡大しているだけの「腐海」が王蟲を中心とする怒った蟲の群の暴走によって爆発的に拡大することである。かつて三百年前、エフタルの地では武器商人による王蟲の乱獲によって大海嘯が発生し、そこに栄えていた強大な王国は滅びてしまった。土鬼が進めているらしい「腐海」の生物の軍事利用が、再び大海嘯を引き起こすのではないか・・・・・?
ナウシカの命令で風の谷のガンシップは故郷に戻るが、死の床にあった族長ジルはいまの際に、ナウシカのの従者達にガンシップでユパを探し、ともにナウシカを探すように命じる。
他方ユパは「腐海」に渡る方法を探っていたが、とある鉱山町で最近「腐海」に住み、一部の蟲を使役する特殊技能を有する被差別賤民、王蟲の乱獲によって大海嘯を引き起こし「返るべき国を自ら滅ぼし呪われた武器商人の末裔」と伝えられる蟲使いが土鬼の貨幣を持って現れることを聞きつけ、蟲使いの飛行艇で彼らの村へ潜入する。そこで彼が見たものは、蟲を利用した戦術の是非について激論を交わす土鬼神聖皇帝直属の官僚集団、僧会の僧官たちとマニの僧正の姿、そして培養液の中で育てらる王蟲の幼虫だった。
ユパは僧正とケチャ、僧正の従者に身をやつしたアスベルの助けによって培養槽を破壊し、脱出をはかるが、マニの僧正の反逆を疑った僧官たちによって呼び寄せられた土鬼独裁者、二人の皇帝の片割れである皇弟ミラルパによって足止めを食らう。僧正は単身皇帝と対峙し、皇帝と僧会の暴政と傲慢を糾弾し、大海嘯の到来を警告する。
そして神聖皇帝によって禁圧された土着信仰が予言する、民衆を救い、青き清浄の地へと導く「青き衣の者」(すなわちナウシカ)の出現を言い残して自殺し、その最後の念力で囲みを破ってユパたちを逃がす。僧正の最後にテレパシーで立ち会ったナウシカは、皇弟にその存在を察知されるが、やはり僧正の最後の力で難を逃れる。(ここまで単行本第二巻)
まずはじめに、マンガ「ナウシカ」をお読みになっていない読者のために、そのあらすじをやや詳しく説明しておこう。
すでに多少説明したことでもあるし、本書の読者であれば、マンガ「ナウシカ」を読んでおられなくても、すでに何度となく
テレビで放送され、どこのレンタルビデオショップにも置いてあり、へたをすればほとんど国民的映画扱いのアニメ「ナウシカ」
をごらんになっているであろうから、アニメと漫画双方に共通する限りでの設定の説明は省略する。
しかし、漫画「ナウシカ」のストーリーはきわめて複雑に錯綜しているため、必ずしもテクスト通りには整理できないがご容赦いただきたい。
もちろん、この記述で納得なさらずに漫画「ナウシカ」のテクストに実際に当たられることが一番である。
物語の発端はアニメ「ナウシカ」と同様に、風の谷」付近の「腐海」でのナウシカとユパの再会、ユパの風の谷訪問である。
平和なこの国も別転地ではなく、「腐海」の毒は確実に浸透し、人口は年々減り続けているし、近々始まる戦争にナウシカは
時期族長として、病める父、ジルに変って、同盟宗主国トルメキアの軍に従軍しなければならない。
そんな時、谷付近で不時着した飛行船から隣国ペジテが同盟国であるトルメキアから滅ぼされたとの報が入る。
飛行船に乗っていたペジテの姫ラステルはいまわの際に、ナウシカに謎の「秘石」を渡し、それをトルメキアの王に渡すことなく
兄の元に届けるように依頼する。
ペジテ避難船の動向を察知したトルメキアの部隊は程なく、風の谷に現れ、谷の代表として対峙したナウシカと一瞬即発の事態
の空気が流れるが、ユパの仲裁によって事なきを得る。しかしその際トルメキア兵を一人殺めてしまったナウシカは自分の中に
眠る力と凶暴性に恐怖する。
出発前夜、ユパはナウシカが管理する城の地下最下層にある部屋に案内され、そこでナウシカが管理する「腐海」の植物群を
目にする。通常の「腐海」の環境下では瘴気を発する植物群も、清浄な地下水と土で育てれば、毒を発しないのである。
これを見てユパは腐海の生態系が土壌中の有害物を還元して無害化し、かつての産業文明が汚染した地球環境を浄化している
という自らの仮説に確信を抱き、独力で実験的に結論に到達したナウシカこそ、人類の未来を握る存在だと直感する。
ナウシカは谷の将来のためにあえて、若者を残し、老人達ばかりの戦闘従者率いて、ガンシップ(小型の戦闘用高速飛行艇)とバージ(艀
ガンシップに牽引されて滑空する輸送用グライダー)で、近隣の、同じく「腐海」のほとり(この地域は「辺境」あるいは「エフタル」と呼ばれる。)に位置する小国家郡の軍勢とともにトルメキアの部隊に従軍するべく出立する。彼女達が合流する部隊の長はトルメキアの第四皇女クシャナである。彼女は本来一大軍団の長であるが、自軍の兵力の大半を主戦線に召し上げられ、今はペジテ攻略のためのわずかな兵力しか手元にない。彼女の任務は当初、ペジテで偶然発見され、その危険性を察知したペジテ当局によって封印された最終戦争「火の七日間」の超兵器、巨神兵の奪取だったが、其の復活の鍵である秘石の紛失によって当面巨神兵は役に立たない。
ついで新任の参謀クロトワによって、現有兵力プラス辺境諸族の同盟軍によって「腐海」を突破し、主戦線とは別方向から遊撃を行えとの指令が中央からもたらされる。彼女の側近たちは激昂し、この作戦自体が彼女の政敵である兄皇子たちによる、彼女を陥れる為の罠ではないかと憂慮するが、クシャナはおとなしく指令どおりに行動することを決める。
クシャナの軍とナウシカら辺境諸族の軍は「腐海」上空で合流するが、ランデブーポイントに突如ペジテのガンシップが飛来し、攻撃を仕掛けてくる。それはラステルの双子の兄アスベルであった。攻撃に巻き込まれて風の谷のバージは牽引ロープを切られ「腐海」に不時着する。
初めて本格的な戦闘行動に直面したナウシカは、機敏な行動でバージを不時着へ誘導し部下の命を守ったものの、殺戮に軽いパニック状態になりテレパシーでアスベルに攻撃をやめるよう呼び掛ける。
そのため隙を作ったアスベルもまた、クロトワの操るコルベット(戦闘用高速飛行艇)撃墜され「腐海」に不時着する。
「腐海」に降りてバージを救ったナウシカは、そこで「腐海」の主とも言える巨大な蟲王蟲と接触し、アスベルの生存を察知し、ただ一人メーヴェ(一人乗りの動力凧)に乗って救出に向かう。辛くも生き残ったアスベルは「腐海」の蟲たちを殺しすぎ、蟲の群の集中攻撃を受けていた。
ぎりぎりのところでナウシカはアスベル救出に成功するが、二人して「腐海」最下層へ落ちてしまう。気を失ったナウシカを守ろうとするアスベルの前に現れた王蟲は、ナウシカを小サキ者と呼び、彼女がそう望むから殺さない、早く去れ、自分達は助けを求める遠い南の森へ行く、と言い残して去る。
「腐海」最下層は瘴気が無く、空気も水も清浄な場所であった。ここでナウシカは「腐海」が地球環境を浄化しているという自らの直感の裏づけを得る。そしてナウシカとアスベルはメーヴェで「腐海」から脱出するが(ここまでで単行本第一巻)
SF映画に登場したもので多くの科学者とかエンジニアとかが憧れるものがいくつかある。それらはもう僕らの間では常識化していて“作名のアレ”で通じるほどだ。
「マイノリティーリポートのアレ」(=空間にモニタが表示され、ボディジェスチャでフルアクセスできるUI)
挙げるとキリが無い。他にもナウシカのメーヴェとか。とにかく、実現に当たって現在解明されている科学で物理的に可能なものには憧れる人が多い。ドラえもんのどこでもドアやタケコプターは無理だ。
さて、これらについて、最近思うことがある。いや、逆だ。最近だから思うのだが。「最近のもの」じゃないんだ。この中ではマイノリティーリポートは比較的新しいが、公開は2002年、10年前だ。そしてこれらは本気で実現しようと毎日研究している人が世界中にたくさんいる。
何が言いたいか。この語り口だと「これだけ時間が経っているのにまだ実現してない、技術なんて所詮そんなもんだ!」みたいな普通な論調がありえそうなものだが、それならわざわざこんな記事を書いたりはしない。
「最近の作品にそういうものとして挙げられるものがない」んだ。
ないんだ。最近。本当にないんだ。
昔は「未来」を描いていた。が、最近は「近未来」を描くものが多い。これは言葉のアヤかもしれないが、僕らの考える「未来」が、すごく遠い未来を意識できなくなっている。中途半端に発達した文明、もしかすると「現状どう考えてもありえない事」を「未来」として描く、想像する、そういうことが出来なくなってきているのかもしれない。これは由々しき事態ではないだろうか。
猫だとオカリナで呼ばれた時なんか恥ずかしいww
下向いちゃうしww
男にはせめて動く城に乗って欲しい・・・
駅とかで迎えにこられたら・・・・もう最悪ww
せめて普通にサボイアS-21F後期型やカーチスR3C-0ぐらいは乗って欲しい。
常識的に考えて欲しいだけなんです!
猫で迎えにこられた時の恥ずかしさとか分かる?
あのね?たとえば週末10??20人ぐらいでどんぐり拾いとか行くでしょ?
それぞれ彼氏の車とかで来るわけじゃない?
みんな普通にラピュタやヤックルやニギハヤミコハクヌシやメーヴェで来るわけでしょ?
猫でノコノコついてったら大恥かくでしょうがww
--------