はてなキーワード: 組織委員会とは
本来であれば1年遅れの東京オリンピックの開会式が改めて開かれているはずだった2021年7月23日…
2020年の秋冬を経て、本邦における新型コロナウイルスの感染者は爆発的かつ不可逆的に増加し、盛夏を迎えても繁華街からはパッタリと人が消えたままだった
がらんどうの新国立競技場スタジアム、森の手元のスマートフォンでは「#エア東京五輪開会式」がトレンド入りした旨のバナーが表示され、動画サイトのニュースキャスターは眉間に皺をよせて「オリンピック開催中止の責任は一体誰が取るんでしょうか?」と嘆いている。
最後の総括会議を終えマスク姿のままうつむき、無言で三々五々帰路につく実行委員達を見送り、東京五輪組織委員会会長の森は新国立競技場のベンチに座り独り泣いていた。
ラグビーW杯の成功で改めて手にした栄冠、喜び、利権、そして何より承認欲求…
「一体どうすりゃよかったんだ…」森は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、森ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、木のぬくもりが売りだという触れ込みである、ベンチの冷たく固い感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、電通のアイツには何て説明しようかな」森は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、森はふと気付いた
「あれ…?お客さんがいる…?」
ベンチに座る森が目にしたのは、新国立競技場の観客席を埋めつくす世界各国の超満員の観客だった
各国の国旗が千切れそうなほどに振られ、地鳴りのように君が代が鳴り響いていた
どういうことか分からずに呆然とする森の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「森さん、早く会長挨拶をしてくださいよ」声の方に振り返った森は目を疑った
「安倍前総理?」 「なんだ森さん、式典中に居眠りでもしてたの?」
「麻生さん??」 「森さん、勝手に安倍総理を退任させちゃダメですよ」
「竹田恆和さん…」 森は半分パニックになりながら最新鋭のLEDがふんだんに使われている大型スクリーンを見上げた
welcome to TOKYO Olympic 2020!!!!
暫時、唖然としていた森だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「開けるぞ!東京オリンピックを開けるんだ!」
安倍からマリオの帽子を受け取り、山崎貴が演出を手掛ける舞台の真ん中へ全力疾走する森、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった…
オリンピック憲章(OC)は、国際オリンピック委員会(IOC)によって採択されたオリンピック、規則、および付属定款の基本原則を成文化したものです。 オリンピック運動の組織、行動、運営を管理し、オリンピック競技大会のお祝いの条件を定めています。 本質的に、オリンピック憲章は3つの主な目的を果たします。
a)憲法の性質の基本的な手段としてのオリンピック憲章は、オリンピズムの基本原則と本質的な価値を定め、想起します。
b)オリンピック憲章は、国際オリンピック委員会の法令としても機能します。
c)さらに、オリンピック憲章は、オリンピック・ムーブメントの3つの主要構成要素、すなわち国際オリンピック委員会、国際連合、全国オリンピック委員会、およびオリンピック競技大会の組織委員会の主要な相互の権利と義務を定義します。 、すべてがオリンピック憲章に準拠するために必要です。
オリンピック憲章(OC)は、国際オリンピック委員会(国際オリンピック委員会)により採用されたオリンピック精神、規則、および地方条例の基礎原則の成文化である。それは、オリンピック動きの組織、行動、および操作を制御し、オリンピックのお祝いのための条件を記述する。本質的には、オリンピック憲章は3つの主要な目的にかなう: a) オリンピック憲章は、憲法の性質の基本的な機器としてオリンピック精神の基礎原則および必須の価値を記述し、思い出す。 b) オリンピック憲章はまた、国際オリンピック委員会のための法令として役立つ。 c) さらに、オリンピック憲章は、オリンピック〈そのすべてがオリンピック憲章に従うのを要求される〉についてのオリンピック動き、すなわち国際オリンピック委員会、国際同盟、および全国オリンピック委員会だけでなく組織委員会の3つの主要な構成要素の主要な相互の権利と義務を定義する。
みらい翻訳
オリンピック憲章(OC)は、国際オリンピック委員会(IOC)が採択したオリンピック・ルール・バイ・ローの基本原則を成文化したものです。オリンピック運動の組織、行動、運営を管理し、オリンピックを祝うための条件を定めている。本質的にオリンピック憲章は3つの主な目的を果たす。
a) オリンピック憲章は、憲法的性格を有する基本文書として、オリンピズムの基本原則と本質的価値を定め、想起させる。
b) オリンピック憲章は、国際オリンピック委員会の制定法としても機能します。
c) さらに、オリンピック憲章は、オリンピック運動を構成する3つの主要組織、すなわち国際オリンピック委員会、国際競技連盟、国内オリンピック委員会、およびオリンピック組織委員会の主要な相互的権利と義務を規定しており、これらはすべてオリンピック憲章を遵守することが求められている。
オリンピック憲章やってみた。そりゃ既存に比べればよくなっているとは思うが、うーん、大騒ぎするほどなのかどうか。。わからん。プロの意見が知りたいところ。
ソース:https://www.joc.or.jp/olympism/charter/
元英文
The Olympic Charter (OC) is the codification of the Fundamental Principles of Olympism,Rules and Bye-laws adopted by the International Olympic Committee (IOC). It governs the organisation, action and operation of the Olympic Movement and sets forth the conditions for the celebration of the Olympic Games. In essence, the Olympic Charter serves three main purposes:
a) The Olympic Charter, as a basic instrument of a constitutional nature, sets forth and recalls the Fundamental Principles and essential values of Olympism.
b) The Olympic Charter also serves as statutes for the International Olympic Committee.
c) In addition, the Olympic Charter defines the main reciprocal rights and obligations of the three main constituents of the Olympic Movement, namely the International Olympic Committee, the International Federations and the National Olympic Committees, as well as the Organising Committees for the Olympic Games, all of which are required to comply with the Olympic Charter.
オリンピック憲章 (OC) は、 国際オリンピック委員会 (IOC) により採択されたオリンピズムの根本原則、 規則および付属細則を成文化したものである。
憲章はオリンピック ・ ムーブメントの組織、 活動および作業の基準であり、 オリンピック競技大会の開催のための条件を定める。
a) オリンピック憲章は、 憲法的な性格を持つ基本的な法律文書として、 オリンピズムの根本原則とその根源的な価値を定め、 想起させる。
b) オリンピック憲章はまた、 国際オリンピック委員会の定款である。
c) オリンピック憲章はさらに、 オリンピック ・ ムーブメントの主要 3 構成要素である、 国際オリンピック委員会、 国際競技連盟、 国内オリンピック委員会と、 オリンピック競技大会の組織委員会の主な権利と義務を規定する。 これらの組織はオリンピック憲章を遵守する義務がある。
DeepLの機械翻訳(英→日)
オリンピック憲章(OC)は、オリンピズムの基本原則を成文化したものです。 国際オリンピック委員会(IOC)が採択した規則と細則。を規定しています。オリンピック運動の組織、活動、運営を行い、その条件を定めています。オリンピックを祝うために 本質的には、オリンピック憲章は次の3つの役割を果たしています。主な目的
a) オリンピック憲章は、憲法上の基本的な道具として、以下のことを規定しています。オリンピズムの基本原則と本質的な価値観を想起させる。
b) オリンピック憲章は、国際オリンピック委員会の規約としても機能する。
c) さらに、オリンピック憲章は、以下の主要な相互の権利と義務を定義している。オリンピック運動の三大構成要素である国際オリンピック 委員会、国際連盟、国内オリンピック委員会として オリンピックの組織委員会と同様に、すべての委員会は以下のことを要求されています。オリンピック憲章に準拠しています。
IOCやら組織委員会やら中止・延期の反対派は、ほぼお金の話しかしない
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202003140000989.html
「景気が悪い」とは「お金がない」ではなく「お金が動かない」である
AがBから商品を買い、Bがその収入でまた別のCから商品を買う
たとえ買っても使わない商品を買っても
お金が使われずに燃やされたり、ひたすら死蔵されることだ
今、東京オリンピックを中止したとしても、すでに
相応の仕事をして相応の代価を受け取っている
「1の仕事に1の代価」という点では何一つ損は発生していない!!
を期待していたのだろうが、それが得られなかったとしても
「リターンを期待して投資した分のリターンが入らなくなった」は
未来における予定のプラスがなくなったのであってマイナスではない
祝祭は最初から壊すために建物を作るような消費それ自体が目的だ
文化人類学でいうところのポトラッチ(蕩尽)みたいなものではないか
という意味においては
各国のオリンピック選手団が体の健康を優先し、選手が集まらず開催が危ぶまれる東京五輪
日本も上層部同士の分裂で組織が空中分解、日本の選手団も辞退してしまう
メンツを保つために何とか開催をしたい日本は、槐より始めよということでその辺のさえない男(主人公)に五輪に出ないかと持ち掛ける
なんと主人公を誘ったのは実は超大物で開催を強行すると言い主人公はたった一人の参加者になってしまう
開催まで1週間を切っており主人公は全競技の練習をすることになる
そこで健康診断をすると主人公は磨けば光るタイプのスポーツ万能超人であることが判明
さらに血液からはどんな新型ウィルス、菌にも効く物質が発見される
それを聞いた日本を含めた各国の選手団は予防接種を条件に参加を表明
尻に火が付いた主人公は1週間のうちに一流アスリートを超えるほどの実力を身につける
そこで美人のトレーナー、幼馴染、病気の娘などと出会ったり女子選手に助言などする
オリンピック本番では大歓声の中団体の主力として、個人として金メダルを総なめ、助言した女子選手達も健闘
某小学校でこんな話が来て、校長・副校長が頭を抱えているそうだ。いちおう「小学生にめったに見られない一流選手のスポーツを見せる」という大義名分のようだが、要するに満席にならない不人気競技の空席が目立たないように動員していかにも観客が集まっているように見せるためだろう。いちおう区市町村単位で拒否するかどうかの決定権はあったようだが、そこの教育委員会では話を受けてしまったらしい。
しかも「飲み物や弁当は持参するな」「公共交通機関を使うな(あるいは一駅前から下りて歩け)」「貸し切りバスも禁止」というむちゃくちゃな条件らしい。「飲み物や食べ物は現地で買え」「出場選手やスタッフの移動の邪魔にならないように動け」という理由だろうが、真夏に小学生にそんなことをやらせたらどれだけ恐ろしいことが起こるのか大会組織委員会は考えていないんだろうか。
たかだか徒歩数十分の公園でも校外実習や遠足となれば、教員が事前に実踏に出かけ、保護者にはうるさいぐらい「水筒やプラスアルファの飲み物を持たせてください」としおりなどで注意を促す。それでも行った先で気分を悪くする子や怪我をする子は絶対に出るのだ。それが小学生という生き物なのだよ。
それが真夏の炎天下で水分も食べ物も持たせずに同じことをやったらどうなることやら。「どんな不人気競技でも満席にしよう」と無理な目標を掲げ、「そうだ、都内の小・中学生を動員すればいい」と決めた大会組織委員会の連中は、子ども達に何か起こったら責任を取れるのか。どうせ事故があったときの矛先は学校と教育委員会に向かうぞ。
一時期Twitterで同様の噂が流れ、都の担当者が「そんなことはない」と否定したようだが、やっぱり本当じゃないか。結局組織委員会やIOCの偉い人のメンツをつぶさないことと、電通やスポンサー企業の利益しか考えてないんだろう。オリンピック何様だよ。これで犠牲者が出たら大会組織委員会の担当者も切腹しろよ。別に首つりでも都庁から飛び降りても手段は自由だけどな。
https://twitter.com/mizk_sw/status/1175366931819319296?s=20
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ラグビーワールドカップの組織委員会の人に伝えたい、何でそんなにお金儲けのために人の気持ちや人の健康まで奪えるのか?
全ての人に知ってもらいたい、一見楽しそうに見えているであろう試合会場の中で起きてる現実を。
昨日の味スタ、今日の日産で起きたことは大問題だと思う。
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ということだ。
要は飲み物、食べ物がが売り切れるとか、子供が泣くとかそういう話。
そしてそれはスポンサーと委員会のせいだ。とかそういう話。
こんなの、客としては想定できる。
「混むだろうな」「売り切れるだろうな」って。
そりゃそうだ。電車に乗ればぎゅうぎゅう、スタジアムまでの道は行列。
だから、昨日初めて東京スタジアムに行った俺らは普通に
「あー、混んでるな」
「飲み物食べ物は早めに買わないと」
なんてのは超わかるわけよ。それって、でもどうしようもなくないか?
改善できることに越したことはないけど、一方で俺らは客として予測することも同じくらいできる。
何ならチケットにも「早めにお越しください」なんて書いてあるのよ。
それを運営がクソだとかスポンサーが悪いとかさ、気持ちはわかるんだけど、じゃあスポンサーがいて、サッカー場をラグビー場として使用するってこととかさ、色々と「なんとかして大会を運営していこう」ってところでなんとかやってるわけでさ。
確かにあの日の俺たちは「スポーツを観戦するお客様」で、そのお客の相手をする側が「こんなことがありました!」って言いたくなるのはわかるけど大体はわかってたことなんだよ。そうやって自分の周りで起きたことだけを誇張して騒いで問題です問題ですって騒ぐの、もう止めにしないか?
反対に大会スタッフの方たちはホスピタリティマックスで、写真を撮ってくれるわ、帰りにも「お疲れ様」だとか、「ありがとうございました」とかすっげー言ってるのよ。それはさ、
一見楽しそうに見えているであろう試合会場の中で起きてる現実を。
の中では「楽しそうに見えているであろう」っていう現象なの?
俺から見れば、あの気持ちよさは本当に驚いた、同行者は
「どうせ、なんかああやってやれって言われてるんでしょう?」
って言ってたけど、それをみんなで徹底してやるのかやらないのかでは大きな違いだし、事実やっている姿が美しかったし、楽しかったよ。
「ああ、見に来てよかった」
って本当に思った。
彼女は自分の周りで起きた決してハッピーではない出来事を、よりハッピーではない事実だけを抽出して書いてるけど俺は俺であの日自分の周りで起きた「わかっていたハッピーでないこと」と「わからなかったハッピーなこと」を書いた。
ラグビーワールドカップは俺からすればどのカードのチケットでも、買って見に行ったほうが良い大会だ。
初めてみたけど、選手たちが協力して勝利へ向かう姿は美しく、応援の盛り上がりも気持ちが良かった。
それが「一見楽しそう」と彼女が彼女の周りで起きたことだけを、ただただ悲惨に書くことだけが正しいとは思えないのでこうして書きました。
ふーん、もの好きな人もいるんだね。タダでもやりたいなら勝手にやって熱中症で死ねば良いじゃん。やりたいことやって死ねれば本望でしょう。
私はオリンピック反対派なので、基本的にオリンピックのために無駄に税金を使うのは許せないんだが、この件に関してはある程度お金を払うべきだと思ってる。
なぜかというと、ある程度スキルのある人を確保する必要があるのと、ドタキャンされて人手不足に陥るのを防ぐため。特に語学力が必要な仕事とか、会場の内部や選手たちの行動ルートを知悉している人を確保するにはそれなりにお金を払わないとダメだと思う。
無給だとバリバリのブロークンイングリッシュしかしゃべれないのが来ても文句が言えない。選手たちを宿舎から会場まできちんと案内できるかどうかだって心もとない。研修とかである程度は教えるかも知れないけど、ちゃんとできそうな人だけ選べるかどうか怪しい。
最初のうちは「オリンピックに参加したかったからタダでも良い!」と張り切っていても暑い中で毎日こき使われていたらバックれたくなっても仕方ない。多少なりとも金をもらうということは責任を持って働くモチベーションになると思うけど、金をもらっていないということは一方的に労働を搾取される立場から自由に逃げられることを意味すると思う。
だってブラックバイト以下の条件なんだよ。多少なりとも金をもらっていれば「自分は雇われてるんだから行かなくちゃ」って思っても、全てが自己負担で働けば働くほど自分の金も体力も奪われていく仕事なんてやる価値ないでしょう。…というかあまりにもひどい条件で働かせるようならどんどん逃げ出して組織委員会を困らせるぐらいで良いと思うんだけど。
日本人は勤勉だの従順だと言われてきたけど、理不尽な条件で働かせられるなら文句言ったり逃げたりして良いと思う。悪いこと言わないから熱中症で死ぬ前に止めた方が良いと思うよ。
サマータイムの導入のメリットについて、あまりに理解が出来なかったので。
たぶんみんながまず疑問に感じてることだと思う。
私も感じた。何故?って。
どんな理由で、競技時間をずらす選択ではなくサマータイムを選択したのか。
聞いてみた。
まず、第一声としては、「うちはあくまで要望を出したのではなく、お願いしたのでもなく『こんな方法もありますよ』と提案しただけ」、なのだそうだ。
で、「やるかやらないかを決めるのは国。うちじゃない」だって。
そうかー、ふーん。
わかった。
で、その提案を出した理由としては、なんで競技時間ずらすだけじゃなく、日本全体を巻き込むサマータイムなんですか?
コスト的にも何もかも、競技時間早めるというのが最善だと思うのだけど、なぜ敢えてサマータイム?
この質問に対しては、
「それは答えられない。答える必要はない」
だって。
そうかー、ふーん。
もう少し食い下がってみた。
「とにかく答えられない。上申はする。答える必要があると判断した場合のみ公にコメントする」
だって。
たぶん、公にまともな理由がコメントされることはないと思われる。
知る権利もないらしい。
「私たち組織は税金ではなくスポンサーから得たお金で運営されている」
って言われた。
そうかー。
わかった。
東京オリンピックは東京都最大のムダ事業だと思っている。たかだか数週間のお祭り騒ぎのために余計なハコモノ作って、訳の分からない盛り上げイベントやって、ゼネコンと電通ばかり儲けさせて何なの?と思っている。
とはいっても、個人的にオリンピックの観戦自体はキライでない。平昌オリンピックも普通に楽しく観戦し、フィギュア男子で羽生・宇野が金メダルと銀メダルを取るのを見て喜んだ。ただ、それって自治体が役人と税金を使ってやるべきものなのかということに大いに疑問がある。比較的最近のオリンピックを見ていると、ソチ・リオ・平昌と自分のところの市民にまっとうな生活をさせてやるほどの余裕がなさそうな都市がオリンピックのために無茶な支出をしているように見える。
オリンピックの開会式と閉会式のためだけの会場を巨額の税金使って作ったはいいけど半年後には廃墟になってるとか、住居として使われるはずだった選手村の建物が結局再利用されず放置…とかいうのを見ると、「こいつら単なる税金の無駄遣いのためにオリンピックやったわけ?」と頭の中が疑問符だらけになる。基本的に役人はスポーツイベントのプロじゃないから、関係者に言われるままに金だけ出してると、こういう事態になるんじゃないかと思う。
うちの職場は特に直接オリンピックに絡むわけじゃないんだけど、本社が思いっきりオリンピックに関与しているので、東京オリンピックを礼賛しなければならない立場にある。ま、せいぜいオリンピック関係ののぼりとかポスターをお前らのところに飾っとけと言われたらなるべく目立つところに飾り、オリンピックがらみのイベントに協力しろといわれたら人を出したりホームページで宣伝したり…とかそんな感じ。
前から「世界最大級の原発事故が絶賛進行中で、収束の見込もないのに能天気にオリンピックなんかやってる連中はアホだ」と言い続けてきたが、うちの職場でそういうことを主張するとこっちがアホ扱いされる。都民のオリンピック招致に対する賛成率70%というのは都職員のでっちあげだと聞いているし、IOCへの贈賄も間違いなくやっていると思うんだけど、それを素直に認めて「不正な手段でオリンピックの開催権を手に入れたので返上します」という選択肢はないらしい。森喜朗は東京都の財源を当てにしているようだけど、誰の生活の足しにもならないオリンピックに都職員と税金使うぐらいなら、むしろ組織委員会の人と金でできる範囲まで規模縮小しろよと思う。
小池百合子のパフォーマンスのために築地市場移転とオリンピック準備のスケジュールもめちゃくちゃになっているはずだけど、それでも無理してやる意味はあるんだろうか?50年前の東京オリンピックと違って、巨額の公費を投じてインフラを作ればそれがオリンピック後も社会のインフラとして活用可能…という状況ではないのだ。特定のマイナースポーツにしか使えないハコモノなんて、維持費ばかりがかかるお荷物になるのが目に見えているので、簡素な仮設のものにして、オリンピックが終わったら速攻で取り壊すぐらいの勢いでいいと思うんだけど。
…ということで上記のようなことを主張し続けていたら不人気部署に飛ばされることになった。まぁ上手くいけば家から近くて残業が少ない職場でのんびり働けるのだが、けっこう行き先によって忙しさや居心地の差が激しいようなのでどうなることか分からない。上司には「自分の部署の悪口を言うな!」とさんざん怒られても止めなかったのでこの結果なんだけど、せいぜいクビにならなくて良かったと思うしかないのかな。
本当にあと3年もないのにできるのかねぇ…。東京都か電通かゼネコンの下請けか知らんけど、無茶なスケジュールで間に合わせようとして突貫工事とかやってまた過労自殺とか労災とかの犠牲者が出るんじゃないかと思ってる。オリンピック招致のときの都民の7割が支持っていう数字は都の担当職員のでっちあげ(あるいはNoと言えない立場の都の職員ばかりを対象にして賛成と言わせた)という噂も聞いてるし、IOCへの賄賂も絶対贈ってると思ってる。
どうせ間に合いそうもないんならそのへんのインチキの証拠をおとなしくIOCに差し出して開催権なんか返上すればこれ以上無駄な金使わなくて済むのに。みんな本当にオリンピックやってほしいと思ってるの?特にスポーツに興味のない都民は生活必需品でも何でもないお祭り騒ぎに自分の納めた住民税使われてムカつかない?あと、オリンピックの経済効果だけは当てにしているくせに、自分たちの持ち出しはイヤがる、千葉・埼玉・神奈川の3県は図々しいにもほどがあると思う。本来組織委員会が出す金なのかも知れないけど、どうせ3県とも都内で働いてる連中のおかげで税収を確保してるくせに、さらに東京都にたかろうという根性が醜い。
本日発表された東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会の発表が様々な批判を受けている。
東京五輪 選手村の交流施設を作る木材 全国から無償で募集 | NHKニュース
東京オリンピックの資材無償提供募集に対し、もはや太平洋戦争末期並みだとの声 - Togetterまとめ
それに対し、「BLOGOS」は組織委を擁護する論調で、次のような記事を載せている。
東京五輪、建築木材を「自治体からタダで提供」させる? どういうことか聞いてみた
この件に関してオリンピック組織委員会会場整備局の担当者に取材をしたところ、こうした批判とは少し違った事情が見えてきた。(略)
選手村の施設を木材で建築することは、開催地が決まる前に招致委員会が提出した「立候補ファイル」の中で既に決定していた。
その後東京開催が決まると、この記載を知った全国の自治体から、「ぜひうちの木材を使って欲しい」との問い合わせが相次いだという。
この記事によると、協力したいという自治体側からの要求に答えるためのスキームだという。
これは私が知っている話とは少し違う。
はじまりは今年の2月頃、県を通して林野庁から、オリンピックで使用する木材の提供が可能かどうかのアンケートが届き、その中には「無償で提供できるか」といった質問もあった。
さらに、アンケートの依頼文では林野庁が独自に行うものであり、組織委には問い合わせないでくださいといったようなことも書いてあった。
自治体から言い出したのではなく、林野庁から言い出したものなのである。
アンケートだけで終わったわけではなく、その後、一部の自治体は4月頃に組織委から秘密裏に東京に呼ばれ、会合が行われた。(旅費は各自治体負担^^)
本当に秘密裏で、出席の依頼文すら来なかった。
会議の中では、木造とする計画は費用高騰の問題から止まっており、このスキームを検討しているということが伝えられた上で、
この情報が外に漏れると騒ぎになり、施設を木造とする計画自体が中止になる可能性があるとして、メディアや議員に情報が流れないよう念を押された。
オリンピックレガシーを地方にだとか、ボランティア精神だとか言ってるが、結局のところ建設費足りないから各地に負担してもらうというのが本音のところなのだ。
丸太を買い、製材・加工し、往復輸送を負担し、さらに戻ってきた資材で施設を作り、さらにその施設を維持する費用がかかる。
多くの自治体では大きな負担となるだろうし、何か施設を建てたとしても負の遺産になることは目に見えている。
オリンピックレガシーなどという実体のない浮かれたものに飛びつき、後の世代への負債を残す大バカ者の自治体が現れないことを深くお祈り申し上げます。
自分でオリンピックを東京に呼びたい!とか言い出したわけでもないのに、誰も引き受けない組織委員会のトップを引き受けて、日本中から嫌われて、老害だの引っ込めだのののしられながらも、なんだかんだ、関係者の利益が図れるように物事しきっている。
あの「表面的な批判でマスコミに嫌われることなんて、いまさら屁とも思わない」強さはすごいと思う。
いや、マジで。
当初計画からの会場の変更なんて、舛添のころからやっていて、そのころは、あんなにもめなかったのに、小池百合子が手をつけたら、なんだか大騒ぎになった。
まあ、やりやすいところはあらかた手をつけてしまっていて、そこへ小池百合子が、過去の検証の結果とかきちんと踏まえずに、思いつきで目立とうとして「長沼で復興五輪を!」とか言い出したから話が混乱したんだろうと思う。
単純に「経費をもっと下げましょう」という話だったら、あんなスタンドプレーは不要で、粛々と進めればいい話だったはずだ。
有明にアリーナを造るかどうかについては、やはり造ってほしい人も結構いたわけで、そういう人たちにとっては、「森先生のおかげで、小池百合子の人気取りのためにつぶされずにすみました」ってな感じだろう。
猪瀬なんかが、最近ちらほらテレビにでてきて、森を悪と利権の権化のように批判したりしているが、だったら、あんた組織委員会やれば?とか思ってしまう。
批判もいいけど、あんたが、オリンピック招致してきたんでしょ? もしオリンピック後の負の遺産で東京大変なことになったら、あんた責任とれんの? って感じだ。
武藤五輪委組織委員長が「森委員長が安倍首相に提案したと聞いている」とかいう話をしたというニュースがあって、
あちこちで「森元、お前が考えたわけじゃないだろう」「うまくいったときだけ『俺の手柄かよ』」といった感じで
盛大にたたかれている。
森元さんの徳の無さというか、
「あの人、失敗したときは『俺は知らない』っていうくせに、成功したときは『俺のおかげ」っていうタイプだよね」
これがもし
「組織委員会のなかでも、現役の首相があのようなビデオにでることに反対する意見もあったが、現場の製作者たちの気持ちを組んだ森委員長が、
最終的にOKと判断されたたうえで、安倍首相を説得したと聞いている」
とかいう発言だったら、評価は少し違ったんじゃないかなあ? とか思う。
自分だったら、「あれ、今回、森元さん役に立ってんじゃん」と思ったかもしれない。