はてなキーワード: 忠告とは
付き合いはじめに忠告しても聞いてくれない。
その手の人種は最初はやたらフレンドリーに接近してくるからね。
あ、これトラブルになりそうかもという前兆段階で、この人はこれこれこういう話を聞いたから離れた方が良いよと言ってあげても良かったかもしれないが、結局友人個人の問題であるのだから増田が後悔したりする必要は全くないと思う。
「ちょいちょいいろんな方面に喧嘩売るような増田を書いては、高確率でホッテントリ入りしてくれる。
俺の言葉でみんな怒ってくれる!不快になってくれる!たまらねぇ!
しかもはてな匿名ダイアリーはいくらでも匿名だ、煽り放題。
最高!!色んな人の憎悪が俺に向くけど、誰も俺を傷つけられないんだ!!」
…なんて思いながら書いてんだろうか、そういう増田を投稿してるやつは。
そんなお前に忠告。開示請求は普通に通るし、やらかしたやつは増田でも特定されている。
それを肝に銘じながら人を煽るように、そして吐いたツバは飲むなよ。
お前がしっぺ返しを受けても因果応報、誰も助けない。少なくとも俺は助けない。
わざわざ忠告するなんて優しいなお前
「オタクを軽い気持ちで殴ってるならやめなよ」みたいなことをここ数年のネットでちょくちょく書いてて
はてなにも何度か書いた気がするしちょっとブックマークもされてたと思う
たぶん誰も覚えてないけど
自分達の思想信念に照らしてオタクを不倶戴天の相手だと思っていて、
絶滅戦争の覚悟で挑んでるんならそれは自由だから何も言わない。
オタクの脅威度を軽く見積もって軽い気持ちでやってるんじゃないか、
それならやめた方がいい一方的にやれる相手じゃないし今ですらやれてない、
そういう話を何度も何度も書いてきた。
もうだいぶ減ったタイプだが、一部のネトウヨが韓国人の全ての能力をやたら低く見るのなんかは典型例だ。
自分は韓国社会の日本人への差別性については辟易とした気持ちを持つ嫌韓厨だが
韓国人をチョンとかチョウセンメクラチビゴミムシとか呼んで喜んでるネトウヨにも同じように辟易としてきた。
自分は韓国人を対等な人間だと思うからこそ、彼等のヘイトや差別を受け入れて譲歩しまくるのはまずいぞとずっと言ってきた。
一部の聡明な嫌韓厨はみな同じ意見だったが多くのネトウヨは全く話が通じなかった。
(韓国人の能力を見下してるという意味において無限譲歩を唱えるアホとチョン呼ばわりが好きなネトウヨは同種だった。)
オタクに無限の攻撃性を向ける近年のリベラルやフェミニストからは
客観的な「自分の目的のための利益」「相手の能力・脅威度」等の見積もりをやれてない。
彼等彼女等のオタクへの攻撃とその後の紛争を見て何度も言った。
「あなた達が思ってるほど一方的に踏みつけることなんかできてないんじゃないか」と。
「オタクにかかっていっては反撃されて、結構ボコられてるんじゃないか」と。
最後は炎上攻撃やクレーム殺到によって表現を委縮させたことをもって勝利宣言していたのについても
「 それがどれほどの利益になるのか、コストやリスクに見合っているのか、ちゃんと考えてやっているのか?」と。
こういう話で本当に厄介なのは、何をどう問うても忠言しても相手のプライドに障るということだ。
ネトウヨに「日本人と韓国人に能力の違いなんかあるか」といくら言っても聞きゃしなかった。
リベフェミに「君達はオタクを一方的に殴れるような能力はない」といくら言っても却って激昂させた。
蔑視感情でやっているからこそワンサイドゲームで殴っていると思いたがり、
「それは違う」とか「あなたと相手は同等だ」という忠告は蔑視感情を傷つけるために耳に入れない。
リベフェミが気軽にオタクを攻撃したくなった理由は2つあると思う。
1.キモくて賤民階層で世間からも蔑視されていて一方的に殴ってよい存在だと信じてた
2.話をスッと理解してすぐ反応して反撃してくるので手応えがあった
1だが、これは世代ギャップがあって、若い層はそこまでオタクに対する嗜虐的な差別感情はない。
リベフェミの多くが高齢化している(若くてアラフォー)ために自分達の蔑視感情を全世代共通と思い込んでいるけれども
相手がそんなにまで被差別民でもなかった結果、彼等を殴ることに思ったほどの正義バフはかかっておらず、
むしろ「やたら攻撃してるあの人達の方がキモい」という視線も結構生まれている。
2についても、話を理解して反論してくるということはその時点で容易な相手ではない。
自分達がやることは相手もやり返してくると思うべきだった。(蔑視感情がそのあたりの警戒心を曇らせた。)
リベフェミによる「社会不適合弱者男性性犯罪者予備軍差別主義キモオタ」レッテルと同じぐらい
「パヨ」とか「フェミさん」とかの滑稽なカリカチュアがバンバン生み出されてネットに放流されていった。
そしてそういうことの手腕にかけてはリベフェミよりオタクの方が優っていた。
キャッチ―なフレーズや画像を添えて拡散してコンテンツ化してバカにすることにかけてはオタクの方がずっとノウハウがあった。
客観的に言って、
(しかしこれは蔑視感情で攻撃している人に言っても絶対に受け入れられず止まらない。
戦争を蔑視感情で開戦されたらメチャクチャ怖いのがよくわかる。ネトウヨは滅ぼさなければならない。)
結局ネットのネチネチした言い合いで負けても
炎上をおこすことによって実社会のオタク系の絵の表現を委縮させることをもって
「自分達の勝利」と宣言してオタクを煽るという行動になっていったけれどもこれもとてもコスト・リスクの高い行動だった。
仕掛けた戦いを毎回勝利宣言で終わらせるのは
今回の攻撃でどれほどの利益があるのか、支払ったコストはいくらか、得をしたのか、そういう勘定がどっかへ行く。
リベフェミが勝利宣言をすることによってオタク側には被害者感情が溜まる。
「じゃあ同じことをやり返してやる」という人間が現れるのは時間の問題だった。
議論を飛び越えた威力攻撃による報復については頑強な反論や抵抗があるし今回もあったけれども
リベフェミがオタクの中に育てた恨みがそれを押し切ってしまった。
オタク内部の穏健派と強硬派の対立は鋭いものがあった(過去形)。
「あくまでネット上のネチネチした議論による殴り返しで済ませたい」という穏健派がオタク内与党だった。
これが今回の騒動の少し前にオタク内支持を失っていたことは見逃せないと思う。
その前奏として昨年夏?ごろ、
「オタク表現への規制を唱えながら自分達のモロエロ本番BLは全面自由を唱える腐女子フェミニスト(結構一杯いる)」への対応について
「連中は決定的に客観性を欠くから、ダブスタに疑問を持たない」
「オタク表現が強いられてるのと同程度までのBL規制に賛成してあいつらの首も締めた方が良い」
強硬派側も「そんなんだからいつまでも殴られっぱなしなんだ」「このチンポ騎士主義者め」と怒り、
力量では穏健派論客より強硬派論客の方が一段以上格上であったこともあり
以上は特に結論が出ずに終わったためあまり注目されなかったが、
オタク内で強硬派意見を掣肘する力が失われているのが明確になった象徴的なイベントだった。
毎度攻撃されては勝利宣言されるという体験の繰り返しの影響は無視できないと思う。
単に「バーカ」「お前こそバーカ」のネット上の言い合いだけなら、そこまで被害感情も恨みの感情もなかったはず。
なにより「実社会での表現委縮達成」および「それを成果として勝ち誇って煽る」も不味過ぎたと思う。
ネット上の言い合いである限りそれをネットの外に出すことについては
「やめようよ」と止める声がオタク内でも大きく、多数派ですらあった。
「ニチャニチャした議論ごっこで自分達が楽しんでいただけ」とまで言われており
一部からはかなり直接的で強烈な罵倒や揶揄まで受けるようになっている。
超強硬派が余程決定的にコケない限りはもう穏健派が盛り返すことは難しいと思う。
かつての強硬派すら超強硬派には喝采と言うよりは若干引いているようにも見えるが(希望的観測?)
もはや勢いも支持勢力も比較にすらならなくなっておりバランスをとる力などないだろう。
と何度も何度も聞いた。
そのスライムは結構反撃してくるし毒も持ってるしあなたと同等の力を持ってるモンスターなんじゃないですか?
オタク内ではもはや「合法的範囲内であらゆる手段の反撃」が支持されるようになり
リベラル・フェミニズムからの攻撃に対するやるかやられるかの決戦が主唱されるようになった。
どちらも無事では済まないし、もう二度とディスカッションや和解の機会もないだろう。
覚悟もなく蹴っていた人たちがこうなってから言うことはおそらく
「そんなつもりじゃなかった」「オタク攻撃なんかしてない」「ちょっと注意しただけなのに」あたりだと思う。
アプリ同士の食い合いに気付いたのは、電話アプリを探していた時のことだった。
電話をしようと電話アプリを探したのだが、どこを探しても見当たらない。
おかしい、iPhoneでは電話アプリはスマホから削除できないのに。
だがよく見ると、LINEアプリのアイコンが少し変化していた。アイコン右下に、電話のマークがついていたのだ。
と思った瞬間、LINEアプリが突然動き始め、ヌルリと電話帳アプリを飲み込んだ。
「こいつ…喰ってる!?」
すると次は、App Storeアプリ(AndroidでいうGoogleプレイ)がLINEアプリをゴクリと飲み込んだ。
LINEアプリは消え、LINEのアイコンがApp Storeアイコンに追加された。
なるほど…、LINEアプリはApp Storeからしかダウンロードできない。だからApp Storeアプリが勝ったんだ。
そうやってアプリ同士の食い合いが始まり、とうとう最後に一つのアプリが残った。
それは、「どうぶつタワーバトルタワーバトル」だった。
俺が一番遊んでいるアプリ。
俺はなんだか納得してしまった。
そうやって俺のiPhoneは、どうぶつタワーバトル専用機となった。
ひたすらどうぶつタワーバトルをプレイする俺。
「もう俺は、どうぶつタワーバトルなしでは生きていけないな」
そう思った瞬間、とうぶつタワーバトルのアイコンが画面から飛び出し、俺を飲み込んだ。
俺はどうぶつタワーバトルに負けたのだ。
だが、取り込まれて分かったのだが、食われたアプリ達はとうぶつタワーバトル内に生きていたのだ。
この前暇だったから、自分が子供時代に逆戻りしたらどんな人生を送るだろうかと妄想していたんだけど、実家が破産しないルート構築が難しい。
父親が兄弟(おれの叔父)の商売の連帯保証人になって、叔父が商売を放り出して逃避したために、実家の家や土地を失うことになっていたので、それを防げると実家周りの財政が改善される。
しかし、父は叔父にある種のコンプレックスを持っていたらしく(叔父の方が商才や人望があり、武道もやっていたので喧嘩も勝てない)、連帯保証人を頼まれた時に断れなかったと思われる。おそらく、兄らしいところを見せよう、それくらいの甲斐性はある、みたいな見栄があったのではないか。父は祖母の言うことをよく聞いた人間なので、祖母からの頼みもあったのかもしれない。そしてなにより、祖母も父も頑固だ。他人の忠告を聞き入れるビジョンが見えない。
子どもに戻ったおれは、どのようにして説得・妨害を試みるか?少し未来の出来事を言い当てて、未来予知の超能力に目覚めたと信じてもらうか。
Twitterは色んな人が燃える。バカだけが燃えるわけではない。東大卒も医者も学者も弁護士も燃えることがある。炎上マーケティングという例もあるだろうが、そのほとんどは制御不能であると思われる。一体なぜだろうか。
人はコミュニケーションを取り続けると必ず「口が滑る」時がある。オーラルコミュニケーションの場合はこの発言は彼方に消えていくしまた訂正もしやすい。
Twitterはこの「口が滑る」が可視化しやすいツールである。そして色んな人物からリプや引リツされ、瞬く間に炎上する。魚拓などを撮られた日には未来永劫オモチャにされる可能性がある。
俺としては専門職の人たちが分野に関して手軽に啓蒙してくれるため、ドンドンツイートしてほしいのだが、そんな人々が炎上しててんやわんやしてるのを見ると勝手に恥ずかしくなってしまうので、まるで仕事のメールを打つかのようにツイート活動に励んでもらいたい。
訂正
とぼしめる → おとしめるでした。ご指摘ありがとうございます。
父親は10年ほど前に自殺し、1人いる兄は母親と折り合いが悪く、数年前に結婚と同時に私に母親を押し付けて絶縁した。以来連絡を取っていない。
この母親、分かりやすく言うとメンヘラの毒親で、人に依存しないと生きていけない。そのため(そのくせに?)親族全員とも色々あって問題を起こしほぼ絶縁、この家族構成で依存先と言えば私だけなのである。最悪。
メンヘラな上に潔癖症かつ新興宗教の信者(私は二世信者にさせられているけど全く信仰していない)であり、とにかく妙な束縛と依存が激しい。
私が何を汚すかわからないので家にいる間は常に監視され、掃除洗濯炊事は何一つやらせてもらえず、壁が超薄いためにプライベートもクソもない、通話すらも聞かれてしまうような自室をギリギリ与えられて生きている。正直言うと去年まで自室を与えてもらえず母親の要望でリビングで一緒に寝ていた。最悪。
家に1人でいることも許されず、洗濯物が増えるからと外出も(家のポストを見に行くことすらも)自由にさせてもらえない。外に一瞬でも出たものは全て汚れているので、家に入れるには綺麗にしないといけないらしい。あと新興宗教の施設以外には母親は1人で出かけられないので、土日のどちらかはほぼ確実に母親とウインドショッピング(笑)をしないといけない。それを怠ると機嫌が悪くなる。潔癖症とメンヘラが相まって娘と自己の境界が曖昧になっているため、確実に秘密にできるプライベートがほぼなくストレスが溜まる。
私の異性交友にも敏感で(というのも信仰している宗教が不純異性交友が禁止である、兄に彼女ができた時も「結婚前にヤっちゃダメだからね!?」と声を大にして忠告していた。トラウマ。最悪。)、彼氏が出来たこともなければ洗濯はさせてもらえず服は全て監視されるため、この歳にして女性らしい下着を1枚も持っていない。
社会人になり、経済的に余裕が出来たことで一人暮らしをしたいと申し出たところ、「あんたをここまで育てるの、どれだけ大変だったと思ってるの!?お金を稼げるようになるまで利用してたんでしょ!」と怒鳴られ泣かれ、話が有耶無耶になってしまった。そういう思考を持つの、親として最悪だと思うんですけど。
せめても妙な潔癖と束縛をやめてほしいと思い、その旨を外出中に具体的にLINEで伝えたところ、帰宅した時真っ暗な部屋で号泣していた。クソ面倒だなと思ったしもう手詰まりだなぁと思った。
母親は母親でネグレクト系のまぁまぁ不幸な幼少期を歩んだようで、この庇護が私にとっての幸福だと思ってるらしい。何度も否定しているのにだ。また幼少期に寂しかったから、四六時中寄り添ってヨシヨシしてくれる対象を希求しているんだろうが、それを娘に求めるのは間違っている。ちなみに自分が世界で一番不幸だと思っているらしく、24時間テレビとかを見ながら「でも私の方が不幸だわ…」と独りごちるのが趣味っぽい。あと鬱っぽいのと潔癖症を治してほしいために精神科に行くよう常々言っているが、絶対に行こうとしない。母親にとって子供は絶対的に下の存在なので、私には要求を飲ませるくせに私の言うことは絶対に聞きたくないらしい。
もう自由になりたい、母親には再婚するなりして早くいなくなってほしいとしか思えないし、家族すらここまで愛せない自分に他人なんて愛せない気がしてくる。多分見捨てて家を出て一人で暮らすのが正解なのだろうが、それを許されないよう養育のうちにゆっくりと洗脳され、あらゆる事象に罪悪感が強く出るような性格になってしまったので出来ない。このように勇気もないので、私はこれからもこの地獄を出られず、中で緩やかに老いて死んでいくんだろう。
ここ一週間の当店、私のシフトの日に限ってトラブル続き。前々回は派遣バイトの人が糞客とバチバチに口論をしてセキュリティを呼ぶことになった。前回は、常連のおじいさんなお客様の車が何故か無人なのに動き出し、車道へ走り出て向かいの会社の敷地に突入という物損事故があり、人身事故と勘違いした私が110番して警察を呼んだ。そして今回は初めて派遣されて来たバイトが勤務中に突然倒れたので119番で救急車を呼んだ。しかも倒れた派遣バイトの人はオーナーがいうにはだいぶ怪しい人だという。私は呪われているのだろうか。
出勤したらシフトリーダーがキレキレにキレていた。というのも、怪しい派遣バイトの人があまりにもシフトリーダーの指示を無視してトンチキなことをやってばかりいたので、夕方四時の納品を品出しが捗らず、私の出勤する直前にやっと終わったところだという。
怪しい派遣バイトの人は「動いていないと落ち着かないんです」と言って別に今やる必要のない雑用をしにレジを離れて行ってしまい、お客様が会計のために並んでいても無視して自分のやりたいどうでもいい雑用をし続けたので、シフトリーダーは品出しにレジ接客にとてんてこ舞いだったそう。
かなり腹を立てていたシフトリーダーは怪しい派遣バイト人の声がデカい事にすらイライラし、そしてシフトリーダー自身もかなり声がデカいことが自分で気になってしまったらしくて更にイライラを募らせていた。
不毛感パネェと思いながら交代。カフェマシンの掃除をしたかったが、シフトリーダーの「アイツと組んでるとやらなきゃいけないことが何も出来ないよ!」という忠告に従い、諦めてレジに専念しつつ、暇が出来たらフライヤーの籠を食洗機にかけるくらいはやろうと考えた。
怪しい派遣バイトの人の行動をそれとなく見てみたところ、私がただレジ接客に集中している間には特に変な事はしないのだが、ちょっと暇が出来て私がタバコの補充みたいなレジ周りの軽い作業をやりだすと、本当にあれやこれややりだすのだ。単にじっとしていられない性格というよりは、人が働いていると自分はそれ以上に働かなくてはならないという強迫観念に突き動かされていそうな感じだ。そして、やることなすこと、けっこう無駄で邪魔。たとえば、自分のレジを放棄して私のレジの目の前にやって来てお客様を押し退けながらすぐ側のホットドリンクの棚を引いたり戻したりするが別に補充をするわけではない、などをやっていた。
だいぶ要領が悪い人っぽいが、私がレジで微動だにせずにいれば同調したかのように同じく自分のレジの所でじっとしているので平和。
お客様的には、久しぶりに夕勤の時間帯に私以外の女がいて、しかも怪しい派遣の人がハキハキと挨拶が出来るものだから、むしろ嬉しいくらいだったみたいで、怪しい派遣バイトの人が「ありがとうございました」といえば「はいありがと」と朗らかに返すお客様も何人もいた。
とまあ、シフトリーダーが言うほどには私と組んでいる間は怪しい派遣の人は問題を起こさなかったのだが、オーナーが出勤してからが大変だった。
実は怪しい派遣の人は住所等の個人情報を詐称してエントリーしてきた悪質派遣バイトだったのだ。怪しい派遣の人は以前にも当店のシフトにエントリーしてきたのだが、他店で何度もシフトのバックレをしており、当店でも一度ドタキャンをしたことがあるので、オーナーは断ったのだそうだ。
今回、怪しい派遣の人は個人情報を偽ることでなんと来週の当店の全ての枠にエントリーしていた。そのせいで、同じ派遣会社の派遣バイトのなかでもかなり仕事が出来てしかも当店を気に入ってよくシフトに入ってくれていた人達が誰も来週のシフトにエントリー出来ないという事態になっていた。
それでオーナーは出勤するなり怪しい派遣バイトの人を事務所に呼び出してこれは一体どういうつもりなのか、サボってばかりの癖にこんなにシフトを詰め込んで本当にやる気あんのかと(一応丁寧な言葉で)詰め詰めしたのだけど、怪しい派遣バイトの人は、
と言い切った。
そして、レジに戻って間もなく昏倒した。
怪しい派遣バイトの人が倒れる直前、私は怪しい派遣バイトの人の背後を「通りまーす」と声をかけて通行する途中だった。別に特別狭い所を無理やり抜けようとしていた訳でなく、単に怪しい派遣バイトの人が私の存在に気づかず後ろに下がったりなどして衝突しないよう声をかけただけだ。怪しい派遣バイトの人は私を避けようと一歩前に出たのだが、すぐ何故か私の方へお尻をつき出してきて、それから数歩私の方へと下がってきた。私は怪しい派遣バイトの人と電子レンジの間に挟まれたのだが、私が急に声をかけたから怪しい派遣の人が驚いて前に避けるつもりが逆に後ろに下がっちゃったのかな? と呑気に思ったのだが、すぐに怪しい派遣バイトの人が体重を乗せてこっちに寄りかかってきたので、
と呻いたのだが、そしたら急に怪しい派遣バイトの人の身体がぐらぐらしてきた。やばい、こっちに倒れかかってくる! と気づいた瞬間に、昔ニュースかなんかで、倒れた人を抱き止めようとして巻き込まれ、自分が腰を骨折して下半身付随になってしまった女性のことを見たなと思いだし、これはまき込まれて大怪我するパターンだと観念した。
ところが怪しい派遣バイトの人は私を避けるようにして左方向へ倒れた。ド派手な倒れっぷりだったが、頭を打つ「ゴッ!」という音は聴こえなかった。それより肉が床にあたるべちん! という音がして、怪しい派遣バイトの人は横になった胎児のポーズで倒れたのだ。一瞬違和感を覚えたが、人が目の前で倒れたので私もオーナーも驚き、二人で手分けして救急車を呼び怪しい派遣バイトの人を介抱した。
私は半ばパニックのまま救急に電話したり、駆けつけた救急車の誘導をしたりしたが、オーナーは驚きはしても店内で人が急に倒れる事には慣れているので、きびきびと私に指示を出しつつ、毛布を持ってきたりお客様のレジ対応をしたりしていた。
倒れた怪しい派遣バイトの人は、私が呼び掛けたら白目を剥いていたがすぐに意識を取り戻した。救急車を読んだことを伝え、どこか痛かったり目が回ったり吐き気などがしたりしないかと聞いたところ、ただ気持ち悪いだけだが吐くほどじゃないという。職場で倒れたことを伝えるべき家族や同居人の連絡先は? と聞いたら、首をブンブン振って連絡はしないでくれという。なんか訳ありの予感。
救急車が来て怪しい派遣バイトの人がストレッチャーに乗せられて行ったあと、オーナーが事務所から怪しい派遣バイトの人の契約書類を持ってきたのだが、そこに記入されていることからは家族の連絡先どころか家族の有無すらわからないのだそうで、当店からはなすすべがない。
救急車は二十分を過ぎても発車しなかった。オーナーが、そういう事はよくあることで、このご時世なので受け入れ先が見つかるまで何件もの病院に連絡をしているのだろうといった。
しかし、救急車到着後から30分くらい経ってから、救急隊の人が店に戻って来て、「本人が大丈夫だというので帰しました」とオーナーに言った。怪しい派遣バイトの人は救急隊とオーナーが見守るなか、自力で車を運転して帰って行った。
訳がわからないが、そういう場合でも救急隊は本人の意思を尊重するものだとオーナーは言った。
まあ、そんなことがあって、怪しい派遣バイトの人の当店へのエントリーは全部拒否されることになり、派遣会社にもちゃんとクレームを入れることになったそうなので、怪しい派遣バイトの人が当店に働きにくることはもうない……はず。