「遂行」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 遂行とは

2023-10-21

私としては退職が決まっても最後まで全力で業務遂行してたんですけど

あなたからすれば今の仕事をやり切れない人間は他でもやっていけないという評価なんでしょうね

2023-10-18

昭和天皇は開戦に関わっていた

天皇陛下戦争に関わっていなかった!天皇陛下戦争に反対していた平和主義者!天皇戦争責任はなかった!」ってやる馬鹿右翼が大嫌い。

俺は昭和天皇戦争に反対していないし、進んでGOサインを出したと思ってる。もちろん上奏される情報には当然偏りがあったはずだが。

また実際に国立国会図書館にて閲覧できる公文書から昭和天皇軍事的知識精通特に戦争初期は報告に対し非常に好戦的発言を行っていることも確認できる。

ただ、だから何だと思っている。

ナポレオンピョートル1世カール12世、ヌルハチエカテリーナフリードリヒ大王

彼らを見ればわかる通り、君主には自らの判断に基づいて戦争遂行する権利があるのだ。

仮に昭和天皇が強く中国との開戦、アメリカとの開戦を希望していようが、それを行おうが、昭和天皇には大元帥としてその権限があったのだ。

しろ、開戦に否定的に働く情報昭和天皇に対して届けられなかった軍部、開戦したからには勝利をもたらすことができなかった軍部責任になる。ちなみにその旨は大日本帝国憲法に銘記されている。天皇は全てに対して免責であり、その責任政府参謀が負う規定がある。ちなみに同様の規定は明文ではないものイギリス君主にも存在する。

結論として、昭和天皇は開戦に積極的だった上、戦争遂行にも積極的に関わっていた。だからといって、断罪される謂れはない。

私は田舎家族が苦手だ

私は地方実家に住んでいる家族がとても苦手だ。

苦手というと毒親や、貧乏な家庭だと思うかもしれないが、私の親は裕福で理解のある親だった。私は何不自由ない教育を与えられて、それなりに評価される大学に入り、それなりに社会からも認められる会社に入った。まさに今の言葉で言えば親ガチャ成功だと思う。親が苦手とは何事かと思われるかもしれない。まさにその通りで私は親不孝な息子なのだ

なんとも言えない親への思いは歳を経るごとに増していった。なぜだか全くわからないが、親と話すたびに、苦手意識が増していくのだ。

自分の親は愛すべきである兄弟は助け合うべきである。私は強くそう思う。そう思うからこそ、どこかむず痒く、脂っこいものを食べて胃酸が上がってくるような気持ちに襲われるのだ。そして時には胃が痛くなるほどの胸焼けを起こすのだ。

思い起こせば高校生の頃からそうだった。親とは何を話しても面白いとは思えない。むしろ窮屈になる。視野が狭窄して自分というものが何かわからなくなる。こんな気分になるのは親と話している時だけだ。

社会に出て実家に帰るたびに、この思いに駆られては押しつぶすを繰り返している。30歳をすぎて、そろそろこの思いに決着をつけなくてはいけない。

実家から帰る新幹線ホームぼんやりとそんなことを考えながら、電車に乗り込み窓際の席に座った。今日はとても空いているようだった。

思い起こすと、私の親は自分というものが一切なく透明に見えるのだ。自分意思よりも、家族意思を優先する。家族意思よりも、社会意思を優先する。自分意思が全くなく、何かに決められているようだった。

そうやって生きてきた人なのだ。よく親が言っているのはこんな言葉だ。「親はこうあるべきだ。子はこうあるべきだ。親戚なのに何もしてくれない。医者真摯病人に向き合うべきだ。女性はこうだ。男性はこうだ。良い歳して何してるんだ。」そんなことを口にしながら、泣いたり、怒ったり、苦しんだりしている。それを聞くたびに私は頭が痛くなるのだ。他人ことなんて放っておけば良いのにと思う。誰がなんと言おうとやりたいようにやれば良いのにと思う。

私が進路を選ぶ時もそうだった。社会が決めた基準遂行できる洋服を着飾るために一生懸命だった。親心という名の善意の名を借りて何かに決められた基準を私に諭しているだけだった。塾にももちろん通ったし試験のために必死勉強もした。

あなたのためを思って言っている」と口癖のようにいう。今もそうだ。だけどそれは、あなたのためを思って[社会的に間違えてない正解]を諭しているにすぎないのだ。それが愛というのだろうか。そんな生き方は窮屈じゃないのだろうか。

こうして言語化してしまうと、たちまち親への思いがただの苦手から嫌いに変容しそうになり、自分が嫌になった。普通な感謝すべきだろと思うし、どれだけ自分投資たかを考えると頭は上がらない。だからこそ辛いのだ。なんとなく苦手で終わらせておけばよかった。終わらせれば良いのだ。私は高校時代に、親に向かって「絶対友達にはなれない性格」と言っていたらしい。なんてひどい奴だと思った。そんな自分自覚したくなくて、必死に隠そうとしていたのかもしれない。

まったく行き場のない、終着点のない思いを抱えて、新幹線は見慣れた高層ビルの合間を縫って東京駅へと着いた。誰も私のことなど気にしてない、気にかけてない、横糸も縦糸もない。ふらふらと行く宛もないまま、高架下を通って寂れた飲み屋に入った。終着しない思いを抱えて、浴びるように酒を飲んだ。このまま記憶がなくなって、全く別な人間として生きていければ良いのにと思った。記憶がなくなるほど飲んで、夜の街をふらついた。夜中の12時を回っていたと思う。

ふと気がつくと目の前には知らない女性がいた。見ず知らずの会ったこともない女性だった。身元もわからないただ性を売る女性と、何を質問されても嘘ばかり答えている自分が遠くから見える。そこに存在するのは、ただお金のつながりだけで、お金を得たい女性と、性を買いたい男の汚くて生臭くて、目を背けたくなるような関係しかなかった。「こうあるべきだ」という呪縛から社会が決めたドレスコードを守るだけの生活から、なんとか抜け出そうとして、ここに辿り着いたのかもしれない。全くの間違いだったとしてもそんな自分を許して欲しい。良い歳してこんなことするなんて馬鹿だと親にな言われるだろう。

過去にも同じようなことがあった。酔っ払って大学時代の友人に出鱈目ばっかり喋ってたと言われたことがある。何かになりたくて、何者にもならなくて、結局そんな自分が嫌いで、自分を消し去ってしまいたいと思っているのかもしれない。いや、きっとそうなんだと思う。

目の前の女性はとても暖かかった。水槽の中で飼われた魚のように思えた。複雑な世界から、生臭くて汚くて煩わしいものを引き抜いた、美しい世界だと思った。誰かを愛したり愛されたり、面倒で煩わしくてこんがらがった関係自分は築ける人間になれるのだろうか?それを受け入れて、複雑な社会で透明になって生きていくことはできるだろうか。プラスチックのような、テトリスブロックを積み上げるような、機械的な会話をして外に出た。10月とは思えないほど外は肌寒かった。

anond:20231018090752

検査することがまず何かあったときの切り捨ての準備だから

増田は予定に沿った行動をそのまま遂行しただけだから別に気に病む必要はないし、もちろん悲劇のヒロインを気取る必要もない

体調と年齢次第だが次の機会もあろう

2023-10-16

私は田舎家族が苦手だ

私は地方実家に住んでいる家族がとても苦手だ。

苦手というと毒親や、貧乏な家庭だと思うかもしれないが、私の親は裕福で理解のある親だった。私は何不自由ない教育を与えられて、それなりに評価される大学に入り、それなりに社会からも認められる会社に入った。まさに今の言葉で言えば親ガチャ成功だと思う。親が苦手とは何事かと思われるかもしれない。まさにその通りで私は親不孝な息子なのだ

なんとも言えない親への思いは歳を経るごとに増していった。なぜだか全くわからないが、親と話すたびに、苦手意識が増していくのだ。

自分の親は愛すべきである兄弟は助け合うべきである。私は強くそう思う。そう思うからこそ、どこかむず痒く、脂っこいものを食べて胃酸が上がってくるような気持ちに襲われるのだ。そして時には胃が痛くなるほどの胸焼けを起こすのだ。

思い起こせば高校生の頃からそうだった。親とは何を話しても面白いとは思えない。むしろ窮屈になる。視野が狭窄して自分というものが何かわからなくなる。こんな気分になるのは親と話している時だけだ。

社会に出て実家に帰るたびに、この思いに駆られては押しつぶすを繰り返している。30歳をすぎて、そろそろこの思いに決着をつけなくてはいけない。

実家から帰る新幹線ホームぼんやりとそんなことを考えながら、電車に乗り込み窓際の席に座った。今日はとても空いているようだった。

思い起こすと、私の親は自分というものが一切なく透明に見えるのだ。自分意思よりも、家族意思を優先する。家族意思よりも、社会意思を優先する。自分意思が全くなく、何かに決められているようだった。

そうやって生きてきた人なのだ。よく親が言っているのはこんな言葉だ。「親はこうあるべきだ。子はこうあるべきだ。親戚なのに何もしてくれない。医者真摯病人に向き合うべきだ。女性はこうだ。男性はこうだ。良い歳して何してるんだ。」そんなことを口にしながら、泣いたり、怒ったり、苦しんだりしている。それを聞くたびに私は頭が痛くなるのだ。他人ことなんて放っておけば良いのにと思う。誰がなんと言おうとやりたいようにやれば良いのにと思う。

私が進路を選ぶ時もそうだった。社会が決めた基準遂行できる洋服を着飾るために一生懸命だった。親心という名の善意の名を借りて何かに決められた基準を私に諭しているだけだった。塾にももちろん通ったし試験のために必死勉強もした。

あなたのためを思って言っている」と口癖のようにいう。今もそうだ。だけどそれは、あなたのためを思って[社会的に間違えてない正解]を諭しているにすぎないのだ。それが愛というのだろうか。そんな生き方は窮屈じゃないのだろうか。

こうして言語化してしまうと、たちまち親への思いがただの苦手から嫌いに変容しそうになり、自分が嫌になった。普通な感謝すべきだろと思うし、どれだけ自分投資たかを考えると頭は上がらない。だからこそ辛いのだ。なんとなく苦手で終わらせておけばよかった。終わらせれば良いのだ。私は高校時代に、親に向かって「絶対友達にはなれない性格」と言っていたらしい。なんてひどい奴だと思った。そんな自分自覚したくなくて、必死に隠そうとしていたのかもしれない。

まったく行き場のない、終着点のない思いを抱えて、新幹線は見慣れた高層ビルの合間を縫って東京駅へと着いた。誰も私のことなど気にしてない、気にかけてない、横糸も縦糸もない。ふらふらと行く宛もないまま、高架下を通って寂れた飲み屋に入った。終着しない思いを抱えて、浴びるように酒を飲んだ。このまま記憶がなくなって、全く別な人間として生きていければ良いのにと思った。記憶がなくなるほど飲んで、夜の街をふらついた。夜中の12時を回っていたと思う。

ふと気がつくと目の前には知らない女性がいた。見ず知らずの会ったこともない女性だった。身元もわからないただ性を売る女性と、何を質問されても嘘ばかり答えている自分が遠くから見える。そこに存在するのは、ただお金のつながりだけで、お金を得たい女性と、性を買いたい男の汚くて生臭くて、目を背けたくなるような関係しかなかった。「こうあるべきだ」という呪縛から社会が決めたドレスコードを守るだけの生活から、なんとか抜け出そうとして、ここに辿り着いたのかもしれない。全くの間違いだったとしてもそんな自分を許して欲しい。良い歳してこんなことするなんて馬鹿だと親にな言われるだろう。

過去にも同じようなことがあった。酔っ払って大学時代の友人に出鱈目ばっかり喋ってたと言われたことがある。何かになりたくて、何者にもならなくて、結局そんな自分が嫌いで、自分を消し去ってしまいたいと思っているのかもしれない。いや、きっとそうなんだと思う。

目の前の女性はとても暖かかった。水槽の中で飼われた魚のように思えた。複雑な世界から、生臭くて汚くて煩わしいものを引き抜いた、美しい世界だと思った。誰かを愛したり愛されたり、面倒で煩わしくてこんがらがった関係自分は築ける人間になれるのだろうか?それを受け入れて、複雑な社会で透明になって生きていくことはできるだろうか。プラスチックのような、テトリスブロックを積み上げるような、機械的な会話をして外に出た。10月とは思えないほど外は肌寒かった。

2023-10-14

anond:20231014230246

>> 熱い人脈を求めてパートのような労働形態まちづくりまちおこし地域活性化異文化交流ワークショップなどの活動

してんなら自治体公務員採用を受けてみたらって勧める。

組織にうまくフィットすれば小言の矛先が職に向かうだろうし

仮にフルタイム仕事として遂行する難しさで挫折すれば大人しくなるでしょ。

2023-10-12

anond:20231012160617

まあ、ワーキングメモリーと知覚統合が低いと片付け中に自分が何やってるかわからなくなって遂行できないっていうのはありそうやね

2023-09-30

ラグビーW杯2023 9月29日プール第3週 日本 vs サモア レビュー

5チームの総当たりを行うラグビーワールドカップグループリーグは長い。

すでに9月末、日本の空にはすっかり秋の涼しい空気が流れてきた。

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。

季節を跨いで行われるラグビーW杯、みんな楽しんでいるだろうか。

プールDの第3戦、遠いフランストゥルーズで日本代表サモア代表と戦う。


サモアとは前大会でも予選リーグで相対し、その時はキック効率的に攻めた日本勝利したが、今大会サモアは今までとは違う。

自国に国際レベルリーグがないために、W杯ごとに欧州スーパーラグビー選手で急に代表が結成される彼らは、チームとしてのまとまりに欠き、規律の乱れで反則をしがちという長年の弱点があったのだが、前大会後に国際プロリーグスーパーラグビー自国メンバー構成されるモアナ・パシフィカを送り込んで、一つのチームとして組織的プレーできる選手たちを育ててきた。


また、祖父母までがその国の出身で、かつ他国代表過去3年間試合に出場していなければ、1度だけ代表所属国を変更できるという規定の変更により、元オーストラリア代表クリスチャン・リアリーファノ、元ニュージーランド代表チャーリー・ファウアウイナなどの経験豊富メンバーサモア代表に加わった。

アリーファノは白血病を克服したあと、ジャパンラグビートップリーグでもプレーしており、日本でも知られた存在だ。


ではそんな彼らの戦術遂行はどうか。

W杯入ってからのスタッツを見ると、サモアはランでキャリーする距離よりキック前進した距離の方が長い。

同じアイランダーのチームでも自陣からも持って走るフィジーとは随分違う。

キック前進してセットプレーからのパワフルなランと衝突で押し切るという攻撃の形が見えてくる。

タッチキックで大きく前進するシーンがたくさん見られるなら、それはサモアの形になっている。


遂行面で、大会に入ってからサモアは、リアリーファノのゲームメイクキックで、きちんとラックを作った落ち着いた攻撃をしている印象で、試合を左右するような重大な反則も過去に比べてとても少ない。


反面、カウンター攻撃オプションとしてはイングランドアルゼンチンより少ない。

キチンとしたゲームの入りにまだ慣れていないのか、ノリどころを見逃しがちで、スイッチが入るのに時間がかかる印象もある。


守備面でも規律改善されてよく守ってるが、タックル成功率自体は高くなく、自陣深くまでの侵入を度々許している。


日本は反則に気をつけてセットプレーを渡さず、相手陣にボールを運び続ければ封じる目もありそうだ。

スクラムラインアウト重要になるのだが、大会前の不安視されたパフォーマンスとは打って変わって、W杯に入ってから日本セットプレーは目を覚ましたように安定していて、封じ込めは現実的にも見える。

ただ、万一シンビンなどで人数を欠くと、強力なフィジカル圧力をモロに受けてしまう。


分析が封じるのか、経験アップグレードされたパワーが押し切るのか。

トゥールーズの観客の大歓声を背に、ウォークライシバタウを披露したサモアキックオフでゲームは始まった


前半


キックオフ直後の1分、日本キックで攻め入りたいサモアに反則をしてしまい、機会を与えてしまう。

ショットで先制点をとりにきたサモアは外したものの、蹴り返した日本キックで結局セットプレーに。

ラインアウトからモール、これはサモアの攻めの形だ。

しかしこれを耐え切り、今度は今度は日本サモアの反則からキックで敵陣に入り込む。

相手の形になりかけたのに凌いだのは幸先が良い。


ラインアウトスティールされたが、その後も相手の後方にキックを蹴る。

日本キック相手を常に後方に下げて、消耗を避けつつ侵入を防ぐ戦術だ。

カウンターアタックでもレメキがアタッキングキックを蹴る。

ハイパントがどちらに入るかはその後のセットプレーの結果に直結する。

今日ハイボール日本に入る。


8分には注目のファーストスクラム

ここもサモアの狙い所で、圧力に負けるとサモア前進を許してしまうが、反則をせず止めた。

日本代表ゲームを左右するポイントが締まっていて幸先がよい。


すると12分にレメキのビッグゲインからピーター“ラピース”ラブスカフニが先制のトライ

先制点は日本のものになった。


キックオフから反撃したいサモアはランでボールを持ち込んでPKを獲得。

深い位置から、立て続けのラインアウトスクラムで攻め立てる。

サモア自分達の形でトライを取りたいし、日本相手の長い攻めを徒労に終わらせたい。

結果はサモアショットで3点を許したが、日本相手意図したプレーで結果をださせなかったことで流れを押しとどめた。


リスタートからPG日本はすぐさま3点を返すと、ライリー、レメキの鋭いランからリーチが追加のトライ

PG28分で、このトライ31分。

3点を取るのに15分を要したサモアに対し、日本10点を取るのに要した時間3分

この効率の差はなにか。

サモア攻撃オプションの少なさが時間無駄遣いにつながっているように見える。


前半の残り時間でなんとしてもトライが欲しいサモアと、リードを守りたい日本

サモアはこのW杯でよく攻めをコントローしてきたタウマテイネを、日本スクラムの要の堀江を互いにイエローで欠く形となる。

フィジカルに勝るサモア相手に人数を欠くのは避けたかった試合ポイントだ。

ここしかないとモールを仕掛けるサモア

日本はついに相手の強みでトライを与えてしまう。

サモアにとっては嬉しく、日本にとっては避けたかったトライだった。


日本 17-8 サモア で前半が終了。


前半のテリトリー支配は共に

サモア 62% - 38% 日本


数字だけだと、サモアが圧倒したようにも見えるが、ピッチ上の実際の出来事を突き合わせてみると、攻め手がないまま長時間ボールを持ったサモアと短時間スコアする日本という形となった。


ちなみに前半の残り時間ほとんどない中、退出した堀江に変わってリーチラインアウトを投げ入れるという珍しいシーンがあり、この件についてラグビープレーヤーの同僚に解説を求めたところ「ああいった場面で対処がわからずチームに迷いが広がるのを嫌ったのかもしれない」ということだった。


漢の中の漢は、勝利に何が必要かわかっている。

本物は自分がすべきことがわかっている時、いちいち人の指示を待ったりしたい。

目の前に為すべきことがあれば、リーチは余計なことは言わず、ただそれを為す。


ブライトンではリスクを恐れずスクラムを選んで勝利を呼び込んだ。

スクラムを組んだリーチ達をみてエディーさんはブチキレた。

ニュージーランドの自宅では最高のコンディションを維持するためリビングサウナを作った。

リラックスできないと奥さんに怒られた。

そして、トゥルーズで黙ってラインアウトを投げ入れたリーチは、ハーフタイムジェイミーに怒られた。


怒られることを恐れて為すべきことを引っ込めたりしたい。

リーチはそんな漢だ。


後半

日本サモア、互いに14人で始まった後半にどう言った修正をしてくるか注目だが、日本は前半に引き続いてサモアラインの後方にキックを蹴る。

前半に長時間の攻めで体力を使いすぎたサモアに対してさら無駄なランを強いる作戦のようだ。


ここで今大会をよく我慢しているサモアは、ついにゲームを大きく動かす反則をしてしまう。

ラブスカフニに対するベン・ラムの肩から入ったタックルが頭に当たってしまい、レッドカード可能性もある一時退出。


そしてシンビン開けの堀江が戻った日本が、1人分のアドバンテージを活かしてモールトライ

国際映像に写りこんだラグビー芸人しんやガッツポーズトライに華を添える。

48分、日本 22 - 8 サモア

ベン・ラム審査レッドカードになったことによって、サモアは残り30分、14人で2トライ2ゴールを追うこととなった。

ショットさらに加点する日本


ラグビーを見る時に、前後半をさらに半分に分けて、20分、40分、60分、80分に四分割すると、20分と60分で試合様相が変わることがよくある。

60分から日本は今まで蹴ってきたキックを蹴らずにボールを持って走る戦術に切り替えた。


対するサモアにもうできることは少ないが、少ない選択肢が迷いを消して流れが変わることがある。

サモアラックの近場を縦にこじ開けて、オフロードをつなぐ、往時の戦術勝利をかけた。

これが実って65分にリアフィーファノが飛び込んでトライ

日本 25 - 15 サモア


残り10分を残して、日本サモアも、互いに最後の切り札を出す展開となる。

素早い展開とランで侵入してキックで3点を持ち帰る日本に、フィジカルで縦に押し込みトライで追い縋るサモア

最終盤スタジアムが両観客からの大歓声に包まれる中、日本ボールピッチから蹴出してノーサイド


日本 28 - 22 サモア


試合支配

日本 42% - 58% サモア


テリトリー

日本 49% - 51% サモア


最後に押し込まれものの、後半は日本テリトリー支配率も返した形で、これはベン・ラムの退場もあるけど、60分からキックではなくランで攻める日本プランがこういう結果になったのだろう。


ゲーム全体をみると、サモアはやはり攻撃オプションが少なかった。

フィジカルの強さは最大の強みだが、正面からドーン、ドーンとくる感じ。

圧力はあったものの「予想外の何が出るかという怖さ」がなく、日本が全力を出せるかどうかというゲームだったように思う。


「やるべきことができなかった。そのおかげで日本が陣地を広げることができたと思う。もっとボールに向かっていけばもっとスコアを取れるポジションに行けたと思う。過去3試合でもそういう傾向だった。だから、この展開は自分もチームも責任を取るべきだ。しかし、努力をしてきたことには誇りに思う」

とマプスワHC。

試合前に感じていた「きちんとしたゲームメイクだが、以前より大人しくなりすぎ」という印象はある程度サモア自身も感じているようだった。

フィジカルの強さに、もしハイパンの優位性や、スラロームのようなランなどの攻撃オプションがあったのなら対処が難しいチームだった。


「まだ1試合残っている。やるべきことがある。次に進めないかもしれないけど、2027年の豪州大会に向けても頑張っていきたい。とにかくイングランド戦に全力を尽くし、明るい気持ちで終えられるようにしたいが、まだ試合は終わっていないんだ」


明暗は別れ、これで予選突破が厳しくなったサモアに対して、日本はあと1勝で予選突破が決まる状況になった。

ベスト4目標に掲げる日本しか決勝トーナメントの前に立ちはだかるのが、先週、日本に先立ってサモアを退けたアルゼンチンだ。

このプール終戦に勝ったチームが8強に進出するだろう。


南米最強のチーム相手突破をかける大一番は、3連休中日10月8日の20:00にキックオフだ。


anond:20230918114556

2023-09-29

anond:20230929123716

同僚も無能だが調整できない上司、良好な関係を築き効率的業務遂行する気がない増田無能

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part3/3


思い出⑤ 転職を決意した時

 40代前半になり、管理職意識した仕事の進め方(実務中心→マネジメントへ)を検討しはじめた頃だった。ずっと同じ部署で働いていたわけではないが、新卒からほぼずっと法人課税一本だった。

 そんな折、数個年上の同僚のひとりであるN君が「今年度いっぱいで辞めて転職するから」と言ってきた(ビットコインの件で苦しんでいた人だ)。職場飲み会の帰りで、飲み直しで別の店に入った時だった。少しばかり仕事で縁のあった会計コンサル内定を得たという。

 「なんで辞めるの?」と聞くと、「昨年課長にはなったけど、どこまでいっても組織歯車で、それだったらまだいいけど……国民のために役に立っているとは思えない。だったら民間の方がいい。自分仕事力は、広く社会のために使いたい」といった答えが返ってきた。「上司と人事には退職の旨を話してある」という。

 私は、そこまで高邁なことを考えるタイプではない。どこか仕事から引いたところがあって、上から60点の成果を求められた時、80を出せる時でもあえて70の成果を出す。残り10の余力は、いざという時のためにとっておく。そういうタイプだった。

 できるなら上の方まで昇進したいとは考えていたが、審議官とか、次長とか、長官とか、そういう地位はむしろ遠慮したかったし、私の学歴だと奇跡が起きても難しい。職務自体は好きだったから、できれば長い間やりたいとは思っていたが。

 そのN君は、私などよりも公僕に向いている。いつも全力だからだ。そういう人だった。今回、自分の力を社会のために役立てたいという想いを聞いたが、嘘偽りはないと感じた。

 数か月後、私は「絶対にここを辞めてやる」と決意することになった。N君の退職が認められなかったからだ。それで結局、N君は内定先を辞退することになった。伝聞での話になるが、N君の内定先には「霞が関事情説明する」という名目での情報共有(という名の転職妨害)が入ったのだという。

 民間の方には事情がわかりにくいと思う。まずは次の規則を読んでほしい。

人事院規則八―一二職員の任免)

(辞職)

第五十一条 任命権者は、職員から書面をもって辞職の申出があったときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

 公務員の任免というのは、民法上の雇用契約が基底にある。そのうえで、国家公務員法人事院規則により公法上の契約関係構成する。ざっくりいうと、行政事務職の公務員サラリーマンということだ。労基法適用されないからといって、隔絶した存在ではない。現業職公務員だと、よりサラリーマンに近い扱いになる(団結権があるなど)。

 上の人事院規則は、公務員のみならず民間業界をも拘束する。当規則国家公務員法国会議決から委任を受けているからだ。

 N君の例だと、別の内規により人事院規則第51条が課長補佐以上には厳しく適用されるのに加え、「再就職に関する規制」に該当するおそれがあったのだろう。それゆえ、転職目的としての辞職が認められなかった。

 結局、N君はどうしたのかというと……私が辞める時点では在職していたが……少し述べると、あれから転職活動をしたが失敗に終わったらしい。40代半ばで、国家公務員としての経験しかないN君は転職市場では必然不利になる。

 N君に興味のある会社があったとして、N君からすれば入りたい会社ではなかったという。とはいえ、税務や会計会社を選ぶとまた転職できない可能性がある。かくして、N君は今でも霞が関のどこかで働いている。どうか幸せでいてほしい。

 「こいつらクソだな」と思った。たかだか数年前に1回契約したっきりのコンサルに移るくらい、認めてやってもいいじゃないか。厳密にいうと再就職規制にかかってしまうのかもしれないが、それでもいいだろう。仲間なんだから

 当時は怒りでいっぱいだった。今はとうに収まっているが。所詮は、その程度の仲間意識しか持てない連中の集まりだったのだ――と今では達観している。



思い出⑥ 転職活動転職した後

 繰り返すが、四十前半であれば課長管理職)になってもおかしくはない。平均的には43,44ほどで課長に昇進するイメージがあった。早くミッション遂行しなければならない。

 転職活動を始めることにした。この時、妻はすでに亡くなっていた。子どもふたりいたが、先ほど書いたとおり、霞が関の一人親に子育て不可能であるため実家に預けている。妻が存命だったなら、転職活動自体していなかったかもしれない。

 この時は、リクナビも有名になっていた。転職エージェントネットで探せる時代になっていた。さっそく求人を探していくも、自分に合った仕事は見つかりそうにない。リクルートエージェントにも登録して、毎日少ない自由時間を使って求人を確かめていき、平行して求人応募に最低限必要ドキュメントを作っていった。

 転職活動スタートから三ヶ月ほど経った頃は、こんな状況だった。希望条件には、就業場所入社時期や休業制度や、もっとかい事項もあったが省略する。



【当時の転職活動方針】 ※やしお氏リスペクト

1 どの業界(会社)に応募するか?

 一 コンサル希望

  ア 今の仕事が「説明」「説得」であるため

  イ 専門性を高められる業界がいい

  ウ パワポ職人としての腕も活かしたい

 二 職務内容に拘らない

  ア どんな仕事でもやっていれば好きになる

  イ それよりもどんな人と働けるかが大事

  ウ 嫌な人と一緒にいるストレス想像以上(仏陀も言ってる)

 三 ベンチャーなどリスク高は除く

  ア 突然の内定取り消しや事業悪化可能

  イ カルチャーフィットしない可能性あり

  ウ これまでの企業文化と合っていない

2 職務概要職務経歴書

 一 徴税吏員としての経験を活かす

  ア 相手企業との折衝

  イ 過去判例を読みつつ方針決定

  ウ 最後正論で押し切る

 二 税制改革企画・調整

  ア 上級行政庁が決めたものをかみ砕いて整理する

  イ 全体向けに説明した後、現場レベル立脚した観点で是非を整理

  ウ 上の人間が本番の会議で話しやす資料作り

 三 新税務システム検討や導入支援

  ア コンサル組織内部と密に打ち合わせしつつ完成→検査検収

  ※この箇所は、文字ばかりで窮屈~というエージェントからの指摘あり

   後に、図表を効果的に使ったものに置き換えた

3 会社に求める条件

 一 及第点の実力があれば定時退社できて休日出勤もない

  ア 息子と娘を遊園地などに連れていきたい

  イ 一日にちょっと趣味をやりたい

  ウ この年になるとゆっくりしたいのもある

 二 風通しがいいこと

  ア 息をするように自然議論ができる職場か?

  イ 怒鳴ったり急に泣き出したり、負の感情を吐き出す社員はいいか

  ウ 自分が感じたことを素直に言い合える環境か?

 三 評価基準が明確であること

  ア 前の職場不明確だったので。データによらずに上司が決めるなど。

  イ 低い査定でも納得できるだけの客観性を求む

  ウ 低評価社員をすぐに見捨てたりクビにするのはNG

   ※本当に役に立つ人間勤務評定では判別できない

 四 給料度外視

  ア お金にこだわっても仕事は見つからない

  イ ずっと続けられる好きな仕事にしていきたい

  イ 子がいるので額面700万はほしい。今の年収△200万円までOK



 とまあ、いろいろ考えはしたが……結局、税務コンサルにした。スキルを活かせるうえに、さらに磨くこともできる。そのうえ、応募に必要資格である税理士免許もある。応募要項には「事業会社での税務実務経験5年以上」とか「同業界リーダーシップを発揮された経験3年以上」とか「M&A、組織再編、事業統合事業再生等の案件に対する税務コンサルティング経験」とか、該当していない要件があった。

 だが一方では、「上場企業外資系企業などに対する税務申告書作成業務」など、こちらの十八番ルールを作ったり審査する側)とも言える要件もあった。当てはまるかもしれない。

 こちらの日系大手の税務コンサルを受けたいと転職エージェントに告げたところ、「要件については、体感6割でいいので。ほかにも何社か受けた方がいいですね。増田さんの場合は、最低15社は受けましょう」とアドバイスをもらった。

 言いたいことはわかったが、こういうのは絞るべきだと感じた。一気に15社受けるのではなく、3社を5回に分けるなど、そういうやり方がいいと思った。※よく考えると、転職エージェント転職希望者は利益背反の関係にある。転職エージェントとしては、ほどほど短い期間で離職しそうな会社を勧めるのがメリットからだ。

 かくして、税務コンサルのうち、外資系大手・日系大手・日系準大手の3つにエントリーした。うち2社が書類選考を通過し、一緒に働くであろう仲間との数度の面接を経た後に、幹部社員とも話をさせてもらい、最終的に2社の内定を得た。

 決め手として、一番好感があった会社を選んだ。やはり、一緒に働く仲間――これがマストだった。上の3つでいうと日系準大手になる。

 こちらの会社は、昔仕事でお世話になったことがあった。直接契約を交わしたことはないのだが。とある相談案件を通じて、互いの知見を高めることができた……とこちらは認識していた。その会社は、国税庁を不当課税処分で訴えたことがあったのが気になったが、今さら大した問題ではない。

 次は、どうやって上司転職を伝えるか考える必要がある。まともにやってしまうと、N君の時のように無理筋なことをされる可能性がある。公務員退職にあたっての厳密な許可制再就職規制は、当時の私の役職課長補佐)だとばっちり適用される。※20代とかの若手だと、基準を緩めてもらえるらしい。

 「年度末で退職します」と告げた時の直属の上司の顔を覚えている。諦めと怨嗟が混じったような顔つきだった。一応遺留は受けたものの、上司もわかっていたようで、最後には「これまでお疲れ様。次のところでもうまくやれるように。ただ、辞職が認められたらいいけどな。俺は無条件に認めるけど」と言っていた。後は、人事による退職ヒアリングを残すのみだ。

 思案した結果、退職ヒアリングにおいては、内定を得ていた会社のうち辞退するところを転職先として告げることにした。入社予定の日系準大手は、一応これまでの取引先には当たらないが、関係先に該当すると見做されるおそれがあった。N君の二の舞だけは御免だった。絶対に避けたい。今ここで、今ここで就職しておきたい。絶対に!!

 証拠書類として、第二志望だった外資系大手オファーレターの写しを人事ヒアリングで提出したところ、それから約一週間ほどか、何事もなかったように辞職の許可下りた。そこから、残りの約二ヶ月半の間で引継資料を作り、3月の初め頃には仕事を引き受ける人に業務説明をして、懸念事項の対処方法の素案を示して、最後職場内で気を付けるべきことを述べて……それから数日後、私は職場を跡にした。



 転職成功した。一度下った辞職許可である、春先になって覆されることはない。覆そうにも、4月の時点ですでに民間企業との雇用契約が成立している。どうしようもない。私は管理職ではないからして、そこまで大事にならないはずだ。

 実際、春先になってすぐ、雇用保険健康保険手続き関係で、私の勤め先は元職場に知られることになったろう。それでも、私に元職場から電話がかかってくることはなかった――転職成功したのだ。

 新しくスタートした税務コンサルティングの仕事は、私にピッタリ合っていた。最初の1年間は、向こうの会社でいうところの雑巾がけ(企業の予定納税額の調べ、特定の申告方法の可否の問い合わせ、税制改正の動向調査)に当たる仕事だった。これまでの経験が活かせる、いい仕事出会うことができた。

 定時退社が実現し、給与は少しだけ上がり、休暇日数も増えて、福利厚生も十分だった。何より、一緒に働く仲間だ。自然な話し合いができる。暴言を吐く者や、怒りや悲しみの感情をぶちまける者や、不貞腐れる者もいない。言いたいことを言い合える。

 反対意見に弱い人達じゃなくて、なんというか、「精神的に健康」というか。自分と考えの違う人の反論に耳を傾けることができる。それでいて、自分意見として昇華できる。そんな人達だ。

 いい職場に移ることができた。運がよかった。太陽が昇っている時間に家に帰れるなど、私にとっては夢のひとつだった。夕焼けは近かったものの、まだ青空が残っている部分を見上げると、子どもの頃に読んだ児童作品を思い出した。少し前にも思い出そうとしていたっけ。きっかけは忘れたが。

 タイトルは、『ちいちゃんかげぶんしん』だった。時代背景は、太平洋戦争の末期だ。ネタバレは避けるけれども、ちいちゃんという女の子家族と一緒にやった『かげおくり』という遊びを通して、戦争反対を訴えるものだ。

 かげおくりというのは、地面に映った影法師をしばらく見てから青空に目をやると、網膜に焼き付いた影の残像が空に映ってみえるというものだ。未成年だった頃の私の心にドスンとき作品だった。増田民にも是非おすすめする。

 晴れ晴れとした気分だった。それからマイホームで羽をのばした。なにしろ毎日が定時帰りなのだから子ども実家から引き取るまでの間、家でゴロゴロしたり、趣味に勤しんだり、妻の遺品を整理したり、平穏な日々を過ごした。

 暇な時間を使って、『犬神さんと猫山さん』のBlu-rayディスクを購入して観た。やはり、何も考えずに見られる。1話CM込みで5分なのもいい。最終回は、花火大会だった。今まで出てきたキャラクターがみんな登場して、最後ふたり花火を見上げながら手を繋いだところでエンドだった。

 ネット掲示板を読んだところ、原作漫画(※記念に1巻を購入)の方は、残念ながら打ち切りのような結果だったらしい。作者も若い人だから、いろいろと苦労があったのかもしれない。でも、あの作品面白いと思った人がたくさんいるのだと――作者に知ってもらえたら幸いだ。

 私のようなおじさんが楽しめたのだから若い人だったらもっと楽しめる。面白い作品に違いない。できれば15分枠のアニメだったらよかった。

 たった三ヶ月の間だったが、思い出に残るアニメだった。ありがとうございました。



 ここまで書き終えて、今は自室にあるパソコン机の前で一息ついている。携帯電話の通知を見ようか、それともコーヒーを飲もうか、ボーッとするのもいいかなと、いろいろ考えている。

 税務官僚だった頃に比べると、今は幸せだ。そのうち慣れるとは思っていたが、あの辛かった日々を思い出すと、しみじみ幸せに思えてくる。不思議かな、辛かった日々であればあるほど、思い出す時に幸せな気分になる。なぜだろうか。

 そんな思いに捉われて、ふと携帯電話を拾い上げた私は、デリヘルでも呼ぼうかと思い、アドレス帳を開いた。お気に入りの子脳裏に浮かんでくる。

 ここで思い留まった。そうだ、先日誓ったばかりじゃないか。もう風俗店を利用するのは辞めようと。昔はよくソープに行ったり、デリヘルを呼んだりしていたけれども、もうしない。そういう店は利用しないと決めていた。

 長い日記になった。ゆっくり読んでもらえばいいし、わかりにくいところや、興味のないところは飛ばしてもたぶん理解できる。

 今回、昔のことを振り返ることができてよかった。書いている最中、じんわりとした幸せが込み上げてきた。この幸運感謝したい。



(追伸)

 上で挙げたN君だが、半年前に話をする機会があった。今でも彼は、どうにか転職ができないか模索しているらしかった。裏技を使おうかとも言っていた。さすがにここでは言えないが。

 N君の転職活動成功する未来を祈っている。彼は独身から、私よりは選ぶ会社自由が利くだろう。彼の多幸を願って日記の結びとする。

2023-09-22

中小の一人情シスです。息ができない息苦しさを会社のみんなに知ってほしいと思いました

会社のみんなが少しでも効率的業務遂行できるよう、平日も土日もPythonJavaエクセルマクロやローコードアプリやノーコードアプリ等々を勉強しまくって、ITやDXを一つでも多く実現すべく努力してきました。

組んだシステム不具合が起きて会社のみんなの業務が滞らないよう、日中緊張感をもって対応してきました。

そんな僕のことを、みんなは「空気みたいだね」と言います

いっつもパソコン睨みつけて、誰とも話してない。

居ても居なくても、分からないという意味らしいです。

金曜日から僕は、来週木曜日まで計画年休を取得しました。

休暇開始の前日、すべてのバッチ処理を停止させました。

ざっと50あるバッチ全てです。

発注状況システム納期遅延情報システム取引先買入情報システム経営財務状況システム等等々、全部全部、全部止めました。

今、スマホを見てみたら会社から60件ほどの着信がありました。

でも空気なので、電話をとることはできないのです。

空気には手なんかありませんよね?

あってもなくてもよくわからないものの例えとして「空気」などと言います

では、空気がなかったらどうなるのか、やってみればいい。

生きていけるのか。

死んでしまうのか。

やってみればいい。

空気がなくて、テメェらは生きていけるのか。

やってみろ。

しろビッグモーターは正常だったってこと?

自分の周りで保険とか税金関係やってる人ってマジメな人多くて

やっぱこの手のお金を扱う人ってちゃんとしてるんだなーって思ってたんだが

損保ジャパン三井住友海上とかネクステージとかの狂ったニュース見てると

ビッグモーターはこの業界仕事を真っ当に遂行してたんじゃないかと思える

高速道路制限速度が80kmのところをみんなが100km出しているような

「まぁ違反はしてるけど、これやらないと回らないんだよね」

みたいな感じだったんじゃ無いか

ビッグモーター擁護する気は無いんだが業界全体の問題だし

国民としては監督してる金融庁をボロクソに責めるのが筋なんじゃないかという気がしてる

2023-09-18

ラグビーW杯2023 9月18日プール第2週 日本 vs イングランド レビュー

残暑もようやくその勢いを失いつつある9月半ばの初秋、月曜未明キックオフ普通だったら観戦するのを躊躇する時間帯だが、幸いにも日本今日、3連休の最終日だ。

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。


フランスで開幕したラグビーW杯は2週目、日本代表はラグビー母国イングランドと対戦する。

このイングランド、対戦成績でいうと、日本は勝てたことがない。


ただ「勝てたことがない」でいうと日本南アフリカにもアイルランドにも勝ててなかったわけで、それがいつ「勝ったことがある」に変わるかはわからない。


実際、日本はすでに全ての国に警戒されるまで地位を上げてきており、強豪国といえど研究を重ね、策を練って当たるようになってきている。


国際的認知されている日本の強みといえば、ボールを保持しての素早い展開であり、保持しての攻めは強豪国も手を焼くものだ。

なので、増田としては多くの人が予想する「キックをぶつけてくる」のではなく、イングランドは「保持して渡さない」という戦術予測した。

まったく主流でない予測だが、保持された方が日本としては対応がないように思えたのだ。

果たしてイングランドはどういった戦術を取ってくるか、そして日本は。


イングランドアルゼンチンとの初戦、戦慄のキックで全得点を叩き出したジョージフォードだけでなく、フロントローベテランで固めてきた。

もし予想外のことがあっても、素早く修正してくるだろう。

対する日本も通常リザーブ出場が多いラスボス堀江フッカースタメンに起用。

まず前半からスクラムで流れを渡さないつもりだ。


スタット・ド・ニースピッチマイクで拾っているはずの中継の声も聞こえづらいほどの大歓声。

観客もこの1戦が、過去の対戦成績やランキング通りの結果で簡単に予想できるものではないものになると期待しているのかもしれない。


不評を受けて今回から合唱だけでなく伴奏付きに選択できるようになった国歌斉唱は、双方が伴奏アリを選択し、聴き慣れた君が代とゴッド・セイブザ・キングに続いて大一番はキックオフとなった。


前半

イングランドキックオフで始まった大一番は、開始直後にFBマシレワがインゴールノックオン

いきなり危機さらされた日本最初スクラムを見事止め被トライを防いだが、その後イングランドペナルティを獲得されPG

フォードキックでまずイングランドが先制した。


その後もフォードのロングキックエリアを取ってくるイングランド

増田イングランド戦術としてホールドしてくるのもアリかと思ったが、気を衒わず利があるキックをぶつけるのが最善、ということなのだろう。


イングランドが蹴ってエリアを獲得してくるので、FBキックを処理しなくてはならず、マシレワの今日仕事は多いのだが、そのマシレワがキック処理後に不運にも右脚を負傷。

早々にレメキと交代となった。

交代カードをあまり早く切ると、その分消耗が早くなったり、戦術の替え場をコントロールできなくなったりするのだが、怪我ではしょうがない。

ただ、マシレワは蹴った後にハムストリングを痛めたように見えたので、次戦以降にどうなるのかが心配だ。


さて大方の予想通りキック主体に攻め入るイングランドに対して日本はというと、こちらは意外と言うか、蹴り返して応戦する。

この蹴り合いは、テリトリーではやや押されている場面があるものの、あまり決定的なゲインを許していない。


芝が剥がれるような激しいスクラムでも、日本は譲らない。

ラスボス堀江コントロールするスクラムいまのところは互角に見える。

20分にはフォードキックチャージしてイングランド陣内に深く侵入ペナルティを獲得して松田キックスコアを先行した。


その直後の24分、今度はミスを見逃さずキックで深く侵入したイングランドトライを被るが、対する日本も再びキック有効活用して深く侵入してPGをかえし、1点差まで詰め寄る。


38分をすぎイングランド10 - 9 日本

日本代表は出来過ぎなくらい上手く戦っている。

ほぼ差のないまま後半に入ることができればこの大一番の勝利もうっすらと見えてくる。


なので、前半終了間際にゴールライン側まで大きく押し込まれたシーンはピンチだ。

日本は守りたいところだし、イングランドとすればトライで突き放して気勢を削ぎたい。

前半最後の攻防は41分まで粘った日本からPG獲得、イングランドわずかだが確実なアドバンテージをもち帰り、4点差での折り返しとなった。


それにしてもイングランドが蹴るのは予想の範囲内だったが、日本がこれだけ蹴るとは、そして蹴り合いとなって僅差で前半を折り返すとは誰が想像したろう。


蹴り合いのゲームはハマれば消耗が少ない。

日本はスタミナを温存して後半に臨むことができる。


後半

前半に予想外の戦術をとり、後半をどう戦うか注目された日本だが、50分を過ぎても流のボックスキックなど、キック前進

前半最後の1本を帳消しにする松田PGで再び1点差まで詰め寄る。

前半よりキックを使う回数は多いくらいだ、大方の予測通りに蹴ってきたイングランドに対して、日本もこの試合では徹底的に蹴るつもりかもしれない。


蹴り合いのタイトゲームの均衡が破れたのは56分。

ゴールライン手前までイングランドが押し込んでからジョーマーラー金髪モヒカン頭に当たったボールコートニー・ローズの手元に入り、ノックオンかと日本選手の脚が止まったなかでこれがトライ

日本堀江スクラム存在感を見せているが、イングランドベテランは強運で思わぬアシスト引き寄せ、ラグビー母国がこの試合初めて1トライ分以上の点差をつける。

ここでノックオンセルフジャッジをして足を止めた一瞬は、日本にとってのちに響く大きな差となった。


日本代表選手の集中が少しだけ切れたのか、見えない流れがイングランドに渡ったのか、蹴り合いの後のボールを獲得できない日本に対して、ゴールではなくライン側を狙ってもイングランドの名手のキックが冴え渡る。

64分にはフォードキックパス長身フレディ・スチュワードピンポイント渡り、見るものを感嘆せしめるトライ安全圏の2トライ以上の差をつける。


67分で15点差はこちらに展開を持ってくることができれば追いつけない差ではない、しかラグビー母国選手たちは抜け目なく、挑戦者にチャンスを与えない。


残り時間が減っていく中で、日本は狙うべき現実的ターゲットが逆転から、同点、7点差以内敗戦ボーナスポイントへとズルズルと下がっていく。


78分で自陣で相手ボールスクラムになってしまえば、15点差から8点をとってボーナスポイントを狙うのももう無理だ。

苦い味のする最後ケーキ相手ボーナスポイントを渡さない被トライ3以下。

しかし、妥協しないイングランドはこれすらも許さず、81分に日本は4トライ目を献上してしまった。


イングランド 34 - 12 日本


キックに自信をもつイングランドに蹴り合いを挑み、前半を互角に戦った日本だが、勝ち点の上では完敗とも言える結果、どこで、どのように流れがイングランドに渡ったのだろうか?


試合のスタッツを見てみよう。

キャリーメートルイングランド 533m -324m 日本 に対して、

キックゲインイングランド 1177m - 938m 日本からお互い蹴ったゲームだった

試合全体のテリトリーイングランド 61%-39% 日本ボール支配イングランド 66%-34% 日本

大きく押し込まれいたことを示す数字だが、これらの数字イングランドに傾いたのはおそらく後半だろう。


ラインアウトイングランド 成功10/13 - 成功8/12 日本

イングランドミスはしていたものの、日本が失った4本を成功できていれば、ここを起点にもっと前進できたかもしれない。


スタッツで取られないところだが、ハイボールの競り合いも日本クリーンにとれていたところがあまりなく、イングランド局面で優勢だった印相。

ディティールではこの辺りでイングランドに流れが渡ったように思える。


ゲームを通してボールが滑り、双方多くのノックオンを犯した。

ノックオンになればスクラムだが、ベテランを起用した日本スクラムは抜群に安定しており、組み負けてPGを取られるという悪い展開にならなかった。

キックを多用した戦術選択は、このスクラムの自信と、滑る手元でボールを動かすことの不確実性が考慮されたのかもしれない。


戦術選択についてたらればを言うのは本当におこがましいのだが、ハイボが入らない、ラインアウトが完全に支配できないという状況で、個人的には後半のもう少し早くにボールを保持して、イングランド前進できる機会を減らすというオプションがあったらどうなっていただろう、という感想はもった。


ただ、試合後の選手インタビューでは、プランというより、遂行の面での不備を振り返るものが多く、実際にもプランがそこまで破綻した場面はないように見えたので、増田感想あくま素人考えの域をでないだろう。


「落ち込む時間もない。10分ぐらい落ち込んで、次の10日間でサモア戦に向けて準備したい。」

リーチ言葉日本代表の総意かもしれない。


10日後に日本代表とまみえサモア23日に先立ってアルゼンチンとも対戦する。

この結果はどちらに転んでもプールDに大きな混沌をもたらしそうだ。


そしてその帰趨ともに、次戦の結果で日本がこの混沌に潜む魔物犠牲者となるか、他国にとっての死神となるかが決まるだろう。

混戦を抜け出す勝利を掴むことはできるだろうか、日本 vs サモアは29日未明日本時間4:00にキックオフだ。


anond:20230916113338

2023-09-15

anond:20230915092226

「ワイの中の社会常識」が間違ってる

きちんとJD定義して職掌を分けておのおの自分業務遂行すればよいだけ

そういう風になってないなら管理職相談した方が良い

2023-09-11

あらゆるユーズから脱却したい

当方遅刻先送りの常習犯

発達とかADHDとかどうでもいい

化物からヒトに進化するためには、とにかくルーズを辞めないといけない

計画を立てて行動すればいいのだけど、計画遂行に強い苦手意識がある。そもそも自分で立てた計画を1日通して遂行できた経験記憶としてない。

失敗時にペナルティを与えてもあまり変わらない

実際、時間に遅れたら多額の募金をする制限を課しても何度も失敗して貯金が無くなったし

持病の定期検診も日程通りに受けられたことが殆どない

別にヒトじゃないんだから死ねばいいだろと思うけど、環境が恵まれすぎていて、嫌われても生存権を奪われることが起きない。それどころか、諦めて接してくれている人の中で、ぬくぬくと生き続けている

自分生命を終えればいいと言えばそうだけど、日本法律上凶悪犯罪者とは異なるのに自⚪︎するのは倫理的に正しくない気がして、やる気が起きない

どうすればいいのだろう

2023-09-10

anond:20230910013951

資本主義の国で共産主義標榜するという特殊事情から、何もかも「民主的」に遂行するというのは難しいのはわかるけど、これで処分されるとしたら「あらゆる批判は許さない」ということになってしまうと思う。

Twitterなんかでも共産党議員さん同士で意見がわかれて議論している場面とかあるけど、それも許されなくなるんだろうか?

共産主義」という党の根幹を「多様性」で薄めないためにも、それ以外で妥協できる「多様性」はどんどん守っていくべきだと思うし、政党が勝つにはそうするしかないと思う。

2023-09-09

役職能力評価賃金関係

会社の基本となる構成要素は、「ヒト・モノ・カネ」と、言われている。

この構成要素の中で最も重要ものは、「ヒト」である

なぜなら、モノやカネは、他の会社でも用意することができるが、ヒトは簡単に用意できないかである

まり会社の最も重要構成要素は、ヒトである

また、会社の中の「ヒト」は、「偉いヒト」と「偉くないヒト」がいる。

「偉い」とは、「役職が上」という意味である

役職」が上位であればあるほど、そのヒトは「偉い」のである

なお、会社でよく聞く「取締役」は「偉い」とは関係ない。これは会社法で決められている役割である

社長副社長部長」は会社が決めている職制上の上下関係であり、この上下関係によって偉さが決まる。

この「偉さ」は何で決まっているかというと、会社所属するたくさんのヒトを管理し、成果を上げる能力で決まっている。

要は、たくさんの人を使って、大きな利益を作り出せる人が偉いのである

ここには、その人の業務遂行能力関係ない。

どれだけ、すごいシステムを作れようと、どれだけたくさん契約できようと、どれだけたくさん事務処理ができようと、偉くはないのである

ここで、ちょっとおかしな事が起きている。矛盾していると言ってもよいかもしれない。

最初に、簡単に用意できない「ヒト」こそが、会社の最も重要構成要素である、と導いた。

しかし、こと会社の中では、簡単代替できない「ヒト」は「偉く」ないのである

評価されないのである給料をいっぱい貰えないのである

まとめると、以下である

これが、現在会社評価制度矛盾であると、自分は思っている。

そこで、会社評価制度は、次の2つの能力で人を測るべきであると思っている。

この2つの能力の内、どちらかもしくは両方の能力がある人を「偉い」とすればよい、と思っている。

そうすれば、以下のように、会社代替できない構成要素を高く評価できる。



人は、会社の中で、上記の2つの能力を発揮して、会社に貢献している。

しかし、業務遂行能力は、ある程度しか評価されない。

天才的な閃きの下に画期的製品を作れるヒト」や「神がかり的なコミュニケーションで商談を取ってくる人」は、ある程度しか評価されないのである

会社が、他の会社にない、代替できない存在となるには、「これらの代替できない能力のヒト」を社長部長以上に評価すべきだと思う。

2023-09-08

仕事ができない人(Bさん)へ

結論

ロジカルシンキングを学んでください。スキルとか資格勉強する前にこれ。

下記読んでしっかり理解してください。

https://www.amazon.co.jp/dp/B084VK5BY5


難しそうな内容ですが、ゆっくりじっくり読めば、理解できるはず。

これが理解できないのであれば、基礎学力が足りてないです。

別の方法を参考ください。。


前提

仕事ができない人=頑張っているつもりだが、周りに迷惑を掛けてしまう人

上記定義で進めますそもそも「やる気がない人」はどう周りが頑張っても、難しい場合が多いです。

なので、これは「本人」向けです。周囲や後輩育成にもある程度の効果は発揮すると思いますが、結局はその「本人」次第です。


念のため書いておきますが、いわゆる「サラリーマン」の人向けです。

また、「仕事ができる人」にはならないです。あくまで「普通に仕事がこなせるようになる」レベルです。勘違いしないでください。


前編

まずロジカルシンキング意味引用します。

ロジカルシンキングとは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである日本語訳として論理思考あるいは論理思考と置き換えられることが多い。

ざっくり言うと、上記ができれば仕事普通にこなせます

では仕事に置き換えて考えてみましょう。


大前提として、一般的企業利益のために行動します。

・その利益を生むために、サービスプロダクトを生産し、販売します。

サービスプロダクトの生産販売を円滑に行うために、部署やチーム単位に分割し役割を与えます

役割を全うするために、必要タスク仕事)を考えます

必要タスクを実行するために、メンバータスクが割り当てられます

そしてやっと、メンバータスク遂行する、という流れになっています

※当たり前ですが、この流れに沿わない職種仕事存在します。


そしてそれぞれの段階でゴールや目的、それらを設定した背景や意図存在します。

雑に言うと、会社/部署/チームからは「この一貫の流れを汲み取りながらタスク遂行すること」がメンバーには求められています

さらには、タスク遂行することで「設定したゴールや目的を達成すること」が求められています

※もちろん一つのタスクで達成することはほぼなく、他のタスク自分他人、他部署/チームの含む)と複合して達成となる場合が多いです。


仕事ができない人は、この全てを意識していません。自分に振り当てられたタスクのみに集中し、それをこなすことだけに集中します。

もちろんタスクをこなすことは重要ですが、会社側が求めている水準に達していないことが、これまでの流れでわかると思います

ここで重要になってくるのが、目的や背景・意図です。

以下にそれらの重要性と例を書きます


中編

前段でロジカルシンキング意味を書きましたが、ざっくり仕事に当てはめると「目的や背景、見えない意図等をしっかり理解/把握しながら、一貫性を持って仕事を進めていく」ことができれば、普通に働けるようになります


以下簡単な例を書きます

・Bさんは、Aさん(上司から仕事を任されました

・その仕事の内容は「担当するECサイトの売上の集計」です

・Bさんは集計ツールはある程度触れます(使い方のマニュアル存在する)

・任された仕事については手順書等はありません

この後のBさんの行動によって、仕事ができる/できないに別れます


仕事ができない人は、大きく下記2つの行動を取ることが多いです。

※「仕事ができない人」という言い方はとても嫌いですが、簡潔に説明するためにあえて使用させてください。

自分がわかる範囲で、必要だと思うもの想像して資料作成する

②Aさんに手順書を求める


まず①から解説します。

仕事ができない人が絶対にやってはいけないことは、「想像して~する」ことです。

あなた必要だと思うもの」を集計するのではなく、「Aさんが必要もの」を集計してください。そして「Aさんが必要もの」を想像して取り掛かるのではなく、Aさんに確認して取り掛かってください。

確認するポイントは、よく使われる5W1Hで整理しますが、それだけでは不十分な場合も多いです。5W1Hを肉付けする情報が、前述の「目的や背景・意図」です。


以下例です。

タスク担当するECサイトの売上の集計

タスク目的:売れ線商品の把握

タスクの背景:商品ラインナップが流行に乗れていないと感じている

タスク意図:来期の取扱商品方向性を、現在の売上を基に検討したい


これらをAさんに確認できると、見えてくるものがあります

・「売れ線商品を把握」するのが目的であれば、全商品の売上を集計しなくてもよいな

 →・集計の幅としては売上TOP30くらいで良いかな?

・「取扱商品流行に乗れていない」ことが課題となっているな

 →・自社の売上だけでなく、競合の情報もあると喜ばれるかも

・Aさんのその次のアクションが「検討」なのであれば、資料を作り込む必要まではないな

 →・Excelベースで良さそうだが、ポイントの整理はしておこう

※他にも見えてくるものありますが、一例です。


もちろん、集計の中身(何を集計するか)についても具体的に5W1Hで整理する必要はありますが、それだけでは見えてこない情報(背景など)が手に入ります

何より、Aさんが求めていた「タスク完了状態について意識が揃うため、Bさん:完了→Aさん:ここ直して、のやり取りのボリュームや頻度が圧倒的に減ります

仕事ができない人は、このやり取りのボリューム修正の度合い)と頻度(完了→直しての回数)がとても多く、その間にAさんに「Bさんは仕事ができない」と思われてしまうのです。


整理すると

与えられたタスクに対して、「あなた必要だと思うもの」を勝手想像して取り掛かることは、絶対にしてはいけません。

「Aさんが必要もの」を(目的や背景・意図確認した上で、Aさんが必要だと思うことを想像し)Aさんに確認した上で、やっとタスクに取り掛かってください。


ちなみに、仕事ができる人が上記のようなことを毎回確認しないのは、MTG等ですでに確認している、もしくは会社/部署目標タスクがどう紐づいているか理解している(流れの一貫性理解/把握している)からです。上から一貫性理解/把握するためには「目的や背景/意図」が必須となります

この辺は慣れです。

※「この仕事やる意味があるのか…?」と疑問を持ち始め、中々手が進まない人も上記しっかり確認するようにしてください。「意味があるのか?」は適切な疑問ですが、”確認せずに手を止めてしまう”ことがダメです。


②について解説します。

「Aさんに手順書を求める」とは、手順書が存在するのかという確認ではありません。その確認は何も間違っていません。

ここで言いたいのは、「手順書が無いと取り掛かれないので、用意して私にください」という意味です。

このような直球で伝えてくる人は少ないと思いますが、「具体的な指示が欲しい」と伝えてくる人は多いのではないでしょうか?

Aさんが曖昧な指示しかさないのであれば、正当な要求です。ただその要求の度合いが「手順書」の範囲ではないか、注意が必要です。

Aさんに伝えるべきは、「具体的な指示が欲しい」ではなく、「作業に取り掛かるべく、必要情報が欲しい」です。必要情報は①に大きく関連しています


また、仕事作業についても触れておきます

仕事作業の違いは下記引用します。

作業」とは、「ルーチンワークを言われた通りにこなすこと」です。 どんなに丁寧に、真面 目な態度であっても、上司に言われたことをそのまま形にしているだけでは「作業」の域を出ま せん。 「仕事」とは、上から指示されたことを完成させた上で、さらに「これでいいのか」と疑問を 持って、自分なりの⼯夫を施していくこと。

このような違いがあるそうですが、今回はもっと簡単定義します。

作業 「ルーチンワークを定められた手順でこなすこと」

仕事 「作業以外」

※大きく仕事の中に作業も含まれることも多いですが、以降便宜上分けさせてください。


今回の「担当するECサイトの売上の集計」は仕事です。なぜなら手順書等が存在せず、作業ではないからです。

※手順書等があり、ルーチンワークであるのであれば、作業です。

まり、「何を、どれだけ、どうやって」等のことを、自分で考て取り組む必要があります仕事とはそこも含まれるのです。


整理すると

仕事は「何を、どれだけ、どうやって」等のことを、自分で考て取り組むものです。

「それらを考えるために必要情報」をAさんに求める必要があり、決して「手順書」を求めてはいけません。

※「具体的な指示」も程度によっては「手順書」に近い意味になる/捉えられるので、注意が必要です。


後編

特殊職種専門職や専門資格必須等)、レベルが高すぎる職場サラリーマン以外を除けば、ロジカルシンキングさえ出来ていれば、大抵のことは普通にこなせるようになります簡単に言えば、なんとかなります

仕事を進める上で困難が降り掛かっても、そのポイントを見抜けるようになりますポイントが見えてくると、適切な対処も見えてきます。後は一人で抱え込まずに、上司や同僚をしっかり頼りましょう。


ただ要注意なのが、ブラック企業ブラック上司無能上司です。

どんなに優秀でも、上がブラック/無能であれば、一声で仕事ができない人に成り下がります絶対に避けてください。

思考がぐちゃぐちゃになり、自分が間違っているかも…と思い詰めてしまます。ぐちゃぐちゃなのはあなた思考ではなく、上です。間違っているのは必ずしもBさんではなく、周りの環境である可能性もあります

それらの見極めができるよう、ロジカルシンキングをしっかり身につけましょう。


さいごに

長々書いた上にくどいようですが、ロジカルシンキングだけで「仕事ができる人」にはならないです。あくまで「普通に働けるようになる」レベルです。

ただ大手企業ですら、ロジカルシンキングをしっかり身につけている人は、個人的観測上少ないです。しっかり身につけられれば、環境によってはそれだけで「仕事ができる人」と評価されることすらあります。ただ、それは相対的評価であることに注意が必要です。

天狗にならないこと大事


なので全サラリーマンロジカルシンキングをしっかり学び、身につけるべきだと考えています。もちろん紹介した書籍を読むだけでは不十分で、その思考仕事に取り組み続けることで身につき、さらに磨かれていきます

仕事ができないから、スキルを磨いたり資格勉強、とにかく経験を積むという選択肢を取る人も多いですが、個人的には間違っていると思います

まず足りないものロジカルシンキング、ということが非常に多いです。仕事対応範囲を広げる、スピードを上げる、クオリティを上げるために、スキル資格勉強経験を積むべきです。

仕事ができるようになりたい」という解像度では、遠回りの選択をしてしまます自分に足りてないものを見極め、優先度をつけて実施するために、ロジカルシンキングをまずは身につけましょう。身につけた前後では、効率全然違ってきます

個人的には「仕事」における全ての土台だと思っています。備わってなければ苦労して当然です。まじで人生変わるので、騙されたと思って勉強してみてください。これに限っては損は一つもないです。


余談①

ロジカルシンキングなんて当然身についているよ、と思いながらここまで読み進めた人も多いと思います。ただ上述したように、大手企業でも(ベンチャーでも)しっかり身につけている人は少ない印象です。

「身についていると思っている」状態ではありませんか?

時間研修を受けただけで「身についている」「そんな当たり前のことわかってる」と思っていませんか?

その程度(時間)の研修の大抵が「当たり前のこと」+「フレームワーク」の紹介で終わります全然足りないです。

自分新人時代ロジカルシンキングに関連する数時間研修複数回受けましたが、紹介した書籍10%くらいの内容でした。残り90%にも大事な部分が含まれています

わかった気になるのはもったいないです。

※ちなみにこの文章書籍1%の内容にも満たないと思います


余談②

自分がこの本に出会ったのは大学3年生の後半でした。

当時かっこいいという理由だけでバイトしていた、ベンチャー企業事務営業サポート)が全くできませんでした。薄々自分仕事できない側だとは気づいていましたが、これほどまでかと打ちのめされ、涙ぐみながら色々調べた結果この本と出会いました。

バイト先の人はとても優秀で優しかったです。なので余計に自分無能さが浮き彫りとなりました。

高校まではもちろん、大学講義でも学んだことはなかったため、全てが目からウロコ状態でした。

何度も読み直し、しっかり頭に叩き込んだ上で、卒業までの1年間のアルバイト新卒から現在までの仕事に取り組みました。なので幸いこれまで「仕事ができない」と自分自身思ったこと/評価されたことはありません。もちろん仕事ができるとも思ってないですが、普通に働けています

絶望した時期があったからこそ、だと思っています

Bさんにとっての絶望した時期が、将来「今現在」となるように祈っています

2023-09-05

[]

ただの字幕書き起こし

フレミネ 「オートマタの温もり」
水中作業を頼む場合、フォンテーヌ随一の潜水士フレミネの名を誰かしら挙げるだろう。
だがあいにく、この専門家はあまり顔を見せない。
彼をよく知る者はこう言うはずだ——「あの子はきっと 海にいるよ」と。
ただ、深海で彼を見つけられるのなら、わざわざ潜水士を雇う必要などないだろう。

常に自信に欠けるフレミネだが、本人が思っているよりも任務遂行力は高い。
仲間のペールスと一緒ならば、手中の剣を振るい、難敵から心の「家」を守ることができる。
神の目を得る前から、年若いフレミネは経験豊富潜水士であった。

得意な機械戦闘に取り入れた結果、彼の任務達成率は日々増していった。
フレミネにとって、戦闘はマシナリー操作と同じだ。
原理を知り、コマンドを与えれば、戦場の難題をクリアできる。

思考を持つ限り、命令に従うのは難しいことだとよく分かる。
それを理解しているからこそ、フレミネも極力感情を封じ、マシナリーのように任務を行って、何も考えず深海に潜るのだろう。
だが彼は知能のない機械ではない。
常に人や物事が、彼を海から引き上げる。
そして、いつか気付くはずだ——
「命令」は銀のトレイに盛られた馳走ではなく、成長を阻む氷の牢獄だと。

2023-09-03

新卒で入ったJTCを辞めて博士留学を始めた。

〜はじめに〜

私は新卒入社した企業をたった2年で辞めてアカデミアの世界に戻ってしまった。

周りから見たら堪え性のない最近の若者って感じだろうな。

共感してもらえるとは思わないが、なんとなく聞いて欲しくて書いてみている。

就職するまで〜

国内国立大学修士課程卒業して新卒でJTCに入社した。

分野は特定されたくないのでぼかす。

恐らく日本人なら誰でも聞いたことがあるメーカーだ。

入社した理由は周りの多くが修士を出て大企業就職してたから、お金もらって研究続けられるならそれでいいかと深く考えずに入社した。

元々研究が好きで就活時もR&D一本で就活していたので、結果的に見れば理想通りの進路だった。

業務内容について〜

最初研修を経て研究職として地方研究所に配属され、近くの寮(一人部屋)で一人暮らしを始めた。

しか入社して半年程度で、自分仕事に全く楽しみを見出せなくなってしまった。

まず研究について。

これは企業なので仕方がないのだが、入社時に希望していた研究テーマ(仮にAとする)と大きく異なる分野に関わることになった。

Aは就活当時に海外研究が盛んになっている分野で、産業的に日本にも入ってくるかどうかというタイミングだった。

就活の時には研究所の偉い方々とAの話で盛り上がった。

事実、私が入社したタイミングでその研究も立ち上がったのだが、残念ながら自分メンバーではなかった。

正直、誰よりも興味があったし先行研究もそれなりに知っている自負があった。

勿論、新しい研究の立ち上げに加えて新卒教育なんて大変なのはわかる。

ただ自分にとって真横でAの研究が行われるのを傍観し、全く異なる別のテーマ情熱を注ぐというのは正直かなり無理があった。

上司と話す機会もあったし私がその分野に強く興味があることは知っているはずだが、どうもその上司育成方針からして私は何年経ってもその分野に関わることはないだろう事を悟った。


人間関係について〜

また入社時にはコロナ流行しており、半年たっても会ったことのない部署の先輩がいる程度に希薄人間関係が出来上がった。

元々研究所はその特殊性から人員移動がほとんど起きず、10年単位で同じ課にいる人がいる程度にはクローズドコミュニティだった。

普段なら人付き合いは得意な方なのだが、その閉鎖性とマスク越しで想像し難い同僚の表情に勝手に畏怖してしまい、必要以上に気を遣う付き合い方を始めてしまった。

気づけば半年も経つ頃には人付き合いに対して過度に気を遣って自滅してしまい、人付き合いに楽しみを見出すことが出来なくなってしまった。

家と会社を往復して酒飲んで寝るだけの生活に終止してしまい、家族や友人にも会えずなんのために会社で働いているのか分からなくなってしまった。


待遇キャリアについて〜

また、自分の周りの方々を見ていると自分キャリアがこの先どのように進んでいくか、人生が概ね見えてしまった気がした。

新卒年収が400万、3-5年ごとに100-150万ずつ上がって、40代でもし課長になれば1000万超えるとか、そんな感じの年功序列が色濃く残る給与テーブル

研究員は10年とか努めたら突然の辞令研究員ではなくなり、別部署主任になるのが大半みたいな。

大体三十歳前後結婚して、近くに家をローンで買って、子供育てながらずっと勤め上げるみたいな。

恐らく多くの人から見たら幸せ人生なんだと思う。勘違いして欲しくないのは、私はそれを全く否定していない。

それでも自分には魅力的に映らなかった。

まず第一に、自分研究が好きで博士号に憧れを持っていた。

日本では取っても食えない足の裏の米粒とか言われているが、それでも私は研究に携わる上でいつかは博士号を取得したいと思っていた。

入社当時は社会人博士等も考えたのだが、会社としては肯定的ではなかった。

研究所にも関わらず職場では実務には必要ないという考えが主流で、事実博士号を持っている方々もそれに見合った待遇は全くなかった。

しろ時間と金をかけているのにほぼ年功序列のため、同年代の同僚と加えて損しているような状況であった。

もちろん全ての会社がそうではないと思うが、私は博士号を良しとしない日本の風潮と会社に大変に失望した。

また別の理由として、人生で一度は海外生活してみたいという強い思いがあった。

元々いつかは海外駐在をと思って会社を選んだが、入社してから研究員として駐在するというポジションはなく経理営業ほとんどであることも知った。

それどころか会社研究員を続けたら海外に行く機会はなくなり、10年も腰を据えればある日突然の辞令研究員ですら無くなってしまうのだと理解した。

はいつか研究から離れるにしても、少なくともその引き際については上司裁量社内政治の巻き添えではなく、自分意思で決めたいと思った。



受験準備〜

入社半年上記のような数々のギャップを抱いた結果、海外博士号を取るという決断に至った訳である

どうやら博士号欧米では十分に評価されるらしいとか、海外大学院授業料無料生活費までくれると聞いたのが大きな理由だ。

よくも知らないのに受験して海外に来ているなんて、今思えばかなり無謀なことをしているように自分でも思う。

また研究世界はどこまでいっても英語公用語であるため、基礎的な学問母国語習得した上でなら英語研究遂行する能力必要だろうと考えた。

幸い職場ホワイトだったので、勉強する時間は存分に確保できた。

主に米国大学院に絞ったため、一年目の秋頃からそれに合わせて準備を始めた。

大学院留学には主にTOEFLIELTS使用されるため、私はIELTS選択してオーバーオール7.0まで取得した。

元々英語趣味だったので、こちらは半年程度で到達できた。

続いてGREスコアを取得した。

GREとはGraduation Record Examの略で、米国大学院受験する際に要求されるスコアだ。

ただ近年では研究能力と関連がないという意見も多く、廃止される大学も増えてきている。

こちらも半年程度で目標としていた点数(Verbal 150, M170, AW4.0) に達した。

2年目の秋頃から書類を揃えて本格的に海外大学院Ph.D.プログラム日本でいう博士後期課程)に応募を始め、三校から合格をもらった。

自分レベルに見合う中堅の州立大学をメインに受けたのでIvyのようなトップスクールではなかったが、それでも合格が来た時は本当に嬉しかった。

合格した中には修士時代に少し交流のあった先生からの誘いが含まれていて、これ幸いとそこを進学先に決定した。


退職まで〜

合格が決まったので退職職場関係者に報告した。

反応は様々だった。

新卒で2年しか勤めてないのに辞めるのかとかなり叱責してくる上司もいて辟易したりもしたが、実際会社から見たらただの不良債権なので仕方ない。

そもそも会社辞めて海外留学なんて叩き上げ管理職からしたら当てつけのように感じたかもしれないから、分かり合えないのは仕方ないと割り切った。

管理職ではない方々は割と優しくて、割と前向きに送り出していただくことが出来た。

大変に良い人が多かったので、コロナ禍でなければもっと良い交流を持つことも出来たのかなと少し残念に思った。


博士留学してみて〜

アメリカでの博士課程生活は大変に気に入っていて、現状は概ね満足している。

一度社会人経験してみて履修する講義はどれも面白いし、大学時代よりも自分に存分に投資できる時間を嬉しく思っている。

ただ給料が出るとはいえ大学院生なので、収入の面では下がってしまった。

現在給与は年間で大体$25,000くらい、日本円だと350万円くらいかと思う。この額は多分アメリカ州立大学大学院生の平均的な給与だと思う。

そもそも好きに勉強して研究するだけでお金が貰えるので、自分にとっては天国である

自分としてはむしろ授業と研究だけで350万貰えるのに、フルタイムで苦労して働いて400万しか貰えなかった日本大企業やばない?と若干思うところもある。

まあしかしアメリカ田舎なので物価は安めだが、日本の時と比べると生活費は上がってるので前より余裕はない。

大学院としては年間$30,000(約400万円)の学費免除経済支援の一部としているので、それを踏まえると待遇は上がったかと納得している。

残り2-3年で卒業を目指し、卒業後は現地就職する予定だ。

アメリカでは博士卒が民間就職した場合自分の分野では平均$80kから100kは貰えるそうなので、給与の面ではJTC時代を大きく上回る算段となっている。

周りをみても外国籍特に問題なく就職しているので、日本博士卒の就職難というような問題こちらでは無縁のようだ。景気さえ悪くならなければ大丈夫だろうと思う。

幸いビザ問題とある理由クリアできる目処があるため、卒業と現地就職を目指して今後も研究に励むつもりだ。

海外生活も日々新鮮に感じることが多く、自分にとっても成長を感じる機会が多くて楽しく過ごせている。

生魚や焼き鳥が恋しいが、日本食材自体は売ってるので思ったより食事が辛いということもない。


最後に〜

自分は体質的日本企業には合わなかったのだろうと思う。

元々人付き合いは好きだが、上下関係気遣いは得意ではないので大分ストレスに感じていたように思う。

年功序列自分には向いていない制度であったし、自分意志を介在せずに自分処遇が決まっていく組織というものにに耐えられない性分でもあった。

それでも日本大企業入社してみた経験自体は確かに生きていて、培ったマナーであったり規律等は学生上がりが多くカオスアメリカ大学院生活でも大変に役立っている。

自分別にアメリカを礼賛しているわけではないが、少なくとも私のような青二歳の外国人にも挑戦すれば機会が与えられて、能力があれば高い給与が貰える可能性があるのだとすれば、これは私にとってのアメリカドリームに違いないだろうと思う。ドリームというほど上振れてもないけれども。

同じようなことで悩む若者がいたら、少しでも参考になれば嬉しい。

2023-09-02

anond:20230731030542

空襲や銃撃を戦争被害として語るのは分かるけれど

レイプを当たり前のように戦争と結び付けて語るのは理解出来ない

戦争全然関係ないよね?戦争遂行するのに不要だし、別に戦争じゃなくても男はいつもやっている行為だよね?

どうせ平時日本男によるレイプノーカウントなんだろ

2023-08-25

受けて立つしかない増田仕事越しのダス米那珂市津立て希有(回文

おはようございます

からないところの事情を知らないまま顧客対応するとかってのが一番ストレスが溜まるわー!

もうさ

まあ言ったところで仕方の無いことなのかも知れないけれど。

こんなピリピリした仕事ってそうそ毎日やってたら精神もたないわよ。

そう思わない?

あとさ

大きい会社とかまあ大きくなくとも

従業員健康管理とか気にしているのとか

社員病欠で休むか休まないかって案外もう天に運を任せる感じなのかしら?

この人が休んでも大丈夫なように

バックアップ体制をとって人員のいないところは少なくて大変よね。

あと

自分のやったことに対しての非があるなら誤るのも本当に申し訳ないと思うけど、

他のミスカバーする私には器量が無いわ。

そこもストレスが溜まる一方なのよね。

こんなことばかりを言っていても仕方ないので、

今日今日仕事遂行して

パット終わらせたいところよ。

まったくよね。

このやり場のない矛先をぐるーっと回してぐるぐる回るような輪っかを作ってくるくる回して遠くに投げ飛ばしたいわ!

まあ今日も頑張るわ。

うふふ。


今日朝ご飯

元気いっぱい頑張ろうと思って大好きなタマサンド使用と思ったけど

あいにくの売り切れに涙したって言うのは

もうデスクの前でコーヒー吹いた!って言うほどウソって言うのは分かっているだろうけど、

そのぐらい悲しかったわ。

ハムタマゴにしようかと思ったけど

なんか重たそうだったので

野菜サンドにしたわ。

これでも食べて元気だすわ!

今日を乗り切るために!

デトックスウォーター

レモンを切って冷凍庫に入れているので

それを冷えた冷えウォーラーに浮かべてレモンウォーラーってところかしら。

こころしか

夜涼しくなってるのかどうだか分からないけど

いったいどうなのかしらね


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-08-21

他人人間扱いする」とはどういうことか

他人人間扱いする」とはどういうことか?が話題になっていたから少し考えたい。

最近の例で言うとビッグモーター報道なんかで伝え聞くかぎりビッグモーターでは社員人間扱いされてないような印象を受ける。

あれはつまり社員を「労働力」という単一の側面でしか捉えていないことが、人間扱いしていない印象をうける根底にあるのではないか

ビッグモーター社員ももちろん人間で、生物学的に両親がいて大人に成長できる程度には手間暇をかけて育てられてきた。

悲しむこともあれば喜びもあり、また病むこともあり大切な誰かがいるはずだ。

彼らにも多かれ少なかれ良心があったはずだが、売り上げを増やすために個人レベル良心を押しつぶした。

彼らにも人生目標があったはずだが、そのために会社としてするべき正当な人事評価を与えず、恐怖政治棍棒として人事評価を使った。

彼らにも人の子として、あるい人の親として守られるべき尊厳があったはずだが、それを踏みにじった。

人の持つ多面的な側面を一切合切無視して労働力という側面だけで存在価値を測ることが「人間扱いしていない」ということになるのではないだろうか。

企業なのだから利益を追求することは当然だが、人が会社を動かしている以上人間性を無視して過剰に利益を追求するのは無理があり、その歪みが限界に達した結果現在報道されるような事態になったわけだ。

病気になることもあるわけだから業務にはバッファ必要で、それを用意する。

ミスをすることもあるから、それを前提とした仕組みを実装する。

大事家族がいることもあるのだから休日を用意する。

会社レベルでの「人間扱いする」っていうのはこういう感じの施策群を用意することが人間扱いするということになるだろう。

では個人レベルでの「他人人間扱いする」とはどういうことだろうか。

ビッグモーターの例に倣えば人間扱い「しない」とは「(本来多様な側面を持っている人間の)単一の側面、あるいはごく狭い側面しか存在を認めないこと」

例えば恋人同士であっても相手に対して性欲発散の側面しか認めていなければ、相手勃起不全やあるいは生理になったときに、相手を労わることをしないで放り出すだろう。

これは「相手人間扱いしていない」ことになる。

他にも常にニコニコ上機嫌でいることが当たり前であるかのように求める、とか、病気なんかでお金を稼げなくなったとき相手を責めるとか。

老、病、気分が落ち込む、ハイになる、夢中になる、眠くなる、空腹になる、攻撃的になる、といういろいろな状態があるのが人間で、

人間扱いするとは一人の人間の中にも多様な状態があることを認め、多様な状態に対して相手にとって良い対応をする、ということになるだろうか。

ここまで考えたけど、実際それを完璧遂行するのは人間には無理だ(自分もまた様々な状態に陥る人間なので、相手の変化に完璧対応するという責務を自らに課すのは自分人間扱いしていないことになる)

完璧じゃなく「ある程度」であっても他人人間扱いするってすごく大変でハードルが高い。

生活においては

恋人家族を80%人間扱いする

・同僚を50%人間扱いする

・道ゆく人を10~30%人間扱いする

みたいなグラデーションのある対応をしてる人がほとんどなんじゃないか

実際これで問題あんまりないんだろうな。

恋人家族なのに20%人間扱いだと不和の原因やDVになる。

同僚なのに10%人間扱いだとパワハラとかセクハラが起こる。

道行く人を0%人間扱いだと…なんだろう?急に怒鳴るとか痴漢をするとか?SNS上の他人も同じだろうな。

長々書いたわりに小学校道徳みたいな内容になっちゃったな。

2023-08-20

大企業勤務の悩み

自分は誰もが名前を知ってる大手企業仕事をしている。技術畑が長く、40代になってから営業関連部門に異動した。

デスク背伸びをして周りを見渡すと、あんまりパッとした人はいない。JTCの総合職だが、

男女比率では女性はかなり多い方ではないか男性女性=7:3くらいはある。

男性女性ワークライフバランスがわりとライフに寄っていると思う。それで職場ではそれでいじめられないよう、

仕事しているフリ、上司への根回しが仕事の根幹にある。あんまり社会に対して何を貢献してどれくらいの収益を得るか、

世の中にどんな影響を与えていくか、自分仕事家族に自慢できるか、大きなこともできるはずの看板なのに、

あんまり前向きな話が出てこないので閉そく感がある。

裏を返せば、それほどギリギリ働かなくてもある程度の収入約束されていることでもあり、ありがたいのだが、

なんだかかなり物足りない。人事や組織もちぐはぐで、上層部リーダーシップ日本大学体育会系コーチとか監督のふるまいそのものだ。

まり勝ちの戦略ロジックポリシーもない。身内の可愛がりとスクールカースト的なイケてる、イケてない、みたいな基準序列給料を決めている。

この原因の一つには、経営がある程度安定していて、仕事してもしなくても売上があまり変わらないことにあると思う。

自分たちが本当の意味事業をやっていないので、勝手に入ってくる売上の分配に興味が偏っていて、

それはどうやって決めているかというと、上層部に気に入られるかどうか、という一点にある。勝手に入ってくる収入から

お客さんも商品サービスも2の次になって、取り分をだれがどうやって分けるか、という内向きの思考になってしまう。

まりゴマすり、会議でカッコイイとこ見せとく、部長がいるときには頑張ってるフリをする、減点を喰らわない」

みたいなのがメインの業務倫理になっているのだ。アウトプットだ、成果だ、と言いながら結局部長所長の顔色がすべてなので、

リモートワークを避ける傾向がある。つまり実際の仕事はそれほどしておらず、しているフリをして怒られが発生しない、

また期待で業務負荷も発生しないような絶妙バランスで出社することが業務遂行基準根幹にあるのだ。

まあどちらかといえばホワイトだけど、体育会系ベースなのでいじめが発生すると陰湿巧妙になる。大企業なので閑職に異動すれば

多少の給与ダウンでどうとでもなるんだけど。はぁ、ため息

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん