はてなキーワード: 元カレとは
「彼氏が浮気をした。ウザい」みたいな内容を、お互いのリアルな知り合いがいるようなSNSで書いちゃう女ってなんなの?
そうやって言いふらすやつが多いせいで「男ばっかり浮気をする」って風潮ができあがってんじゃねぇの?
冷静に考えれば「浮気の件数」は概ね男女一緒になるはずでしょ。相手がいてするもんなんだから。
それなのに「浮気をするのは男」という主張がまかり通るのって、「自分の彼氏or元カレが浮気をした」って広める女性が多いからなんじゃないの?
逆に、「彼女が浮気をした」って男の話しはどれほど目にされてんだろうね。
「浮気をする男」と「浮気をする女」は、本当に同じ数だけ世に出て、1件に対して同じ認知度なんだろうかね。
短期間に「彼氏が浮気しやがった」と騒いでいる女性を複数人見てモヤモヤが止まらなかった。
男が被害者だった時に、そこまで騒ぐ男がどの程度いるんだろうな。
どうでもいいし知らんけど!!!!!
新宿にある勤め先のビルの一階は緑の多い憩いの場で、風通しもよく、昼になるとこの非常事態宣言下でもそれなりに人が集まる。
今日、その端っこで昼食後にスマホをいじっていたら、近くで女性2人が結婚について話していた。片方(悩みを語る方)の声が大きく、つい内容を聞いてしまった。
・おそらく30歳手前(出産についてあまり焦っていなさそうだったことと、父親が現役っぽいことから)
・見合いか業者などを使って何人か出会っているがなかなか良い男が見つからない
・年収の高い男がよいが、自分の年収は知られずに結婚相手を探したい
自分は他人だし、歳も40代だし、既婚だし、ターゲットでもなんでもないのだけど、彼女の話を聞いていてチクチク刺さってしまった。
また、元カレについて「175cmくらいしかない」と話していた。自分はそれにも届かない。
さらに、大学が良くても年収が良いとは限らないという文脈で、父親は国立大を出てるが年収が自分より低く800万円だと話していた。その時に出た大学名はまさに自分の母校であり、自分の年収も、50歳で800万に届けば上出来という見通しである。
彼女の容姿は見ていないけれど、あまり教養がなさそうだし、望みの高さや話し方のトゲからすると、なかなか相手が見つからなさそうで、結婚してもなにかと不満を見つけてはグチるんだろうなと思った。でも、そう思ったこと自体が、チクチク刺さった仕返しをしたがってるようで、自分で嫌だった。
おしまい。
友達は私のことを非リア仲間だと思って「私たち独身オタク仲間でズッ友だよねっ!」って前提で話してくるので否定しにくい、彼氏ができたときに浮かれてるっぽいのも恥ずかしいしすぐ別れたらマジでピエロだと思ってちょっと間をおいて言い出そう…と思っているうちに気づいたら3年もたっちゃって言い出すタイミングを失ってしまった。
オタクのくせにそういう変なプライドを持つのが悪い、完全に私のせい、それは甘んじて受け入れている。
嘘つかない程度に彼氏の存在をぼかし続けてた私も私だけど、完全に私には生まれてこのかた男がいた時期がないと思って話進めてるあなたもそうだよ。
あなたに話した○○行ってきたよ報告の半分くらいは彼氏や元カレと行ってるけど、「誰と行ったの?」って聞かれたことが一度もないから言い出したことが一度もないよ。もはや浮かれているとかではないからただの報告に過ぎないけど、なんでこんなに言い出しにくいんだろう。
クリスマスや誕生日の予定を聞かれて、ごめんね予定があるよって言えば相手は勝手に仕事頑張ってね系の返事をくれる。あなたもわりかし思い込み激しいけど否定しない私も悪いのでどっちが悪かったとかはないけど、だんだん騙してる気持ちが膨らんできてしまって余計プレッシャーになってるんだ。
もともと独身女ひとりで生きる生活も選択肢の一つとして考えていたしそういう認識でいてくれても良いし、結婚しても家とか籍変わるだけで友達やめるわけじゃないけどさ。
あぁ・・・・リアルにヤリチンと約一年も付き合ってたのも私の人生の中では汚点だしあんなクソブサで童貞を捨てたのも恥だわ。将来の旦那にも申し訳ない。
もう顔見ただけでムカついてくるわ、来週久しぶりに会うけどもう顔も見たくねえわ、あのゴミだけとはね
やっぱり二次元キャラが一番綺麗で優しくて私の旦那に相応しいと思った(我妻善逸、ユーリ・プリセツキー、浮竹十四郎、ルシウス・モデストゥス、キリコ・キュービィー等)
めぞん一刻では、一人旅に出た五代が響子以外の女性を相手に初体験を遂げるという筋書きを、作者の高橋留美子は考えたと聞いたことがある。結局のところ、五代は悪友に誘われてソープランドに行ったが。
当時、男性が主人公に据えられたラブコメ作品は、主人公にとってヒロインは最初で最後の女性であるという形式が主流だったと思う。しかし、めぞん一刻のヒロインである響子は、主人公以外の男性を知っているという意味では主流から外れていた。一人旅の旅先で初体験をするというアイデアも、物語の結末で最終的に結ばれる相手以外の異性を知っているという意味で、五代と響子を対等な関係にするという意図が有ったのだろう。
うる星やつらも、ヒロインのラムは主人公の諸星あたる以外の男を知っているので、この点は音無響子と同じである。しかも、おそらくラムが元彼のレイと付き合ったのは、単にレイがイケメンだった(※人間形態時)からである。その上、後から登場するテンの存在は、実際の作品上での設定はラムのイトコであるが、要するにコブ付きの結婚や男女交際のメタファーであることは想像に難くない。
絵柄がかわいいし、ほとんどの場面では虎縞ビキニ姿というセクシーな姿で描かれているから忘れがちであるが、そもそもラムは別に、男性にとっての理想的ヒロインではない。当初はヒロインとして三宅しのぶが予定されていたが、読者の反応が良かったからラムにヒロインの座が回ったという意味で言うのではない。
味覚の好みは異なるし、コブ付きだし、すぐ暴力を振るうし、元彼を選んだ理由は面食いだからだし、要するにラムは普通の、愚かな部分も併せ持つ女性なのである。これは別に悪口で言っているのではない。
うる星やつらもめぞん一刻も、そこで描かれる男女たちは均しく愚かである。現実世界の我々と変わらず、彼らは等身大の人間である。もちろんうる星やつらに登場するのは宇宙人だの幽霊だ大財閥の跡取りだの様々だが、私が言いたいことは分かってもらえるはずだ。
彼らは、人間の逃れ得ぬ本質として、欲望だって持っているし愚かだから、若さゆえに何となく見た目で相手を選んで交際に踏み切って、結果として失敗したりもする。音無響子が高校を卒業して間もなく、母校の教師だった惣一郎さんとの交際・結婚に至ったのだって、ある程度は響子の若さゆえの未熟さや愚かさに起因する暴走という側面が有ったであろうと思う。読者も大人になると、響子の父親が惣一郎さんとの結婚に反対だったことにも何となく共感できるようになる。卒業まで待ったとはいえ、教え子に手を出した形だし。しかし、人間は生きていれば色々有るものである。元カレや元カノがいたり、周囲から良く言われない交際や結婚をしたりするのも、よく有る、ありふれた話である。
話が少し逸れたが、男性作家・編集者が男性読者向けに作る作品で、ヒロインが主人公以外の男性経験が無いとか、逆に主人公が最終的に結ばれるヒロイン以外の女性を知らないように描かれることは、当時から既にウソ臭い描写になりつつあった。だからこそ高橋留美子は、ラムや音無響子のヒロイン設計に一癖を持たせたし、五代にも響子以外の女性との性体験を持たせようとしたのだろう。
作者である高橋留美子は、作品を通じて「それで良いのだ」と言っている。人間は、生きているかぎり失敗だってするものである。しかし、そんな愚かさも含めて、だからこそ、人間は愛おしい存在なのである、と。
高橋留美子作品のヒットを受けて雨後の筍のように、美少女や美女が大勢登場する後続漫画作品が多数生まれたが、このような人間の内面に対する理解や暖かい(しかし生温くはない)人間観までも見習うことができた後続漫画作品は少なかったと今でも思う。
ここではヒロインたちのことばかり書いてしまったが、もちろん男性キャラたちも平等に馬鹿な感じで描かれている。梅を口にして酔っ払ったラムが、教室で学校の制服を脱ぎ出したの見て、男子生徒たちが興奮で色めき立つと、それを見た女子生徒たちが「バカじゃないの?普段着姿(虎縞ビキニ)になっただけじゃん」と呆れる場面。水乃小路家の一人娘(トンちゃんの妹)との見合い話を渋る面倒終太郎に「もったいない。婚約して許婚になれば堂々とすけべえができるのに」と身も蓋もない誘惑の言葉を面倒の父親が言う場面。これらの場面やキャラを描きながら、しようがない困った奴らだなと作者は苦笑しつつも温かい眼差しを注いでいたのだろうと、ついつい想像してしまう。
なんで数か月で別れるレベルの男に体許してんだw
そもそもなんで俺の前に付き合ってた男がいるんだww
俺は彼女の最初で最後になりたかったのにw彼女が最初に心を許したのは俺じゃない9999ら
なんで数か月で別れるレベルの男に体許してんだ。
そもそもなんで俺の前に付き合ってた男がいるんだ。
俺は彼女の最初で最後になりたかったのに、彼女が最初に心を許したのは俺じゃない。
俺は彼女じゃなきゃ無理だけど、彼女は俺じゃなくてもいいんだろ。
彼女にとってはその経験人数が普通なのかもしれないけど正直俺からするとドン引きする。
なんでそんなに付き合ったり別れたりしてたんだ。
まぁ統計的にはそうなのかもな。クソくらえ。
結婚しようとしてたけど、このモヤモヤを抱え続けるくらいなら別れてしまった方が楽かもしれない。
向こうにとっても、こんな器の小さい男はやめておいた方が良いんだろうなと思ってる。
てか器の小さい大きいって要は我慢するしないだろ?
だからと言って別れるつもりではない。
元から分かってたことだし、もう3年近く付き合ってて、結婚も予定してる。
体を許すくらい心を許した相手が俺以外にいたという事実がつらすぎる。
なるべく考えないようにしてるけど、たまに彼女の口から「元カレ」という単語が出たときとか、頭の中がめちゃくちゃになる。
もちろんそんなこと本人には伝えてない。そんなことで相手を傷つけたくないし、態度にも出さないようにはしてる。
少なくとも相手は察してないくらいには。彼女なら、察してたら言わないようにしてくれるくらいの分別はあるはずだから。
処女信仰は童貞のコンプレックス、だとか、すぐに気にならなくなる、みたいに言われたことあるけど、
彼女のことが大事になればなるほど、俺が最初で最後じゃなかったことが悔しくて仕方なくなってる。
どうしようもないことは分かってるし、俺の器が小さいだけと分かっているが、
気にしないのは俺には無理だ。器の大きい人間ばかりじゃないんだよ。
下手すると一生苦しむことになるんだろうなとは思ってる。
それでも一生一緒に居たいけど。
当たり前っちゃ当たり前だけど女性向けエッセイ漫画なんてほとんどの男性は見ないよ
理解のある彼くんの話がちょくちょく出てくるのはそれこそ増田とかだよ
「私はコミュ障喪女だ」と言っていかに自分が社会に溶け込めなかったか自分語りを始めるのに、なぜか途中で元カレが登場したり、今は結婚してますがとか言ったりするケースが頻出したので
「やっぱ男女では全く感覚違うんだな」ということになった
その後誰かの漫画がバズったのかどうかしらんけど、そうだとしても「やっぱり他の女性もそうなんだな」と再確認する材料になっただけだろう
まさかその自分を喪女だと思ってた増田たちはみんなハイスペックだったというわけ?本人の独白以外に判断材料ないけど
よく電話で話す異性の友達がいる。その人は元カノの友達で、元カノの紹介で知りあった。付きあっているときに、3人で遊んだこともある。元カノとはもう7、8年も前に別れて、それからまったく関係のない人とも付きあって、そして別れた。その友達とは、二人目の彼女と別れてから、電話で話すようになった。
電話で話すばかりで、ずっと会っていなかった。コロナの前から電話で話していたけれど、コロナが始まってからは、会えない理由をコロナのせいにしていた。だから、この宣言が解除されたので、会うことにした。
昨日だ。
大仏が見たかったので、奈良に行った。奈良は動物園のような臭いのする街だ。鹿のフンのせいだろう。その臭いにぼくは辟易したけれど、彼女はそうでもないようだった。マスクが多少、臭いを和らげてくれる。
それで半日観光して、最後、お酒を飲んだ。嫉妬の話をした。彼女は今日、違う男の人に会う。ぼくは彼女の友達で、そしてその男の人は、彼女にとっての元カレだ。彼女から聞いた嫉妬の話は、何年も前に、その人が自分以外の女と仲良くして嫉妬したという話だった。
嫉妬しているんだろうか、ぼくは。今日、等間隔で地面を叩く雨の音が聞こえたとき、すこし喜んでしまった。昨日の晴れた奈良とのコントラストのようで。
そもそもタイの音楽会社、グラミーの映画部門であるGTH,GDHの映画は100もない。54しかない。全部見たっていい。
GTH | 作品 | 邦題 | 監督 | 公開年 |
---|---|---|---|---|
1 | 15 ค่ำ เดือน 11 | メコン・フルムーン・パーティ | Jira Maligool | 2002 |
2 | แฟนฉัน | フェーン・チャン 僕の恋人 | Nithiwat Tharathorn他5名(共同監督) | 2003 |
3 | เพราะอากาศเปลี่ยนแปลงบ่อย | 早春譜 | Nithiwat Tharathorn | 2006 |
4 | ปิดเทอมใหญ่ หัวใจว้าวุ่น | 夏休み ハートはドキドキ! | Songyos Sugmakanan | 2008 |
5 | รถไฟฟ้า มาหานะเธอ | BTS - Bangkok Traffic (Love) Story | Adisorn Tresirikasem | 2009 |
6 | ATM เออรัก เออเร่อ | ATMエラー | Mez Tharatorn | 2012 |
7 | พี่มาก..พระโขนง | 愛しのゴースト | Banjong Pisanthanakun | 2013 |
8 | ไอฟาย..แต๊งกิ้ว..เลิฟยู้ | アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー | Mez Tharatorn | 2014 |
9 | คิดถึงวิทยา | すれ違いのダイアリーズ | Nithiwat Tharathorn | 2014 |
10 | เมย์ไหน..ไฟแรงเฟร่อ | May Who? | Chayanop Boonprakob | 2015 |
GDH | 作品 | (英題,もしくは邦題) | 監督 | 公開年 |
---|---|---|---|---|
1 | แฟนเดย์ แฟนกันแค่วันเดียว | 一日だけの恋人 | Banjong Pisanthanakun | 2016 |
2 | พรจากฟ้า | ギフト | Jira Maligool他3名(オムニバス) | 2016 |
3 | ฉลาดเกมส์โกง | バッド・ジーニアス危険な天才たち | Nattawut Poonpiriya | 2017 |
4 | เพื่อน..ที่ระลึก | The Promise | Sophon Sakdaphisit | 2017 |
5 | น้อง.พี่.ที่รัก | ブラザー・オブ・ザ・イヤー | Witthaya Thongyooyong | 2018 |
6 | โฮมสเตย์ | ホームステイ ボクと僕の100日間 | Parkpoom Wongpoom | 2018 |
7 | ระวัง..สิ้นสุดทางเพื่อน | フレンドゾーン | Chayanop Boonprakob | 2019 |
8 | ตุ๊ดซี่ส์ แอนด์ เดอะเฟค | トッツィーズ&フェイクスター | Kittiphak Thongauam | 2019 |
9 | ฮาวทูทิ้ง ทิ้งอย่างไรไม่ให้เหลือเธอ | ハッピー・オールド・イヤー | Nawapol Thamrongrattanarit | 2019 |
10 | อ้าย..คนหล่อลวง | The Con-Heartist | Mez Tharatorn | 2020 |
まだGTHという会社すらなかった頃の実質1本目作品。超常自然現象?として国境の川に実在するイベントを「対岸の寺がヤラセでやってました」というぶっちゃけた設定にしてしまったところに監督の非凡さが伺える。(Jira MalikulはこのあとほぼすべてのGTH,GDH映画にプロデューサーなどで関わっている)
日本中が「マッハ!!!!!!!!」でアクション映画のタイ映画だと思っていたところに「田舎に残した幼馴染の思い出」という振り返りあるある王道を突き進んだ作品。この映画でいじめっ子のガキ大将役をやったChaleumpol Tikumpornteerawongはこの後脇役で大ブレイクするので、その成長を見るのも楽しい。
音楽学校を舞台にした三角関係のラブコメ。ちょうど日本での「のだめカンタービレ」が流行った頃に上映されたこともあって「タイ版のだめカンタービレ」と言われることもあるがストーリーは全く似ていない。ドラムの先生役を日本人パントマイマー矢野かずきが演じていて、この人の活躍を愛でる映画。
中学生から大学生までの4つのグループのラブコメをかき混ぜた青春映画。幼馴染2人のナンパ競争の対象になったことをこっそり知って小悪魔ムーブをかます女子中学生のストーリーが一番手が込んでいてメインのストーリーだが、日本人的には大学生カップルのサプライズプレゼントをぶち壊す蒼井そらの活躍も見どころ。
30手前の奥手独身女性の恋人探し、というちょうどこの時タイでも問題になり始めた晩婚化現象を都市鉄道開通10周年記念に無理やり組み合わせた、完全なトレンディドラマ的プロットが良くも悪くも話題になった作品。当時のあるあるを突っ込んだ結果、期せずしてタイの現代文化紹介になってしまった部分も含めて興味深い。主演女優は決して美人でないのに時々とんでもなく可愛く見えるところもリアリティを増した。矢野かずきも出る。
ストーリーは最近のみずほ銀行とはあまり関係ないはずだが、「日系銀行のATMアップデート設定が日本語で書いてあったのでうまくアップデート出来なかった」という話の発端は何か今に通じるものを感じさせる。起きたエラー「出金すると口座から引かれた金額の倍が出てくる」の後始末をうまくやったほうが社内恋愛禁止の会社に残る、という設定は日本の女性コミックにもありがち。関係ないとはいえみずほ銀行のアレがあったから今ここに入った。入れ替えの可能性がGTHの今回の中では1番高いかもしれない。「フリーランス」とこっちのどっちを10本に入れるか今でも迷っている。
「長い旅から帰還したら、妊婦だった妻は胎児ともども死んだのに待っていた」という、タイで一番有名な実話怪談を、時代設定をぼかしつつ時代劇で演じた作品。「『アナと雪の女王』を抜いてタイNo.1ヒット」というのが日本での宣伝文句だったが、タイであの作品は記録的な不入りだったことは知っている人ならみんな知っている不都合な真実。とはいえ結局歴代No.1映画なので、リメイクの力は侮れない。
アジア屈指の英語の通じない国タイが、アジアで2番目に英語の通じない国になった(1番は日本)頃の作品。英語学校を経営するキャリア女性が、工場のメンテナンスエンジニアに英語を教えるというラブコメと聞けばそれだけで話のラストは想像可能だが、数々のタイ人英語あるあるに加え、「外人はタイ人を妊娠させると妻を置いて逃げる」「日本人は面接でどうでもいいことを聞き、それを合否判定に使う」という社会?問題を入れているのが意外と深い。この映画にも蒼井そらがちょい役の域を超えて出ているので要注目。
タイの奥地に実在する水上分校をモデルに、素行に問題があってそこに左遷されたベテラン教師と、教師のなり手がなくなってそこに送り込まれたやる気はあるものの教育方法に問題のある新米教師見習いの奮闘を描く作品。2人はベテラン教師の残した日記だけで交流するので、ラストシーンまで出会うことはない。日本語吹き替えの子役は東日本大震災被災者の子供がやった、というのが売りだったが、別にそこを気にする必要はない。タイ文字がわからないと若干面白さは減るのだが、それでも教育の大切さを教えてくれる良作品ではある。
超能力少女メイの学園での活躍をアニメパートも含めて描いた青春映画、と書けば響きはいいが、実のところその超能力は能力というより身体障害に近い扱いづらいものなので、観た直後の感想は「バリアフリーってなんだろう」になってしまうという作品。カトゥーンレンダリングした3Dアニメは一見の価値あり。
北海道全面ロケ協力作品。雪山に迷い込んで記憶喪失になった女性に片思いしていた男が「俺が君の恋人だ」と言い張って、記憶が戻るまでの1日間、北海道を縦横無尽にデートする。タイ人の北海道好きは他の都道府県と比べても群を抜いているのだけれど、その中でもタイ人が何に興味を持つのかとても参考になる。日帰り周遊旅行という点を除けば、日本人にも旅行先は参考になる。
生涯で五十数曲を作曲したプミポン国王(当時)の曲から3曲を使って、3つの短編に仕立て上げたオムニバス作品。主演俳優は近年GDHで活躍している人ばかりなのである意味親近感を感じる。各作品に他の主人公を入れ込むなど芸の細かいところと、会社内の移動がなぜかオートバイ集団走行になってしまうという画作り優先のところが交じる、まさにJira Malikul節の炸裂。3曲聞くと、なぜ国王がタイ国民にあそこまで愛されていたのかがわかってもくる。
タイ国内No.1ヒット作品は「愛しのゴースト」だが、世界No.1ヒットタイ作品はこちら、という、立ち位置的には「君の名は。」(当時)に近い名作。金銭的に腐敗した学校に憤った主人公がカンニング商売に手を出したものの露見して一度破滅するものの、今度は時差と暗記とLINEメッセージを使った世界的カンニングに乗り出す、というあらすじ。とりあえず明日金曜日19時からBS12チャンネルで放送されるので観ておけ。地味な主人公役の少女は、実はけっこうすごいモデルだったりするので映画の力はすごい。
バンコクに現存する建てかけ放置の高層ビルマンションを舞台にしたホラー映画。20年前のアジア経済危機に巻き込まれて百合心中を企てたが生き残ってしまった女性が主人公で、娘が先に死んだ親友と同年齢になったことをきっかけに起き出す奇行に悩まされるのだけど、ホラーと言いつつ目に見える悪霊はほとんど出てこないので逆に怖い。GTH,GDHにはホラー作品も多いのだが、ここまでほぼ1本も入っていないのでここで紹介。もっといい作品が出たら入れ替わる可能性あり。
日本のマンガを通じて育った兄妹の、妹が日本留学を経て日系企業に入ったことで始まる、兄弟愛に関するコメディ作品。よしもとタイ住みます芸人が接待漬けで陥落する上司役で好演している。日タイハーフの、妹の恋人役は、タイ語の話せる日本人を探したが見つからず韓国人が演じていて、彼が頑張って日本語を話すところは期せずして日本人には笑えるシーンになってしまっている。北九州ロケあり。
バッド・ジーニアスのおかげでGDH映画に陽が当たるようになり、こんな映画も日本で上映されるようになった。森絵都の「カラフル」を原作とした作品で、主人公である"ある魂"は自殺したミンの代わりにミンの体に入り、ミンが手がかりを全て捨てて自殺した理由を探っていく。BNK48の中心メンバーが相手役になっているだけでなく、その後注目されるようになったメンバーも1名その他大勢の中に写り込んでいるということで、BNK48フリークには有名な作品。確かにチャープランはかわいい。特に眼鏡。
日本では全く言葉として浸透していない「FRIEND ZONE」をそのままテーマにした作品。高校時代から10年間「いい友達」を演じている男性が、女性の同棲相手の浮気疑惑に一念発起する作品。潰れかけのタイ航空全面協力で、主演俳優は世界各国(ただしASEAN+香港)をまたにかけて活躍する。香港だけ地名表記の時に国名が出ないのは気がつくと意外と深い。両手にビールを持って飲みたい。
現在日本のNETFLIXで唯一観られるGTH,GDH作品(今回挙げた他の作品は全て他の国では配信されている)。イケメンオカマと、デブオカマと、派手オカマの3人オカマ友達が起こすドタバタ、というTVドラマのプロットはそのままに、映画化にあたって派手なシーケンスを増やした、という作品で、正直「日本でもNETFLIXで観られる」という点を除けばここで紹介するほどのものではないのだが、いじろうと思えば今でもこれくらいはオカマいじりできる、という基準点としては参考になるかもしれない。
まだ日本でも公開している映画館があるはず。北欧留学を経て、こんまりメソッドに目覚めた女性が、実家を事務所にするために派手な断捨離を始める、という話。断捨離は本人の借りパクがバレたことで方向修正を余儀なくされるのだけど、そこに元カレが絡んできて話はさらに複雑になる。たぶんこれも、バッド・ジーニアスがなければ日本公開はなかったはず。監督が若干アート寄りなので雰囲気は地味だが、やっぱり面白いものは面白い。NETFLIX(観られれば)には日本語字幕もある。
昨日NETFLIXで配信が始まった、昨年12月公開作品。アカサギにやられた女性の復讐を手伝う詐欺師、という「クロサギ」的作品。主演の詐欺師役をやっているナデット・クギミヤはかなり有名なのだが、おそらくGTH,GDH映画初主演のような気がする。2019年から2020年にかけて、という時系列が明らかにされているため、騙された主演女性はマッチングアプリで出会っていたり、借金を返す足しにYoutuberになったり、さらに脇役の動作などにCovid-19も話に絡んでくるのが時事好きなGDHらしい。
けっこう興味を持ってくれた人がいるので、現状見られる方法を紹介しとく。
そうそう、大阪アジアン映画祭でThe Con-Heartist観た人は途中女主人公が電話で啖呵を切る「ワイドショーで持ちきりでしょうね」みたいなセリフに誰が使われていたか教えて欲しい。さすがにみのもんたではないけれど志らくでも小倉智昭でもないだろうから。