はてなキーワード: 親の金とは
20代半ば。男。
起床。枕と布団が臭い。抜け毛あり。身体が怠い。朝日を眺めながら、軽く絶望。
眼鏡を探り当て、何とか装着。目がとても悪い。自分の家はゲーム禁止家庭だった。皆の話題についていけない事がコンプレックスで、親の金を盗んでゲーム購入。夜に電気もつけず、隠れてやっていたら3か月で視力が0.1以下になった。
散らかった部屋をかき分ける。片付けが出来ない。幼少期は極端な潔癖で、好いていた姉の机まで片付けていたら怒鳴られた事がある。良かれと思ってやっていたのだが、完全な有難迷惑だった。それ以来、片付け=悪と刷り込まれてしまった。言い訳ですかね、はい。
洗面台へ。毛深く醜い容姿と対面。「気持ち悪い...」。そう、ポツリと呟く。この容姿で、学生時代はよく虐められた。整形や脱毛を考えたが、金が無いのと遺伝子は変える事が出来ない事実に打ちひしがれた。歯は虫歯だらけ。裏には小4から無理やり通わされていた矯正歯科の器具。大事に磨いてきた歯を、何本も抜歯させられた。痛い。怖い。苦しい。矯正をしてくれた両親に本来は感謝すべきなんだろうけど、結局自分で全て無駄にしてしまった。歯並びが絶望的な家庭に生まれた自分を呪った。もう5年は行っていないか。他人に歯を見せるのが怖い。
軽くシャワーを浴びて、新聞とニュースを見る。何を言っているのか、さっぱり分からない。
着替え。体型もファッションセンスもダメダメだ。「チビでガリガリで顔もキモい。ファッションなんて雀の涙。あんな布切れに何前何万も出したって無駄だ。努力したところで自分はダメなんだ」と全て放棄してしまった。
会社に到着。平均年収1000万超えの大企業だ。何故、こんな所にいるのだろう。自分でも不思議だ。学生時代、極度の学歴コンプレックスで、結局院でロンダリング。学部からいなかった事と、周りとの実力差で更にコンプレックスは悪化。教授やラボメンバーには裏で悪口を言われ、研究も苦しくて2度の鬱発症。仕事で続ける気は無くなった。就活は、これまで馬鹿にしてきた奴らを見返したくて、色んな業界の大手だけ受けた。合計90社近く落ちたが、この会社には就活面接で適当な嘘や綺麗事を吐いていたら内定を貰えた内の1社だった。
学歴ロンダリングや大手企業へ入社した理由は、異性にモテたいといった理由も大きかった。でも、これからもし自分に寄ってくる異性がいたとしても年収狙いは確実。自分の中身まで見てくれる方はいないだろう。そして、これまで、イケメンでコミュ強で気の効く強そうな男を愛し抱かれていたのだろう。そんな過去の男達と自分は比べられるのだ。怖い。果てしなく怖い。それに、無理やり年収だけ上げても、そこでは更なるハイスペ達が競争相手だ。勿論、容姿端麗コミュ力抜群みたいな上位互換はゴロゴロいる。そんなことを考えていたら、もう疲れてしまった。
仕事、開始。自分は無能だ。作業が遅い。よく怒られる。まともなコミュニケーションが取れない。人が怖い。かといって、人と関わらなくて良い職業には、当然ながら実力不足で就けない。頭がキレ、他者と良好な関係を保ち、仕事が出来る社員たちはどんどん成果を出していく。上司も、雑用以外で自分を頼る事は無くなった。きっと、裏で自分は馬鹿にされているに違いない。針の筵だ。最近は資格取得を推奨されているが、どうせ落ちるし、無能な自分と向き合わなくて済むから、何も手をつけていない。
昼休み。当然ながら、友達は0。デスクで1人の昼食。学生時代からそうだった。必死になって部活やサークルに入った事もあったが、皆の話題についていけず、周囲との溝を感じて苦しくなって、結局何処も続かなかった。そんな中、自分に優しくしてくれる人もいたが、関係が深まると、自分すら認識していなかった醜い性格や行動が出現した。そんな自分が嫌で嫌でたまらなくて自分から距離を取るか、相手が愛想を尽かして去っていった。
LINE交換してくれた人達もいたが、卒業する度にアカウントを削除し、中途半端な縁を断ち切ってきた。巷では、これを人間関係リセット癖と呼ぶらしい。
そんなこんなで、仕事終わり。今日も何の進捗も無し。「お疲れ様です」と呟いて、退社。誰からも返事は無い。「無能は疲れなくて良いな」とでも思われているのだろう。
帰宅途中。街を歩くカップル。楽しそうな親子連れ。いいなぁ。自分は、一度も恋人というものが出来た事が無い。学生時代、マッチングアプリに2年程度手を出した事もあったが、誰とも会話が続かなかった。相手の話はある程度聞き出せても、肝心な自分自身にアピールできる事が無かったから。3回ほど、女性と会う機会があったが、全員が「たくさんの男からアプローチされる」と言っていた。「無料で、色んな男から誘いを受け、ご飯やプレゼントを奢ってもらえる。何て羨ましいんだ」と思っていたが、彼女らは彼女らで何かしら悩みを抱えているのだろう。
帰宅。自己研鑽はしない。自分がやったところで、どうせ無意味だから。成功した試しが無いから。何もかも、中途半端に放棄して逃げてきたから。
コンビニで買ってきたご飯を食べ、服を脱いで布団に潜り込む。最近、脂っこいものがキツく、食も細くなってきた。無能のまま、立派に歳だけは着実に重ねている。
SNSを閲覧。陰キャ御用達、Twitter。同じ業界のインフルエンサーや海外のニュースアカウントをフォローしているが、自分の知識不足で、何を言っているのかサッパリ分からない。また、これまで色んな界隈にいたが、結局誰かとイザコザを起こし、アカウント削除。しかし、依存症から何度もアカウントを作り直し、現在に至る。時たま、Instagram。同級生をフォローだけしている。皆、幸せそうなキラキラした写真をアップしている。友達や恋人との旅行、煌びやかな料理、結婚している人たちもいる。幸せそうだ。
YouTubeを閲覧。最近は、ひろゆきさんの生放送編集版や、外国人が編集したであろうタイトルやカット割りのアニメを脳死状態で眺めている。時たま、イケメンや美人の実況がおすすめで流れてくると、凄く悲しくなる。何て神様は残酷なんだろう。人間は、生まれながらに不平等だ。
SNSの影響で、他人と比べる事がより増えた気がする。凄く辛い。止めれば良いのにと自分でも思うが、依存していて止めれない。昔から、リアルでは社会と繋がっていないに等しいから、拠り所を求めて居座ってしまうのだろう。
そんなこんなで深夜。電池が切れるかの様に、いつも勝手に眠っている。薄れゆく意識の中で思う。「誰か寝ている間に殺してくれないかな」。「パッと存在ごと消えないかな」。皆、何をモチベーションに生きているか不思議だった。自分が消えたところで、誰も悲しむ人なんていない。むしろ、Co2排出が抑えられて、感謝されるだろう。これまで、何度も自殺しようと思った事があったが、結局自分1人で実行出来なかった。森の奥の木にくくった縄。果てしない大海原が広がった断崖絶壁。いざ目の前にすると、無様に生にしがみついて涙を流した。
こんなくそったれ人生を送っている自分にも、2つの夢がある。1つ目は、同窓会で、自分を虐めたり馬鹿にした奴らに、「どうだ!自分はこんなに立派になったぞ!」と見せつけてやる事だ。相手は覚えていないだろうけど。
2つ目は、「普通を享受して幸せになる事」だ。"普通"とは、自分の目に映る同世代の上位50%が体験するイベントと定義している。これがまあ難しい。凄く難しい。凄まじい量のコンプレックスを持っている反動で、他人の良い所を見抜く癖があり、それらを逐一比べて。どんなコミュニティに属していも、自分は最底辺だと感じている。一生、幸せに何てなれないだろうな、自分は。
人生初の匿名ダイアリー、3,000字超え。こんな感情任せに書いた歪で長く乱れた文章など、どうせ誰も読んではくれず、山のような記事の内の1つとなって消えるのだろう。それでも、良いんだ。こんな寂しい夜は酒を飲みながら、何か書きたかった。何事も中途半端で、何も成しえた事が無かった自分が、自分の気持ちを文章にして書き終えた。凄く小さな、誰でも出来る事かもしれないけれど、1つの物事を完結させる事が出来た。見ている皆さんには、「こんな事で(笑)」と笑われるかもしれないが、ちょっとだけ誇らしい。
最後に。ここまで読んでいただけた酔狂な方々へ。幸せになれる呪いをかけておきます。どうも、ありがとう。
【追記 2021/1/27】
様々なコメントをいただき、誠にありがとうございます。肯定的な意見・批判的な意見、全て嬉しかったです。全て読ませていただいており、こちらで簡単に返信させていただきます。
自分の現状を詳細に記したかっただけで、自慢の様に受け取られる書き方になってしまった点は大変申し訳ないです。
しかし、私の勤め先は大企業ではあるものの成果主義で、出来る人と出来ない人とで年収差が非常に大きいです。更に、土日出勤が多い、私自身まだ若手なのでそこまで年収は高くない、近年業績が伸び悩んでいる事もあり、私がこのまま働いて平均年齢に差し掛かっても、1000万貰える可能性は限りなく低いです。
②「筋トレしろ」「髪型変えろ」「整形・脱毛しろ」というコメントについて
筋トレに関してですが、実はSNSのインフルエンサーに触発され、数ヶ月ではありますが週6で1時間ジムに通っていた事がありました。しかし、身体が少し大きなコミュ障になっただけで自信がつく事は無く、ある日突然布団から身体が動かなくなってしまいました(1度目の鬱発症時の事です)。ジムはコロナと人目が怖いので、ひとまず今日から、朝ランと夜の宅トレを軽く始めてみました。
髪型に関しては、仕事の関係上、髪色含め奇抜には出来ませんし、「そもそも変えてもイケメンになれるわけでも無し、意味なくね?」って考え方で完全に諦めてました。奮発して少し高めの美容院へ行って、相談して来ようと思います。
整形や脱毛については、「遺伝子や性格がゴミだし、料金高いし、そんな事やっても仕方なくね?」といった考え方だったのですが、コンプレックスである歯の治療も含め、勇気を出してまずは一度相談だけでも行ってみようと思います。
どれも、今後の人生にどう影響してくるかは分かりませんが、空っぽな自分の人生が少しでも豊かになる可能性があると信じ、頑張ってみます。
心理学については、何か宗教っぽい気持ち悪さがあって(失礼)、これまで全く手を付けていませんでした。読書は挫折する事が多いですが、まずは軽めの本を図書館や本屋で軽く立ち読みでもしてみようと思います。
④文章を褒めていただいた方へ
両親は田舎で育って就職してそこから早いとこ友人かなんかの紹介で付き合って早いとこ結婚して俺産んだらしい
15くらいから思ってたけど親がすごすぎる
なんとか高校入って大学行ってもできたけど(それも親の金なり教育なりのおかげだし)
俺より適当に育てたらしい弟は地元のいい企業で人生エンジョイしてるから兄弟互いに気持ちと価値観がわからん
そもそも親も学校行けて就職できて家族の財布なんとかして祖父母の面倒見てるのやばすぎる
どうやって生きてきたらそういう人生になってそういう人生になったやつが育てた子供がどうやったらこうなるんだよ
そもそも今まで言ってた「普通よりちょっとお金ないくらいの家族」なんて絶対嘘だろ
どうでもよくなってきたからさっさとコロナが致死率1000000%になるかクソデカ隕石が降ってくるかで全人類まとめて吹き飛ばしてくれ
外見が所謂合法ロリ。身長が低くて華奢で(食べても太れない)目の大きな童顔。20代になった今、普段は化粧や格好のお陰で未成年だと思われることは少ないが、小学生の頃からいい大人にナンパされ続けて今に至る。
ナンパというと流暢に喋るチャラ男を連想しがちだが、私の場合勝手が違う。何故かおどおど話すモサっとした男が多い。「俺幼い子が好きなんだけど…」と、わざわざ申告してくるやつもいる。制服姿の私にどもりながら「結婚してください」と言ってきたスウェット姿の男は相当気持ち悪かったし、そいつのせいで通学路を変えた。痴漢にあったことも死ぬほどあるし、1回示談になった男は引きこもりの中年で、親の金での示談だった。
外見的にはそうじゃない、コミュニティ内の男と付き合ってみたりもするが、向こうから告白してきて付き合うと「こいつロリコンなんじゃないかな」という不安が付きまとう。だから自分のことを好きそうな男はさけ、自分のことを一見好きじゃなさそうな男に自分からアピールしていく癖がついた。
意識高い系IT増田たちのさ、気持ちを察すると根本的に身の程に合った職で働く意味を感じないんだろうな
中途半端に家は小金持ちだったりする増田多いからくだらんことで呼吸が浅くなって動悸はとまらなくなるが
仮に親に経済的余裕がなければ
生活のために働くかもしくは犯罪に手を染め檻の中にぶち込まれるかして、何らかの形で社会と交わることになっただろうけど
現状は安定した経済力ある親に半分飼われるようにバックボーンがあって
仮にITエンジニアで職場でトラブったりしても実家でこどおじになって働かずに低能先生みたいな一日中はてなに張り付いて暮らせる程度の衣食住はまかなって貰える
あのまま非モテ底辺ITドカタ労働者を一生続けたところで2.5次元クラスの相手と恋や結婚なんて到底無理だし
web系ベンチャーや外資などのクリエイティブでキラキラした仕事で自分を飾り立て非モテから脱出したい
仕事とITスキルとパソコンとは異性にモテて周りにマウント取ってイキリ散らすために自分を飾り立てるアクセサリーでしかない
でも当然本人にはそんな上級な仕事に見合った能力はないし、信用がないので携われないからはてなで虚しく勝ち組起業を演じて嘘と本当がわからなくなっていくジレンマに陥ってんだよ
実際コレ「あり」なんじゃね?
大人から「スポーツの上手さより大事なことをあのメーカーは大切にしてる」ってイメージが付くなら売上伸びると思うわ。
スポーツするのって何も子供だけじゃないし、子供がスポーツ用品買うのも結局は親の金による場合が多いじゃん。
つうか大人になってから運動に目覚める人って「学生時代はスポーツが得意な同級生・先輩・体育教師にハラスメントを受けてスポーツが嫌いだった。ソイツらがいない空間でスポーツやったら楽しかった」って人が結構いると思うんだよね。
逆に子供時代にヒエラルキー目当てにスポーツやってた連中は大人になると金儲けやキャバクラに熱心になってスポーツから離れがちなイメージもある。
数万円の中からいくら貰うか決められたんだけど、3000円以上言うと「そんなにたくさん使うの?」と非難されたから、いつも2000円だけ貰ってた。
ずっと私専用の口座があると言われていたし、もうかなりの額が貯まっている計算。
聞くと渡す分のお年玉を私の貯金から引いていたから残りは10万しかないらしい。(だから2000円しか貰えなかったのか…)
貧乏でもないのに服もまともに買って貰えない。
服が欲しいと言ったら、3000円だけ渡されて「これでこの冬は大丈夫でしょ」と言われてしまった。(母には春と秋の概念がないので年に6000円だけ)
親の管理下だし、大学の学費も出してもらうから、仕方ないとは思ってる。
両親もブランド品とかは持ってないし。
バイト禁止の高校だから親の金銭感覚について行かなくちゃ行けなくて、しんどかった。
学費出して貰う条件に、家から通い、バイト禁止(するなら5割は家に入れること!)ってなって、まだ親の金銭感覚に縛られるのか…と思ってる。
これ作って、これやりたい、ここ行きたいは全部叶えてくれるのに。
よく仕事探しは「選り好みするな」とか言われるけど、母が数え切れないほど履歴書を書いてきたことを知っている。
なんでどこも採用してくれないんだ。職歴か?年齢か?見た目か?
働きたくなくても働かないと生活できない社会なのに、どうも一度あぶれた人間に厳しすぎる。
腰を擦りながら「次のとこ、探さなきゃね」と呟く姿が悲しい。
こんなこと進行形で養ってもらってる学生が言うことじゃないかもしれない。だからこそ、卒業したら自分が働いて親孝行するのが当たり前なんだろう。それはわかるんだけど。
自分よりしっかりしてる親が職に就けない状況で、俺が就職できる気がこれっぽちもしないのな。
だって就職したくなくて親の金でFラン進学するわ、接客業のバイトで突然声が出なくなるやつだぞ。俺がどっからどうみても社会不適応者のクズだ。両親の良いところは何一つ受け継がなかったようだ。
おまえに毎日毎日「ブス」「ブサイク」「死ねよ」などと言われるたびに姉は傷ついています。じゃれるように軽く殴られたり蹴られたらするたびに嫌な気分になります。おまえに傷つけられると姉の自尊心がズタズタになるので必死に苦笑いして隠しているがそれも多分バレているんだろうな。おまえは姉であるわたしよりずっと可愛い顔をしているし、わたしの苦手だった科目が得意だし、音楽や芸術的なセンスがあるし、わたしよりも価値のある人間だね。羨ましい限りです。妬ましいです。おまえは両親に似てぱっちりの二重瞼に上を向いた睫毛をしていて、小さな歯が綺麗に口の中に収まっていますね。腫れぼったい一重にガタガタの歯並びで下唇が前に出ているわたしとは大違いだ。おまえは歯の形が整っていたから安価なマウスピースでの矯正をしてもらえたけれどわたしは出来ませんでしたね。どうして醜いわたしだけが百万円もかかる矯正を自費でやらなくちゃいけないのか、それがとても悔しいです。顔が小さくてかわいいおまえは親の金でやってもらえるのに、たまたま歯のサイズがガタガタだったブスのわたしは自分で稼がなくちゃならない。二重瞼に憧れたわたしがアイプチをすると、おまえは「似合わない」「キモい」と言いましたね。心底傷つきます。おまえに馬鹿にされるのがおそろしくて、化粧やおしゃれをするのに未だに気後れします。
おまえはわたしにとっていちばん気が合う親友でもあります。漫画やアニメの感想を言い合えば絶対に分かり合えるし、同人をやるときもカップリングで揉めたことなど一度もありませんね。言葉にせずとも言いたいことが伝わるし、打ち合わせなしに同じセリフを言ったり歌ったりできるような友達はおまえのほかにいません。わたしはおまえの感性を世界でいちばん信頼しています。おまえはわたしのことを滅多に褒めませんが、唯一わたしの絵だけは上手いと言ってくれますね。勿論わたしなんぞより上手い人はたくさんいますが、わたしはそれがとても嬉しい。おまえのおかげで絵を描き続けていられるのです。
数年に一度わたしがブチ切れて我を失い金切り声でありとあらゆる罵詈雑言を吐くとき、わたしは「おまえなんか生まれてこなければよかったのに」と言いますね。それはわたしが自分自身に対してそう思っているからです。確かにおまえが生まれなければ、おまえにかかったお金はぜんぶわたしに使われたはずで、わたしはもっと良い待遇を受けられたはずです。だけど、それよりもおまえにわたしの分も投資した方がずっと将来のためになるような気がします。こんな姉の妹として生まれたことに心底同情します。わたしはおまえのことを一生妬むと思います。けれど、おまえが妹であることがとても幸運だとも思います。これからもよろしく。
実験がオンラインで行われ、ただでさえ理解力に乏しい自分にはちんぷんかんぷんだった。出せば添削してくれると言われてもレポートと呼べるレベルにすら達していないゴミを出すことができず、友人もいないため詰んだ。結局レポートの最終締め切りいつまでなんていう温情メールが夏休みの半ばまで届いていたのに無視した。留年です。
他大の友人はインターンに行ったり相談会に参加していたけど春に就活案内メールを一斉登録してフォルダ振り分けしてから一つも読んでない。
その時は本心から親の金で留年してやろうとか今年はコロナでとても満足できない学生生活を送ったのだからやり直そうなんて思っていた。やり直すのだから勿論就活も来年以降やればいい。
実験すなわち進級についていけなくなって何もやる気がしなくて同時双方向型の授業にほとんど繋ぐこともせずゲームばかりしていた。
数年やっていたバイトもバックレて店長からの連絡を一切無視した。
色々な人に迷惑かけてるな。
いっそ見捨てて欲しかった。その時は。
前期の単位をドブに捨てたあと下宿先に父が迎えに来て片付けられずにいた部屋を綺麗にしてくれ、そのまま実家に戻った。
両親は見捨てないし担任や本来留年しなかったら配属されるはずだった研究室の教授は丁寧にメールや通話での面談をしてくれる。担任から連絡が来たときは正直留年決まる前にやってくれればよかったじゃんと思った。ただ担任も実験の担当であり、更に本来の締め切りが5月あたりのレポートを8月半ばに出してもいいよってメールをくれていたのにそれは言い掛かりだろう。教科担当にできる最大の譲歩だったでしょう。
この優しさに数週間前までは漠然と死にたかったんだけど、数日前後期が始まってからは逆にもう一年単位落とさないように頑張るぞ!みたいな前向きな気持ちが湧いている。
ただ去年から躁鬱を疑っており下降するのが後期の半ばを過ぎた頃と予測されるので不安は残っているのだが。
ここまで書いておいて思ったのは、自分は元増田に共感するけど元増田は自分に共感は覚えないんじゃないかということ。自分は大学を辞めようと思ったことはないし、これから自分を変えたい。自分のできる限りで恥ずかしく生きようと考えているから。