「乗客」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 乗客とは

2019-05-08

anond:20190508132528

その場にいる乗客同士がおしゃべりするのは許されるのに、なぜ電話越しでは許されないのか?

適切な音量でもって話す限りにおいては他人迷惑を掛けていないのでは?

という素朴な疑問に、鉄道会社は答えることができなかったんだ。

2019-05-07

anond:20190502174436

連休中の電車内はひどかった。

めちゃくちゃ混雑していても、ベビーカー戦車)をたたまない兵隊が多かった。

小さい子なのだからつの座席に二人座れるだろうに親子4人家族は横に寝転がっていたり、ひとり1席を死守していた。

乗客家族連れが多く、駅にとまるたび子供が何人何人もなだれ込んできてから、ようやく座席を1つだけ空けるかと動く兵隊

もっと早くに子連れが多いことくらい、気づいていたはずだが、そんな親に育てられた子供がまともになろうはずがない。

 

そうかとおもえば、老婦人が並んで座っていて、彼らが降りようと立ち上がった席に猛然と立ちふさがる婆、自分がすわりたいがために降りる老夫婦への配慮ゼロ

他の乗客から「降りる人が先ですよ?通してあげて」といわれた婆は立つ瀬がなくなったのか、離れているのに遠くの子連れをむりやり「ここ!席!」とひきずりこむから、混雑して斜め?になっている乗客悲鳴をあげる。

「このあたしが、ゆずってあげたのよ!!」といわんばかりに婆が、お礼をいう親子連れドヤ顔

 

泣き叫ぶ子供無視してスマホをいじり続ける親の多さも目にした。

つり革、手すりに掴まらず、スマホを握り締める、スマホしか自分世界がない哀れで無様な人間ばかり目についた。

 

東京地獄だな

2019-05-06

[]【4】2019 春、韓国釜山・光州

<< この旅行記の先頭へ


anond:20190506092812




4일



4日目

強者韓国」と「弱者韓国


チェックインした当日に見つけられなかったアメニティは、不注意で見落としていただけで、実は室内の革のバッグに収納されていた。

芸術の都らしく、こういったところもオシャレだ。

遅めに起きたが、チェックアウトが12:00なのでまだ余裕がある。

散歩と軽い朝食ついでにロッテマートお土産インスタント麺を買う。

緑豊かな光州の午前の空気気持ちよかった。


広いとは言えない韓国地域対立意識が強く、特にこの光州の人達は他の地域の人々から嫌われているらしい。

曰く「手先が器用で芸術の才能がある。日本人に似ており、社交的でソツがないが、計算高く、最後には裏切る」

近世新羅百済高麗対立からともいわれているし、朴正煕時代選挙戦の影響とも言われている。

観光ちょっと撫でただけ、その上言葉不自由なので、深いところは全く分からないが、顔つきは日本人に似ている人が多いし、ソフトムードの人が多いなとは感じた。

韓国社会に深くコミットすれば、違う印象も持つのかもしれないし、逆にそれが偏見だと感じるのかもしれない。


ホテルをチェックアウトし、地下鉄バスセンターに向かう。

しばらくすると中高生の一団が賑やかに乗り込んで来た。

男同士で楽しそうに談笑していたが、やがてオバちゃんの一団が乗り込んでくると、座っていた一人が席を譲る。

青年は非常に自然に席を譲ったが、オバちゃん日本だったらまだ席を譲られるほどの歳ではない。

歳上を大事にする韓国社会の一面を見た気がした。


バスセンターに到着して、釜山への切符を買い求める。

しばらく待つと釜山行きのバスがやって来た。

光州を出発したバスは東に向かい、窓の外の景色は再び緑豊かな山道となった。

バスの車内では、民主化運動に参加し、5.18の時には予備で拘束されたという現職の文大統領について調べる。

5.18民主化運動の地を訪れた後、テキストを読んで感じることは、韓国社会には「強者韓国」と「弱者韓国」の2つがあり、彼のアイデンティティが一貫して「弱者の味方」であるということだ。

日本韓国双方の財閥日韓間の慰安婦合意否定的なのも、「弱者韓国」にとっては日本や旧日本統治時代の流れをくむ財閥は「開発独裁主義弱者を顧みなかった強者」であり、そこで立ち上がってくる彼の願いが「強者に虐げられた弱者を救う」事だからだろう。

大統領権力集中にも否定的で、権限の縮小や任期の変更も主張しているというし、地域対立の解消も目指しているという。

上手くいけば、韓国行政の積弊である大統領悲劇的な破滅歴史に終止符がうたれ、光州の人達への差別意識も和らぐかも知れない。

うまくいかなければ、諸外国に振り回され、経済を停滞させ、反動韓国社会の分断をさらに進めるかも知れない。

果たして彼を待っているのは、改革英雄未来か、理想主義者蹉跌か。


実際に地域を訪れて、テキストの背景の感覚が色彩を帯びて見えてくることもある。

日本人にとってメジャー観光地とは言えない光州だが、是非訪れて見たほうがいいと思う。



釜山


3時間半の乗車ののち、バスは最終目的地に到着したようだった。

乗客がどんどん降りていく。

釣られて降りたのだが、2日前に乗った場所全然違う。

しまった、周りの動きに合わせて降りてしまったが、実は釜山に着く前に降りちゃったかな?」

さっぱり分からないので、チケットカウンターに行って、お姉さんに状況を説明した。

「I'm going go to Busan, but I had mistakes. I had put down bus.

Do you mind teach me How to go to Busan?」

お姉さんはキョトンとして下を指差して答えた。

「Busan.」

西部バスターミナルとのあまりの違いに驚いたが、自分が降りたのは釜山北部郊外総合バスターミナルらしい。

比較的街中にあって小綺麗な西部バスターミナルと違って、総合バスターミナルは山間にあり、設備も古め。

駅前ではオバちゃん路上で芹を売っていた。

ともあれ、釜山市内であれば地下鉄で市の中心部アクセスできる。

駅前東横インに再びチェックインしよう。



デブは歌が上手い・世界真実


釜山駅に着き、東横インチェックイン

東横イン日本語が通じるので、ホテルの免税の手順や、空港の早朝便に間に合うようなタクシーの手配など複雑なコミニュケーションを取ることができた。

これで不安はかなり減った。

夕食を食べに行こう。

目指すは若者の街、西面にある「ソンジョン3代クッパ」だ。


地下鉄に揺られ、西面駅で降りる。

地上に出るとすごい活気だ、夜の西面は若者でごった返している。

そうか、そう言えば今日は金曜の夜だ。

ネルギッシュな街を歩いていると、ゲーセンがあった。

韓国E-Sports強国である。入ってみよう。

対戦筐体を見ると、鉄拳では対戦が繰り広げられていた。

日本では下火になりつつあるゲーセンだが、韓国では若者の娯楽として健在だった。


西面のメインストリートの反対側、飲食店街を歩くと「ソンジョン3代クッパ」は見つかった。

中に入って人差し指を立てると、にこやかに迎えられる。

韓国語で聞いてくるオバちゃんに「テジクッパ ジュセヨ」と伝えると、すぐにお盆に乗せられた一式がやって来た。

豚肉入りのスープご飯小皿薬味を混ぜて、自由に取れるキムチつまみながら食う。

名店の名物だけに間違いなく美味かった。

美味くて一気に食ったために、詳細な味の分析は忘れた。

そしてキムチは光州のものほど辛くない。

やっぱアレは特別辛かった。


一気に食い終わって、会計を済ますと、レジのおじさんがアメちゃんを勧めてくれた。

釜山韓国大阪と言われるらしいが、こんなところもなんだか似ている。


22:00を過ぎた西面はまだ若者でごった返している。

というか、この時間からが本番という感じだった。

黒いマスクをした10代の若者からワンレンパットのお姉さん(マジでいる。しか結構いる)、恋人たち、果ては迷彩服青年兵まで、ありとあらゆる若者エネルギーで通りは充満している。

日本10代の特に少女韓国カルチャーが人気な訳が少しわかった。

センスというより、このエネルギーの量だ。

韓国社会では、まだ若者存在感が大きく、ユースカルチャーを駆動しているエネルギー絶対量が多い。

その様は、日本で例えるなら、バブル末期に似ている。

そのさきにあるものを少し思いながら西面の街を歩く。

メインストリート入り口では、2人組デュオストリートライブをしていた。

白いイケメン風と黒い恰幅のいい兄ちゃん

2人とも上手いのだが、太っているほうがより歌が上手かった。

デブは歌が上手い」のも万国共通なのかも知れない。


【5】2019 春、韓国、釜山・光州  5日目|釜山港へ帰るんだってばよ へ >>

2019-05-02

anond:20190502120250

①席が無いのにそれ以上の自由席券を売っている運行業者

②席がない乗客がいる事を受け入れて自由席券を購入する客

→席あり乗車券、席無し乗車券とすれば。

2019-04-30

日本に溶け込んだ平成文化史

そろそろ令和ということで平成を振り返る投稿が増えていますね。というわけで僕も真似して振り返ってみた。

平成になって生まれサービス、その他で僕たちの暮らしはどう変化したのだろうか。

なおSNS動画サイト等のネット上のサービスパソコンスマホテレビゲームをはじめとするデバイスはあえて除外した。

カラオケ

92年頃からブームが始まり音楽聴くものから歌うものへと認識を変えた。学校帰りにカラオケ、飲みの2次会でカラオケ

デートカラオケ時間ができたら1人カラオケと完全に娯楽の一つとして浸透したのではないか

東京ディズニーリゾート

開園自体1983年平成史に入れていいものか迷ったが、ディズニーが磐石の地位を築き始めたのは平成に入ってからなので入れることにした。

ちょっと日常から抜け出したいとき真っ先にディズニーが思い浮かぶのは凄いことである

ここまで不特定多数を惹きつける非日常空間昭和には存在しなかったのではないだろうか。

2018年の来場者数はなんと32,558,000人。令和でもしばらく王座は揺るぎなさそうだ。

Suica

電子マネーはいまいち広まりきってないなと思っていたら交通系ICカードがあった。

券売機の前で目的地までの料金を調べている姿はもはや過去遺物だろう。

友人のJR職員談だが、「切符落としたんだけどどうすればいい?」という乗客に遭遇するのはもはや年に数件のようだ。

サッカー

1つのスポーツが国に浸透するまでには大変な期間を要する。そんな中、キャプテン翼人気を土壌とし、93年Jリーグ開幕、98年W杯フランス大会初出場、02年日韓W杯開催と

4年毎に一般層の興味を引き付けるイベントがあったとはいえ驚くほど急速に日本に広まったのではないだろうか。

なお中学では2013年に、高校では2016年サッカー部員の数が野球部員の数を上回るという現象が起きている。

飲酒運転罰則強化

飲酒運転罰則自体昭和からあったが、それが大幅に強化されたのは2002年のこと。2007、2009年にはさらに強化されている。

お酒を飲んで車を運転したら危ないという今となっては当たり前すぎることだが、昭和では酔ってフラフラの人たちが当然のように運転していた。

恐ろしいことである

ネットカフェ

漫画喫茶パソコンを導入するという形で2001年から普及し始めた。初めは純粋漫画ネットを楽しむ層や外出先でネット接続しなくてはいけない人たちに利用されていたが、

近年はネットカフェ難民といわれる日雇い労働者の住居として機能し、家を借りられない人たちでもとりあえず雨風をしのげる待機所としての機能果たしている。

家出少年少女も多くたむろしているらしい。

1000円カット

髪なんて適当に短くしてもらえればそれで十分、という人たちの救世主存在ファッションに興味が無い人がいるのだから髪型にも興味が無い人がいて当然なのだが、

なぜか90年代後半までこの手の店舗は広がりを見せなかった。


文化史なんて意気込んで思いつくままに書き始めたはいいがなんと7項目で終わってしまった。中途半端まりないが令和に突入する前にとりあえず投稿たかったので仕方ない。

いつか100項目くらいの完全版を作りたいと思う。

ネット情報機器が今後どんどん発展に向かうのは容易に想像がつくが、それとは違う方面で令和の生活にどんな変化が起こるのか楽しみだ。

anond:20190429120602

昭和期は害悪老人が菓子を喰い散らかしながら周りの乗客に難癖付けて暇を潰す地獄だったらしいよ

2019-04-29

田舎育ちで電車に乗らない生活してたけれど

都会に行った時にはどうしても電車には乗らないといけないけれども、シートに座った時にどこを見ながら座ればいいのか?よくわからない。

スマホ見てればいいじゃん、と大半の人は思うかもしれないが、私自身がそんなに頻度多くスマホを見る人ではなく、スマホ見てるよりかは、ぼーっとリラックスしていたい。

真正面見てたら、前の乗客目線が合いそうで、居心地悪いし、結局座席上の広告やら路線図やらを見てるのに落ち着いている。

2019-04-24

anond:20190424101848

周りの乗客リスクを犯す義務なんか無いんだよなぁ

痴漢とか性被害についてはすぐ「男なら」とジェンダーバイアスぶつけてくる女いるけど。

anond:20190424074114

やっぱり善良な乗客一同が市民的公共性を発揮して鉄道職員を介さず"直接解決"するしかいか

2019-04-22

anond:20190422174820

サンダーボルト事件で周囲の乗客は男に眼光ビビッて悲鳴を上げて助けを求める女性をだれ一人助けなかった

通報者もゼロ

これが日本

ただ電車に乗っただけで男に強姦される怖い国

2019-04-17

anond:20190417211558

ダメだよ

乗客からしたら門番存在自体ダメ

そういう仕組みにしたのは鉄道会社から乗客じゃなく鉄道会社に言ってほしい

お前が電車に乗りづらくしてるのは高効率利益満員電車を維持し続ける鉄道会社だよ

anond:20190417204740

それと運賃価格規制で安く設定されて乗客増&鉄道会社路線車両増設の財源減という要因もある

2019-04-12

4月から電車レベルが低い

東京中央線

遅延が多い、多すぎる。まあ中央線朝の時間帯は一年通じて遅延しない日の方が珍しいが。日本電車時間に正確()

それから乗客マナーな。

まずドアが開いたとき絶対に動かないやつ。動線確保してくれー。今日いたのは社会人1,2年目ですみたいな小僧。早く慣れような!

次、満員のときでも人の顔ギリギリ目の前でスマホいじるやつ。うっとおしいんじゃボケがよ スマホ掴んで車外にぶん投げたくなる

2019-04-11

バス通勤の思い出

思い出したので、なんとなく書き留めておく。

その日もいつも通りのバスだった。

季節は恐らく春か夏。

退勤処理をして外へ出るとまだ空は明るくて、なんだか得した気持ちになった。

そんな平和夕方の思い出。

その路線バス車両の前側から乗って真ん中あたりから降りるタイプ

乗り込むとき運転席の横で電子マネーをピッとやる。都会のバスは優しいのでどこで降りても定額料金だ。

番号のスタンプされた乗車券を握りしめ着々と値上がっていく電子料金表をビクビクしながら見つめ続けなくてもいいんだ。とてもやさしい。バス停に屋根もあるし。

そんなわけでいつものバスだ。

停車しきる前から開いてるんじゃないかという勢いのドアから乗り込み、ピッとやって、運転手へゆるく挨拶して、歩きながら車内を見渡す。できれば座りたかった。

手前の一人がけの席は埋まっている。じゃあ奥の二人がけの席はどうかな。

奥に視線をやると、それは二人がけ座席にデンと座ってた。

人間2人分強はありそうな巨漢だった。

別に両国は近くないからアレは十中八九ただの巨漢だ。ただの巨漢が奥から数えて2つ目の座席に窮屈そうに肉を収めていた。

巨漢と窓の間にサラリーマンが挟まっていたのでよく覚えてる。

二人がけ座席は手前に1つ空いているのにわざわざサラリーマン圧縮している巨漢は見るからにやばそうだった。

他の乗客もなんともいえない微妙雰囲気だ。

ぶよぶよしている。関わりたくない。

心のなかでリーマンへ合掌して手前の空いている席を目指した。

新たに乗り込んだ客は自分ひとりだったため、申し訳ないぐらいゆったり座れた。

自分が強い人間だったらあのリーマンを助けてあげられるのになと、のんきに車窓を眺める。

気になっているちいさな惣菜屋今日も後ろへ流れていった。

次の停留所で巨漢が動いた。

バスが停まり、老婆がひとり降りていった。遅れて巨漢が立ち上がり、降車口近くに座っていた自分の横までやって来る。

「ああ降りるのか」と思った。

リーマン開放されてよかったな~とにっこりしたのもつかの間、なぜか巨漢の尻がこちらにめり込んでくる。

何を言っているのかわからねーと思うが気付いたら巨漢と窓の間に挟まっていた。

暑くはなかった。むしろひんやりに包まれた。

右のひんやりは窓ガラスだ。その向こうの景色ゆっくり動き出している。

反対側は巨漢だ。自分の装備はスーツで長袖長ズボン。なのに向こうのTシャツからはみ出た肉のしっとりひんやりしている感じが、なぜか伝わってきていた。

なんで降りない?なんで座った?なんでとなり?

混乱のさなか、さきほどのリーマンのように圧縮されている自分を遠くから見たような気がした。

いま思い返すと幽体離脱だったかもしれない。

それどころではないので次の停留所までこの状況に耐えられるのか考えてみた。

この時間バスがたくさん走っているから、降りてもあとから来るやつに乗り換えればいい。

町並みから察するに次の停留所トンネルの向こうだ。ちょっと遠い。

ムリ。

まあムリ。

肉を押しのけた。とにかく立ち上がった。

立ち上がったが、肉壁が行く手を塞いでおり通路へ出られない。

天罰だとしても身に覚えがなさすぎる。

今すぐここから開放されたい。

しかし巨漢に悪意はない可能性をこの数秒では捨てきれなかった。だって悪意あったらこわい。

万が一にもピュアかもしれない生き物相手にいきなりミッションインポッシブルスタント脱出を試みられるほど、自分は鍛えられていなかった。

では元に戻れるかというと、先ほどまで尻を収めていた座面はもう肉で見えなくなっていた。

肉の主は、無言で進行方向を見つめている。

戻れないなら攻めるしかない。

何を得て何を犠牲にするかの判断明暗を分ける。形成は圧倒的にこちらが不利だ。

ゴクリとつばを飲み、自分は彼にやさしく声をかけた。

君は窓側に座って。自分通路側に座るよ、と。

彼にとっても魅力的な提案のはずだ。

なんといっても窓際はいい。散歩しているわんこも見られる。窓ガラスだってひんやりしている。

方や自分はといえば通路側という呼吸するスペースを手に入れられる。

お互いメリットだらけ、Win−Winだ。

なのに肉のやろう渋りやがった。

ヤツの表情はイマイチ読めなかったが動く気はないらしいのは理解できた。

しかこちらも引くわけにはいかなかった。

もう絶対にここから逃げ出す。自由を手にすると心に決めていた。

「次の停留所で降りるんです」

ダメ押しにと震える手で降車口を示した。

バスではよくあることだ。

座ってようやく落ち着いた頃、窓側に座っている人間が停車ブザーを鳴らし、次で降りると主張する。

それを叶えるためには通路側の自分が立たなければならない。

また立つのは正直めんどくさい。どんな善良な人間だってそう思う。

立たせる側だってそりゃもう申し訳ない気持ちになる。

そう、自分申し訳ないんだ。

君が嫌いなんじゃあない。

君に面倒をかけるのが申し訳ないんだ。

から席を交代しよう。

一度こちらの提案棄却している彼だ。重ねての親切を無下にはしにくいだろう。

更にこれは日常的に乗客間で行われているごくありふれたやりとり。

それを受け入れないのは不自然。このシーンでの不自然は悪意を浮き彫りにする。

(ちなみに相手も同じ目的地だと詰みます

これで動かなかったらいよいよトム・クルーズになるしかない。とルートを探り始めた頃。

目の前を塞いでいた肉はのそりと動き出し、ようやくその向こう側に通路が見えた。

やった!生きられる!

いつでも動けるようカバンを抱え直すと、空の弁当箱がカチャリと小さな音をたてた。

焦るな。今じゃない。

ギリギリ空間へ体を滑り込ませた途端プレスされて圧死なんてシャレにならない。

必要なスペースを見極めろ。その瞬間を見逃すなーーー

自分通路へ出ると、彼はまたのそりと座席へ戻っていった。

巨漢が巨漢なりに窓際へ収まったのを確認してからこちらもようやく座席へ腰をかける。

勝った。勝ったのだ。

隣りを見れば圧縮リーマンに多少厚みが戻ってきていた。それでも前髪は乱れてげっそりして見える。

おつかれリーマン。ほんとうにおつかれ。

なんか巨漢がこっちをチラチラ振り返ってくるがそんなことは関係なかった。

そうして自分も一息ついて、膝に置いたカバンを抱きしめた。

また弁当箱がカチャリと鳴った。

そのうちバスは次のバス停へ止まったが、誰も乗らなかったし誰も降りなかった。

自分はそのまま終点までバスに乗り、ほかの乗客と一緒にバスを降りた。

巨漢は席を立つタイミングを逃したようで座席の横を通り過ぎる人々を見送りながらもぞもぞしていた。

それきり二度と会わなかった。

今は遠きバス通勤の思い出。

2019-04-08

満員電車に乗るのは乗客迷惑がかかるのでマナー違反

満員電車線路の外側から鑑賞して楽しむだけに留めておきましょう。

2019-04-03

首都高の地下から東京駅地下街に出れる階段

今日、用があって東京まで行ってきた。

首都高にある降車専用のスペースで車から降ろしてもらった。

ドアがあって、その先の通路を行くと東京駅の地下街に出れるようなのだが、ドアには「入ったら戻れません」って書いてあってちょっとびびった。

ドアを確認してみると外側のドアノブ普通に動くけど中側はホテル自動ロックみたいにドアノブが固定されてた。

から一回入ったら戻って出ることができない。

通路内で閉じ込められたら大変なので、どうしようか悩んだ。係員などいないし、他の通行人もいないし、ドアの先へ行かずに地上に出る方法首都高トンネルを歩いていくしかなかったが、そんなことをしたら地上に出たところで通報されてしまう。

ラッキーなことにコーンが置いてあった。

ドアを開けっ放しの状態コーンをドアの間にかましからダッシュ通路階段を上って、通路から地下街に出るドアがちゃんと開くことを確認してから、また入り口に戻ってコーンを片付けてからまたダッシュ階段を駆け上がって無事地下街に出ることが出来た。

東京にも怖いところがあるんだなって思った。

(この場所です)

「これは使える!」 乗客を降ろすためだけの『降り口』が、首都高にあった! https://grapee.jp/281304

2019-03-30

撮影禁止にすればいいのに

神戸新聞NEXT事件事故|「前通って邪魔」“撮り鉄”男が駅ホーム乗客突き飛ばす

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201903/0012195546.shtml

なんで駅(鉄道会社)は撮影禁止にしないの?

店・企業は「店内撮影禁止」ってしてるとこ多いのに。

2019-03-29

帰宅ラッシュ時に

窓辺に目をやると、乗客操作するスマホの画面が綺麗に映り込んでいた。……また電車から目のやり場が減ってしまった。中吊り広告もアウト、車窓もアウトとなるとなかなか厳しいものがある。

2019-03-26

anond:20190326015846

能力云々とかじゃない

仕事したことない増田には分からいかもしれないけど

いか能力があったとしても女を高所に登らせて俺ら男が下から指図するとかありえないわけ

そんなとこ見られたら取引先なくなるわ

事故ったりケガさせたらどんだけヤバい

男女差別とかじゃなくて危険からなの

沈没船脱出ボートに男しか乗ってたら乗客女子どもどうしたんだよって言われるでしょ

そういうこと

2019-03-17

もう鉄道ブルジョワホイホイ要素を入れるのはやめてほしい

年に1本面白そうな鉄道ネタがあれば行くくらいのライト層だけど、友人が薦めてくれた、「東北新幹線」に今ははまっている

最高速度が320km/hで、たしかスピード狂の自分好みに思えて毎週見ていた。

しかし、なんでこうちょいちょい座席課金要素があるのか、正直意味がわからない。

しまいには、完全に豪華列車まがいなサービスが出てくる有様。(これがまた「ここまで新幹線で頑張っちゃいました」みたいな感じでさら不快

こんなのわざわざする必要があるのだろうか。

東北ローカル線に乗ろうとした時に、変な電車が出てきて、なんとそれが茶色普通電車改造車

概観内装をいじっているだけ。

そしてこういった列車東北各地に走っているというカオスっぷり。

ここで先に進むのをやめた。

この東日本エリアに限った話ではないけれど、なんでわざわざ一部の利用者にこだわるのだろうか。

SNSや5chとかを見てみると、ブロジョワホイホイがあるからこそみたいな意見が非常にたくさんあるけれど、怒られるの承知でいってみると、食べ物が美味しいだのイスが快適だの正直こんなんだから、鉄オタは嫌いだの言われるんじゃないかなーと思ったりもするわけ。

家も大学東京JR線沿線にあるけど、電車テレビにそういった電車の紹介シーンが流れて、乗客は何も言わないものの、本当に勘弁してくれと思った。

かといって客層も少ない区間でコソコソ流すなんて余計にださいし、都会に住む鉄道の好きな裕福な人達は一体どんな風にこれを見ているのだろうか。

そんなにブルジョワホイホイが必要なら、上下分離でも導入して別会社運営させておけばいいだけだと思うのだが。

公共交通課金なんて全くいらないと思う俺は少数派なのだろうか。

ここにいる人達はあの課金要素をどういう顔で見ているの?

SNSや5chの住人みたいに食事が美味しいだのイスが快適だの喜んでるの?

 

追記

趣味の道具として鉄道自体は好きだからこそ残念に思う。

これが例えばスポーツカー歓楽街バーとか富裕層相手しか相手がいないようなコンテンツだったらこんなこと書いてない。そんなものは論外だし、子供若者を持ち込むなで終わってる。

現実は知らないけど、公共交通体裁であれば、そういった課金要素はいくらでも省くことはできたんじゃないかとも思えてしまうのよ。

もちろんそれはないと成立しないところはもう仕方ないにしても、あからさまに狙った課金要素だったり、必要のないところでいちいち突拍子もないホイホイ要素を入れてくるこの風潮に疑問を感じている。

そして、そういう突拍子もないホイホイ要素を入れてくる鉄道路線がとにかく多すぎるんじゃないかと思うのよね。

これはこないだ大阪に行って感じた、観測範囲が非常に狭いものではあるけれど、そんなのばかりで、コメントではやはり5chと同じく「座席が快適」だの「ブヒブヒ」だの。

久しぶりに電車旅行して非常に不快になったし、鉄道大金持ちの娯楽施設しかなっていないことがどうにも残念で仕方ない気持ちになったんだ。俺は貧しくはない方だけど、本当にこいつら気持ち悪いと思えてしまうのよ。

それだけの需要があるから運行業者側はやってることだとは思うんだけど、お前らがそれに乗っかって最高に気持ち悪い反応するからそういう風潮になったんだとストレス発散のためにここに書いてしまったということもある。

2019-03-13

anond:20190313094933

客観的に見たらされてると思うよあくま客観的にだけど

男性制限っていうのはたぶん主に乗車の自由制限だよね

女性は乗ろうと思えばどこにでも乗れてそういう意味では自由への格差がって感覚は分かる

でも現実的には専用車両本来意図としてその乗車の自由をフルで得るどころか乗車自体女性が毎度安全って面を賭けなきゃ手に入れられないって状況からその均衡として出来たものでもあるから経緯を前段階として考えるとそこでは突出した男性との格差があるとは言えないとなると思う

男女での安全面での格差男性車両選択する自由制限バランス取ってる感じ

女性の他車両への乗車も可能ではあるけどやっぱり効果的な対策はまだまだだから女性専用車両導入以前の安全を賭けるって部分は解消出来てなくて一般車両女性が乗車していてもそういう面では男性と同じ権利下での乗車とは言えないんじゃないかなと思う

女性一般車両に乗るためには一旦自分安全差し出して降りる時に戻って来る、来ない可能性もある、それが朝夕毎日って感じ

厳密に言えばその安全面の対策鉄道会社側が男性に放ってるとこあるしその結果痴漢冤罪対策も含め男性も"普通の行動"以上の事を強いられてる現状があって精神的な圧迫感を追う事にもなってるだろうし男性が乗車の権利女性との格差として完全に享受できてるかと言えばそれも微妙だと思うんだけど

でもやっぱり実際の被害可能性だけで言ってもそれを格差として男性側の自由を制する事でバランス取ってる現状があるのかなと思う

それでも女性専用車両は配置や全体の乗客割合に対する車両数の面で当然普通一般車両へ乗車するのと同じには出来てないわけだからそういう選択体験格差っていう自由度の部分では制限されてるところはあると思う

その制限を解くには安全を賭けなきゃいけないっていう前提条件もあるしそこ考えると差はあると思うよやっぱり

欧米女性差別って考え方はそういう部分なんだと思う

何かしらもし有効対策がとられるなら何も賭けなくてもどこでも気にせず関係なく乗れるのにそうじゃないまま"安全場所"の提供女性の行動を制限する事で成立させてるわけだから

男性痴漢冤罪って意味ではそこあるんだけど対策に求められる労力や日々の生活への影響とその効果って面では同程度とはならないように思う

女性権利を得て男性制限されてるように思えるのも当然だし相対的には実際そうだから絶対的格差バランス問題でそうなってるってだけで

今のは結局単なる応急処置的な対策解決策とは言えないし書いたように女性もそれで完全に安全な乗車を享受出来てるかと言えば全然だし男性にもその皺寄せが行ってて痴漢の罪を性別全体に負わせてるわけだからそこはそこで差別的だなとは思うんだけど

からって応急処置必要な事に対して解決案があるまで処置を止めようっていうのも意味分かんないし難しいんだよやっぱり

2019-03-11

マブロポロス氏は非営利団体「国際固形廃棄物協会International Solid Waste Association)」の会長を務めており、事故当日はナイロビで開催された国連環境計画UNEP)の年次会議に出席する予定だったという。

 しかしマブロポロス氏が搭乗口に到着したのはゲートが閉まってから2分後だった。その後に続くフライトを予約したが、空港職員は搭乗しようとした同氏を空港内の警察署に向かわせた。

 マブロポロス氏は「警官が私に抗議せずに神に祈れと言った。なぜなら私は墜落したET302便に乗らなかったただ一人の乗客だったからだ」と、ショックをあらわにして述べた。マブロポロス氏が搭乗しなかった唯一の乗客だったため、身元の照合や搭乗しなかった理由などを職務質問する必要があったと空港当局説明した。その後同氏は解放された。

2019-03-03

家の外で身内びいきすること

千葉路線バスが出発時間を守るために車いすの客を乗せなかった件で、立川志らく発言した

車いすの方が自分の子供だと想像したら絶対運転手さんは乗せているはず」について。


自分は、家の外で身内びいきすることはかっこわるい事だという認識なんやけど、世間はそうでもなかったりするのか。

今回のバスの件だと、車いすの方が自分の子供だとすると、身内だからこそ我慢しとけと。出発時間が遅れるから他の乗客迷惑かけるなと。

2019-03-02

クズなのは分かってるんです

2月、周りがインターンに応募し始め、多少の焦りを感じた私もとりあえず興味のあった企業と以前説明会に行った企業インターンに応募した

インターン当日になり、リクルートスーツを着て身だしなみを整えた自分の姿を見て「気持ち悪い」と感じた自分がいた

正直この時点でもう行く気が無かったのだと思う

それでも、なけなしの就活生としての意識で足取り重くインターン先へ向かった

しかし、電車に乗っても通勤ラッシュの人混みであれよあれよと車内に押し込まれ乗客の嫌がる顔を見て、私は我慢限界が来てしまった

周りと同じ格好で歩き、会社に着けば相手に気に入ってもらえるように神経すり減らして愛想良くして、それでも行き帰りはこうしてみんな同じように詰め込まれて運ばれる

なんのために今自分がここにいるのか分からなくなってしまった

こうなるともう会社へは向かえなかった

インターン先への駅を通り過ぎ、終点まで行ってしまった

行ったこともない駅だった

近所に植物園があった

大きい植物園ではないため、種類はそう多くなかったが、私にはそれで充分だった


地元から遠く離れたこの地で開園直後の園内には私一人

誰も私を咎めること無く、ただ、ただ、大きな木々に囲まれているだけで、涙が止まらなかった

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん