2019-03-02

クズなのは分かってるんです

2月、周りがインターンに応募し始め、多少の焦りを感じた私もとりあえず興味のあった企業と以前説明会に行った企業インターンに応募した

インターン当日になり、リクルートスーツを着て身だしなみを整えた自分の姿を見て「気持ち悪い」と感じた自分がいた

正直この時点でもう行く気が無かったのだと思う

それでも、なけなしの就活生としての意識で足取り重くインターン先へ向かった

しかし、電車に乗っても通勤ラッシュの人混みであれよあれよと車内に押し込まれ乗客の嫌がる顔を見て、私は我慢限界が来てしまった

周りと同じ格好で歩き、会社に着けば相手に気に入ってもらえるように神経すり減らして愛想良くして、それでも行き帰りはこうしてみんな同じように詰め込まれて運ばれる

なんのために今自分がここにいるのか分からなくなってしまった

こうなるともう会社へは向かえなかった

インターン先への駅を通り過ぎ、終点まで行ってしまった

行ったこともない駅だった

近所に植物園があった

大きい植物園ではないため、種類はそう多くなかったが、私にはそれで充分だった


地元から遠く離れたこの地で開園直後の園内には私一人

誰も私を咎めること無く、ただ、ただ、大きな木々に囲まれているだけで、涙が止まらなかった

  • お前に普通の就職は合ってない なんかてきとーに生きられる道を探せ

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