はてなキーワード: ユニットバスとは
とある趣味で女の子と知り合った。お互い28歳の時だ。その日は彼女の部屋の近くの偏狭な駅で話し込んでしまい、
僕の終電が無くなってた。今みたいにネットカフェもなかったかrファミレス過ごそうと思ってたら、
「私が引き止めたかもなので、私のへやに来ますか?」と言った。「助かります」と話しながら真っ暗な夜道を歩いていった。
駅から15分くらい歩いた2階建てのアパートの2階だった。シンプルな部屋で、本棚に並んでる本を確かめたりした。
「それでですね、ベッドがひとつしか無いからシャワーを浴びてください」。始発までおしゃべりして過ごすでも、
僕は床に寝るでもなく、部屋に帰って来たからシャワーを浴びて寝る。とゆう考えだったようだ。
寝るのはいいとして、「僕は床で寝ますよ」「えー。床硬いし毛布とか無いから寒いですよ」。確かに外と変わらない寒い部屋だった。
反論することもないから「わ、わかりました」「Tシャツも着替えます?」と彼女のソニック絵柄のTシャツを渡してくれた。
「拭くタオルは小さいけどこれ使ってください」。ユニットバスで脱衣場が無いから浴室の中で服を脱いでシャワーを浴びた。
それで自分のシャツとジーンズを抱えてシャツとトランクス姿で部屋に戻る。
「湯冷めするから布団の中に入ってていいですよ。あとローズヒップティー飲んでください」とベッドから手が届くテーブルにカップが置いてあった。
布団に入る。彼女は押し入れから着替えを出して、「えっと、服を脱ぐので中に入るまで布団に潜って見ないでてくさい」「はい」と潜る。
「絶対にですよ!」。彼女は外で裸になって入るんだ。いつもそうだもんな。そこで全裸になる彼女を想像してた。そうして「パタン」と扉が閉まる音がした。
僕の布団には僕の臭いがしてるけど、彼女の布団は旅館の布団みたいな匂いだった。お茶を飲んで部屋を見渡して、
シャワーの音を聞きながら、寝て6ぐらいに起きて帰ろう。とか考えてた。自分が住んでるところとは違い住宅地の中だったので、
1時の外は静かだった。シャワーの音が止まって、しばらくして扉がガチャっと相手、彼女は顔だけ出して「また潜ってください」と言った。
潜ってると「もういいですよ」と言われて息も苦しいから顔を出すと、パジャマ姿の彼女が居て、クリームか美容液を塗っていた。
それから部屋を見渡して、「電気消しますけどいいですか?」「はい」と真ん中にある紐を引っ張って、
「あ、小さい電気ついてたほうがいいですか?」「どっちでも」「私、真っ暗にして寝てるんですよね」と真っ暗にして、
布団に入ってきて、「もう少しあっちにいってもらえませんか」「すみません」とシングルベッドに二人で寝てる。
「きょうはもう髪洗わなかったですよ」「髪乾かしてる間に体が冷えそう」
「始発って6時にはありますよね。それで帰りますね」「そんな早く帰るんですか?」「え」
「朝ごはんとか一緒に食べましょうよ」「そうですね」。寝返りをうつこともなく、それから1時間は起きてたけど、
いつのまにか眠ってた。
彼女がベッドから出るので目が冷めて、目を薄く開けると外は薄明るかった。ガシャンと扉のしまる音がして、
おしっこの音が聞こえて水を流す音。水道の音が聞こえてコンロをつける音が聞こえた。
それから小さな音量でラジオの放送が聞こえて、彼女が布団の中に戻ってきた。触れた足が冷たかった。
「起きてます?」「今起きました」「まだ寝てていいですよ」「いま何時ですか」「7時過ぎぐらい」。僕は二度寝しようと思った。
まもなく彼女はまた出ていって、ふたつのカップにお茶をいれて持って来た。カップに口をつけながら冷ましてずずずずと飲んでる。
「ラジオはどこですか?」「インターFM」「僕の前いた会社ではずっとJ-Waveが流れてました」
「朝ごはん食べるって言ったけどお昼でもいいですよね」「はい」「それまでお腹すくから」とスティックパンをくれた。
食べてお茶を飲む。
こっから端折るけど、彼女はノーブラでTシャツにショーツ姿で布団の中にいる。
彼女が処女だという話は聞いてた。なんか僕の勢いで手を握ったら握り返して、二人の手のひらは汗ばんだ。
シャツの上からおっぱいを触って、揉んだ。彼女は天井を見て黙ったままだった。
シャツの中に手を入れて直接乳首を触ったとき、少し「あっ」っと声がもれてた。
それからまんこをしょーつの上からくいくい押さえたり、もうまんこに触った。
彼女は目を閉じてて、僕は彼女の顔を見てた。これからせっくすになるのかな。
僕は布団に中に潜って、布団の中でショーツを脱がして、布団の中でクンニしようと思ったけど、
脚を広げないとできなかった。脚を広げると布団がかからなくてさむい。
僕は顔を出して「布団の中じゃ舐めれなかった」と言うと、ちょっとノリノリな感じで「じゃあ私がするから寝てください」と。
自分が布団に潜っていった。布団のなでちんこが強めに握られてがしがしがしとしごかれて、
口の中に入れられる感触が伝わってきた。歯が立って少し痛いのはやったことがない証拠。
しばらくして彼女も顔を出して「やってると息が苦しい。気持ちよかったですか?」「すごく」と言って、
おっぱいを揉んでエロを出しながらキスをするモーションをしたら彼女もしてくれた。
せっくすはしてもいいのかだめなのか。わからないから「しっくすないんしたい」というと「しっくすないんってあれですか?
したことないけど」「僕の上に頭あっちでのって」「もうエアコンつけますね」とリモコンでピッと暖房を入れた。
最初は布団をかけてやろうとしたけどもういいや、と思って布団はベッドの外に落ちた。
そとはもう明るくて、部屋の中も明るくて、目の前にある彼女のまんこが陽の光の色で見えた。
陰部だけ色が濃い人もいるけおd、全体は他のところの肌と同じ色で、びらびらの端が黒くなっていた。
大陰唇にぽつりぽつりと縮れた毛が生えていて、肛門のシワは絵に描いたようだった。
全体ピンクで子供のみたいなまんこの人もいるし、毛が濃い人、びらびらはみ出てる人、なんかエロくない人、
とか色々あるけど、この人のまんこはこんなのなんだ。かってにシンプルなのを想像してたから勝手に、
一般的な大人の女性のまんこだった。会ってるときに「さっきうんこしてきたんですけど」とはばかることなく言ってたけど、
そのうんこはこのお尻の穴からか、と思ったらすごく生活感を覚えて、可愛い女の子だってうんこするって。って気持ちになった。
僕の中で美化してたんだな。それが美しい方向なのかわからないけど。
さっきと同じように彼女は舐めててくれる。「こっちのほうが舐めやすい。たまにごしごしごしとしごいたりして。
「もしかしてイカそうとしてます?」「ベッドの上で出さないでくださいね。出るとき言ってくださいね」
僕は舐めにくいんだけど目の前のまんこの舐めようとして、クリトリスを舐めることにして、
お尻は手のひらでつかんで横に広げたりそた。自分の大事なところを他人の顔の前に出してる気持ちはどんなんかな。
頑張って舐めてると彼女は上半身を起こして「ああん」と声をあげる。何回かそれが繰り返して、
「舐められると集中してこっちが舐めれないですよ!」と少し怒られた。彼女にとってしっくすないんはお互いに舐め合うものではないみたい。
でもそう言われてから、女の子は責められてるときは目を閉じてされるがままが多いことに気づいた。
こっちが舐めててもちゃんと舐め続ける人はお姉さんプロ意識の風俗のお姉さんだけだった。なるほどね。
フェラしてもらってときはただ舐められてるのではなく、頭をよしよしして「気持ちいい」と言ったり、おっぱい触ったりしよう!
最初に聞こえた「やっちゃいなよ!」の声がクエスのだなんて、先週のテレビで初めて知ったよ。
デートの内容聞いたとき「増田さんのしたいことでいいよ」が、一日中ホテルでイチャイチャしてたいの遠回しなんてわからないよ!
買い物とか映画とか流行りの食べ物とか提案したとに、「ホテルにいかなくていいんですか?」って、それで理解したよ!
理解したあとも「増田さんがいきたそうだったか」と言う女の子は嫌すぎ。普通に「直接ホテルでもいいよ」と言ってほしい。
それで僕が「せっくすするためみたいじゃん」と言う事はないけど、「せっくすのためだけに会ってもいいです。私が会いたい」と言われたことはある。
話聞くと大体、親・親戚・友達から米・野菜・肉貰ってたり、自分が使える畑持ってるぞ
そして異常にメンタルがたくましい、隣の部屋で成人しているひとが叫んでいてもまったく気にしないし
野犬に囲まれても蛇が来てもまったく気にしない
ワイ個人としては、貯金ゼロ、親・親戚・友達から米・野菜・肉 無しで、
家賃と光熱費と雑費入れて6万で携帯代が約2万(カケホとテザリング目的)で、
食費と小遣いは2万という生活を8ヶ月くらいしたことあったけど、
そういう生活しとったな
どうしても外食はしたいので、普段は麺かポップコーン食ってたな。飽きたら断食
人生でいちばん健康診断の結果が悪かった。毎日外食してる時のがぜんぜん結果良い
なおワイくんは異常に図太くないので住むところだけはケチらなかった
地方だから、RC+オートロックで4.5万だったよ。ユニットバスだったが
芸能人の女風バレでふと思い出したので書くことにした。行ったのは少し前の話で、フェイクも入れた。分かりにくいかもしれない。
① 合流まで
・サイトから予約をした。どうせ知らない世界に飛び込むならと、知り合いに居ないような地雷系?の年下を指名した。その日に出勤する中で一番涙袋が強調されていたと思う。私の中ではメイクが濃いやつ=重加工なので、実物はどんな化け物なのだろうとワクワクした。
・セラピスト(男性版の嬢)はサイトから写メ日記を見られる他、本人のTwitterなどに飛べることもあった。(というか発信はTwitterがメインのようだった)店舗によってはセラピストの名義で配信活動をしてる人も居るようだった。指名したセラピストのツイキャスを覗こうと思ったが、アーカイブが公開されてなかった。
・予約するには店舗とのLINE交換が必須で、予約直後と1時間前には電話もあった。これはドタキャンなんかを防止するためだったのだろうが、日常に「お前これから風俗だぞ」が割り込む感じがするのは異質だった。
・ホテルのロビーで合流した。指名した地雷系セラピストは想像よりもかなり細く、加工した顔がそのまま出てきた感じだった。あと頭がかなり小さかった。明日カノのゆあてゃ(地雷系女子でデリヘル嬢)に客のおじさんが「写真より可愛い!」と言うシーンを思い出した。
・思っていたより「金払わないと自分の前に出てこないタイプの人」が来たので正直緊張した。数万円でこれと会って色々してもらえるなら、確かにそこそこ流行るかもしれないと思った。Twitterの事前情報を参照しつつ、当たり障りない質問をしながら事前に取っておいた部屋に入った。
・二万円前後のコースを頼むつもりだったが、本番がアウトなのを踏まえてオプションを入れておいたり指名料を含めたりすると、会計は三万円以上となった。高いなとは思うが先方にかける負担を考えれば妥当かもしれない。クレカだと割高なので現金払いにした。
・プレイの準備として、風呂や料金の支払いの他、用意されたアンケートへの回答があった。「何経由でこの店を知りましたか」的な普通の質問の他に、プレイの希望や嫌なプレイ、さらにはされたい言葉責め(!)もあった。記入する度に隣で座ってる地雷系から逐一リアクションを貰うため、早く終われと思いながら無難(聞き手にとっては全て難ありだと思うが)な回答を選んだ。これは先に開き直っておけば楽しみ方が広がったかもしれないので、少し惜しい。
・プレイ前の風呂はそういうものだと思っていたので一緒に入ったが、ビジホのユニットバスが狭いのでだいぶもたついた。申し訳ないのでプレイ後の風呂は自分が先に入った。マニュアルとかはなく結構自由らしい。
・プレイは客やセラピストによって大きく異なるらしく、私は基本的に受け身で居させろとオーダーした。派手なSMなどの特殊プレイには別料金がかかるものの、こういう一方的にあれこれさせるプレイは追加課金が不要らしい。お得だなと思った。
・このお得さには裏があるらしく、私は開始早々、地雷系の手で上手いこと最後までもってかれてしまった。その後も何度かターンがあったが、こちらの体力が尽きたので半分以上時間を残してプレイを辞めてもらった。正直自分でしてる時はそこまでだったので、手だけでここまでやってのけるプロを凄いなと思った。(オプションでも使わなかった)この時点で制限時間まで残り40分はあったと思う。
・疲れもあり、せっかく早く終わったのに長居させるのも悪いので、地雷系には帰ってもいいですよ的なことを言った。お世辞だとは思うが「もう少しゆっくりしたいです」と言われたので少し雑談をした。地雷系はスマブラガチ勢らしく、適当に相槌を打つと未プレイでも楽しめるらしいスマブラ実況者を紹介してくれた。こういう時相手のレベルに合わせて話すのは、めんどくさいのを沢山相手にしてきた人ならではだと感じた。
・やはりプロの慣れなのか、長話だな〜と思うこともなく20分は地雷系のスマブラトークで持った。次のお客さんがいるということで、少し早いが交代でさっとシャワーを浴びて解散した。ちなみに次の客の所ではスイッチを借りて対戦すると言っていた。つくづく努力あっての仕事だなと感心した。
④解散後
・地雷系には何も言われなかったが、店からのLINEでアンケートと評価を頼まれた。特に文句もなかったため高くつけた。ただ恥ずかしいので店のLINEはブロックして消してしまった。
・後日、逆に何か評価されているのではと思い地雷系のTwitterを再度覗きに行ったが、特にこれといって私宛と思しきものはなかった。スマブラをした常連を匂わせるツイートはあり、常連と思しきリプライがいくつかついていた。なんとなく悔しかったが、そこで負けじと通い始めたら負けなのでTwitterを閉じた。
そのことを知っている趣味仲間からは「俺もお世話になったことがある!」「今度転職したいんだよね、何かコツとか教えてよ」なんてよく言われる。
そんな中、とりわけ仲の良いオッサンが転職エージェントに登録して散々に言われたと愚痴をこぼしてきた。
俺は何の下心もなく「うちの会社のサービス使ってみる?○○さんの業種のあっせん多いから何か力になれないかな」と、その場でサイトを見せてやって、「ありがとう!あとで登録やってみる。頑張るね。」なんて一言二言会話したわけだ。
それから、一週間と少し。
彼の名前のデータが、自社のデータベースに登録されていた。うちの場合だと、本人の希望するジャンル・年収・勤務地などでフィルタリングされた求人を自動クロールし、担当者へメールで「こんな人いますけど営業かけますか?」とデイリーで流してくるのだが。彼の年収と住まいをそこで知ってしまった。
俺の妹や、年下の彼女よりも100万以上低い年収。年齢あたりの年収中央値の60%ぐらいだろうか。
住まいは、ユニットバス・独立洗面台なし・エレベーターなしのアパートの3階。築50年弱。治安が悪いと有名な都内の下町の駅まで自転車とバスを乗り継いで25分。なんと悲しい弱者男性っぷりだろう。
学歴も資格も職歴も年齢の割に薄っぺらい。エージェントによっては門前払いされるだろう。
そのオッサンと知り合った趣味は割とお金のかかるものではなく、「散歩」「読書」くらいの熱量で続けられるようなものだ。俺はもし転勤になろうと一人でも出来る趣味だから続けているんだけど、弱者男性たるオッサンには「金がかからない、そこそこ楽しい趣味」なんだろうな。
SNSにもパッとしない投稿しかないし、彼女は当たり前にいないし、旅行とか外食とかする様子も無かったんだ。でも性格的には本当に真面目でいいやつだから仕事はあっせんしようと思う。知人の紹介は賄賂対策等の規定でNGだから、チーム内の別の人間を担当にするしかないのだけど。
ああ、俺も弱者にならないように頑張って働こうっと。
そういう意味だろ。
浅薄な決めつけをする前に相手に聞かない時点で、注意深く読解したことも他人とコミュニケーションを図ろうとしたこともない気楽な脳なの丸わかりなんだよな。
純粋な疑問?
mur2 “洗う時も学校のトイレみたいにホースでバーッって出来るから楽だと思うんだけど。” 換気の不十分な家のトイレでそれやったら床も壁もかびだらけだと思うが… 家のトイレ掃除したことある?(純粋な疑問)
ひでえや。
「和式の家のトイレ」は掃除したことないって疑いは正当でしょう。
まだ和式にはしてないんだから。しかしそれで家のトイレを掃除したことない呼ばわりは中傷だ。
落ち度と判断する根拠を欠いている。「トイレが原因で離婚は嫌だ」って言ってるのに離婚はないとタカをくくってるって... このブックマーカーさんこそ気持ちを斟酌どころか文章を無視してると思う。
「便通が来ちゃってピンチ!」
ユニットバスでシャワーを浴びている最中、急に催したためこのような独り言が口をついて出た。
話を戻す。口をついて出た独り言だが、妙に小気味よい。もう一度口に出す。
「便通が、来ちゃってピンチ。」
分かった。七五調だ。
便意を我慢しつつ体を洗った後の歯磨きまで完結させてからバスタブを出るか、シャワーを切り上げバスタブを出て排便→歯磨きの順にするか。
迷いながらも、おれは名句のきざしを無駄にはしない。この5-7の後にどんな5をつけてやろうかと、脳内のバンクから言葉を探し出す。
「蝉の声」。岩に染み入るあのやつだ。
「便通が 来ちゃってピンチ 蝉の声」
うん。状況にふさわしくない便意に焦るおれの事情とは無関係に、ただ鳴く蝉。
有名句の結句を考えなしにくっつけただけにしては、悪くない詩情が出たではないか。
一方で、俳句の形にしてみると「名句のきざし」などと感じたフレーズにも粗が目立つ。
・「ピンチ」って言っちゃうのがなんか良くない。感情は前面に出さず想像させるぐらいがよいと何かで読んだしおれもそう思う。
「マフラーの巻き方悩む十七歳」というのを見たときに「悩んでんのね、ふーん」で感想が終わった時のような物足りなさ。余白がない、というか。
便意は限界だ。すでに歯磨きに移行していたが判断は完全に誤りであった。シャワーを止め、歯ブラシを咥えたまま体を拭き、そのまま全裸でバスタブ隣の便器に着座する。ユニットバス便利だ。
滝のような便を排出するとともにクリアになった頭で、おれは推敲する。
・ピンチと言い切るかわりに、状況説明にとどめて余白を残そう。「風呂場での 急な便通 蝉の声」
・便通もダメだ。だいいち体言止め→体言止めはなんか芸がない。「風呂場での 急な便意や 蝉の声」
・切れ字使うとぐっと俳句っぽいな。と思うと「急な」が気になる。コテコテに古風にしたれ。「風呂場での にわか便意や 蝉の声」
・「での」。散文の会話っぽくてイヤ。「風呂場にて 急な便意や」…
・「にて」も違うな、「にて」を受けるのは動詞でなければ。やっぱり「◯◯の」は崩せん。
・「お風呂場の にわか便意や 蝉の声」。「お風呂場」は子どもっぽいなあ。まあ便意を俳句にしようなんて思う時点で子どもっぽいから似つかわしいか。かえって。
じゃあ「お風呂場の にわか便意や 蝉の声」で決まりってことでいいかな。排便と歯磨きを同時に終える慌ただしさの中で、おれの推敲にも終わりが見えてきた。
しかし、ユニットバスを出て下着を着るにおよび、閃きが頭を襲う。
風呂桶。
古風だな。いい。この「風呂桶」に引きずられるように、句の形が全部変わった。
なんかこう、切れ字はすごいな。
「卑小な人間=にわか便意と、悠久たる自然=蝉の声の対比」がテーマだったはずが、
ここに切れ字が来ると、その対立を風呂桶がすべて包み込むような印象になってくる。
便通が来ちゃってピンチ!の切迫感は完全に失われたなあ。ただ風呂桶がでっかく見えてまた違った味わい。
ううむ。
どっちがいいかなあ。
↑でも切迫感は減ってる感じするしなあ。↓だな。
最近はもう夜7時に寝てしまう息子と触れ合う時間を増やすべく、職場からdoor-to-doorで30分以内という条件で物件を探しているのだが、職場最寄りである都心3区の家賃がアホみたいに高くて笑ってしまった。
月40万、50万――(いや無理じゃん)――中にはホテル暮らしと大差ないような相場の物件まで存在する。
元々、職住近接志向が強く、通勤ラッシュは大の苦手。実際、独身〜新婚時代には、職場徒歩圏内のアパート(港区)に住んでいた。通勤時間を1分でも節約できるのなら、家賃が数万円高くなっても構わないという思想の持ち主である。
そんな自分でさえ、郊外に転居せざるを得なかった。部屋の広さが倍なら家賃も倍というわけではない。単身とファミリー、これだけ違うのか。
1LDK家族4人ミニマリズム生活だとか、旧耐震オンボロ3点ユニットバス生活だとか、色々な面で妥協すれば職住近接を実現することは可能だが、子育て世代にその選択肢は無い。
子供にとって良い環境を得ようと思えばこそ、(新築|築浅)×(3LDK以上)一択なのだ。
都心から隣接区にまで範囲を広げても、この状況は変わらない(そもそも都内ファミリー向け賃貸の供給が絶望的に足りてないという問題があるのだが、ここでは触れない)。
明らかにワケアリの最安物件が25万円から。家賃20万を超えれば、不動産業界的には「高級賃貸」のカテゴリーとされる中、である。
賃貸家賃は隣人リスクや住み替えの自由度込み、というのが(持ち家派)に対する賃貸派の言い分ではあるが、これだけの金額となると、流石に持ち家と比較して割高感が否めない。
毎月25万円、固定費が虚空に消え続けるというのは、なかなか肝が冷える話だ(もちろん個人の金銭感覚にも依るが、仮に手取り月100万あったとしても、家賃25万というのは少し躊躇する金額なんじゃないか)。
「郊外・持ち家は人権無し」という風潮がネット上では広まりつつあるが、皆、本当にこんな高額な家賃を払っているのだろうか? 私はといえば、勿体無いな、と感じてしまう。
子育て中の身、いうほど頻繁に引越しの機会が有るとは思えない(そもそも引越しが好きではない)し、偏見かもしれないが、ある程度高所得層の集うファミリータイプのマンションであれば、隣人リスクも然程高くはないのではないか?
かといって、マンション購入という選択肢にも食指が伸びないところである。
結局、子供が家を出てしまえば、広い家はそれほど必要ない。夫婦2人の終の住処なら1LDKでも十分だ。
被災時や、ライフステージに合わせた住み替えの柔軟さに関しては、賃貸に軍配が上がる。
逆に、どこかで売却というゴールを見据えた上で、資産価値の高いマンションを購入する、というセンもあるわけだが……
都心・駅近物件であれば、資産価値はそう下がらない、むしろ売却時にプラスになるというのが、最近の風潮ではあるものの、この不動産価格の歴史的高騰がいつまで続くか分からない。
それに、家探しとはいえ、(不動産)投資である以上、素人知識で迂闊に市場に参入することは戒めねばならない。
我が国は少子高齢化著しい人口減少国家であり、また、都心臨海部の災害リスクも無視できない。資産ポートフォリオの大半を不動産のようなハイリスク商品が占めているという状態は、投資のセオリーからいっても危険だ。
低リスクな物件――都心ターミナル、駅チカで利便性高く、災害にも強い、確実にこれは10年後も高く売れるだろうというマンション――も確かに存在するが、
そうした物件は(正当に)億超えの評定がされており、一介の勤め人には到底手が届かない。
売却益を見込めるような、安全な物件に住めるのは、結局地主か、元からの富裕層だけである。
今は、郊外の親の持ち家(戸建)を借りて住んでいる。高校卒業まで住んでいた旧家だ。低気密低断熱の、夏暑く冬凍える家だ。総アルミサッシの、空調の効かない家だ。
ローンは完済しているので、家賃は一切掛からないが、丘陵を切り崩して作られたバブル期の新興住宅地ゆえ、周囲に平坦な道は少なく、自転車泣かせの急勾配を越えていかなければ、最寄りの駅に辿り着けない。
駅まで駆け足で20分。都心の職場までトータルで1時間半。こんな立地でも、かつては富裕層がこぞって家を買い求めたというのが信じられない。万人が認めるところの立派な僻地である。
他の郊外住宅地の例に漏れず、価格はバブル期の半分以下に下落している、完全なる負債住宅だ。
それでも、かつて虫を追いかけた、向かいの旗竿の空き地には、知らぬ間に二世帯住宅が建っており、高校生くらい? の若い世代の住人を迎えている。近所の公園からは、入れ代わり立ち代わり、子供たちの遊び声が聞こえてくる。
両親の家は車で10分ほどの距離にあり、子育てサークルの数も、都外としては恵まれすぎているほどに多い。週末には、駅まで遠出すれば、子供も楽しめるマルシェなども開催されている。
この地域の少子化は、私が住んでいた20数年前には既に囁かれていたが、表面的には然程進行していないように見える。
古めかしい開拓当時の分譲住宅の中に、真新しい外装の新築が混じり、中には「パラサイト」に出てきそうな瀟洒なデザイン住宅(?)もある。
案外、似たようなことを考えた、私と同年代の第二世代が移り住んできているのかもしれない――都心ではパワーカップルがペアローンで湾岸タワーマンションを購入するが、郊外ではパワー二世帯がペアローンで二世帯御殿を建てるのである。
この地域一帯は郊外随一のお受験加熱地域ということもあり、都心一等地にしか無いような幼児教室(教室が少なすぎるため、中には都内からわざわざ通う子もいるらしい)も通園範囲内である。
子育て環境としては申し分なく、正直、中学受験が終わる頃まではここに住んでもいいかなと、考え始めている。しかし12年って長いな。